2015-12-09

12月9日 再びビッグウエイブ、カイトコンディション

 Maui has been going off lately.
日曜日にジョーズで歴史に残るライドが続出し、その時の興奮が冷めていないうちに、またビッグスウエルがやってきた。さらに大きいかも、そして強風付き。さすがにパドルインでできるようなコンディションではない。それでもカイは朝6時からハーバーをでてジョーズに向かったらしい。
去年も一昨年も、ジョーズに入るたびに誰の目にも明白なくらいステップアップしてくるカイ。どこで何を練習しているのか、それとも一回ジョーズに入るとその時の経験を自分の中でしっかりインプットして次なる動きへのイメージがしっかり作れるからなのか。何がそこまでカイにそれを可能にさせているのかわからないが、トレーニングやギアだけではない(そういう部分は当たり前にしっかりできている上でのことだと思う)精神面が人と違うように思う。
何はともあれ、朝から一人でトウインから始まり、カイト、ウインド、あの風の中スタンドアップまで!本当に人間業とは思えない。
 そしてそれを朝からスタンバイして撮ってくれたジミーヘップ(機能は10時間ぶっ続けで撮影していたらしい)にも感謝。
 このチューブのシークエンンス。明らかに日曜日より深いチューブ、彼はこの先どこまで行ってしまうのだろう?

 なんと!よく見たらスタンドアップ!!綺麗に見える並のフェイスだけどこれだけ風があったら巨大な岩みたいなパンプがそこここにあるのは確実。板もかなり短く(ジョーズで乗るものにしては)見える。
 カイに続いてキングロビーも登場。この写真ハイウインドで表紙にならないかな?巨匠、ジョーズデレアードたちが乗り始めた時からジョーズで撮り続けているエリックエイダーの写真。
今55歳くらいだろうか?13の時から世界チャンピオンであり続け、今でもチャンピオンらしきライディングをウインドのみならず、カイト、サップサーフィンでも見せつけるロビーさん。
 このショットはエリックと同じ場面を違うアングルで撮ったものだろう。
 これはカイのカイト



カイ・カチャドリアン。
アロハクラシックでもまだまだ見せてくれた彼、実はジョーズで初めてのマストブレイクは87年ごろホキパからみんなでウインドで向かってジョーズに挑戦した4、5名のグループの中にいたカイだった。ジェットサポートも何もなく、誰も助けることもできないまま彼は岩場になんとか必死で帰り、みんながそういう危険の存在を意識した経験だった、当時カイやその仲間たちがたむろするブレットの家に住んでいたのでよく覚えている。

 そして波が大きくなればなるほど、オフショアであればあるほどカイトの操作が難しく、ジョーズでしっかり乗るのは不可能なのではと私が思っていたカイトサーフィン(比較してでの意味だけどウインドサーフィンは風をしっかり抜くことができるけどカイトはある程度までしかできないので波に乗ってスピードが出れば出るほどオーバーパワーになってしまう)。これを今回はっきりジェシーが覆してくれた。
昨日の彼のライディングは完全にカイトサーフィンのスタンダードを変えてしまった。今までで最も大きなチューブに入ったこと。

そしてこの波でのリッピング。
鳥肌が立つ思い、そして私の背丈(150センチ)のそれまた半分しかなかった子供の頃から一緒にカイトをしているジェシーがこれだけのライダーになっていること、性格も素晴らしく、謙虚で情熱的な青年に成長したことに心から誇りを感じる。

今日のジョーズハイライトはこの動画でバッチリ。

ちなみにレインズで数名のカイトも入ってたらしい、私はカナハで楽しもうと迷うことなくカナハに行ったけど新しいカイトをセットしたのだが、どうにもうまく操作できず最初に出ようとした時には岩場にカイトが吹っ飛び怖い思いをした(最近んもカイトはリリースすることができ、またパワーが入って自分自身が岩場に叩きつけられることがないようになったことに感謝)その後何度もチェックしてやってみたけどどうしてもダメ。たまにそういうこともあるらしく、結局1日沖の波と素晴らしい風を恨めしい思いで見ながら波に乗ることなく終わってしまった。明日はリベンジ!


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