2010-10-31

10月29日 腰の治療

マウイに戻ってきても腰の痛みが取れないのでなかなか海にいけずにいる。いい先生で、自分はすっかり直ったからと紹介された先生のところに今日から数日間通うことにしてみた。
日本で整体も10年間勉強したらしいけれど、メインはナントカクライストという療法で、今まで受けたどの治療とも違うとっても微妙で繊細な動きを観察しながら骨と筋肉がどう動かされているかを調べ、直しているような方法だ。

すぐに痛みが取れたわけではないが治療を受けているときはとても心地よく、いい気持ちだった。(私の判断基準として治療を受けているときに感じる、気持ちよさは大事だと思っている)
結構高い料金なので今の私につらいのだが、なんでも健康が第一なのでそんなことも言っていられない。キヘイにいるマジックハンドの恵美さんにも行かなくてはと思いながらキヘイまでの距離が億劫になっているけどそんなことはいってられない、とにかく体を直して早く毎日生き生きと過ごしたい。

風波ではあるがサイズは少しあがった。出たい気持ちはあるけれど、来週大きいのが来るのそれまでは我慢してしっかり治療に励もうと思う。

朝カリフォルニアから遊びに来ている陽子ちゃんとオーリーが家に寄ってくれた。陽子ちゃんは石垣でのカイトキャンプにもマウイのヨガリトリートにも参加してくれたとってもあかるくて行動力のある女の子。たまにしか会えないけれど会うたびにいつもそのポジティブな姿勢に元気をもらえる。カイトが好きで好きで夢中になってやっていたら女じかそれ以上にカイト気違いの男性オーリーと知り合い、二人で思い切りカイト、そして人生を楽しんでいる。二人ともとっても幸せそうで、陽子ちゃんは以前にもまして輝いているように見えた。幸せそうなカップルは周りにいる私たちまで幸せにしてくれる。

2010-10-29

10月28日 天気回復

やっと晴れ間が見えた。風も波もそこそこにあり、まあまあのコンデイションではあるが残念ながら腰の調子があまり良くない。大体海に行く¥モチベーションが上がらない日は体調が良くないしるしなのだ、体調がよければコンデイションが悪くても行きたくなってくるものだから。仕方ないので家で仕事をこなしつつ腰のリハビリ運動に励む、一度悪くしてしまうとまた元のように健康に戻るのにかなり時間がかかる。今度こそ根気強くしっかり完全に治したいと思うのだが、腰痛もちに聞くとみんな、これは一生抱えていく爆弾みたいなものだ、とあまりうれしくない返事が返ってくる。

どちらにしてもこれから先も遊びたいので体だけは大事にしていかないと。ここ数年で体のあちこちがものすごく硬くなってきている気がする、痛いのであまり動かさなくなるとそこが硬くなり、次にまたその影響でどこかが痛んできて、と悪循環、誰かに基本的なところからいろいろ教えてもらえたらいいなあと思う。

来週大きなうねりが入ってくる予定なのでそれまでにはしっかり直したいので、今はちょっと我慢して休んでおこう。

ところで親友のもおちゃん(ウインドサーフィンのMOTOKOプロ)に二人目の赤ちゃんが生まれた。
男の子で母親に似ず鼻ぺちゃではないそうだけど、とにかく無事で元気に生まれてきてくれてよかった。なかなかのハンサムボーイ。これでスモモもお姉さん。性格が優しい彼女のことだから回りに気を使って甘えたいのに甘えられなかったり、みんなを喜ばせようとして自分にストレスがたまったりしないといいのだが。両親の愛情をたっぷるそそがれて素直ないい子に育ったスモモのように、今度も赤ちゃんも素直に元気にのびのびと育ってほしいな。新しい佐藤家のメンバーに早く会いたい!と遠くハワイからわくわくしている。もおちゃんご苦労様そしておめでとう!そしてこれからもさらに秀パパと仲良くがんばってください。

10月27日 雨続く 

朝からずっと雨が降り続いている、今年は雨の多い冬になるのだろうか。朝小屋から鶏を出してあげたはいいが、どこも雨でびちゃびちゃで彼女たちも居心地が悪そうに家の下に避難している。が、ふと気がついたらポーチのあめのあたらない部分にあるマットのうえに8羽そろってちゃっかりすわりこんで休んでいたりして、かわいくて怒るに怒れない。

2週間ほどいたスコットがジャクソンに帰ったが、もう一人のジャクソンの友人モットはいろいろ言い訳をしながら飛行機に乗らずに帰ってきた。ハワイがかなり気に入ったらしい。でもうちも8羽鶏がいるのでもう一人子供を抱えるわけには行かない。自立してもらわなくては!

午前中久々に7歳のカイと日本語レッスン。彼の興味を引くために折り紙を教え始めたのはいいが、最近はあまりに折り紙に夢中になってしまって、肝心の日本語の会話や言葉に対する興味がなくなってしまった気がしてちょっと心配だ。別に私は7歳の子供が日本を話せなくてもいいとは思うけど、彼のお母さんは私が折り紙だけしているのを見たらあまり喜ばないだろうから。

フキパは頭ないくらいのサイズ、風は吹いているが、自分にやる気が出ないときは体のどこかしらの調子がいまいちのときが多いので、無理をせずにいようと思う。

2010-10-27

10月26日 島中雨模様

マグロをさばくアンドリューとカメラに収めているモット)
朝おきると屋根に打ち付ける雨の音が心地よい、心地よくはあるが雨が降り続けるとなんとなくすべてがべったり湿っぽくなり、心地よくない。
久しぶりにマウイの海に入りたいのだが、ノースショアは雨で寒いのでサウスまで行ってみるけど、こちらはまったく波もなくオンショア、そんな中でも10人くらい入っていたけど波に乗ってる人はほとんどいなかった気がする。ここまで来たのでせっかくだから、と。ラハイナのあるスーパーで帰るポキボウル(ポキがたっぷるうえに乗せられたどんぶり、好きなポキを選ぶことができ1種類のポキなら5ドル以下とお得)を食べてからノースに引き返した。

