2013-06-30

6月30日 Allergy from Butternut squash?

サウスの波は若干サイズダウン、風も入ってるとのレポートだったので仕事に専念することに。
でも後でちょっとでもいけバウよかったなーと後悔。

結局一日中家にいて仕事をしようとしても1−2時間外に出てリフレッシュしに海に入っても仕事量は大して変わらない、だったら気分を変えて体をほぐすためにも海にいった方がいい!

昨日写真を撮っていたハワイアンのおじさんからもらったバターナットスクオッシュ(日本語で何と言うのかわからないがひょうたんのようなカボチャのようなもの)
結局縦半分に割ってバターをのせてオーブンで焼気、最後にブラウンシュガーと塩こしょうを少々ふりかけただけで食べたけど、ものすごく美味しかった!その上お腹いっぱいになる。エンザイムとたくさんは含まれていて体にもいい食品のはずなのだが、夜あたりから首の周りに湿疹のようなものがでてきた。

普段食べてないもので食べたのはこのバターナッツスクオッシュのみ、確かに二つにきったとき、野菜の汁がネトーットしていてマンゴーの汁みたいな感じだったし、ちょっと気になって手を洗ったのは覚えているのだが。

ネットで調べてみたら確かにあるようだ。食べるアレルギーと言うよりは汁にふれてアレルギーが出るようで、私はマンゴーもさわった後体中に湿疹が飛んだことがあったので同じようなものなのかもしれない。とりあえず食べては行けないわけではなく、汁がつかないように調理すればいいだけのようなので安心。

残念ながら美味しかったのに写真を撮り忘れてしまった。新鮮な野菜や魚、肉もだけどとにかくシンプルに調理するのが一番!そう実感した。


2013-06-29

6月29日 Short morning session


昨日みんなを撮影するのが楽しかったので今日は早めに出発。ところがサウザンピークスは風が入っていた。ラウニポコまで行けば風がないのはわかっているのだが、週末出し絶対に混んでいるのは確実、そんななかでやる気にどうしても慣れず、風が落ち着くのを待ってみることにした。
ここで何十年もサーフィンしている重鎮レスもやってきた。彼も多分今日はほんのちょっとの時間風が止むはずだと信じている。かなり強い風だったがレスは出て行き、私は腰のために今日は乗らずに家に戻ろうかとしていたところにもう一人のサウザンピークスレギュラーのおじさんからも、きっと風落ちると思うと言われ、もうちょっと待つことに。
そしたらほんとに少し風が落ちてきた、慌ててパドルアウト。
 彼は昨日載せた写真を奥さんが見て喜んでメールをくれた人。ウインドもサーフィンもスタンドアップもやってるアクティブな60すぎの素敵な銀髪のおじいさん(おじさん?)ノーズライディングが上手。

波はサイズダウンしたものの、混雑していなかったのでみんないい感じで乗っていた。
 サウザンピークスのいいところはこの景色。いつ見ても心が洗われる思い。
 ノースショアのあるカメラマンがインタビューで「サーフィンショットはハワイアンなら上手でも下手でも小波でも大波でも子供でも女でも老人でも太ってても何でも絵になる」というようなことをいっていた。ほんとにそう思う。
 駐車場で写真撮ったことを伝えてメールアドレスを聞いたら自分のファームで採れたと言う立派なバタースクオッシュをくれて、いろんな美味しい料理法を教えてくれた。別にお礼をもらう気でとってるわけではないけどこういう物々交換は嬉しい!
サウザンピークスは昔からサーフィンしているメローなおじさん達が多く、波自体はハードではない,でもルールはきちんとしていて雰囲気が好き。
その後オンショアに変わり、潔く家に戻ってきたけどまだ朝の9時すぎだった。
これからまだ一日仕事ができる!


