2010-05-31

5月31日 アイラブジャパン!

パッキングも終了し、出発までに終わらせるはずだった原稿に取り掛かるが、結局時間切れ、飛行機の中でやろうと言い訳をして、出発。
今回は1か月の滞在でそれほど大きなイベントもないからのんびりだろうとおもってたけど、後半は結構ばたばたしていた。でもたぶん普通の人は毎日こんな感じで仕事をこなしていて、それが当たり前のようにできてるのだろう。

久しぶりの八重山の美しさと仲間達を満喫、御前崎も昔に戻った気がするほどみんなとのんびり楽しく過ごせた。そして伊豆でも又すばらしい再会や出会いがたくさんで、鎌倉では家族との時間がたくさん持てたし母の作るおいしいシーフードを毎日食べることができた。パタゴニアとも色々話ができた。
念願のSUPフィッシングも挑戦できたし、珍しくすいている鎌倉で波乗りもできた。やりたいことはたーくさんあったけど、でも十分満喫した日本滞在だった。今度はいつになるだろうか?できれば9月ごろ戻って来たいとおもっているのだが。
数時間早めに成田へと出発し、高校時代の友人と会った。高校時代はほとんど学校もサボってばかりだったし、当時の友人との付き合いはあまりないのだが、わざわざ茨城からお友達と一緒に来てくれた。話していると私たちの年代は丁度若くもなく、老人でもなく、これから先の人生について考えたり、今時分が幸せかどうか、考え始める(何も考えずに忙しさの中突っ走ったりする時期を過ぎて)時なのかもしれないな、と思った。高校時代に戻った感じで喋り捲ってしまったが、とても楽しかった。
日本って、そして日本にいる友達も最高だな、としみじみ感じながら離陸。

7時間後ハワイに到着、これまた31日が再スタート。スムーズに税関などをクリアし、マウイへ。この1ヶ月まったく波がなかったらしいのに、昨日からノースの波があるらしい。風も吹いている。これは出るしかない、と思って家に戻ったが、最初は疲れを感じてなかったのにちょっと体を横たえてみたらもう起き上がれなくなってしまい結局家で過ごしてしまった。

夕方道で売っていたという魚を「結構安かったから」とアンドリューが5匹10ドルで買ってきたが、これがなんとおおきなアジ(だと思う)早速はたけのこねぎと一緒にたたきにしたり塩焼きで食べたりしたけどまさかマウイで取り立ての味が食べれるとは!私は下手したらマグロよりこっちの方が好きだ。おいしかった!

2010-05-30

5月30日 パドボグランプリといとこ会

(ビーチで見かけたSUPフィッシングのギア、いろんな人がいろんなことを考えていて面白い)
今朝も早くからスタンドアップパドル、もちろん背中には釣竿がささっている。今日は材木座でパドボグランプリというスタンドアップの大会では日本で唯一(少なくとも日本で一番大きな)大会が行われる。残念ながら私は前から決まっていた親戚の集まりがあったので参加は断念したけれど、その中でフィッシング部門というのがあり、それは朝の6時スタートだったので新米SUP fishermanとしてはいろんな人の技術やギアを見たり教えてもらったりしたいとおもっていたので早くから海に出ていろんな人に声をかけたり写真を取らせてもらったり、かなりミーハーな行動。御前崎でまっさきにSUP fishingをはじめた内田さんも元気に海をこいでいたし、ビーチでは市会議員になった土佐洋子ちゃんはじめ、伊佐さん、永松君とナッシュチームがそろっていた。洋子ちゃんは市会議員になっても16歳のころと変わらないかわいい声でのほほーんとしていた。懐かしい顔ぶれが続々現れた。なんだか同窓会みたいで楽しかったし、新しいスポーツにあるフレンドリーな感じにあふれていて、とっても楽しそうだった。私も来年こそはでて、たくさんのお友達を作りたいとおもった。
御前崎から来たトモは去年もおととしもレース部門では優勝、今年ももちろん優勝狙い、でもだんだんカヌーパドラーやライフセーバーなどトレーニングが好きそうでかなりがたいがいい人が大会に出てくるようになったのでちょっと最初は緊張していたみたい。でもがたいのいいたくさんのお兄さんの前でもしっかりウインド、カイトサーファーの面子を保ってくれたようで又スラローム、長距離どちらも優勝したらしい、がんばったかいああったね、とも!その後私は急いで家に戻り、遠くから来てくれたいとこ達と一緒に過ごした。父の代の親戚の会は今までにも何度もやっていたが、今回は私の弟が企画して私たちの代の集まり。九州や新潟からも来てくれ、小学校以来会ってない人などもいたが、親戚、血って何か不思議なつながりがある気がする。全然違う性格や生活環境でも、スーッとなじんで、心地よいのだ。懐かしい話も色々聞けたし、彼らの近況、がんばってる様子を知ることができて、とてもよかった、忙しいのにこの会を企画し、又色々準備してくれた弟に感謝、いつもおもうけど弟は仕事も忙しいのに毎週末大勢の友人がたずねてきたり、BBQをしたりと休む暇がない、それでもいやな顔ひとつせずすばらしいホスト役をこなす。お客が絶えないうちのオープンハウスの伝統を受け継いでるなあ、とおもう。あと、姉がダメ子ちゃんなので弟がしっかりするっていうのもあるだろうな。
途中、みんなで近くの公園で行われていた、イベントを見に行った。フリーマーケットのようだけどもう少し志が高いというかそれぞれの出しているブースも興味深いもの、地元に根ざしているものなどがたくさん、又このイベントでいろんな人と交わるのが楽しいから毎年出店するという人もいた。いろんな音楽やダンスなどもあるし、たべものもたーくんさん!個人的に面白いとおもったのは無料のヘアカット(大勢の人が並んでいた)とほんと小さくて、めちゃくちゃ丁寧に作られているミニチュア家具(それもすべて流木を使って!)を作っているというおじさんの机、これはほんとにすばらしかった、こんなにすごい人が鎌倉にいるんだなあ、(それも自転車で5分という近所)とうれしくなった。私もコロボックルとか信じていたし、海外の小人の話とか大好きでよく読んでいたのでドールハウスやミニチュアの小物には子供のころから夢中だったし、ひいおばあさんが亡くなる直前に彼女のコレクションをくれたことでさらに熱が入った時期があった。何しろお米やゴマの粒に仏様や7福神が彫られているような今ではどんなに探してもないようなものばかりだったから、ほかにもトン勝ちが5mmくらいしかないようなサイズの象牙の大工道具とか、木でできたお茶セット(これもお茶の机が2cm四方くらい)
流木で家具を作っている人の作品にはタンスやベッド、キッチン、勉強机とイスなど何でもあって引き出しなどもすべてちゃんと機能するのだが、一番すごかったのはトイレ、便器をクルミのから半分で作ってあって、ほんとにかわいらしくてちゃんと動くのだ。すごい人に出会えたものだ。
夜は優勝後のトモが寄ってくれた。考えてみたらもうずいぶん前からトモのことを知っていて「泣き虫とか弱虫」とか先輩達、それに私やもおちゃんにまでからかわれていたトモ。実際結構ビビリやだし、昔はすぐ泣いていたけど、悩んでも挫折があってもがんばり続けていたし、いつもまじめに色々学ぼうとしている姿勢がみんなにかわいがられ、応援される理由だろう。カイトでも日本を引っ張っていく存在、そしてスタンドアップでもここ数年優勝している選手に成長し、世界に目をすえながらがんばり続けている。
継続は力なり、私も彼の優勝が心からうれしい。7月には念願のモロカイ島からオアフの50キロのクロッシングにソロ(チームを組まずに単独で漕ぐ)で出る。あれこそは精神力の勝負だとおもうけど今のトモだったら精神力もばっちりついて絶対しっかり完走するだろう。

