2016-02-20

2月20日 離島トリップからのぎっくり腰

ここ1週間近くマウイを離れていた。オアフとカウアイ島で前からやろうと思っていたことなどをいろいろやっていたのだ。
特にカウアイ島ではレアードハミルトンのロングインタビューなどを久々にやることができ、彼の近況や最近考えていることなどゆっくり聞かせてもらえ、マウイからカウアイに引っ越した彼の新しい生活、ライフスタイルに触れることができてとても有意義なトリップだった。

カウアイは個人的にはハワイの中で一番魅力的であり、サーフィンに最高の島。写真や露出が必要なプロサーファー奈良オアフに行くしかないけどただいい波に乗りたい、うまくなりたいと言うだけなら激しい競争もなく、メローなラインナップでいい波を思い切り乗れるカウアイがいい。
どこに行ってもみんなガツガツしていないし、譲り合って乗っている。それにマウイよりルールがしっかり守られている。離れイワンの中だけでも6箇所くらい違うポイントがあり、4箇所くらい乗ったけどどこもみんな良かった。
マウイだと日常の用事とかもあるしだいたい午後になると風が吹いてきてしまうので朝しか波乗りしなのだが、カウアイでは風が吹いてきてもトレードウインドだとオフショアになるので問題なし、折ろうと思えば一日中いい波で乗ることができる。そのためついつい欲張って普段よりたくさん波に乗っていた。

そのうえレアードの奥さんギャビーが地元のコミュニティーのために一回一ドルという破格の値段でやっているフィットネスクラスに参加したら、今までやったことないくらいハードなもので、ヘロヘロになり、身体中に筋肉が悲鳴をあげていたと思う。それでも朝起きて波を見ると綺麗にブレイクしているものだからついつい疲れた腰をさすりながらパドルアウト。
休んだほうがいいというサインはたくさん出ていたのに、やりたい気持ちが強くて波に乗っていたらボトムターンカトップターンの途中でグキッと背中に違和感を感じ、「あ、やばい、帰ったほうがいいな」とそのままビーチまで帰ろうとした時には既に遅しで立って漕ぐには腰に力が入らなくなっていた。
なんとか必死でレイダウンでパドルしながら岸までたどり着き宿までは戻ったけどそれから二日ほどはトイレに行くのすら脂汗が出るほどの苦痛。
ああ、せっかく一年半くらいぎっくり腰やってなかったのにやってしまった!

この冬はここ4、5年感じたことがないほど腰の調子が良くなってきていて、この一年くらい地道にリハビリを続けていた成果がやっと出てきて、85%くらい完治に近づいたと思っていたのだ。筋肉も戻り始め腰が痛くなる前に体が疲れる(去年までは筋肉が疲れる前に腰が痛くて止めていたので)くらいまで良くなっていて調子に乗っていたのかもしれない。後悔先に立たずだけど、一日休んでおけば、と自分の馬鹿さ加減が嫌になった。痛みもそうだが精神的にまたあの苦難の日々に戻るのか!?とがっくりきてしまった。
(ああ、それにしてもいい波ばかりだったなあ)
なんとか動けるようになり、カウアイでもマウイでも荷物を友人たち運んでもらったりしてやっとの思いで自宅に帰ってきたがしばらくはあまり動けそうにない。3月初めに日本に帰るので、私の冬の波乗りシーズンはこれにて強制終了、という感じだ。

ああ、いつになったら「適度なところで押さえておく」ことができるようになるのやら、自分の未熟さに落ち込んでしまう。


レアードのトウインボードが並んでいる廊下歴史を感じる。








 とはいえカウアイではしばらく会ってなかった大好きなヤグちゃんともゆっくり話せたり、古き良きハワイそのままの時間が流れるワイメアタウンに住むクレイグの家族や彼の素敵な友人たちと楽しい時間を過ごさせてもらったり、修行に来ていた原田さんともサーフセッションできたり(ぎっくり腰で迷惑をかけてしまったけど)レアードから新たな刺激をもらったりと有意義に過ごせたのは確か。
また来年も是非行きたいなあ。


 まずはまた一からやり直し、腰を直すことから再スタート。がんばろう。












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