6月28日 もう一つの嬉しい出来事

波が割れている沖になんだか風変わりなシルエットが見えた。ランディーが望遠鏡を持ってきてみせてくれた、それはホクレア号だった。ハワイ諸島を後悔しながら後悔のトレーニングと多くの人にホクレアを通して海洋航海やハワイ文化について学んでもらうためいろんな活動をしている。あんな風に何千年も前にタヒチからハワイまで航海していたのかなあ。すばらしいなあ。

そろそろ腰も張ってきたし、上がろうかなと岸に戻る途中、サーフスキーをおぼつかない様子で漕いでいた男の人が見えた。ちらっと見たときに何となく上半身に比べ、下半身が以上に細かった。
同じような体型をつい数日前にウエブサイトで見たばかりだった。ウエブサイトで見たのはカナダのグラントと言う男性でスノーモービルの事故で下半身不随になり、マウイの素晴らしい先生のもとリハビリトレーニングをしていて、3年間全く感覚のなかった足首に感覚が戻りつつあり、この1週間ほどで驚くべき回復をしていると言うものだった。実は腰を治したいがために今見てもらってる先生以外にもいろいろ試した方がいいのかなと考えているときに、ぶつかった記事で、たまたまお友達のかずこさん(彼女も元オリンピックのスキー選手だった)がその先生について学びながら施術をしているようだったので問い合わせのメールを送ったばかりだったのだ。

 でもちょっと遠目で見ただけで細いのも気のせいかもしれない、ただヘタクソなだけかもしれない、とちょっと気になりながらもビーチに戻った。
かなちゃん達とおしゃべりしながら見ているとその彼がサーフスキーを流してしまっているのが見えた、大丈夫かなー、ビーチで見ていた彼女風の女の子も心配そうに見ている。助けにいった方がいいのかなと思っていたら、かなり力強い泳ぎ方で追いかけている。その上近づいたと思ったらポンと何の苦もなくサーフスキーの上にまた飛び乗った。

『なんだ、普通に乗れるじゃん、ただ下手なだけの人か』とその後何本も波に乗ってるのを見ていたが、彼が乗り終わってビーチに戻ってきた時、彼女が歩くための歩行器のようなものを持ってショアブレイクに近づいていったのが見えた。その上スキーをまずビーチに流して彼女に運んでもらい本人は水に浮かんだり這いつくばりながら歩行器を支えに立とうと苦労している。
あーやっぱりこれは私がウエブサイトで見てその頑張りと勇気に感動した人に違いない!

彼だとわかっていたらもう一回すぐに海に出て彼のライディングを間近でカメラに収めたのになあ、残念。


周りを全く気にすることなく、自分の足でないような動きをする細くて力の入らない足を引きずるようにして歩行器で岸に上がってきた彼に私は思い切って声をかけた。
『もしかしたあなたはグラントと言う人じゃない?』
『そうだよ!』
とてつもなく明るい声で返してくれたので、次に私がウエブサイトで彼のトレーニングや回復ぶりを呼んで感動したこと、自分も彼と比べたら、へ,のような問題だけど思うように回復せず悩んでいたのが、彼の頑張りを見て励まされたとごく自然に話ができた。

いろいろ話しているうちに、彼の使っているサーフスキーがマウイローカルだったタイラー作のもので、そしてそのプロジェクト自体がハイファイブと言う事故で半身不随になった人たちにまた波に乗れるようなサポートする団体から来た相談でタイラーが以前興奮しながら話してくれたものだったことがわかった。
昨日はタイラーと二人で海に入り波に乗ったらしい。タイラーはサーフスキーのナショナルチャンピオンだが、彼も本当に素晴らしい人でどんな波でも採れるのに、必ず周りの人がとってからしか自分は波に乗らない。一緒にいると楽しさが倍増するタイプの人なのだが、こうやって素晴らしい人たちがどんどん繋がって希望や励みや勇気にあふれる出来事に繋がっていくんだと言うことが実感できた。
彼に今日会えたことで,そして彼がこんな状況にもかかわらず最高に明るい笑顔でたくさんのハードルをものともせずに海に入って楽しんでいる様子を見ることができて、自分がいい波に乗ってないことなんてすっかり帳消しになってしまった。

周りを見回すと本当にたくさんの「一生懸命」や「情熱」「努力』そしてその先にある奇跡がみつかる。ちゃんと心と目を開いていればどんどん自分の方にそれが向かってきてくれて、自分に力を与えてくれる。

2013-06-28

6月28日 Summer time ...and the living is easy

 Summer time ...and the living is easy
以前スノーボードにどっぷり浸かっていた頃良く聞いていたサブライムの歌詞にそんなフレーズがあったけど、今日はまさにそんな気分の一日。
(サウザンピークスレギュラーのメインメンバーレス)
 (カナハやサウザンピークスで必ずいいセットに乗る)

