2010-12-31

12月30日 Kitebeach Smack down

朝から家の周りの木がざわざわといっている。久々にトレードウインドが戻ってきたようだ。
今日は朝のサーフィン早めにして、カイトモード。他の住人たちは9時半ごろからそわそわと出発、私は遊んでばかりもいられないので12時前に出発。レインズを見ると波はセットで頭あるかないか、そのうえガスティーな風、こんな波だったらリスクの高いリーフを歩いてまでレインズで出る価値はないので、カイトビーチへ向かった。ナッシュビーチにいるみんなのところをチェックしに行くとカイトを習っていたとビーが別のビギナーの人にカイトを絡められてカイトをリリースし、絡まったラインを解いているところだった。アンドリューは9m。私だったら十分5.5mでいけるところだったが車の中に5.5mがない、ここの所ずっと風がなかったので気に留めていなかったのだ。
どうしようか迷ったが、カイトビーチで7mで出てみた。何とかなったけれどオーバー、まだ病み上がりだったし、風もガスティーだったのを忘れてついついアンフックなどやりだしたらレイリーで足が片方ストラップから外れたまま吹っ飛び、クラッシュ、数週間前に痛めた膝の部分がキーンとなった。たいしたことはなさそうだったけれどインサイドの風が悪くなっていき、そこ終了。バンピーな海面にツインチップはまだ私のひ弱な膝と腰には早かったようで、帰りはびっこひきひき、情けない気分で帰った。いい波が来たときまでに膝や腰を良くしておかなきゃならないというのに、たいしていいコンディションでもないのでついついやってしまった。大反省。

2010-12-30

12月29日 ベイビービーチとヘアカット

ノースウエストのうねりが入ってくる予報だったので皆で早起き、ところが、ウエストよりのうねりはマウイにあまり入ってこないためか、カナハなどは割れていない。フキパもオーバーヘッドくらい。さてどこでサーフィンしようかということになり、フキパ、ママスとチェック、そこでいつもサウザンピークスで会うサーファーのランディーに会い、彼が「これくらいのサイズだとベイビービーチのリーフの向こう側にレフトの波が立って。ほとんど人がいないよ」と教えてくれたのでチェックしに行った。特別いい波ではないが人もいないし新しい場所だし、今からサウスに行くのもちょっと面倒だし、と皆でそこでパドルアウト。
天気がいいうえに水がきれいであちこちに亀が顔を出し、コートニーとトビーは大喜び。癖のある波でなかなか割れないくせに一気に掘れてテイクオフ、だから結構皆突っ込んだり巻かれたりもしていたけど、人がまわりにいないので気にせず楽しかった。(アンドリューOver the falls)(コートニー、のボード)
(トビー、のボード)
皆ワイプアウトも多かったが、たまには違う場所に行くのもいいものだ。

その後風が上がってきたので私はレインズチェック、1時間ほど待ってみたが結局風は上がらなかった。ほかのメンバーはカナハで最近購入したグリルを出して楽しいピクニックを楽しんだようだ。最近サーフィンした後このグリルを出してその場でバーベキューというのが私たちのブームになりつつある。

私は夕方念願のヘアカット。4月に「もう我慢が出来なーい!」と石垣の床屋さんで(サーファーのお兄さんで、「うち床屋ですけどいいんですかー」と恐縮しながらも凄く丁寧に切ってくれた)切ったきり、伸び放題だった。
キヘイのカナさんヒロさんのお友達でニューヨークで20年間ヘアメイクをしていたという凄腕のコージさんを紹介してもらったのだ。彼もサーファーで、ニューヨークでも寒いなかウエットを重ね着してサーフィンしていたらしい。(ビューティフル気分でにっこにこの私)
多分今まで何十回も髪を切ってきたなかでも一番自然で自分らしく切ってもらえた気がする。初対面なのに、私の髪の質や好みを即座に理解してくれ、帰り道のドライブは鼻歌が出るほどうきうきしていた、私ほどおしゃれも手入れもしないものでもちょっときれいにしてもらってこんなにハッピーになれるのだから彼は本当に多くの人をハッピーにして来たに違いない。現在はマウイの最高級リゾート4シーズンで仕事をしているらしい。
ヘアカットの技術だけでなく、話もとても興味深かった。滋賀の田舎に実家があるそうで、そこからニューヨークで成功するまでにはいろいろあったと思うけれど、押し付けがましくない気持ちのいいself confidenceそしてPassionを感じさせてくれた。
同世代でもあり(とてもそうは見えないほど若いけれど)やるたいと思うことを自らハードルや壁を作ってしまうことなく、努力しながら突き進んできた人なんだろうな、と思う。どうしてもやりたい、ぜひ実現させたいと思うことがあることはとても魅力的なことだと思う、それが生きるエネルギーになるし、努力もやりたいことをやってるのだから苦にならない。彼の情熱が自分にも伝染してきてパワーがみなぎってくるような気分にさせてもらった。
私も好きなことに情熱を傾けて来年もがんばっていこう!

12月28日 休息

波はサイズダウン、フキパやママスは私向きのサイズで結構楽しそうなのでどうしようか迷ったけれど卿は休むことにした。やっと海に出られるようになったのだがら調子に乗ってがつがつやってまたもとの木阿弥になってしまっては困る。

アラスカから来ているコートニーたちやアンドリューは小さめのサンドパイルでサーフィン。私は家に有り余っている果物が悪くなる前に何とか使ってしまおうと、バナナブレッドやらパイナップルのクッキーなど焼いて過ごした。別に買ってきたものではないのだから腐っても損をすることはないのだが、貧乏性の私は冷蔵庫のものや果物を使いきらないとなんとなく気がすまないのだ。

なんと2010年もあと数日でおしまい。大掃除しなくちゃ!

