2010-07-24

7月22日 モロカイに向けてがんばるトモ

原稿やら、掃除、畑、それにリトリートの準備を本格的にやりだしたことも加わってなんだかやることが多すぎて頭がパンパン状態。
今日はできる限り仕事をして、途中で一本トモのダウンウインドトレーニングに付き合ってリフレッシュしようとプランを立てた。

1時過ぎにマリコで待ち合わせをして、カイトビーチでカイトをしているアンドリューに乗っけてもらって帰ってくることにしてトモと出発。彼は週末のモロカイに向けて今日は一回3本ダウンをやるつもりになっていた。ボードの部品が壊れたりと彼もいろいろばたばたしていて、結局靖君とかおるちゃんにすっかりお世話になり、2回もマリコベイまで往復してもらった。日本とハワイのスターボードからのケア、周りの応援あってこそのトモの活躍、こういうときにやはりみんなの親切、応援はありがたく感じるはずだ。もうすでに一本やってきたトモにたいして私が五分先にスタートしどこら辺で追い抜けるか、という目標を立てて、私も結構必死で漕いだ。前回はスプレックスくらいでみんなに追いつかれたので、来るかな、来るかな泊まっていたけどなかなか来ない。カナハの手前あたりで沖にいるのが見えて、もしかしたらこのままがんばって持ちこたえられるかも、という希望が生まれ、必死にがんばったが、最後疲れてきたのか何回もボチャボチャ沈し、カイトビーチのすぐ前で抜かれてしまった。
でもある意味あきらめないくらいの距離感だったのでいい練習になった、何しろ普段はみんなすぐどっかにいってしまうので自分との戦いのみなのだ。これからも先にスタートするようにしようっと。

トモは疲れてちょっとやりたくなさそうだったが、「今日やらなかったらもう出来ないから力を入れないでもいいから一回海に出て3本やっておいたほうがいい、ハーバーまではなくカイトビーチだから一番つらいセクションもないし、3本やってもまだ24マイル,本来なら4本やってこそモロカイの距離にちかくなるんだから3本やりなよ」とハッパをかけた。
私が思うに、トモは体力的にも技術的にも世界のレベルに引けを取っていない。だから後は精神力、自信と経験をつむだけ。3本やって、たくさん漕いだことがある、という経験を一回でもしておけば、モロカイという果てしない距離でもちょっと手ごたえが出てくるだろうし、どうにもつらくなったときに、あの時もやれたじゃないか、と自分に言い聞かせることができるだろう。モロカイに出るために他の選手もみんな毎日のようにダブル、あるいはトリプルでマリコを漕いでいるのだから。
結果的に又カイトビーチまで降りてきたとき、薄暗くなりかけたビーチに降りたトモは満足したいい表情をしていて、「やっぱやってよかった」と言っていた。
それでこそ、トモ、泣き虫で弱虫で、ビビリやのトモは昔はみんなにからかわれていたけどそれでもがんばって一つ一つのハードルを克服し、きびしい先輩達の言うことを(時にはいじめに近いようなものでも)嫌がらずに素直に聞いてついてきたおかげで世界のトップレベルと同じ目線でたつことができるところにいるのだと思う。今週末は私たちみんながいろんなところからトモを応援することになるだろう。

さて、アンドリューの車に乗っけてさっさと帰って仕事に戻るはずだった私だが、カイトビーチに彼がいない、どこかで用事でも済ませてるのかなあ、と辛抱強く待っていたけど来ない、電話してみても(結果的に間違って違う番号にかけていたのだが)でない。「これは待ちくたびれて家に帰っちゃったかな」と思い始め、結局ともが帰ってくるまでビーチで3時間以上待っていたのだが、後で彼もそれだけの時間、隣のナッシュビーチでずっと待っていたことがわかった。そして全然私が現れないので海で何かあったのではないか、と何時間も心配していたらしい。
暗くなるころ私が友の車に乗って道を走っているところをハーバーまで探しに来ていたアンドリューが見つけて一件落着だったが、ずいぶん長いあいだ待たせてしまって(そして、迎えに来てないとばかり思い込んでしまい)悪いことをした。

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