2010-02-28

2月28日 ひな祭りカップにみんなで集まりましょう!

13年ほど前にあまりにウエイブをする女の子が少ないこと、そしてもっとたくさんの仲間が欲しい、という気持ちから、私と当時プロとしてがんばっていた下平真由美や成毛(当時は石塚)あゆみと一緒に始めたサクラキャンプ。いろいろ周りから言われたりして自分達の交通費を払ったりしながらまでやっていたのにそうなふうに言われるなら、もうやめようか、なんて相談していたこともあった。でも来てくれる女の子達が心から喜んでくれる限りはやる価値があると思っていた。そして大変でも仲間が増えて一緒に楽しく過ごせると、よし又来年も、という気持ちになれた。本当にやってよかったと思っている。サクラキャンプのおかげで日本中にいろんな素敵なガールフレンドたちがいるのだから。
ただ、それぞれが無理をしない範囲でやっていこう、というのがベースにあり、出来ない時期は無理することないし、出来る時に出来る人が出来る規模でやればいいじゃないか、というスタンスで続いてきた。ここ数年残念ながら私も日本に帰ることが少なくなり、なかなか大々的にはやることが出来なかったが、それでも小規模な練習会などをやり続けてくれたり、レデイースウインドサーファーが集まる数少ない機会としてひな祭りカップをもおチャンが中心になって開催してくれている。
いつも思うのだがレデイースのウインドはメンズ以上にメンタルが影響する。そして女性同士の励まし、ライバル意識などで上達振りが大きく変わったりする。それに仲間がいることで海に行こうという気持ちが強くなる。いろんな人生の節目節目でウインドができにくい環境になってしまうのも女性だが、そんな中でもほど細とでも楽しんでもらえれば一生大切に出来る宝物としてウインド、そしてウインドで得た仲間をキープしてもらえれば、と思う、というのも私にとってウインドやウインドで得た仲間は言葉では言い尽くせないほど自分の人生をすばらしいものにしてくれたし、力を与えてくれたから。別にがんばってプロになる必要ななんてないし、出来ないときは無理することないけれど好きな気持ちは常に大切にし続けて、そして又やりたいと思ったときに、気軽に戻れる環境があればいいなあ、と心から思う。話が長くなってしまったが、寒い中海に出るのは億劫かもしれないが、ひな祭りカップは寒さなんて吹き飛ばすレデイースウインドサーファー達の気力と根性に触れることが出来る、そして自分がこれだけ好きなウインドを同じくらい夢中になってる同志と会える。大会に出たことなんてない人も大歓迎、反対にこの大会だからこそ出るべきだと思うし、大会に出なくてもパーテイーに出たりビーチでみんなを観戦するだけで刺激をもらえるはず。
ぜひ何らかの形で参加して、少ないウインドレデイーズの固い絆を深めましょう!私も本当にその場にいて応援したかった。アップデートを今か今かと心待ちにしながら応援しているはずだ。ウインド好きの女の子を応援したい、そんな気持ちでもおチャンや美奈ちゃん、ほかのみんなが一生懸命いろいろ考えてくれているこのひな祭りカップ、ぜひ参加して自分のモチベーションを高めたり、この冬の締めくくり、学んだことの発表会のつもりで大会もがんばって挑んでください。
スタッフの準備もあるので申し込みはぜひどうかお早めに。毎回夜のパーテイーもものすごく盛り上がります、こちらだけでももちろんオーケー、ちなみに台湾から台湾レデイース代表として(?)やーリーがやってくる。台湾はレデイースウインドサーファーが取っても少ないので日本の女の子と友達になることを取っても楽しみにしていてわたしたちが台湾に行ったときはなにから何まで心のこもったケアをしてくれて、いつ寝ているんだろうというほど動いてくれていた。是非ヤーリーに会いにみんなも集まって欲しいと思う。
今すぐ忘れないうちに申し込む!という人はサクラキャンプのホームページからどうぞ。http://sakuracamp.girly.jp/

エントリー費は銀行振り込み、エントリーフォームは郵送でお願いします。          
振込先   静岡銀行 御前崎支店 普通 0205148 ワヒネウェイブ 佐藤素子
フォーム送付先  〒437-1622静岡県御前崎市白羽7502-1 佐藤素子宛

津波警報 All beaches closed

朝おきてウエブキャムをチェックすると薄暗いけれどサイズダウンしたのがわかった、喜ぶべきではないが、ここんところへこたれていたので久々にリラックスできる波で乗りたかった。用意をして行こうと思ったらルームメイトがいろんな人が電話してきて大きな津波が来るらしいといっている。何のことやらさっぱりわからないまま、でもウエブキャムでこれだけクリーンな波が割れているのに誰も海に出ていないのはもしかしたらビーチが閉鎖されているのかなと思い、かなちゃんに電話すると、結構シリアスな感じでビーチ沿いの住人、ホテルのお客さんなどは避難させられているとか。
ある意味海にいけないとはっきりわかると反対に諦めがつき、仕事もはかどるというもの、半分がっかり、半分ほっとして午前中はいろんな連絡やら処理を済ませた。

ハイチでの被害がまだ記憶に新しいというのに今度はチリで大地震。まだニュースなどを良く知らないのでわからないが、あまり大きな被害でないといいのだが、また友人達の何人かがパタゴニアにいるはずだけど大丈夫だろうか?
そして一番心配なのはマーシャル諸島の友人や住民など、チリからハワイに来るということはちょっと西にあるマーシャルにだって届くはず、でもあそこは標高が平均4mしかないのだ。そしてソフィーとデイデイエはヨットで生活している。ちゃんとニュースは届いていて大丈夫なように沖合いに出ているだろうか。ちょっと心配だ。

午後3時の時点で友人がほとんど被害が起こる可能性はないとテレビでも言い始めたと教えてくれた。サーフィンできずに残念だったけれど、まあ、better safe than sorryだろう。
チリで被害にあった人たちが一日も早く地震前の状態に戻ることが出来ますように。

2010-02-27

2月26日 Defeated by Mother Nature

波はまたもやサイズアップして4-6くらいだろうか。風は朝からごうごういっていた。今日は人が入ってくる前にカナハで乗りたいと思い早めに出発した。11時前にレインズに突くと思ったよりは波が大きくなく、そのうえカナハまったく風がないというのでここで乗ることにした。とはいえ、見るからにオフショアガステイー。そのうえセットの波は巻かれたらかなりダメージが強いので失敗は許されない。こういう風はほんとにいやだ。いくら注意していても途中でまったく風がなくなったり、あるいは急に波に乗ってるときにものすごいブローで吹っ飛ばされたり、平水面で波があってもこの風は怪我しやすい危険な風。

インサイドはまったく風がなさそうだが起きは確実に風がある、大柄なデイランが6mで出て行くので私も5,5を張った。彼が苦労しながらも出て行き、次は私、なんとなく気乗りがしないけれどここ数日毎日そんな感じでがんばりが足りない気分だったのでとりあえずでてあまりに良くなかったらすぐに上がろうときめた。
カイトをあげてもらい岩場まで来たがあまりにガステイーでブローがはいるとカイトがブハブハと息をする。そのうえかなりきつい、何とかブローがきても踏ん張っていたが岩場を歩いているときにブローが来たり反対にカイトが落ちて又風をはらんだりしたら吹っ飛ばされて岩にたたきつけられる。そのイメージが頭にわいて、もうちょっとで海に出れるというところでやっぱり気を変えてカイトの向きを変えて、ビーチに下ろした。周りの人にも、「お前が途中まであるいて引き返したの見たの初めてだよー」と言自分の弱虫ぶりに恥ずかしくなったが、でも吹っ飛ばされたら絶対怪我をするし、実際そのせいで指の神経を切り、冬中海に入れなかった人もいる。引く勇気も大事だ。
結局デイランとブラッドもすぐ上がってきた。沖でも大きな波の間で急にまったく風がなくなり会とが落ちそうになったり、波のうえでコントロールが聞かないほどオーバーになったりしたらしい。ほかの人もでたけれど結局カイトを落とし大巻かれして流されていた。もしかしたらあの時ユーターンして岸に戻ったのはでるべきじゃないというサインだったのかもしれない。でもここのところ毎日そんな調子なので自分の弱虫ぶりにちょっと落ち込んでいる。思い切り突っ込んでも恐くないような小さな波もたまにはやりたくなってきた。情けない話だが。

今日も尻尾を丸めて家に戻り、友人宅に持っていくサラダなどの準備。後できいたらカナハはその後風が上がったらしい。行けばよかった。

久々に夜キヘイまでドライブ。いつもお世話になっているヒロさん、かなちゃんの斉田家でのバーベキュー。地元鎌倉つながりの人たち中心に坂ノ下の石川さんファミリーを囲んでの食事。いろいろおいしいものをご馳走になった。あやちゃんのご主人タカさんの火曜日のピア1アタックの話を聞いて、どきどきした。ピアワンの中でもあの日はほんとにこれ以上はないというほどいいコンデイションだったらしい。ああいう波が好きな人は年に数回来るかこないかだからほんとに待ち遠しいのだろうな、でもそこまで大きければ選ばれた人しかはいれないので混雑も少なくいらいらもそんなにしないのだろう。
そんなときに危ない人や邪魔になる人がいたらやっぱり失礼なことだと思う。今日もそうだけど自分をプッシュしながらもいるべき、あるいはいるべきでない場所をわきまえることが大事なのだと自分に言い聞かせた。それにしてもすごい。ああいう波のラインナップはもの海も人もものすごいエネルギーがぐるぐる巻いている感じなんだろうな、そこにいるだけでハイになれるというか(乗ったらもっとハイだろうけど)

