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それでも11mや13mを出し、サーフボードなど浮力のあるボードでがんばって走る人も何人かいた。
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風は弱かったがいろんなことをトライしたり、イメトレしたり出来たし、この3日間一緒にカイトをしながらがんばってきた仲間意識も生まれ、最後は本当にみんながいい笑顔だった。
私は海にもでずにビーチから教えているだけだっ長けれどそれでもみんなの上達を見ることが出来てその喜びを一緒にシェアでき、みんなのモチベーションが上がってくるのを感じられてとてもうれしかった。日本ではここ数年カイトキャンプをしていなかったけれど、もしも十分な人数がいればああやってみんなで集まってカイトの上達に励む機会があるのはすばらしいことだから、またやってもいいなあ、と思った。日本では一体何人くらいの女性がカイトをしているんだろうか?見当もつかない。
それにしても3日間走り回ってがんばったクリステイン、そしてローカル側のオーガナイズをしてくれたアクションスポーツ、そしてカメラマンのニールなど本当にご苦労様。3日間朝から暗くなるまでのハードワークではあったけれどとっても有意義なイベントだった。
最後にクリステインがいろんな賞を何人かにくれたのだが、そのとき私にはシルキーアワードをくれた。これは何年も前にカイトの事故で亡くなったポジテイブで明るくみんなに影響を与えたシルキーのスピリットを受け継いていきたいという気持ちから彼女がイベントのたびに一人選んで表彰するものらしい。
シルキーは私のカイトサーフィンの当時ベストフレンドでもあり、彼女が事故でなくなったときのショックは本当に大きなもので、そのとき私はカイトするとき自分は彼女の分まで人の2倍楽しむと誓ったのだった。はっきりいってここしばらくそのことを忘れていた。クリステインがシルキーアワードのことを話し始めたとたんシルキーの存在がビーチにしっかり感じられ、彼女との楽しい思い出が鮮やかによみがえってきて、ああ、なんて最近コンデイションに贅沢になったりいろんな面で甘んじていた自分が恥ずかしくなった、贅沢にならずにカイトをもっともっと楽しもう、と心にズシーンと来た。何はともあれ、賞をもらうなんておもってもいなかったが、何よりうれしい賞だった。
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