2019-11-15

11月15日 Amazing Day

ここ2週間ほど本当に風が吹かない。たまにこういう時もあるけれどここまで長く風が吹かない日が続くのは珍しい、その中でも昨日今日は本当にグラッシー、そして昨日の午後からどんどん波が上がってきた。今日は朝からビッグウエイブ。

私はカイトビーチフォイルにはちょっと大きすぎるけどハーバーは混むだろうしどうしようかなーとちょっとのんびりモード。
かといってわざわざピア日を見に行くほどでもないし、自分が乗りたい。

するとまだ日も登ってないくらいの時間に大工でビッグウエイブサーファーのタカさんからメッセージ。
「僕は出ないけど仲間たちは今からでます。トモコサイズだよ」とアウターリーフのレポートをくれたので、やっとそのオプションがあることを思い出した。



 (この人なんか昔っぽい蛍光色のライフベストが体にフィットしてない感じで首の方にずり上がってくるものを着てパドルアウトしてきたので、大丈夫かなあと思ったら、めっちゃうまかった失礼しました)
今までここで見たことのない若手(でもプロではなくメローな感じの人たち)が二人先に出ていてリッピング。
 常連さん、まだまだこのサイズではこの人たちには物足りない。一番大きなセットだけ狙って早々と帰ってしまった。
 この人もうまかった。バックサイドでリッピング。

 ジェリーさんの甥っ子ショーン。
 普段はピアヒで乗ってるけど、今日はそこまでサイズがなかったからここにきたのかな?
 ジョンガンジーニ、多分一番波数乗っていた。「今日は小さいしメローで簡単だから気楽でいいなー」と。もうすでに70歳近いはず!?
 ショーンロペス。
 ちょっと短めの板だったのでテイクオフに苦労していてインサイドの私と同じ位置で波待ちしていた人。でも乗ったらうまかった。
 サップで出てきたギャレット。カイトもパラもなんでもやります。物理学者らしい。
ジミールイスにスタンガンに乗ってチャージしていた人、去年も一昨年も見かけたな。

去年はアウターリーフに行かなかったし、サップで大きな波に乗ることもなく、フォオルばかりしていたので、頭に浮かばなかったのだ。
ずっと乗ってないから自信もなかったけどでも見て見たいし、そこが今日一番の(私にとっては)選択に思われたので慌ててボードを乗せて出発。そのボードも蜘蛛の巣だらけになっていて、なんか、ごめんなさいほったらかしで、って感じだった。
きっと今日出たら、波にシメられるんだろうなー。

着いてみるとたかさんが言った通り、私に完璧なコンディション、つまりこのスポットにしてはかなり小さい、グラッシーで綺麗に割れてて、逃げ場もあるので出ない理由はゼロ。


無理して乗らずにもしもインサイドでお余りがあれば乗ればいいし、今年はサップもやると決めたのだからとりあえず出て様子を見に行こうと決めた。
(しょっぱな沖に向かう時チャンネルで何か浮遊物発見、近づいたら折れたボードのノーズだった。もう誰かいた折ったの?やっぱり結構大きいのかな?)

結果的には自分はしょぼい波2本だけ乗らせてもらえたが、周りの雰囲気は最高で、端っこにいる私を(邪魔にならないようにという意味もあるのだが)暖かく見守り、でも乗れそうな波が来ると応援してくれたり、もっと奥来ても平気だとと励ましてくれたりみんなとってもフレンドリーで優しかった。ありがとう。

そして常連さんたちの波乗りはさすがで見ているだけで興奮したし何より、ハレアカラを見ながらキラキラ輝くスプレーを飛ばしながら完璧に割れる波を見ているだけで恍惚感に浸れた。

そしてそれは私だけでなく、多分そこにいた何人かのサーファーとサッパーみんなが同様に感じていたに違いない。(ちょっと掘れにくかったのでさっパーにテイクオフが有利だったから、もう少し譲ってあげてもいいのになとは思ったけど、あの人数なら全く問題にならず、みんななかよくやっていた)
なかなかこれだけ綺麗にそれも私サイズで割れてくれることはないのに、もうちょっと頑張って乗ればよかったなと反省することしきりだけど。まあ、無理せず次に向けて頑張ろうと思う。
(途中こんなもの発見、震災の時に流れたものなのか、それとも別の時なのかわからないけど酒屋さんによく置いてある、大瓶がたくさん入るケース、アメリカでは見ないもの)

ああ、こういう日は神様に声を出して感謝したくなる!
Mahalo ke akua!

