2010-04-30

4月30日 大阪から八重山諸島へ

時差ぼけもあるのか、朝5時ごろ目覚め、昨晩セットしておいてくれたコーヒーをセルフサービス、おいしいコーヒーを飲みながら、のんびりコンピューターに向かっているととても他人の家にいるとは思えない居心地のよさ。8時前にかおるちゃんと靖君も起きてきてのんびりいろんな話をしていると、もう出発の時間。せっかく会えたのに、一日くらい一緒に大阪で遊びたかったなあ、とも思うが、飛行機は待ってくれない。空港に預けておいたスタンドアップボードなどをピックアップしていそいでチェックイン。
二人には迎えに来てもらったり、送ってもらったり、何から何までいたれるつくせりにしてもらって、(マウイデもいつも世話になってばかりで、かおるちゃんは私のお母さんのようにいろんなことを世話してくれるのだ)せっかくの休みなのに申し訳なかったかな。でも顔が見れただけでもうれしかった。

さて3時間弱のフライトはおにぎり食べたり、本を読んだりしているうちにすぐ終わり、石垣空港到着。天気は曇り、空から見ただけでものすごい干潮なのがよくわかる、リーフがむき出しになっていた。
いつもお世話になる津村さんが迎えに来てくれ、久々の再会でお互いの近況、そして最近のマウイ事情やスタンドアップ事情などの話をした。今回は津村さんがカスタムオーダーしたスタンドアップを持ってきたので、そのボードを一緒にチェック、本当にかっこいいボードで見るからに良さそうなボード、早くてほれる石垣の波にもばっちり合いそう。津村さんも早く乗りたそうだった。

自転車をかしてくれたので早速買いだし、スーパーに行くと新鮮な野菜やずっと食べていなかった食材がずらりと並んでいて買いすぎないようにするのが大変だった。まずは思い切りサラダと大好物のユシ豆腐(作り立てでまだ熱々だった)をたべられるように購入、帰りにカイトもスタンドアップもやるけど本業は柔道、そして沖縄相撲という松澤先生のところに寄って体のコンデイショニング。いつもより長く整体をしてくれていたような気がするが、それだけぼろぼろなのだろうか?と考えてしまった、何しろここの所体調が良くなかったし、気の流れが悪い気がしていたのだ。

八重山は日本とはいえ、ハワイより暖かいくらい。のんびりしているし、私の大好きな場所のひとつでもある。一年ぶりに戻ってくることができて本当にうれしく思う。

4月29日 大阪到着

恵子ちゃんと一緒に大阪到着、恵子ちゃんの弟夫婦であり、私のカイト友達でもある靖君、かおるちゃんそしてご両親が迎えにきてくれていた。恵子ちゃんの沖縄行きの飛行機敏までの短い間にみんなで夕食、家族団らんの中に一緒に入れてもらって大川家の子供にしてもらった気分だった。
仲のいい、気の許せる家族と言うのは本当にすばらしいなと思う。他人の自分まですっかりリラックス。さっそく食べたサバ煮定食に感激。

その後靖君達のお宅にお泊まりさせてもらい、そのころには私は半分寝ているような状態で、かおるちゃんはそういう私を良く知ってるので家に着いたとたんお風呂を入れ始め、一番最初に私にお風呂を勧めてくれ、さっさとリビングに布団をしいてくれ翌朝のコーヒーまでセットしてくれた。
「普通のお客さんだったら別の部屋にお布団敷くけどともこさんが明るくてもうるさくても寝られるのはよくわかってるから」と言っていたけどほんとに何度ハワイで彼らのお宅でみんなが話している中眠りこけたことか。それに別の部屋で先に寝てしまうのはとっても気が引けるけどみんなが話している中で眠りに入っていくのは最後まで会話の仲間に入っている気分でいられるので(入っているかは別として)私はとっても好きなのだ。
口は悪いが、とーっても気配りしてくれて優しいかおるちゃんたちに感謝。また早く一緒にマウイで遊べる日が楽しみ、そのために彼らは現在ワーキングモード、それなのに飛行場までの送迎などさせてしまって申し訳ない。

日本はこの時期一番いい季節。暑くもなく寒くもなく、花もたくさん咲いていそうだ。

2010-04-29

4月28日 出発!

たまたまヨガの恵子ちゃんも今日日本に出発だったため、ご主人のスキップに空港まで一緒に乗せてもらった。

これから1月ちょっと日本に滞在、久しぶりなのでいろんな人に会い、いろんなところに行って、いろんなおいしいものを食べ、いろんなことをかんじたり話したり、はじめたり出来たら、と思っている。

やらなくてはならない宿題をたくさんキャリーオンバッグに詰めて(飛行機の中で終わら施用と楽観的に考えている)、いざ、出発。

ところで御前崎にいるもおちゃんからとってもかわいいメールが来た。送った寝巻きを着たスモモの写真とスモモが書いたかあかの絵。お母さんのおなかの中にはちゃんと赤ちゃんがいて、猛スモモもお姉さん気分で赤ちゃんがやってくるのを楽しみにしているようだ。
ちょっと前までは点と線しか書けずに、どれを見ても同じようなぐちゃぐちゃのものが問うと、立ったりかあかだったり、お花だったりしていたのに、こんなに素敵なアートが掛けるようになっているなんて、子供の成長は早く、その成長過程を見れずにいることがもったいなくて仕方がない。今回の日本滞在は各地にいる友人達の子供達に会えることも大きな楽しみの一つだ。

2010-04-28

4月27日 出発まぎわ

朝6時きっかりにサーフレポートをくれた友人がいた。波は上がる上がると言われながらも、彼のレポートでは「クリーンで風が入ってないけどヒザだね」
この一言でがっくり、それでも明日から仕事が入っているアンドリューは6時半には家を出て行った。私は明日から日本に帰ると言うのに、掃除も準備も、ほかにやらなくてはいけないことが山ほどあるのにここ数日ばたばたしているのを理由に何にもできていなかったのでカメラマンのトレーシーに謝って今日の撮影には参加しないことにした。

日本にもって行くことになっているスタンドアップをピックアップ、そしてボードーケース、パドルなどもピックアップしてから郵便局、銀行、いろんな請求書などの処理、その後パッキング。そこまで終わって少し気持ちが落ち着いてきたけど、帰るまでに、そして4月中に終わらせなくてはいけない原稿が4つ5つあるので少しでもそれらを終わらせていかないと。

今日はキヘイやワイレア方面が結構良かったようだ。なかなか理想的なコンデイションになってくれず大変だったと思うけど陽子ちゃんも1週間滞在してくれ、ぎりぎりまで粘ってくれたし、トレーシーも忙しい中動いてくれて、いいショットが撮れたはず。かなちゃんはじめオアフから来たガールズなどのヘルプもあったし、ガールズのがんばりに感謝です。

夕食はうちにステイしているドイツ人のグイドと一緒に外食。
明日から大阪経由八重山だ。

2010-04-27

4月26日 サウスもノースもスカ

サウススウエルが上がるというので6時おきで出発、トウバを迎えに言って二人でサウスまで行ったが、そこで待っていたのはがりがりに干上がった干潮のリーフに割れるひざ波。そして風もいまいち。少し待てばよくなるかも、と1時間半ほどビーチで待っていたが結局あきらめてノースまで戻ってきた。午後には上がるだろうと言ってる人もいたけど、オアフ島のサウスショアがハイサーフでもマウイでこんなことは多い。ノースもウエストスウエルが上がってくる予定なのに、波はまったくなしのフラット。こんなことなら午前中かなりいろいろ終わらせることができたのに、出発前だというのにコンデイションに振り回されてばかりで何も終わらないから困ったものだ。

まあ、天気ばかりはどうにもならないので仕方がないけれど、せっかく1週間滞在していいショットを残そうとしてくれている陽子ちゃんのためにもちょっとでいいからいい波割れて欲しいなあ。

結局朝スカを食らったと言うのに、夕方から波が上がってきそうだといううわさを聞いたり、サンセットのころ風が落ちるからそのときがいいのでは、なんていうのに乗せられて、お医者さんのアポも断っていってみたが、波のサイズはやっぱり大きくはなかった。オンショアでいまいちだけどトレーシーと陽子ちゃんががんばって撮影していたので、ちょっと水に入ろうと出て行った。
出て10分も建たないうちになんだかばたついた海面がさらにばたついてきたと思ったらオンショアガオフショアに変わり、どんどん吹き上がってきた。テイクオフもなかなか難しいくらい吹いてきてこれで波があればまだいいのだろうけど、いまいち面白くない。ボーっとしているとすぐ沖に流されていってしまいそうだ。仕方なく又スカだったことを認め、ビーチに戻ってから、ふと海を振り返ったらものすごい風がビュービュー吹いていて、ビーチのスナが横に飛んでるくらいだった。「こんななか、わたし乗ろうとしてたんだ」とあまりのジャンクコンデイションに笑ってしまった。

でもみんなで夕方のきれいな時間にビール片手におしゃべりできたのは楽しかったな。

2010-04-26

4月25日 沢海老と果物収穫!