いろんなことがあった一日だけどいいことばかりで自分の環境と周りの友人達に感謝し続けの一日だった。

2010-05-29

5月29日 ジェリーロペスファンにグッドニュース!

昨日の手ごたえが忘れられず今日は夜明け前から海に出て今度こそ魚を釣るぞと、張り切っていたら、夜中の2時に目が覚めてしまい(私にしてはねるのも遅かったにもかかわらず)結局4時ごろには起きてきてメールなどしてから海へ出動。曇り空で昨日のような陽気さはないけれど、漁船がぐるぐる海を回っている中、邪魔にならないようにうろうろ漕ぎまわった。鳥山のようなところを見つけて漕いでいったり、昨日魚を逃したあたりなどにも言ったけれど、今日はいっこうにあたりがない。1時間半くらい漕いで疲れてきたのでビーチに上がったところで、坂ノ下からスタンドアッパーが一人出てくるのが見えた。それも竿をしょっている感じ。向こうも手を振ってくれているので知っている人だろうとおもい、マスターたちの手ほどきを受けたいとおもってあわててもう一度海に出た。それは子供のころから知ってる長田兄弟の弟、雄二君だった。彼はスタンドアップは始まったころから釣りをしていて、パドボグランプリでもフィッシング部門で優勝したりしているマスター中のマスター。彼なりに改造したいろんなギアを見て、かなり参考になった。たぶん昨日私がヒットしたのはスズキだろうとのこと。
彼は当たればいいというものよりさらにハイレベルで今日はイカ狙いだとか、それぞれ狙う魚によってアプローチが違うらしい、色々勉強になることばかり。

その後お昼前に岡本さんと良子ちゃんが遊びに来てくれ、お昼は弟とお嫁さんが庭のサラダ、そして手作りのおいしいパンやドレッシングをもってランチをしにきてくれた。なのに午前中必死に長時間こいでいた私は食べたとたんみんながおしゃべりしている中で居眠り。そのうえ手をイスに変な風に絡めたまま居眠りして目が覚めたら腕が両方ともしびれて動けなくなっていた。夕方はもうすぐヨガを教え始めるトーマスこと由紀ちゃんがお土産もって遊びに来てくれた。

さて話は変わるけれどサーファー、とくにジェリーさん、ジェリーロペスのファン(ほとんどのサーファーがそうだとおもうけどにビッグな朗報。
世代を超えて最も愛されるサーファーのひとりであるジェリー・ロペスが、著書「Surf is where you find it」
の完全日本語版の発売を記念して、下記の
とおりサイン会を行います。

6月16日(水) 16:00~19:30 パタゴニア 仙台 (150名限定)
6月17日(木) 16:00~19:30 パタゴニア 名古屋 (150名限定)
6月18日(金) 16:00~19:30 パタゴニア オーシャン (150名限定)
6月19日(土) 12:00~15:30 パタゴニア オーシャン (150名限定)

※5月27日(木)より各開催ストアにて整理券を配布します
「Surf is where you find it」
をご購入もしくはお持込
 のお客様に限ります
※サインは本書へのみとなりますので、あらかじめご了承ください

サイン会に関するお問い合わせは開催ストアまでお願いいたします。
もしジェリーさんが来ることがわかっていたらもう少し長く日本にいたのになあ、残念ながらすれ違いだ。でもいける人は絶対競争率高いはずだから早く整理券取りに行ったほうがいいですよー。

2010-05-28

5月28日 Fish on!