せっかくマウイに着たのに一度も魚を食べていない、と不満を漏らしていたスコットにとってはグッドタイミングで、友人のカイルから10ポンドの大きなマグロが30ドルであるけどどうかという電話があり、早速買ってきた。

タヒチアンサビチェ、お刺身、カマとはらみの塩焼き、ふりかけを外側にまぶしたSeared Ahi、ネギトロ とマグロ尽くしのデイナーができ、6人で食べても食べきれないほどあった。幸せ。

10月25日 Haole Boys 大集合

ガスティーな風、まだ旅の疲れが残っているのか、腰も痛いので、ゆっくり掃除や整理をしながら家で過ごす、久しぶりにゆっくりインターネットをつなげるのでイーメールの返事なども書く。

私がいない間アンドリューの友人たちが大勢来ていたようで、今も家の中は人でいっぱい。何か行動を起こそうにも人数が多いのでけっこう時間がかかる。海で泳いだことする数えるほどしかないというモットを筆頭にみんなどちらかというと山系人間。それでもサーフィンやらスタンドアップやらカイとやらいろいろ楽しんでいるようだ。ソフトトップでひざの裏がこすれ、さらにリーフで足の裏をざくざくに切り刻み、波にもみくちゃにされながらも大喜びで波に向かっている。

スキーヤーにとって雪が降り積もるまでのこの時期が寒い上に雨も多く、ハワイに来たくなる時期なのだろう、これから数ヶ月間は山関係のお客がひっきりなしに来る予定になっている。

10月24日 Back to Maui

(飛行機で席が隣になった素敵なカップル、40年間大学の先生とその助手だった二人、最近どちらも結婚相手をがんで失い、再会したときに愛が芽生え、これからマウイにハネムーンだという。あまりにハッピーで周りの私たちにまでその幸せな気分が伝染するほどだった)

朝早くおきてサンデイエゴの空港へ、シャトルのお兄さんも私の大荷物にいやな顔ひとつせず、またカウンターでもみんな感じよく、それほど膨大なチャージはとられずにすみ、ほっと一息。サンデイエゴ空港はLAよりずっと小さいので私はこちらのほうが好きだ。フライトは荒らすか航空、これまた私のお気に入りのエアラインだが、今回もフライトアテンダントの人がとっても感じがよく、ほかのアメリカ系航空会社のように意地悪なおばさんたちがお客を邪魔そうにあしらうような雰囲気は一切なかった。彼女たちの対応ひとつで飛行機全体の雰囲気が確実に変わる。

気持ちのいい人たちと気持ちよくフライトを楽しんでるうちにマウイに到着。風はそこそこ吹いているようで波は思ったより小さい。3日ほど前に来た波は風がなく、最高のサーフィンが3日ほど続いたらしい、逃してしまって残念。

なんと私の家にはアンドリューの友人たちが6人も滞在していた。ジャクソンホールの仲間の一人でマウイで結婚式を挙げたのでそのためにみんなやってきたそうで、多い夜は10人くらい泊まっていた日もあったらしい。どうりで私が急に帰ってくると言ったらあせっていたわけだ。今朝は大急ぎでみんなで家の掃除をしたらしい。

私はといえばそんな大勢の中でも時差ぼけと旅の疲れで6時過ぎには半分寝た状態だった。

10月23日 サンカルロス出発

(ソロスポーツのボス、ケビンのリッピング)
朝夜明け前に起きてテントを撤収、残りの荷物をパッキングし、ロブにお礼を言ってソロスポーツまで行く。

朝8時ごろサンカルロスを出発。ソロスポーツのバンに一緒に乗せてもらって、サンデイエゴまで送ってもらえることになった。いつもソロスポーツのみんなはとっても親切でフレンドリー、感謝しきれない思いだ。最近国境の通過が面倒くさくなっているらしく、2週間前は3時間もかかったのよ、ときゃシーがうんざりした顔で言っていた。何とか3時間もかからないようにどのルートで行くのがベストかを運転手のジョーイと何度も相談しあっていた。私が思うにだめなときはだめだし、スムーズに行くときは20分くらいでと折れてしまうこともある。向こうの気分ですべて決まるので私たちにはどうしようもない、とにかく忍耐強く傲慢な態度をされても我慢して黙っているしかないのだ。

とはいえ、イミグレーションにたどり着くまでの渋滞が約2時間、そこからさらに意地悪な税関が3時間近く私たちを閉じ込め、キャシーもみんなも終わったときにはぐったりしていた。毎週のように国境を行ったりきたりしている彼らにとっても今日は一番ひどかったらしい。彼らは渋滞にもなれたものでその時間をいかにいらいらせずにすごすか、いろんな方法を知っている。渋滞にはいったとたんキャシーはトランプを取り出しみんなでトランプを始めたのには笑えた。

夜の9時ごろやっとホテルにたどり着いた。久々のベッド。朝は朝早くマウイへの便に乗る

10月20日 変な天気が続く

(今回知り合ったウインドサーファーとカイトサーファーのビクターとタイラー、子供のころからの仲良しでウインドもカイトもオフロードバイクもやる二人にとってはこのバハは最高のバケーションスポット、奥さん子供を置いて二人だけど男同士のロードとリップ楽しそうだった)
今日も雨が降ったりやんだり。朝テントがぬれていて寒いのでなかなか海に入る気がしない、これで波がパーフェクトならぬれたウエットでも何でも着てでていくところだが、というのは贅沢なのかもしれない。