期待通りのサウススウエルは残念ながらマウイには届かなかったようで、朝のレポートで昨日より小さいくらいで風も入っているときいて、私は一日仕事日にした。今週はほとんど仕事が進んでいないし、後二日で日本へ出発なのでいろいろ終わらせなくてはいけない仕事がたまっている。

ノースも波がなくなったので、(風は吹いているのでフリースタイルのカイトやダウンウインドは十分楽しめる)
まあ、仕事もしやすい。
陽子ちゃんも今日はゆっくり休んで明日に備えると電話をくれた。売れっ子のトレーシーはワインマンカイトの撮影でカイトビーチのフリスタを一日中撮影、でもこれでこのプロジェクトも終わったので、明日はほかの事を気にすることなく陽子ちゃんの撮影に取り掛かれることだろう。さて家にこもっていることに煮詰まってきたので夕方アンドリューとちょっと散歩に行くことにした。私の場合散歩と言っても何かしら手に入れないと気がすまない。今日はとりあえずマンゴーの木(まだ熟れきってはいない)のロケハン、そして少しずつ実り始めたグアバの収穫、そして沢海老捕りに挑戦。人があまり来ない滝まで行き、そこの水の中にいる沢海老をシュノーケルで探して3PRONGと言うモリで刺して捕る。アンドリューは案の定一匹捕ったらとたんにやる気を出し始め、あの冷たい水の中何度も刺しては潜ることを繰りかえしていた。

今晩のデイナーはもらった新鮮なマグロのSeared Ahi(表面だけ味をつけて焼いたもの)とさっとゆでた海老にガーリックバター、それに家でとれたサラダと自家製ドレッシング、友人がくれた手作りミソの味噌汁に、大根サラダと豪華だけどお金がほとんどかかっていない食事、なんかとっても得した気分。

2010-04-25

4月24日 Southside crowded!

波があがっていることを期待して早起きしてサウスサイドへ向かう。日が長くなり、暗くないだけいいが、サウスはつくまでに一時間以上かかるので本気で朝一を狙ったら夏は4時起き。2年ほど前スタンドアップをはじめたばかりで、すいてるときに乗ろうと毎日4時おきで通っていたっけ。
途中フキパは波が小さくなっていたがそれでも肩頭はあり、風がなかった。そのうえすいている。みんなたぶんサウスに行ってしまったのだろう、ここで乗ったほうがいいんじゃないか、という気もしたが、すでに撮影のプランもあるので見ない振りして通り過ぎる。

サウスに行ってみると思ったより波は上がっていなかった。マウイのサウスなんていつもこんなものだ。オアフに大きな波が立ってもマウイはモロカイやラナイ島にブロックされてなかなか入ってこないのだ。そのウエとんでもない混雑。まだ7時ごろだというのにラウニポコはまったく車が止められない。友達がとなりのウッデイーズが良さそうだし車も止められるよとメッセージをくれたのでそっちに陽子ちゃんと移動。
見た目は良さそうだったけどさすがにものすごい混雑で、セットの波は乗れないのでインサイドで残り物をいただいた。
陽子ちゃんはあんなに上手なのに絶対がつがつ乗らないし、ピークのど真ん中にすぐ行くこともなく、できる限り周りの人がパドルしていると波から引く。インサイドで誰も乗らないものを乗るのだが、乗ってしまえばものすごくうまいし、目立つ。(もちろんきれいでスタイルも良くてちっちゃなビキニを着ているだけでも男性軍からは乗る前から目立っているのだが)ああいう感じで乗っていれば地元のサーファーでなくても好印象を受けるはずだ。あとで「あの子上手だね」とか「友達かい?」とかいろんな人に聞かれたが、誇らしい思いだった。
サーフィンが上手なことは大事なことかもしれないが、マナーが良いことはもっともっと大事だと思う、サーフィンが下手なのははじめたばかりだったら仕方がないし、誰だって下手な時代はあるものだ。でも下手なら下手なりのマナーが身についてないと回りに嫌がられる。もし上手な人がたくさんいて自分の技術ではがんばっても迷惑を掛けてしまうようなポイントであれば乗りたくても出るべきではないだろうし、自分が波が取れなくてもそれは自分が下手なせいで、だからといってピークまで行って乗ろうとしては逃がしていたらみんなはいやになるだろう。サーフィンには昔からペッキングオーダーと呼ばれるものがあり、上手なもの長い間やってる人が一番偉いという階級制度があった。それ自体をいいとは思わないが、そのおかげで先輩達からみっちりマナーやルールを仕込まれるというわけで、それはある意味大事なこちだったのかもしれない。えばりちらすだけの階級制度は良くないが。そうやって下っ端クラスでがんばっているうちにだんだんうまくなっていくんじゃないだろうか。
陽子ちゃんも「いろいろ旅して回るようになってマナーやルール、どういう態度で海に入るべきかわかるようになった。地元でサーフィンしているだけでは気づかなかった」と言っていたけど、いくら上手でもいい波が割れるポイントでローカルが多いところでは今日の陽子ちゃんのような態度ではいれば、まわりも「おっ、うまいじゃん、でも控えめに乗ってて好感持てるな」と反対に向こうから声を掛けてくれたりするようになる。そうすればいい感じで仲良くもなれる。
私はスタンドアップをやってるのでさらに立場は悪い。とにかくサーファーが多いところでいい波のところでは旅しているときはスタンドアップでは出ない。もし出ても、誰よりもピークから離れた所にいてみんなの様子を見てニコニコしてくれるようだったら、インサイドであまった波をもらったりするようにしている。
そうやっているうちにみんながこの波はお前のだ、ゴーと声かけてくれるようになる。

一度バハでスタンドアップにパーフェクトな波のスポットでキャンプしていたが、まだスタンドアップはよくしられてなく、保守的な空気があったのでそこでは乗らずにもっと先の小さなところで一人で乗っていたらローカルの主のような人がわざわざ私のキャンプに来てくれて「メインのポイントでも乗っていいよ」と挨拶に来てくれ、本当にうれしくてその夜は眠れずに暗いうちからパドルアウトしたのを覚えている(そしてサーファーが8人くらい入ってきたらほかのピークに移動した)
私もまだ下手なので迷惑をかけることもあるし、どんなに気を使ってももともとスタンドアップと言うだけではなから嫌う人も多いが、自分に出来る範囲で気を使い、周りの空気を乱さないことは大事だと思うし、そういう意味で陽子ちゃんはさすがプロだなと思った。いくら上手でも一般的なルールだけでうまいからどんどんいい波を取りまくっていたらローカルだって面白くない。そういうプロサーファーもいる。それでは回りの見本になるべきプロとしてはあまり褒められるべきではないし、これだけサーフィン人口が多くなると一般的なサーフィンルール以外にコモンセンス、気遣いも必要なのが海だと思う。いい勉強をさせてもらった。
混んでるし波もそれほど言い訳ではないので少しだけ乗って終了、夕方波が良さそうだったらサンセットセッション、ということでいったん解散。帰り道、ふと見ると朝通ったときはまったくのジャンクで風が入っていた、サウザンピークスがグラッシーになっていてすいていた。仕事もしなくてはならなかったが、朝のセッションでは混みすぎでほとんどまともに波に乗っていなかったので出ることにした。なぜこれだけすいていたかと言うと、普段いつもここで出ているおじさんたちが朝大々的なビーチクリーンをしていたようで、それが丁度終わったところだった。みんなが汗だくになって、「さあ、いい波だ、出るぞー」と言ってるところに一緒に出るのも気が引けたので彼らがしばらく楽しんでから出ようと待っていたが、私が出たころにはすっかり混んでしまっていてセットの波数とサーファーの数がまったくあっていなかった。スタンドアップパドラーが乗れる波はどこにもあまっていなかった。仕方がないのでカメラを持ってインサイドでみんなの写真を取りまくった。(ジミールイス、普段あまり出てこないけど出てくるとさすがのライデイング)
結局2度のセッションとも波はあったけどまともに乗れた波はゼロ。でもまあ天気はいいし、みんなはニコニコだし週末は仕方がない。