サウススウエルがヒットしている。普段だったらいきり立って夜明け前から海にいってると思うのだが腰が痛いのでせいぜい1時間乗ってるのが限度、せっかく乗るなら一番いい時間、混んでないときに乗りたいなあなんてぶつぶつ言いながらちょっと出遅れて7時過ぎに出発。
サーフレポートをくれたかなちゃんはすでに沖でいい波に乗っていた。
さすがマウイ一波乗りしている主婦だ。
こういう日に私の好きなサウザンピークスはサーファーが多くなるのでスタンドアップでピークに行くのは気がひける。かといってあまり人の居ないところに行ってがつがつ乗ると腰が痛くなるので今日はカメラマンに徹してインサイドでスタンバイし、みんなのかっこいいライディングショットをとりながらおあまりにたまに乗れればそれでいいかなと決めてパドルアウト。
ランディーはお得意のノーズライディングで
(ダカインの創始者、ロブ・カプリン、どんなにお金持ちになっても全く変わらないのんびりしたサーフバムの雰囲気が最高)
(かなちゃんと話していた日本人らしき人)
朝日が射して光の色がとってもきれい、サウザンピークスのポイントにはいつものおじ(い)さん達勢揃い。みんな嬉しそうにしっかり波に乗っていく。みんな知ってる顔ばかりでみんなにこにこ。
自分があまり波に乗れないフラストレーションもみんなの嬉しそうな様子をカメラに収める喜びに変わっていく。
(最近日本ではやっている風変わりなかまぼこのような板を楽しんでいたミルトン、なに乗っても上手い)

(幸恵ちゃんはこの一年でライディングががらっと変わる上達ぶり)
かなりいいサイズのセットがどんどん入ってくる時間帯もあり、インサイドで構えている私の横をみんな、『乗りすぎて疲れたー」なんて笑いながらまたパドルアウトしていく、結構な人数が入っていてもみんながきっちりシェアできて一人一人がマナーを守り順番に乗れば全くトラブルはない。こういう波の善し悪しよりやっぱりこの雰囲気が大事だなー。自分が乗れなくてもみんなが幸せそうなだけで自分まで幸せになってくる。

明日からの週末もまだ波は残りそうだ。私はとにかく腰を治してちゃんと乗れるように復活したらパワー全開で乗るのだ!


2013-06-27

6月27日 サウススウエル


昨日サウスサイドが思いのほかよかった(ポイントに4、5人しか入っていなかったらしい)と聞いて、今日は私も島の南側まで来てみた。当分腰も痛いし使わないだろうとバハでいつの間にかパドルが壊れていたのでそれを修理に出していたのだが、波が上がったとなるとすぐ乗りたくなってしまう性格が私の欠点。
かなちゃんに電話するともう乗り終わったからかしてくれるというのでかなちゃん達が居るラウニポコまで行ってみた。
板とパドルを借りて出てみるとみんなちょうど疲れて上がったのか、それほど混んでいなかった,が、風はちょっと入り始めていた。30分もしないうちに腰が痛くなってきて一寸悲しくなりながら早めに上がった。こんなちょっとしか乗れなくてその上ターンしよとすると腰が痛くなるのではどうしようもない、早くなんとかしなくては!

とはいえ、昨日同様水に浸かれただけでもほんとに気分が良くなる。サーフレッスンをしていたタティアナとも久々の再会。いつかバタフライエフェクト(海のスポーツが好きな女性がみんなで集まる大会ではない親睦イベント)を日本でやりたいねと言う話で盛り上がった。しっかり準備すれば夢ではないと思うし、楽しいものができるのではないかと思う。

夜は今滞在中のアイドクターのスティーブが仲間をママスフィッシュハウスに招待してくれた。自分じゃなかなか行けない高級レストランだけど、雰囲気もいいし、ロケーションも最高、その上一緒に行った仲間の一人が以前そこでマネージャーをしていたらしく、最高の席がリザーブしてあった。
ただあまりに長い間みんなで談笑しながら食事を楽しんだので、結局4時間ほど座りっぱなし,買える頃にはデザートのことなんて考えられないほど、腰がパンパンになってしまい、行かなければよかったのかなあとちょっと後悔。明日は波がさらにアップするはずだけど、朝痛みが減っていますように。

