2016-12-11

12月11日 ハーバーセッション

(ルームメイトのランディーラダー使いの練習にはこれは抜群)
ここ数日雨、波に合わない風、波もとうとうなくなってきた。
何日かは仕事をしたり、たまっていた用事などをしながら軽く海に入っていたけど、今日はルームメイト達がハーバーでセッションするというので一緒に行こうとしたら「普通のボードじゃ乗れないくらいの波しかないからレースボードを持っていくよ」という。
ボードを乗せるのが面倒で帰ってから一度も出していなかったレースボード、というか実は今年は年間通して3−5回くらいしか乗っていないレースボードを引っ張り出して一緒に行った。
出て行こうとするとちょうどキャシーやソニーが帰ってくるところだった。朝から練習していたみたい。キャシーはもともと水泳のオリンピック選手でちょっと前までアメリカ記録も持っていたらしい、でもそんなこと自分では一切言わないし普通に仕事しているので全く目立つタイプではないけどすでに55歳くらいだけどものすごい体をしていていつも波乗りやダウンウインドを楽しんでいる。そしてプロのメンズ並みに速い笑。最近はサーフスキーにもはまっていて穏やかのハーバーで乗る今日はサーフスキーだった。
ソニーはレーサーだったらみんな知っているであろうモロカイトウーオアフで2回優勝している名実ともにチャンピオンレーサー。そして実は波乗りも本当に上手い。実はヨーロッパサーフィンチャンピオンでプロサーファーだったこともあったらしい。
今日はプロトタイプのボードのテストをしていた。いいコンディションが全然ないなあ、なんて私がだれている数日間でも、上手い人はちゃんとこうやって海に出ている。どんなコンディションでもできることはある。速い人、上手い人で練習していない人、努力しないで上手い人なんて本当に一人もいない。上手い人は上手い分だけ人より練習している。
さっきまで無風でグラッシーだったのに、私たちが出ようとした途端こなウインド(オフショア)が猛烈な勢いで吹いてきた。ありゃありゃ、結構しんどい。
ジェレミーは娘二人を乗せて二人乗りのカヌーで出てきた。二人の娘たちは後ろの一人用の席に詰め込んで笑。
ハーバーの岩壁の前にほとんど割れないくらいのうねりが来るのでそこでたまにくるセットに乗った。普通のボードだったら乗れないような大きさだから他には誰もいない。私たち4人だけ。でもレースボードだと結構グライドするし、大きなボードを操作し慣れてない私には結構チャレンジングで面白い。

どんな時でも場所でもできることはある、そこで努力できるか、そしてクリエイティブにどんなコンディションでも楽しみ、練習することができるか、そこが上達の鍵。
頭ではわかっていることなんだけどこうやって実体験として感じさせてもらえると説得力がある。いい時だけ練習していてはダメ、それをこういう楽しみもあるんだよと楽しく教えてもらえたセッションだった。


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