(ランデイー、彼の奥さんユキエチャンはヨガの仲間でもあるが彼女もかなりリッピングしていた)
結局2時半ごろからオンショアが入ってきてしまい、撮影はキャンセル。朝の7時前から夕方までビーチにい続けてさすがにBeached outと言った感じだった。

2010-04-24

4月23日 ノース波ダウン、サウス波アップ

今朝はサウスが少し波が上がったとのことで朝まずサウスへ。ラウニポコにいってみるとそれほど波はなかったけど、かなチャン、陽子ちゃんそしてオアフから来ているジュリちゃんとミミちゃんという強豪ロングボーダーがすでに入ってリッピングしていた。
強豪といってもうまいという意味で、みんなきれいでかわいくておしゃれ、なんだか、ああ、オアフのサーフィンってこんな感じなのかな、って思えるほどきらきらしていて、小さな波なのにしっかりスピードつけてシャキーンとカットバックしたりしている。私はみんなより浮力のあるスタンドアップボードに乗ってるというのにそれでもトリミングとかわかってないからスピードが出ないし、ターンもままならない。うまい人をライデイングを見せてもらっていろいろ勉強になった。みんながそろそろ上がろうか、というころにやっとトレーシーとトウバが登場、ハウジングを持って入ってきたのでみんな上がるに上がれず、きっとおなかもすいて寒いだろうにそれからさらに1時間ほどがんばってくれた。いい写真が撮れてるといいな。
私はみんなのライデイングの邪魔を何度もしたくせに撮れてる写真はいまいち近すぎてフレームにはまってなかったり、ピンボケだったり、でも波が小さいときに波乗れなくてもいらいらせずに楽しくすごせるし、みんなの写真撮影は私の自己満足なのだ。みんなすごく上手いのに私の写真だといまいち説得力に欠ける。ま、プロのトレーシーがしっかりとってくれてると思うのでいいだろう。今日の収穫のなかではこの迫力あるかなチャンのカットバックがお気に入り。(ダブルノースライド)

お昼はパイアのクレープ屋サンでみんなでランチ、ミミちゃんもジュリちゃんも前々から話だけは良く知っていたのでやっと会えてうれしかった、そして陽子ちゃんとみんなもすっかり意気投合したようで、やっぱり海の仲間っていいなあ。その後ガールズはパイア散策後かなちゃんの案内でフキパ、そしてハイキングに行ったはずだ。私が連れて行くといったくせに、レインズで波が小さいとはいえ、近くにきたらそわそわしてしまい、「かなチャンハイク行き方わかるよねえ」とドタキャン。かなチャンはこういう私のことをたぶんもうわかってて、あきれながらも受け入れてくれるだろうけど、ほかのガールズの皆さんごめんなさい。でも又きっといろんなところであえる気がする。みんなそれぞれ個性があって自分らしくそして前進しようという何かポジテイブなものを感じさせるし、話しているだけでこっちも元気になってくるような人ばかり。いい出会いでした。

ノースの波が落ちてしまったけど今日くらいから今度はサウスが上がってきた。
いいぞ、いいぞ。でも日本に帰る準備が出来ないぞ。

2010-04-23

4月22日 One of the best kiting day of the year !

今朝もはよからコンデイションチェック。陽子ちゃんも朝早くから出かけていろいろ見に行ってくれたのだが、サウス方面は波がない。ホノルアも昨日より小さいだろうとのことで、今日は撮影はキャンセル。トレーシーはカイトの撮影が入るはずで準備をしていたらドタキャン。コンデイション次第なのは仕方ないが、ほんとにカイトやウインドの撮影は待ち時間とか拘束時間が多くて大変そうだ。
私は撮影がないのなら、と心置きなくカイトを楽しんだ。
レインズにお昼ごろ行くと、思ったよりずっと波があるではないか!昨日よりは確実にサイズアップしているし、多分違ううねりが届き始めたのだ。セットの間隔が長いのでちょっとしかみていないと波がないように見えるけど、たまに来るセットはかなり大きく、フキパもクローズアウトしていた。

風は5.5mでぴったり、最初はそれほどガステイーでもなくセットの間隔が長いのでアウトにも出やすいくせにセットを待てばどきどきモノのビッグサイズウエイブに乗れる。デイランがパンパンにオーバーサイズの8mで突っ込みまくって波を攻めているのを見て自分までテンションが高くなり、めちゃくちゃ楽しかった。あわててでたので写真も撮らず、日焼け止めも塗り忘れてしまった。
今年一番の楽しい日だったんじゃないだろうか、と思ったけど、今年は本当に波が大きく風がいい日がたくさんあったから、もっといい日があったのかもしれない、みんなごっちゃごちゃになって忘れてしまうほどそういう日があったなんて幸せなこと。普段は冬に数回来る相違ウコンでイションをすべて日付まで覚えていて、夏波がない時期にその思い出を何度も反芻しては何とかフラットブルースを乗り切るのだから。

雨が何度も通り過ぎたおかげで虹はたくさん見れた。

というわけで私も今日は楽しんだし、サーファーガールズたちは今日も午前中はホノルア、その後夕方ラウニポコでサーフィンしたようだ。明日こそは朝一サウスで撮影かな?

2010-04-22

4月21日 ホノルアベイとパイアでの撮影

今日は夜明け前から起きていろんな準備。コンデイションによっては朝早くから島の反対側、ホノルアベイで行く予定だったので、サーフィンもそうだけどウインドやカイトはそれ以上に撮影はコンデイションに左右され、やる、やるといいながら延期になったらい、いざ始めようとすると風がやんだり、雨が降ったりすることも多い。結構待ち時間が長いのだ。
トレーシーはいまや売れっ子カメラマン。カイトやウインドのメーカーはこの時期にどこもカタログ撮影などが入っているので今が稼ぎ時でもある。先約がキャンセルになったらすぐサーファーガールズノ撮影をやってもらうことになってるのだが、なかなか動きが取れないことも多い。昨日も一日スタンバイでやっと夕方ヘリ撮影が出来たらしいけど、今日を逃したらもうホノルアでの撮影はチャンスがないだろうということもあって、少し無理をしてもらって行くことに決めた。波は小さかったけれど、その分アグレッシブなショートボーダーがいなかったし混んでなかったのでそういう意味では良かったかも。(古市陽子プロ)
晴れ間があったとはいえ、陽子ちゃんは寒い中ビキニで出て行って、途中ウエイテイングしながら手を振り回したり、足を動かしたりしていたからきっとかなり寒いのを我慢していたんじゃないかな、さすがプロフェッショナル。マウイの強豪日本人ロングボーダーであり、バケーションのサービスの会社を二人でやっているあやちゃんとかなちゃんも入っていて3人で優雅に楽しそうにライデイングしていた。
(斉田かな、マウイ一サーフィンしている主婦)
(Aya would go のあやちゃん、今日は3人の中で一番たくさん乗っていたような)
さすが3人ともスムーズで上手でした。
ひとしきりサーフィンした後陽子ちゃんにはパイアまで来てもらい、タウンガイドの撮影、その後、アップカントリーまで行こうか迷ったけれどトレーシーが先にいってチェックした結果雲が多すぎて絵にならないとのことだったのでキャンセル。私のホームスポットであるホキパとレインズにいってランチを食べながら見学。
思ったより波がサイズダウンしていないのでびっくり。誰だ、もう昨日の半分以下になったっていう情報くれたのは!これなら十分楽しめるではないか!と思ったけど、まあよしとしよう。

