2020-05-03

5月3日 あっという間に5月! 独り言ブツブツ。

普段だと3月4月と日本で大忙しの毎日を過ごし、ゴールデンウイーク前か明けくらいにマウイに帰ってくると夏全開というのがパターン。
日本に行ってないのに、もうゴールデンウイーク、それも今年のゴールデンウイークはあんまりゴールデンではなく、自粛モード全開。
せっかくの休み、みんな海外や国内に旅に出たり、実家に戻ってのんびりしたりと考えていたはずなのに、どこにも動けないし、動いても顰蹙、例えば海に行っても車のナンバーをジロジロ見られたり、よそ者だとあからさまに嫌な顔をされるだろうし、まして海に出るなんてとても勇気があって、誰のことも気にしない人でない限り、そこまでの根性はないだろう。
何よりかわいそうだなと思うのは子供達、一番いい季節なのに(だって最近は夏は暑すぎて危険だから外にでちゃいけないと言われるらしいし)外にもあまり出れない、友達にも会えない、何より学校にもいけず、新しい学校や先生、そして友達たくさん作ろうとドキドキワクワクしていたはずなのに全てあと周りになってしまっている。あの年代にとって一ヶ月2ヶ月って私たちの1年2年くらいの感覚。ものすごくたくさんのことを吸収し、成長する時期、そしてたくさんの思い出を作って影響を受ける時期。そんな時に家にこもっていないとならないのはかわいそうすぎる。

残念だしかわいそうだと思うけれど、受け取り方によっては色々な発見もあったり、普段しないことでとても素晴らしいことだと実感できることがあったりという投稿もいろんなところで見る。
そして大人より子供のほうがアダプトしているようにも見える。できることをちゃんと考えて楽しんでる気がする。大人の方が普段できたことができないことでストレスをためて文句言ったり人の行動がいちいち気になって批判しあいっこになったり。本当に子供たちから学ぶことって多いなあと思う。
さて、マウイは正式にロックダウンしてから1ヶ月半くらいかな。私が自分をロックダウンしてから2ヶ月。もうこの生活がロックダウントアあまり感じなくなってきた。経済的な面を考えるとノックアウトされそうだけど。
ありがたいのは今家を借りているまりちゃんの家の敷地が広いこと。家の中で煮詰まってきたら外に出て、庭をうろうろすることで十分散歩した気分になれるし庭仕事はいくらでもある。海に行けなくても運動はいくらでもできる(そのわりには太ってきたが)
その点はやはり都会で暮らしている人、一人暮らしの人は話す相手もいず、家から出られなかったら辛いだろうなあと思う。
でも頑張って家から出ないことがコロナを早く収束させる結果につながると思えば頑張れると思う。


海で波乗りすることが大きなリスクなのかと聞かれればそれほどではないと思う。みんなが言うように、満員電車に乗って仕事に行ったり、たくさんの人が集まってるスーパーの方がっと感染リスクがあると思う。車で行って途中でコンビニに寄ったりするのが行けないとか駐車場に集まって話したりするのが行けないのだと行ってもあまり説得力はない。でもじゃあ何故自粛しようと言う空気になったのか。そこを考えると、やはり足並みが揃わないと意見の食い違いで批判合戦になってしまうから。
そしてみんなの気持ちが揃わないといつまでたっても収束しないからだと思う。海の自粛はリスクというより気持ちを一緒にするための行為なのではないかと思う。

ありがたいことに湘南やカリフォルニアほど人口が多くないマウイでは、海でのエクササイズは禁止されていない。だらだらビーチにいてはダメだけれど、泳いだりサーフィンすることあ健康であるために必要な運動として許されている。ただし人と近づかない、混んでるところにいないという条件で。
カリフォルニアでは結局その条件だとまだまだ特定のスポットに人が集中してしまい結局全て禁止にせざるを得なかったみたい。一度この前解放されたけど急に人が出てきて、また閉鎖になったらしい。

オアフやマウイでもホキパやラウニポコ、ホノルアは波がいいときはかなり混んでいたので、禁止になってしまうんじゃないかとヒヤヒヤしていた。でも多くの人は自粛してあまり乗らなかったり、他の場所、人の来ない場所であえて乗ることで一定の場所に人が集まることを避けたので、最後まで禁止にはならずに済んだ(今の所)そして状況は少しずつ良くなってきて、ビーチパークが一つまた一つとオープンされていきそうな雰囲気になってきている。実際ホキパはパーキングの閉鎖がなくなった。

島だと空港や港を閉鎖してしまえば人の動きをかなり拘束できる、そして地元の人も動いていなかったからクラスターがほとんど生まれなかった。本当にみんなが同じ気持ちで同じように動かないとそうはならないというのがよくわかる。
最初に1ヶ月ロックダウンと言われた時は途方にくれたけど1ヶ月過ぎて見ると、結構我慢できるものだとわかった。人間はその時置かれた環境に適応していくものなんだなー。

というわけで海に完全には入れないわけではなかった私がいうのもなんだけれど、ゴールデンウイークの間海に入らず、遠くに移動しなかったことできっといい結果が出ると思う、そしてその結果が出たことで実際にうごかない、人と接しないことでコロナの感染を抑えられることを実感できればこっちのもの、ゴールデンウイーク後もできるだけ同じように接触を避け、収束を早めていく流れをみんなが足並み揃えて、しんどいね、でも頑張ろうねと応援しあえる雰囲気になっていくのではないかと思う。

ちょっと前まではマウイもなんとなくキリキリした雰囲気があった。でも今は落ち着いてるしなんとなくいい方向に向かっている。だから日本も今はちょっとキリキリしてるけどもう少しすると、日本人の良さ、優しさ、気配りにあふれた中でコロナ騒動をみんなで乗り越えていこうというポジティブなエネルギーに変わっていくと思っている。

せっかくのゴールデンウイークだけどそのぶん普段味わえない楽しみをいくつ見つけられるか、そんなことを楽しんでいる人たちもおおく、やっぱり人間ってすごい適応力だなと感心する。
それにしてもこの先どうなるのか私にはよくわからないが、完全にも土には戻らないだろう、変えていかなくてはならないことが多くの人にはっきり見えてきたから。先のことは不安だけど、今それを心配してもしょうがないので今できることを一生懸命やるしかない、でもそれって結局普段から大事なLive in a momentを実践してるってこと。大事なことを学ばされてる気がする。

マウイはすでにトレードウインドが吹き荒れ、夏モード。今まで誰もいなかったハーバーがウイングビーチのようになってウイングの初心者がたくさんいる。夏になったと実感できる光景。


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