2013-11-29

11月29日 ブラックフライデー


苦しくなるまで食べ続けた感謝祭の翌日、アメリカでは今日はブラックフライデーと呼ばれる一年で一番のお買い得セールがある日。感謝祭が終わるとクリスマスの準備にかかると言うのがアメリカの一般的な家庭のしきたりで、クリスマスというと家族、親戚、友人皆へのプレゼントを買う、そのためのマーケティングとしか思えないこのブラックフライデーにはいろんなお店やブランドが特別セールをするのだが、そのために夜明け前から入り口に並ぶお客さん、そんな動きをあおるかのように朝6時から特別に開店するお店などなんだかすごいことになっている。
でもバレンタインや日本のクリスマスと一緒でさらに購買意欲を駆り立てようとするマーケティングでしかないし,今の私達にはより多くのものを買うことより、いかに買わずに住ませるか、もってるものを長持ちさせ、使い回し、リサイクルするかが問われているのに、こんなものに踊らされてはいけないと思う。
すべてにおいていけないとは言わないし、どうしても必要なものをこのチャンスに買うのはいいとしてもただ安くなるから、じゃあ何か買っとかなくちゃ、と言う気持ちにさせる相手の戦略にのせられないようにしないと。

パタゴニアは2年前のブラックフライデーに、ニューヨークタイムズの1ページまるまる使って広告を出した。

「Don't buy this jacket unless you really need it」
これは何年も前にパタゴニアの会長イヴォンシュイナードが書いたエッセイのタイトルでもある。安いから買おう、と言う前に、本当にこれが必要なものか今一度問いただし、不必要に買うことで環境にダメージを与えることに加担していないか考えてほしいと言うものなのだが、このエッセイははじめパタゴニアのカタログに載せられていて、それを読んだ時私は大きな衝撃を受けたのを覚えている。だって、服を売るために送っているカタログに会長自らそんなことを書いてしまうんだから。でもそれだけにパタゴニアの本気が感じられた。何枚も買わずに住む商品、使い捨てでゴミを増やすのではなく、長持ちする製品を作る本気度だ。それ以来いつも買いたいと言う誘惑に駆られるとき、彼のこの言葉を思い出す.そして大体の場合、買う必要がないことに気づかせてくれるのだ。

ちなみに今年はアウトドアウエアも自分でリペアできるヘビーデューティーなソーイングキットを出したらしい。新しく買うより直して長く使おうというメッセージだ。


もちろんたまにはちょっとしたものを買うことで大いにハッピーになれることもあり、買い物がすべて悪とは思っていないし,反対に一生懸命作っている個人の作品、それが服でもアートでも農作物でもサービスでもそうだが、無駄の少ない人と人との繋がりを強くする買い物を増やせることが出来ればいいなと思う。
もちろんそれが理想であるけれど私だって安いものを買っちゃうし、大手スーパーにもいく。でもそういう意識を常に持つことで選択肢があるときや選択する余裕があるときにはできる限り理想的な消費生活に近づけるよう努力したいなと思っている。

今年のクリスマスはブラックフライデーで買い物せず、出来る限り心を込めて手作りのものをたくさんつくろうと思っている。暇さえあれば好きでいろいろ拾い集めたものがたまっているのだから有効利用しなくては!

ちなみに今年のパタゴニアはこのブラックフライデーにあわせてショートムービーを発表した。マロイ兄弟達が制作したこの作品はパタゴニアのウエアが好きで長く長く着続けて来た人やその製品にまつわるストーリーを集めたもの。私もいくつかのぼろぼろになっても絶対捨てられずに新しいものがあるのにそれを未だに着てしまうほどのお気に入りの製品がある。そしてその服を見るだけでそれを着て過ごした場所、旅の思い出がよみがえってくる。実は服に限らず自分の持ち物すべてとそういう関係を持つことが出来れば、それは最高の幸せじゃないかと思うのだ。

ちょっとだけしか着ずにタンスの肥やしになる服をたくさんもつより何年も何十年も愛着を持って着る服が数枚ある方がずっと素敵。親の代、もっと前の代から受け継いだもの、使い込むほど味が出る靴や家具、何度読み返したかわからない愛読書、持ってる人の個性を映し出し、その人のストーリーを語るようなものたち、そんなものたちに囲まれて生活出来れば最高だなあ。

