朝,テントの外はごうごうと風が吹いていた.雨脚もかなり強くいつテントに水が染みてくるかと待ち構えていたけどけっこう頑張ってくれた。かなり荒れ模様だったので予定を早めてキャンプ撤収しなくてはならないだろうということは皆わかっていた。船が戻ってきたのでみんなテントや荷物をまとめ始めた。昨日食べきれなかった魚を朝食にし,大荷物を少しずつテンダーにのせて運ぶ。
天気だけはどうすることも出来ない、それにここにこれただけでも本当にラッキー。
数日だったのにもう1週間くらいいた気分だった。みんなありがとう!
船で港まで、お父さんと一平君本当にお世話になりました。最高の親子。
サップもロングもショートもファンボードも何でも乗りこなす緑君。
さてその後このまま北に変える気分に皆なれない、だってゴールデンウイークでいそがしさの中にまだ飛び込むモードじゃないのだ。一応波チェックに南のポイントがある集落へ向かった。それがまたこの集落が最高なのだ。まるでマウイのハナ!Heavenlyという言葉がぴったりの集落。わたしの大好きなミュージシャン元ちとせさんはここの出身だそうで、こんなところでこの自然の中あんな伸びやかな声で歌っていたんだなーと納得してしまった。波は小さいけどある!そしてゴールデンウイークだというのにだれもいない!弱いオフショア、水は最高にきれい。これは入るしかない。わたしもかなり具合は悪かったけどこれを乗らずにはいられない。
小波ながらもみんなでわいわい楽しめた。しばらくするとビジター風の人たちが何人かわんのはじの方で乗り始めた。皆こんな中で乗れたら最高に気分いいだろうな。この場所もきっと波が大きくなったらかなり掘れて凄い波が沖で割れるのだろうな。
結局ここでのんびりしてから夕方北部に戻った。その頃にはわたしはかなり具合は悪く、今日はキャンプではなく、ちゃんと寝た方がいいなと感じたので、海の前にある宿に秋部屋があると聞いてそこにおとしてもらった。
ちょうど姫路から原田さんも奄美に来ていて,その宿を紹介してもらったのだ。そんなわけでとまらない咳、出ない声、そして熱とさんざんの状態で辿り着き、真っすぐ部屋の布団へ直行。宿のお父さんはいい人で何か食べなくちゃダメだとうどんを作って持ってきてくれた。
「奄美は人がいいんです」ゆうせいの言葉が熱でぼーっとなってる頭の中でまた響いた。
明日にはすっかり直さなくっちゃ。
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