2010-12-28

12月27日 メローサンドパイルズ

昨日の午後カフルイハーバーでシャークアタックがあったため、カフルイハーバーとそのとなりのパカカロは12時までビーチクローズ、波はサイズダウンでカナハではあまり割れていないのでサンドパイルズに向かう。サンドパイルズもパカカロの隣ではあるので鮫がいないわけではないのはもちろんだけれど、まあ雨も降っていないし。岸も近いので、アラスカから来たサーフィンビギナーの友人たちにとってもばっちりのコンディション。波はたまにくるセットで頭、海はすいているし出ている人もメローでいい感じ、私はサーファーの邪魔にならないよう端っこでみんなの写真を撮ったり、誰も乗らない波に乗ったりして遊んでいた。(ハワイアンローカルレディーズ、ジョニーとリズ、いつも最高のバイブレーションを振りまいている二人は、Ahumanuというユニットを組み、CDも出しているし、いろんなところで演奏もしている)(ヨガ仲間、エステティシャンのあっこちゃんも通りすがりにハングルース)アラスカの中でももっとも寒いエリア、フェアバンクスから来たトビーとコートニー、昨日早速中古のサーフボードを買ってオンショアフラットのラウニポコでサーフィン、今日はサンドパイルズにチャレンジ。コートニーはとてもビギナーとは思えない思い切りの良さでどんどん波に乗り、頭サイズのセットにもテイクオフしていた。ウエットを着てなかったのでがたがた震えながら、そしてボード擦れで腿を真っ赤にしながらも『This is addicting!(これってはまる)」と最後まで海に入っていた。ボーイズ3人と比べても今日のウイナーはダントツ彼女だった。スキーもクライミングもやるスポーツ万能の彼女は新米の弁護士でもある。

12月26日 雨、Nasty water、シャークアタック

夕べはものすごい雨と雷だった。島中そうだったらしく、朝一番にカナハに行ってみるとカイトビーチの川から(普段は水が流れていないけれど街中の下水がそのまま流れてくる上に生き物の死骸なども流れてくることがある)ものすごいどぶ色の水が海に流れ出ていてその汚水の帯はくっきりと沖の波があるところまでつながっていた。波のサイズはばっちりだったけれど、この状態は鮫が多く出るパターンでもあり、またこの汚い水の中カイトをしてFlesh eating bacteriaと呼ばれるとても過激なバクテリア(数時間で体内を食いちぎっていくように侵していくバクテリアで一晩で死んでしまうケースもある)にやられて死ぬところだった友人も知っているので、こういう日は自然が、やめとけといってるのだ、と言い聞かせて場所を移動。
カフルイハーバーはちょっとコナウインドが入ってはいたがなかなか良さそうだった。が混んでいたし、カナハ以上に雨の後は水が汚く鮫も多いので次に移動。サンドパイルは波もサイズがあり、良さそうだった。ただコナウインドが結構強くスタンドアップにはかなりしんどそう、結局1時間ほど見ていたけど風がさらに強くなりそうだったのであきらめて帰ってきた。帰り道フキパはそれほど風の影響がなく、きれいに割れていた。が、もちろん私には無理なビッグサイズ。昨日より小さいとはいえセットはトリプル以上あるだろう。二人スタンドアップパドラーも入っていたが一人はめちゃくちゃうまく、うまいだけでなく、フキパノ波の癖を熟知しているようで、落着いていたし、ぎりぎりのところにいるにもかかわらずひどい巻かれ方をすることなくアウトに出たりしていた。波乗りもまるでショートボードで普通のサイズの波に乗るかのように当て込んだり。あれは誰だったんだろう、ナッシュのボードではなかったのでカラマではないし、レアードはカウアイにいるはずだし、とても気になる。
今日は一日遅れのターキーディナー。今来ているアラスカの友人カップルは料理好きなのでこれから毎日皆でいろんな料理を楽しめそうだ。

ところで後で聞いたことだがやっぱりシャークアタックがあったそうだ。それもカフルイハーバーの裏側のレッジズで。レッジズは普段はぐちゃぐちゃの波でとても難しい波なのだが、たまたまそこにローカルの若手プロが3人入っていて、鮫に襲われたボディーボーダーを救助したらしい。足にフィンがついていたから助かったものの、裸足だったら確実に足が食われてもって行かれていただろうとのこと。その16歳の少年も無事だとのことでよかったけれど、カナハでも釣りしていた人が子供のハンマーヘッドシャークを吊り上げていて、困っていたので、アンドリューが針をはずして逃がしてあげたらしい。やはり雨の後は気をつけたほうがいい、ということだ。

