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アンドリューがパドルアウトするのが見えたのでできるだけ回り込んでみながら行ったほうがいいといいたかったが声をかけるにはちょっと遠すぎた。彼はあまりまわり込まず、セットが来ていなかった比較的穏やかな海面を突っ切ってパドルしていた。恐れていたとおり巨大なセットがやってきて何列にも並んで彼がいた真正面に大きな口を上げて彼を飲み込もうとしていた。板が折れるのに十分なサイズとパワーの波だったしもしリーシュが切れたら、あるいはスープに押されて上がってこれなかったら、とひどく心配したがセットが数本彼を痛めつけたあと猛烈な勢いで沖へパドルアウトする姿が見えたのでほっとした。その後も彼は誰よりも沖で、そして誰よりも奥で(ライトの波であれば一番ショルダーになるだろうがライトはどうがんばってもロングボードでテイクオフするのは無理な波だった)構えていた。
隣にいるのはめちゃくちゃ上手なショートボーダーで彼がセットの波の掘れたところから落ちるようにテイクオフし、超特急のようなスピードでフェイスを突っ走っていったのを見たばかりだった。そんなところにいてもとんでもないワイプアウトするだけだからもっと右のほうによってみんなよりもショルダーのところに行ったほうがいい、といいにいきたかったが、心の中で叫ぶだけにしておいた。
何度カセットが来てひやひやさせられたが、しばらくしてからやっとアンドリューはかなり先のショルダーのほうに移動し、そこでセットをくらい、(ピークで食らうよりはずっと楽だったはず)スープに乗ってインサイドまでやってきた。そろそろ上がろうということになったが普通に帰ろうとするとカレントが強くて大変そうだったのでアンドリューにはインサイドまでそのまま入ってからビーチを歩いたほうが早いと伝え、終了。わたしっはやられることはなかったけどいい波にも乗れなかった。でも仕方がない自分の技量がそこまで達していないのだから無理して出て行ってはいけない。安全な位置を常に確認し、どういうことに気をつければいいかを考える、という勉強をしたと思えばいい。
今朝アンドリューはなかなかモチベーションが上がらず。私は昨日よりサイズダウンするだろうと2時半から起きてしまうほど。結局一人で波チェックに行き、7時にたたき起こし海に行ったが小さくなったとは言うものの、セットはまだ大きく、海面がばたばたしている。セットの波のレフトはきれいなフェイスでスーパーホローだがそこでは乗れそうもないし(波事態が自分のレベル以上のものだし、サーファーが多いので)昨日同様ライトの端っこで乗れる波を選んで乗っていた。
今日もチキンウイング,レフトともに上手なサーファーたちがグリグリリッピングしていた。途中2,3人いたスタンドアップパドラーの一人がボードとパドル両方ともなくし、ボードはサーファーが捕まえてくれたがパドルをなくしたと探していたので一緒に探してあげたがかなり広い範囲のうえにカレントも強くいろんなところを漕いで回ったが見つけられず、ビーチに戻ったころにはその人すらもういなかった。パドル見つかったのかな?
波自体はそれほど大きなわけではないのだがパワフルでほれる、それにカレントがすごい。カウアイウエイブ恐るべし、ここでも完全にショルダークイーンの座を確立しつつある私なのだった。
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夕方サーフィンに行く予定だったのだが疲れてきちゃってキャンセル。風も入っているし(といってもマウイスタンダードではグラッシーな状態というだろうが)波が大きいと体力的というより精神的に消耗し、疲れも増すような気がする。その分明日がんばろうっと。
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