2012-08-08

8月8日 まつりの祭り

昨日の晩遅くに西湖に移動、くたくたになった状態でやっとテントを張り、さあ寝るぞと思ったら、友人に何人かの人が止まるところがなくてキャンプン道具もないからテントを貸してあげてほしいと頼まれ、私は大勢の女の子が寝ているテントに移動、でもさすがに知らない女の子たちが大勢いるなかで寝るよりかはと思い、湖畔でぼーっと寝っころがって過ごしたあと、車で本を読みながら就寝。朝起きたら太陽が昇っていて汗だくになっていた。
アーチストの顕子ちゃん。梵蔵の看板を作ってくれました。
お友達寿一郎君の娘ミルちゃん、フェスには慣れっこなのか横でジャンベセッションの大騒ぎがおこってるなかすやすや寝ている、かわいい!
今回は梵蔵の麻炭そばワークショップを開催。ぎりぎりまで何も準備してないように見える一平君に私はどきどきだったが(実際1時間前にどこかにお皿を買いにいってしまう始末、どうなることかとひやひや)参加者はかなり集まってきた。
料理人のお兄さんからそば好きで手打ち経験もある人、麻炭というもの事態に興味がある人、小さな子もたくさん参加してくれた。
友人のミュージシャンKAZZさんの息子晴心(せいしん)君は大の蕎麦好きだそうで、おとなしいけれど熱い思いを秘めた目で真剣に話を聞いていた。みんなで少しずつ生地をこねたけれど最後に一平君がこねたとたん生地がとてもなめらかになるのを見てみんな「ウオー」と尊敬のまなざし。その後さらにみんなで伸ばした生地をそれぞれが自分の食べる分だけ打ち方を習いながら普段使う包丁を使って打つ。なかなか細く打つのは難しいらしく、人によってはうどんのようになっていた人も。それぞれの打ったお蕎麦に自分の名前を書いた紙を添え、その後一人ずつ蕎麦をゆでてもらって試食会。ちょっとくらい太くても自分で生地をこね、打ったお蕎麦を食べると、うん、これはうまい!とみんな大満足。

それを見ていたワークショップに参加していない人までみんな食べたがり、残ったお蕎麦は一平君がきちんと打って何人かの人はそれにありつくことができた。富士山の美味しく冷たい水が水道から出てくるおかげでおそばも茹でやすく、美味しいものをみんなで楽しく食べることができた。
美味しいものと言えばその後夕食を食べるときに、会場のすぐ隣にあったレストランHANASHINOBUに行ったのだが、犬も一緒でオーケーと書いてあったことが理由でそこに入ったのだが、とてもいい雰囲気、その上メニューを見るとかなりこだわっているような感じ。そして出てきたものは、こんな美味しいもの久々に食べた、と思うほど美味しい食事だった。特にビーフシチューは絶品、オーナー夫婦とも話をしたが、本当に料理のことを真剣に考え、そして楽しみ、自信を持ってメニューに出しているということがすごく伝わってきた。全く期待していなかっただけに感激ひとしお、ここで食べるためだけにまた西湖に来たいくらい。
会場に帰ってくるとKAZZさんがステージで演奏していた。彼の音楽を初めて聴いたのはもうずいぶんと前、以前は毎月近所のカフェ麻心でライブをやっていたし、ジャンベ教室をやっていてこれがほんとに気持ちよかった、(でもみんながうまくなりすぎて気持ちよくたたくようになって、騒音苦情が出てクラスができなくなってしまったのだそうだ、残念)ニジェールに青年協力隊で行き、そこでも現地の人たちと音楽を演奏していたらしいけれど、彼の音楽は彼の人柄がにじみ出るような平和的で自然で、地球を愛する気持ちが伝わる音楽で私は大好きだ。東北でも何度か一緒に活動させてもらった仲間でもあるのだが、震災で起きたこと、その後起きていることなど考えさせられることも多くそんななかで生まれた曲も歌っていた。ほんとに汚い心、汚いものすべて雨で洗い流せればいいのに。彼の歌を聴きながら胸が痛んだ。

ちょっと移動が続いてお疲れ気味、何となく家が恋しくなり、疲れているなか、夜家に向かうが、途中でどうにもならなくなり、セブンイレブンの駐車場で数時間寝てしまった。

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