2010-11-24

11月22日 気持ちを入れ替える

結局パドルもまだ早いということがわかったので当分はカイトもサーフィンもお休み。せっかく治してくれている先生のところにいってパドルしてみようとしたらまた悪くなったというのも気が引けたが、海に入らないと精神的に参ってしまう私の性格をすでに彼も把握しているようで、
「まあやってみてわかったんだからそういう意味ではメリットがあったね」と暖かく慰めてくれた。

とりあえず腰や膝もリハビリ運動ややっても大丈夫なことをいろいろ聞いたのでそれに励むことにする。

海に入れないことで自分が役立たずになった気持ちでいっぱいになり、こういうときこそ、仕事に精を出してよくなってから思い切り遊べるようにしておけばいいものの、気分がふさいで仕事も能率が悪い、見ても仕方のないウエブキャブを一日何度ものぞいては波がよくなってきた、とか風がまだ入ってないとかチェックしてしまう自分を情けなく思い、さらに自己嫌悪。

借りてくるビデオまで暗いものばかりじゃないか、と指摘された。こんなことではいけない、私なんて自分のせいでこうなったわけでもっともっと大変な病気や怪我をしている人が元気に出来ることを一生懸命しているのに、自己憐憫に浸って(それも体は動くのに海に入れない、思ったようにサーフィンやカイトが思い切り出来ないというだけなのに)いる情けない自分を変えなくては、と思う。

やる気が出なくてもがんばっていろいろやってみればやったということで気分がよくなり、元気も出ることだろうし、病は気から、じゃないが、落ち込んでいては治るものも直りが遅くなるはずだ。出来ないことを考えてうじうじするのではなく、出来ることを考えてそれを一生懸命やらなくちゃ。

とにかくしっかり直すための努力を惜しまず、しっかり治るまでは他の今出来ることをいっしょうけんめいやらなくては!そう考えてやれること、やろうと思うことをリスとあぷしていくと、いくらでも出てくる。
海で一生懸命練習することはあまり今は考えず、気持ちを入れ替えて他の事に一生懸命取り組んで自己嫌悪から抜け出そうと決めた。

出来ることはたくさんあるし、海は入れない以外は本当に恵まれている環境にいる自分、感謝の気持ちを忘れてはだめだよな、と反省。

11月21日 Epic Kanaha

(何人かの上手なロングボーダーはどんなに多くのスタンドアップパドラーが回りにいてもいい波をキャッチして乗っていた、ちゃんとテイクオフするところをわかっていてしっかりとっていくうえにとってもにこやかでいい感じだったおじさんサーファー)

波がまたサイズアップ、フキパはセットで6ftか8ft、カナハでも頭以上のセットが来た。今日は膝がよくなってきたのでほんのちょっとだけ様子を見てみようと私も海に出かけた。大体自分の心の奥に不安があるときはまだでないほうがいい状態なのだとは今までの経験でわかってはいるものの、今日のようにグラッシーで楽しそうなカナハは本当に逃すのが悔しい。そんなわけで心の中にある(まだやめておいたほうがいいのでは)という声に聞こえないフリをしてパドルアウト。膝は不安定だ長けれどそれほど悪くはなかったが、やはり思い切りこぐと腰に負担がかかる、かといってものすごい混雑なので一生懸命こがないといい波は取れない。結局波を取ろうと必死にこいだり、人を避けようと急な動きをしたことから腰の下のほうがズキンと痛くなってきた。これ以上やってると悪くなるだろうと乗り始めて一時間もしないうちに岸に帰ろうと思ったのだが、一本だけでもセットのいい波にドロップしたいと待っていたけれど結局一番のセットの波はつかめなかった。体力もないし、腕のパドル筋もなくなっている。そのうえ膝が不安定でびくびく乗ってるから思い切りけりこめないし、ワイプアウトするのが怖いので守りのライディング。そのうえ混雑の中なのでいつものようには全然いかず、かなり落ち込んだ。
岸に上がってきてもパドルで痛めた腰が治らず、やはりまだスタンドアップパドルはやめたほうがいいのだとはっきり自覚。気がせいてやったしまったことでまた悪くなってしまったかも。

このまままた家に戻って落ち込むのも嫌なのでビーチで読書、帰り道にフキパのビッグウエイブに果敢に挑戦しているジェレミーを見て帰ってきた。(ポイントでロングライドを決めたジェレミー)

夜は恵子ちゃんとスキップの家にお呼ばれ、いつものメンバーであり、海でもよく見かけるテディー、エディー、デブリ、そしてゆうきちゃん(彼女は数日前ホノルアでものすごい怪我をして足が大やけどしたようになっていた)、レアードの本を書いたスーザンなどが来ていて、アットホームな時間を過ごさせてもらった。スーザンはアメリカで最もお金を稼いでいる黒人女性のテレビパーソナリティーオペラのゴーストライターだったのだが、マウイに住んでいたころ、レアードの本を書き、その後オペラの雑誌の編集長に抜擢され、ニューヨークに引っ越していった女性。ものすごいやり手のはずだけれどそんな感じは一切なく、とっても気さくでフレンドリー。サーフィンも楽しむし、水泳はいくらでもどんなところでも泳いでいけるアクティブウーマンでマウイを心から愛している一人。

11月20日 My top 5 places for kite trip

久々に波もサイズダウン、雨が降る予報だったのにその気配はゼロ、からっと晴れて風もなく、なんとも平和な雰囲気。
明日からまた波が上がりそうなので私は無理をせずパドルはお休み。でもクアウやレインズは頭くらいでクリーンで楽しそうだった。
早くくたくたになるほど思い切り乗りまくりたいものだ。

ところで、「今まで行った場所でどこが一番よかったですか」ときかれることがたびたびある。
一番といわれても漠然過ぎてとても選べないけれど、たとえば、カイトでなら、それも限りなく個人的な好みに徹して決めさせてもらえばトップ5を選ぶことが出来るだろう。
すでに行ったことがあるところに限り、自分の好きなコンディション(大きめの波でできれば右からの風、レギュラーの波、7m前後のカイトサイズ)雰囲気(フレンドリーなローカル、盗難などの心配をしなくてもよく、カルチャーや歴史も興味深いところ、自然が豊かなところ)を条件に挙げるとこうなる。あくまでこれば私の好み、ライディングスタイルにそって選んだもの。他にもいいところはいろいろある。

1 マウイ どこよりも確実にいいコンディションがある、住んでるといろいろ注文もあるが、やはり一番コンスタントに波や風があるのでカイトだけに限ればここよりいいところは少ない
2 カボベルデ 波質はここ以上のところをみたことがない、前行ったときは一ヶ月いたのにオフショアばかりで自分のカイトスキルも足りなかったので今度行ったらもっともっとチャージできる気がする、上級者にとってはすばらしいところだと思うし、物価もそれほどには高くない(しかし、行き着くまでが大変)(バハ、プンタサンカルロス)
3 バハ 風はほとんど毎日吹き、波もいいときはパーフェクトに割れる、波の大きさはマウイほどではないが質はいいし、混雑はない。砂漠の中のキャンプ、のんびりした時間の流れ、カイト以外の生活も楽しい、(が、欲を言えばもうちょっとパワフルな波だとさらにいい)
4 ナモツ島、フィジー 世界中で最もすばらしいセットアップの一つ、お金に制限がないのであればここほど贅沢な場所はない。小さな島の周りは、クリーンなロングレフトのリーフブレイク、サンドバーン、マウイのカイトビーチのようなサイドショア、オンショアウエイブのジャンプスポットとバラエティーにとんだライディングが楽しめ、宿はシンプルでありながら快適、食事は最高、貝拾いはワールドクラス、ポートタックが極度に苦手な私でもここなら乗りたいと思うほどすばらしい。風がなくても最高のサーフィンが楽しめる。(ただし最近は一泊300ドル位するらしい、私が最初に訪れたときはオープンしたばかりで25ドルでとまらせてもらえたが、もうとてもじゃないけど行けない)5 夏の西海岸、あるいはマーシャル諸島
まったく違う理由で5位タイ、北カリフォルニアやオレゴンの夏はロードトリップに最高、それほど混んではいないし、水は冷たいが風はよく吹く、何よりロードトリップやビーチでのハングアウトが楽しい。ローカルも親切だし、とてもいい思い出があるので機会あれば何度でも行きたい場所。マーシャル諸島は世界でも有数のスポットになるポテンシャルがある、冬の間は太平洋にある島々の中でも最も風が強く、波はワールドクラスのポイントブレイクがそこかしこにある。海のすばらしさは世界一かも。(しかしかなりの上級者でないと難しいし、ビーチがほとんどないし、ボートでしか行けないのでボートからランチングしなくてはならない。首都のある島は便利ではあるが離島のもつ手付かずの自然の魅力はないし波もない。が離島は本当に不便で水も電気も食料もないので精神的にも金銭的にも結構負担がある旅ではある)