明日くらいから又ノースもサウスも波が入るらしい。どうでもいいけどどうせならノーススウエルとサウススエル一緒に来ないで順々に来て欲しい、両方いっぺんには乗れないので。

2010-04-21

4月20日 Super strong wind with waves

波が上がる予報だったので朝早くからスタンバイ、もしもホノルア方面ががいい感じでトレーシーのスケジュールが埋まらなければサーファーガールズの撮影もする予定だったので朝からいろいろ情報を集めていたが、予想通り、最後かもしれない波と朝から吹いてる風というコンデイションだったのでノールプライドとカブリナのヘリ撮影が入り、トレーシーはホノルアにはいけなくなった。そうなるだろうという予想はしていたし、あまり晴れてのなさそうだったので、まあいいか、とは思ったが、ホノルアがこの時期に割れることはあまりないだろうから割れたのはラッキーだったかも。

ノースは朝早くから「今日は吹きますよー」と海が宣言しているかのような状態。みんな考えることは同じようで、この”最後かもしれない”うねりを逃すまいと多くのウインドのメーカーがヘリ撮影を敢行していた。何機ものヘリが来たり戻ったり、あの風の中波のリップのすぐ横あたりを低空飛行をしながら撮影していて、マウイのヘリパイロットはほんとにすごいなあと感心する。
私も早めに10時過ぎにはレインズに向かった。でもついてみると思ったよりはサイズが上がっていなかった。カナハで結構割れていたのでフキパはもっと大きいと思っていたら来たうねりだからか、それほどサイズに差がなく、結構やわらかめの波。ただし風がものすごくて悩むことなく5.5ノマド(去年の4m使うコンデイションでも乗れるくらいでパワーがきく)を出したが、それでもきついかも、と思うほど。
いつも私より2サイズ大きなカイトを使うバッキーも7.5で出て行ったが、出て行くときあまりにきついブローでリーフの上を引きずられそうになるのを必死で足を踏ん張りながら出て行った(写真)。
出てみると風はそれほどガステイーではなかったので結構楽しめた。途中雨雲が来るととんでもなくオーバーになったが、バンピーな海面で足がくたくたになるまで久々に2時間半ほど乗った。
明日まで波はもつのだろうか?もう少し風は弱くてもいいんだけどな。

今日はカナハもドン吹きで波もそこそこあったようだ。(フミさんの写真拝借)

2010-04-20

4月19日 Health is Wealth

なぜだかわからないけど朝まだ暗いうちに目がすっかり覚めてしまったので、まあ早めに起きていつもより長い時間集中して仕事ができればありがたいじゃないか、とコーヒーを作ってメールをチェックし始めた。ふとコンピューターのとけい(日本時間のまま)を見ると21時40分。なんとまだ夜中の3じ前ではないか!又大きな勘違いで一日のスタートが早すぎてしまった。これでそのままいければいいのだが、大体5時ごろ我慢できなくなるほど眠くなり、そこで寝てしまうと一気に午前中が無駄になったりする。今日は6時ごろ眠くなり、1時間弱ベッドに戻ったが、何とかがんばって又起き上がった。

風がだんだん向きがサイドになってきて今日は完全に普段のトレードウインドに戻っていた。が、このまま行くとさらに方向がオフに向きそうでそうなると、ガステイーになるのでこれくらいでとめておいて欲しいものだ。
昨日からプロロングボーダーの陽子ちゃんが来ているのだが残念ながら今日のサウスは湖、ノースはドン吹きなので撮影は明日以降に持ち越し。

明日はノーススウエルが入ってくる予定。午後チェックにいったけれどまだサイズアップはしていなかったもののなんとなく上がってきたそうに海が動いている気がした(気のせいかな?)

今日は体のメインテナンスのためにマッサージを受けた、私がいつもお願いするのはサーフィンのレジェンドでもあり、現役でサーフィンもパドルもウインドも教えたり自分でもやってるビル・ボイヤム。かのGランドを見つけ、サーフキャンプを兄弟でスタートさせた人でもあり、マッサージも一度ものすごいピンポン玉のように膝裏の筋肉が固まったとき一回でそれが消えてしまって以来信頼しきっている。
この冬もクローズアウトのフキパで誰がが流されているーっと思ったら、ビルが一人でぐちゃぐちゃのビッグウエイブでボデイーサーフィンをしているところだった。彼も体のメインテナンスが朝のヨガで、もう30年以上続けているという。
ここのところほんとに体が元に戻ってきたというだけでつい笑顔担ってしまうし、何もしなくても機嫌よくいい気持ちでいられる、本当に健康ってすばらしいな、ジェリーさんのことはHealth is Wealth、ほんとにその通りだと思う。大事にしなくては!

2010-04-19

4月18日 Smaller but still fun Lanes



今朝も晴れ、朝早くは風がなかったので今だったら少し波乗りも出来るかな、という感じだったが考えている間にもう風は上がり始めていた。
結局お昼前にレインズチェック。昨日と同じような、サイドショアと言うにはちょっとオンがかっている風。波のサイズは半分くらいになり、セットでロゴハイくらい。でも反対にオンショア気味なので波乗りのスピードが出ない分波のサイズが小さくなった方が巻かれることを気にせず思い切りが良くなるので楽しかった。終始7mでばっちりの風、これでもうちょっとだけサイドに振れてくれれば完璧なのだが。一人見かけないカイトでストラップレスのライダーがいた。見ていたらかなりかっこいいライデイングを見せていた。あがってきて彼が目の前にいたので彼のリッピングを褒めようとしたところ、先を越されて私のライデイングを褒めてくれた。「すんごい大きな波に乗ってるのみたよー」というので謙遜して、「身長が低いからどんな波でもでかく見えるんだよね」といおうとしたら、ここでも又先を越されて横にいたリチャードに、「彼女はちっちゃいからどんな波も大きく見えるんだよー」といわれてしまった。乗りやすい風と小さめの波サイズだったので結構混んでいたがそれでもあとでフキパを見に行ったらああ、カイトは波とり合戦でキリキリする必要がなくてよかったーと感謝した。昔はあの中で何とかいい波を引っ張ってこようとキリキリしながらがんばってたんだな。
カイトは一人でもドロップインしてくる人がいるともうそれだけで頭にくるほどそういうシチュエーションが少ないし、そんなことしたらみんなに目をつけられる。とりあえず一人一本は基本ルールとしてレインズでは守られている。それが今後も続いてくれますように。

関係ないけどタテイアナから昨日のイベント中の写真が送られてきた。ふたりで変な格好しているけど、なごじゅんと一緒の写真なんてあまりないし久々に会えて(お互い毎日海に通ってるはずなのにほとんど会うこともない)うれしかった。

2010-04-18

4月17日Butterfly Effect 100+ girls at the beach!

今日はプロウインドサーファーであり、サーフィンもうまいマウイのローカルガール、タテイアナ・ハワードがオーガナイズするイベント、Butterfly Effectが開催された。今年でもう4年目のこのイベントは、やってるスポーツ関係なく海が好きな女の子が集まるイベント。ウインドサーフィン、カイト、スタンドアップ、あるいはカヤックと何でも自分はやりたい道具でダウンウインドして、その後はビーチや夜のパーテイーなどで親睦を深めるのだが、今年はなんと波が大きくなってしまった。フキパからスタートの予定だがマスト近いサイズがあり、その上オンショア気味。このイベントではじめてフキパから出るという女の子もたくさんいるし、カイトは特に普段はフキパから出られないのではじめての人がほとんど。それに今日のコンデイションだったらスタンドアップだってウインドだってかなりトッププロでないと緊張するコンデイション。

