2016-06-23

6月23日 打ち合わせ

体の具合はかなり復活、あとは鼻水と咳だけなくなれば完璧!

お昼に近所にあるおしゃれなサーフショップ(セレクトショップというのかな?)ミッドタイドで待ち合わせて日曜日のイベントの打ち合わせ。中村竜くんのおかげでずっと会ってみたいと思っていた人二人に会えました。

ミッドタイドのスタッフをしている鎌倉のレディースサーファーミクちゃん、彼女のことはずいぶん前の稲村で大きな波が割れていた日に女の子一人で頑張って乗っていた写真を見てからとても印象に残っていた、とっても綺麗で女らしくてかわいいけど、あんな大きな波乗っちゃうんだー、そしてその写真だけではわからないはずだけど多分ガツガツキリキリ波撮りまくるタイプではないんじゃないかな?と勝手にお友達になりたいと思っていたら、彼女のボーイフレンドに先に関西のイベントで知り合った。そこからちょっとだけ連絡をとったりしていたんだけど、やっと直接会うことができた。思った通りとっても素直そうでおしゃれで(サーフィンやってるのに取っても白くて肌が綺麗!)なんともうらやましい。これからも是非是非鎌倉レディースサーファースタイルを打ち出して素敵なサーフィンを発信していってほしいな。

そしてカメラマンの雷くん。逗子フィルムフェスティバルというとても斬新な、でも毎年進化しているイベントを立ち上げオーガナイズ、そしていろんな面白そうなことにちょこちょこ名前が出てくる彼のことは前から気になっていた。今回彼の写真集出版記念イベントでお手伝いさせてもらうことになり、彼や竜くんの想い、そして伝えたこと、それぞれの特技ややってることを生かした伝え方などについていろいろ話を聞きたいと思っている。とっても楽しみ。
実を言うと鎌倉の彼の世代には何年か前からとっても注目している。そのことに関しては日曜のイベントでも言おうと思っているんだけれど、昭和初期かな?鎌倉が文化人と呼ばれるような作家、アーチスト、俳優さんなどが付き合い、集まるような場所であり、幾つかの彼らの溜まり場があったように、今30代40代前半の彼らの世代は新しい鎌倉ルネッサンスの時代を作っているように思うのだ。残念ながら私の世代はバブルでキンキンキラキラ志向で本物の文化が育たなかった。私よりもうちょっと上には素敵なセンスの持ち主、エネルギッシュで芸術的な先輩たちがたくさんいるけれど、もう少し仲間内で個人的交わりだった。今の鎌倉の動きはそれぞれの活動(それは写真、文章、アートに限らず、生活、行動、スポーツをも文化の一つの表現方法として使う)を個別でなく、いろんな形で交わらせて大きなエネルギーに変えたり、いろんなアングルでアプローチすることによりより多くの人に知ってもらえるようになってきたということかな。

 (彼らに連れて行ってもらった大町のふくや、鎌倉駅からも歩いて5分。存在さえ知らなかったけどめちゃくちゃいいお店、山形さんにこだわる山形そばのお店。昼から美味しいお酒飲めます、また帰る前に絶対行こうっと)

その私が言うところの新鎌倉ルネッサンスの核となる部分に竜くんや雷くんはいると思う、(もちろん他にもたーくさんの魅力溢れる人たちがいて、みんなでこの流れを作り上げているのだが)
彼らは10年ほど前にWavement という活動で東北を回っていた。震災前だったのでまだ原発問題がそれほど大事になっていなかった中、ある意味先を見ることのできる若者が危機感を持って集まったというこのグループは六ヶ所核燃料再処理場問題をテーマに東北沿岸を一緒に旅しながら波に乗り、六ヶ所まで行った。でも当時はまだ理解されにくく、特に福島とかでは風評被害になるから来るなと追い返されたりもしたらしい。
でもその後震災が起こり、福島の原発事故が起こり、そして関東をベースにしていたwavementで旅したメンバーたちもいろんな理由で九州、インドネシア、奄美大島などいろんなところに移っていった。でも雷くんたちが言うにはあの時に旅したメンバーは未だに全く同じ思いを共有していて、六ヶ所が、そして原発がどんなに恐ろしいか知ってしまったからもう後には戻れないんだ、と言っていた。多分、それ以外のいろんな問題も私たちは日頃が平和すぎてそして忙しすぎてあまり問題視することがない。でも知ることから始まるんじゃないかな。実際に何が起こっているか知ってみると愕然とする、このままではやばい!この先どうなっちゃうの?と何か行動に起こさずにはいられなくなる。
だからこそ今回この写真集を通して何かを感じてもらい、それぞれのやり方で行動に起こしてくれれば、そういう気持ちが雷くんにはあると思う。そしてその何かしなくちゃ、という行動が雷くんの場合は写真を撮る、写真集を出すことだったんじゃないかな?

どんな分野においても熱い思いに突き動かされるように活動している人は魅力的である。短い時間だったけれど彼らとの話はとってもインスピレーション溢れる時間だった。ありがとう!

夜は夜で20年くらいお会いしてなかった大先輩が来てくれた。ウインドサーファーだったら知らない人はいない、世界的にも有名なサムタイムW杯を仕切っていた人。三好さん、なんと当時3000万円の賞金総額だった。今でもその賞金を超える大会はない。20年以上会ってなかったとはとても思えない変わらない雰囲気。堂々した低い声で面白い話を色々聞かせてくれた、と同時にイベントをする際の大事なこと、など貴重なアドバイスも。「いやー昔に比べたら丸くなったよ」と笑っていたけどイヤイヤ私が見たところ、まだまだやる時にはやるし、どんな状況でも落ち着いてどっしり構えて迎え打つ雄牛(闘牛?)のイメージは残っていたなー。

一緒に来てくれたゆいさんとも情報交換色々できて、これからわからないことを色々聞きやすくなりそうでありがたい。
とにかく自分が普段やってること以外の分野で活躍している人たちと話すことは、分野が違っていても思いや感覚が一緒だとめちゃくちゃ刺激的で面白い。

繋がりに感謝!

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