朝4時半におきて、葉山からパドルで出てくるモエちゃんと大崎あたりで待ち合わせ、の予定だったのに、フィッシングの道具を持って漕いで行こうと思っていた私は慣れないギアに四苦八苦、いくら結んでも糸がちゃんと結べず、結局7時半ごろまで3時間格闘してギブアップ、近くにあるスタンドアップフィッシュングを良く知っている友人がやっているウインドショップがオープンする時間まで待って、結び方を教わってから行くしかない、とあきらめた。
ところがそのあとすぐ富士川に住むター君から電話があり、会いに来てくれるとのこと、そのうえスタンドアップフィッシングもはまってるわけではないが、何度かやったことがあるらしく、結び方などももちろんわかるというので、救いの神からの電話。
ター君が着くと早速釣竿のセットの仕方を教わり、私はやる気満々、ター君は別にどうせでても何もつれないだろうし、とあまり乗り気ではなかったが、とにかくター君が「僕はやりたくない」と言えないくらいの空気を感じたのだろう、一緒に付き合ってくれた。海に出る前に何度もルアーが背中や頭や腕に引っかかり「そのルアーよく釣それるねー」とからかわれながらも何とかじたばたしながら海でトローリングを始めた。由比ガ浜からまず大崎方面に向かって漕ぎ、その後浅くなったあたりで沖に漕いで行き、今度はユーターン、そのころには、「まあそんな簡単には釣れないだろう」とあきらめムードで家に戻ろうとしていたのだが、少しグライドさせながら下り始めたところで私の背中のさおがビくっと大きく震えた。はっとして気のせいかなと待ってみたが、確かに動いている、ヒットしたんだ!そう思ったとたん、パニックがおそい、「ター君ター君、引っかかった、どうしよう、どうしたらいい?」と叫ぶと、彼もびっくりし「ま、まず竿持った方がいい」といわれ、背中から竿を引っ張り前でしっかりもつ、そのまま田っておろおろしてると「座った方がいいんじゃない」というのでゆっくり座り、リールで糸を巻き込み始めた。魚が右に左にと動いたり、急にイトガ食いーんと引っ張られたりしたけれど、ボードの手前10mもないところまで魚がやってきた、銀色の青魚系のものがかかっていた。興奮しながら引っ張った瞬間ブチっトイってテンションがなくなった。ルアーをくわえたまま糸を切られてしまったのだ!ああ、惜しいことをした。ルアーだって高いし新品だったのに!でも実際にかかることがあるという体験ができて一気に盛り上がったし、横にいたター君もそれまではやる気なさそうに漕いでいたけど急に座り込んでルアーを投げなおしたりしていた。
私が帰り道悔しがっていると「あたりがあっただけいいじゃん」とちょっとうらやましそう、彼は実は富士川で何度もやってるけどあたりすらなク、それであまりモチベーションが上がらないらしい。
確かに一回でもあたりがあると俄然やる気が出るし、わたしも明日トライするのが待ちきれない!生まれてこの方釣りなんてまったく興味なかったのに、これのおかげで釣りキチ三平まで読みたくなる気分だ。釣りも奥は深そうだなー。

その後大慌てで打ち合わせに向かい、とっても有意義なミーテイング。ぜひやりたいとおもうような取材、記事をやらせてもらえそうなのでとってもうれしい。がんばるぞ。そしてそのあとパタゴニアのスタッフ数人と会って色々お話、どの人ともプライベートでも仕事の話でもとても元気がもらえる話題とオーラばかり、帰り道なんだかとってもハッピーな気持ちになれた。
夕方はこれまた大先輩、師匠の岡本さんが寄ってくれた。今、おニューのサーフボードをピックアップしてきたんだけど見ない?と板を見せてくれた。とっても岡本さんらしい色とデザイン、それにしてももう岡本さんだって50代後半だけどこんな短い板でバリバリ波にのって、まったく衰えなし!それどころか新しい板がうれしくて見せにきてくれるなんて少年のような無邪気さ、これが鎌倉の親父達の若さの秘訣かもしれない。

釣りの件といい、いい仕事、パタゴニアのメンバー達とのありがたい交流、岡本さんとなんだかポジテイブなことばかりで一気にリチャージされ、元気倍増。明日は早起きして魚を釣るぞ!

2010-05-27

5月27日 予定外のFUN

ちょっと涼しい風の気持ちいい朝。仕事を終わらせたいけどメールや用事をしているうちにどんどん時間が過ぎる。保険の再契約を済ませ、お昼を食べていると、隣に住む幸ちゃん(弟のお嫁さん)が来て、これからコストコにいくから良かったら、と誘いに来てくれた。ひとつ打ち合わせの予定が明日に変更になったので、コスコはどっちでもいいにしてもそのあと釣具屋さんによってくれるというので一緒に行くことにした。
コストコへの道は以前よく車で使っていた道、ハイウインドやサーファーガールズの編集部があるベイサイドマリーナに近いところだった。「近くにパタゴニアのアウトレットもあるんだよ」と聞いて一度も行ったことがなかったのでそこにも寄ってもらうことに。
パタゴニアはマリン企画のオフィスのまん前にあった。入ってみるといろんな商品がずらり、以前気に入ってきたのにもう作っていない製品や、懐かしいものなど色々あって、挨拶だけしようと思っていたのに真剣な眼で物色スタート。幸ちゃんもパタゴニアの大ファンなので二人とも単独行動で真剣に商品チェック。なかなかアウトレットでは出ないとみんなが嘆いていたダウンセーターも一点出ていた、これは私の一押しアイテムでもある。
そして去年オーダーしたけどすでに売り切れだった商品の色違いを発見、試着してみたらめちゃくちゃ気安くてかわいかったので思わずキープ。そしてもう一点ぜひ試してみたいと思っていた製品も丁度あったので、ハワイに帰る前に手に入ってすごくラッキー。幸ちゃんは幸ちゃんでパープル系のカプリを購入。二人ともまったく買い物する気なんてなかったのに思わずエキサイトしてしまった。
スタッフの皆さんはそんな大騒ぎしている私たちにいやな顔ひとつせず親切に対応してくれて、最後にはみんなで記念撮影までさせてもらった。(お客さんがほかにいなくなったスキに大急ぎで)このお店のスタッフにはウインドサーファーが二人もいてそのうえどちらも女性、自分はあまりやってないくせに、同志のような気持ちでうれしくなる。だってアウトドアのお店行ってもウインドしているという人はほとんどいないから。

とにかく思いがけずの寄り道の後釣具屋に行き、ここでも釣りが大好き風のスタッフに一つ一つ丁寧に説明を受けたりしているうちにかなり時間がかかってしまった。でもギアはほとんどすべてそろい、ハワイに戻る前に一回は海でトライできそうだ。
大船で庭用に土を大量に買い込み、やっと終了したころには夕食時になっていた。

近くの漁師さんにタバコと交換で母がもらってくる数々のお魚類がいろんな料理に変身して出され、そのほかにも浜で拾ってきた海草等がテーブルにずらり、安いけど豪華でおいしそうでヘルシーな夕食を幸ちゃん、そして覗きに来たとなり家族などと一緒にがやがや食べた。

あっという間に一日が終わってしまったけど幸ちゃんとはなかなかゆっくり話ができていなかったのでよかったな。明日こそはやらなくてはならない仕事を終わらせたい!