とはいえ朝のこののんびりムードも嫌いじゃない、コーヒーを飲みながら本を読んだりアクセサリーを作ったり。

午後からは雨が上がったのでスタンドアップで釣りに出てみたがまたもやボウズ。ただのエクササイズで終わってしまった。

10月22日 Fun Strapless session

(Movie [Follow Me]からのショット)
Nathan Merchantは彼が14歳くらいのころから知っているがいつもおとなしくて目立たないけど地道に練習しているいい子だった。一人ポイントにうまいウインドサーファーがいるなあと思ったら誰かが「あればネイサンだよ」と教えてくれ、久々に会えたことがとってもうれしく、海の上で一生懸命手を振ったら向こうも気がついてくれた。弱い風の中で一人だけ誰よりも小さなセールを使っているにもかかわらずポイントからチリボウルにかけてのいい波ですばらしいライデイングを見せてくれていた。しばらくの間、私とロブ、ネイサンの3人だけでポイントの波をシェアでき、すばらしかった。とはいえストラップレスで乗ってる私は風が強くてかなりこけていて、後ろの波に乗ってくるロブが一番行きたいところで私がもたもたやってることが多く、いらいらしたことだろう。ストラップレスで強風の中乗るのはなかなか難しいけどチャレンジのしがいがあるし、学ぶことがとても多い。
今回のトリップでは結局ストラップレスボードのフィンを壊したときに一回通常のレギュラーボードを使っただけで後はすべてストラップレスだった。ここほどストラップレスの練習がしやすいところはないだろう、人はいないから邪魔しないで済むし、波はメローでパワフルでないから当てやすい。もっと練習したかったな。何より自分がボードの中心に乗っていないことをはっきり感じた。だからストラップがついてるボードに乗っていてもいまいちオフザリップが決まらなかったのだ。そしてストラップレスでビッグ植えイブをせめてオフザリップを決める人たちのすごさをあらためて実感した。私なんてまだまだ、参りましたという気分だけれど、またさらに一生懸命練習しようと意欲がわいてきた。

今日は今までのお礼をこめてロブを誘ってソロスポーツのデイナーに参加させてもらった。食事前の蟹もおいしかったし、クライミングやアウトドアに熱心なお客さんたちと共通の知り合いがいることがわかったり、ロブもいろんな人と楽しく会話をしていたようだ。

いつ来てもみんながフレンドリーで気持ちのよいプンタサンカルロス。コンデイションがいいことももちろんだけれど、周りの人がみんな気持ちのいい人でハッピーであることはよいたびの第一条件。また来年も同じ時期に一緒に来て再会しようと約束しあった。

ところで去年のちょうど今頃撮影に来ていたマウンテンバイクのプロライダーCam McCall。彼はほんとにすばらしいユーモアにあふれていて、陸でも海でもバーでもとにかくみんなを楽しませる新のエンターテイナーだったけれど彼らが撮影した映像は、マウンテンバイクムービーの中でも最も人気のあるAnthill productionからリリースされている。タイトルはFollow Me。あんなふうに自転車に乗れたら本当に楽しいだろうなあ、と思わせるすばらしいDVDだった。
自転車にそれほど興味のない私でさえ、目が話せないほどすごい映像盛りだくさん。ぜひ一度チェックしてほしいと思う。映画のトレーラーはこちら↓
http://www.vimeo.com/11666454

10月21日 Fun standup session

(ポイントで乗ってたバットサーファーことウエイブスキーのおじさん)
今日も朝は曇り、朝方は満潮なので少し待って潮が引き出したころにパドルアウト。最初はポイントで乗っていたけれど、一本ものすごいロングライドをしたらチリボウルのインサイドまで来たので、今度はチリボウルをチェック、良くなり始めた波を狙ってチリボウルのまん前にキャンプしていたおじさんグループがみんな出てきたところだった。できるだけ邪魔にならないようインサイドであまり物を狙って待っているのだが、セットが入ってもなかなか乗らないし、小さな波にはぜんぜん手も出さないので私ばっかりがインサイドで波に乗っていた。なかなかの波で風は入ってきてたけれどオフショアなので十分楽しめる、セットはオーバーヘッドあり、3,4本一緒に来るので必ず私にも順番が来るし、結構な本数乗ることができた。(チリボイル、セットがかなりいい感じで大きくはないけれどロングライドできる。私も今までサンカルロスで乗った中で一番長いライデイングの一本があった。戻ってくるのが本当に大変だった)
嫌がられないよう写真を撮ってアピール。おじさんグループ、おなかはぽっこり出ていたけどなかなか上手だった。あの年になっても仲間同士でバハにサーフとリップにこれるのは楽しいだろうな。

腰が痛くなってきたので午後はのんびりしていたら、ウエイブスキーの3人組がフィッシュキャンプで坂間をもらったのでと一匹差し入れてくれた。ちょっと金目鯛に似た魚だったけれど、調べてみたらRockfishという種類のものだった。白身魚で丸ごとグリルすればよかったのだろうが、変に切り身にしようとがんばってうまく捌けずちょっと失敗。
もっと魚の料理の仕方や捌き方を学ばないといけないな。