2010-02-26

2月25日 トレードウインド戻る

今日もなぜか2時半に目が覚めた。満月が近いからか夜なのに空が明るいからなのか、ここ数日波にへこたれて落ち込んでいるからか。
今日はこのまま2度寝せずにコーヒーの見ながらいろんなコンピューターでの用事や仕事をこなした。
恵子先生のヨガに行くつもりだったのに、又波が上がって風も吹いているとの情報だったので早めに海に言ったけれど、なんだかウエストスウエルすぎるのかダンパー気味、サイズもあまりなさそうに見えるが、ものすごく沖のほうで割れ始めるので大きなスウエルなのだろうとわかる。

みんなも道端でうだうだしていたが、私は結局そのまま乗らずにジミーさんの家へ。頼まれていたパドルをピックし、それから新しいボードデザインについていろいろ相談した。結局どんな波でどう乗りたいかによって必要(というか、欲しいというか)なボードは2種類あり、目的をどちらかに選ばないとボードも中途半端なデザインになってしまうという結論に落ち着いた。反対に今乗っている板は丁度両方に向くオールラウンダー。
一方でこの間借りてた8’0のナッシュのようなホットドッグ的な板、その場合8’2とか8’4で幅26インチ、厚さ3.75インチくらいの厚さを作るか、あるいは大きな波にドロップするための板9’4あるいは9’6くらいのボードで26インチ、3.5くらいの厚さのガンタイプを作るか、きめなければならない。ガンタイプはぜひ欲しいけど今それが合っても自分の実力ではその板で乗るのにふさわしい波に乗れない気がする。それにこれから夏になるのでビッグウエイブより波乗りのパフォーマンスが楽しめるボードの方が先かな、と思っている。

ここ数日、なんだか、波に謙虚にされっぱなしで、それはいいけど完全に自尊心もやられてしまったみたい。明日はあまりだめだだめだと自分を責めずに楽に楽しんですっきりさせよう。でも波のサイズまた上がってるからなあ。今日から又貿易風が戻ってきて来週はかなり強く吹く予定。波も巨大、あーこわこわ。

2010-02-25

2月24日 波少しダウン

昨日の晩もなんとなく緊張してか2時半ごろ目覚める、が、今回は勉強してコーヒーを飲む前に時間をチェック、やっぱりはやすぎだったので2時間半ほどコンピューターでメールなどをした後もう一度ベッドへ。次に起きたのは6時過ぎにきたサーフレポートコールだった。

サイズが落ちたからスプレックスがいいらしい。私はサイズがおちたからこそピアワンに行きたいと思っていたが、ピアワンは全然割れていないらしい。(ほんとかいな)カナハでもいいのだが、かなり混んでいる。でもそれでもカナハのほうが気がらくだからそっちに行くけどスプレックスもチェックしてあげるよ、と電話を切り、出発。
スプレックスのパーキングまで行くといつもプッシュしてくれるクリスがボードを下ろすところで
「今日ここで出ずにいつでるんだ、人だって全然いないじゃないか。巻かれたって4フィート、一番でかいのだって最悪6フィートだよ、ここで出なかったら俺からもでイランに、やつは行かなかったぜと告げ口するよ」といわれて、わかった、とりあえず見に行くだけ行ってみようかという気にさせられた。

でもやっぱり心配だからなんだか体が思うように動かない。
クリスのほかピアワン常連のフランクとグレッグがピークにいて、そこは私がいるチャンネルから果てしなく遠くに見え、そこにたどり着く前に絶対にでっかいセットが来てしまいそうで、行く気になれない。そんなことを考えているうちにセットが来てみんなかっこいいライデイングをする、昨日の今日なので気が楽なのか、ぎりぎりの掘れた所でキックアウトしたり、インサイドでぐりぐり板をまわしたり、あの余裕がうらやましい。私は巻かれこそしなかったが右からセットが来るとチャンネルの左の方に逃げ、そうしているうちにもうひとつ左のピークが掘れてくるのであわてて右によけるということを繰り返しながらチャンネル脇の小さな波にしか乗れない。これではスプレックスにいる意味もない、と自分で情けなくなる。何回か波に巻かれると気が楽になるのだろうが、そうかといって慎重な私は巻かれるところに絶対行かないからなかなか巻かれない。
結局小さな波をチョコチョコみじめったらしく乗ってるうちに人がどんどん出て来て、私はバニーヒル(スキーで言うところのビギナーコース)に行きます、と挨拶してビーチに戻った。結局一回も巻かれないうちに上がっちゃった。

その後カナハでパドルアウト。さすがに今日のカナハは波もかなり小さくなり、満潮なのかなかなか割れない、そして激混み。今日はカメラを持ってきてよかった。波に乗れないぶんみんなを撮ったり、おしゃべりを楽しんだり出来た。
一本の波で途中で奥からテイクオフしてきたかなちゃんを見つけ、これはシャッターチャンスといそいでカメラを取り出し同じ波に乗りながら何とか自分も横に走りながら写真を撮ったが結果はこれ、そのうえ最後は追いつかれて邪魔をしてしまった。でもこのカワイ子ちゃんスタイルのライデイングは彼女のシグニチャー、私もこんなふうに軽い感じで乗れるようになりたいな、なんだかいつもドスコイスタイル。
あまりに波がないので普段行かないレフトエリアにもいってみると久々にデビンに会えた。(Davin by 本田さん)
こっちから見るカナハは又違う風景で面白い、レフトの波がとっても苦手なので波が小さいときはこっちに来て練習すべきかな。
ウイスラーで仕事中に大怪我をして長い間入院していたらしいロブファンクおじさんもうれしそうに波に乗っていた、元気そうで良かった良かった。お昼前に完全にオンショアが吹き始め終了、今日はこれからしっかり仕事が出来そうだ。

2010-02-24

Northshore too big for me


(Pier 1 super glassy big day)
朝明るくなる前からなんだがドどーんと音がする、波の音だ。ここから海までは歩いて30分くらいあるのでかなりの距離。それでもほんとに大きいときは聞こえる。それからは寝つけなくなり、ウエブキャムの景色が明るくなって波の大きさが見えるようになるまでコンピューターとにらめっこだった。当然波は大きく、カナハはクローズアウト、昔はこれくらいの大きさでもほかにどこに行くのかもわからずクローズアウトの海に出て行ってやられていたが、ここ数日のことも有り余り恐い思いはしたくなかったし、板を折るのもいやだったので(前回アンドリューが私のロングを折ってしまって以来そういうことも起こりうることをかんがえるようになった)カナハは却下。ピアワンを見に行くとそこはもうまかれたら絶対息が続かないだろうサイズが割れていて。上手なビッグウエイブサーファー達がたくさん出ているとのこと。つまり私がでる幕ではなくいても邪魔なだけ。(でもチャンネルで見ていたい気もしたが)丁度ジェレミー・リグス(とっても目立たないし、ロウキーでメローな人だけどロングデイスタンスも波乗りもめちゃくちゃ上手いナイスガイ)が上がってくるところでアドレナリンのせいで目が輝いていた。20人くらい上手いサーファーがいて結構込んでいるけど、かなりすごい波が来るよ、今日、GPSをつけてたんだけど最高速度23ノットだった」とエキサイトしていた。点にしか見えないサーファー達を見ていてもものすごいサイズのチューブに入ったりしていた。すごい、あんなのに巻かれたらどうなっちゃうだろう?
そそくさとカフルイハーバーに行ってみるとこちらは1マイル向こうにあんな大きな波があるというのにほとんどフラット、そのうえ割れるピークに2.30人はスタンドアップが固まっているので即却下、もう一度カナハにいってみて考えたが、今日はメローに行きたい気分だったので一か八かサウス、もしくはウエストを狙うことにした。行ってみるとこちらサイドもグラッシー、そのうえ思ったよりなんだかいい波は入っててサうザンピークスレギュラーもみんないそいそと出ていく。私も乗り遅れまいとパドルアウト、でも入ってみたら波は全然来ない、セットの間隔がめちゃくちゃ長くてそのうえこのレギュラーおじ(い)サン達、狙った波は逃さないのですべての波乗られてしまい、次のセットが来るまでには彼らののんびりパドルでも間に合ってしまうくらい時間がある。結局ほとんどセットの波は取れなかったけどそのぶんみんなの写真を撮ったりしてたのしんだ。ノースの波とあまりにパワーが違うので最初はスピードが出なくてふらついたがそういうバランスとかどこにいればスピードが出るかとかの練習にはなりそうだ。ちなみに今日のピア1、師匠のデイランに言わせると今迄で一番、最高のSUPセッションだたとか、サーファーも大勢いたけどこんでいてもみんな上手いから邪魔しないし、アロハにあふれあいい雰囲気でいい波乗れたと大喜びしていた。
そんな日に波から逃げ回ってる私、いつまでたってもチキン(英語で弱虫の意味)どころかひよこ位のステイタス、でも少しずつ亀のペースでもいいから上達したい、あきらめずにがんばるぞ。

