９月９日 ドイツ侍、鎌倉へ

 私のカイトスポンサーのボスでもあり、ウインドサーフィン、カイトサーフィン、トウインなどたくさんのスポーツのパイオニアでもあるピーターカブリナから数日前連絡があり、ドイツの友人が鎌倉に行くらしいのでよろしくと頼まれた。その二人が数日前鎌倉に到着。

 ホルガは合気道の修行のために６週間日本，それも鎌倉に行くと聞いてピートが私を紹介してくれたのだ。彼はお医者さんの卵で正式な仕事が始まる前に６ヶ月あるのでそれを利用して日本にやってきた。合気道仲間をいろいろ誘ったところ，政府の仕事でITエンジニアをしているセバスチャンも来たというわけ。

まずはせっかくだからスタンドアップする？と聞くと，『やるやる！何回かやったことあるんだ』と大喜び，セバスチャンは初めてだったらしいが正しい漕ぎ方を陸上で教えてから出たら全く問題なくすいすい。さすが黒帯。反対にホルガの方が元気よすぎておしゃべりに夢中になりながら何度も落っこちていた。

 ホルガの撃沈シリーズ

 慣れてくると逆立ちとかにもトライ

 して，さらに撃沈

 落ち着いた大人の雰囲気のセバスチャンはそれを見て逆立ち自体やったこともないのにすんなりクリア

 。。とまではいかなかったが、かなりいい線いっていた。合気道が役に立ってる？
二人ともパワフルなので漕ぎに慣れてくるとがんがん漕ぐのが楽しくなったようでダッシュをしても後半は私が引き離せなくなってくるほど早くなった，４週間いるなら毎日のように来て練習すればかなり上手くなるからやった方がいいよ、とプッシュしておいた。
 その後自転車で鎌倉散策。大kな神社やお寺は自分たちで行けるだろうから私のお気に入りの小さめのお寺をまわる。

 ちょっとだけうろ覚えの鎌倉の歴史を話しながら歩いて上にあるお墓へ。ここに仲良しだったいとこが眠っているのでご挨拶

 北条政子の墓二いったら『Oh ! HOJO CLAN!』と喜ぶのでエー北条氏のこと亞で知ってるの，すごいなと思ったら，恥ずかしそうに「実は子供の頃チャンバラのコンピューターゲームがあっていろんな侍とかが出てくるんだけど北条氏一族は悪役でそれに出てくるんだ。あのゲームのおかげで結構いろんな侍の名前を知ってるよ（ちなみに頼朝も知っていた）』と話してくれた。ウーンスタンドアップでのはしゃぎっぷりといい，この話といいホルガの子供時代は止まることを知らない元気な暴れん坊だったんだろうなと容易に想像できる。

市場の横の焼き鳥屋さんでおやつ、ここで焼き鳥片手に飲みながら隣のラーメン屋でしめるのがローカルスタイル（わたしはやらないけど）

その後自転車でいろんなところを周り、携帯電話を手に入れ（なんと無料で使えるものはこれしかナイト，手に入れることが出来たのは子供電話。

それもピンク！ひらがなしか使えないというものだった。

 〆は同じくマーシャルアーツの剣道やってる蕎麦屋に行こうト言うとすごく楽しみにしてくれてたが残念ながらしまっていたのでそこから歩いて一番近い回転寿しへ。こちらもかなり楽しんでくれた。

納豆巻きがまわってきた時これは何か，と聞くので，これを食べれる外国人は二人くらいしか知らない，絶対食べられないよ，って軽く言うと負けず嫌いの子供のような顔してそのお皿が消えていくのを見ていたホルガだが，その後もう一周して戻ってきたときに，『きっとダメだと言われるとよけい食べてみたくなる』と言うので食べてもらうことにした。男らしく一口で放り込む。

二人ともかなり困ったような顔をしながら口をもぐもぐさせていたが，さすがに吐き出すことはせずちゃんと飲み込みドイツの侍魂を見せてくれた。

彼らの合気道の先生のご実家で誰も住んでいない鎌倉大町の家に滞在中。これから４週間目いっぱい鎌倉を満喫してほしいな。