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思いっきり一日中海で遊びたいところだが、日本でやる残した仕事がたくさんあってそうは問屋が卸さない、というわけで11時から2時間だけ海と決めた。マリコゴルチに車を置いて一人で出艇、久々のダウンウインド。波はまったくなかったけど風は強く思いのほかグライドする。いつもみんながグライドからグライドヘとつなげてまったく漕がずにどんどんスピードを上げるのを、距離をどんどん離されながらうらやましく見ているのだが、今日は自分もけっこうグライドできてたのしかった。今迄で一番だったかも、とにかくグライド、またグライド、とどんどん進んでくれて楽しくて気がついたらカナハまで来ていた。でもこれが誰かと一緒に乗ってみると自分の遅さがあからさまになるがっくり来るのだが、まあ、自分の楽しみのためにやってるのだからいいか。
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私と同じように2時間だけカイトと決めてカイトビーチに来ていたアンドリューの車に乗せてもらい、ニューボードに使うアロハ生地をピックアップしてからハイクに戻る。
途中で船を道路わきに止めて魚を売っているのが見えたので見に行ってみたら、なんと昔なつかしのポンチの弟だった。彼は昔ウインドサーフィンをがんばっていて、リーバイや兄のケビン・ポンチ(ゴイターをはじめてやったのが彼だったと思う)に追いつけ追い越せと一生懸命毎日乗っていた。彼のビッグウエイブでの突っ込みは誰よりも危険でやばくて、ダブルマストのクローズアウトのリップにまでスピードを落とさないまま突っ込んでいき、誰もが目を被いたくなるようなワイプアウトをすることで有名だった。「あいつはものすごいウインドサーファーになるか、ぼろぼろになるかどっちかだな」とそのころからも言われていたけど、私もそう思っていた。残念ながらその後ドラッグにも同じような突込みを見せたらしく、ぼろぼろになり、シーンから遠ざかっていたのだが、久々の再会はうれしかった。
ちょっとおなかが出ていたけど「船でもウインドと同じクレージーさを発揮するの?」と聞いたら、横にいた友人が「あそこまでひどくはない」と笑っていた。
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クーラーの中にはマグロやかつお、大きなカジキ、マヒマヒなどいろんな魚が詰まっていて、私たちはかつおとマグロを一匹ずつ各10ドルでお買い上げ。さばいて、西表で教わったかつおのたたきの作り方でたたきを作り、後はマグロのお刺身やネギトロにした。魚づくしだねえ、なんていっていたらうちに泊まっている友人も帰ってきて、彼もマヒマヒを買ってきたとのこと。(それも同じ友人の船から!)
これから数日は魚づくし、豪勢な食事になりそうだ。
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