10月19日 珍しいバハの雨

波は毎日ある程度あるけれども風は弱めの日が続いている、そのうえ曇り空、なんと今日は雨まで降ってきた。
今週来たソロスポーツのお客さんは波はある程度コンスタントにあるけれど風が弱く余りウインドサーフィンやカイトができていない。常連のリピーターたちは天気だけはどうしようもないし、ほかにもいろんなことを楽しめるここのコンデイションを満喫しているけれど何人かの人は風がないことにいらいらし始めてるし、雨が降ってきてさらに、何でだーと不満気味。しかし天気はお金を払ったって変えることはできない、立ったら、普段やらないことにトライしたり、人のいない海でスタンドアップをやってみたりするほうが得。風が拭きそうもないからとバイクに乗って何人かが出て行ったとたんザーザー降りになってきた雨。彼らは大丈夫かなあと心配していたら2時間以上立ってから前も後ろもわからないくらい真っ黒に泥だらけになりながらも、荷っこにこで帰ってきた。あそこまで泥まみれになったらもう吹っ切れてその泥を楽しむ余裕ができたようで、最高に楽しかったーと喜んでいたが、そのあとその高級な自転車の泥を丁寧に洗い流さなくてはならないスタッフたちはあまりうれしそうではなかったのは確か。
どんな天気でも楽しめること、これは大事な才能だ。

本来バハではめったに雨が降らないが、ちょっとでも降るとそれから2,3日後にさばく全体の色が緑に変わり本当に美しい。砂漠に育つ植物のたくましさには圧倒されるものがある。

10月18日 コンスタントに入る波

2010-10-26

10月17日 Super fun surf session

朝起きるとまたもや曇り空、今年のバハの天気はちょっと変、毎年言葉も出ないくらいの美しさにうっとり売る朝焼けもまだほとんど見ていないし、曇ってるのでなかなかウエットが乾かない。朝寒い中ぬれたウエットをきるのはあまり気持ちのいいものではない。とはいえ水に入っちゃえば変わらないんだけど。

昨日よりほんの少しサイズダウン。それでもポイントでいい波がたまに割れていたのでスタンドアップ出ててみるとなかなか楽しい。サーファーが二人いたけどフレンドリーでまったく問題なし。一本ロングライドでチリボウルのインサイドまで乗りつないだので今度はチリボウルで波待ちをすることにした。3人ほどすでにそこにはいたけど、こっちのほうがコンスタントに波が来るのでセットが来てみんなが一本ずつ乗ってもあまる波があるほど。そのうえオーバーヘッドサイズ。去年ここで始めてスタンドアップにトライしたトレーシーもいて、今年はとっても上手で波のうえでクロスステップなどやりながらライデイング。聞くところによると去年ここでやってからはまって今は波のりようとクルージング用本のボードを購入し、夏中やっていたという。彼はカイトのほうもかなり上達していてストラップレスで楽しんでいた。
自分がいい波にのってプルアウトしアウトに向かうと。きれいな名民意乗ってくるみんなのライデイングがばっちり見れて、思わず歓声を上げてしまう、曇り空だったのでカメラを持ってでなかったことが残念。
だんだん腰が痛くなってきて、風も上がってきたのでキャンプに戻り、巨大な朝食を食べた。

結局一日曇ったままで風も思ったほど上がらず、カイトはできずじまい。昨日ついたソロスポーツのお客さんたちは弱い風の中無理やりウインドでぷかぷかと浮かんでいた。

夜はロブがお得意の手作りピザを焼いてくれたのでご近所さんたちと一緒に食べながらDVD鑑賞。Fastest Indianはニュージーランドのバイク狂いのおじいさんが古びた自作のバイクで何とかお金をためてアメリカのレースに出るために旅立ち、いろんな人の助けを受けながら、いろんな経験をし、最終的にはレースにも出て、そのふるいマシーンでスピード記録を出すという、実際にあった話を映画にしたものでとっても心温まる、いい映画だった。どんなことでも情熱を持って取り組んでいる人の話はいいものだ。情熱や愛情なしでただ生きていても意味がない、いくら失敗してもつらい思いをしても好きなこと、好きな人のためなら、そして心をこめてやったことであればそれは自分の財産になると思う。

2010-10-17

10月16日 Adios amigos

(photo by Makoto, 今回ぜんぜん写真を撮ってないので彼のブログからたくさんお借りしてます)
朝起きると波は昨日と同じくらい、めちゃくちゃ言い訳ではないが、十分楽しめるサイズ。スタンドアップに出たいとも思ったけれど、今日帰ってしまう日本人クルーの女の子たちに心ばかりのプレゼントを作るために午前中はクラフトタイム。このビーチで拾った貝を使ってブレスレットを作った。この1週間真さんグループのみんなと一緒にすごしいろんな人と知り合うことができてとっても親切にしてもらい楽しい時間をすごせた。1週間の早いこと!せっかく仲良くなり、みんなもちょうど体が慣れてきて上達してきたところで帰らなくてはならないのでちょっとさびしい気持ちにさせられる。
皆さん気をつけて!また会いましょう!Adios amigos! お昼ごろいったん風が上がったのでみんなを送ってからカイトしようと思ったら風が落ちてしまった。スタンドアップするには風があってよくないけどカイトには足りないという中途半端なコンデイション、今日はまあいいか、とのんびりする。

波は相変わらず大きくはないが楽しめるサイズ、セットで頭くらいはあるので十分だ。
毎日かなりいい食生活を続けているが、さすがにだんだん野菜が少なくなってきた。これから1週間くらいは自分のクリエイテイビテイーを試される。それはそれで楽しいものだ。