5月26日 陽子ちゃん、Dear and Yonder

夜あまり眠れずに4時過ぎに起きてしまった。メールをチェックすると昨日心配していた件で返事が来ていて、誤解だったことがわかった。かなりほっとしたけれど、やはり普段からいい加減なことをしているからそういう誤解が生じるのだ、と大きく反省。そのメールにも「ストレスためないで、しょうがないことは流れに任せればいい、Flow with it, Go surf」とかいてあった。
そう、最も尊敬している人からの言葉はいつも本当に的確で深い。というわけで,、わたしもさっそくGo surf!
家の前がいつもよりずっとすいていて、スタンドアップで出ても近くにサーファーがいない開いたスペースがじゅうぶんにあったのでそこで波待ち。サイズは小さかったけれどそれでも人を気にせず乗れたので楽しめた、それにストレスフルな夜の後だったので水に使ったことで一気に浄化。
8時ごろにはだんだん混んできたのでいやな顔される前に撤退。
気のせいかもしれないけど去年日本にいたときより海がすいている気がする。

最初の打ち合わせの時間までは打ち合わせの準備と今日東京でやるインタビューの準備。
お昼にプロロングボーダーの古市陽子ちゃんが来てくれてすぐ近くの麻心でお昼をしながら写真のセレクト。いい写真が多すぎてセレクトするのが大変だろうと思ったけど、好きな写真の好みがかなりイッチしていたので結構楽だったし、何より素敵な写真を見ながら、これだあれだとやるのは本当に楽しかった。陽子ちゃんも今朝サーフィンしてきていつも以上にきらきら輝いていて、これこそヘルシービューテイーという感じ。きれいな写真がたくさんあって、彼女のいろんな魅力を雑誌で紹介できるのが撮っても楽しみだ。ブロマイドにしたら陽子ファンに高く売れそう!
その後渋谷のパタゴニアオーシャンへ。今晩オーシャンストアで上映されるDear and Yonderという女性サーファーをフィーチャーした映画の監督さんたちのインタビュー。サーフムービーファンだったら(そうじゃなくても)誰でも知ってるトーマス・キャンベル、彼の奥さんテイファニーとその友人アンドレアが共同で、多くの人の協力のもと作り上げた作品でとってもすばらしい仕上がり。私は去年の秋マウイで見たのだが、ロブマチャドのDrifterを見る目的でその前にこの映画をやっていて、早く終わんないかなーなんて思って見始めたものの、ぐいぐい引き込まれていったのを覚えている。とくに最初の部分、レデイースサーフィンの歴史の部分、それからまったくの無名だが、地元ではレジェンド的に尊敬されているビッグウエイブボデイーサーファーのジュデイスのセグメントは特別良かった。ジュデイスのところでは、こんな人がいるのか、というショックにも関した感動、そして彼女の生き方やすべてのことに対するアプローチなど、こうありたいと思う見本になることばかりで、涙なくしては見れないくらいだった。今日のインタビューの途中でもあの場面を思い出して涙が出そうになったくらい。女性ならサーフィンをしていなくてもどこかで共鳴できる部分がある映画だと思う、ぜひ見て欲しいと思う。

世界中にはいろんな女性がいて、いろんな生活をしながらいろんな人生を送っている、そしていろんなスタイルのサーフィンがあって。いろんな方法で海やサーフィンと付き合っている、この映画に出てくる人たちはその中でもサーフィンに密接に付き合い、めちゃくちゃうまい、特別なたちではあるけれど、どんな人間であってもいい、どんな人生でもいい、どんな形でサーフィンと向かい合うこともありなんだ、いろんなやり方があってそれがどれもすばらしい!自分なりのやり方、自分なりのサーフィン、自分なりの人生、それがすばらしいのだと実感させてくれるフィールグッドムービー。絶対元気をもらえるはず。

監督の二人は一見細くて華奢で女らしい感じだけれど話していたらどちらもバックグラウンドはスケートボード。スケートシーンは私も仲良しのキャラベスを通してある程度見てきたが、ほんとにあれほどハードなスポーツはない、いくらやってもうまくならないし、怪我は大怪我をする。女の子もほとんどいなくテキャラベスも昔はメンズに混じってコンテストに出ていたほど。そんなハードコアで女性が本当にマイノリテイーだったシーンで成長した二人だからこそ、女性の勇気、女性のチャレンジ、女性一人一人の魅力を高く評価するような映画が作れるのではないかな。
なんかこんなに書いちゃうと雑誌での記事のねたがなくなっちゃうのでやめておこう、掲載は次号のサーファーガールズ、映画のなかのシーンのすばらしいライディイングショットやアーティステイックな写真も含めていい記事になると思うのでぜひチェックしてもらいたいな、と思う。
ちなみに陽子ちゃんの写真も同じサーファーガールズでマウイ特集記事。がんばって書かなくちゃ。

2010-05-25

5月25日 Surf 's Up!