こういう日のために私は生きている、そんな気がした。
2本しか乗ってないのでそのあと気楽にもうちょっと乗りたいなとカイトビーチに行くとみんなもう乗り疲れたのか帰ったあとだった。何人かおきにいたので出てみるとこっちも最高のコンディション。2本だけ乗って(といっても沖からビーチまで乗り繋げたので日本で3キロくらいは乗れたはず)フィジカルセラピーの予約時間に間に合うよう大急ぎでハイクへ。

身体中の細かい故障を見てもらいたかったけれど、まずは今一番困っている肩。マッケンジーが色々見てくれ、その後ほぐしてくれるとなんと一気に楽になった。色々アドバイスをもらい、毎日やるエクササイズも教えてもらって、これくらい治るなら、頑張ってやってるうちにプローンパドルもできるくらい痛みが完全になくなりそうな気分になって、さらにストーク。

とにかく何から何までいい感じで進む1日だった。感謝の気持ちでいっぱい。
こういう日もあれば、へこたれてばかりの日もある、でもあんなにいい日があったじゃないかと今日のことを思い出して自分を励ませる気がする。
この感謝の気持ちを忘れないようにしよう。

2019-11-14

11月14日 ホンモノのGlassy Day

Maui Glassという言葉がある。
マウイはいつでも風が吹いてるからちょっとくらいの風が吹いてもみんな文句言わずにサーフィンする。他の島から来た人は、風が吹いてて、っていうような時でも。「これはマウイだったらグラッシーに入る」と言われるから、そこから生まれた言葉なんだけど、ここ2週間ほどずっとマウイグラス的なコンディションが続き、波乗りざんまいの日々。
でも今日はマウイグラスじゃなくて本物のグラッシーコンディション。海面にツルツルで全て海底まで透けて見えてしまうし、写真を撮っても下を走ってるフォイルが見えてたりする。
朝は波が小さくて出ている人も少なかったけど、海に出たらすぐに波が上がってきて、結局素晴らしいコンディションの中楽しめた。

そして明日はおそらくミニジョーズコンディション。風がこのままなかったら、最高に楽しいコンディションになりそう。ピアヒの大会に出る選手たちにとっても、いい練習日和になるはず。




2019-11-07

11月7日 Fun morning session and reunion


 波はサイズダウン、とはいえ楽しめる波はじゅうぶんあるので朝7時にカイトビーチで友人と待ち合わせ。マークはクレーマーたちのテレビ番組の撮影で一緒にスタッフとして働いていたのだけれどサーフィンはホキパの常連でイベント屋さんだから誰でも知ってる。
1時間ちょっとの間にみるみる上手くなっていくマーク、さすがサーフィンがうまいからテイクオフも早いし、いいところをわかっている。
フォイルは買ったんだけど板がないというので板を貸してあげることになった。ちょうど私の板も初心者向きだし。
見ていても全然危なげじゃないから安心していられる。
最後には横に走り出しちゃった!笑 なんと彼の中学生の子供が今季のプロジェクトに「フォイルサーフィンを覚え、自分でフォイルを作ること」に決めたのだそうだ。だから自分もできるようにならないと、というわけらしい。
ガラガラの海のインサイドのブレイクでしばらくやって終了。

その後はちょっとアウトで乗ってから上がるとジャクソンホールのレジェンドであり、以前はアラスカでクレーマーと一緒に減りガイドをしていたデイブミラーがビーチによってくれた。彼と奥さんのサリーはマウイが大好きで毎年のように長期で遊びに来るのだが、お互い遊ぶのに忙しいのでなかなか会えない。

私とクレーマーとデイブが同じ場所に集合なんて滅多にないので会えて嬉しかった!

クレーマーが午後もまだ乗り足りず、もう一回海に出て行き、その後は自転車でハレアカラまで上って行ったティムとも合流し、デイブと一緒にご飯を食べに。

私は疲れた体に鞭打ちながら仕事、、、いやうたた寝、かな?


11月6日 The one and only, Kirsten Kremer !