誕生日を前に自分が本当に必要な物が何かリストアップしてみた。どうしても必要だと思っている物は人それぞれ違うし、他の人に採っては全く無用な物でも私にとってはなくてはならない物もある.それにしても私の所有物のなかで絶対に必要な物と必要でないけどあると居心地がいいとか、ついつい捨てずにいる物の比率は1対6、いやもっとかもしれない。なんでこんな物持ってるんだろうと気がついて笑いたくなった物もあった。
この比率を少しずつでも小さくしていくことで私の人生のなかに不必要な物がしめている部分にスペースが出来ることで新しく一生つき合っていきたい物や素晴らしい経験が入り込んでくれるはずだ。
それが私の誕生日とブラックフライデーに自分に約束したこと。

11月29日 一日遅れの海からのプレゼント

海からのプレゼントは一日遅れで今日届くことがわかっていたので早速いただきにいってきた。
でもお祝いのパーティーには予想以上の人が集まっていて(笑)波はあったけどなかなか私までまわって来なかった。『今日は私の誕生日です」ってはでな看板つけとけばみんな譲ってくれたかもしれないねー、なんていいながら苦笑い。その上短い方のボードで出たので波取り合戦は戦う前に負けていた。インサイド狙ってみたり、ロングボーダーと一緒にいてみたり、忍耐強くアウトのセットを待ってみたりといろいろやってみたけどどの作戦もあまりせいかが見られないまま漕いでバランスとるのに必死で腰が痛くなってきて終了。
インサイドでも一本の波に何人も乗ってる。
でもまあ、波があったし,たくさんの友達に会えたからいいとするか。
セットはたまにしか来ないのでインサイドではまることも。
いつ会ってもとっても素敵なニコニコ顔のトッド。彼は上手いんだけど控えめで混んで来ると私よりさらにショルダーの方に押し出されてくる。「以前一緒にはいったときのアウターリーフみたいな日(ぎりぎり底が割れる程度の大きさで4人だけで楽しめた)が来るといいねー」と彼もちょっとこの混雑に困っていた。
めちゃくちゃ強面のローカルのおじちゃんだが、去年くらいから海でいつも会うようになり、顔見知りに。しっかりカメラ目線でライディング。アウトに向かう時にこっとこれぞハワイアンと言う人懐っこい笑顔を向けてくれた。顔で人を判断してはいけない笑

夕方空いてきたらもう一回出ようと思ったけど腰も痛いし、全然空いて来ないのであきらめ、明日はきっとみんな疲れてるから夜明け前に長い方のボードでいくことにしよう。









2013-11-28

11月28日 Gratutide is the attitude.

 今日はマイバースデーでもあり、サンクスギビングデー、感謝祭でもある。アメリカではこの祝日はおそらくクリスマスと独立記念日に並んで3大祝日なのではないだろうか?とにかく大きな七面鳥を焼き、マッシュポテト、クランベリーソース、グレービー、グリーンビーンズキャスロール、スタッフィング、パンプキンパイなどとのごちそうが並べられ、家族が集まり感謝する日。

すでに昨日からFacebookの書き込みやEメール、電話でたくさんのお祝いが届いてとても嬉しかったのだが、Facebookは最初に届いたいくつかのメッセージにお礼の返事を書いていたら、気がついたら今朝になって何百ものメッセージが届いててびっくり、でも最初に返事を書き始めてしまったのでやめるわけにもいかず、そして一人一人なかなか会えない友人、とってもなつかしい友人など返事を書きながらその人と過ごした時間やその人の今を思いながら過ごせて、これを忙しいからと言っておろそかにしてしまっては意味がないなと実感した。メッセージも嬉しかったけど、そのおかげでその人のことを考えると言う時間が持てたことがある意味プレゼントだったと思う。

Facebookにも書いたのだがうちはあまりお誕生日を盛大に祝うしきたりがなかったので今日もひっそりとやり過ごすつもりでいた。褒められたりするのも皆に祝ってもらったりするのも実は照れくさくて苦手なのだ。でも今日は感謝祭でもあり、いろいろ考えているうちに気がついた。お誕生日って実は自分が祝ってもらうものではなく、自分が生まれてきたこの世界、そして自分が与えられてきた家族や友人、そして環境からの愛情と経験と教えに心から感謝する日なんだと。