昨日の夕方から風が南に変わり、朝起きると波はサイズアップ、ただしオンショアなので結構ぐちゃぐちゃ。それでも仕事前に乗ろうということなのか、朝早くからみんな海に出ている。

風は落ちそうで落ちない、そうこうしているうちに南風がさらに上がってきた。
リトリート中の日記をアップしたり、締め切りが近い原稿を書いたりして午後からパタゴニアへ。

たまたま北海道ニセコに住むテレマーカーのナッシーがオフィスに来ていたのでうれしい再会。彼は立山から帰ってきたばかり、以前は毎年アラスカであっていたのに彼はこんな時期にも雪、私はここ2年雪に触れていない。なんだか変な気持ち。

パタゴニアで順番にいろんな人といろんな話をした。いつきても思うことだけれどパタゴニアの環境はすばらしいし、熱意がある、とても生き生きとした、仕事もバリバリできるけど遊びもバリバリ楽しむ魅力あふれるスタッフばかり。こういう人たちと一緒に仕事をさえてもらえるのはなんてラッキーなことだろうと思う。会うたびに元気をもらえるし、いろんなやりたいことのアイデアがふつふつとわいてくる。つくづくいい会社だなあと思う。

夜とってもとってもショックなことを聞いて突如どどーんと自己嫌悪に陥った。一瞬パニックになって呼吸困難になりそうな気分だったけど、でも落ち込んでいるだけでは何も変わらないので今からできる限りの誠意を尽くしてできることをしなくてはならない。普段からいい加減だから、そして最後の最後まで確認しなかったかもしれないから、起こったのかもしれない出来事なので、フォローが聞かないことでもできる限りのフォローをしなくては!

2010-05-24

5月24日 祭りの後(?)

リトリート中はばたばたで(自分の用意不足のせいだが)忙しく走り回っていても気が張ってるので疲れもそんなに感じなかったのに、家に戻って終わったことを実感したら急にどっと疲れが出て、体が鉛のように重く感じる。
波が上がる予報で白浜のほうでは頭近くあるらしいのに家の前、由比ガ浜は足首、ひいき目に見てセットでヒザくらいだろうか、全然ない!
まあ、やることもたくさんあるので仕事をこなそう、と重い体に鞭打って、居眠りしながらコンピューターに向かっていたが、ふと今日が5月24日だということに気がついた。
なんと今日は、昨日まで一緒だったヤーマンの誕生日。そのうえ今朝ひどいことに朝一番で彼に電話して「ごめんウエット忘れてきちゃったのを預かっておいてくれる?それで、もしもあえなかったら宅急便で送って!」などと話をしているのだ、彼の誕生日だというのに!大失態!覚えていればリトリートでマリちゃんと一緒にお祝いできたのに、がっかり。

まあ彼もそんなことを気にする人ではないので、「友子さんらしいよな」とあきれるくらいで笑い流してくれるだろうけど、めったに会えない人なのに誕生日に一緒にいられたかもしれないことを考えて一日後悔の気分が抜けなかった。幼稚園からの親友で大島に住んでいる友人から大きなクーラーボックスにあふれるほどのお魚が送られてきた。「自分でさばくのは面倒だから」といってよく送ってくれるらしく、いつもは母大喜び、子供のころ彼女のお母さんの具合が悪くてうちで半年ほど一緒に暮らしていたこともあり、母を第2の母としていつもいろいろ送ってくれたりするのだが、実の子供が全然親孝行しないので、本当にありがたい。まったく私は頭が上がらない。
姪っ子のみどりは今の時代に珍しく、魚をさばいたりするのに興味しんしんで小さなころから母がさばいるのを見たり、教えてもらうのが好きだったし、「お誕生日に魚のさばけるナイフが欲しい」とリクエストしたこともあったほど。今日もきれいに出刃包丁でたくさんの魚をさばいてくれた。最近の子供は内臓見るだけで気持ちわるーい、と言うだろうに、彼女は胃袋を取り出し、「何が入ってるかなあー」と中身を見て、「あ、イカ食べてる」と分析。なかなか頼もしい。

雨交じりの天気だが風は夕方まで上がらず、波があるポイントでは楽しめたのではないだろうか。なぜ由比ガ浜はこんなに波がないんだろう?
昨日までのリトリートマジックのハイな気分が抜けてちょっとボーっとしている。

5月23日 See you all again soon!

昨日までの天気がうそのような雨。でもこれもしっとり風情があって結構好きだ。緑のにおいが鼻をくすぐる。
朝のクラスの前に記念撮影、そんなことをしていて少しスタートが遅れたが、そのことには後で考えると意味があったような気がしてならない。というのは私がウインドをはじめたころにあこがれていた国武和美ちゃん(今は佐藤和美ちゃん)が来てくれたのだ。

リトリート中はばたばたでメールにチェックもしていなかったのだが、今朝早くチェックしてみたらリトリート当日に送られてきたメールのなかに、「ネットで調べていたら伊豆でリトリートがあることを知り、もしできればクラスだけ参加させてもらえないかとおもっています」と彼女からメールが入っていたのだ。和美ちゃんについてはいつかじっくり書きたいと思っているけれど、本当に心から尊敬し、目標(到達できるとは思えないほど高い存在ではあったけど)にしていた人で、この間アルバムを整理していたときに彼女の記事を集めた大切にしていたスクラップブックがでてきて懐かしさに思わず見入ってしまったほど。
彼女が伊豆でヨガを教えているというのは風の噂には聞いていたが、もうずいぶん長いあいだ会っていなかった。
日曜日は来れないと書いてあったけれど、「万が一今からでもこのメールを見たらぜひいらしてください」と、自分がメールをチェックしていなかったことを大いに反省し、きっと来れないだろうなあと残念に思いながらあきらめていたのに、クラスが始まったころ窓の外に相馬さんと立っているのが見えた。まだはじまったばかりだから、といそいで着替えに行ってもらい飛び込みセーフ。

あの時きっと記念撮影やお話をしていなければ半分くらい終わっていて参加できなかっただろう。
ほんとにうれしい再会だった。ちょっとミーハーに一緒に写真まで撮ってもらっちゃった。