1週間ほど前からハワイには来て居た親友のクレーマー、この夏結婚式に呼んでくれて素晴らしい彼女らしい結婚式をアラスカであげたのだが、ご主人とこれまた私たちの親しい仲間、ロブなどと一緒にテレビ番組のAMAZING RACEという番組の新しいバージョンを撮影する政府ティーガイドとしてマウイとビッグアイランドで仕事をしていた。それを全て終えておとといの夜からマウイ入り。
早速うちの泊まれる場所は全ていっぱいだったのでテントを張ってハネムーンスイートを作っておいた。いつも(自宅でも)ほとんどキャンプ生活のようなものだから全く問題なし。
(Bajaに長期で一緒に旅した時も彼女はテントも張らずに外にエアーベッドを置いただけの状態で毎日寝ていた。
(バハのポイントの中でも一番好きだった場所、バハ半島の中間あたりに位置するところ。左に見えるバスに乗って3人で2ヶ月ほどあちこちを旅するのは毎年恒例の楽しみだった)
アラスカに住んでるけど海が大好きで以前は1ヶ月以上ロブの車で3人でバハを旅して居たくらいなのでクレーマーは波の中でも大丈夫。とりあえずティムはインサイドで漕いでてね、と言って私はいそいそと沖の波を目指す。クレーマーもすぐ行くねと言ってたけどなかなか来ないなーと思いながら波に乗って居た。
さて、クレーマーはティムに付き合って一緒にインサイドで漕いでいるのかと思っていたら不意に私の前に漕いできたので、「あれアウトに出てきたの?と声をかけた。ニコニコしながら私よりも沖に向かうのだが、その沖には大きめのセットが来ていた。巻かれるんじゃないかと心配になって「大きなセットが来るけど見てた?」って聞いたら、「見てるだけじゃなくて乗ってるわよー」とクレーマーらしい返事が返って来た。
そして言葉で言ってるだけでなく、めりめり割れそうなセットの波を乗り越え乗り越え、そして一番沖でしょっちゅうドカンドカン巻かれていたけど全く平気でどちらかというと楽しんでいるように見えた。
心配した私が馬鹿だった。クレーマーはどんなところにいてもああいう感じだったっけ。
アラスカ旅行でクレーマーを知ってるかなちゃんも彼女を見て初めてカナハで乗る人とは思えない動きにびっくりしてたけど、でもセットに巻かれる直前の行動(水に飛び込むとか、ぐいぐい進むとか)その時の躊躇がなく、危ないところでの判断力はさすがだねーと言っていた。
どこで何をやらせても周りにエンターテイメントを与えてくれる。

残念ながら近くにいなかったり、巻かれてばかりだったので(インサイドまで戻ってきたりはしてたから乗ってもいたとは思うのだが笑)彼女のライディングショットはゼロ、ごめんクレーマー。

2時間ほど落ちまくって私もこれ以上立っていられないほど疲れ、打ち身の痛みも我慢の限界となり、終了。

私は午後は家で仕事、彼女たちは午後ロードバイクを借りに言って自転車に乗るという。世界にはいくらでもすごい人がいるものだ。

それにしてもものすごく痛いわけではないのでついつい海に出て、また痛くなるから、どうせだったら二日間くらい雨でオンショアで波もないような日が来てくれるといいなあとか勝手なことを考えながらも海に出ずにはいられない。ま、出れてるってことはそこまで痛くないってことかな、と自己弁護したり、別に誰に頼まれてやってるわけでもないのに休めない貧乏性。

海で終始ピークでセットにタコ巻かれしながらもそれ自体を楽しみ、「さすがクレーマー」と私たちを笑わせてくれてた彼女家に帰って来て私に質問をした。
「ねえトモ、リーシュって後ろ足につけないとダメなの?」クレーマー
「うーん後ろ足の方が邪魔にならなくていいとは思うけど絶対ではないし私もカイトの時はアウトに出る時スタンス逆だから前足にリーシュついてる状態になるし、別にいいと思うよ」私

「そっか、なんか巻かれるたびに右足ばっかりものすごい勢いでボードに引っ張られて足が抜けそうになって痛いから、交互に右につけたり左につけたりすれば楽かなあと思って」クレーマー

