(ハワイワで開催されていたサーフアンドシー主催のサーフコンテスト)
仕事で急遽朝一番の飛行機に乗ってオアフへ。ここ数日ずっとオンショアが続いていて天気も悪かったため撮影には向いてなかったらしいが、『今日ならコンディション良さそうだ』とカメラマンのルーシーから連絡があり。お慌てで昨晩パッキングし、朝4時に起きて出発。
今日の仕事はウインドでマウイに行き始めたころからの友人であり先輩のジム・ルーシー、彼のウインドサーフィンをしていたし、昔から大会の撮影にも来ていた。ノースに長く滞在していたころもいろいろお世話になった。実は私の友人に夢中になっていたころもあった笑。彼はポートレートが凄く上手でいつも信頼しているカメラマンの一人だが、それと同時にノース中のサーファーを知っている。今回は彼と一緒でなかったら絶対に無理だった。トリプルクラウンが終わった事でツアープロは皆いなかったし、チームハウスもすでに引き払ったあと、彼のコネクションのおかげでかなり頑張れたが、天気の悪い日が続くこの冬、久々の波乗りコンディションに合わせていったのだが、それでもなかなかスムーズには進まなかった。あまりの忙しさに夕方仕事が終わるまで写真を撮る事すら頭に浮かばなかった。
一日の最後に忙しい中来てくれた脇田選手。どこに行っても誰に聞いても彼を褒める言葉しか聞かない。パイプでのチャージももちろんだが、謙虚な姿勢、取り組み方など昔から本当に尊敬しているし、是非是非ゆっくりいろんな話を聞かせてもらえる機会が訪れる事を願っている(それこそ一本一本の波について詳しく聞きたいくらい)彼はパタゴニアアンバサダーにもなり、ウエアはパタゴニアを着ている、何より、パタゴニアをウエアや道具を使うまでもなく、パタゴニアのスピリットそのものを持ってる人だと昔から思っていたので、彼がチーム入りを決めた事を私は心から嬉しいと思っているしパタゴニアにとって大きなメリットである事は確実だ。本当に嬉しい!
ジムも脇田君、そして彼の子供達の事も良く海で見かけて皆素晴らしいサーフィンをしていると褒めていた。皆凄いけどお嬢さんのサラちゃんがこれから絶対上手くなる、と言っていた、彼が言うならそうにちがいない、あった事はないけれど、マヒナちゃんと言うノースのローカルの日本人の女の子もこの間優勝したらビッグウエイブにチャージしたりしているし、日本のレディースもこれからどんどんワールドクラスで活躍していくんだろうな。
落ちていく夕陽を眺めながらなくなりかけている日の光を惜しむようにシャッタを押し続けたジム、そして仕事のあと駆けつけてくれた脇田君は撮影のあと大急ぎで暗くなり始めた海に何本か波乗りするために出て行った。私はどんな分野でも何かに優れているマスターは人間的にも素晴らしいと確信しているが、仕事に対して厳しく、謙虚で誰に対して丁寧な姿勢を崩さないところはジムと脇田君もまさにマスタークラス。大いに学ばせてもらった。
Thank you for your time .
残りの仕事をやっつけたかったが、明日のノースはまた天気が悪くなり撮影できないだろうというので10時の最終便でマウイにとんぼ返り。長い一日だった。
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