1時間以上タイムオーバーしたクラスの後、これまたすばらしい焼きたてのパンや野菜のスープやサラダのほかいろんなものがテーブルに乗り、みんな最後の最後まで食べておしゃべりして大盛り上がりだった。
みんなとお別れするときはいつも寂しいけれど、短い3日間ではあったけれどとても充実した毎日だったし、元気をたくさんの人からもらい、穴だらけの運営をみんなに助けてもらいながら無事終了した。
恵子先生と私が同じ時期に日本にいるときに、「同窓会的なリトリートができたらいいね、もしやるならヴィラ白浜のようなところでできたらいいね」と前々から話はしていたのだが、実際今回実現できて本当にすばらしかった。これも相馬夫妻の細かい、そして暖かいサポートがあってこそのこと。そして地元でバイクツアーをやっている、又恵子先生がヨガを教え始めるきっかけでもある愛ちゃんのヘルプのおかげ。恵子先生の一生懸命さと丁寧で愛情にあふれた教え方で、スタジオの一人一人のエネルギーが集まってひとつになり、大きなすばらしいポジテイブなエネルギーになった感覚があった。次は9月の連休に合わせた時期に開催されるマウイでのリトリート。これも多くの人に参加してもらい、多くの人とすばらしい時間を共有できますように。
今回来てくれた皆さん、そしてヘルプしてくれた皆さん、教えてくれた恵子先生、ほんとうにありがとうございました!
そして北海道、大阪、名古屋、新潟など本当にいろんなところから来てくださった皆さん、ありがとうございました。
カメラマンとしても活躍してくれたヤーマンの写真は彼から届き次第マウイレインボウリトリートのウエブサイトにアップして行きます。
www.mauirainbowretreat.com

帰りは葉山に帰るもえちゃんの車に恵子先生と乗せてもらい、次のワークショップのために真鶴で恵子先生をドロップ(コスミックヨガさんで24日から3日間ワークショップ、今からでも申し込みができるクラスもあるかもです)、その後鵠沼で健康食のブッフェレストランのようなところに連れて行ってもらい、馬鹿みたいに食べてしまった。私は食べ過ぎると1時間以内におなかが痛くなってすべて下から出ていってしまうのだが、案の定おなかが痛くなり、家に着く直前にはかなり痛くて、あまりにあわてて家のトイレに駆け込もうとしたため彼女の車の中に買ったお土産を忘れてきてしまった。それだけでは終わらず、なんとヴィラ白浜にはウエットまで置き忘れ。もう自分の頭は隙間が多すぎ!嫌になってしまう。

今日はいつも以上に長い日記とたくさんの写真になってしまった。自分のカメラには集合写真が一枚も入ってなかったのが残念。

5月22日 ミニリトリート2日目

朝起きるとすでに4時半ごろから起きてる人たちもいて、それぞれ海に行ったり、芝生でのんびりしたり、ハンモックたスラックラインを楽しんだり、お茶を飲みながらリラックス、散歩したりしていた。
朝7時半のクラスに間に合わせるために新潟から夜通し運転してきたヤーマンとメグちゃんも登場。そのままクラスに直行。
昨日のクラスですでに筋肉痛になった人も多かったけれど、それでもみんな熱心に自分をプッシュしながらできるだけ多くを吸収しようと恵子先生の話を熱心に聴いていた。先生も生徒も一生懸命でどんどんクラスはヒートアップ、時間を大幅にオーバーしてしまった、がんばったおかげでみんなおなかぺこぺこ、でもそのおなかも、もう入らない、とギブアップするほどの大量のおいしいブランチが用意されていた。地元で取れた山菜やしいたけの混ぜご飯や、自家製ゆかりと梅干のおにぎり。ナスのオリーブオイルいため、煮物、海草サラダ、お味噌汁、どれももちろん地元で取れたものばかり。食べるものすべての出所がわかるような食生活なんて今の時代ほとんどの人が実現できていないだろう、すばらしいな、と思う。とにかくおいしくて、とまらないとまらない。

普段マウイのリトリートでは、夕方にもう一回ヨガクラスがあるのであいだに入るアクテイビテイーはあまり疲れないもの、それから時間のかからないものが多いけれど今回は親睦、そしてリラックスタイムがたくさんあるように、と午後のクラス話で一日一回のクラス、だから午後はそれぞれ思い切りやりたいことを満喫。びっくりしたのは20人近いメンバーの中でも半分以上がサーファーだという事実、そしてぜひサーフィンをしたいとやる気満々で来たということ、とくに新潟から来たメグチャンはあの寒い新潟の冬でも結構入っているらしく、すごく上手だったし、ほかにも本当に熱心で上手に乗る人が何人も。(メグちゃん)
ビギナーのとも3、もこちゃん、直江ちゃんの3人は白浜のまん前にあるサーフショップ、マリーナさんでスクールを受け、とってもやさしくて丁寧に教えてくれるインストラクターが時間をずいぶん延長してくださりながら熱心に教えてくれ、みんながんばって何度も立ち上がって波に乗っていた。帰ってきたときの3人の笑顔といったら!(とも3テイクオフ)私ともえちゃんはちょっと外浦のほうまで海上散歩。

観光組も地元の愛ちゃんがガイドとなり、いいところ出し尽くした!というほど全部案内してもらい、素敵なお店やビーチ、町の中など散策して周り、大満足、その後みんな温泉でゆったりしてから又お待ちかねの夕食。(温泉で女性の長風呂に待ちくたびれて寝ていたヤーマン)
リトリートはマウイのほうもご飯がヨガクラスと同じくらいみんなの楽しみで、すばらしい料理を楽しめるのだけれど今日のメニューは果物みたいに甘い完熟トマト(エイちゃんトマトというらしい)を煮込んだ、調味料がほとんど入っていない、素材の味をじっくり味わえるトマトソースのパスタ。そして畑で取れたブロッコリーとデザートのヨーグルト。こんな量どんなにがんばっても食べきれるわけないと思ったけど、ほとんどおなべは空になっていた。小さな体の女性ばかりなのに食べる量は体育会なみ!夜は協賛でいただいたパタゴニアの製品を抽選会、なぜかどの商品もそれが似合いそうな人に当たった。(そして翌日クラスで着たりしてくれていた)そしてプレゼント交換、高価なものではなく、手つくり、あるいは家で使わないものなどちょっとしたものでいいからもってくることになっていて、それを回して音楽がとまったところでストップ、誰でもプレゼントが嫌いな人なんていない。ちょっとしたものでももらえるとうれしいし、なんだろう?とわくわく気分が味わえる。私はとってもおいしそうな紅芋ジャム。ほかにも本、手作りのバッグ、小物入れ、クッキンググッズ、石鹸、かわいい小物、地元のお菓子などいろいろだった。