ところで今日朝エキサイトしすぎてなぜが携帯を持つ手がすべり、そのままポチャンと狙ったように大きなコーヒーマグの中に入ってしまい電話が機能しなくなった。今日電話してくれた人たち、連絡が出来なくてすみませんでした。あと二日くらいは予備の古い機種を使っているので当てになりませんのでよろしく。でもそれでも波レポートはほしいです。

2010-02-23

2月22日 Tail between legs

(今日のカナハ)
きょうも早くから準備。昨日よりはサイズダウンと聞いてちょっとほっとしている私。ピアワンよりもアウタースプレックスがいい、そして今の時点で2人しかいないというレポートだったけど、今日みたいにグラッシーナ費にそんなわけがないのだ。私がビーチに着いた時点ではすでに15人はいたはずだ。スプレックスには2年前に新城君と一緒に行ったきりだった。あの時はずっと小さかったが自分のスキルもかなり低かったのでそれはそれでどきどきしたり、新城君にプッシュされて泣きが入ったり無理やり突っ込んでみたりもしたけど、今日はかなりのサイズ。それでも昨日よりは小さいらしいからみんなすごい。出ている人たちは数人(私を含めた)を除いてしっかり乗れててこれくらいのサイズだったらまったく問題ないという人ばかりなのに違いない。サイズは特別大きくないかもしれないが、乗りなれていない上に人が多く、それがみんなピークに固まっているのでそこにいけない。ショルダーでめったに来ないシフトするセットの波だけを狙った。アウタースプレックスは完全にピークから乗るしかないので私はなかなか乗れなかった。でもみんなのテイクオフ、ボトムターンをチャンネルからみて、かっこいい、とため息をついていた。でもむりやり乗った3本の波は信じられないほどグラッシーで完璧に割れるいい波だった。でもやっぱり自分はまだここにいるべきじゃないな、と感じ、早めに上がった。Tail between my legs,日本語では尻尾巻いて逃げるというような意味、今日のアウターリーフからの帰りはまさにその気分だった。あまりに余裕がなくてカメラを持っていたにもかかわらずまったくまともに撮れなかった。インサイドから撮ろうとしてもセットがくると何も見えなくなってしまうしので、小さな波にテイクオフするデイランをチャンネルから撮ったこの一枚だけ。っていうかカメラなんて持っていくべきじゃなかった。これだけでは気分が収まらないのでリラックスして楽しむためにカナハへ、こちらも朝は混んでいたに違
いないが、10時ごろ風も少し入り始めてたくさんビーチに戻ってくる様子が見えたのでタイムリーだったかもしれない。風が入ったといってもまだまだ十分スムーズで何をやっても巻かれても昨日今日のアウターリーフの後なのでまったく恐くない、気楽な波乗りもいいなあ、と実感。
チョコチョコ写真撮ったが今日のベストはこのココナッツボーイ真壁さんのニコニコテイクオフ。楽しそう!そろそろ疲れて風も入って帰りたいのに、人が減る一方でがらがらになってきてついついもう一本となかなか上がれない。そんなことをしていたら、向こうの方から日本人ぽい人が漕いで来たと思ったら、なんと地元鎌倉坂ノ下のウインドショップの店長であり、バハにも一緒に行った石川さんだった。みんなが風が入ってきて上がったといっても「鎌倉じゃ、こんなのめちゃくちゃいいほうでショー」と喜んでびしびし乗っていた。10年ぶりのマウイといっていたけど今年は来るにはいい冬なのは確か。

帰り道フキパに誰も人がいないと思ったら、波がブレイクしている130ヤードくらいのところで12フィートのタイガーシャークがいたらしい、海は入水禁止になっていた。ライフガードが一人ジェットスキーで沖をチェックしているのが見えた。


さあ、明日はさらに波が又上がるらしい。ふう、なんだか今週はBOOTCAMPに参加している気分。

2010-02-22

2月21日 どきどきのSUPとKITEダブルセッション

(午後のホキパ、セールの大きさから波の大きさがわかる。)
朝起きると昨日よりは具合が良くなったもののなんだかだるい。波が又ぐっと上がったようでピアワンがいいぞという電話。体調もいまいちだし、どうしようと悩みながらも自分だけ逃すのはいやなのでチェックに行く。大きいには大きいが何とかできそうだったのでピア1で出る、今までで一番混んでいた。スタンドアップパドルがトータルで13人いたと誰かが後で言っていたが、いっぺんにその数いたわけではなく、私が出て行ったときはいつもの面々それに4,5人普段見かけない人がいたくらいで、サーファーも4、5人。全部で10人ちょっとだったと思う。セットの間隔が長いから小さめの波をインサイドで乗ってる人もいればセットのでっかいのをとる人もいるし、私みたいに端っこのショルダーでスタンバイして一番巻かれてもすぐチャンネルに逃げられるようなシフトするピークを狙っているのもいるので全然混んでいる感じはない。

ただウエストスウエルで17秒のピリオドを持つ波なのでかなりパワフルな気がした。でっかいセットをピークで待ってると急にぼこーットほれ上がりフェイスがきれいになったとたんドカーンとブレイクし、あれを真下で受けたらわたしにはダメージがきつすぎるような気がした。
一回デイランが大きなセットをピークからテイクオフし、その波を越えてアウトに出て行こうとするフキパのライフガード、カレオはその様子にイエーイと歓声を上げていたが、その次の瞬間予想以上に目の前の波が掘れてきたのに気づき、イエーイがギエーに変わり、立って漕いでいるままそのリップに飲まれてすごい巻かれ方をしていた。ほかにもそういう人を何人も見た。私は安全第一に動いていたのでひどい巻かれ方はしなかったが、その分最初はなかなか波が取れなかった。周りの人がトモー行けー、イエーいと叫んでいるので行くしかない。1時間半解いてサイズのある波は3本しか乗れなかった。2本目の波はドロップして少し横に走った後クローズアウトしてしまい、あーこのスープで巻かれたらかなりひどいぞ、と大股開きで全身の力を込め、又神に祈りながら、パドルも使ってスープのパワーが小さくなるまでなんとか少しでも長い時間スープを乗りつなごうとがんばったが、結構長くがんばったつもりでも巻かれたとき
かなりもみくちゃにされ、息が苦しくなって一瞬スープの中に顔が出そうになったときに何とか口だけ上に向けて一息(半息くらいか)つき、次に引きずり込まれたとき何とかがんばれた。でもあれがピークから巻かれたのだったらと考えると自信がない。
ショルダークイーンという昔いただいたありがたくないニックネームはほんとに残念ながら私そのものだ。でもそこにいてもたまに誰も乗れないシフトするピークが私の前にやってくるし、十分のサイズがあった。
来年もここでどんどん乗りたいのなら。そしてもっとプッシュしていくにはまずはもっと泳いだり、もぐったり練習して巻かれても平気なように体力と気力と肺活量をトレーニングしなくちゃ、本気でそう思った。

「気のせいだよ、カナハではもっと大きな波に平気で突っ込んでいくじゃないか」と後でデイランに言われたけど、波乗り、それもビッグウエイブなんて80%以上気のせい、というかメンタルなのではないだろうか?それにカナハではこんなサイズになる前にクローズするので、これ以上大きくはならないという変な安心感を持ってるのだ。
ともあれ、体も道具も無事で、一応3本チャンと乗ったのでビビリはいってダサかったけどまあよしとする。恐いにもいい恐いと悪い恐いがあって、いい恐怖心は乗るときに集中力を与え、情熱の炎をさらに大きくするもの、だけどただ恐くていやなときは絶対無理して出てはいけない、そういう時は体も普段以上に緊張して動かなくなるし、腰が引けて最悪の状況に自分をもっていく傾向があるから。今日はまだいい恐怖心だけどこれ以上大きい日はまだスタンドアップで出て行くのは考えないと。慎重すぎるといわれることも多いけど楽しむためにやってるのに恐すぎて楽しくなくなってしまったら意味がない。ちょっと恐い、位がいいのだ。風が上がってきて少し休憩してから乗れることを期待せずにレインズも行ってみると思ったより吹いてる!7mではアンダーだったが9mを使うのはいやなので7mで出た。最初はアルゼンチン、バリカイトのデザイナー、イケイケマンと二人だけ。フキパはマーク、ロビー、ケビンとマット(多分)フィルマクゲイン、ゴヤ、など大御所ばかり。さすがのライデイングでこれだけ風が弱くて波も大きいのでロックしている人はあまりいないし、知り尽くしたようなライデイングを見せていた。残念ながらレインズはいつもだけどこのサイズのウエストウエルではクローズアウト気味。小さめの波なら乗れるけどセットの大きいものは一発当てられればいい方。朝はショルダークイーン、午後はカイトでチキンジャイブクイーンとなり、今日は完全なる女王様状態(?)だった。
なかなか上手くならなくていやになるけど、波が小さくならない今年が過ぎたら少しは波に対して慣れたなあ、って思えるのだろうか。そうだといいけど。

2010-02-21

2月20日 寒い寒い!