多くのメッセージを見ながら「いい友達がたくさん出来るように」と友子と名付けてくれた両親の願い通り、ほんとに友人に恵まれた人生であることに感謝、そしてここまで迷惑かけっ放し、心配かけっぱなしなのに、いつも無条件の愛で迎えてくれる家族に感謝!そして好きなことを思い切り出来ている環境に感謝、毎日どこを見ても何をやっても自然がいかに素晴らしくてパワフルで美しくてちっぽけな自分がそこで生かされていることを実感できることに感謝。心の底から感謝の気持ちがあふれてきた。
夜はオータム宅で感謝祭のディナー、たくさんのごちそうとそして困難に突っかかりながらもポジティブに真面目に自分の人生と取りんで生きているリアルな仲間との会話。むじゃきで可愛い子供達は、ここのところ世界の行く末に不安を感じていた私の心のダークな部分にあかりを灯してくれた思いだった。

Gratitude is the attitude( 感謝することがボクの姿勢)と言う言葉に今日ぶつかった、私もこれでいきたいと思う。


Thanks for being part of my life everyone! and I really mean it. 心の底からありがとう。

11月26日 Young rippers and Old legends

朝起きるともう風が吹いていたので波乗りは断念して早めにレインズへ。風の向きが昨日と違ってかなりオフショアになっていてがっかり。でも波はたまにセットでいい感じのがくるので7mをセットして海へ。最初はかなりガスティーでインサイドに来るとぴたっと風がなくなることが多かったが、少しずつ波のサイズも上がってきて楽しくなってきた。ただちょっとバンピーだったので腰にはきつかった.いつもより早めに腰が痛くなり、2時間足らずで終了。
 Kai Lenny
 その後レインズから歩いてホキパまで。最近ホキパは車が全然止められない.大会中ともなるとさらに無理なので歩いていった方が気が楽なのだ。
Keahi
ちょうどメンズもウイメンズもセミファイナル.ファイナルヒートの最中だったのでものすごいレベルのライディングを見ることが出来た。波は大きくはないのだがセットでたまに3−4フィートの波が来る.風もこの頃にはしっかり入って来ていた。それにしてもみんなストラップレスでエアリアル、フローターなどサーフィンと変わらないカッコいいリッピングで大いに刺激される。レディースもセミファイナルに出ていた4人は皆本当に上手かった。
Moon White


途中レジェンドヒートというのも行われ、カイト界のパイオニア達,ピート、エリオット、フラッシュ、ロビー、ブレット、アレックス・アグエラが出て行った。
Pete Cabrinha
Elliot Laboe


Brett Lickle
Alex Aguera
Flash Austin
ルー・ワインマンも出る予定だったけどヒートには出て来なかった。朝ずっとレインズに座って海見ていたので出ようか出まいかすごく迷っていたのではないかな?出てくれれば良かったのに.カイトでレジェンドと言えば誰でもやはりルーが思い浮かぶはず。

勝ち負け関係ない30分間だったのでみんないい波をたくさん乗れて、もうちょっと長い時間乗っていたかったよーとニコニコ笑いながら帰って来た。それにしてもロビー、ピート、アレックスはウインドサーフィンのパイオニアでもあるからもう30年以上もリッピングし続けているにもかかわらず、コンテストの若手選手に負けないいいライディングを見せていた.さすがレジェンド。
Kai Lenny
メンズはセミファイナルでエアルトンがケアヒに破れファイナルはカイ・レニーとケアヒの戦い。
多分大会が始まるまでカイトの大会に出たことのないカイがここまで健闘するとは誰も思っていなかったに違いない。たまに海でカイトしているのを見かけるし、見るたびに飛躍的に上手くなっていたとはいえ、予選も上がらないのではないかとたかをくくっていた私も、彼のリッピングを見てびっくり、全くいつの間に!

ライディングが皆と同レベルであればその他の要素ではカイは他を寄せ付けない強さをもっている。小学生の頃からいろんな大会に出てきた選手としての経験値、ホキパの波の選択だって、遠慮がちに計算したって他の誰よりも100倍は多くホキパの波に乗っている、いや、1000倍と言っても過言ではないだろうなにしろカイトではなかなかホキパで乗れないから。そして勝つための集中力、コンペ中の彼はいい意味でものすごいオーラを出している、自信に満ちてどんなミスもおかさないという精神力。これがすごい。とても21歳になったばかりの若者とは思えない落ち着きぶりなのだ。いつどんなスポーツをしているカイを見てもそのオーバーオールパフォーマンス、その時のライディングだけでなくその背景にある努力や集中力、環境を整え目標に向かうエネルギーには感心する、そして誰にでもフレンドリーで決して不平不満を口にせず、どんな悔しい負け方をしたときでも必ずポジティブな方向にそのエネルギーを向けていく方法をすでにマスターしている。若くして完全にマスターの域に達している。
生まれつき才能に恵まれていると見る人も多いがその裏でやはり誰よりも多くの時間海で費やし、あらゆるアングルからレベルアップを目指して努力しているし,体型だって大きい方ではない。彼だったら5種目すべていっぺんにワールドチャンプになることもなし得るだろう.ただしすべての大会に出られる時間があればの話だけれど(ウインドやスタンドアップの大会が重なってどちらかに出られずに終わったことも何度かあった)