いくらでも話は尽きず、全国各地から持ってきてくれたお菓子やお酒を前にみんな大騒ぎだった。おかしかったのはあるていどすでにもりあがってたところで今日から参加の新しい人たちに自己紹介をしてもらったとき、みんなすでにかなりお酒が入っていたのか、自己紹介といわれてあわていた。中でもヤーマンは選挙運動でも始めるのかと思うような話し振りではじまり、なに言ってるんだか分からない。そのうちプリント写真を出してきてスライドショーまではじまった。(写真の説明をする酔っ払いと真剣に聞いてる酔っ払い)
20人の女性の中に男性一人でもまったく違和感を感じさせずに一緒に盛り上がってる様子に彼の宇宙人ぶりを再確認。彼は第2回目のリトリートの参加者でもあり、今年の冬は恵子ちゃんのスタジオにも通っていた。今回はカメラマンとしても(バックミュージック演奏、そして運転手としても)活躍してくれている。

2010-05-23

5月21日 伊豆ミニリトリート第一日目

朝起きてみると(最近は4時半には十分明るくなっている)ぴっかぴかの快晴、昨日までの雨で緑はきらきらと輝き、すばらしい天気と景色!リトリートが始まる前にちょっとだけ相馬さんに海に連れて行ってもらった。何箇所かチェックしたけど波は残念ながらヒザあるかないかで、私の実力ではとても乗れなかった。こんな小さいショアブレイクの波でもうまい人はテイクオフして横に走ってしまうんだろうなあ。でもきれいな色と誰もいない海をパドルしてるだけで楽しかったし、相馬さんともゆっくり話ができてとても楽しいセッション。やはり河童の私たちは水に浸かるだけで気分がすっきりするのだ。その後軽くミーテイング。あまりに気持ちいいので外のテーブルで。


12時ちょっと前に下田駅に迎えに行くとすでにほとんどの人が着いていた。電車組みで駅の足湯で記念写真。その後現地集合で車組も続々ヴィラ白浜に到着、恵子先生の第一回目のヨガクラスは3時半にスタート、懐かしい顔、新しい仲間、いろいろだったが、みんな一生懸命で、そしてプラクテイスを楽しんでいて熱気むんむんだった。そしてその後はお待ちかねのご飯。今回はヴィラの智子さんがメニューを作ってくれることになり、伊豆で取れた食材、家で取れたもの、作ったものなどだけですばらしい食事を毎回提供してくれた。夜のメニューは伊豆のお野菜たっぷりの豆乳カレー、お米まで地元の農家の方のスペシャルなおこめを使った雑穀米。野菜フルーツももちろんすべて地元製でもりもりたべられた。リトリート第2回の同窓生でもある西表の春ちゃんからは箱いっぱいのパインと島ラッキョウの差し入れ。どれもこれも本当においしくてそのうえヨガで動いたからみんな驚くほどの食べっぷりだった。夕食の後は自己紹介や近況報告、みんなのヨガに対する思いや、いろんな変化を知ることができたし、初めての人たちも、初対面同士の人たちも、今日集合したとは思えないほど打ち解けて楽しんでいた。リトリートには本当にいろんな人が全国各地から来る。バリバリのキャリアウーマンから冒険家のようなタフなアスリート、そして奥様もいれば、看護婦さん、ヨガの先生、サーファーなどいろいろ、でも住んでいるところも普段の生活もまったく違うとしてもヨガが共通項となって、すぐ親しくなれる、そして一緒にヨガをプラクテイスしながら刺激をもらったり、励ましあったり、自分をほかの人の姿に重ねてみたりと一緒に成長ができるのだ、本当にこうやってみんなが集まってくれたことに感謝の気持ちでいっぱいだ。私もリトリートのたびにいろんなことを感じ、学び、ヨガを楽しませてもらっている。ヨガを通して知り合った友達はウインドや海を通して得た仲間同様本当に私も一番の財産だと思っている。たくさんの笑顔と笑いに包まれた3日間を過ごせますように!

2010-05-21

5月20日 雨のち波、そして伊豆

ザーザーぶりの雨、昨日に引き続きオンショアの風が吹いている。昨日家に戻ってきたら昼間から母が寝ているので昼寝デモしているのかと思って顔を見たら、パンパンに腫れていて北朝鮮主席のような顔になっていてびっくり。どうしたのかと思ったらイワシに食あたりしてものすごい蕁麻疹が出て痒くなったと思ったら顔がはれ上がり唇もすごく腫れて話ができないほどになったらしく心配になって隣に住んでいる弟の奥さん、幸ちゃんに夜中に病院に連れて行ってもらったらしい。薬のせいもあるのか具合はずいぶん良くなったとはいえ、一日中眠り続けていた。できるだけ脱水症状にならないよう水を飲ませたり、何度か軽い食事を作りながら様子を見ていたが、晴れも少しずつ引いてきて大丈夫そうなのでホッと一安心、それにしてもいわし食べすぎでアレルギーになったのではとも意見も。
そんなわけで予定を少し送らせて夜に伊豆にはいることにした。
雨が上がり風が泊まったかなと思ったら波が良くなってきてちょっと楽しそう。獲物のにおいをかぎつけるハイエナのように、続々とサーファー達が海に入っていく。私もでたくてむずむずしていて、終わらせなくてはならないことだけできたら少しの間だけでも出発前に出たいと思っていたのだが、なかなか終わらず、やっと終わったころには出発の時間になっていた。残念!混んでいなかったのでちょっとでも出たかったな。

藤沢駅から東海道線に乗り、伊豆急下田までのんびりと向かった、伊豆までの電車は海、山と景色が変わり、とてもきれいで駅の雰囲気もかなり田舎で雰囲気が良かった。いつも車でばかり行っていたけど電車も風情があっていいなあ、と思った。