アラスカからピートを訪ねてきている仲間達とみんなで鯨ウオッチングクルーズにただで乗れることになり、朝5時におきて出かけたけれど、マアラエアにつくと太陽も昇ってないのにすでに風がビュービュー。分厚いパタゴニアの新作、フェルトンフッデイーのうえにフッデイーニジャケットまで着てるのに立ってるだけで寒い。そのうえ船が揺れそうで船酔いが恐くて、ここまで来たにもかかわらず私は土壇場でキャンセル。
そのままサーフィンに行こうかとも思ったがカナハは結構小さいし、すぐ風が上がりそうだったので結局もときた道を家まで戻った。
寒いなんていってると日本に住んでる友人達に甘えていると怒られそうだが、ここ数日のマウイは本当に寒くなってきている。
北よりの風が吹くと一気に冷えるし、それだけでなくカイトにもサーフィンにも良くないジャンクコンデイションになってしまう。

朝9時から某旅行会社が宣伝した一日限りの特化価格で日本へのチケットを買うべく電話をかけ続けていたけど、まったくつながらないままで、このまま5時までこんなにして電話にかじりつかなくちゃならないのかな、と思っていたら、1時ごろだったか、同じようにチケットを買おうとしていたちはぎちゃんから電話があり、「やっとつながったらもうすべての日程ですべて売り切れだって言われた」とか。残念、あの値段(往復で299ドル!)だったら北海道や石垣にもいけるぞ、と勝手にプランを立てていたのに。

そんなこんなで今日は机の前にいる時間が多い割には能率の悪い、だらだらした一日になってしまった。ちょっと体がだるいのは風邪気味なのか、ただ気が緩んでいるだけかな?

2010-02-20

久しぶりのグッドカイトセッション

北風が続いていたのでやけに寒い。波は相変わらず大きい様子、今日も風が吹く予報だったのに、朝起きたらカナハの風が3ノットと出ていたので、あわてて行ってみたけれど、私が到着したと同時くらいに風が上がってきてしまった。がっくりして、もと来た道を家まで戻る。これだけでも1時間以上かかるので結構な時間の無駄、そして安くないガソリンも無駄にしてしまった。普段は町まで出たら何かしら用事を済ませてしまいあまり何度も行ったりきたりしなくてすむようにしているので、波チェックだけで帰るのはとても心が痛む。
寒いからか腰の調子もいまいち、今日も気って吹きそうで上がらないオンショア気味の風だろうと鼻からあきらめて集中できないなりに仕事をしていたが、ルームメイトのピートから電話があり、カナハでかなりのカイトが走ってるとのこと、いそいでウエブキャムをチェックするとほんとにたくさんの会とがでていたのでいそいでレインズに行ってみた。まだオンショア気味ではあるけどいつもよりはいい方角、それに結構強そう奪たので7mで出た。セットは結構大きくて私はあまり思い切ったライデイングができず、なんとなく不完全燃焼。周りのボーイズがきょうはやけにマッシーで波にパワーが全然なくてリップに突っ込んでいってもまったく平気、ほんとに楽な波だった、と話してるのを聞いて、なおさら自分のチキンぶりに自己嫌悪。最近あまりカイトをしていなかったから波に慣れていないのか、それとも大きく見えるのは私だけなのか。
安全第一も大切だけど少しは突っ込まないといつまでたっても上達しない。がんばらなくちゃ。
とはいえ、今日は久しぶりにいいカイトコンデイションだった。

2010-02-19

2月18日 Another cold onshore day

昨日から大きなうねりが来てはいるのだが、風向きが悪く、サーフィンにも良くないし、かといってノースショアはカイトやウインドにはオンショアすぎ。結局今日も海には入らずじまい。その分又久しぶりにヨガクラスに行くことができた。
どうしてもヨガを長くやった後腰に変な痛みが出るためちょっと恐くてあまり練習していないのだが、行けば必ずすっきりいい気持ちで帰ってくる。いろんなポーズが出来ないし、前よりさらに体が硬くなっていてなんだか全然進歩しないので(練習してないんだから進歩どころか後退していても仕方ないのだが)それでもやってるうちに良くなるのかなあ。
こんなにまじめにやらない生徒でも嫌がらずに毎回喜んで教えてくれる恵子先生に感謝。

ヨガをやったというのにまだ寒く、家に戻って野菜タップルのスープにこれまたたっぷりキヌアを入れてランチ。
やっと例年の冬らしいオンショア気味で寒い日が出てきたが、去年なんて1月2月3月とずっとこれより寒くて雨ばかりだったことを思えばずっと楽だ。でも寒い。寝る前にお風呂に入ってあったまり、フリースパンツに2枚のロングスリーブ、そのうえにバスローブを来て、冬用の寝袋をまで引っ張り出した。去年は毎晩寝袋だったなあ。

2010-02-18

2月17日 Shaun White in Olympics

朝から強いオンショア、海は波が上がったけれど、ぐちゃぐちゃ、こういう風だったら波があってもなくてもあまり関係ない、どちらにしてもあまり使えないコンデイションなので、ある意味すっきり仕事に打ち込める、と思っていたら10時ごろ電話が来てウエストサイドで4ftでサイドショアが強く吹いてて、カイトにばっちりだとのレポート。どうしようか迷ったけれど今日位仕事しないとほんとに仕事が終わらないのでノースショアに居座り仕事をやっつけることにした。

今日はオリンピックでスノーボードが行われている。うちはテレビがないので何もわからないのだが、夕方近所に住んでいる友人がおいしいもの作ってるからオリンピックのスノーボード見に来ないか、と誘ってくれたのでいそいそと出かけていった。コーリーは以前アラスカのガードウッドというヒッピーやスノーボーダーが集まる小さな町(かなりパイアに似たかんじだが、もっともっとちいさい)でレストランをやっていた。いつでもとってもしゃれたおいしい食べ物のレシピーの話をしてくれるので話を聞いてるだけでつばが語君となりそうなくらい。今日ゼロから作ったものでとてもおいしいBBQソースのリブ。焼き方も丁度良く、それにうちのルームメイトが仕事場で取ってきた野菜のサラダに手作りドレッシングとベイクドポテトで豪華な夕食を食べながらオリンピックを見させてもらった。

ショーンホワイトのことは彼が4歳くらいのころから知っている。マウントフッドのキャンプに家族で来ていたからだ。最初の1,2年はまだ小さくて板を持ちながらパイプを登ることがあまりできずお母さんにおんぶしてもらって上っていたのを覚えている。でもそれでもすごくうまかったし、無理やりやらされているどころかほんとに好きで好きでやめられないという感じが伝わってきた。雪山から降りてくると今度はスケート、こちらも始めてバーチカルランプにドロップしたときのことも覚えている。お母さんが誇らしそうに、と同時に心配そうに見ていたっけ。でも彼は山で育ったわけでもなくサンデイエゴで、それも普通の家庭に育った子で、家族もとてもいい感じだった、。兄弟3人仲がよく、5人で小さなキャンパーバンで生活しながらお金を節約してフッドに来ていた。そんなに親しいわけではないのでよくはわからないけど昔から、そして今もあれだけ注目を浴び、ちやほやされることも多いだろうに、かなりGrounded(地に足が着いたというのだろうか)な性格でいつも好ましい雰囲気がある。
昔からいつも思ってることだが、どんな分野においても本当のマスターというのはそのスポーツ、あるいは技術に長けているだけでなく、謙虚で、人間的にも優れているということ。本当にその技術を本当にマスターしている人はそこから人生観を学び、常に謙虚であり、人を見下したりしないことを学ぶのではないだろうか。特に自然相手のものはさらに自然の偉大さを前にする分自分のちっぽけさを常に目の当たりにすることが出来る。
彼ののびのびとした、やるだけのことをやってきたというバックアップからにじみ出る自信は見ていてまったく嫌味がなく、反対に一生懸命やることの美を感じさせた。

スキーではダウンヒルで敵なしといわれながらレース直前の練習に足を怪我して欠場か、といわれていたリンジーヴォンの痛みとプレッシャーを抑えてのすべてを出し切った走りはあまりの気力と迫力に鳥肌が立った。でも負けた人、転んだ人たちの心の痛みもすごくわかる。
最近必死になること、無我夢中になることはかっこ悪いと思ってる人が多いらしいけれど、オリンピックはいろいろ政治的ないやな面が多いだろうし、プレッシャーなどでつぶされそうになる人も多いだろうけどそれでもやはり無我夢中でこのために努力してきたアスリート達の、これ以上はないというフォーカスした表情が本当に美しく、それをみるだけで感動させられるほどだ。ショーンだけでなく、それぞれどんなスポーツ、でも勝った人も負けた人もみんな同じくらい美しくかっこよかった。というか勝てた人には心から拍手を送るけど負けた人にも私は同じだけ拍手を送りたいし、感動をもらえた。
一生は短いのだから適当に生きるのではなく、どんなことでもまじめに一生懸命取り組む方が終わるときにやりきったという達成感があると思うのは私だけだろうか?

