2010-01-01

12月31日 Blue moonの New Year's Eve

朝波がそれほど大きくないと思ってのんびりしていたら、なんとまたサイズアップ。あわてて出発。7時半ごろ何人かから電話があり、カナハもよさそうだったけれど出遅れたので混んでいるだろうし、師匠のデイランが誘ってくれたので一緒にもうちょっと先のポイントへ行くことにした。なんと私たちを含めて5人だけ。後で聞いたらカナハは76人数えたといっていた。波はセットが来るとちょっとびびるくらいのサイズ、ただしピークからでないと乗れない完璧に割れる波なので、普段人が多くてピークから乗らずにショルダーからお余りをとることになれている私は気がつくと人がいるわけでもないのにショルダーにいてしまい最初なかなかいい波をつかめなかった。
ただたまにシフトしてくる波があり、それだけちょうど私がいる辺りがほれてきてぼこっとそそり立つのでその波に多く乗っていた。デイランはダブルくらいの波をピークからテイクオフして延々と200mくらい乗り続けて、その様子を見ているだけで感動と感謝の気持ちで熱くなった。
5人しかいない上に一本乗るとロングライ度で戻ってくるまでに延々と時間がかかるのでまったく波の取り合いもないし、お互い完成を掛け合って最高のセッションだった。人が少なければどこでもこんな幹事でハッピーにやれるのだろうなあ。カナハは最近ピークでドロップインがオーケーみたいな雰囲気が出来つつある、あれは良くないなと思う。人が多くなっても順々に待って乗れば楽しめるだろうから乗れる数は少なくなってもその方がいい、ドノ波乗ってもみんな乗ってくるようだと結局鎌倉とかと一緒で何時間乗ってもいい波に乗れなかったりするから。
最後はコナウインドが吹き始め、帰れなくなるのではと思うほど強くなり、必死に漕いで帰ってきた。
(ピーターカブリナのライデイング)
コナウインドが強くなってきたのでもしかしたらレインズで誰か乗ってるかな、と思っていってみたら案の定3機カイトが出ていてバッキーが出ようと準備をしているところだった。乗っていたのはわれらがカブリナのピート、そしてキングロビー、もう一人は誰だかわからなかったけど後でカイ・レニーだとわかった。カイは夜明けからレインズでスタンドアップをしていて、その後すぐカイト、そして最後はウインドで乗り続けていた。両親が丘から見ていたけど「全然岸に帰ってこないから家からお弁当を持ってこなくちゃならなかったのよ」と笑っていた。それにしてもカイがカイトをしているところはあまり見ないけれど(いつ練習しているのだろうか。ジョーズでも大人たちに負けないライデイングでめだっていたらしいし、すごい子だ。とにかく体中で楽しくて楽しくてしょうがない、だからやめられない、というのが伝わってくる。(写真カイレニー)その後どんどんウインドもカイトも増えてきたが、風はかなり難しそう、コナウインドのレインズニ出てくるのはウインドではオアフのダイアモンド出身とかポートが得意な選手、が多く、カイトではグーフィーフッターが多い、(ピート、ロビー、カイ、バッキー、クルーザー、ほかにも出ていた人のうちレギュラーの人は二人だけだった)みんなこのときとばかりうれしそうに出てくる。私は残念ながら丘で写真を取ってたとレーシーの横で見ているだけだが、ここで出るにはもうちょっと楽なポートのコンデイションで練習してから出ないと絶対無理。自分のリミットはわかっている、彼らはトッププロだから上手く乗るけど、このコンデイションはトレードとは比べ物にならないほど難しいのだ。そしてトラブルが起こったら逃げ場がなく、帰ってくるのは本当に難しい。そういうことを考えると私にはまだまだ無理。
そんなこんなで12月、師走は波乗り放題で通り過ぎていってしまった。大掃除も仕事納めも中途半端、でもすばらしい一年だった、そして来年はさらにすばらしいものになるような、そんな予感がする。いつも思うことだけれど私の周りにはすばらしいインスピレーションを与えてくれる仲間、家族、師匠たちがいて、私の方をリードしてくれている。ほかの人から見たらそれがいい人生には見えないかもしれないけれど、私にとってはこれ以上はない、と自信を持っていえるハッピーで充実した人生、いつ死んでも悔いはない。もちろんまだまだ行き続けてたくさんのすばらしいことを経験するつもりではあるけれど。
今まで自分が自然や周りの人たちから与えられてきたすばらしい経験やお金に返られない財産へのお礼は何らかの形で返していかなければなあ、と思う。心から感謝している。
いろいろ反省はあるものの2009年もすばらしい年だった。

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