まだ行ったことがない場所も含めて、行きたいカイトスポット トップ10(カボベルデ、プンタプレタポイントのAフレーム波)
1 カボベルデ もう一度行ってあのすばらしい波に挑戦したい。前に行ったときはまだカイトサーフボードに乗り始めたばかりのころで自分の技量がコンディションに見合っていなかった、今でもまだまだだが、もう少しはましになってる気がするから。街の雰囲気も悪くないし、音楽とダンスにあふれ、異文化を満喫できる。(憧れのDutch Harbor)
2アリューシャン諸島 コンディション的にはそれほど期待はしていないが、どこよりも行きたいともう10年以上願い続けている場所。このあたりで発達する低気圧がハワイにビッグスウエルを送り込む、歴史的にも日本が占領してた時期もあったり、とても興味深く、人を突き放すような厳しい自然に惹かれる。他にもいろいろ行きたい理由はあるがここにいけるタイミング、金銭的な余裕がいつか来ることを願っている。(Too good to be true?)
3 ペルー レフトの波は苦手だけど旅としては非常に魅力的だし、いい波がいっぱい。
4 バハ うねりが当たれば最高のコンディション、あちこちにいろんなスポットがあり、シンプルなキャンプ生活がたまらない、一年に一回は行きたいところ。(bertrand at Sunbawa)
5 インドネシア レフトの波で掘れるという印象があり、まだ行ったことはないけれど、すばらしい波と安い物価は魅力的、シーズン中はかなり混んでるらしいがはずせばいいかも。スポットを探さなくてもいいことはわかってるので手軽な場所ではある。6 チリ ぜひとももう一度行きたい場所、15年ほど前に一人でピチレムなどに行ったことがあるが、そのときの私には波が大きすぎた。もっといろんな場所をゆっくり旅してみたい。7 クリスマスアイランド ほとんどの人が知らないけれどいい波が立つところというのは世界にm本当に少なくなって来ている。ここもその一つやはり人が知らないところを探していい波にめぐり合うことこそ、旅のすばらしさ、現時点でここに行く飛行機はないのでなかなかいけないところでもあるがそれだけに非常に魅力がある場所。
8 ツアモツ クリスマスアイランドよりはひらけていて普通に生活できるであろうタヒチの北部にある環礁。タヒチは全般的にめちゃくちゃほれるハードな波で、レフトが多いがここはライトもあり、カイトも出来そうなコンディション、そして尊敬しているヘイエルダールが若いころこの島のジャングルで生活し、その後の彼の人生を決めるほどの体験をした場所でもある。
9 パプアニューギニア 私好みの延々と続くライトブレイクがあるよ、と聞いて今まで以上に行きたくなった。異文化という意味ではここほど魅力的なところも少ないだろう。
10 スリランカ、東台湾、フィリピン、モルジブ、日本からも比較的手軽にいけてまだまだ波と風がマッチするスポットが知られていないところが多いところ、パラオ、マーシャルなど行ったことはあるけどまだまだ開拓しがいのある場所にも行ってみたい。

人に勧めるカイトトリップデスティネーション1 八重山諸島
とくに海外の人たちに勧める場所、フレンドリーな人たち、これ以上はないというくらいきれいな海、異文化体験、波乗りは出来ないけど風はよく吹く。物価も安く食事もおいしい。
2 誰にでも楽しめるウエイブコンディションであるうえにいつもとまったく違ったシンプルな生活が経験できる。ソロスポーツを使えばかなり手軽に行けるのでお勧め。(Dominican Republic)
3 ドミニカ共和国 適度な風が毎日吹く、サイドオンショアでウエイブスポットはいまいちだけれど風は安定していて宿や物価も安い。夜遊びも楽しみたい人にはばっちり。
4 ナモツ お金にいとめをつけないのならここよりいいところは考えられない。最高のクオリティーの波と風。ガイドが必要な人は経費さえ払ってくれたら何から何までお付き合いします!
5 マウイ やっぱり短期間でバッチリカイトしたいというならここが一番かも。移動時間も短いし。

他にも波を求めていないのであればいくらでもいいところはあるけど、この辺が旅としてもいろいろ楽しめるお勧めの場所だろう。

2010-11-20

11月19日 平水面で試運転

今日も朝からグラッシーコンディション、ワイエフは今朝も頭サイズの波がラインナップしていてすごく良さそうだ。皆疲れてきだしたのかそんなに混んでいない。フキパも誰もが出やすいコンディションな上に風がないわりには混んでいない。友人を空港まで送った後、カナハにいってみると最高の天気で風もない。立ってるだけなら苦痛でないので平水面でスタンドアップに乗ってみた。変な格好で沈したり急にスープに押されてねじったりしなければ大丈夫そうだ、そのまま膝腰の波が割れている沖に出てみたが何本か小さいけれどきれいに割れる波に乗った。ほんとに久しぶりだし、ずっと休んでいたために腕の筋力も落ちていてまともに漕げない。
また振り出しに戻ってやり直しだけれど、水につかっただけでもずいぶんエッジが削がれたたというか、ぎすぎすしていた心が和らいだ。ウオーターセラピーの偉大なる効果、ここにあり。
膝に不安が残っているためにただ漕いでるだけなのに恐怖心や緊張からか、お腹が痛くなってきた。ほとんど水に落ちることはなかったが巻かれたらやばいなという感覚はあり、クラッシュしそうになったときは一度自分から水に落ちて安全な形でやり過ごせるようにしたくらいだから、これ以上大きな波はまだ無理かもしれない。みんながレインズやサンドパイルでいい波をバンバン乗りまくっているのでついつい気がせいてしまうけれど、先のことを考えてしっかり直さなくては。

ということで試運転は無事にクリア、でも波に入っていくのはもう少し回復してからのほうが良さそうだ。はやく治りますように。

2010-11-19

11月18日 Sandpile, as good as it gets

(ローカルリッパー、Eddie Ogata)

今日も風はぴたーとやんでいる。住人たちはコーヒー飲む間も惜しんで海へと出発。私は悔しいので頭から布団をかむって不貞寝、と思ったけどのれなくても気になってしょうがなく、コンピューターでフキパ、カナハ、ワイエフのウエブキャムを繰り返し眺める。こんなにいいサンドパイルは見たことがない、と思うほどクリーンできれいに割れているのがウエブキャムでもわかり、そのうえそれほど混んでいない。もう、がんばって乗りにいっちゃおうかとも思ったけどやっぱりまだ無理そうなのでふてくされ。さらに自分を惨めにするがごとく鶏小屋の糞の掃除をしながらおしんになった気分に浸った。(STYLE MASTER ケントアポ)
お昼前にジェレミーから電話があったので彼らをつれてサンドパイルに行くことにした。ちょっとオンショアが入っていたが、そのぶん人は減っていたしなかなかのコンディション、ただ数年間サーフィンしていなかったティファニーにはちょっとしんどかったようでアウトにでられず。
午前中だけで3ラウンドはいっていたアラスカボーイズたちはすこし左にそれたところで乗っていたようで、そこのほうが波が小さめだったから、ティファニーもそこに連れて行ってあげればよかった。それにしてもワイエフは普段からローカルっぽい人が多いのだが、普段かなはとかであまり見かけないローカルっぽい人でめちゃくちゃうまいスタンドアップパドラーがすごくたくさんいてびっくり、以前はここでサーフィンをしていた人がそのままスタンドアップをやりだしたのだろう。