Ride for tomorrow.
波はこれからも来るから。

2010-12-26

12月25日 最高のクリスマスプレゼント

メリークリスマス!
去年のクリスマスに届いたプレゼント(波)は大きすぎて乗れるところがないほどで、結局膝腰のしょぼい波しか乗れなかったのをもいだすが、今年はパーフェクトサイズ。フキパは大きすぎて3人くらいのつわものがめちゃくちゃアウトにいるのが見えた。こういう波に乗るのも凄いが、あんな沖で一人きり波を待つ心境って凄いなあと思う。見ているだけでなんだかこっちまで謙虚にさせられ、姿勢を正したくなる気分にさせられる。
さてピアワンに移行と誘われたのでどうしようか迷ってちょっとチェックしに行ったが、もちろんきれいに割れているものの、はるか沖なのにきれいに見えすぎる、つまりかなり大きいだろうと予想がついたのでまだ腰も治ったばかりなので、弱気にカナハに逃げることにした。この判断は本当にラッキーだった。というのはカナハはでてみたらきらきらのグラッシーナ弱いオフショア、そしてカナハに一番いいサイズ(たまにクローズアウトが来るくらいの頭オーバーくらいのサイズ)でロングライドが楽しめるうえにクリスマスの朝だからめちゃくちゃすいていたのだ。
そういいながら数人と大喜びで楽しんでいると、見る間に波がサイズアップしてきた。気がつくとバンバンクローズアウトセットが入ってくるようになりあわてながら巻かれることもたびたび。カナハなのでさすがにクローズアウトセットでもそう怖くはないが、これがもしピアワンにいたら恐怖のあまりに膝ががくがくしていた、あるいは巻かれて死ぬ思いをしていただろう。カナハで巻かれながら、あーカナハでよかったと思った。
そんなこんなでコナウインドが強くなり始めるまでカナハで思う存分乗ってから仲間が皆サンドパイルに移動するというので一緒に行ったが、私はもうカナハでお腹いっぱい乗ったので腰のためにも見ているだけにした。サンドパイルもかなりいい波、それも大きなセットの波が来ていて皆すばらしいライディングを見せていた。

サンドパイル、カフルイハーバー、カナハ、フキパ、アウターリーフ、皆それぞれ自分のレベルや好みに合うポイントで誰もがすばらしいクリスマスウエイブを楽しんだはず。


結局うちのクリスマスディナーは「こんなに波のいい日に料理なんてしていられないからクリスマスは26日に延期!」と決定。それでもそれぞれありあわせ、持ち寄りなどでサーモン、ペッパーステーキ、マッシュポテトやサラダでごちそうだった。(ユタから来ているショーンとクリス、そしてアラスカのなかでももっとも寒いフェアバンクスから来ているコートニーとトビー、そしてアンドリュー)

12月24日 グラッシークリスマスイブ

波はサイズダウン。フキパで頭くらい。疲れているし、明日からまた波が上がる予報なので休んだほうがいいと思いつつ、今日もグラッシーなのでもったいなく、ほんのすこしだけ出ることにした。クアウからでたかったけど車をとめるところがなかったので、タバルスからパドルアウト。全然人がいなくてノリエガズで一人、ママス前にショートボーダーが二人、その先にスタンドアップが一人、サンライズは結構いいのか、5人くらいいた。私はママスの手前に陣取りショートボーダーの邪魔にならないポジションでテイクオフできる波を選んで乗ったがセットは頭くらいあって結構はやいので十分楽しかった。やっぱり人が少ないと気兼ねなく乗れて楽しい。腰の痛みが取れないのであまり無理をしないよう早めに終了。前々から作ろうと思っていたフレームが完成。トレーシーにプレゼントしたら早速彼女たちのウエディングショトを飾ったとメールをくれた。作ったものを喜んでもらうのは本当に嬉しいし、作るのがさらに楽しくなる。

2010-12-24

12月23日 Sandpiles

腰が張っているし、うちの居候君が風邪を引いて、私もなんだか風邪気味、こんなに波がいいときに移されたらたまらない。大事をとって休んでいようと思ったが、ウエブキャムで見ていたサンドパイルがどんどんよくなっていく。セットでオーバーヘッドのものがどんどん来るようになったのでたまらず出発。
ノースイーストスウエルだからなのかフキパはそれほど大きくはなく、ママスやレインズも良さそう。友人のランディーはピアワンを独り占め、。ピアワンにはサイズが小さすぎるので誰も行かなかったのだが、たまに来るとてもきれいな波をとり放題で楽しんでいるらしかった。

体はだるいし、なんか力が出ない感じ、サンドパイルに着いてからもセットに巻かれたりするだけど体力あるかなあ、とちょっと引き気味だったけれど、明日もこんなにいいコンディションとは限らないし、とりあえず出るだけ出て無理だったら上がることにした。出てみるとセットがきてもピークがばらついているので楽に逃げられるし、反対に人がいないところでも波が割れたりするのでサーファーの人たちの邪魔をせずにいい波に乗ることが出来た。ショートボーダーもロングボーダーも、スタンドアップもそれぞれの場所で波に乗り皆楽しそうだった。
体の節々が痛くて思い切り漕げず1時間くらいで終了。すぐに家に帰り休んだ。何しろ明日からもどんどん波はよくなっていく予報。そのうえクリスマスは毎年すいてて波がいいのが常なのだ。

2010-12-23

12月22日 Story of a whale

オアフの友人ジニーからとっても心温まるメールが届いた。何年か前、北カリフォルニアでの出来事だが雌の鯨がカニ漁の網とわなに引っかかりぐるぐる巻きにこんがらがって逃げられなくなっていたのが見つかった。それを見つけた漁師はすぐに鯨保護協会に連絡し、鯨の救助がすぐに始まった。40-50ft、50トンほどと見られる巨大な鯨を助けるのはダイバーたちの命にもリスクがかかる、何しろ一発尻尾ではたかれたら終わりだし、いつ引っ張られておぼれるかもわからない。それでもダイバーたちは潜って100ポンドのワナが12個そしてさらに錘がいくつもついている網に絡まって呼吸のアナを海面に出すために浮いていることさえ困難な状態だった鯨を助けようとした。

錘や網が体に食い込んでいる鯨は水中で彼らが一つ一つ網を切っている最中、数時間もじっと動かずにいたという、そしてあるダイバーの話だと彼が網を切っている間ずっと鯨の目が彼の行動を追っていたらしい。
とうとう鯨が網から解かれて自由になったとき、その鯨は自由にぐるぐると輪を描いて泳ぎ、助けてくれた一人一人のダイバーの下に戻ってきて
彼女の救助に対する感謝を込めるようにそっとやさしく押していったという。