結局上手い人は世界中にたくさんいるけれどキャリアが長い選手と言うのは精神力で秀でているのだろうなと思う、そして怪我や健康を壊さないよう常にいろんな面で気を使いトレーニングを欠かさない。彼こそはアスリートの頂点をいく一人だと心から感心させられた。
ヒートはつい最近ウインドの大会で優勝したリーバイも言っていたけどトップターンVSボトムターンという感じでケアヒはルースでスナップの利いたトップターンで差を付け、カイはボトムターンがかっこ良かった.でもこのサイズの波ではボトムターンのかっこよさよりはやはりトップターンの方が華やかだし目立つ、結果はケアヒが勝ったけどもうちょっとでカイが3種目でワールドチャンピオンになってしまうのではないかとみんな興奮しながら観戦していた。カイの大健闘はほんとに素晴らしかったし、ケアヒも他のセミファイナリストもみんな素晴らしかった。

優勝はカブリナチームのケアヒとムーナ。おめでとう!

2013-11-25

11月25日 波サイズダウン風ちょっとアップ

ガールフレンド達と待ち合わせてクラのファームへ。昨日波に巻かれたときに背中にリップが当たり腰がゴキっといって慌てたが、そこの筋肉がちょっと張った感じで痛い、ほんとに早く直したいのだが休みすぎると筋肉が落ちるし、やれば痛くなるしで、そのいいあんばいを把握するのが難しい。
 (個人的にはレディースではムーナがだんトツにスタイリッシュで上手いと思う)
 今日もコンテストは続行中、レディースも行われたようだ。
ヤールーは去年のワールドチャンプ、さすがのパワフルなライディング。ローカルでは若手のスカイラー、ケリアが健闘している。
(はるばる地球の反対側のカボベルデからは今回4人が参加、彼はエアルトンのいとこのマチュ)
トップの選手はサーフィンでもWQSに出ている人、ナショナルチャンプなどが多くやはり皆サーフィンもすごく上手。
(ブラジルのセバスチャン、誰よりも海にはいってサーフィンしている)
(エアルトンのストラップレスでの高いエアーはかなり完成度が高く見応えあり)
今日は波がかなり小さかったとはいえみんな上手に見せ場を作っていた。
(photo by Hiroさん)
夜はキヘイの居酒屋斉田へ。みほちゃんのバースデーを祝うために久々にたくさんの友人が集まった。かなちゃんの居酒屋風料理はもちろん皆がもってきたとってもおいしい料理が並び、またもや食べ過ぎ。座り続けていたらまた腰が痛くなってきたので早めに退散。
腰のことを考えずに思い切り動き回れたのはもういつのことだったか思い出せない気分。早く直したい。。
明日は少し波が上がる予報、風も強そうなので期待できそう。

2013-11-24

11月24日 KSPワールドツアースタート

波もちょっと上がって朝はスタンドアップ、そしてお昼からはカイトが出来た.カイトは思ったより風が上がらず7mでアンダー。隣のホキパではKSPワールドツアーのカイトの大会が行われていたけどメンズで10m、12mを使って弱い風のなかリッピングしていた。
数日前始まったカイトワールドツアー、オーガナイズのトラブルでツアーと言っても今年はこのマウイでの大会のみ開催される.カブリナがカンムリスポンサーになってくれて実現。おかげで世界中からトップライダーが集まってきている。去年の大会のコンディションは超がスティーなオフショアにちっちゃな波で無理矢理やってしまったが、今年破砕署の2,3日風がなくてヒヤヒヤしたけれど、今日空風が戻ってきた、波も大きくはないが十分楽しめるサイズ。今年は私はこの一年腰の故障で思うように乗れていないので納得がいくライディングが出来る気がしなかったし、練習せずに出るのも嫌だったので参加しなかったが、上手な人のライディングが間近で見れるのはとても刺激になる。