その後メンズは疲れた体に鞭打って夕方もう1ラウンド入るという、よっぽどいいに違いない。皆目がトローンとしちゃって疲れきってるけど気分はハイで乗った波の良さが忘れられずについ口元が緩んでしまうといった感じ。うらやましい限り。仕方ないので私はお昼を食べた後一人でさびしく映画を見に行った。

フキパも一日中風がなかったし、ちょうどいい大きさ、そしてサウスも波があったようでみんなそれぞれいいもイができたうえに散らばったことで混雑もなかったようだ。それにしてもサンドパイルってあんなにいい波になるのね、と今日はびっくりした日だった。
膝のほうはだいぶ良くなってきた、さすがに波の中や予想のつかない動きをしなくてはならないところにはいけないが、平水面のスムーズなスタンドアップパドルならできそうな気がする。明日波のないところでこいでみようかな、あるいは後二日くらいみっちり休んでからのほうがいいのだろうか。コンディションが悪くなってくれると休みやすいのだけれど。

2010-11-18

11月17日 Glassy waves all around the island

波はサイズダウン、フキパでさえ、かなり小さくなっていたが、イーストスウエルだったのでワイルク方面がいいと言う情報をもらい、アンドリューたちは朝早くから出発、私はグラッシーな海を見ながらもう一日休み。こんなに風がなくグラッシーになることはマウイでは珍しいのでこういうときを逃すのはとっても残念。でも仕方がない。ちょっとしたことで何日も海に出られないのは本当に悔しい。順調に回復しているとはいえ、まだ海に出てサーフィンするにはちょっとはやい。

午前中日本語のレッスン、その後お医者さんへ、かなり長い時間かけて膝も腰も治療してくれた上にリハビリ運動なども今まで知らなかったものを教えてくれた。
その後私は買い物、アンドリューたちはあまりにコンディションがいいのでいったん燃料補給をしてまた夕方のセッションに向かうという、それをきいてさらに欲求不満がたまる。

イーストスウエルが落ちるとともにサウスに小さいうねり、そしてウエストからも来ていてノースも波がアップしてきた。明日もグラッシーでいい波が島中にあふれそうだ。
ふう。

11月16日 サーカス状態のレインズ

波は一気にサイズダウン、フキパのセットでロゴハイあるかないか。風は昨日よりメローなようでレインズhは昨日は大きくて出られなかった人がどっと押し寄せ今までみたことがないくらいの混雑だった。私のアラスカの友人たちもその類であり、レインズで出たいなら今日だ、という私の意見で、ダウンウインドをすることになった。、混むからさっさと出たほうがいいと私がせっつくのだが、緊張のためなのか、一人はどこかに買い物に行ってしまったり、アンドリューはいつもの3倍くらい時間をかけてセッティングするわなかなか準備が出来ない。やっと出来たころには海の上には15人くらいカイトサーファーがいて大混雑だった。

結局風が安定しなかったため先にダウンしていったアンドリューだけがカナハまで行き、トムとジェフはレインズのビーチに上がってきた。その後予報どおり風が弱くなっていき、皆あわててビーチに上がろうとするのだが、リーフだし、風も安定しないのでいっぺんに上がってもビーチ側でサポートが追いつかないわ、先にカイトを下ろそうとしている人たちのうえにカイトがはらはらと落ちていったり、大騒ぎ。海の上でも普段はよく知ってる人ばかりなので皆ルールもしっかり守るし、レインズだからこその気配りの仕方(誰かが波に乗っていたらそこを突っ切るように乗らずにインサイドまでまた戻るか、下に下らせて波に乗ってる人の邪魔にならないようにするとか)を把握しているが、今日はもう何がなんだかわからないような混乱状態。いつも来ている常連の人たちはそんな新しい顔ぶれに怒る気にもなれない様子であきれてそのどたばた状態の写真を撮ったりして苦笑いしていた。
今年のカナハの混み具合は異常だけどその余波がレインズにも来ているようだ。15人で混んでいると文句を言うわけではないが、ルールだけはしっかり理解してお互いにストレスをためずに楽しく乗れるような人だけに来てほしいものだ。

とはいえ私は見ているだけ、どたばたでも何でもいいから海に入りたい。

11月15日 Big waves and big wind

予報どおり大きなうねりがきた。私はとてもカイトで切る状態ではないので見ると悔しくなるから引きこもり。でも気になるのでたまにフキパのウエブキャムをのぞくとマストオーバーのセットに乗ってるウインドサーファーが見えた。カイトにはちょっとガスティーでてこずる風だったようだが、より強い風を好むウインドサーファーにはこのシーズン一番のコンディションだったといううわさ。この大きさで何が出来るというわけではないが、それでもその場にいてでてみるだけでも気分が違う。エリオット他数人のいつものメンバーだけしか出ていなかったらしいが、私もその場にいたかった。とても残念。
(リーバイのビッグエアリアル)
風の強かったマウイだが一方のオアフはパイプラインが10ft、まだアーリーシーズンなので砂が残っていてバックウオッシュなどもあり、かなりスリリングで危険なパイプだったようだ。
今年も結構波が続いてやってくる。私もはやく回復して冬を満喫したい!

夜はジェレミージョーンズの家族、そしてアラスカカイトボーダーたちがやってきてビッグディナー、小さなポーチに乗り切らないほどの料理と次から次へとでてくる共通の友人の話やアラスカの出来事で大いに盛り上がった。
ジェレミーの息子カースは2歳、でもジェレミーや彼のお兄さんたちの血が流れていることを感じさせ表情や雰囲気があって笑えた。とくにハスキーな声やお腹をぴょこっとだして歩く様子などはジョーンズブラザースそのもの。血は争えない。
彼の映画Deeperも鑑賞。この映画やジェレミーの取り組みについてはすこし雑誌FALLLINEに記事を書いたが、そこでは書ききれないほどのジェレミーの熱い思い、そして彼の仲間のすばらしい経験談はどこか深い部分を揺さぶられるようなインパクトがあるもの。すべてハイクで撮影もヘリを使わずに製作しながらもこれだけのクオリティーのライデイング映像を残すことの大変さはこういった山に行ったことのあるもの、撮影をしたことがあるものにしかわからないかもしれない。が、とんでもないことなのだ。
日本でも多くの人に見てもらいたいと思う。

2010-11-16

11月14日 Jeremy Jones on Maui

足は相変わらず痛いけれど昨日ほどではなく、腫れもすこし引いてきた。昨日は一歩踏み出すのが大変なくらいだったけれど今日はがんばれば支え無しでゆっくり歩けるほどにまで回復、あの怪我だったら普段だったら5日間くらいはかかると思っていたのにこの回復ペースはかなり速い、これがお医者さんで受けたプロロセラピーのおかげなのかははっきりしないが、予想以上に早い回復なのは嬉しい限り。

このプロロセラピーだが、腰を見てもらいにいったお医者さんの意見では腰も悪いけれど膝はかなり悪く、両足ともぐらぐらで安定せず、Authoritusが進んでいるせいで筋力も落ちている、それをカバーするために腰にさらに負担がかかるから膝と腰の痛みは大きな関係があるということ。
そして私のような症状にはプロロセラピーが効果的だと真剣にすすめるので、藁をもすがりたい気持ちの私は試してみることにしたのだ。
以前にもいろんなライダーがこの治療で故障を直したという話を聞いていたけれど、ウインドサーファーのもおちゃんが膝を故障したときにやってみたときはそれほど効果はなかったようだし、何しろ結構高いので今まではその気にならなかったのだ。
プロロセラピーについてはまたいつかゆっくり日記に書こうと思うが、今のところ膝の回復は早いけれどそれがこの治療のおかげなのかははっきりしない、そういう意味では健康なほうの膝に注射したほうがわかりやすかったかも。

