今日は風が吹く予報だったので朝ほんのちょっとスタンドアップをしてからカイト、のつもりでカナハにいった。思ったよりサイズサウンしていなかったが所詮カナハ、クローズアウトが来ても別に平気、なんてちょっと甘く見て出て行った。
バケーションなのか強化合宿なのかよくわからないマウイ滞在をしている岡夫妻もこのたびは波に当たってるおかげで朝からサーフィン三昧。
海に誰もいなかったのでいくらでも波に乗れ、写真を撮る暇が全然なかった)
最初は思いのほか風がなく、いい感じのセットの波を何本も乗れたのだが、急に風が強くなってきた.今日は風上側に車を止めたのでピークを突っ切ってレフトの波にテイクオフして距離をかせいで帰ろうと思って漕いでいたら、レフトの波のラインナップはよくわかっていなかったようで、急に来た大きなセットにレイトテイクオフで巻かれ、その後いくつか大きなセットにやられまくり。久々に波に引っ張られるのを防ぐためににパドルをタテにもってぐるぐる回して抵抗にしたりしてみた。水圧で耳がキンキン痛くなるほど巻かれ、ちょっと甘く見ていた自分に反省。大体海はちょっとでも舐めているとすぐにぺしゃんこにされるのだ。その儘風がそれ以上上がらないうちにとそそくさと岸に戻った。多分1時間もやってなかったのでは。
岡夫妻も短い時間で終了、でも笑顔。
その後レインズをチェック。誰よりも早く来てしまったが、風がちょっと弱そう。オフショア気味でインサイドは全くない。そのうち、スティーブ、フランコ兄妹、エアルトンとマチュ、イタリア軍団、その他たくさんのコンテストのために来たと思われる人たちがやってきた。
(エアルトン)
まずスティーブが11mで出て、その後にエアルトンが10mで.二人ともホキパでいい波に乗ってリッピング。レインズはクローズアウトのサイズだが、ホキパはきれいに割れるビッグウエイブが入っていた。インサイドは風がないオフショアコンディションだけれどさすがのエアルトンはほんとに上手い、まるでカイト無しでサーフィンしているみたい。
(スティーブ)
スティーブは何本か大きな波に乗った後カイトをとしてしまいエアルトンがすぐに助けにいったけれどインサイドは余りに風がなくてエアルトンのカイトまで落ちてしまった。まあスティーブがビッグウエイブのなかでクラッシュしても慣れているからそれほど心配せずにすむ。これのばいくらいの波で巻かれてカイトがびりびりになってるのを何度か見たことがあるし,昨日のビッグウエイブではピアワンでトウインを楽しんでいたらしいからそれに比べたらこんな波なんてことないだろう。二人に刺激されて一人また一人と海に出て行った。ヤーリーも9mで出たけれど、私はやはり7mしかないので自信がなく、スタンバイを続ける。皆が出て行くのを見ながらもまだこれでは自分のスキルではカイトを落としかねない、そしてこの波の中垣外を落としてしまうと致命的だから、と、行きたい気持ちと安全第一の気持ち、そしてびびりの気持ちをお手玉のようにやり取りしていた。
そのうち風が上がってきて10mで出て行ったラケルがとんでもないオーバーだと帰って来たのでほっとして出艇。インサイドはほとんど風を感じずドキドキしながらリーフを歩いていったが出たとたんかなりガスティーな風が吹いてきた。アウトに出てから風上に向かってホキパへ直行。レインズはクローズアウトしていたので乗れる波がない。
カイトのコンテストがあるためにプロの選手がたくさんマウイ入りしているから波のサイズの割にはかなり混んでいた。
沖はぶんぶん吹いていて、メンズも大きめのカイトで出ていたため皆必死の形相でカイトをひきこんで耐えていた。私も波に乗ってスピードが出るとコントロールが利かないほどオーバーになることがしょっちゅうで波もなかなかいいのを引っ張って来れない・その上さあ、ダウンザライン、というところまで来るとピターと風がなくなってカイトが落ちそうになったり。
エアルトンは見ていてもほんとにため息をつくくらいカッコいい、それにほんとに性格も良く、ビーチでも皆に気を配りカイトを取ってくれたり、助けたりしている。マウイのカイトボーダーもみんな彼が来ることは多いにウエルカム。やはりどこかに言ったらエアルトンの態度を見習いたいと思う。
結局オーバーだったりガスティーだったりで全く攻められず逃げのライディングしか出来なかったとりあえずトラブルは起きずに終了。その後カナハにいったらこちらもオフショアでインサイドは全く風がなかったが沖はちょうど良さそうな波で風も良さそうだった。悩んだ末オーバーで頑張っていて腰が痛かったのでやめてしまったが、今思うと出ておけば良かったな。
朝のサンライズも素晴らしかったけれど、夕方もマジカルなサンセットだった。
(5時53分のカナハ、ウエブキャムより)
だからよけいにカイトで出て海から楽しめれば良かったなあ、と出なかったことを後悔。
No comments:
Post a Comment