私自身一回だけイルカと心を通じ合えたと確信する体験があるが、言葉を必要としないコミュニケーションが出来たときのその喜びは一生忘れないし、そのときの経験はどんな波に乗ったと
寄与r、どんなすばらしい山を滑ったときよりも印象に残っている。
地球は人間中心に動いているわけではない、人の都合で動かそうとしていることが多いけれど、行動を起こすことが出来る私たちこそ、皆が共存する世界を守っていく責任を持たなくてはならない。私たちの周りにある自然や野生動物たちがどれだけ私たちの心を豊かにしてくれているか、それはたぶん空気と一緒であるときにはそれほどありがたみは感じないけどなくなったときに大変なことに気づくのだ。

One earth, one love.

2010-12-22

12月21日 グラッシーコンディション続く


満月のときはいつも寝つきが悪いのだが、昨日はいつも以上によく眠れなかった。いつでもどこでもどんな状況でも寝ることが出来るのだが、満月だけはなぜか影響される。そのうえ昨日は満月、月食と重なっていたからか何かざわざわする感じがあって寝付けず、うとうとしてもすぐ目が覚めてしまう。朝方周りが明るかったので月が見えるかとおもって外に出てみたが、もう月食は終わっていてきれいにまんまるお月様は輝いていた。(右はアラスカで撮影された月食の写真)
5時にはあきらめて起きだし、コーヒーを飲んでゆっくりしたあと6時過ぎに家を出発。きれいな月がフキパを照らしていたが、波はサイズダウンしていた。つまりカナハでちょうどいいくらいだということ。
7時前にはもう海に出ていたがそれでも一番乗りではなく10人近くいた。(たまに来るクローズアウト)
クローズアウトのセットがたまに来るとはいえ昨日と比べると格段にサイズダウン、クローズアウトの波に巻かれてもダメージが大きくない。そのため人の数は多かった。いいのが来ると皆が必死にパドルしてこんな感じ。今日は十分カメラを構える余裕があったし、がつがつ波乗りしたり、乗れなくていらいらしないように出来るだけ写真を撮ることに気持ちをいれ、たまたま自分のところに波がきたら乗るようにしていた。
二人でニコニコ楽しそうにラインナップでおしゃべりしていたみわこちゃんとアキコチャン。お嬢さんたち!と声をかけたら二人ともまったく反応なしで、気づかない。まだまだおじさんロングボーダーにかこまれているこ子ではお嬢さんで通ります!

以前はあまりいい印象をもっていなかったオーエン(セレブだから仕方ないのだろうけどいろんなマウイの女の子とのランデブー話を聞くし、私がトレーシーや他のかわいい子達とレストランに行ったときもオーエンとルークと他の人たちがすぐに目をつけて「ここから移動して僕らの家でピンポンでもしないかい」と引っ掛けてきたりなんか軽薄そうだった)だが、今日も朝早くから登場。結構まじめに練習してるのでポイントアップ。今日は写真も一枚とってあげました。

2010-12-21

12月20日 冬至と月食

今日は冬至と月食が一緒に起こると言う珍しい日。なんと2000年に一回だとか?
どこか見晴らしのいいところにいってキャンプでもしながら見ようと思っていたが、残念ながら今日は一日中暑い雲に覆われているので月食は見られそうにない。それにここの所ずっとサーフィンがいいのでキャンプなんてやってる暇はない。

今朝も混んでるのを覚悟でカナハへ。昨日のようだったらまたアッパーカナハまで行こうと今日は眺めのボードで出艇。そしたらなんと数人しかいない。その後すこし人数が増えたとはいえ全部で20人もいなかっただろう。だから好きな波をたくさんとることが出来た。セットのクローズアウトはかなり多かったけれど、クローズアウトもテイクオフを決めたらそのままちょっと乗りつないでいるうちにリフォームしてきてかなり楽しく乗れるし、インサイドで待っていればそれはそれで十分なサイズの波に乗ることが出来た。
ただたまに来ていたクローズアウトにまかれると結構なダメージがある。フェイスにテイクオフしたまんま上から降ってきたリップに包み込まれるように巻かれてたのが一番インパクトが強かったが、誰もが結構まかれていたようだ。、
昨日も午後乗っていたハリウッドセレブ(?)のオーエン・ウイルソン、Zoo LanderとかWedding Crasher
などかなりの売れっ子俳優だが、今日は朝早くから出てきていた。昨日楽しかったに違いない。今日もサイズがあったにもかかわらず結構攻めていたし、セットにはまってぼろ巻かれしながらも嬉しそうに乗っていた。なかなか根性があってよろしい。

そのうちそれまでのクローズアウトセットを一回り大きくした馬鹿でかいクローズアウトが入ってくるようになり、私もかなり巻かれ、一つのセット、3本のでっかく口を開けた波に巻かれてもがいているうちに気がついたらもう一つ先のピークボーンヤーズのインサイドまで流されていた。ここは浅いので波がさらに掘れてドカンと来るのだ。あわてて元の場所まで戻ったが、その後も馬鹿でかいセットが来るようになり、疲れてビーチに戻ったが、他の人たちも皆同じ目に合っていたようで多くの人がビーチに戻ってきていた。

その後カフルイハーバーを見に行き、アンドリューとショーンはそこで入ったが、私は昨日今日で結構腰を使ったのでお休み。クリスマスの買い物などを済ませて家に帰ろうと思っていたのだが、帰り道にカナハをもう一度チェックするとなんだかサイズダウンして落着いたように見えたので、もう一回試しに出てみた。
ところがサイズダウンしたように見えたのはまったく気のせいで、出たとたん、巨大なセットが沖に見え、これはだめだとあきらめた。またぐるぐる巻かれるのは嫌だったのでアウトまでは出ずに真ん中あたりでセットのスープの合間に来る小さめの波を見つけてしばらく乗った後ビーチに戻ってきた。だったらカフルイハーバーで楽しく乗ればいいものを、なんか大きい波があるのに乗らないともったいない気がしてしまうのは、自分は痛めつけられるのが好きなんだろうか?