10月15日 Wind and waves


巨大な波は入ってこないけれどある程度のサイズは毎日あり、みんな大いに楽しんでいる。去年みんなできたときは毎日朝から風が吹いていたけれど今回はどちらかというとかっぜは弱め。朝はまったく風がなくスタンドアップ日和。午後もサーフィンをしようと思えばできるけどウインドや会ともできる程度の風が吹く、といった感じ。去年一緒に来たサーファーれでいース立ちも今年一緒だったら毎日大喜びだっただろうなと思う。来年こそはまたぜひみんなできたい、何しろソロスポーツでも、みんなはどうしているかっていろんな人に聞かれてばかりいるくらい大勢の女の子で着たことがみんなの印象に残っているのだ。

波はそれほど大きくないので私はストラップレスばかり乗っている。普段だったら小さくて飽きちゃう波のサイズでもなかなかうまく乗れないので新鮮だし、自分の下手さかげんに笑ってしまう。

10月14日 Kite session


朝起いるとなんとなく曇っていて肌寒く、海に入る気になかなかなれない。マッサージをやってほしいといってくれる人がたくさんいたので午前中はずっとマッサージをして、その後お昼に巨大なべジブリトーを食べてからカイト。

かなり強そうに見えたし、10mで出ていたロブがワンサイズ小さくするというので迷わず5.5mをセット。最初はそれでもよかったが出てすぐ風が落ちてしまい、5.5mではかなりアンダーだった。とはいえストラップレスのボードだったし、このボードはボリュームがかなりあるのでオーバーよりはアンダーのほうがいい。ストラップレスに乗ると普段いかに自分がストラップに頼っているかがよくわかる。ちょっと体重画中心にないだけボードがちゅるんと足元からすっ飛んでどこかに行ってしまうので、ボードをひきつけるために足をかなり使っているらしくひざとかハムスとリングがパンパンになった。でもバハの波はスムーズだしパワーがないので本当にストラップレスの練習にはばっちり、このボードを持ってきて本当によかった!

ソロスポーツで4日ぶりのシャワー浴びさせてもらい、すっきりしたところでパスタとツナコールスローのデイナー、その後ほかのキャンプしている人たちも遊びに来てみんなで撮影したビデオを見ながら品評会。それにしても去年初めて波に乗り出したロブだが、サーフィンをわかっているだけに上達が早い。私が抜かれるのを時間の問題のような気がする。

10月13日 Surf is up

波のサイズが少しアップ。まずは朝ポイントへパドルしに行く。ウエイブスキーに乗ってる人たちがいたので一緒に乗るが。最初のうちは結構いい波がきていたけれど段々潮が満ちてきたのか大きな波が割れなくなってきた。風が上がってきたのでキャンプに戻り、朝食を食べてのんびり。風はそれほど上がらないままだったけれど、それでも何とかウインドやカイトができるくらいの風はある。(まことさんグループのいかりんの勇姿)
セットは頭以上あり、みんな大いに楽しんだ。

キャンプ生活というと食生活が貧しくなると思う人もいるかもしれないが、私もロブの料理好きなので毎日ものすごく充実したメニュー。同じメニューが一度として出てこないほど。タイカレー、パッドタイヌードル、クスクス、ミートローフ、ホームメイドピザ、クラムチャウダー、バーベキューチキンやバーガー、エンチャラダス。各種スープなどとにかく毎晩食事は取っても楽しみなのだ。スクールバスの料理もいいけど、ソロスポーツで出される料理もまたすごくてみんな楽しみにしている。
ソロスポーツで出される料理の中で私のお気に入りはチキンスープ。あまるとたまに差し入れしてくれるのでありがたい。

2010-10-14

10月12日 読書三昧

(毎日熱心にサーフィンしていたドイツ人のフローレンス、私が座っていた目の前でいいライデイングをたくさん見せてくれたので写真を撮った)

波は少しサイズアップ、夜明けごろのほうが満ちすぎてなくて波がよかったかもしれないが寒くてうだうだ。完全に満潮だとサイズがないために波がかなりぼよんぼよんになる。やっと引き始めたころには風が少しだけ入ってきて一番グラッシーな時間は逃してしまったが、それでも十分風は弱くてスタンドアップが楽しめるコンデイション。バスが止めてあるまん前が一番コンスタントに波が割れたのでそのあたりで一人ライデイング。

(たまにものすごい鳥の群れが海上にいることがある、どんな魚がその下にいるのかかなり興味あり)

バハにきてからすでに3冊も本を読んでしまった。マウイにいるときは寝る前くらいしか本を読む時間がないので(怪我や病気でない限り)大体1ページ読まないうちに寝てしまうのだが、こちらでは結構時間があるしのんびり読めて言い。もともと本を読むのは好きだし、のんびり本を読んでるだけの時間も好き。もっとたくさん本を持ってくればよかった。(鳥が山のように止まっている岩)