2013-06-26

6月26日 Maui Summer


(ホキパはこんな感じ)
昨日から6月には珍しくノースにちょっとだけ波が入っている。ウエブキャムで見ると頭くらいはありそうだ。風もマウイにしては弱め。
今日はほんの少しだけカイトをしてみることにした。午前中はいろいろストレッチをしてみたり、教わったリハビリ運動をしてできるだけ腰をほぐし、11時過ぎに出発、ビーチまで行ってなかなかいいぞと思って用意しようと思ったらバハでのパッキングの際に外したフィンを車に入れてくるのを忘れていた!
仕方なくもと来た道を家まで戻り、結局1時間半くらい運転したことでまた腰が張ってきた。
でも夏に波がある時は乗っとかないとすぐフラットになるので今日は乗っておきたい。海にはカイトが一人だけ,右に見えるフキパにはウインドはたくさんいるけどあまり走ってない、と言うことは私は7mのカイトでばっちりだろう。

海に出てみると予想通り風はステディーで優しい感じ。波も冬の波とは段違いでふわふわしゃわしゃわした夏の波。でもストラップレスの練習、それも弱腰の私にはこれくらいがベスト。1時間もすると腰がぴきぴきしてきたのでしつこく乗らずに終了,はあ、もっと乗りたい!
でも尊敬するミッキームニヨスの言葉どおり、バッドウエイブなんてないのだ。そんなとき悪いのはそのコンディションにあわないギアと自分の取り組む姿勢であるわけで、この波を楽しめるチャレンジを与えてくれるストラップで出たことも正解で、乗れること自体に心から感謝した。ちょっと水に浸かるだけでずいぶん気持ちがすっきり。やっぱりウオーターセラピーの効力は絶大だ。

(ジミールイスBy Hiroyuki Saita)

今日はサウス側も波が少しあったようでサーフィンが楽しめたみたい。気がついたらもうすぐ7月になるのだ。完全に夏のマウイって感じになってきた。

2013-06-24

6月24日 Back on Maui

昨日夜中にマウイに戻ったらなんと大雨が降っていた。

時差ぼけで早めに起き、この10日間でたまっていた仕事,返事が遅れて迷惑をかけてしまったメールなどをこなし始めるが、未だにバハの熱がからだから抜けず、写真の整理などしたりすぐ横道にそれてしまう。

昨日の長いドライブと飛行機のせいで腰がまたちょっと痛いけれど、このままでは行けないと言う気持ちがさらに強まったので,他にも先生に見てもらったり、新たにMRIをもう一度とってみてもらうことにする。そのためにもいろいろ準備が必要だ。

7月は毎週末パドルレースがあり出るのを楽しみにしていたのだが、今はそれより完全に治すことが先決、今、よりこれから一生つき合っていく腰を治すことで残りの人生をずっと海で遊べるようにすることの方がずっと大事。

Health is Wealth
何よりも大切な財産なので大事にしなくちゃ。

2013-06-23

6月23日 アディオス アミーゴス

みんな元気でね!また会いましょう!
大部分のメンバーを見送ったあと私は夜マウイへ出発、翌朝さっちゃんは次なるサーフトリップでエルサルバドルへ向かい、のぼるんは二日間の延泊をしてから日本に帰国する。

10日間一緒にいただけでここまで親しくなれるのはバハのマジックなのか、みんなの人柄なのか。きっとこれからもあちこちであえると思う。子供のころならまだしもこの歳になって(それも結婚していたり、成人した子供を持つ人たちもいる)男女入り交じり、いっさい色恋なしの友情が成り立つって、ある意味ほんとに素晴らしいことだと思う。海なしの人生はあり得ないと言う大きな共通点が私たちを繋げ、それ以外の部分でのたくさんの違いは全く意味のないことになってしまう。なかなか日常生活,仕事の場ではおこらないと思う。新しくできた家族みたいな仲間達に心から感謝。