最初に入ったときはカメラをもって行ったものの、セットに誰かが乗っていても、写真を撮る余裕はなく、自分が巻かれないように精一杯漕ぐのに忙しかったので写真はうえにあるものだけでギブアップ。明日はどうかな?

2010-12-20

12月19日 Great condition all day long!

今日は確実にカナハが良いとわかっていたので早起き。3時に目が覚めた。せめて30分でもいいから混む合う前に乗りたいと暗い中家を出発。夜明け前にビーチに着いたけどパドルアウトしたらもうすでに15人くらいはいっていた。みんなすごい。朝焼けもきれいで、途中ウエストマウイマウンテンに虹がかかったりととてもきれいだった。波もとってもよくてグラッシー、たださすがにあまりに混んでいてほとんど波とり合戦というより宝くじに近いものがあった。あまり上手でないスタンドアッパーたちがむやみに漕ぎまくっているなかをロングボーダーのおじさんたちもぶつからないように必死でよけながらいい波を取っていた。なんかロングボーダーが波に乗るとこっちまで嬉しくなってしまう、私もスタンドアップなのに。
途中波取り競争で必死に漕いで腰が痛くなってきたのでアッパーカナハをチェック。もっとはやく行ってれば良かったのだが、そっちも15人ほどいて、こちらはテイクオフが一つのピークで皆上手な人ばかりなのでそれはそれでなかなか波が取れなかった。でもとてもいい勉強になった。テイクオフが難しく、いつものようにショルダーからごまかしごまかし乗ろとしても乗れない。でもテイクオフしたあとボールになるところがあってそこでやられるとめちゃくちゃやられる。上手な人はバックドアからテイクオフしてチューブに入ったりもしていた。その後カナハに戻ってくると上手なロングボードレディースが二人、カナちゃんとジュリちゃんだった。結局朝からお昼前まで乗りとおしてしまい、ビーチに戻って朝ごはんを食べてうとうとしていたが、目が覚めたときにもまだ風は吹いてなかった。そのうえすいている。
これ以上乗ったらやばいかなあと思いつつも明日もこんなにいいとは限らない、ともう一度沖へパドルアウト。ほんとにすいてていくらでも波が取れるし、波のクオリティーも悪くなかった。こんなことだったら朝あの混雑の中エネルギーを使わなければよかった!その後夕方にはまたたくさんのスタンドアップパドラーが出てきて混んできたが、結局2ランド目も2時間くらいは乗った。腰をいためてから初めてのフルデイ。あー楽しかった!

2010-12-19

12月18日 グラッシーコンディション続く

今日の午後から波が上がるという予報だったので朝からチェックしてみたが、朝はまだ入っていなかった。昨日と同じ、あるいはサイズダウンだったので、午後波が上がってくるのを待つことにした。が、なかなか上がってこないし、風もないので午前中住そわそわ、仕事に集中できないままウエブキャブをチェックしてばかり。これならさっさと海に行っていたほうがよかったかも。
10時過ぎに少しずつ気のせいかもしれないがサイズが上がってきた気がしたのでクアウから出てみた。何日かまえに出た人同じくらいのサイズまで上がっていたが、風もすこし入ってきてしまい、小さめの板で出たので不安定。それでも人が全然いなかったのでまあまあ楽しめた。
夕方風が落ちたらもう一度出たいなあと思ってウエブキャムを見ながら待っていたが、サイズのあるセットがカナハに入ってきたのは5時ごろになってから、それからうちを出発しても乗れるのはほんのちょっとだったのであきらめた。

明日の朝一番に賭ける、と思うけどきっと皆そうおもってるんだろうな、混雑覚悟でカナハに行き、朝まだ人のいない30分だけでも楽しめますように。

今日は久々にパイナップルチャーハンを作ってみた。以前カイトガールズと一緒に小浜島に行ったときに皆がこれを気に入り、毎日ランチに食べていたのを思い出した。最近パイナップルのレシピをいろいろ試しているのだが、昔よく作っていたこのチャーハンを忘れていた。

2010-12-18

12月17日 初代SUPワールドチャンピオン、カイレニー

(スタンドアップ初代ワールドカップチャンピオン、カイ・レニーat Lanes)
今日は波がかなり小さい、風は午後まで吹かなかったのでフキパ周辺なら乗れたと思うのだがやらなくてはならにことをやってしまうことにした。クリスマスも近く、またいろんなお祝い事も多く、プレゼントなどクラフトプロジェクトにかかりっきりで一日が終わってしまったが、久しぶりにハンドペイントをしたらとっても楽しかった。学生時代はハンドペイントの水着を作ってそれでマウイ資金を作っていたのだ。ウインドと文章書きと水着のデザインそれぞれがお互いを刺激し、自分の生活に影響を与え合っていたと思う。