2010-02-17

2月16日 Clean glassy waves

今日は午前中風が吹かない予定だったので早起きしてチェック。昨日やり残した撮影もあったが、集合時間までに2時間くらい海に入るつもりだった。フキパ周辺は昨日よりはサイズダウンしたというもののまだ私がスタンドアップをやるにはちょっと大きめ。でもカナハまで行くとパイアで待ち合わせなので時間にロスが出来て乗る時間が減っていしまう。ということで、ちょっと大きいかなあ、と心配しつつもノリエガズへパドルアウト。丁度タヴァルスでサーフィンしようとしていたセイルボードマウイのまりちゃんに遭遇。彼女も忙しい中しっかり時間を作ってほとんど毎日サーフィンしているようだ。
出てみたはいいけど引き潮のせいなのか、ウエストスウエルなのか割れ方が早くてなかなか難しい。そのウエ去年一回ここで恐い思いをしているのでそれがちょっとトラウマになっていてすぐ予想以上に大きな波が来てしまうのではないかという不安に駆られるのでついつい守りの体勢で乗ってしまう。セットをピークから乗ることはちょっと無理そうだったのでチャンネル近くで割れる小さめの波を狙って何本か乗ったが、なんとなく不安があって、思い切り楽しめず早めに上がった。やはりフキパ周辺の波はサイズがあるときは私にはまだまだ難しい。こんなことならカナハで時間ぎりぎりまで乗ればよかったかな。
その後待ち合わせの時間までフキパでサーファー達のライデイングを見ていた、久しぶりのコナウインドでチューブに入っている人も大勢いた。ほんとにみんな上手い。

その後10時前にトレーシー、プロロングボーダー陽子ちゃんとジュエリーデザイナーのお姉さんのひろこちゃんと待ち合わせ。パイアの街を散策しながらのフォトシュート、1時間半くらいお願いしますって頼んだんだけれど、結構お店チェックも楽しんでくれたみたいでみんなで楽しみながら撮ったり、お昼も食べていたら気がついたときには2時だった。(思い切り背伸びしている私)
オアフに帰る便をずらして付き合ってくれたこと、本当に感謝、おかげでとっても素敵な写真が撮れている気がするし、トレーシーに彼女達を紹介できて意気投合したこともとても嬉しかった。波長の合う人同士の仕事だとやりやすいし、楽しくできて全然苦にならない。次回マウイに来たときはこういう写真やああいう写真も撮りたいね、といろんな夢が広がった。

午後は天気予報どおりドオンショアが強くなり、カイトも波乗りもジャンクコンデイション。今朝最後のサーフィンを4時間ぶっ通しで楽しんだアンドリューのパッキングを手伝い、空港に送った。明日から又さらに波が上がるらしい。ほんとに今年はどうなっちゃってるの?

2月15日 古市陽子ちゃん

朝早くから海行くぞ、と気合が入りすぎてそろそろ明るくなるころかな、と起きてコンピューターを開けるとまだなんと夜中の1時半、なのにすぐには眠りに戻ることが出来ず、本読んだりして3時ごろまでおきていたため次に5時半に目覚めたときはなんだかとってもすっきりしない目覚めだった。コンデイションをチェックするとすでにトレードで9ノット吹いていたのでこれはだめだとすっきりあきらめ、カイトモードに変更。仕事を少ししてから12時にレインズへ。波は3フィートくらいで本当に久しぶりに波に巻かれること、トラブルを心配せずにリラックスして乗れた。ちょっとオン気味ではあったけれどここ数日よりはサイドに振れて気持ちの良い風、そしてちょうどいい波だった。ただ上手い人でも楽しめるほどのサイズがあると同時に余りなれていない人でもでられる状況だったのでかなり混んでいたかな?2時間ほど乗ってからトレーシーと連絡を取り合い、急遽ホノルアまで車を飛ばした。日本のトップロングボーダーである古市陽子ちゃんが1週間ほど前からマウイに来ていてぜひ写真を撮りたいと思っていたのだが、明日オアフに向かうかもしれないというのであわてて何とかポートレートだけでもとっておきたいと思ったのだ。3人のスケジュールがあるかどうか心配で、だめかなあとあきらめかけていたところだったのだが、4時ごろから撮影をスタートさせて十分素敵な写真がち撮れた。陽子ちゃんはいろんな表情を持っていて、とてもフォトジェニック。カメラにも慣れているからトレーシーもとってもとりやすいと喜んでいた。
かわいそうに森の中での撮影では、体中蚊の攻撃にあっていた。私なんてすぐ横にいるのに指されるどころか一匹も近づいてすら来ない。蚊もおいしい方にいくのか、それとも私の皮が厚すぎて刺せないのか。とにかく私は蚊の存在さえ気づかなかったのに。
私はただ付き添うだけで何もしていなかったけど、撮れた写真はカメラマン、モデルさん、ロケーションの持つマジックなどすべてがひとつになっていい作品が出来る、その場にいるだけでとてもいい気持ちになれるし、帰り道トレーシーも私も、「無理してでもきてよかった」、すばらしい夕日を眺めながらいい気持ちに浸っていた。

2010-02-15

2月14日 Very Happy Valentines Day

風が上がる予報ではあったが、又昨日のようにカイトが出来そうでできない風だったら困るので風が上がることを覚悟しながらカナハへ向かった。昨日の夜から又サイズアップしたようで、岸から沖のブレイクを見ても十分頭以上ある。ピア1においでという電話をもらい悩んだが、このサイズでピア1に行くときはグラッシーでパーフェクトな日にしよう、ときめ、安全パイでカナハを選んだ。カナハもバレンタインでみんな忙しいのかかなりすいていた。最初の15分ほど思ったように波がとれず、小さめのものしかきれいに割れない感じだったので、いまいちかな、と思っていたらそのうちどんどんサイズのあるものが割れたし、後半はこれに巻かれたらやばい!と思うようなお化けセットまで来た。スタンドアップが5.6人、そしてサーファーが15人くらいとかなり少ないラインナップ、そのうえパット福田と彼の仲間っぽいとても上手いロングボーダーたちも来ていてかっこいいパフォーマンスを見せてくれていた。
これはインサイドのボール、ここにくるまでにすでにかなりの距離乗れるのだがここからスタートしている人も多く、こんなインサイドでも十分なサイズ。

このセットが来たあと続けざまに巨大な波が20本くらい来てラインナップの全員残らずやられてインサイドまで来た。普段は上手なおじさんたちがすぐ横で、まだ波が来るよーといやそうな顔をしながらスープをやり過ごしていた。このセットで一人大怪我をしたらしく、みんながいっせいにその人を囲み、レイフガードにサインを送ったり叫んだりしてレスキューしていた。みんなのその様子がとってもかっこよかった。その後レジェンドヘリパイロットの奥さんでスーパーも出るみたいな体型のドナが大きなセットにドロップインするのを目撃、彼女はもうすでに53歳くらいだったと思う。でも全然オーケーって感じでチャージしているのを見て、わたしもまだまだひよっこだ、と励みになった。
それにしてもちょっとびびるくらいのきれいな波を混雑なしで楽しめるなんてこれ以上のバレンタインのプレゼントはない。愛にあふれたラインナップに乾杯!

2月13日 Kai Lenny Sup world tour 第一戦優勝!

波はいったんサイズダウン、もっと朝早くから海に入れば良かったのだが、ちょっと出遅れて風が入りはじめていたし、仕事もたまっているのでスタンドアップはあきらめてお昼からカイトをすることに。ところが風は上がってきたけれどカイトするにはちょっと足りない、この冬(特に今年に入ってから)この風の傾向が多い、サーフィンするには風が吹きすぎなのだが、カイトやウインドにはちょっと足りない、これでオフ気味の風なら、なんとかなるかもしれないけどオン気味なので波が大きいとやられる可能性も多くなり難しい。
先週オアフのサンセットで行われていたスタンドアップパドルのワールドツアー第一戦、予選かラすごいパフォーマンスが繰り広げられていたようだけれど(なんていったって10フィートのサンセットでアノ大きな板を乗るのだから)驚いたことにファイナルで勝ったのはマウイのカイレニー。カイが優れたウオーターマンであることはみんな良くしているけれど、彼はまだ17歳、サンセットでサーフィンしたことは一度もない、そのウエ大会に出ているビッグネイムはざっと挙げただけでも
イカイカカラマ。エコルカラマ、カラアレキザンダー、ロビーナッシュ、ギャラットマクマナラ、アーロンナポレオン、ジェイミーミッチェル、ブライアンケアルラナ、ボンガパーキンズ、ケコア植村、チャックパターソン、タヒチの、フランスのペヨ、などとにかくものすごい顔ぶれ。その中で堂々と戦い勝ってしまったカイ、ほかのみんなが風で荒れた海面に四苦八苦している中、いつも吹いてるマウイだったらこんなの最高のコンデイションのうちに入る」と言っていたカイ、スタンドアップだけではない、ウインドでもラインキングこそ19位だけれど撮影などでは引っ張りだこで目をパフォーマンスをするし、ワールドカップのルーキーオブザイヤーに選ばれた。カイトでもこの間のビッグウエイブレインズセッションで真っ先に出て行ってリッピング、トウイン、ウインドのジョーズ模糊とし始めてだというのに、すでにベテランより落ち着きのある、ものすごいライデイング。彼がほんとに子供のころから知っているが、10歳くらいのころ一度撮影に付き合って何時間も一人だけでフォイルボーデイングやトウインをし続けてもらい、くたくたに違いないのにまったくいやな顔も見せずいろんなリクエストに答えてすでにプロフェッショナルだったことを思い出す。
そのとき将来は何に担いたいのと聞いたのだが、彼はもぞもぞと、何か海に関する発明をする人と答えた、どういう意味だかよくわからないという顔を私がしていたのかもしれない、お父さんが横から「たぶん新しい海での遊び方や波の乗り方を考えたり、レアードみたいな人になりたいって言う意味なんだと思います」と助け舟を出してくれた。
性格もよく、頭もいいしなにより海でいろんなことをするのが誰よりも好きでハイウインドの記事にも書いたけれど、ジョーズで乗るまでに何年もの間それを夢に描いていたので実際入ってもイメージがはっきり出来ていてまったく問題なかったらしい。(何しろ子供のころ、弟のリッジをスケートボードに乗せて自転車で引っ張りトウインごっこをするのが大好きな遊びだったというほどだから)
マウイが誇るキッズが本当にたくさんいるけれど彼もそういう一人。これからがますます楽しみだ。