先週カイトクリニックで知り合った女の子たちもみんな参加していたけど、ビーチで波を前にちょっと不安そう、そして不安になるのが当たり前の海の様子だった。
私は何年もここででているし、どういうコンデイションがどういう形でハードなのか、フキパやレインズに限っていればある程度、少なくともどのカイトガールズよりも知っている自信がある。
レインズで乗っていても女の子なんてほとんど乗ってるのみたことないし、なのに「私は絶対大丈夫」といわれても、首を傾げてしまう。私でさえ、気をつけなくてはならないコンデイションなのに、出たことないのにそんな風に言い切れること自体海を甘く見ている気がするのだ。オーガナイザーのタテイアナもみんなに今日のコンデイションはこのようなのでスプレックスからスタートしますと宣言し、プロのウインドサーファーの女の子達でさえそれに従ったというのに、そしてもし万が一事故が起こったら、自分のことだけでなくイベントに傷がつく、一生懸命やってるタテイアナに迷惑がかかることも考えて欲しかったけれど、2人のウインドサーファーの女の子(これは普段乗っているのだろうから自分の判断ででれると思うならでてもいいと思った、でも二人ともレインズまで流され、一人は結局レスキューされていた、オンショアだということをよく把握していなかったのかもしれない。カイトででたのは4人だったが、皆何とか無事にアウトに出ることができ、私もホット一息。ほかにも出たかった女の子はたくさんいたと思うけれど、私はその子達に、出ないという決断をしたことを大いにリスペクトすると言った。今日はどう考えても、誰が見てもはじめてフキパをトライする日ではなかった。万が一アウトサイドボールドウインあたりでたまに来るセットにまかれてカイトを落としてしまったりしたら何キロも波の中を泳いで岸まで戻らなくてはならないし、どんなことでもスモールステップを踏みながらステップアップすることが大事だと思う。一回でて大丈夫だったから次も大丈夫とは限らないし、どんなに上手でも失敗することはある、でもできる限り大きな事故につながらないようにするには安全に少しずつプッシュすることが鍵だと思う。
とはいえみんな無事にカナハまでたどり着き(多分)すべて成功に終わったようなので本当に良かったし、あれだけのウオーターガール達を一箇所に集めることが出来るこのイベントはほんとにパワフルですばらしいと思う。海に向かってみんなでハワイチャントを聞きながら祈ったとき、そのエネルギーの大きさがびりびり伝わってきた。

ここにいられること、海で遊べる健康体であること、もうそれだけで私たちは本当に幸せ者なのだ。
それにしても私たちなんてサクラキャンプで10人のキャンパーを見るだけで緊張してストレスためるのに(それもスタッフも10人くらいいるというのに)100人以上の女の子がダウンウインドするのだから、タテイアナはかなり緊張しただろうな。彼女の明るく、誰にでも好かれる性格がこのイベントをすばらしいものにしている、本当にそう思った。

ちなみに私はダウンウインドはせずにフキパでみんなを見送ってからそのままレインズで乗っていた。少しオン気味とはいえここ数日よりはずっとサイドっぽくなってきてて波も結構良かったのでおおいに楽しめた。久しぶりのファンカイトセッションだった。

2010-04-17

4月16日 相変わらずオンショア

朝起きると久々にそれが青く見えた。ここの所来た風が吹いて寒かったし雨も多かったからそれだけで気分が明るくなる。しかし風向きは相変わらずオンショア北風なのでせっかく波があっても波乗りにもウインドにもカイトにもいまいち、風が強かったのでカイトが出来ることは出来たが、横に走るばかりでいまいち面白くない、(贅沢を言ってはいけないが)

私は午前中仕事をし、お昼ごろからやらなくてはいけない用事をこなすために町まで繰り出す。一つ一つやっていくうちに3時ごろになり、3時半のマッサージのためにパイアに戻り、結局そのまま夕方にはハイクに戻り、カイトはしなかった。でも明日は少しサイドショアになるよう出し、体の調子もかなり良くなってきたので休んだのは正解だったかも。

ここ最近、財政難を克服するために家の周りや散歩コースで取れるいろんな果物をフル活用し、野菜も自家製を常に食べられるようにしてできるだけ食費を削減している。お金をケチっておいしいものを食べないのは絶対いやだし、食べることは生きる楽しみの中でもトップ3に入るのでここを犠牲にしたくはない。そんな中できる限り工夫していろいろ料理するのがとっても楽しくなってきた。
それに健康になったら食べ物のおいしいこと、無理に食べようとしても何も食べられなかった1週間前の私がうそみたい、そして体重もすっかり10ポンド戻っていた。

4月15日 デイナーパーテイー

なんともう4月も半分終わってしまった。夏の兆しを感じていたのに、日本もまた寒くなったようで、そのおかげでこちらにも波が入ってきている。残念なことにオンショア気味なのでせっかくの波もあまり役に立っていないが。

今日も風があまりあがりそうになかったのでまずヨガクラス。数日前からうちに滞在しているグイドを連れて行った。彼はバハで知り合ったのだが、2年前に数社持っていソフトウエアの会社を売却し、今は一応リタイア状態で旅をしている。多分私よりもずっと若いと思うが、仕事をやめて旅する決心をしたとき回りの仕事仲間に「すぐ飽きて又仕事に戻りたくなるよ」といわれたそうだが、今のところまったくそんな気持ちにはなりそうもないといっていた。
健康、環境のことにとても関心を持ち、オーガニックな食材を選び、ストレッチを欠かさない彼なので、ヨガもきっと気に入るだろうと思ったが案の定かなり初めてにしてはスムーズにやっていた。とはいえ、家に戻ってから海にすぐに行くのかと思ったら、ふと見ると部屋で昼寝をしていたから結構ハードだったには違いない。

私は風が弱い中カイトをするのはやめ、カイロプラクテイックの先生のところに行った後夜の食事の準備に取り掛かった。先週末カイトクリニックをしたクリステインとボーイフレンドのスカイ、そして私たち共通の友人であるブラッドが来て、みんなでタイベジカレー、生春巻き、グリーンパパイヤと大根のサラダのデイナー、このカレーが自分で言うのも最高の出来で、マーシャルで教わったココナッツミルクの作り方デカンのミルクでなくフレッシュココナッツミルクを遣って作ったらまったく別物に思えるくらいおいしいカレーになった。食べ過ぎて夜寝つきが悪かったほど。

明日にはテキサスに出発しなくてはならないクリステインたち、忙しい中会いにきてくれて少しでも一緒に過ごすことが出来てよかった。

2010-04-15

4月14日 Manu's birthday party

今日も雨、まだ波はサイズダウンしていないので朝早く風をチェックするがオンショア気味の10ノット、サーフィンするには強すぎ、カイトするにはいまいちの中途半端なコンデイション、せっかく波があるのにもったいない。
とりあえず少し待機しながら仕事をしていると風がシフトし始めウエブキャムの波が少しクリーンアップされてきたように見えた。
風が落ちそうだったので、だめもとでカナハまで行ってみると予想通り少し晴れてきて風も落ちてきた。波はクリーンとはいえなかったが3人くらいしか海に出ていないのでまったく混んでいない。これは出るしかない、と久しぶりにスタンドアップでパドルアウト。オンショア気味の風は海面がばたつき、波もきれいではないが、サイズは十分楽しめるほどあるし、パワフルでないのでまかれてもまったく問題ない。人がいない分好きなだけ選り好みしながら好きなだけとり放題。そのうえ乗ってしまえばスープを乗りつないでいくうちに又フェイスが盛り上がりバックサイト、フロントと波のパワフルなところにあわせてロングライドするいい練習になった。
1時間で結構なサイズのロングライド10本くらい出来たし、腰もだんだん痛くなってきたので無理せず早めに終了。でも見た目よりずっと楽しいコンデイションだった。

夜は近所に住むマヌーとカリンの家にお呼ばれ。マヌの誕生日パーテイーで大勢の仲間が集まった。フランス人はこういうデイナーパーテイーが大好きで特にカリンたちは良くやっている。ただ夜遅く始まるので私にはつらい。今日も8時過ぎから集合、私は早めに帰ってきたが、それでも11時前、私にしては珍しい夜更かしだった。こんなにフランス人がマウイにいるのか、とびっくりするほどフランス人のウインドサーファーが集まり、ほかにもリーバイ、ボジュマをはじめ多くのプロ達がお祝いに来ていた。ジェロームとマクシムのスライドしょーも盛り上がり、マーシャルトリップの写真でもビッグウエイブライデイングショットを見て、たくさんの人が興味しんしんで質問していた。その脇でリーバイとフィルマーのジョニーが「Wait till you see the footage..(映像を見たらもっとすごいぜー)」と嬉しそうにしていた。
リーバイが私に会うなり「マーシャルに行くことを勧めてくれてほんとにありがとう、ほんとに良かったよ、最高だった!」といってくれた。彼らは私では引き出しきれない、マーシャルのポテンシャルを存分に見せてくれ、これから世界に発信してくれるのだ、マーシャルの良さをいい形で映像や写真に残してくれ、大いに楽しんでくれた彼らに感謝の気持ちでいっぱいだ。キースはなんと又今マーシャルに行ってしまっているらしい。これからマーシャルがウインドサーフィンのメッカとして有名になっていくのも時間の問題かも?早く雑誌に乗るといいなあ、そしてその記事を見てソフィーたちのところにお客さんが来るようになるといいな。

2010-04-14

4月13日 マーシャル滞在日記すべて終了!