明日はさらに波のサイズが大きくなる予報、いいコンデイションになりますように。

10月11日 波少し上がる


波が少しあがる。朝はもやで視界が良くなく寒かったのでなんとなく朝一番の海に出る気がせず、その上釣りをするにも餌にするためのムール貝をとっておくのを忘れたので、満潮になった海では取れず、結局昨日取ったアサリをいくつか割ってつけてみた。巨大なマグカップでコーヒーを飲んだりしながらのんびりしていたら釣りに行こうと狙っていたエリアに2台の漁船がやってきて漁を始めた。やっぱりあそこにはいろいろいるんだな!私のとる分持っていかないでくれ、と私も急いでパドルアウト。日本では釣りをしていると漁師さんに邪魔だと怒られたりするとよく聞くので、近づいてみたけどいやな顔されたらどうしようと、少しビビッて100mくらい離れたところで釣りを始めた。餌釣りはトローリングではないのだと聞いたので(そんなことも知らない釣りビギナーなのだ)とりあえず待ってみたが、やはりとローリングのほうが運動している気分になれて私は好き、でも何も食いつかないよりは座り込んで魚がつれたほうが楽しい、2回食いつきがあり、ヨシッと思ってぐいっと引いたけれど残念ながら餌だけとられて逃げられた。餌の予備をあまり持ってきていなかったので結局えさがなくなり短時間で終了。その後どうしても気になるので漁師さんの船の
近くまで漕いで行ってみると、言葉は通じないけどとってもフレンドリーで、取ったロブスターを持ち上げて見せてくれた。船のエンジンは止めて一人がオールで船を操作し、もう一人は筒のようになった網がついた縄を投げたり引っ張り出したりしていた。そしてジェネレーターで空気を送り込んでいるような音がしていたが、もしかしたら誰かが船の下でもぐって何かを取っていたのかもしれない。

明日は予備の餌をもっと持って、そして船がいたらペソも持って(連れなかったときのバックアップとして船から魚を買う)行こうかな。

潮がだんだん引いてくると波も少しずつよくなっていき、思いのほか長い時間スタンドアップをしたまだまだマッシーでスローな波ではあるけれどここ3日間乗っていなかったので気分すっきり。その上こっちに着いてから初めてのシャワーをソロスポーツで浴びて皮が一枚取れたくらいの気分。真さん率いる日本人チームに昨日獲っておいたアサリを、テキーラ蒸しで差し入れ。みんな喜んでくれてよかった、日本人だったらあの肉厚のアサリは好きなはずだ。

明日は波も少しサイズアップの予報、


10月10日 真さんグループ登場

今日も湖のような海、その上きりが深くて何にも見えないのでパドルで海に出る気になれず、少し歩いてがけから釣竿を投げてみたが、まったくつれる気配すらない、引っかかるのは海草ばかり。持ってきた本は2冊とも読んでしまった。ソロスポーツにあった日本語の本を何冊か借りてきた。

風は弱かったけれど霧が晴れてくるとともに吹いてきた。波はないけれどロブとクリフはカイトでジャンプ練習。2時ごろ到着した新しいグループも早速海に出てきた。私は引き潮で上がりきった岩場を散策。そしてあさり獲り。あまり向きになってとりすぎてはいけないと思うのだが、とにかくたくさんあるので小さなものはちゃんと戻して大きいものだけピックアップ。今日来た日本人の人たちも食べたら喜ぶんじゃないかと明日のハッピーアワーに持っていくつもり。

今日はソロスポーツのシェフから私の大好物のチキンスープ(ライスが入っていてアボカドやサルサ、ライムを入れて食べるメキシカンスタイル)をもらったので、それと巨大なべジブリトーで夕食。


10月8日 スタンドアップフィッシングでボーズ

波もないのでやる気満々でフィッシングに出かける。が、糸を巻いてチェックするたびに海草が引っかかっていた、以前御前崎で海草が引っかかっていると魚は食いつかないといわれたけどこれではだめなのかな。結局フィッシュキャンプのほうまで行ってみたもののボーズ。帰ってくるとあれ・魚はどこ?とかわかわれた。が、あたりもなかったのでちょっとがっかり。ソロスポーツのスタッフたちにいろいろアドバイスを聞きに行くと、えさ釣りのほうがつれるとかいろいろ教えてくれた。えさ釣りのセットアップの部品もくれたので今度は餌で挑戦だ。今日もいるかがたくさん沖を泳いでいた、あれだけいるかがいるんだから魚いないはずがないんだけどな。

風は吹いたけど波がないので私はロブとクリフのライデイングを撮影

10月7日 カイトストラップレス

波サイズダウン。カイトストラップレスで出る。

去年ストラップで乗っていたカリフォルニアのお兄ちゃんたちの一人がまた来ていて、声をかけてくれた。私の板を見て、尾、ストラップレスじゃんというので、去年あなたたちがやってるのを見て刺激を受けたんだとはなしたらうれしそうだった。

彼らはさらに南下することにしたらしくキャンプを去る前に挨拶に来てくれ、私のボードにはワックスがもっと必要だとワックスをくれた。たぶんすっころんでた私を見ていたがすべるのだと思ったのだろうが、確かにワックスも足りないけど足りないのでワックスだけではなく私のスキルだということは彼はわかっていたのだろうか。

でもこのサイズの波で普通に乗ってたら結構飽きていたと思うけれどストラップレスのおかげで楽しく乗れたし、何度もずっこけた。レインズのように強風でフェイスもバンピーで固い海面だと難しいけれどここはストラップレスライデイングの練習をするのには完璧なコンデイションなのでよっぽど波が大きくない限りどんどんストラップレスで遊ぼうと思う。持って来てよかった!