その後忙しくなり、旅が多くなって水着ビジネスに無理が出てきたのでやめてしまったけれど、いつかまた歳をとって落着いたらやればいいさ、と思っていた。落着いたとは言いがたいが、歳はとったので、自分の水着だけでもまた作りたいなあ、なんてふと思ったりした。
(ビッグアイランドでのカイ)
さて、昨日までビッグアイランドでスタンドアップのワールドカップが行われていた。ワールドカップといってもまだ歴史も浅く、本来のトップクラスが世界中から来ている、というわけではないが、それでも一応オアフ、タヒチ、ブラジル、フランスそして今回のビッグアイランドと5戦あった。(第2戦タヒチにて)(第4戦ブラジル)
キッズのチャージも目立ったし、ローカルヒーローもたくさん生まれた。結果的には第一線で10ftのサンセットのなか優勝したカイレニーが、腰から頭のビーチブレイクのビッグアイランドでも優勝し、オールラウンドな実力を見せ付けてオーバーオールのワールドタイトルを勝ち取った。彼はまだ18歳、でもウインドやトウインでジョーズを攻めるし、ビッグなコナウインドのレインズもうインド、カイト両刀使い、ウインドでもワールドチャンピオンを目指し、ショートボードもロングボードもフォイルもパドルボードもこなす本当のウオーターマン、何しろ彼はミドルネームがKai waterman Lennyというのだからすごい。
とても礼儀正しく、練習熱心で、海で遊ぶのが本当に好きで夢中になってやってる彼、実はレアードに一番近い存在かもしれない。
心から拍手を送りたい。おめでとう、カイ!

12月16日 Sweeping the Northshore

波は小さいだろうと思ったが、カナハのウエブキャムにたまたまセットが入っていたのか、アンドリューがコンピューターを見たとたんコーヒー飲む間もなく、家を飛び出していったので、私も出発。
途中フキパを見るとそれほどサイズがないので、これはカナハに行ってもそんなに大きくはないと見て、クアウあたりのすいてるところで乗ろうと決めた。クアウからでるには数台しかとめられないエリアしかなく、開いている場所がなかったので、タバルスから出ることにした。
タバルスのインサイドブレイクも小さいけれどブレイクしていて何人かサーフィンしていた。この間そこでシャークアタックが会ったといううわさを聞いたのだが、本当だろうか?

タバルスの沖、ノリエガがいい波になるにはもうちょっとサイズがないとだめみたいでかなり分厚くてでショルダーがないいまいちの波。もうちょっと進んでクアウポイントまで行くと何人かのショートボーダーがいたので遠慮してさらに奥へ。この間一人で楽しんだサンライズポイントはセットが来るとこの間よりショルダーが張って良さそうだったし、二人のロングボーダーがいるだけだったので迷わずそこに行った。彼らに出来るだけ波を譲りながら彼らがインサイドにいるときだけ波をとる様にしていたのだが、なんだかあまりフレンドリーでない。挨拶もしないし、スマイルもない、目をあわせようともしないので、こちらから声をかけて「Good morning. 一緒にここで乗ってもいいですか?Do you mind?」と聞いたところ、二人は顔を見合わせて、その後一人のお兄ちゃんが『I dont care where if you are riding THAT thing」と吐き捨てるように言った。最初私はよく意味がわからなくて、別にどこで乗っても言いよっていう意味かな、とも思ったのだが、「それに乗ってるならどこにいられてもいい気分じゃない」という意味だということわかり、はっとした。
こういう風に礼儀正しく乗ろうとしてももともとスタンドアップを毛嫌いする人はいる。
言った後、さすがに「別にいいけどよ、I dont care」とぶつぶつ言っていたけど、私も「とんでもない、私も誰かにいやな思いをさせるのが一番嫌なことだし、だからこそ人の少ないところに移動できるこれに乗ってるんですからすぐあっちに移動してそこで乗りますよ、すみませんね」とその場所を出て行った。
こんな小さな女性(?)に向かってあんなぶっきらぼうにあからさまに嫌悪を示せる態度も凄いなと思ったけど、あんなことを言ったあとでも彼はサーフィンを楽しめるのだろうか?私だったら自分が嫌になってその日一日中自己嫌悪だろう。
サンライズポイントを通り過ぎても結構いいセットの波は来たので一人でレインズのまん前で乗っていた。ただそこはチャンネルがないのでアウトに出て行くのがしんどい。一本乗ると3、4本まかれながらアウトにでるしかない。それでも嫌な顔されながら乗るよりはずっといい。
その後レインズのレフト(フキパのすぐ隣でチャンネルもしっかりしているし、フキパから出やすいので結構混んでいる)にも顔を出して見た。私はレフトの波、バックサイドがとても苦手なので邪魔をしいぇし舞うのじゃないかと心配だったが。混んでるようでも皆散らばっていてそのうえ波のサイズが小さくあまり上手な人はいなかったので平気だった。そのレフトより、たまに沖から来るライトの波がすばらしかった、レインズはあまりいい波が来ないのだがノースイーストスウエルのときたまにこういうライトの波がつながることがある。カイトで乗っていてもこの波は楽しいのだが、そういう波に何本か乗れた。
ここでは何人かのショートボーダーもいたし、ロングボーダーもいたけどみんなとってもフレンドリーで譲り合いをしていたので気分良く乗らせてもらえた。
帰りもサンライズ、クアウ、ノリエガと数本ずつ波に乗りながらタバルズまで戻り、ノースのポイントめぐりをした気分。

グラッシーだったので海面下でPapioが泳いでいるのも見えたし、今シーズン初の鯨との遭遇もあった。

Another beautiful day on Maui.

12月15日 Glassy day

ここのところスウエルが来なくて波小さめ、風もない。フキパなら楽しめるだろうけど相変わらず混んでいて、あの中出る勇気が出ない。精神的なものだと思うし、カナハでは結構混んでても出るので自分次第だとは思うのだが、なかなか昔からフキパでサーフィンというとうまくて怖い人がいっぱいというイメージがあり、それが抜けない。いつかは気軽にパドルアウトできる日が来るのだろうか?