さて、また休養生活に逆戻りで、フラストレーションのたまる私だが、今日はとても嬉しい出来事があった。もう何年もあっていなかった、大好きな友人たちがマウイにやってきたのだ、それも新しい家族を引き連れて!
ジェレミージョーンズはスノーボード界では将来サーフィンで言うジェリーロペス的な人物として評価されるだろうと私は思っている、すばらしいライダーであり、数多い友人の中でも最もナイスな人物の一人。
もう10年近くビッグマウンテンライダーのナンバーワンに選ばれ続けていて、今年はヘリを使わないでハイクのみですごい斜面を滑る映画をリリース、また自分のスノーボードブランドも発表した。身近な山を通して感じてきた環境温暖化、そしてあらゆる環境問題についてかかわっていこうとPOW( Protect Our Winters)という組織を作って活動もしている。彼が2週間家族を連れてマウイに遊びに来たのだ。

彼との出会いはアラスカに2度目に行ったときのこと、ニューワールドというエリアのあるピークに北もう一つもグループのなかにいた一人だった。彼はひげもじゃで、ハスキーでのんびりしたしゃべり方から結構年配のように見え、最初は私よりも年上かと思ったほどだ(が、後でわかったのだが、彼は当時19歳だった)その後私も彼もアラスカには毎年通い続けたし、彼が私がその後毎年冬に居候していたTGRのジョーンズブラザーズの末っ子だったこともあり、一緒に滑ってもらったり、話をしたりすることも多かった。奥さんのティファニーと彼が出会ったときも、私に「すばらしい女の子に出会ったんだ、はやく紹介したいよ、」と嬉しそうに話してくれたのを覚えている、それまで人気はあったけれど長い間ガールフレンドも持たずにどちらかというと硬派だった彼だったのでとても印象に残っている。そんな彼が選んだ女の子だけあって、ティファニーはどんなときでも明るくてニコニコした最高の女の子、ジャクソンでも家がお隣同士だったので3人で滑ることもとても多かった。

ジェレミーに関して書き始めると本一冊ほどになってしまうほどいろんなエピソードがあるが、とにかく、忙しい彼がマウイに来てくれたことは私にとって本当に嬉しいことで、だからこそ、さあ一緒に遊べると思っていたのに膝を痛めてかなり落ち込んだのだが、彼らは宿に荷物を置いたとたんうちに遊びに来てくれた。
会わないでいた間に二人の子供が出来、5歳の女の子ミア、そして2歳の鋭い眼差しをしたカーシも一緒だった、二人は怖がりながらも興味心身に鶏にえさをやったり、自家製のパイナップルジューズを飲んでとびまわったりしていた。
どっぷり雪につかるシーズン前にこれから2週間彼らはたくさんの太陽を浴び、できるだけたくさん波に乗って暖かい気候を楽しんでいくことだろう。

2010-11-15

11月13日 Out of action again

昨日ひねった膝が腫れ、予想通りかなり痛くなり、何とか棒につかまって歩ける状態。まったくばかなことをしたものだ、と思うけれど穴にはまってスープに押されることは運が悪いというしかない。
これでまた動けない自分に逆戻りだと思うとがっくりだけれど、今回はそれほどひどくないことを祈り、とにかくお医者さんに言われたとおり、動かせる範囲で出来るだけ動かし固くならないよう西ながらも安静にして休んだ。

波がないので気分的には楽だけれどあさってくらいから波が上がり、来週半ばからは風もなくなる予報で、それを楽しみにしていたのだが、この感じだとちょっとそれまでには治らないかもしれない、とほほ。

アンドリューがマグロを一匹買ってきたのでそれをいろんな形に料理してマグロ尽くしの夕食。
All you can Eat Maguro だった。

2010-11-14

11月12日 レインズが混雑しない理由

波のサイズはダウン、セットで頭暗い。フキパはサイズが小さいものの結構よさそうな波だけれどレインズはいまいち、風もガスティーっぽいので出ようかどうしようか迷っていたが、フランスから来ている友人ジェレミーが、「いいじゃないか、出ようよ」と誘ってくれたので出ることにした。彼は旅好きで、私と同じような場所を好むのでいつも情報交換したり、お互いの話を聞いたりする仲間。アラスカのアリューシャン諸島に行きたいと長い間狙っている同志でもある。出てみたら波は小さくても十分に練習はできるので結構面白く、プッシュしてくれた彼に感謝。最初は3人だけで楽しかったのだが、そのうち10人近くカイトが出てきた。このサイズの波で10人もいると結構混雑している感がある。なかなかいい波が来なくなったし、お医者さんに行く時間も近づいてきたので上がることにした。

ここ一年でずいぶん人が増えたとはいえ、カイトビーチに100機以上のカイトが上がっていて身動き取れないような状態にあるときに、レインズでは下手したら一人きりで乗ったりしてるわけだからずいぶんの差ではある。レインスは海に出るとリーフの上を歩いていかなくてはならない、これが滑りやすい上にとがっていて、ここで大怪我した人は数知れず、私ももちろん何度もやっていてそのたびにお尻や足やかかとをざっくり切り、何週間も海に出られない経験をしたので今ではショーツの下にウエットパンツをはき、ブーツを必ず履いて出る。ここで定期的に乗ってる人はブーツなしでは出て行かない。以前はレインズのリーフがなければどんなに楽かと思ったけど、このリーフがあるためにここで乗りたがらない人が多いのは確かで、そのおかげでここに来る人の数が限られているのである意味ありがたい部分もあるのだということを認めざるを得ない。

カイトがよくなりいろんなハプニングを経験してきたおかげで(少なくとも10回は波の中を泳いで岩場に打ち上げられたり、何キロも先まで泳いだりさせられた)かなりなれいるつもりだが、それでもいくらうまい人でも怪我をすることがあるこのレインズ、油断をしてはいけない。プロでさえ、怪我もなく、カイトを傷つけずにあがってこれたらレインズでは大成功だといえるというくらいなのだから。

今日私はまた違う形でそのレインズの悪評を実体験することになってしまった。リーフが大きな岩棚のようになっているのだが、所々に深い穴がある、気をつけて歩かないと水で見えない穴にズぼっとはまってバランスを崩すことがある。が、それだけならそれほど大きなダメージはない。カイトを終えてビーチに戻ってくるとき、カイトをおろしながらリーフを歩いていて突然左足がずぼっと穴にはまってしh待った、そして次の瞬間後ろからスープがやってきて私を勢いよくインサイドに引きずった。火だし足がはまっていたのに体だけ持っていかれたため膝の筋がグキーといやな音を立て横にねじれた。やばいと思いながらも必死にカイトをおろし、よたよたとびっこを引きながらビーチに戻った。やってすぐはショックで何とか歩けたけれど時間がたつにつれ、どんどん腫れていき、痛くなってきた。

いいのか悪いのか、長と腰を見てもらうためにお医者さんの予約がしてあったのでついでに見てもらったが、かなり膝がゆるくなてしまってよくない状態だといわれた(前からゆるかったのでどれだけ今回やったのかはよくわからないが)夜になるともう歩くのもままならず、少なくとも数日は思いように動けないだろうというのがはっきりしてきた。がっくり!日曜からまた波が入り火曜には風もなくなり最高のコンディションになるはずなのに、もしこのせいで乗れなかったらほんとにがっくりだ。ライディングで怪我したならまだしも帰り道に穴にはまってのことだからなおさらな避けない。