WQSのサーフィンのツアーでもプロとして転戦しているというブラジルの選手、さすがの波乗りだった。カイトなんてないかのようなサーフィン。
彼はポルトガルのライダー、とにかくメンズのトップクラスはレギュラーサーフィンもかなりのレベル。もちろんストラップレスでナイトジャッジしてもらえないくらいストラップレスがあたりまえ。
ウインドのプロであり、スタンダップのレースとウエイブのワールドチャンピオンでもあり、ジョーズではカイト、ウインド、トウイン、フォイル、パドルイン、スタンドアップでは言っているとんでもないウオーターマンのカイレニー、全くいつ練習しているのか、見るたびにものすごい勢いで上手くなっているし,ヒート中の集中力がすごい。この調子でやる気を出せばカイトのワールドチャンプも充分あり得ると思うけど時間がないだろうな。
去年のワールドチャンプ、ナイスガイのケアヒ、カブリナライダーだが、ピーターカブリナの若い頃を思い出させるタイプ、スムーズでスマートで誰にでもフレンドリーでクリーンカットの正当は好青年。でもサーフィンもカイトもスタンドアップもかなり上手。
今日のヒート(実はビーチは混んでいたのでインターネットで見たが)はやはりトップ選手とローカルやニューカマーのレベルの差を感じさせた。ヒートを勝ち上がったのは去年の上位だった選手、そしてマウイローカルのクルーザー、クルーザーは若手で唯一レインズに通い詰めているのっぽでひょろっとしたライダー、クルーザー(本名)の名前どうりとのんびり、ハッピーなクルーザーだけど、この大会では頑張ってほしいな。

2013-11-23

11月23日 Simplify my surroundings

波は小さめ。風は弱いオンショア。
冷蔵庫一杯だった野菜がほとんどなくなったのでSwap meet に買い出しにいったけれど、オーガニックとは限らないので出来るだけクラのファームに行くまで我慢できるものは買わず、ファームになさそうなものだけ買って帰って来た。最近思うんだけど本当に安心して食べられるものが少なくなってきた.前からそうだったのだろうけれど、私が気を使うようになったからよけい気がついてしまうのだと思うが、虫も寄り付かない作物、3ヶ月腐らない食品、半年以上もある賞味期限、放射能に汚染されて自然に生えている山菜や茸、木の実を採る楽しみがなくなったり、魚もどの海を通ってきたのかわからず怖い。
でも怖い怖いと文句ばかり言っていても良くないので出来ることをするしかない、そういう環境を作り上げる方向にもっていく会社や店のものを出来るだけサポートせず、地産地消を推進する生活を送ること。そして食物が育つ様子を見ることの喜びを知るために自分でも何かしら育てる。以前畑仕事にはまりすぎてぎっくり腰をやってしまってからあまり力がはいらなくなったが、身近に花や植物がある生活は心が安らぐし、それが育っていく様子を見ることは野生動物を見ることで癒されるのと同じ効果があるように思う。台所にバジルやハーブの小さな植木鉢を置いておくだけでもそれがちょっと大きくなっていくのを毎日見るだけで気分がアップする。

ここ数年毎年その年の課題が同じ、つまりその課題が達成できずにいるということなのだが、それはLive Simplyということ、出来るだけシンプルに生活する、生活パターンがシンプルというのではなく、持ち物や時間、精神状態を複雑にしないで生きることを目指しているのだが、なかなか簡単にはいかない。持ち物も気がつくと増えていたり、捨てられずにたまっていったり、あるいは無駄な安物買いをしていたり。心はシンプルどころいつもごちゃごちゃで、あっちこっち放浪したり、パンパンになったり。
2013年も終わりに近づき、誕生日を前に、今一度その課題について考え直してどうしたら目標に近づけるか、どんなことから変えることが出来るか,考えてみたいと思う。自分だけが良くても他の人が苦しんでいれば世界は平和にはなりえない。でも身近なことすらちゃんとできなければ始まらない。いつも自分にハッパをかけたり、反省したり、慰めたりの繰り返しだ。
それにしても自然の素晴らしさを嫌がおうにも再確認させられ続ける環境に住み、人間の優しさ、素晴らしさ、可能性の大きさを実感させてくれるたくさんの人たちに囲まれてい生活する幸せに心から感謝。Life is beautiful , indeed!