「。。。。。。」私
「でもさ、クレーマー、足がリーシュで引っ張られすぎて痛いならそんなに引っ張られないように巻かれないような場所にいるとかっていうオプションはないの?」と私、自分でそう聞きながら、彼女にはそれはないんだろうなと思って笑いが止まらない。
彼女もやっとそのことに気づいたというような顔をして二人で大笑い。でも多分リーシュをつけてなくても彼女はあのピークの一番アウトで一番でっかい波を取りたいと思ってそこに向かい、そしてパドル力がないぶん、ちょっとインサイドでスタンバイして結局そのセットに巻かれ、何本もそのあとにくるセットにも巻かれることを繰り返していると思う、人間そう変わるものじゃないし、彼女はスキーでも山でも、パーティーでもどんなことでも(ガイドの仕事をしている時以外は。ガイドの時はお客さんのレベルをしっかり把握して安全面を確保しながらも彼らがドキドキするギリギリのレベルで楽しませてくれる)おんなじ。
一度ゆっくり長いインタビュー記事をまた描きたい人物リストの一人でもある。

I may have low standard of living but I have a very high standard of life.
(生活水準は低いかもしれないけど、人生、生き方の水準はめちゃ高いわよ)
以前日本のフリーライド雑誌FALLLINEで彼女の記事を書いた時の彼女の言葉。自分で立てた小さな小屋とコンテナと改造したスクールバスを活用して移動しながら生活、購入した土地の森の中は水も電気も電話ももちろん携帯の電波もない。冷蔵庫もなし。夏には一年ぶんの魚を取るために魚の血と汁にまみれながらシャケを何十匹も獲り、車や電車に轢かれた、あるいは誰かがとったムースや鹿の肉を分けてもらった時だけ友人が所有している冷凍庫のスペースをレンタルしていてそこに保存している。
一緒にキャンプに行ってもテントすら張らずにシャワーも数週間なくても多分平気。一緒にいると自分が都会のお嬢様のような気分になる程タフでサバイバル力のある彼女。
 スターライダーでもなく、スポンサーもつけない(あえてつけないけどクライミングでもスキーでもガイド業でもある程度の人でクレーマーを知らない人はほとんどいないしパタゴニアアンバサダーたちもみんな遠征を一緒にする仲間だけど一つのメーカーに囚われたくないらしい。みんな仲間だから。アンダーグラウンドの頂点、ダードバッグの見本的姿勢を貫いている。それでいて気配りをすごくして女性らしい繊細さもあって詩や絵を書いて、みんなに何かあると送ってくれる。
世界中を旅して世界中の人たちを彼女の魅力で夢中にさせる。なかなか会えないぶん、一緒に居られる時間を大切にしようと思う。

ただし彼女のレベルで一緒に行動すると私は死んじゃいそうなので気をつけよう。笑



11月5日 Kanaha as goos as it gets!


朝4時起床で明るくなる前仕事。明るくなってウエブキャムで波が見えるようになると十分波があることがわかる。大きすぎたらどこに行こうか悩むところだけれど、カナハがめちゃくちゃ良さそうなので今日はアラスカからの友達もいるし、何より胸の打ち身が痛いので無理せずメローニサップに乗ろうと決めた。
海に行くとまあまあ大きいけれどとってもいい感じ。はやる気持ちを抑えながらクレーマーとティムにロケーションや波の説明をする。クレーマーはマウイに来たこともあり、クアウのダブルくらいの波でも怖がらずに(乗りこなすとは言えないけど)巻かれても全く動じなかったから心配なし。ティムは筋骨隆々のスポーツフリークだけど海はあまりやったことがないのでとりあえずインサイドで漕いでいてもらうことに。

(キャシーのナイスシークエンス、どこにいても何に乗っていてもスマートで人の邪魔をせず、しっかりいい波に乗る。さすが)
出てみるといつもフォイルで一緒にキャシーもサーフボードで出ていたし、クリスやジュニアもラインナップに。ライフガードのランディーもサップで出てきていた。そしてみんな「カナハいいねー!」そりゃあいいに決まってる、以前毎日カナハで乗っていた頃よっぽど混んでいない限り、カイトビーチになんて波乗りに行かなかったし、見向きもしなかったくらいだから。久々にいいサイズのカナハに乗って気持ちよかった。

ただし以前と違うのは、以前は毎日サップに乗っていたから全く問題なくアウトに出て、大きな波にもテイクオフしていたのに、以前乗っていたはずの板なのにフラフラしちゃってただ漕いでるだけでなんども沈。その上一旦板から落ちてまた這い上がろうとするときに打ち身の胸が痛い。
苦労しながらよたよた、たまにズキーーンとくる痛みにも耐えながら。みんなのニコニコライディングを撮ったり、自分も乗らせてもらったりして楽しんだ。
この冬は本当にサップものってカナハも、そして以前は取り憑かれたように夢中になって目指して居たアウターリーフの波も少し復活したいと思う。