2010-02-13

2月12日 Empty Kanaha sup session

昨日一日何もしなかったので今日は何がなんでも何かやりたい。朝コーブに行こうか、それともあまり動かずにお昼からのカイトに集中か、と考えているうちにカナハにあまり風が入っていないことを発見。とりあえず風が上がらずにカイトが出来なかったら悲しいので着いたとたん風が上がって終わり、ということを覚悟してカナハに向かった。昨日までのオンショアぎみのコンデイションで波はクリーンとはいえなかったが、多いときで10人以内ほどすいていた。最初着いたときは多分3人だけ。その上風はそれほど吹いてなかったので荒れた海面ではあったけれど思い切り乗れたし、十分な数乗れたので大満足。

11時ごろ疲れたので上がり、レインズに向かったが今日も吹いていそうで吹き上がってこない風だった。

2010-02-12

2月11日 完全なる空回り

昨日クローズアウトするほど上がったノースショア、そのうえ今日はサウススウエルもヒット、ということでどこで何を乗るのか決められないほどどこにでも波があって風も吹きそうでわくわくしながら朝起きた。朝一番にスタンドアップして、それからカイト、というつもりでまずはコーブがすごくいいらしいとのことで行ってみるが、ちょっと出遅れ、風が入り始めていた。(コーブのクイーンかなちゃんと名物波乗り犬MANAとそのおとうさん、お父さんノリノリ byひろさん)
それでも十分乗れたとは思うけど、人も多くて一緒にいたアンドリューもほかをチェックしたいというので、サウザンピークスヘ。その間にもいろんな人からレポートをもらう。サウザンピークスは十分な波があったけどすでに風が入っていた。悩んだ末ラウニポコまでさらに進む。今度は波は小さいけど風はそれほど悪くない。ここで妥協して乗ればよかったのに、ここのところ大きな波ばかり乗っていたためにこの波じゃあ物足りないとアンドリューが言うので、じゃあ、風も吹いてるしノースに戻ってカイトで大波を攻めるか、とノース側に戻ってきた。ところが私の不安的中でキヘイはあんなに吹いてるのにノースは吹いているようであまり吹いていない、オンショア気味の風。町での用事を済ませてレインズに行ってみたけれど12mや10mででている人が何人かいたがすごく乗りにくそうだし風が弱いうえに波が大きくストーミー、それからキヘイに戻ってかラマパークでカイトすることも出来たけどもうそのころには島中運転しすぎでぐったり疲れてしまい、結局家に戻ってきた。こんなことなら最初に行ったコーブで乗ればよかった。

そういえばジェリーさんの格言のひとつに、目の前に波があるときにはほかにいいところがあるかもなんて欲を出さずに目の前の波に乗ること、というのがあったなあ。
昨日の夜からエキサイトしすぎてほんと何もしてないのに疲れた。まさに空回りした一日だった。

2010-02-11

2月10日 フラットからクローズアウト



うねりが入ってくる予報だったので早起きして待っていたがウエブキャムを見るとカナハには波がなさそう。オアフのウエブキャムをみるとほとんどのポイントがクローズのうえにワイメアでもばんばん波が割れているほど大きな波だというのに、マウイではほとんど割れていない。まだ届いていないのか、(ウエストスウエルはオアフをヒットしてから10時間ほど遅れてマウイに来るので)あるいはウエスト過ぎてモロカイやウエストマウイがうねりをブロックしているのか。
おかしいなあ、と首をかしげながらも9時ごろカナハに到着。かなり小さい上に風も入り始めていまいちだったが、ラインナップは全体に多いときでも10人いなかったのでガラガラ。ただし波は小さく、そうかと思うとたまにクローズアウトするセットが来てみんなやられてしまうという繰り返しだった。
イジ間ほど乗っているうちに見る見るうちにサイズアップしていき、カナハもウエストスウエルならではのダンパーでクロースアウト気味のセットがバンバンはいりだした。
風が上がって来たので今度はカイトだ、とレインズに向かったが残念ながら風はサーフィンスルには吹きすぎだけれどカイトするには足りないというなんとも中途半端。そして急激にサイズアップしたフキパやレインズはクローズアウトのセットが入りようになってきていた。

やっと私の大事なスタンドアップボードが直って帰ってきた。明日からは安心してこのボードに乗れる。この冬はボードを壊したり折ったりしている人がものすごくいるはず。今日も急に上がってきたからやられた人多かったのでは?

ところで最近写真をダウンロードして小さいサイズで保存するとなぜか白黒になってしまい、そうならないようにするにはどうしたらいいのだろう、誰か知らないかな?今まではなってなかったのに。

2010-02-10

2月9日 First downwinder of 2010

風は昨日より強くなり、波はさらに小さくなった。さすがにカイトするには波がなさ過ぎる。ということで、本当に久しぶりにダウンウインドパドリング。カイトビーチにいる仲間達を当てにして、マリコベイから一人で出発。IPODで音楽を聴きながら、たまには大声を張り上げ歌いながらのダウンウインド。風は思っていたほど強くなく、又久しぶりで自分のスキルがないからか、あまりグライドしなかったけどでもとっても気持ちよかった。

御前崎に住むスタンドアップのプロ、ともくんのブログに違うパドルの仕方が乗っていてそれを試してみた、なるほど、とは思うのだが、もっといろいろ基本から学んで自分にあった効率のいいパドルを身に着けたいなあと思う。一度デイブカラマにお金払って一日コーチングをしてもらおうかな。

昨日今日と久しぶりに波がないのでOC-1(今がシーズンで去年は毎日のようにたくさんの人がやっていた)やスタンドアップパドルのダウンウインドしている人がたくさん。みんな待ってましたとばかりにでてきている。
明日からは又波が上がる予報、ただウエストからなのでマウイにはいい感じではいるかどうかがちょっと不安、ウエスト過ぎるとマウイのノースショアはダンパー気味の波になるし、サイズもあまりあがらないのだ。

2月8日 Good wind but small waves

久しぶりにトレードウインドらしい風が吹き、7mのカイトできついくらいの風だった。友人がまったくのフラットだよというので、じゃあカイトもせずに仕事にはげもうかなと思っていたのだが、2時過ぎにちょっと見に行ってみると、確かにこの冬では一番小さい日かもしれないが、夏だったらあわてて出て行くくらいの波はあった。たぶんセットで頭くらいあったかも。その上風がとてもきれいだったので何のストレスもなく出て行けるし、久々に巻かれること、トラブルことを気にせず突っ込むことが出来、これはこれで楽しめた。が、ちょっと調子に乗りすぎて突っ込んだときに変な巻かれ方をしてえびぞりになり、腰のあたりが変な感じになったので、これはこれ以上やって又動けなくなったらまずいと急いで岸に戻って終了とした。
せっかくのいい風、こういう風と波が一緒に来てくれれば一番なんだけどな。(フミさんのブログから拝借)フキパに寄った時、元気そうな二人の日本女性発見。子育て、仕事、家事、庭仕事そのほかいろんなことをこなしながらもハングリーに時間を見つけてウインドを楽しむふみさん、彼女のバイタリティー(と太い腕)は誰にも負けないものがある、自分に素直に起こったり落ち込んだり喜んだりしながらも素直にすべてを受け止め考えている様子が彼女のブログから感じられてとっても人間的なので私は好きだ。誰だっていいことばかりではないし、でも謙虚に、又素直に何でもいったんは受け入れて考えることで成長するのだろうな、と思う。そのオープンさが大事。私も見習わなくては。
そしてなごじゅん、彼女は唯一世界の第一線で活躍している日本人ウインドサーファー、今年はフリースタイルのワールドランキング3位(立ったと思う)
世界を回るのはとっても大変、特にレデイースはスポンサーもなかなかつかないし、そのうえフリスたは常に進化していて体にも負担が大きく、大体子供達が上位に入ってくる、でも何事も地道な練習と情熱で越えられない壁はない、彼女の練習熱心さ、まじめさ、そしてウインドが好きという気持ちは並みではないし、好きだからこそ出来るとはいえ、あれだけの努力をしている人も私は知らない、練習だってただ乗ってるだけでなく、どの時間にどこでやるのが効率的だとか、もちろんほかのトレーニングや体作りのためのいろんなことを考えている。「練習してますよ!」と自信を持っていえるだけのことをしている潔さがかっこいい。そして大きな波でもイケイケでないかっこいいライデイングをする。オールラウンドなウインド力がフリスタのおかげでつき、それがビッグウエイブでも生きてきて、自信にもつながるといっていたけど、フミさんもなごじゅんも海にいるときの顔はほんとに素敵。日焼けで真っ黒でも体が以上にがっちりしていてもあの笑顔があれば最高だ。どちらも違う形でウインドに入れ込んでいるけどどんなやり方であれ、ウインドを楽しみ、それが自分の毎日の生活を生き生きさせていることはすばらしいことだなと思う。私たちはそういう、毎日を明るくしてくれる何かを持つことが出来てほんとに幸せ者だ。感謝感謝。