2013-11-22

11月22日 Super Glassy Northshore

昨日の夕方ほんの少し波がサイズアップ。近所のスポットは波がなさそうなのでホキパ方面へ。
 ホキパはなんだか湘南チックな混み方。
レインズは4人くらいしかいないのでママスフィッシュハウスの前から出ることにした。
ママスはセットで頭くらいのショートボード向けの波が来ていてサーファーが喜んでいた。ちなみに食らう方面でママスポイントだけはスタンドアップは遠慮しておいた方がいい.その隣のクアウやノリエガ、レインズなどはそれほど波も良くないし人もいないのでオーケー。
この岩場のところから出て行く、行きは潮が満ちていたからタイミングを計って出られたが、お気に入りのボードを傷つけたくないのでかえりは回り道してクアウから上がった。
ヤングバテンスのようなルックスの少年、レインズにはサーファーが4人ほど来ていたけれどみんなホキパの混雑や波の取り合いが嫌で来ているメローな人たち、彼はとってもいいバイブレーションだった。
これくらいのサイズからもうちょっと大きくなったくらいで風のないコンディションがニューボードでは一番良さそう。未だによたよたと結構何でもないところで沈したり、足を滑らせたりしているがそれでも楽しい。

2013-11-21

11月21日 マウイのおへそ

NO WIND AGAIN! そういえば今年はエルニーニョだと誰かがいっていたけど本当だろうか?エルニーニョの冬は波が大きく、風がないのが常なんだけど。今のところ波の方はあまり大きくはないが(お決まりの大きなウエストスウエルは11月も後半なのにまだ一回も来ていない)風はほんとに弱い日が多く、珍しい.冬はどちらかと言うとトレードウインドが吹かなくなる方ではあるのだが、年によっては冬中強い風が止まらないこともある。去年もどちらかと言うと風は強い方で2月はずっと吹き続けていたっけ。






波も全然ないので午前中は仕事、そして午後から直江ちゃんと一緒にイアオ渓谷へ。直江ちゃんは何年も前にまうイレインボウリトリートに参加してくれたことがきっかけで知り合ったお友達、その時はまだヨガをやってみたばかり、という感じでもしかしたらアシュタンガって何?って質問をしたのが直江ちゃんだったかもしれない。まだ体も固くて茶たらんがなドパワーポーズにも苦労していたのを覚えているがその後どんどんプラクティスを続け、何度か恵子先生のところに戻ってきては一生懸命プラクティスを続けなんと2年前に仕事を辞めて3ヶ月まるまる恵子先生のもとで学ぶためにやってきた。今でもちょこちょこ教える立場になっているのではないかな?今回も2ヶ月の修行、来週からはマンジュジョイス師のワークショップに参加するらしい。


イアオ渓谷はうちからはくるまで5分かかるかかからないかのところにある.マウイ島の真ん中にあり、パワースポットと知られる重要な場所でマウイのおへそのような場所。ここの水でフラワーエッセンスを作りにくる人、瞑想をしにくる人、また浄化したり身を清めにきたり何らかの儀式を行ったりする人も多い。
以前ここの奥の方まで一人でハイクしたときにコーヒーの森(自生)があったのを覚えていたのでその豆が熟れているか、二人でハイキングがてら見に行くことにしたのだ。エネルギーに満ちスピリチュアルな島だと言われるマウイ島のなかでも最も知られているパワースポットの一つ。
観光地でもあり駐車場には結構な数の車が止まっているが奥の森のなかまで歩いていく人はほとんどいない。しばらく歩いてもあまりコーヒーの木が見当たらないのであれ、思い違いだったかな、と心配になった頃あったあった、たくさんのコーヒーの木.ただし実はまだほのかに赤みを帯びたくらいなので熟しきっていない。もう少したってからもう一回挑戦だ。コーヒーの木自体はとっても強くたくさんの小さな苗が出ていたので数本引っこ抜いてもって帰って来た。自分の土地があれば生け垣は全部コーヒーの木で作るんだけどな。

水のなかをじゃぶじゃぶ歩いたり、そろそろシーズン終わりのグアバやストロベリーグアバを採っては食べながら数時間薮をかき分け歩いた。道の途中途中に石をティーリーフで包んだものが置かれているのを見る。こうして神様に祈りを捧げるのがハワイのやり方。私達も2カ所に石を置いて祈ってきた。

『なんだか神社をお参りした来たときのようなすっきりした気分』と直江ちゃんが言ってたけどほんとにそんな感じ。スーパーリフレッシュ。