2013-06-22

6月22日 アディオスバハ!また来ます。




お昼頃飛行機が迎えにくるのでそれまで海に入ろうと朝からみんなサーフィン、風が吹き始めるとウインドをはじめた。多分ソロスポーツがビジネスをはじめてからみてもグループメンバーがウインドする時間の平均をとったらこのグループはトップ3に入るのではないだろうか?とにかくみんな熱心。

セスナで国境のティワナまで飛び、そこでメキシコの警察や政府の腐敗(なんとかいろいろお金をせびろうとする体制)を経験し、せっかくすべてが両親と優しさと愛に満ちた旅だったのに、ちょっとがっかりさせられたが、パイロット達が自分のことでもないのに本当に一生懸命私たちのために「もうすでにお金は払ったのだ」と主張してくれたことに感謝したい(頑張りすぎてメキシコ政府側の人がいらついて、じゃあお前達ここが気に入らないならエンシニータまで飛行機でみんなで戻ってそこでやり取りすればいいだろう、ともうちょっとで追い返されそうにはなったけど)
サンディエゴの到着が遅れ、疲れきったものの、勤務先へのお土産などを買いに街にちょっと出て、その後宿の一室にデリバリーを注文して最後の晩餐。みんなでクラークのとってくれたライディングショットのスライドショーを見ていたのだが、みんな疲れすぎていて最後まで見れないほどだった。それにクラークは何千枚も撮ってくれていたから。
さて今回の旅はただいい仲間が集まり最高に楽しかっただけではなく、私たちにとってちょっと特別な意味があった。

一年半ほど前、サクラキャンプの仲間であり、ウインド熱心でみんなと仲が良かった佳代ちゃんが若くして,そして小学校に上がったばかりの真優と大学生のころから一緒にウインド仲間だったご主人のショーグンを残して他界してしまった。サクラキャンプの仲間達はみんなその後ショーグンが元気だろうか、真優は寂しがってないだろうかと心の中では心配していたけど、連絡もあまりするのは気が引けてるうちに時が過ぎていた。ダメ元で「一緒にどう?」と私が声をかけたのだったか、ショーグンの方から「行きたいなあ」と言う気持ちを伝えてくれたのが先だったかは忘れてしまったが、ずいぶんあとになってから「やっぱり行きたいと思う」と問い合わせがあったときは本当に嬉しかった。それからいろいろ工面して確実に二人が参加することが決まったのはかなりギリギリになってから。でもきっと佳代ちゃんも行きたいと思っていた場所の一つだろうし、今回は佳代ちゃんと仲の良かったサクラキャンプ仲間,笑いと涙をたくさん共有したメンバーが何人も来るのでそういう意味でも佳代ちゃんのスピリットをつれてショーグンと真優が来てくれるのは嬉しかった。
わざわざ佳代ちゃんの名前を出すことはそれほどなかったけど、彼女の存在を感じる瞬間は本当にたくさんあって、きれいな夕日やいい波に乗れた時、かよちゃんがのりうつったような真優のリアクションや表情など佳代ちゃんが一緒に参加してくれてる感覚がいつもあった。そして口には出さないけど、ショーグンがいつも彼女のことを考えてる気がした。そういうときに見せるクシャッとした苦笑いみたいな顔でそれがわかるようになった。
最終日みんながもうこれ以上乗れないと言うまで乗り倒したあと海の前で記念写真を撮っていた。サクラキャンプの仲間(ショーグンは男だけどいつもマウイや御前崎のサクラキャンプにかよちゃんと一緒に来てはじっこのほうで聞き耳たててアドバイスを聞いていたりしていたのでサクラキャンプのメンバーとしてすでに定着している)がまた一緒に海で過ごせた記念写真。「友子さんも入ってー』との声でいそいそと行くとショーグンが、「ちょと待って、佳代も!』とテントの中から佳代ちゃんの写真を出してきた。