というわけでレインズに人が来たがらない理由を再確認させられた。

1 リーフが滑りやすくその上とがっているので切り傷は日常茶飯事
2 そのためにブーツをはかなくてはならないから乗り心地が悪くなる
3 ガスティーで暴力的な風のことが多く、カイト¥が落ちたり、急にパワーアップしてリーフの上を引きずられたりすることがある
4 トラブルが起きても風下に戻ってこれるビーチがなく岩場ばかり
5 大きな波に巻かれて長い距離を泳がなくてはならないことがある。流れもきつい
6 ラウンチングエリアが狭く、ホットラウンチしなくてはならない上に手伝ってくれる人がビーチにいないことが多い
7 ビーチに戻るときカイトをとってくれるひとがいないことがおおい
8 リーフにボードをぶつけてフィンをなくしたりする
9 リーフにはたくさんのうにがいて踏んでしまうことがある

そして
10 リーフの穴にはまってスープに押され、靭帯を損傷することがある

これらのマイナス点をカバーするほどの波でない限り、やっぱりでないほうがいいのかもしれない。
とにかく火曜日までに何とか直るよう祈るばかりだ。

2010-11-12

11月11日 レインズ全員集合

朝起きると予想通り波は上がっていた。早くに家をでてまずはスタンドアップ、と思っていたが、もうすでに風がすこし入っていたのでどうしようか悩んでいるうちに時間が過ぎていってしまい結局中途半端に9時ごろレインズにいった。風はすでに入っていたけれど11時までは出てはいけないルールなので、そこで貝を拾ったりしながら待機。
相変わらずオフショアでガステイーな感じではあったけれどここ数日よりは良さそうだったので5.5mを張って11時きっかりに出艇。フキパニは二人くらいしかウインドサーファーはいなくて、レインズは私一人。

ましだとおもってでたけどかなりガスティーで、波が割れるところに来るとちょうど風がなくなってしまい、なかなかうまく乗れなかった。
それでもうねりは少しずつサイズアップ、夕方には結構いいサイズのものが入ってきていた。今日のうねりはレインズではきれいに割れなかったけれど、フキパはすごく良さそうに見えた。風が弱くてもうまいからかウインドサーファーたちは波に乗るとほんとにきれいにボトムターンをしてスピードを落とさずにリップに当て込みエアリアルを決めている。私なんてボトムターンのたびにスピードがなくなり、いつまでたっても全然だめだ。

今日は久々にレインズに波は入ったからかレインズの常連が勢ぞろい、最近見ていなかったエリオットもでてきてリッピング。マウイによく来るプロ、スカイ、ジェレミーイロイもきた。久しぶりにアレックスが出てきて、相変わらずの思い切りのいいワイプアウトを見せてくれたし、大昔に始めてバハに連れて行ってくれた、元ウインドのプロでその後ウインドやカイトの映画を作ったりしていたブライアンがマウイに来ていて、相変わらずのパワフルなオフザリップをみせつけていた。
フィジーで巨大な波でワイプアウトし、頭をリーフにぶつけ頭蓋骨が見えるほど切り、目の玉が飛び出しかけたほどの大怪我をしたブラッドもすっかり回復してやってきていた。けど新品のカイトのチキンループが外れて即スイム。
若手のパトリはどこかのガレージセールで3ドルで買ったという子供用のめちゃくちゃ小さくて薄いサーフボードでストラップレスとは思えないライディングをしていたし、昔プロの大会でマウイに来ていたフランス人のサンドリンも出ていた。

私もまだ腰が痛むので長くは乗れないのが残念だが、出られるだけでも気分が全然違うし、ありがたい。もうちょっとだけ風がステディーになってくれるとなおさらいいのだけれど。

11月10日 Ueli の映画 「Play Gravity」

朝日本語のレッスンを終えてから海チェック。波は小さめ風は相変わらずいやになるほどガスティー、レインズをチェックしたが、結局乗らずに家で仕事。
夕方カイトビーチへ。こちらでも出ようかどうか迷ったがもう時間も遅かったのでやめておいた。

今日は友人ウエリが作った映画の上映会。
彼はプロスノーボーダーでワールドチャンピオンにもなったことがあり、オリンピックにも3回出場しているトップライダー、最初にどこであったのかはもう覚えていないけどスノーボードだけでなくカイトもウインドも上手だし、ずいぶん昔からマウイにも遊びに来ている。とても穏やかな好青年で見た目もクリーンカッドなのでスノーボーダーボイメージともちょっと違うし、だからか実力があれだけあるのに日本やアメリカではあまり知られていない。が、中身はそんじょそこらのパンクスノーボーダーなんて比べ物にならないほどの冒険心とチャレンジ精神を持っている。とにかくスノーボードでもアルパインレースやボーダークロスをやっていただけあってスピード狂。(それもいけイケではなくコントロールのあるスピード)
この映画にも出てくるアラスカのスノーボードシーンを撮影したヤーマンが彼らのライデイングに感激していたけど、山でのスピードは半端ない。ところがこの映画ではスノーボードはまだ序章のようなものでしかなく、スピードライデイングと呼ばれる小さなグライダーを使いながらのライデイングがメイン。これはアラスカでのスノーボーディングがスローに見えるほどものすごいスピードで山を滑るのだが今まで岩場のセクションやクリフアウトするラインで滑ればなったところもグライダーでするりと飛んでいけるので降りていけるのだ。あまりに優雅に滑るのでスピードを感じさせないけれど滑ってる距離や山のスケールを見ると以下にものすごいスピードを出しているかがよくわかる。
はっきり言ってものすごくテクニカルなものであり、パラグライディングや山のライン取り、スキーの知識、すべてを駆使しなくては出来ないだろう。だからこそ彼らにとっては面白いのだろうが、見ている私はどきどきはらはら手に汗握りながら見ていた。そしてパラグライダーでのアクロバティックタンデムなどの映像もすばらしかった。大きなスクリーンで見たことでさらに迫力が増し、アドレナリンスポーツになれているマウイの観客をもひきつけられていた。
http://www.youtube.com/watch?v=DFCgS3pWrtQ
(ウエリ、ペトラとカラニ@レインズ)
どんなスポーツも上手にこなしものすごいことをやってのけるくせにとてもメローでロウキーで謙虚なウエリ、自分ではどんなすごいことをやっているのか全然言わないので映画を見るまでは彼がどんなにすごいことを最近やっているのか全然知らなかった。今回のマウイトリップは彼女と1歳になる息子も一緒、小さなカラニはすでにボードの上にいつも乗りたがり、。空や波を見て大喜びして走り回る元気いっぱいの男の子だ。
Play Gravityもすばらしいが、ウエリいわく第2作Play Gravity 2『The Other Side」はさらにすごい出来らしい。見るのが楽しみだ。
なかなか会えないけど会うたびにインスピレーションを与えてくれる友人たちに感謝。

2010-11-11

11月9日Glassy morning, gusty offshore afternoon

(うちのチビちゃんたち、いつも腹ペコでどんどん成長している)
朝から晴れているのは久しぶり、そのうえ風がない、あまりに久々だったので早朝にコンディションをチェックせずにいたがフキパは頭くらいの波でグラッシーですごく良さそうだった、が、私が着いたときにはすでに風が入り始めていて、クアウも今にも風が入ってきそうだったのでカナハへ。カナハは風はなかったけれど波もなかった。それでも沖まで皆で行って小さな波を楽しんだ。カナハで波乗りしたのは今シーズンはじめてかも。波は小さかったが天気はよくて人も少なく気持ちよかった。お昼前には風が上がり始めたのでレインズを見に行ったが昨日と同様オフショア。レインズレギュラーのジョンが出て行ったが、あまり良さそうでないので私はやめておいた。
テイラースティールの新しい映画「Innersection」は新しいコンセプトのサーフムービー、誰もが簡単HDの映像を取り、編集してYOU TUBEなどにアップできるこの時代、テイラースティールは世界中からいい映像を一般応募し、ウエブ上でどれがいいかを投票させ上位に上がったものをまとめたものらしい(確かではないが)
ウエブサイトを見るとこう書いてあった。
Every section has a different director. A different approach. A different vision.
That's what's so cool about surfing. (一つ一つのセクションが別のディレクターによってつk、うられている、まったく違うアプローチで撮影編集され、違うビジョンを持っている、これこそまさにサーフィンがクールな部分でもある)

