2012-07-28

7月28日 七ヶ浜お祭りWasshoi!

( 堀口真平プロとじゃんけん大会、彼も忙しい中駆けつけた。photo by Yoshi)
今日は仙台で友人のプロボディーボーダーメグちゃんが中心となって開催する海の学校のお祭りわっしょい!に参加するべく鎌倉で始発に乗り仙台へ。仙台は車で行くとひどいときは10時間くらいかかってしまうけど、新幹線だとあっという間。9時には仙台に到着していた。
迎えにきてくれた真由美ちゃんと早速七ヶ浜の会場へ、そこにはすでに大勢のスタッフがいて、準備にいそがしそうだった。
( photo by Yoshi)
簡単なミーティング後早速どんどん子供たちが入ってきた。元々は海と親しんでもらうためのお祭りだったものが去年の震災後、海には入れない状態となり、今年もほとんど海水浴はオープンしていない、そんな中でも海のスピリットを感じてもらいたいと多くの仲間がいろんな形で海をイメージしたアクティブティーや工作を提供していた。
私でもやってみたいと思うようなものも多く、がれきの中の木材のかけらをペイントしたりステンシルしたりして作るキーホルダーやネックレス、貝を自分で磨いてきれいにしてアクセサリーを作る貝援隊のブース、廃油を使って作るアロマキャンドルのブース、その他にもネールやゲーム、いろんな食べ物のブースなど盛りだくさん。その上最初から最後までステージではライブが続いているし、ギャラリーでは海のいろんな表情を切り取ったすばらしい写真がたくさん飾られている。
(これはイベントのカメラマンもやっていたヨシさんの写真、地元の海への愛が伝わってくる。ほんとに力強い写真がたくさん。 photo by Yoshi)
(ヨシさんと真由美ちゃん)
来ていた子供たちはもちろんスタッフも本当に心から楽しんでいる雰囲気でみんなが声を掛け合いながら笑顔にあふれていた。今回は青空プロジェクトが、福島から大勢の子供たちもつれてきた。外に出て遊べない福島の子供たちに、青空のもと思い切り遊んでもらいたいという気持ちから活動しているプロジェクト。大勢の子供が両親とともに一泊旅行で招待され、大いに楽しんでいた。中心になってがんばっている早稲田暁生プロは現役のプロサーファー、若い彼らが何かやらずにいられないと行動している様子はとっても誇らしいし、これからもぜひ応援していきたいと思っている。(じゃんけん大会で手に入れたスケートボードを早稲田プロに教えてもらっている少年。photo by Yoshi)

仙台の山で有機農家を何十年もやっていた石森さん、自分の土地が放射能で汚染され、野菜が作れなくなってしまった、かといって政府は彼の住む区域を汚染区域と認めていないので補助もでない。周りでは今まで通り普通に農家の方々が作物を作っている。仕事ができなくなった彼は心配な人なら誰もが利用できる放射能測定質を立ち上げ、去年の秋からありとあらゆるものの放射能を調べてきた。彼から聞く話は本当に現場の実情で、意味深い話ばかり。借金と寄付で手に入れた450万の機械も今では3台に増え、めちゃくちゃ忙しそう。でも小さき花、つまり力の弱く一般市民のためにがんばっていこうと意欲にあふれている。

コーヒーの屋台を出していたマジコーヒーの太郎君のコーヒーは本格的でとっても美味しい。そしてそこにあったシナモンはオータム製。マウイに行ってしまったあともオータムが彼方此方にその存在を感じさせる。みんなオータムが大好きでオータムがここにいないのがほんとに変な気持ちがするほど、なんといっても彼らと私をつなげてくれたのも彼女だし。去年知り合った大好きな仲間がみんなここに集合、なんだか同窓会みたいだった。


七ヶ浜の仮設住宅で暮らしながら手作りアイスを作っているご夫婦。どのフレーバーもめちゃくちゃ美味しかった。どんなものでも心を込めて作ったもの、妥協せずにいいものを選んで作ったものはすばらしい。



(オーガナイズのメグちゃん、ほんとにおつかれさま)
(〆はラビラビライブ。最高!photo by Yoshi)

(photo by Yoshi)
そんな訳で始発に乗って仙台に向かい、終電でなんとか鎌倉に戻ってきた。ものすごいエネルギーに満ちたイベントで子供たちとそれをサポートする大人たちの純粋で優しい気持ちにあちこちでとってもすてきな感動を味わえた一日だった。
皆さん本当におつかれさま。

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