佳代ちゃん、ショーグンほんとに頑張ってるよ、すごい立派なお父さんだよ、しっかり佳代ちゃんのぶんまでまひろのこと育ててるよ、と天に向かって叫びたい気持ちだった。
 今回私はいつもほど長い時間海に入れなかったのでまひろを過ごす時間もたくさんあった。
まひろからはいろんなことを学んだけれど一つ大きな大きな教えをもらった。
私の腰の痛みや海に思うように入れないことなんてまひろの歳でお母さんがいなくなってしまうことの心の痛みや寂しさに比べたら、食べたかった飴を地面に落としてしまった程度の無念さだ。でも彼は決してお母さんがいない寂しさを口にしない。心をブロックしていないと止めどなくその悲しみがあふれてきてしまうのかも、というのは私の勝手な予想だけれど、ちゃんと子供でもその辺りは環境に適応できるよう自分でコントロールしていける能力が人間にはあるのかもしれない。
だからあまりママを思い出させるようなことや話、湿っぽいことは嫌がる。歳の割に本当に自分で何でもするし、独立心旺盛で物怖じしないことにびっくりしたけど、大人でも越えるのが困難なほどの辛さを経験した彼だからなのかもしれないな。辛いことを口にしたら言葉が力を持ってさらに辛くなってしまう。どんなことでもポジティブに受け止めて前向きに進まなくては行けないし、そういう選択はだれにでもできることなのだ。
まひろとの時間は大人が子供の面倒を見ると言うより、一対一、二人の対等な友達としての時間だった。
佳代ちゃんの頑張り屋さんのところと何でも笑いにしてしまうポジティブなところを真優はしっかり受け継いでいる。8歳のまひろにこんなことを教えてもらうようでは私も情けない、今一度ポジティブに受け止めながらしっかり腰を治してまひろが大きくなった時にもまだまだ海で負けないように頑張れるようにしよう、と思う。

2013-06-21

6月21日 あっというま、でも一年分乗れた1週間

あっという間だった1週間、でもみんな明らかに上達し、乗り方が力強くなった。

ちょっと色白だった肌は漕げて乾燥して皮が剥け、冒険から帰って来た登山家のよう。

ウインドサーフィンを目的に来た人もスタンドアップをやったり、サーフィンがメインの人もウインドにトライしたり,それぞれ自分のスポーツ以外のこともチャレンジしたり楽しんだりできた。
アザラシやペリカン、イルカとも遭遇。
芝サンはサーフィンマスター、普段はショートで乗ってるそうだけれどここの波はロングの方があうのでロングでリッピング。
ゴンちゃんもボディーボードでニコニコ
ペロさんは終始スタンドアップにトライする人のケアをしてくれていた。
白人のお客さんからもサーファーガールと呼ばれ、人気者だったさち
夕方まで今日も乗り倒し、海にありがとうと挨拶をして最後の晩餐。みんな遊び尽くした満足度100%の笑顔
夕食のあと料理スタッフがサプライズでケーキを出してきてくれた。「Adios Japanese Tomodachi』と書いてあってほろり。ここのスタッフは例外なくみんなとっても親切で優しい、それがお客さんに対する丁寧さと言うだけではなく、心からの親切だと言うのがよくわかる。そういうのは言葉ではなくハートで通じるものだから。
最後に今回怪我をしたため海で一緒にセッションできなかったジョーイは彼が私たちのために作ったビデオを見せてくれた。最初はそれがプロとかのライディングをとりためたものだと思っていたのだが、実は私たちの旅だけを上手に編集したビデオだった,それも音楽付きでかなりいろんなアングルでユーモアたっぷりに!これだけの編集をするにはずいぶんと時間がかかったはずだ。

最後までみんな怪我もせず楽しく過ごせ、本当によかった、明日の午前中飛行機が車では海に入れるのだが、彼らはきっとぎりぎりまでまた入っていることだろうな。
外に出ると満月に限りなく近い大きな月が海を照らし出していた。
思わず海にありがとうと声を出して言いたくなるほど幸せに満ちた気持ちで自分のテントにもぐりこんだ。

2013-06-20

6月20日 朝から晩まで遊び倒し


毎日朝から晩まで海で遊んでいるので何をいつしたのかがすべて曖昧になりつつある。気がついたらもう滞在も半分以上を過ぎていた。最初の2,3日は結構長く感じたけど後半戦はあっという間。
朝はクリーンなポイントでサーフィン。だんだんみんなキャンプ前よりポイントやチリボールが気に入り始め今日は結構な人数が集まって楽しめた。
あきらさん
before
and after
ロングライドできるいい波