最近サーフィンの撮影に忙しいエリオットの編集したマウイローカル、のセクションもある。26日アメリカ30箇所でいっせいにプレミアがありマウイでも見ることが出来る、必ず見に行こうと思う。

2010-11-10

11月8日 Alaskan Kiteboarders

波がサイズアップしたのでレインズをチェック。フキパの波はすごく良さそうで、ウインドサーファーがリッピングしていたが、ウインドのほうがステイーなオフショアコンディションには強い。それに多分でていた人は皆うまい人たちだ。
カイトのほうはどう見てもかなり難しい風、オフショアがきつい上にインサイドに風がなく、上がったり下がったり、何人か出て行ったけれど誰もまともに乗っていないので1時間半ほど待っていたけど結局ここで乗るのは断念、カイトビーチに行った。

最近のカイトビーチはあまりに混んでいて周りのカイトが気になって楽しめないのでほとんどきていなかった。今日もものすごい数のカイトが出ていたが、毎日ここでスクールをしているブレットに言わせると今日はいいほうで数日前はビーチにおいてあるだけでも70機近くあったらしい。腰をなだめながらせってイング、ちょっとでたけれどバンピーなコンデイションだったので膝や腰がすぐに悲鳴を上げ始め、早めに終了。
帰り道に見たレインズは朝より風がしっかり入っていて、強風のオフショアではあったけれど良さそうだった、明日は午後狙いにしたほうがいいのかな。

今日はアラスカから二人のカイトボーダーマウイ入り、トムはアラスカではナンバーワンのライダーでバルデイーズノスノーカイトフェステイバルをやったりスクールをしたりと活動している。彼とは初対面だが、実は面白いエピソードがある。
もう7年位前のこと、スノーボードでアラスカに来ていたとき、寒い海で夕方カイトを見かけた私はびっくりしたのと嬉しかったのとで彼に声をかけたくなった。結構うまいカイトサーファーで、全然上がってこないし、こっちも寒いのでとりあえずワイパーのところに置手紙だけ残し、電話をしてくれるようメッセージを残した。近くに住んでいるならぜひ合って話をしたいと思ったのだ。
電話をくれた彼は残念ながらその近くには住んでいなかったので会うことはなかったが、それがこのトムだった。彼もそのことはよく覚えていて、なんとその日がアラスカに引っ越してきて記念すべき最初にカイトした日だったらしい。今月号のカイト雑誌にアラスカの記事や彼らのことがばっちり出ている。
もう一人はジェフといってアラスカチュガッチパウダーガイドでヘリガイドをしている。彼とも初対面だが、共通の知り合いは数え切れないほどだったので久しぶりにいろんなアラスカ話に盛り上がって楽しかった。アラスカ葉私にとって、とっても大切な場所、自分を見つめることの出来る場所のひとつ。最近行けてないけど行きたいなあ。

飛行場についてレンタカーを借りる時間も惜しんでビーチにやってきてそのまま1セッションカイト。アラスカに比べたら暖かくて最高だっただろう。アラスカのサーモンをお土産に持ってきた彼らをフレッシュパイナップルジュースのカクテルとタイフードでおもてなしした。

2010-11-08

11月7日 天気回復 but Gusty offshore wind

久しぶりに朝雨が降っていなかった。レインズを見に行くと波はサイズダウン、風は強いけれどかなりオフショアでガステイーな感じ。こういうコンデイションにはカイトよりウインドのほうが強く、フキパハ結構混んでいるが、レインズにカイトは一機も出ていなかった。

今 日は前からやりたいと思っていた大掃除を実行、ここの所旅に出ていたり、お客さんも多かったりでなんとなくごたごたしていた。床の掃除とかは出来てもベラ ンダとかポーチ、細かいところの掃除がまったく出来てなかったのでやっと雨も上がったことだしとポーチやベランダ、そのほかキッチン周りの棚やら窓やら大 掃除。まだまだきれいになったというには程遠いけれど、いい運動になったり、これから年末にかけてすこしずつやっていけば何とかなりそうだ。

デイブ夫妻の滞在も終わり、ユタのスキーヤー、ダックスも今晩帰る。けれど明日からは新しくアラスカのカイトボーダーが二人やってくる、なんだか民宿のおかみさんになった気分だ。ところで私自身はグランドキャニオンを下りことが出来なかったけれど、私が乗る予定だったスタンドアップパドルをもって言った親友のクレーマーや仲間たち の写真が届いた、とにかく楽しそうでキャンプ生活だけどコスチューム着たり、焚き火の周りのダンスパーテイーなど彼ららしいたびの様子、今回で完全にスタ ンドアップパドルにはまったクレーマーは借りていったボードとパドルを買い取り、現在はバハに更なるスタンドアップパドル修行へと南下中だ。

11月6日 ストーミーなレインズ

ほんのすこし天気が回復し、ハイクも雨が少なくなってきた。ここ数日のオンショア気味の風のおかげでノースショアの波はすべてストーミー、サイズはダウンしてきてオーバーヘッドくらい。混みあう前にカナハで乗ろうと。10時ごろ家を出たけどフキパでもそれほどサイズがなかったので、カナハにいってもあまり良くないかもしれないと思い、用事をしながら時間をつぶし11時過ぎにレインズへ。たまに雨が降ったり、雲とともに風が強くなったり落ちたりでいいコンデイションとは言いがたいが、このサイズならいざ風が落ちてしまっても泳ぐのに危険を感じないから、ずっとまともに乗っていなかったこともあり、出ることにした。
7mでオーバーだったりアンダーだったり、そのうえ波もストーミーでいまいち、バンピーな海面が腰によくないなあと感じながら1時間ほどで上がった。
今日はなぜが常連たちが誰もきていなくて知らない人ばかりだた、たぶんカナハで数日乗ってさいずダウンしたのでレインズに挑戦しようというなれていない人たちが多かったのだろうが、予想の着かない動きをするので結構怖かった。レインズでは波に乗ってる人がいたらアウトに出ているライダーはよけて下るか、インサイドに戻ってあげるようにするのが普通なのだが、がんがん登らせて突っ込んできたり、一つ前の波に乗っていて、さあこれから波に乗るぞというときに急にプルアウトして波の裏に出てきてぶつかりそうになったり、ひどいのはものすごいスピードをつけて波の背後から私の乗ってる波にドロップしてきたり、まあきっと私も始めたころは知らずにやっていただろうし、今でもきっとサーフィンではいろいろ迷惑をかけているだろうから、しょうがないとは思うけどちょっとこわかった。
(Mark Angulo by Jimmy Hepp)
途中雨が降るとべちべちと顔に当たり痛かったり、その後風がなくなりいくつものカイトが風下に消えていったりと典型的なストーミーなコンデイションだったけれど、水につかったということで気分はよかった。
こんなコンデイションだと、私は何も出来ないけどフキパではマークアングロがかっこいいミュータントを決めているのが見え、うまい人はコンデイションをいいわけにはしないんだ、と反省。(Luke Siver プロ活動は一切してないけど相変わらずのスタイリッシュな思い切りのいいライデイング)

家に帰ってアイシングで腰をなだめ、明日に備える。

2010-11-06

11月5日 Babies babies!

