2016-11-06

11月6日 カナハシーズン開幕!

 久々にカナハで波乗り!
(おかえり!ビー)
マウイに戻ってきて初めて風のない朝!クリーンでグラッシーとは言い難かったけれど朝早く行ってみると3、4人しか出ていない。みんな風があることに慣れっこになってて強化な葉ができることに気づいてないのかも!急いで沖までパドルしていくと一番最初に波に乗ってきたのは冬に毎年2ヶ月くらいくるスイス人のビーだった。彼女は以前一緒に住んでいたことがあるけどマウイにいる間夜明け前からサーフィンに出かけ、ウインドもカイトもする。とにかく朝から夕方までずっと海にいて動いている元気な女の子。帰ってきたことが嬉しくて大声で声をかけた。
 先日レインズも冬の仲間との顔合わせという感じだったけれど、今日のカナハもそう。ボックスブラザーズのクリスと
 ジュニアも後半出てきた。相変わらずでっかい。
 そしてニコちゃんとディーン、カイトやりたいと去年の冬言ってたけど結局夏教えるチャンスがなかったね。
 ジュニア。みんなうまいけどいつもほどのキレがないし、久々すぎて明日プルプルだと言ってる人も多かった。私もその一人、1時間くらいしたらもうバランスとるのが大変で普段絶対落ちないようなところでこてんこてん落ちていた。やっぱり地道に毎日少しでも漕いでおかなかったらダメなんだな。

 足も肩もout of shapeで長く乗っていられなかったので風が吹き始めて帰ってありがたかった。ホキパも風はなく、やるかどうか怪しかったが、サーマルでもちょっとでも吹けばやってしまいたい所だろう。行ってみるとちょうどタイミングよく始まる所だった。
レディースルーザースの美奈ちゃんのヒートからスタート。緊張気味とはいえ、1、2週間前の美奈ちゃんとは表情が違う、なんというか開き直ったというか少し自信が出てきて、やるっきゃないというすっきりした前向きの姿勢で出て行った。そしてしっかりいい波を選び、アウトに出るとき巻かれながらも2本乗りつないでメイク。
ヒートは勝ち上がれなかったけれど、美奈ちゃんらしいヒートができたと思うし、ルーザースにも出れて思い残すことはないんじゃないかな。本当に良かった。そしてへこたれながらも頑張ったことは結果として出なかったとしても確実に自分を成長させたはず、そばで見ていてその成長ぶりがすごくわかったし、頑張ってる姿はとても美しく見えた。
ヒート中おかしかったのは、丘でもおちゃんと見ていて、カレントのところで流されていたら、(別に他の選手もみんな巻かれてその辺にいるのだが)ジェットスキーのレスキューが飛んできて助けてくれてたこと。
その上板と離れているわけでもないのに一人が飛び込んで道具を泳いで引っ張ってくれたりしてる!
「なんかVIP待遇だよねえ笑、もおちゃんのときなんてレインズの果ての方で堂具と離れて必死に泳いでいても私が放送席に行って頼むまで動いてくれなかったのに」
「ほんとだよージェットが美奈ちゃんの周りぐるぐる回ってまもってるー」
ともおちゃんと二人で大盛り上がり。ちっちゃいから多分小さな子供だと思われてるんじゃないかというのが私たちの予想。それにしても一回助けられてセイルアップしながらでたけどまたすぐ巻かれたら、また飛び込んでくれてた!
 無事にアウトに出れそうな美奈ちゃんに安心してホキパに戻っていくスカルベースの二人。かっこいいなあ。
 何はともあれ、かっこいいお兄さんに助けられたりしながら、多分今までで一番大きな波にも乗り、堂々と戦えた美奈ちゃん、お疲れ様でした。
日本人女性選手3名。それぞれ背景もレベルも木曜も違うかもしれないけど3人とも共通してるのは真面目に取り組んでいること、そしてできることはすべて頑張ってること。本当に尊敬します。





他のレディースもかっこよかった。私が現役時代一番仲良く、そして旅もよく一緒にしていたジェシカは3年ほど前からアロハクラシックだけ来るようになった。そして相変わらずのチャージ。ヒートを見ていた日本の若手メンズたちが「レディースヒートにメンズが一人入ってる」と思ったくらいだったそうで、そういうのを聞くとめちゃくちゃ嬉しい。彼女はなんとLAオリンピックにも出ていたというから30年以上世界のトップレベルで現役。ロビーさん並み。その間に御前崎のW杯にも出てるし、PWAでもオーバーオールチャンピオンにもなり、ウエイブでもなんども優勝、その後、オリンピックにも何回か出ている。今はジュースの会社をしまいで経営しながらレディースウインドサーファーの少ないオーストラリアでメンズクラスで戦いながらウインドを続けているらしい。いつまでもこのまま明るく楽しいジェシカのチャージを見せて欲しいもの

バタフライエフェクトのタティアナもキャピキャピした女の子っぽいイメージ、サーフィンやサップのメージが強いけど実はこんなパワフルなボトムターンを見せるウインドサーファー(というかなんでもできるウオーターウーマン)
波の大きい日は、強いなーなんて笑いながら出て行ってたけどそれでもしっかり波に乗っていたし、今日も風が全くないなが、他の人が流されているのに一人だけ3本すごくいい波に乗っていた。あのヒートがキャンセルになってしまったのはきっとすごく残念だったと思うし、他の選手ならプリプリ怒って文句言ったと思うけど、さすがタティアナ、えーキャンセルになっちゃったのーと残念そうに帰ってはきたけど次の瞬間からはもうみんなとニコニコ笑いながら流していた。大会のキリキリしたところが嫌い、でもプッシュできるところは好きという彼女の姿勢はいつもいいなあと思う。

メンズルーザーズもかなり上位まで進んできた。4位だったバーンは軽やかで絶対負けないという気迫のカイレニーに負けて5位。カイレニーはどんどん調子を上げていて弱い風もアドバンテージにしている感じ。メンズで残っているのは上がってきたカイレニー、3位決定戦を待つリーバイ、そしてブラウジーニョとケビンプリチャード。私の勝手な予想だとカイレニーは是非ともどんどんやって上がりたい、他のメンバーは結構体型も大きいのでこの弱い風ではやって欲しくない、今の順位を落としたくないというのが本音じゃないかな。

そんなわけで最後は全く風がなくなり、サーファーのオンステージに。
今日の波はうねりの向きがかなりノース寄りになったせいでとても乗りやすく綺麗ななんみだった。同じサイズでもうねりやピリオドの違うで全く乗った感じも難しさも変わってくる。同じ波なんて一つもない。だからこんなに飽きずに求め続けてしまうのだろうな。

明日はさらに風がなくなり、巨大なうねりがアプローチしてくる予定、大会はできるのか?









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