10月6日 バハモードにスイッチをかえる

(去年も一緒に過ごした仲間たちと再会。毎年ここに来る人が多いのでだんだん同窓会のようになってくる)
ここ7日間ぶっ通しで波もオーバーヘッドくらいあって風もあったらしく、みんなくたくただよーといいながらも満足そう。今日はサイズダウンだねといわれたが、それでも十分頭近くはあるので朝からスタンドアップ。私のほかにはほんのちょっとの間サーファーが二人いただけ。だからバハ早められない。波の大きさやパワーで行ったらマウイのほうがずっとあるけど、マウイでこの人数でサーフィンできることはほとんど皆無。それにこのポイント、メローでスローでカナハみたいな波でスタンドアップにはぴったりの波なのだ。

今週はマットプリチャードのクリニックを行っていて、マットとケビンは一生懸命みんなに教えている。波が大きかったのでみんなかなり上達したようだ。

お昼前には風が上がり始めそうな気配だったので上がってランチを食べたが、結局今日は風が上がらず一日中スタンドアップやサーフィンができるコンデイションのままだった。

ロブは大事な衛星WIFIので一種の部品が壊れて直そうと努力していたが、結局新しく部品を手に入れなくてはならないことになった。ところがラッキーにもソロスポーツに呼びの部品があり、それが彼も使えるものだったので、結局部本を手に入れるまでソロスポーツのものを借りれることになり一件落着。それにしても次々起こるメカニカルトラブルだが、彼はいらいらしながらも一つ一つ自分の手で(とファイルしてあるあらゆる機会のマニュアルで)問題を解決していく。そういうところはほんとに頼もしいと思う。


10月5日 プンタサンカルロス到着

夜明けとともにキャンプ場を出発、国境を通過しメキシコへ。約2時間でエンシニータスまでたどり着いた。ここにはたくさんの大きなスーパーがあるのでここで大体の野菜や最終的に必要なものを仕入れる。巨大なアメリカンサイズのカード2台分の食料を買い込み、バスに積み込む。約3週間分と計算しての買出しだけど、そういう計算ができるようになってきたのも何度もやってるからこそ。最初はすごく難しかった。

特に私は野菜がないとつらいので持ちのいい野菜をたくさん買い込み、また悪くなりやすいものは早めに食べるようにしながら生活する。キャンプ生活といっても私たちの食生活は毎年すばらしく、マウイにいるとき以上のクオリテイーで私とロブの料理勝負的なところもある。

途中最後の町エルロザリオで水も70ガロンのタンクいっぱいにし、すべて終了、ここでタコスタンドでランチとデイナー兼用の食事をしてからオフロード突入。27ftのスクールバスでがたごととゆっくり走り、目的地のサンカルロスの海辺のがけっぷちに着いたのはおそらく夜の8時ごろだった。

去年もここで1ヶ月近く一緒にすごしたクリフとエドの車がとまっていたのでなつかしいおもいでいっぱいになった。とりあえず明日の朝までは適当な場所に車を止め、明るくなってからキャンプ地を決めようということになり、車を止めると、ソロスポーツのほうからスタッフのジョーい、そして歓迎のしるしとしてバハフォッグ(コロナビールにテキーラを入れた飲み物)を2本抱えてケビンも出迎えてくれた。

さあ、これから当分はここで、体を元に戻しながら、シンプルな生活を送るのだ。

10月4日 Long Drive South

泊めてくれたマイクと一緒に朝食を食べてから大好きなヘルスフードのスーパー、とレーダージョーズで買出し、ここに来るたびにこの店がマウイにあったらなあ、と思う。とにかくマウイで売ってるものが3分の一くらいの値段で売っていて、そのうえヘルシーなものがたくさん。ふと冬場派ですごすロブはここでピーナッツバターやシリアルなどこんなに買ってどうする、のというくらい買い込んでいた。

その後車の部品や釣り道具などを買いに行ってから出発。今日は国境近くまで行き、そこでとあって朝早く国境を越える予定なのだが、ここから国境までが思いのほか遠い。8時間くらいのドライブなのだ。そのうえ今回は以上に暑く、40度近い気温のうえにものすごい向かい風でエンジンがオーバーヒートしてしまうのではないか、とひやひやした。

何とか薄暗くなること、国境近くのとまる予定にしていたキャンプ場に到着。ここにはバハの南部でいつも一緒になるマットも来ていた。彼も今日から冬中バハで暮らすのだが、最初の目的地は私たちとは違う場所なので(私たちは貝ともできるプンタサンカルロス、マットはサウススウエル狙いでスコーピオンベイ)今日会えたことはとってもラッキーだった。彼はとってもハンサムで優しくて礼儀正しくきっととってももてるんだろうと思うのだが、一人でいることが好きで、人付き合いが苦手、バハでもいつも一人で行動する一匹狼なのだ。一度一泊だけ鎌倉に来たことがあり、そのときあまりに背が高くて布団のたけが短すぎ2枚の布団を縦に並べて寝てもらったことが懐かしい。

夜はみんなで冷凍ピザと野菜とハムスをはさんだピタパンで夕食、それぞれの近況を話し、楽しい夕べだった。


10月3日 ホテルの独房から脱出!

毎年冬はバハですごすという友人ロブがそろそろバハに行くということを知っていたので、メールで聞いてみるといいタイミングでそろそろ出発だという。予定ではグランドキャニオンの旅が終わってからすでにバハに入っているロブにどこかで合流する予定だったのだが、グランドキャニオンにいけなくなった今、そして自分だけではどうにも大荷物と一緒で身動きとれない私は、ロブが途中フラッグスタッフによって私をピックアップしてくれるという返事に胸をなでおろした。

28日に仲間がかわ下りに出発してからというもの最初の数日が具合も悪く寝込んでいたので仕方ないが、熱も下がってくると今度は締め切ったホテルの部屋(なんと途中から移動させられた部屋は窓すらない独房のような部屋!)で普段は見ないテレビをつけっぱなしにして、電子レンジで食べられる限られたものを隣のスーパーまで何とか歩いて買ってきて食べるような状況だったので、ロブは救いの天使とも言えた。

3時ごろホテルに着いた彼のバスに私の大荷物を詰め込み、そこから今度はフィニックスまでさらに2時間ほどドライブ、ここに住む彼の友人のところにお世話になることになっていた。