結局今日は海に入らずじまい。

12月14日 Surf rising, wind dying

昨日より波のサイズはアップしたようだが、昨日のほうがきれいに割れる波だった。レインズをチェックしたけれどクローズ気味でそのうえ風が昨日よりさらにオフショアガスティー。ちょっと腰も痛いし、どうしようかなあ、とまずは見学。10人ほど出て行ったが、皆結構苦労している。エリオットやいつも常連たちが出て行くのに苦労したり、リッピングしてないということは、結構難しいコンディションなのだ。結局風がさらに落ちてきて早めに皆上がってきた。

明日から当分風が吹かない予報、それはそれでスタンドアップが楽しめるのでよしとする。

ドクターのところに行ってみてもらうと、膝のほうがかなり回復していて、これからは強化するためにトレーニングをがんばること、腰のほうはまだもう少しかかる、とのこと。
少しずつでも海に入れるようになったので気分は明らかに違う。健康第一、このからだ、長持ちさせなくちゃ。

2010-12-15

12月13日 70歳までなんてとんでもない!

昨日と同じくらいの波、朝サーフィンに行こうかと思ったけれど昨日よりはやく風が入りそうだったので中止、お昼からレインズをチェックしに行った。
風は吹いていたがかなりガスティーでオフショア。2、3人カイトが出ていたけれど、いまいちのコンディション。ただ波もイーストスウエルなのでオフ気味の風と波の方向がぴったりマッチしてセットの波に乗ると結構楽しそう。
インサイドの風が不安定で出て行くのに皆苦労していた。考えてみれば干潮だし、ガスティーな風、波立ってそんなリスクを負ってまで乗るほどではない、この間も同じようなシチュエーションで出て行って足がリーフの穴にはまって怪我をしたのだから、今日またやらないとは限らない。
でも今日の私はラッキーだったようで無事に海に出ることが出来、帰りも怪我をすることなく終えることが出来た。よかったよかった。
フキパはウインドサーファーが大勢出ていた、波のサイズは小さいけれどオフショアの風で皆リッピング、大体上手な人は誰だかわかるのだが今日新しそうな白いセールで乗っていた人は誰なのかわからなかったがうまかった。(後でブラジルのMarcello Brownieだと判明、うまいはずだ)エアリアルのようなタカのような目新しい動きを見せていて目立っていた。ウインドサーファーたちを見るとカイトが以下に遅れているかわかる、ウインドはいろんな3Dマヌーバーがあるけれど、カイトはまだまだ、オフザリップがやっと。先は長い。

サクラキャンプにも参加してくれるスーパーレディーテリーから励まし、叱責(?)のメールが届いた。
「友子先生(サクラキャンプで私たちスタッフのことをテリーは先生と呼ぶ)BBSに書いてあったけれど『70歳くらいまで海で遊んでいられるように、、、』なんてとんでもありません!私はあと半年で70歳です。まだまだ進歩したいです。」と与論島のウインドキャンプに行ってきたときの写真を添えて送られてきた。
テリーは毎年マウイに来ては毎日一生懸命練習し、冬は冬でスノーボード、そして山に登ったり、畑を耕したり、子供たちに英語を教えたりととにかく何でもがんばってやっている。70歳に手が届くというのに、今でもウインドで上達をしているのがほんとに凄い。腰が痛いくらいで落ち込んでやる気をなくしたり、70歳くらいまで、なんて書いていた自分が恥ずかしい。今できることを一生懸命、そしてそれが出来たらさらに前進することを常に心がけていれば毎日が輝いてくる。テリーのがんばりは私たちみんなにたくさんのインスピレーションを与えてくれる。彼女の日々前進の精神がつづられているのはこちら
http://terrinotes.exblog.jp/

メールの最後に「丈夫で長持ちが一番です」と書いてあったけど、まさにそうだと実感している今日この頃。

2010-12-14

12月12日 一人でサンライズセッション

波は昨日と同じくらい。フキパは楽しそうだけれど人が多いカナハとサンドパイルは小さすぎだったので、久々にクアウから出てみた。ノリエガズには波が小さすぎ、クアウはショートボーダーが6人くらいいたので邪魔にならないようにレインズ方面へ。レインズは波が良さそうには見えないけれど結構な数のスタンドアップパドラーがいたので、その手前のサンライズで乗った。このポイントはあまり知られていない、ポイントともいえるかどうかわからないところなのだが、レインズで乗っているとママスの沖で一箇所だけちょっとほれてぽこっともりあがるところがある。ずいぶん前にウインドサーファーたちが波が小さいときやフキパが混んでいるときにそこで一発当て込むんだ、といっていたのを覚えているが、その当時はそれがどこなのか波のことをよくわかっていない私にはわからなかった。
今でも波のことはよくわからないが、サンライズがどのことをさすのかはわかってきた。

あまりショルダーが張らずドロップのみという感じだったけれど、一人だけで好きなだけテイクオフできたし、スティープ目の(カナハに比べると)テイクオフの練習になったかも。
ただ動きが早くなるので腰への負担もちょっと増す。
サンライズセッションとはいえ、夜明けには程遠く、8時ごろ出艇したのだが、それでも今日はずっと風がなく、10時半までずっとグラッシー、混雑無しで楽しめた。
あまりに気分がよくなり、家に帰ってからもモチベーションをキープして大掃除。今からはじめとかないと怠け者の私は年末までに終わらないだろう。