今日は波が上がる予報だったので早起きしてチェック、波は確かに上がっているが風がオンショアで波をぐちゃぐちゃにしてしまっている。波乗りには風がありすぎ、カイトするには足りない半端な風、そのうえ騎兵はすでに風が強いらしし、どこもいまいちのようだ。
アンドリューとマリーはそれでも新しいボードが試したくて島の反対側までチェックし小さな波を乗りに行った。

私は久しぶりにヨガクラスへ。体力も衰えているし、腰もまだ完全に治ったわけではないのでどこまで出来るか不安だったが、無理をしないようにしながら最期までいっしょにやらせてもらった。
久しぶりに縮こまっていたからだが伸びた気分。そしてここ数ヶ月で急成長、ものすごい上達を見せているヨガ仲間たちのすばらしいプラクテイスを横目に除かせてもらった。私たちがシャバスナで寝た状態になっているとき彼らはセカンドの難しいポーズに取り組んでいて音が聞こえるのでみんなついつい気になって顔がそっち側に向いて目をちょっと開いて覗き見していたらしく、恵子先生が笑っていた。

カイトやウインドの仲間もすばらしいけどヨガを通して知り合った仲間達もとても結束が固く、お互いプッシュしあって励ましあっていけるすばらしい友人達だ。
それにしても体の具合が悪くないだけで幸せ。ここのところ日に日に調子が上がっていくので毎日うれしくて仕方がない、初心を忘れずに体がよくなってもこの気持ちをもち続け無理をせず健康第一の生活を続けよう。

今日は一日雨が降ってくれたおかげで仕事がいくつも片付いた。このWindmail Diaryのマーシャル滞在期間中の日記もすべて書き終えることが出来た。
これからもたまった仕事をこなすべく、Keep on going...

4月12日 Feeling better and stronger!

ぎっくり腰も調子も少しずつよくなり、インフルエンザも治り、体力も少しずつ回復、クリステインのキャンプも無事終わり、マーシャルから戻ってきてはじめて、普段のマウイに生活に戻った気分になれた。とにかくあまりにたくさんのやるべきことがたまっているので今日はそれを少しずつ片付けるのに一日中費やした。具合が悪いときにやるべきことが気になってストレスになるのに全然できずにいたが、健康が戻ってくると、気分もポジテイブになり、やることはたまっているけどそれをストレスにせずにがんばってどんどんこなそうというモチベーションが上がる。やっぱり何より健康が一番。健康になってきたということだけで一日ハッピーですべてが楽しく、気分が良かった。この気持ちを常に忘れないようにしないと。

今晩ヨーロッパから友人が1ヶ月の予定でやってくる。そのために家中大掃除。その後ジミールイスの工場に挨拶に行ってオーダーするボードの相談をしたり、原稿を書いたり、この日記(マーシャル滞在中の部分をアップしていないので)をアップしたり。

明日から波が上がる予定。しかし風がオンショアになるかもしれない。そうなるとどっちつかずでサーフィンにもカイトにもいまいち。いい風が吹く(あるいは全然吹かない)といいなあ。

2010-04-12

4月11日 KBfor Girls 微風の最終日

今日も朝10時からビーチに集合、まずはビーチクリーンアップ、そしてその後拾ったごみについて話し合ったり、今私たちにできることなどについて少し話し合った後、海へ。今日も昨日と同じようないい風が吹きそうな雰囲気だったのに、思ったより風が上がってこない、いつもよりオンショア気味でガールズデモ9mでアンダーのコンデイション、オンショアなので下りやすく、何人かカイトを落としたままリランチで絆がされてしまった。その後も皆大きめのカイトに変えたにもかかわらず風は見る見るうちに落ちてゆき、結局一日中、弱いままだった。昨日がんばりすぎてみんな筋肉痛だったみたいなのである意味良かったかもしれない。
それでも11mや13mを出し、サーフボードなど浮力のあるボードでがんばって走る人も何人かいた。

風は弱かったがいろんなことをトライしたり、イメトレしたり出来たし、この3日間一緒にカイトをしながらがんばってきた仲間意識も生まれ、最後は本当にみんながいい笑顔だった。
私は海にもでずにビーチから教えているだけだっ長けれどそれでもみんなの上達を見ることが出来てその喜びを一緒にシェアでき、みんなのモチベーションが上がってくるのを感じられてとてもうれしかった。日本ではここ数年カイトキャンプをしていなかったけれど、もしも十分な人数がいればああやってみんなで集まってカイトの上達に励む機会があるのはすばらしいことだから、またやってもいいなあ、と思った。日本では一体何人くらいの女性がカイトをしているんだろうか?見当もつかない。

それにしても3日間走り回ってがんばったクリステイン、そしてローカル側のオーガナイズをしてくれたアクションスポーツ、そしてカメラマンのニールなど本当にご苦労様。3日間朝から暗くなるまでのハードワークではあったけれどとっても有意義なイベントだった。
最後にクリステインがいろんな賞を何人かにくれたのだが、そのとき私にはシルキーアワードをくれた。これは何年も前にカイトの事故で亡くなったポジテイブで明るくみんなに影響を与えたシルキーのスピリットを受け継いていきたいという気持ちから彼女がイベントのたびに一人選んで表彰するものらしい。
シルキーは私のカイトサーフィンの当時ベストフレンドでもあり、彼女が事故でなくなったときのショックは本当に大きなもので、そのとき私はカイトするとき自分は彼女の分まで人の2倍楽しむと誓ったのだった。はっきりいってここしばらくそのことを忘れていた。クリステインがシルキーアワードのことを話し始めたとたんシルキーの存在がビーチにしっかり感じられ、彼女との楽しい思い出が鮮やかによみがえってきて、ああ、なんて最近コンデイションに贅沢になったりいろんな面で甘んじていた自分が恥ずかしくなった、贅沢にならずにカイトをもっともっと楽しもう、と心にズシーンと来た。何はともあれ、賞をもらうなんておもってもいなかったが、何よりうれしい賞だった。

2010-04-11

4月10日 KBfor Girls 2日目

Girls were goin' off!
朝10時に集合し、まずはそれぞれが学びたいトリック、技、スキルなどを聞き、それについてビーチで説明。グループに分かれてビーチの上で、ビジュアルイメージを作った後海へ。風は普段のマウイにしては弱めでレデイースでも7や9mで乗れるほどの風、それもちょっとオンショア気味なのでガステイーでなくとても乗りやすかった。最初にクリステインがそれぞれの技をデモンストレーションしてくれ、それを見ながらさらにイメトレ、みんな猛イメージで頭がパンパンになった状態で出て行った。なんとスロベニアから来たがんがんスピード出してアンフックトリックをする16歳のサブリナから63歳でカイトをはじめ今66歳という(そしてバックロールをトライする)生き生きと若々しいスザンヌまで60歳の年の差!でも一生懸命さはみんな一緒で楽しそうに乗っていた。おそらく普段より、ずっと自分をプッシュできたのではないだろうか?初めてのバックロールが成功した人、初めてスムーズなターンが出来た人、初めてレイリートウートウサイドにトライした人、そのほか多くの人がいろんな初めてにトライしていた。そして帰ってきてニコニコ顔で、「こんなに上手く乗れたの初めて!」「最高に楽しい!」といってくれるともう教えてる側としては感無量、ああ、やってよかった、と心から思えるのだ。
サクラキャンプでガールズカイトサミットでもそしてヨガリトリートでもそうだけれど女性が集まり同じ好きなことを一緒に練習すると本当にみんなが上手くなる。ライバル心というだけではない気がする。何かとってもポジテイブなエネルギーが働いて、それがみんなに作用してマジックを起こすのだ。
朝から見ていて一人残らず全員がものすごく上達した。最後の方はみんな力尽きて疲れてきたのだろう、クラッシュが多かったけれど、みんな何かつかんだ実感があったと思う。少なくともビーチで観察していた私にはすごく明らかだった。
朝から夜までずっと一緒に過ごしたことで一気にみんなの距離が縮まり、夜のバーベキューはいろんな話に盛り上がった。
明日も朝10時集合、今日プッシュしたことをさらにイメージを明確にしてがんばって欲しいな。
ローカル側のオーガナイズをしたアクションスポーツのデイブ(常に安全面に気を配ってくれていた)とスージー(クリニックにも参加して果敢にレイリーにトライ)、本当にありがとう、そしてご苦労様。そしてクリステインと今日後半から駆けつけてくれたゴージから来たターニャ、ボランテイアで一日中みんなの写真を撮ってくれたニールと奥さん、みんなお疲れ様でした、明日も今日みたいにいい風が吹いてくれますように!