フィニックスの友人宅に着く直前急にプロパンガスのにおいがしてへんだなと思ったが、ついてみると車の仲だけでなく車の回り全体がすごくにおい、おおあわて、何しろこれで何か火がついたら大爆発だ。結局元栓を締めてから調べたらなぜか一本プロパンを送るチューブが外れていて底からシューシュートガスが漏れていた。これがハイウエイを走ってるときとかに起こらなくてラッキー。この家を出た後は当分ちゃんとしたシャワーは浴びれないだろうから、ゆっくりしっかりシャワーを浴びさせてもらい、広々としたソファーを借りて就寝。明日も長いドライブが続く。

2010-10-02

10月1日 Everything happens for a reason

腰の痛みと体調の不安を抱えながらもがんばってアリゾナまでやってきたが、その日の晩具合がさらに悪くなり、このままではさすがに川くだりは無理だと感じるようになった。メンバーが集合してのみに行こうというときにも一人で隣のスーパーにいろんな薬を買いにいき、宿で休んでいたが、熱が上がってきて体中が痛み、どうにもならない。翌朝出発前までがんばって休みそれでもだめだったら、あきらめようと祈る思いだった。朝起きてみると、ほんの少しよくなっている気もしたが、まだ荷物を持ったりする気にはなれず起き上がるのもつらい。一生に一度あるかないかのチャンスだし、すでに20万近くのお金をその3週間のために支払っているという気持ちもあって、どうしても行きたかったが、ここまで気分が悪いとあきらめもつく、何より17年間もこの居画が降りるのを待ち続けていた仲間たちに迷惑をかけることはできない。うまく回復すればいいが、もし回復しなければ、あるいは余計悪くなったら、去年のようにまったく身動き取れないようなぎっくり腰を途中でやってしまったらラフテイングで下るのさえ苦痛で、せっかくのみんなのたびまで台無しにしてしまう。おんぶして、荷物も全部持ってあげるからがんばっていこう、といってくれる友人たちの気持ちはうれしかったが、だからこそよけいに彼らに迷惑をかけられないという気持ちが強くなり。引き下がる勇気を持たなくては、と感じた。
一緒に旅ができる喜びでいっぱいだったクレーマーは最後の最後までいろんな方法を考えてくれてはいたが、私はこのたびをあきらめる決心をし、ある程度良くなるまでここのホテルで休み、その後の行動を考えることにした。ラッキーなことにも隣に病院があり、抗生物質を処方してもらってからは回復する一方、昨日はホテルという独房からも脱出、1マイルほど先にあるダウンタウンまで歩き、久しぶりにまともな食事も取った。

Everything happens for a reason
いろんなことがあるたびにこの言葉を思い出すけれど、本当にそうだと思う。参加できなかったのは残念だが、これで何か学ばなくてはいけないのかもしれない。無理をしない、体第一、自分の体の訴えている声をもっと聞くこと。そして内側から感じる何か直感のようなものも。。。

結果的にはその後も2,3日熱が下がらず、やはりいかなくてよかったという気持ちもある。
ずいぶん前に尊敬するビッグウエイブサーファーの友人から引き下がる勇気について話を聞いたことがある。彼はRide for tomorrowという言葉をくれた、その言葉は確実に私の中に入り込み、何かというと語りかけてくる。今回はまさにそう、行きたい気持ちは山々だけれど、それで大怪我、回りに迷惑をかけるリスクをとるより、この先ずっと長く楽しめるよう行動する決断をしたわけだが、それを知った彼から(普段は何年も連絡がない人で、ここ数年あっていないにもかかわらず)
「One step back, two step forward, get better today」(一歩下がることで2歩前進できることもある。明日のために今日回復すること)とのメッセージが届いた。彼らしい励ましのメッセージであり、私の決断が正しいといってくれているように思えた。
失うことで得るものはたくさんある。そして、自分の周りに起こることはすべて意味があるのだ。

ここからドライブすればグランドキャニオンが見下ろせる場所があるらしいが、そこに行って以下に広大で迫力のある自然の中を下っていくのかを見ると、あまりに悔しくなりそうで怖くていけずにいる。ここまで着ておいてホテルしか経験しないのももったいないといえばそうだが、ただ景色だけ見て帰るのは悔しいので、またいつか川くだりをするチャンスがめぐってくることを祈りながらそのときまで、はじめてグランドキャニオンを目の当たりにする感動をとっておこうかと思う。

具合が悪いことと、悔しさで最初の2,3日は落ち込んでいたが、反対によく考えればそれはこんな小さなことで落ち込むほど、私は幸せな環境にいるのだということでもある。自分のおかれている状況、与えられているものに感謝し、この悔しさをいいステップにして、ここから再スタートだ。

完全に本調子とはいえないけれど腰に爆弾を抱えていることを常に意識して忙しくてもトレーニングを怠らないようにしようと思う(今回は1週間ほど忙しさにかまけてそれをサボっていたのだ)

何日か熱が下がってからも日記を書く気分にも慣れなかったけれど(そしてこんなことで落ち込んでいる自分の精神的な弱さにも自己嫌悪だったが)そろそろそんな自分からもSnap outしなくては!ひとつのチャンスを逃しただけで、明日があればいくらでもチャンスがあり、本当に自分が行くべきときにチャンスはめぐってくるものなのだ。
その分今与えられたチャンスを大事に今日から再スタートだ。川下りの後に行く予定だったバハに向かって南下している友人ロブが途中で私をピックアップしてくれることになったので、予定より早めにバハ入りすることになりそうだ。だから最悪の状況というわけではない。

Life is what happens to you when you are making other plans
だったらくよくよ考えずに流れに逆らわずにその流れを楽しまなくては。