2010-12-13

12月11日 メローサウス

波はサイズダウン、午前中仕事をしているとカナちゃんからサウスにちょっと波が入っているという情報。フキパも私にちょうど良さそうなんだけど(つまり小さくて頭くらいしかない)やっぱりなんとなく気が引けて、結局メローなサウスを選ぶ、サウザンピークスは膝腰という感じでかなり小さかったけれど、何ヶ月も来ていなかったので久しぶりにメローな雰囲気のなか懐かしい顔ぶれと一緒に海に入れてそれはそれでよかった。
私が防水カメラで撮りためていたサウザンピークスのおじ(い)さんたちの写真をCDにして渡したものをこの間誰かのパーティーでスライドショー下らしい、皆で大笑いだったそうだ。いろんな人にそのことを言われた。あんな下手くそな写真でも喜んでもらえるとさらにやる気が沸いてくる。

2010-12-12

12月10日 Rainy Day

予報どおりザーザーぶりの雨、昨日が楽しかったのでまた今日もやりたかった、と思う気持ちと、しょっぱなから突っ走らずに休み休みやったほうがいいだろう、とほっとする気持ちにあいだに揺れる。

朝お医者さんに行ってレントゲンやMRIの結果を見てもらった。思ったとおりの結果で良いわけではないが、予想外に悪いこともなく、つまり、こういう状態なんじゃないかなと自分で思っていたとおりの状態だった。背骨の下のほうはかなり骨と骨のあいだの隙間がなくなっていて、ヘルニアも多少あり、骨の先っぽにカルシウムが育ってさらに隙間を小さくさせているので神経をはさんだり刺激したりしやすいというわけだ。
この状態を元に戻す方法はないけれど、これ以上悪くしないように背骨の周りの筋肉を強化したり、神経を刺激する動きを避けたりすることを覚え細かいトレーニングを続けるしかない。とにかく海に入れない、思うように動けないつらさは十分味わったので、謙虚さを忘れず、地道なリハビリを続けようと思う。

雨が降っているが風はないのでフキパがとっても良さそうに見えた。頭くらいで小さいサイズなので私でも乗れそう。雨のせいでそれほど混んでいない。まだレギュラーサーフィンで背中をそらしてパドルするのは腰が痛くなりそうだったので結局出ずに家に戻った。
ジミーヘンドリックスのRainy Dayという曲を思い出すような天気。毎日こうだったらじめじめして嫌だけど、こんな雨も嫌いではない。家の周りのみどりがぬれてとってもきれい。

夜はスキップの家のBBQにお呼ばれ、実は忘れかけていて、夕食を作り終わったところで思い出し、大慌てで皆で出かけた。奥さんの恵子ちゃんが日本にいるので独身生活のスキップ、テディーとGFのデブリ、エディーといつもの仲良しメンバーが集まり、のんびり和やかな夕べだった。テディーのシャープでドライなジョークに乗せられてみんなお腹が痛くなるほど笑った。

2010-12-10

12月9日 Loving Life!

昨日腰を休ませたので今朝はやる気満々、夜明け前に家を出発。去年は毎朝こんなだった。今年は皆がいそいそと朝出かけるのを見送った後一人寂しく家で休んでいることが多かったので、朝出かけられるだけで、もうわくわく!

雲が多く、朝焼けもきれい。ちょうど海に出たのと同時に朝日が山の向こうから顔を出し、海が薄紅色に照らされた。もちろん風はなく、グラッシー。すでに沖には早々と出ているサーファーたちが15人くらいはいたが、最初の30分くらいは結構自由に波に乗れた。(いろんなサーフポイントで見かけるが、いつどこで見てもいい場所にいるし、人の邪魔もせず、波乗りも上手な女性、キャシー、ここのところ毎日4時間乗ってて疲れたわーと嬉しい悲鳴を上げていた)

昨日よりはサイズダウンしているが、その分クローズアウトの波が少なく、うまくつなげると延々とロングライドできる。しょっぱな乗った波はあまりにターンを繰り返しすぎて、軟弱な私の足が疲れたくらいだ。
1時間もすると結構混んできたが、あまりがつがつ乗らずに腰に負担をかけないよう、自分の目の前に差し出される波だけ乗った。そして後ろ髪引かれながらも9時半にはビーチに戻った。その後天気予報どおりコナウインドが強まってきた。

スタンドアップパドラーが多く、普通のサーファーの人は本当にやりにくいと思う、それでも上手な常連のサーファーおじさんたちはちゃんと居場所をわかってるし、いいセットが来ると慌てふためいてあっちこっち漕ぎまくるスタンドアップパドラーたちの隙間を縫いながらきっちりテイクオフして波に乗っている、そんな様子を見ているとさすがだなと思うし、嬉しい。他人のことまでコントロールはできないけどせめて自分だけでも邪魔をせず彼らも楽しく乗れるスペースをおいて乗ることを心がけたいと思う。人の振り見て我が振りなおせ、だ。

それにしても海に入り、グライドを感じることで得られる幸福感は何にも変えがたい。こんなに海に依存していていいものなのか(人生海がすべてじゃないことはわかっているのだが)疑ってしまうけれど実際海に入るで私はこんなにもハッピーになれる。海から上がった後、ご飯を食べていたら、ニヤニヤしたり突然理由もないのにキャッキャと笑ったりして気持ち悪がられてしまった。
まだ完璧に治ったわけでもないし、ほんのちょっとずつ様子を見て海に入る時間を伸ばして意向と思っているが、それにしても、ああ、海に入れるってなんてすばらしいんだろう!この気持ちと謙虚さを忘れずに完璧に治るまで無茶をしないようにしようと思う。
Life is so beautiful, especialy when you have good health!