4月9日 KBfor Girls カイトクリニック

クリステインのクリニック初日。今日は午後から集まり、イントロダクション、そして安全面でのブリーフィングなどが行われた。その後参加者に乗ってもらってどんなかんじか様子を見るはずだったのだが残念ながら雨とともに風も落ちてしまった。
参加者総勢19人、私がカイトキャンプをするときはせいぜい一人3人くらいしか見る余裕がなかったけど、クリステインはその人数をある程度まとめてしまうようだ、どんな風にやるのかとても興味あり、でもさすがワールドチャンプだし、人をまとめるのも慣れている。
そしてマウイにこんなにレデイースカイトボーダーがいたのか、とびっくりするほどみんなやる気満々で楽しそう。自分の体調があまりよくなくてカイト出来ないのが残念だが、できるだけヘルプできるようがんばりたい。安全面でのブリーフィングは私にとってもとても参考になった、セルフレスキューの際のちょっとしたキーポイントで簡単に出来る方法、そしてカイトのでパワーの仕方やラインの巻き方なども私がやっていたのはすでにオールドスタイルだったようだ。いい勉強になった。

2010-04-08

4月8日 Southbound

昨日あまりにうれしそうにサウスから帰ってきたアンドリューをも見て、体調がよくなってきた私もどうしても行きたくなった、とりあえず言って波乗りが無理ならビーチで休んでいればいいさ、と朝は5時から目が覚めた。楽しみがあるのいくらでも早起きができる。が、やはり腰の調子もよくなく、アンドリューがおきてくるのを待ってもう一人の友人マリーと3人で一台の車に乗っていく。
言ってみるとかなり波は小さいけれど風がないので気持ち良さそう、っていうかずっと家の中で寝ていたので外の空気をすえただけでも気持ちいい。アンドリューが気を使って重いものをすべて運んでくれたのでちょっとだけ海に漕ぎに出ることにした。
波はなかったけど体もさすがに弱ってるのでパドル力も全然ないし、普段絶対落ちないようなところで落ちたり、板によじ登るのがしんどかったり、ほんとに力が落ちていることを実感。ここは無理して又体調壊さないように少しだけ残り物を乗るくらいにして終了。明日から友人クリステインが主催するカイトボードクリニックが始まる。今朝オーストラリアからやってきたので会ってミーテイング。
頼まれたはいいけど、腰は悪いし病みあがりだしとカイトは多分出来ないし、役に立てるのかわからないが、できるだけのことはしてあげたいと思う。参加者は今のところ19人、それだけの女の子が集まれば結構盛り上がるだろう。風もいい感じに吹きそうな予報。いいイベントになりますように。

4月7日 夏の兆し?

回復し始めると結構急激によくなっていくものだ。今日は自分で起き上がって食事を作ることすら出来た。食欲はないが吐き気を催すほど食べるのが苦痛なことはまったくなくなったし、コーヒーも飲みたくなってきた。(これが一番はっきりわかるあたしのバロメーター、具合が悪くなるとコーヒーが飲めないが、健康なときは朝これがないとはじまらない)

風が弱まり、サウスは小さいながらも楽しめる波があるようで、アンドリューもいそいそと朝からご出勤。夕方まで帰らず(3ラウンドもやったらしい)私に気を使って「そんな良くなかったよ、せいぜい腹サイズ、スタンドアップだから乗れるようなモンだよ、でも久しぶりだからまあ楽しかったけどグラッシーでもないし」というのだが、話を聞くと普段集まるサーファー連中がほとんどいたみたいだし、みんなニコニコの様子だったようだし、結構良かったのでは。笑えたのはその後疲れきってカウチに座り込み、何をするかと思ったらサーフムービー(それもロングボードのメローで自分がイメージできるようなもの)をジーと見ながらニヤニヤしているのだ。
しょうがないやつだと思いながらも、下手でも上手くてもサーファーはみんなサーファーで、いったんこの病にかかったら直しようがないのだな、と笑ってしまった。

4月6日 Surf is where you find it


初めて薬を飲まずに一日過ごせた!気分も上々、ベッドの上でだけど仕事も進む。
サウスサイドは風もなく気持ちのいい一日らしい。私より回復力のあ るアンドリューはリーシュを放たれた犬のように勢い良く尻尾を振って朝から出て行った。考えてみたらマーシャルに行く前から波乗りができるような風のない 海はあまりなかったし、その前はワイオミングでスノーカイトをしていたので彼もサーフィンはほんとに久しぶりだろう。

ああ、私も海に入りたい、太陽を浴びたい、外の空気を思い切り吸いたい!
Soon soon..

ところで、念願のという言葉では伝えきれないくらい心待ちにしていたジェリーさんの本の日本語版は再び発売されるようになった。事情がありパタゴニアから出版されたオリジナルと同じ形をパタゴニアにもかかわってもらう形で出版されたようだ。本当によかったよかった。
この本はタイムレスで楽しめる。今読んでも、30年後に呼んでもきっと意味のある、そして読んだ人それぞれが何か響くものを得ることができるストーリー集だと思う。

ジェ リーさんは60歳を過ぎて今まで以上に勢いが増したと思わせるほどエネルギッシュに動いている。本当にスタンドアップパドルに夢中でモロカイ海峡横断レー スもフィニッシュしちゃったし、オレゴンの巨大な波の中(それもあの寒い海に!)一人きりで出て行ってチャレンジしたり、パイプラインマスターズですばら しいロペススタイルのライデイングが健在なところを大勢の観客の前で示したり、参加人数も賞金額も一番のバトルオブザパドルはジェリーさんの名前が冠に なってるくらいだ。
どんなスポーツのトッププロでも手腕の編集者でも彼を前にするとグルーピーの女の子みたいに憧れの目になってしまい、「ジェ リーさんと話しちゃった!」なんてうれしそうにしているくらいなのに、当の本人はそんななか完全な自然体で誰の前でも謙虚で、好きなことをするときは夢中 になって少年みたいでもある。すごい人だと思う。
前置きが長くなってしまったが、(書こうと思えば一冊分くらい書けるので)「Surf is where you find it」
と しておととしの秋に出版されたまま、半年もたたないうちに初版が売り切れ再版を待っていた本が新たにタイトルを英語版のままにして出版されたので、買えず にいた方、ぜひこの機会にお買い上げください。本にはいっているいくつもの彼のサーフストーリーは一気に読んでも、旅にもって行って読んでも、寝る前にど れかひとつの章を気分で選びながら読んでも楽しめるし、そのたびに何か自分がはっとするような気づきを与えてくれるような言葉や文章に出会えるはず。いろ んな人が読んでどう感じるのか、そしてドノ話がすきなのか、などすごく気になるし、そんな話を誰かとできる日があるといいなあ。
私ももう一回読み直そうと思う。