お腹すいたー
バンが迎えにきてくれたので歩かずにキャンプに戻り朝ご飯。
今日はまひろのサーフィンレッスン2回目。両手を上げてポーズをしているさっちゃんの波乗りを見てかっこいいと思ったらしい。
ルイス(左端)が自分のことのように喜んでいる。
(立つ前からさっちゃんポーズ!)
みんなが応援しにビーチに降りてビデオやカメラがあらゆる角度から構えられた。冷たい水の中ずいぶん長い間まひろも頑張っていて何本も波に乗れた。12歳のルイスもウエットスーツまで来て出てきて、プッシュしてくれ、ちょっとでも離れると全力で泳いでまひろの近くまで来てくれていた。いい子だなあ。
次はあきらさんのカイトレッスン。
カイトボードメンバー総出で応援。
今日まで何日もトレーナーカイトで自主練していたあきらさん。本物のカイトのパワーにびっくりしながらもコントロールできるようになった。次は日本化マウイでボディードラッグやればすぐに走れるようになる気がする。
カイトを終えてキャンプに戻ると何人かは自転車で遠出していなかった。ショーグンも出かけていたが、まひろは自分が連れて行ってもらえなかったのが悔しかったのか、一人で山の上までハイキングしようと決心したらしく、メキシコ人のスタッフが一人でとことこどこかに出かけるのを見て心配して教えてくれた。私たちが見たときには辛うして彼のオレンジのシャツが点のように見えるところにいて、あと2分遅かったら谷の影になって見えなかっただろう。ケビンが大急ぎで迎えにいったが、かれ自身は全く不安もなかったようで、まだまだ歩きたそうだったので私も車を降りて一緒にその辺を歩くことにした。
結局丘の上まで登り、そこからの眺めの壮大さに二人で感動し、いろんなことを語り合いながら帰って来た。ちょっとしたデート気分。
バイクライドを楽しんで帰って来たさっちゃん
ごんチャント途中で遭遇しどっちが早くキャンプにつくか競争。
風が吹いてきたので休む間もなく海へ。
ちずちゃんも待ちで見たらとてもウインドなんてするようには見えない女性的な雰囲気なのに、ウインドもサップも上手。
ポイントで乗ってから攻め方がさらにアグレッシブになったように感じるあきらさんのエアリアル


夕暮れ近くまで乗り倒し、さあ、ビールかなと思ったらせっかくだから山の上までは知っていこうと言い出し、ランニングのエキスパート文ちゃんについてランニング、ランニングなんてとんでもないと言う私を含む何人かは歩いて後ろからついていった。
でも面倒くさがらずに行って良かった、そこは日本では決して見ることのできない壮大な砂漠とキャニオンのような谷が折り重なる素晴らしい景色で、夕日でオレンジ色に輝いていた。
上から見たキャンプ地と波
思わずこんなポーズが出てしまう。
ランニングマスターの文ちゃんとトップ集団にいたまひろ
夕日と海に心から感謝
ヤッホーと思わず叫びたくなる景色、叫んでいるのは今年48歳になる熱血少年あきらさん。

さてラストナイトではないけどもう旅も終わりに近づいてきたことをみんな意識している。それを考えるとちょっと寂しくなってしまうのだ。だってこんなにも仲良くなれて、毎日海と食事と仲間との笑いが繰り返される毎日なんてこんな贅沢なことはないのだから。
夕食のあとちょっとだけ飲み過ぎたさっちゃんがさらにテキーラをぐっと飲み干し、勢いついて踊りだした。ノリノリのさっちゃんは周りを盛り上げるのも上手。みんなを立ち上がらせノリノリの夜になった。一気にみんなを盛り上がらせたかと思ったら、オーケーダンスはおしまい、寝るぞーと言ってさっさとテントに戻ってバタンキュー。引き際もスターっぽかった。
ウインドサーファーとカイトサーファー中心のメンバー構成の中サーフィンがメインのさっちゃんだったがみんなのことを常に気にかけて手伝ったり応援したり、盛り上げたりとこのたびになくてはならない存在だった。ここで出会えたからこそ彼女のほんとの素晴らしさをよく知ることができた、そう思う。それにしても今回もメンバーが最高だったおかげで楽しい旅になった。その上海に対するしつこさは世界でもトップレベルじゃないかな。
それにしても今日はほんとにAction packed day(ありとあらゆるアクティビティーをやった日)長くて充実した一日だった。