2014-08-05

8月5日 STORM CHASER


どうしようか悩みに悩んだすえ、ぎりぎり昨日のイベントが終わる頃には頭の中は四国にいく事を決めていた。京都にいるからもう半分来たようなものだし、コンディションが当たらなくても見に行くだけでもいくべきだという気持ちだった。この夏はあのスポットがブレイクしたときに見に行きたいと思っていたから、なんだかしょっぱなからひきよせられている気もしていた。
疲れているけど興奮で昨夜はあまり眠れないまま5時頃目が覚める。
「6時半頃琵琶湖に着く」と言っていたもりけんがなかなか来ないので電話をしてみると,なんだか目ボケ声。仕事も忙しい中無理に夜中出発してきたのできっと途中で我慢できずに仮眠とっていたのだろう。安全第一,少しくらい遅れてもそのほうがいい。それに高知はまだまだ雨の災害で道が閉鎖されていたりするようなのだ。現地からのレポートでも多分サイズアップするのは明日,そうはいってももうそわそわしちゃってしょうがない。たくさんの人が被害に遭っているのにいくのはまずいかなあと向こうの友人に相談もしたけれど,2,3日前はそんな雰囲気もあったけれど,地元のサーファー達も昨日今日あたりからいろいろ動き始めているらしい。

今回は自分が乗れるサイズだとは思わないし,持っているのは日本用の小波ボード、それに風もきっと強いだろうから、自分が乗る事はあまり考えてなかった,でも一度見た事のあるその場所、その時は割れるかわれない蚊くらいのサイズだったけれど,確実に本物のうねりが来たら凄い波が建つに違いないと確信したロケーションでで実際どんな波が割れるのか、その場にいるサーファー達の雰囲気や空気が感じたかったのだ。
ピアヒでパドルで波に乗る人たちを見て、改めてビッグウエイブと向き合う人たちのメンタリティー、日頃の姿勢や考え方に惹かれ、日本で同じようにやってきてる人たちに興味がわいた。
日本のビッグウエイブを狙っている人たち,そしてなかなか割れないけど割れるときは特別な波が割れるような場所がいくつかあり,そのそれぞれの場所でどんな人がどんな形でその波を見つめてきたのか,実際割れる時にどんな風なのか,この目で見て,感じて,記録に残したいという気持ちがあった。でもまさか日本に帰ってきたとたんそんなチャンスが来るとは思ってもいなかったし,まあこういう場所は地味に顔を出して覚えてもらい,通い続けていくうちに受け入れられるところだからとりあえず行ける時には行きたいと思っていたのだ。
強く思えばそこへの道というのは自然と出来るような気がする。こうしたいなと思っていたらちゃんとこうやってチャンスが巡ってくる。
という事で焦らずちゃんと安全に辿り着けますようにと10時過ぎについた森けんと琵琶湖を出発。途中高速で運転を交代しスムーズに進んでいった。前回もりけんと高知に行ったときはパタゴニアアンバサダーのベリンダ,夫のアダムと息子のレイソンと一緒で5人分の道具と荷物をもりけんのバンに詰め込んでの旅だった。あの時に比べれば今開の荷物なんてガラガラ,足をおく場所もあるし,バックミラーも見える笑

途中何回か足摺に住むこうへいくんから連絡があった。彼は今回の波を逃したくないために家族旅行で滞在していた長野から家族だけのこして電車で土佐清水の自宅まで戻ろうとしていたのだが,途中、災害の影響で電車が止まったり道路が閉鎖されていたりで,岡山あたりでスタックしていた。どこかで私たちがピックアップできないか,連絡を取りつつ進み,結局高知で高速を降りる手前くらいの駅でピックアップする事が出来た。
彼も,「僕もそう良くなるとは思わないんですけど,でももしよかったら悔しいからやっぱり来てしまった」と言って通行止めの道路や運転停止している電車を乗り繋ぎながらなんとか高知にかえってきていた。波の持つ魔力って人を正気で行動させなくなるときがある。
浩平くんをお家に送りつつ,彼の好意に甘えて彼の家に泊まらせてもらう,浩平くんはこのエリアの波についてもよくわかっているからそういう点でもありがたい。今日は日暮れどきで8フィートくらいだったそうだ。
翌朝の事を思うと早く寝なくてはと思うのだが,思えば思うほど眠れない、と思ってたけどさすがに疲れていて私だけ先に寝てしまったみたい。それもお風呂もパスしてキャンプようの細いマットだけしいて。
Let's see what tomorrow brings 明日はどんな日になるのかな?

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