明日も波は小さいままの予報、そしてその後又ずっと大きい日が続きそうだ。冬シーズンも後半戦に入って来た。いいコンデイションが続くことに甘えずにがんばろう。夏になったらこんな波まったくなくなってしまうのだから。

2010-02-08

2月7日 レインボウリトリートin 伊豆 5月に開催

(サンセットビーチで行われているスタンドアップコンテストのトライアル、これは12歳のリグズナポレオン、12歳でこの波、それもサンセットに出てリップしているのだ! ちなみに今日は4-6フィートしかないのでコンテストは持ち越しだそうだ、世界が違いすぎる!)
アメリカではスーパーボールサンデイは一大行事、フットボール好きは一日中テレビの前でビールとおつまみを手に仲間と一緒に大騒ぎするのだ。私にとってのアドバンテージはこの日は確実に海がすくということ。そして例年波が大きい日が多いということ。残念ながら今日は波は大きくなく、「でもスーパーボールサンデイだからすいてるんじゃないか」と期待してカナハに行った組は期待はずれで混んでいたらしい。私は今日はレインズの横のノリエガズでパドルアウト。最初はロングボードが上手い夫婦二人と3人でのんびり楽しめた。ガ、そこにあまり上手でない、そのくせ何でもパドルして乗ろうとするがなかなか乗れない(ロングボーダーがどれに乗ろうとしているかなどまったくいに関せずといった感じで自分に一生懸命)スタンドアップパドラーが4,5名来て一気に雰囲気が変わったのでわたしは一人でも少ない方がいいだろう、とさっさと上がった。

その後久しぶりにヨガクラス。
数日間板をリペアに出しているため8’0のボードに乗っていてバランスとるのが難しく、かなり足が筋肉痛。そのため最初の太陽礼拝から全屈したとたん足の裏側全体がピキーっと筋肉痛と突っ張った感じで痛かった。

ところでマウイレインボウリトリート開催について変更のお知らせがあります。
3月16日から21日に開催する予定だったリトリートですが申し込みが現時点で少ないため、9月に延期することになりました。今のところ問い合わせをいただいた人たちなどはすべて了解をいただけたので大丈夫ですが、もしも直接問い合わせをいただいてない方で参加しようと思っていた方がありましたら本当にすみません。でも9月には十分な準備を持って皆さんをお迎えしたいと思います。そしてまずは5月に日本で、マウイレインボウリトリート in JAPANを伊豆の白浜で開催することに決定しました。

こちらは5月の21日から23日の2泊3日。アームストロング恵子先生のアシュタンガヨガのクラスをみんなで受けると同時に、リトリート仲間、同窓生の再会、又リトリートがどんな雰囲気なのか知りたいというような方に体験してもらうチャンスでもあります。ヨガを追求するワークショップというよりもヨガをみんなで一緒にプラクテイスしながら、ヨガ話に盛り上がったり、親睦を深めたり、温泉やビーチなど伊豆の観光をしたり、マウイにも似た雰囲気のある伊豆白浜の山の上にある宿で思い切りリラックスし充実した週末を一緒に過ごすことが目的です。料金、詳細はおって発表しますが、とりあえず日程だけお伝えしておきます。申し込みは私宛にイーメール、あるいはマウイレインボウリトリートのウエブサイト、www.mauirainbowretreat.comの中のお問い合わせ先まで。
ご無沙汰している友人達、そして新しい仲間と一緒に伊豆で楽しい週末を過ごせることを楽しみにしています。

2010-02-07

2月6日 SUP三昧

朝5時 風をチェックすると南からの3ノット、そして夜じゅうオフショアだったのでいい波なのは確実、今日はがんばって早起きして海に行く価値がある、なんといっても17秒間隔の7フィートというブイで、土曜日だから混むことも必至。明るくなったころ家を出発した。
フキパはあまり大きく見えなかったが、3人サーファーがチャネルにいただけだったのでもしかしたらセット間が長いのかな、と思いながらドライブしていたが、レインズにかなり大きなセットが近づいているのが見えた。これならカナハも十分だろう。
カナハが混むのは確実だったのでアウターリーフも頭の中に候補をして上がってきた。丁度知り合いもでるところだったので波をチェックしてとりあえず出て行き、もし自分には大きすぎたら帰ってきてカナハに行けばいいや、と決めて出た。ただ月曜日にボードをぶつけられ米ボードはまだ修理中、8’0の短いボードを借りて乗っているのでそこが不安材料だった。とにかくちょっとでも海面が荒れると立っているのも一苦労、波に乗るときもぎりぎりのテイクオフをしなくてはならない。小さな波ならめちゃくちゃ調子よく乗れるがアウターリーフの波ではちゃんと乗れるのかかなり心配だった。心配する気持ちが反映してかカレントの流れでばたばたしている海面は波が来ないところでも足がふらつき、アウトに出たころにはもう足がガクガクするほど疲れていた。
サイズ自体はそう大きくはなく、(たまに来るセット以外は)以前に入ったときの方が大きいようにも思えたが何しろボードがふらふらするしぎりぎりのところにいるのが恐いのでついショルダーから乗ろうとしてしまい、乗れない。最初の30分ほどは一本も乗れず、一本もうちょっとで乗れるというセットの波もピークからばっちり巻かれながらビキニボトムが脱げてどっかにいってしまいそうになったのでパドルを捨ててボトムがなくならないようにつかんだ。その後もうあきらめてカナハに行って乗ろうかと思ったほどだった。そこに師匠のディランがやってきて、わたしに「ボードが短いからもっと奥にいなくちゃ取れない、こっちに来い」と腰が弾け照る私を無理やり奥まで一緒に連れて行き、ピークからテイクオフさせようとした。セットが来ると自然とチャンネルめがけて板を漕いでしまう私をショルダー側でブロックし、「一本いい波に乗れば楽しくてもっと乗りたくなるから」といい聞かすデイラン。師匠のいうことを聞かないわけには行かないので巻かれたらやだなーと思いながら必至に漕ぐがやはり短いボードでバランスが上手く取れないし、テイクオフが難しい。ぎりぎりで乗れそうなのに最後の一漕ぎが足りない。サーファーのお兄ちゃんたちまで「いいなみだぞ、これだ!がんばれー」といい波を譲ってくれそうになるのでさらにプレッシャーになってきて、もう巻かれてもいいからとにかく乗らないと、無我夢中で漕いで何とか3,4本波に乗った。何とかテイクオフしてからも普段乗ってるボードよりいまいち安定しない。小さい波ではあんなに調子良かったのに、ほんとに波によって全然同じボードでもパフォーマンスが変わるものだ。

その後いったん食べるものを買いに行き、今度はカナハへ。マウイデイズのあやちゃん、かなちゃんが二人でいいところに陣取っていた。
さすがにアウターリーフの後なので気は楽だったが今度はちょっとオンショアがはいり始めてセットが来るといっぺんにどどーんと割れてしまう。朝は良かったらしいが激混みで、75人くらいいたらしい。だったらやっぱり私の選択は正解だったのかも、何しろ6人だけだったから。後半はオンショアでかい面が荒れているうえに朝からミニボードの上でバランスとるのに足の筋肉が突っ張るほど疲れていたので結構沈が多かった。とにかく足が疲れた一日だった。かなり謙虚にさせられたけどいろいろ学んだことは多かった。特に新しいボードをどんなものにしようか考えているところなので非常に参考になった。

ちなみにうちのアンドリューは私に借りていたジミールイスのロングボードを真っ二つに折ってしまい、勇気を振り絞って私そのことを告白するときの彼は私が巨大セットを前にしたときよりもびびっていたにちがいない。家に帰ってきてもなんだか落ち着かない様子で一生懸命ポーチを箒で掃いたり、お皿を洗ったりと普段じゃ絶対しないことをするので怒るに怒れない。ま、誰にでも怒ることではあるし、これで少しは慎重になるかもしらない。
海に入るたびに何かしら学ぶことはあるけれど、今日の彼の授業料はかなり高いものになった。
オアフ島では今日サンセットビーチでスタンドアップワールドツアーのトライアルが行われた。マウイの15才、スレイタートラウトがトライアル優勝、そして元プロサーファーのアー論ナポレオンの息子12歳のリグズもメインィベントへの切符を手に入れた。それにしてもすごい、12歳で10フィートのサンセットをチャージするのだから。若い者は軟弱だ、なんて絶対口が裂けてもいえない。私なんて10フィートのサンセットなんて想像も出来ない。4フィートのピアワンでヒーコラいってるんだから。

2月5日 つかの間のカナハSUPとオフショガステイーフキパ

朝5時に風をチェックすると夜じゅうサイドショアの風が吹いていたようですでに北東11ノット、これではカナハでスタンドアップは無理だなあとがっかり。仕方がないので11時からカイトかなと仕事をしていた。ところが7時半ごろ又ちょっとチェックしてみると今度はなんとSE3ノットになっていた。ウエブキャムをみても波は小さいが結構乗れそうな雰囲気。ター君達が今日がマウイ滞在最終日なのでもしカナハでスタンドアップをするとしたら今日しかチャンスはない、風が上がる予報ではあるが今からいそいでいけば1時間くらいは乗れるかもしれないと思い、大慌てで彼らの宿に迎えに行った。
どたばただったけれども何とか9時ごろには到着、ついたときはまだ風も入ってなくて、そのうえ誰もが私と同様風が吹くと予想していたらしくまったく混んでいなかった。
波は小さかったけれどそれでも十分乗れるし、人がいない分ピークでも譲りあったりするくらいの和やかな雰囲気。みそちゃんとじゅんちゃんもインサイドセクションから乗ってサーフィンしていた。みんなそれぞれ楽しい波に乗れたんじゃないかな。10時過ぎには風が上がってきてしまったので短い間だったけれどカナハのスタンドアップの楽しさを少しでも味わってもらえたのではないだろうか?

