2010-05-05

5月4日 西表島


朝おきると風も落ち朝日がきれい。目の前の海もずいぶん落ち着いてきたように見える、が沖合いに割れる波は小さいように見えて侮れない。以前も割れてるのかなあ、なんて疑いながら行ってみるとぼこっとほれる頭くらいの波が割れててびびった覚えがある。

お昼ごろフェリーに乗って西表に移動。八重山のなかでも最もマウイに似ていると自分では思っている島だ。いつもお世話になるのは徳岡の家、1月29日に男の子信馬くんが産まれ、一年で一番忙しい稼ぎ時のゴールデンウイークに押しかけると言う迷惑な客だが、向こうも私ならほったらかしでもいいだろうと思ってくれているようで、私もフェリーから降りて勝手に彼らの家に入り、そこから春ちゃんの携帯に電話する。そのまま又別のお友達のカフェに行き、ゆんたくタイム。一年ぶりとは思えない位変わらない風景だが。考えてみたら一年前は信馬はおなかの中にさえ存在しなかったんだっけ。


干潮が5時ごろだと言うので早速私は八重山の春のメインイベントに出かけた。普段は船に行く場所にパドルで行こうとしたけど、教えてもらった場所ははるか遠くに見える上に向かい風、途中でもういくのをやめようか、ユーターンして貝拾いでもしようかと思ったけどやっとたどり着くと、海面下にはそよそよとたくさんの茶色いものが動いている。そう、モズクだ。

その瞬間気分は高揚し、夢中になってとりはじめたら、気がついたら水に浸かりっぱなしで大きなかごいっぱいになっていた。帰りはその買い物バッグを背負いながらダウンウインドパドル、行きがきつかったので早めに切りあげたが、帰りは楽々だった。

夜は春ちゃんが手伝っている大学の先生が釣ってきた捕りたてのかつおのたたきをメインに料理がウリのペンションで働いていた彼女の手料理がずらり、おいしいご飯を食べたら、「もう友子さん眠いでしょ」と布団が出てくる、最高の宿なのだ。

新米ママさんとは思えない落ちつきぶりでお母さん業をこなしている春ちゃん、新間がかわいくて仕方がなくて仕事から帰ってくるとでれでれと見つめている新米お父さんの徳ちゃん。新しいファミリーメンバーが増え、ちょっと大人になった犬の凛ちゃん、ここに来るとほんとにほっとさせてくれる。

ありがたいありがたい。

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