8時ごろ下田に到着、今回お世話になるヴィラ白浜の相馬さんが迎えに来てくれ、ハイクの山の中を思わせるロケーションにあるヴィラ白浜へ。
もう暗かったけれど相馬さんが一生懸命リフォームしたり新しく作ったりした部屋やイベントホール、BBQエリアなどとっても素敵で明日からノリトリートがさらに楽しみなってきた。ただお湯を入れて飲んでください、と渡られたガラスのポットにはカットされたてのフレッシュなカモミールの花がたくさん入っていて、お湯を入れたらきれいに黄緑色のお茶のすばらしい香りに感激。乾燥したカモミールのお茶は良く飲むけど、フレッシュなものをそのまま使ったことはなかった、本当にきれいでおいしくて、これはぜひ私も真似させてもらわなくちゃ!
ヴィラ白浜は夫婦ともども手作りが大好き、ご主人は家や部屋や家具などをどんどん作っちゃうし、奥様は取れた野菜や果物、地元の新鮮なものやその辺に生えているもの、取れた魚などを有効に使っておいしいものを作るのが得意、ソースやジャム系などもいろんなものがたくさん作って保存されている。理想的なスタイルでいつ行ってもいろんなものを見たり教えてもらったりしてわくわくさせられる。そのうえご主人はウインドとサーフィン、奥様はヨガに熱心。
上の写真は奥様のともこさんが描いた白浜のエリアマップでヴィラ白浜の敷地内に建っているのだが、とってもかわいい。相馬さん家族はいつ来てもにこやかに迎え てくださってだから余計に白浜には行きたい気持ちがいつもある。昔はウインドのために白浜にもよく行ったけれど、そのころからのウインドの友人達もみんな 相変わらず元気で楽しくやっていて、会いに来てくれたりしてとってもうれしい。なかなか会えない人だけど、昔とまったく変わらないのでうれしくなる。
(恵子先生)
明日からいよいよミニリトリートがスタート、どんな素敵な再会、出会いがあるか、楽しみだ。
ヴィラ白浜は貸し別荘として誰でも泊まれるし、大部屋から小さなものまでいろいろ。6月はスペシャルオファーでレンタル料が大幅割引されているそうなので興味のある人はぜひ!
http://www.villa-shirahama.com/
伊豆は波もいいし、海もめちゃくちゃきれい、そのうえこれから梅雨時は北東の風が良く吹くのでウインドやカイトには最高なのでは。くれぐれもルールやマナーを守ってローカルの人たちをリスペクトした行動をとったうえで楽しんでください。

2010-05-19

5月19日 Books never die

(佐藤家のマイホーム、家のペンキは二人で塗ったらしい)
朝、秀さんともおちゃんに静岡まで車で送ってもらってバスで東京まで。二人だって忙しいのに3日間本当にいろいろたのしませてくれた、ありがとう。今度会うのは2週間後のマウイだ。思ったより早く東京に着いたので、まず秋葉原までいく。瀕死の状態のコンピューターを見てもらうためだが、まず完全に迷子になり、30分以上うろうろ歩き回った。でも結局コンピューターはハードドライブのトラブルらしく、買い換えた方がいいらしい。去年持っていたコンピューターのスクリーンを壊してしまったときに急遽買った中古品だったので最初からなんかハードドライブがギリギリ音を出していた気もするので仕方がないのかもしれないが、お金に余裕がないのでかなりショック。
かといってコンピューターがなければ何も始まらないくらい仕事でも何でもコンピューターに依存しきっているので買い換えるしかない。今はブレブレで色なんてわからないようなスクリーンを見ながらこれを書いている。

その後西麻布で打ち合わせ。コヨーテという雑誌は大好きな雑誌のひとつだが、その編集長の新井さんにははっきり言って頭がまったく上がらない。彼が励ましたりしかったり、インスピレーションを与え続けてくれなかったら今の私はないだろう、今だって彼にしたらもっともっとしっかり書け!もっともっとたくさん書くべきだ!と思っていることだろう。
私が書きたいと思うことやインタビューしたい人たちのことを興味深く聞いてくれ、仕事として取材するチャンスを与えてくれることに心から感謝している。
彼と知り合ったのももう20年近く前のことになるということに気づいてお互いに愕然としたけど。だってあのころ生まれた新井さんの赤ちゃんがもう高校を卒業する年齢になっているのだ。年をとったものだ。でも新井さんも私もあまりあのころと変わっていないような気がするんだけど。
編集部の下はブックストア兼カフェのとっても素敵な空間になっていて、私は底で本を見るのが大好き、なんといってもコヨーテが選んだ本が並んでいるわけで一般書店のように膨大な量の本の中から自分の読みたい本を見つける労力を使うことなく素敵な本にたくさん出合えるのだ。
今日は3冊お買い上げ、そして新井さんから一冊柴田元幸さんのたびのエッセイ集をいただいた。読みたい本が手元にたくさんあるとなんだかとっても豊かな気分になれる。いくら読んでもまだ次に面白そうな本があるからけちけち読まなくていいのだ。お金持ちになると、けちけちせず、いちいち考えずに好きなものを買える、そんな感じと似ているのだろうか。
そして本は一生もの。私は子供のころに大好きだった本もたくさん実家にとってある。実は子供のころおばあさんになったら近くの子供達が集まるようないい本ばかりそろっている小さな図書館をやりたいから、これらのいい本はすべてとっておいて!と、親に言っていたのだ。
その本たちは母親が教えるバイオリンの生徒さんたちにも読まれ、姪っ子たちにも読まれているが、いつかほんとに図書館を開くことができるのだろうか?多分無理だけど子供達に囲まれて本の話をしているおばあちゃんの自分という図はとっても魅力的ではある。

コンピューターは予想もしないときに機能しなくなったり死んじゃったりするけど本は死なない。本のほうが信頼できる、とそんなことを鎌倉に帰る電車の中で考えていた。