雨足が弱まった気もするが、気のせいかもしれない、ハイクは相変わらず雨だが南側は晴れているそう出だが、波はゼロ、こちらは雨交じりだけれども波のサイズもすこし落着いてカナハなら乗れる。ただしこういう天気の日は風が上がったり下がったりでむずかしい。
ここのところの運動不足で海に入りたくて仕方がない様子のアンドリューは10時ごろにはビーチについて11時ジャストに出て行ったようだが、すぐ風が落ち、波の合間で風がなくなった理解とが落ちそうになったりすることにビビって戻ってきてしまった。私はビーチに着いたときは風は弱く、大勢の人がカイトは張ったけどどうしようか、とビーチで海を眺めていた。
久々にカイトビーチに行って懐かしい顔がたくさん。
何年もあっていなかったプロスノーボーダーのウーリーもいた。彼女と1歳の息子が一緒。いいお父さんになっていた。そしてスコットもディランも久々に海で会ったけれど、もう子供がいる。今日電話をもらったマウイに来る予定のジェレミージョーンズも二人の子連れ、そして親友のもおちゃんも二人目が生まれ、この間遊びに来ていた陽子ちゃんも妊娠。里ちゃん、春美ちゃん、いいとも、とここのところ本当に赤ちゃんラッシュ。でもほんとに子供は純粋でストレートでかわいい。

雨が降ったりやんだりだったのでカイトはやめて映画館に向かう、見たいと思っていた「Social Network」という映画は始まったばかりで見れず、結局アンドリューチョイスのブルースウィルス主演の映画を見たが、たくさんの爆弾と鉄砲と車のクラッシュなどアクションが続くこういう映画はどれも同じに見えるが、なぜ殿方たちはこういう映画を面白いと思うのだろう?女性と男性は根本的に違うということを思い知らされた。

雨はいつまで続くのやら、ハイクの家も私自身もカビがはえてしまいそうだ。

2010-11-05

11月4日 ザーザーぶりの雨

昨夜からザーザー雨の音がしていた。なぜかいろんな夢を見たが、どれも変な夢ばかり、昨日久々にニクを食べたからかもしれない、お肉を食べ過ぎるといつも変な夢を見る。

雨のうえに朝から結構風が吹いていて波乗りには良くないコンデイション。11時までには天気もすこしは回復するかと期待していたけれどまったく回復する気配なし。オンショア気味なのか、ホキパやレインズ葉サイズが大きいと同時にストーミーで無理。カナハでは雨のなか何人かウインドやカイトが出ていたようだ。エスターンまでいってカイトしようかと思ったけれど、明日まで待って腰を休めなさいという友人の電話があり、代わりにマッサージを受けに入った。私のマッサージ師ビルは知る人ぞ知るインドネシアのGランドを発見した人で、マウイ生まれマウイ育ちの60歳でいまだに現役でバリバリやっている、スタンドアップのダウンウインドに今は夢中だ。
彼いわく、ラニーニャの冬はあめと風が多くなるとか。あまり聞きたくなかった言葉だが、この冬は雨が多くなるのかもしれない、いやだなあ。
現在ジャクソンホールのスキーレジェンド、デイブ・ミラー夫妻がうちに滞在中、彼も多分55歳くらいだけれど元気満々の現役アスリート、自転車でラハイナからハイクのうちまで平気な顔して帰ってきてしまうのだ。

2010-11-04

11月3日 ハーバーセッション

(Kai Lenny at Pier 1)

すこしは波がサイズダウンして今日こそはカナハで乗れるかなと期待していたが、残念ながら相変わらずのビッグウエイブ。
カナハは今日も誰もいないとのことでハーバーを見に行く。私はハーバーには2回ほどしか入ったことがないし、ショートボーダーもうまいサーファーも多いのでいつも入るのを躊躇してしまウ。今日もいろいろ悩んでは見たがほかにいいところもなく、一番はじのスタンドアップパドラーがたくさんいるところに遠慮がちに入っていった。サイズはセットでたまに頭、でもメインのピークはかなりよさそうで、スピードのあるいいライデイングをしている人が多かった。
私がいたところのメインライダーはMANADOG。この犬はマウイでは有名で、オーナーのローカルのおじさんと一緒にタンデムするのだが、マアラエアのチューブとかホノルアでも乗ってしまうし、セットを待ってる間も沖のほうを眺めていっぱしのサーファー気取り。たまにボードから海に飛び込んで泳ぐのだが、セットが来ると、やばいやばいとボードにいそいで戻ってきて波に乗ろうとする。完全に波乗りにはまっているワンちゃんなのだ。
動画をアップしているウエブサイトも出来たそうだ。www.manawouldgo.com

ハーバーには普段見ない上手な人もたくさんいた。いつもはフキパで乗ってるちはぎちゃんもリッピングしていたけど、後できいたら彼女も耳が炎症を起こしていて、水が汚いことで有名なカフルイハーバーなんて入っていいわけないのだが、どうしてもサーフィンしたくてたまらず耳栓して、小さい波だからドルフィンもしないだろうし(そんなわけないのに)と自分に言い訳して乗っていたらしい。体が完璧でないのに海に出てしまう自制心のなさ、これで悪化しても誰も同情どころかあきれられるねえ、といいながらも入るだけで気分がすっきりする気持ちはよくわかる。

一方ビッグボーイズのなかには大きな波を楽しんだ人も何人かいるようだ。カイレニーとロビーさんはピアワンのモンスターウエイブを相手にしていたらしい。ジェットスキーを運転するジェイソンプライアー、そのウエイクのせいでこの後ワイプアウトするロビー、そして波を乗り越えているカイ。
午後はオンショアで、いまいちとなり、明日こそは気軽に楽しめるコンデイションになってくれるだろうか、あるいは次のうねりが来てさらに大きくなってしまうのだろうか?

2010-11-03

11月2日 Almost too big

(まだ16歳のタイラーラロン@ジョーズ。去年15歳で40フィートのジョーズに乗ったいけいけ少年、お父さんのミッシェルもかなりビッグウエイブ好きだった)(フキパの夜明け、湾のずっと外から波が割れている、この写真ではわかりにくいけれど巨大なサイズ)朝5時に目がさめた。海からは何マイルも距離があるところにすんでいるというのに波の音が聞こえ、これはでかいわーとびびる。コーヒーだけ作ってすぐ出発。私がバハに行ってる間にビッグカナハデイにまたもや一本サーフボードをおってしまったアンドリューは今日はカナハには行かないと決めてまっすぐウエストサイドに直行。私はまだカナハで乗ってないし、もしも大きくてもセットさえ何とか逃げれば乗れるんじゃないかと期待しながら出発。けれどフキパの前を通った時点でこれはカナハもだめだわ、と諦めがついた。フキパ周辺の波の大きさは半端なく、クローズアウトどころか水平線の向こうで割れているのだ。去年のクリスマスの人同じくらいの大きさだろうか。あの時も大きな波が来るときたいした末に結局どこも大きすぎて乗れるところがなく、最終的にカフルイハーバーの端っこにある腰サイズの波に乗っただけで終わってしまったっけ。アウトのピア1もかなり荒れた感じでとてもじゃないけど乗れそうな雰囲気はないし、誰もいなかった。

ウエストサイドに向かっているアンドリューを追いかけてわたしも島の反対側へ。ラウニポコ位から少しずつノーススウエルが巻いて来ていると感じさせる波が小さいながらも割れていた。結局エスターンに着くと海をじっと見ながら悩んでいるアンドリューがいて海には2,3人のサーファーがちょうど出て行ったところだった。
結構なサイズがあり、たまに来るセットはクローズしてしまう。もう少し右手にあるカイトするスポットにもスタンドアップをしている人がひとりいたが、波にも乗って入るがやられてもいた。
サーフィンのうまいキモがスタンドアップで出て行くというので私も一緒に出て行った。彼のボードは8ft私は最近乗っていた8’4ではなく、はやくテイクオフしやすい9ftででた。それが良かったのだと思う、キモはうまいからぎりぎりのテイクオフも出来るかもしれないが、私だったらどうしても躊躇してしまうだろう、彼はぎりぎりでテイクオフしながらもかなり何度もまかれていた。
私は安全にクローズアウトしそうなセットはやり過ごし、長く乗れそうな波をじっくり吟味しながら数本乗った。風が入っていてバンピーなうえにテイクオフした後はかなりマッシーな波なのでやったーと言う感じではなかったが、久々のサイズのある波だし、腰も本調子でないので無理しないように乗った。
途中ボードとはなれてしまったサーファーがインサイドで見えたので、もしかしたらアンドリューか、彼の友達かもしれない、と近くにいってみたが他の人だった。が、岸に戻るとアンドリューしかいず、他の二人は行方不明。アウトにでれないままカレントに流されてかなり下に行ってしまったようだった。かわいそうにまだビギナーなのに男同士だと危なくても出ろというし、言われたほうも怖いと認めるのが悔しいからか、無茶してでようとする。