4月5日 暗黒の地獄からやっと脱出

1日にこの日記を書いた後すぐ寝込み、そのまま一気にダウンした。ここのところ体調が悪かったから体が弱くなっていて菌が入りやすかったのかもしれないが、完全にノックアウト状態。2時間くらいのサイクルでまずとてつもない悪寒。マウイなのに、アラスカに持っていく寝袋に包まり長袖ウールの下着にフリースとパジャマパンツをはいているのにまだ寒くて体をさするほど、体がガクガク震え最悪のときは震えがひどくなりすぎてひきつけを起こしそうだったし、首の後ろ辺りの筋肉が突っ張った感じになりそのまま血管が爆発するんじゃないかと思ったほど。そして高熱、もともと低体温の私は7度くらいになるだけでしんどいのに寝ていても体が浮かんだようになったり空中回転したり、体は熱いのにそれでも寝袋の中にもぐりこみひーひーぜいぜい。そして今度は雨のような汗。汗をかくと熱がすこしおちて楽になるのか少しうとうとするのだが、おきると必ず体中びちゃびちゃ、いやでも着替えなくてはならないほど。そしてしばらくすると又悪寒が始まる振り出しに戻る、それを2時間くらいのペースで繰り返し、高熱のときの汗をかいてるときでもやはりなんか悪寒はとまらず常に厚着で、からだじゅうがずっきんずっきん。本気で誰か助けてーと泣きたいくらいつらかった。案なのは久しぶりだ。

アンドリューがまずかかって「これはきついから移らないように気をつけろ「といってはいたけど彼自身はご飯も食べていたし、夜は(夜は彼も苦しんでいたらしい)どうしていたかみていなかったのでまあ、それほどひどいことではないのかなと甘く見ていたが、ひ弱な私はこのインフルエンザの攻撃に完全に打ちのめされ、逃げ場がないのに寝袋の中に隠れこみ、何とかこの地獄から抜け出させて欲しいと祈っていた。

最初の二日間が一番きつく2日目の後半肺もただれたせいか薬も食べ物もまったくとる気になれず。無理やり何とか何か口に入れ、その後胃薬と風邪薬を飲んで何とかしのいでいた。3日目からは熱が少し収まったが今度は体中が痛い、内臓も間接も痛くて頭もいたい。結局4日目になってやっと少しねながら本でも開く気になったり、少し起き上がっては自分で水を取りに行ったりすることも出来るようになり、5日目はうなされている時間とおきて寝ている時間が同じくらいになり、本も結構読め、6日の今日はぐっと良くなり、薬も一度しか飲んでいないし、自分で起き上がって食べるものを作ったり子の数日で汗まみれになった山のような洗濯物(すべて洗ってなかったわけではなく、何度も洗ってもらっては使いまわしていたが)などをやることが出来た。

人間というのはほんとに不思議。体の治癒力は宇宙より不思議なことだらけ、こんなに細かく、そして上手く出来ているものがたくさん存在するこの世界に神なるもの(人の形をしているとは言わないが)がないわけがない、と思う。昨日まではほんとにトイレまであるくのもつらかったのに、よくなり始めたかな、と思ったらもう洗濯物や腰のリハビリ運動が出来るようになったのだからすごい。

この日記を書き始めてから一日もかかしたことがなかったけれど(書けなかった日の分はあとで書き足していた)1日から6日間の私は、うめいて苦しむ以外何もしていないので空白、あるいは暗黒の闇にしたままにしておこうと思う。でも実はいろんなこと夢あるいは朦朧とした頭の中で考えていたけど。

すこし元気になったときに「そういえばもう一冊だけ読んでないもらった本がどっかにあるはずだ」と探してみたらなんとタイトルが「臨死体験」だった!笑ってしまった。予想とはちょっと違う内容で個人的には楽しく読めた。私自身は死ぬことに関してまったく恐怖心もない(死ぬまでの過程は恐いけど)。自分勝手な考えかもしれないが出来るだけやりたいことをやってきているし、いつ死んでも「最高の人生だった!ありがとう」と思えると思う(今のところは)。
生きることの方がよっぽど大変でつらいことも多いし、努力が必要なときがあると思うし、死よりも不思議と魔法に満ちている気がする。

4月1日 インフルエンザ

数日前に突然めったなことでダウンしないアンドリューが熱を出して寝込んだ。「これはそんじょそこらの風邪じゃない」と弱気なことを言うので私も移らない ように遠くに離れていたつもりだけれど一つ屋根の下で暮らしているので移ってしまったようだ。昨日の夜寒気と体の節々が痛くなり、案の定ダウン、昨年の夏 にダウンしたときもらって効いたパブロンゴールドをのみ、休んだけど、効かず、朝から完全に調子が悪い。

もらってしまったものはしょうがないので直るまで寝てるしかない。ふう。4月1日といえば日本では一年を仕切りなおすスタートの日だというのに、このざまだ。

3月31日 暴風続く

今日も朝からごうごうという風の音。波はサイズダウンしたようだがそれでもじゅうぶんある。ところがやはり完全に直ってないのに昨日カイトしたのがあまり よくなかったようなのでここはじっくり直さなくては、と数日リハビリ運動以外はやらずにお医者さんに通って直してしまおうときめた。

去年の夏からひどいものから軽いものを含めたら4,5回ギクっとやっているのだ、癖になってしまったらほんとに何も出来なくなってしまうかもしれない。

今日は昨日よりさらに強い風のような気もする。インターネットでもカナハでブロー56ノットを記録していたしマウイのどこかでは60ノット以上が吹いたとか?
おかげでバキバキ家の回りの木の枝が折れ、しまいには通りの向こうの電信柱が倒れて停電数時間。

でもそのおかげでコンピューターを離れて気分転換ができた。
マー シャルでは限られて食材をうまく使って作る料理をヨットのオーナー、ソフィーが実践してくれとても勉強になったが、帰ってきてから私も今まで以上に家で育っ ているもの、近くでとれるものを出来る限り利用して無駄にしないよう使っておいしくヘルシーな料理を作ることに大いなる喜びを感じている。

3月30日 Big wind, Big waves

昨日すでにかなりの風が吹いていたけれど今朝起きてみるとさらに風は強そう。波は予報どおり上がって、カナハでも十分なサイズがある。何人かがスプレックスに行こうと誘ってくれたが、ぎっくり腰もまだしっかり治ってないし、帰ってきたばかりだし、びびりながら乗るより楽しんで余裕のあるライデイングがしたかったのでカナハへ。途中フキパをみたけど完全にクローズアウト、その上風が強く波頭がブワーッと白く泡のように吹き飛んでいた。
カナハもすでに砂がものすごい勢いで飛んでいてビーチに立っているのもつらいくらい。この風で乗るのも久しぶり、でも4mを持っている私はガステイーでない限り、風の強さはそれほど問題ではないし、早めに来た成果、風が強すぎるのか、いつもほどロウアーズが混んでいなかった。最初の一時間はほんとに一本の波に一人ずつ乗れて、こんなすいてるロウアーカナハを経験したの何年ぶりだっただろうと本当にうれしかった。風が強くて波のフェースがバンピーになりはしたけど、サイズがあるので結構エキサイテイング出し、恐ろしい中スプレックスで出なくて良かったーとしみじみ思いながら思い切り楽しんだ。何度か強い風の中波を越えるときに腰に負担を感じたので1時間ちょっとで無理しないうちに終了、そのころには結構混んできていたので丁度良かったかも。
後で風を調べたら丁度私が上がったころの強さは平均35ノット、強いときは45ノット近くを記録していた。マウイでは珍しい強さだ。

マーシャルでは心地よいライデイングというのはあまりなかった(いろんな意味で緊張感があったのでぴりぴりしていた)ので久しぶりに楽しいライデインぐをした!と言う感じ。
やっぱりMaui No Kaoiマウイほどコンスタントに波も風もそして気持ちのいい天気もあるところは本当に少ない。

帰り道レインズで二人のウインドサーファーが乗ってるのを見た。かなりオンショアでチャンネルから出て行くとレインズにいってしまい、そこで波に乗りながらバックサイドを攻めていた。クローズアウトの御前崎のようなコンデイション。良く見るとスタンドアップででている人も何人かいた。サーフレポートでは10-20ftと出ている今日の海、こんな中でもこうしてチャージでき、楽しんじゃえる人がたくさんいる、っていうこともマウイのすごい部分であるような気がする。