風が上がってきたのでわたしはレインズ、オフショア気味の風になったので並みはめちゃくちゃきれいになって良さそうだったが、風がものすごくオフでガステイー、途中まったくなくなってしまったりもして危ない危ない。カイトをするのはやめておいた。

ター君は古矢さんと一緒にウインド、それから夕方ホキパでサーフィンもしたらしいが、4日間という短い間の割には昼も夜も寝る間を惜しんで動いていたようだ。タフだなあ。
明日は波もぐっとあがる予報なのでもう一日長くいられたらどこかのアウターリーフにター君を連れて行ってあげて夢のような波に乗せてあげられたのになあ、残念。でも少しの間だけでもいsh疎に過ごせて、又昔と変わらないター君の海への情熱に触れることも出来、嬉しかった。
一生現役、でいることが出来れば、これほどの幸せはないだろうな。そのためにも体だけはしっかりメインテナンスしなくては!ここ数日友人ジェイミーがつった新鮮なマグロを食べている。Seared Ahi,ねぎとにんにくを混ぜてミンチにしたもの、そしてお刺身にお味噌汁。それに畑の野菜とマイオリジナルブレンドの雑穀米があればこれ以上の夕食はない。

2010-02-05

2月4日 オン気味のレインズ


今日は朝から風がトレードの向きになっていたのでカイト日和だとみて午前中仕事、12時ごろからレインズに向かった。昨日から北風が吹いているので寒い寒い。たぶん昨日今日は今年一番の冷えじゃないだろうか。ビーチに行ってもそのまま水に入る気にならず、ウエット(ゴム製長袖ショートジョン)を着てからセッテイングしないと寒かった。
ここ最近風が吹いているようでもなんだか弱かったりオンショア気味だったりすることが多いのだが、今日もそんな感じ。そのうえかなりストーミーでどちらかというとあまり面白くないのだが、こういう日でも出ておくと今度良いコンデイションになった日により楽しく乗れる、より突っ込めると自分を励まし乗った。
でもこういう日はスープが厚いしとにかく安全第一で乗るのが大事とはいえ、結構な数のチキンジャイブの応酬に、自分でも臆病者だなあといやになってくる。
いつも長い間乗ってるエリオットさえ2時間も乗らずに上がり、ベトランは30分であがってきた。私がへだからだけではなく、やはりコンデイション自体が良くないのだと納得してほっとした。もうちょっとサイドショアになってくれないかなあ。

カイレニーが最近生み出した新しいマヌーバー、KAINOを何度もトライしてダレルに撮影してもらっていた。これがちゃんと撮れていればハイウインドの締め切りに間に合うかも。

2010-02-04

2月3日 オンショアデイ

朝起きて風をチェックするとすでにストレートオンショア17ノット。北側はだめだとわかったので気分よく仕事に励んだ。南側も風が強かったようだ。

結局一日中家で仕事していたがいつもよりは生産的な一日だったので気分配意、それでも又たくさんやらなくてはならないことが残っている。

夕方パイアで昔からの友人の両親と会った。ボブとパットはジュノーの住んでいて彼らの息子チャックとは彼が14歳のときからの友人。私がジュノーの彼らの家にお世話になったこともあるし、チャックがうちにきてサーフィンをしたこともある。
会うのは2年ぶりくらいだが二人ともとても元気そうで生き生きしていたのでよかった。パットは乳がんの手術をしたり、又チャックが病気で苦しんだりといろいろあったからこの数年は大変だったはずだから。本当に健康第一とはよく言ったものだと思う。健康な体がなければ何をもっていても楽しくないし、気分も落ち込む。元自分の体を大事にしなくちゃ。そして真の健康についてもっとまじめに考えないと。

2010-02-03

2月2日 こーちゃん、たーくん

朝、大先輩のコーちゃんのお手伝いでクアトロやジミールイスへ。コウちゃんは私が高校一年のときに始めてウインドをやったときからの先輩、当時は私はただの子供、コウちゃんが一番の若手くらいで彼は大学生でテニスのコーチのバイトなどしていてめちゃくちゃモテていた(はず?)。彼や今ではラジオパーソナリテイーをしてがんばっている圭ちゃん(当時はなぜかうしちゃんと呼ばれていた)そしてそのほか坂ノ下のローカルたちをみて私は育った。みんなビッグウエイブ派で台風などになると続々と集まり大きな波に突っ込んではマストを折ったり滑川のほうに流れ着いたりしていたが、当時はとにかくそういう勇気がかっこよくて上手い人は大きな波に乗るもんなんだ、と私の心に植えつけられた気がする。坂ノ下に行くと今でもおんなじ雰囲気が残っていてさらに同じ先輩達がいてウインドを楽しんでいたりするのでとてもうれしい。
話はそれたがそういうコウちゃんも坂ノ下からマウイへと修行に出るようになり大波に突っ込む日本の特攻隊ライダー達の中でもさらに一枚突込みがすごいビッグウエイブライダーとして知られていた。今でも御前崎とかで大きすぎていやだなって思うようなコンデイションになるとササーっとセッテイングして出て行く人がいると思うと、こうちゃんだった、なんて話を聞く。おととい私がびびって出なかった日も彼はフキパでがんがん乗っていたらしく、ウインドの方が風が弱ければもっと難しいだろうに、「あの日はまだ風あったから結構楽だった」と飄々としている。まだまだ私なんてひよっこだ。ちなみにこの日フキパには4,5人のトップライダーしか出ていなかったと思う。(こうちゃんat Hookipa by Hondaさん)
それでも「ここの所波が大きいし、トウインをしたりフキパででっかいの乗ったりするから疲れておなか壊したわ、歳だから疲れるよ」と口では言っていたが。いやいや、若手プロ達にコウちゃんのあのチャージ見てもらって刺激を受けてほしいくらいだ。私もあんなふうに先輩達がさらにがんばっているのを見るととてもうれしいし自分もまだまださらにがんばらなくちゃ、と思う。

クアトロもマウイフィンもジミールイスも派手ではないが着実かつ正直なビジネスで硬い信頼関係が出来ているため特に難しい話し合いもなく、とても和やかで楽しいミーテイング、どちらサイドもとても好きな応援したい人たちなのでその人たちがいい形で一緒に仕事をしているのをみるのはとてもうれしいし、年を重ねるごとにビジネスが成長し、信頼関係がさらに深くなっているのをみるのは私にとってもすごくいい時間。

そして午後はアウトドアの気持ちよさ楽しい遊びをたくさん教えてくれてきた富士川のター君ご一行がマウイ入り。この冬に珍しくスモールウエイブにオンショアのフキパですでにもう乗りたくて乗りたくてうずうずしていて、宿に行くことすら面倒くさくなってしまったター君を見て、相変わらずの波乗り好きに思わず笑ってしまった。
今回は4泊だけ、こんなにすごくいい波が続いていたのにここ数日の天気予報はあまりよくない、でもどうか、ター君たちの短いたびの間ですばらしいコンデイションを一日でも味わえるように、と心から祈っている。
きっと夕方までガッツリ波乗りをして買い物することも忘れてくたくたになっているだろうと予想したとおり、暗くなってから電話が来てこれから買い物に行くという。みんなのためにご飯をつくっておいて大正解。
その後お友達のじゅんちゃんとうちのルームメイトピートのセッションが盛り上がった。じゅんちゃんのあまりに楽しそうに弾いている様子にやはり楽しいのが一番!と訴えてきた。初対面なのに即興で楽しそうに語り合うようにセッションしている様子は音楽は世界の共通語ということを実感させた。その後古矢さんが夕方SUPでつったばかりの大きなお魚を持って登場。古矢さんは同じ島にいるにもかかわらず行くスポットが全然違うのか、まったく会うことがないのでものすごく久しぶり、昔はすべて同じスポンサーだったのでいろいろ教えてもらった海の大先輩。彼も相変わらず毎日何らかの形で海に入っている。それにしてSUPフィッシングしたいと思っていたけどあんな大きな魚が連れたら私は結構びびってしまうかも。
久しぶりに11時まで夜更かし、明日は風が悪そうなのでちょうどいいかな。