私はその人のレベルを見てやめたほうがいいと思うときは言うし、どちらかというと慎重すぎるほうだが、怖いときは素直に怖いといえて、出たくないときは無理せず出たくないといえる女という立場でよかったなあとしみじみ思う。(カラアレキサンダー@ワイメア、とにかく今日のサイズを楽しめるのは少数の本物のビッグウエイブサーファーだけ)

その後ラウニポコで2ラウンド目、さすがに混んでいて波もパワーがなく、不完全燃焼。エスターンに風が入ってきてカイトにいいコンデイションだという電話をもらったがそのころにはかなり腰がピキピキ来ていたのでそのまま家に戻ったが、あの後どうだったのだろうか?

後できいたが、ジェレミーリグスはピア1で波に乗ったらしい、20ftのソリッドまき巻きチューブで何人かのトウインとごく小数のスタンドアップが出ていたらしい。20ftのチューブにすたんどアップで巻かれたらどんな感じなのだろう?ジェレミーはレースでも波乗りでもとてもすばらしいライダー、そのうえ朝8時からちゃんと仕事に出かける一家の主。人間的にもとても信頼されていて、皆に好かれている、けれど目デイアニ全然出てこない。彼ほどUnderrater なライダーはいないだろう。

サイズが急に上がるうねりは落ちるのもはやいのは普通だが、明日はどんな感じかな?ここまで大きくなくてもいいんだけど。(R.I.P. Andy..)
とても悲しいニュースが届いた。サーフィン界のヒーロー、アンデイーアイアンズがプエルトリコでデンギ熱にかかり、あまりの状態の悪化に大会をキャンセルしハワイに帰ろうとする途中、一泊したホテルでなくなってしまった。なんという悲劇!まだ32歳そして奥さんのお腹には赤ちゃんがいるというのに。あれだけ危険な波を攻めているワールドチャンピオンでも何が起こるかわからない。私たち一人一人が一瞬一瞬を大事に生きなくてはいけないと、いまさらだが思い知らされた。彼自身も、そして家族もどんなに無念なことだろう。

2010-11-02

11月1日 Rising Swell

大きなうねりが近づいている、明日がピークということだけれどもう今朝から少しずつ上がってくるのではないかと朝早くからチェックしていたが朝一はいまい ちだったようで、10時すこし前にカナハに行くと割れてるけれどもオンショアも結構吹き始めていて、いいコンデイションではない、それでもずっと海に入っ てなかったので腰の様子を見るためにもちょっとでてみたが、オンショアなので沖に行くためには風上に向かってこがなくてはならないのですぐ腰が痛くなり、 一本だけ無理やり乗ってまた岸に戻った、その一瞬にアンドリューが乗った波を一枚だけ撮影したけど、こんなよくないコンデイションでもいい位置にいて体の ポジションも目線もなかなか、去年の今頃に比べたら大きな進歩だ。

その後も風は吹いたりやんだり、ただカナハでオンショアでもレインズは サイドショアになることもあるのでチェックしに行って見ると結構いい感じで風が吹いていた。レインズレギュラーのステイーブガ12mででていたが、もう少 しあがれば7mでいけそうだったのでもうひとりの人と待機、彼も7mしかもっていなかったので二人で風を待ってるうちにステイーブのカイトがスープに巻か れてクラッシュ、空気が抜けて彼は泳いで帰ってくる羽目に。
そうこうしているうちに波はどんどん上がってきてかなりよさそうになってきた。マイク と私は7mででたが、風はアップダウンが激しくアンダーになったりきつくなったり。そのうえオフショアだと思っていたかぜはオンショアのようでトップまで なかなかいけない。他にもストラップレスボードのデンバー、そのほか何人かの顔見知りが出てきた。
腰が痛くなってきたのでビーチに戻るころにはコンスタントにマストオーバー(カイトにはマストがないのでこの言い方は変ではあるが)のセットが入ってくるようになった。
久 々だったので体もなまっているし、かなりいまいちライデイングだったけれど、まあ出ただけいいとしよう。夕方にはさらにどんどんサイズアップし、カナハで もオーはーヘッドサイズだったとか。明日はいよいよ本番、というかもしかしたら大きすぎてどうにもならないサイズかもしれない。

なんにせよ、普段のように思い切りとは行かないにせよ、海に出ただけどこんなに気分が変わるのか、ってびっくりするほど晴れ晴れとした気分。
ほんとに海ほどいい薬はないなあ。

2010-11-01

10月31日 Happy Haloween!

今日はハロウイーン、そしてデイブカラマの誕生日(以前ハロウイーンのパーテイーでそのことを聞いてからハロウイーンというとカラマのバースデイ!と思い出すようになった)

マウイはどこもかしこもハロウイーンモード、ローカル色の強いプカラニスーパレットというスーパーに寄ったら従業員がみんなメイドさんやチアリーダーだった。

今日も私は腰の治療、とりあえず今日までやって後は様子を見て、効き目がありそうだったらまたお願いすることに決めたのだ。
気持ちはいいのだが、確実によくなっているという実感はあまりなく、そんなすぐに結果を期待するのはよくないとは思いながらもいつまでも運動せずにいるのが精神的につらい、アスから波が上がりそうなので今日は安静に、そしてフィンなどをセットして明日の準備だけしておく。

10月30日 ハロウイーン前夜

天気は回復していたけれど私の住むハイクはいまだに雨が多い。今日もドクターのところに朝いって、2時間ほど治療を受ける。ほんとに微妙な動きなのだが、終わると結構疲れていて、家に帰るとぐったりして体がだるく、昼寝までしてしまった、こんな調子でいいのだろうか、と思うのだが、体がよくなろうとエネルギーを使うから疲れるらしい。
なんだかマウイに戻ってからずっとだらだらしているようで罪悪感が残るがこれで腰がよくなってくれればありがたいのだが。

その後ジミーさんの家によって、日本から来たお客さんとご挨拶、二人は静岡でカイトをしていて、二日前にマウイで結婚式を挙げた新婚さん、ジミーさんのボードのファンでものすごく使い込んだボードを持ってきていて、ジミーさんに会いたくて住所を調べてきたのだ。

明日はハロウイーン。今日は前夜ということでジョンとちはぎちゃんの家でパーティーがあった。私も行く予定にしていたのだが、いまいち具合がよくないので結局家で休んでいたけどあとで写真を見たらとっても楽しそう、ジョンたちは人柄もあっていつもたくさんの友人に囲まれ、たのしいパーティーを企画してくれる。今回のテーマは70年代だったそうだ。(新宿3丁目かと思ったというキャプションとともにゼログラビティーヒロさんのブログに載っていた写真、確かに異様な迫力)

明日はハロウイーン本番。以前のラハイナは全国的に有名なハロウイーンのスポットで町全体が歩行者天国になり、メインランドからもものすごくこったコスチュームを持ち込んで参加する人がたくさんいた。けれど数年前から規制が多く入ってあまり大々的にはやっていないようだ。
ハロウイーンやハロウイーンの翌日は毎年なぜか波が大きいことが多い、そしてよる大騒ぎして朝起きられない人が多いので思いのほか海がすいている。今年も波のあるコンデイションになりそうなのでハロウイーンの翌朝はねらい目かもしれない。