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オホーツクの海で普段さびしく、しかしハードコアに海を楽しんでいる友人パトさんからの紹介で昨日お会いした大久保さんの案内で、今日のゲレンデチェック。昨日までの湾はさらにサイズダウンだろうということで襟裳方面か日本海方面どちらに向かうか迷ったけれど、前者は東京から大阪間の距離があるということで日本海へ。行っては見たけど予想通り風が強くそれもオンショア。波はあるけどかなりジャンク、それでも朝早くからみんな入っていた。
さいしょ)見たメイン(と思われる)スポットはものすごい数の車が止まっていて沢山のサーファーが入っていた、頭以上あるオンショアウエイブで、スープがテトラやショアブレイクで玉石にぶつかっているのを見て、これはスタンドアップで、それもサーファーの中に混じっては絶対無理と心の中で却下。
結局みんなもそこでは乗れないネーということになってさらに北上。次に見たところもオンショアの御前崎みたいな感じ。とてもスタンドアップで乗るようなコンディションではなかったが少なくとも人はいないので自分が巻かれるだけ出し、玉石ではなく砂浜なので気が楽。そこで少し昨日までの雨にぬれたギアなどを干しながらのんびりしていると、そわそわしている大久保さんが「じゃあ、ちょっと乗ろうかな」と準備を始めた。
私たちも出ないよりは出た方がいいので彼に続いた。
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いやはやスープが休みなく押し寄せ、大変。しかしスープにパワーがないのでバランスさえ崩さなければよっぽどの割れ方をしない限りそれほどひどい巻かれ方はしない。何度もへこたれそうになりながらもかなり流されたところから流れに乗ってアウトに出ることができた。
ター君は途中まで出た後波に乗り、気がついたらまた振り出しに戻っていたらしく、ビーチに戻っていた。大久保さんはアウトでクローズアウトにいくつか乗りながらも3回くらいアウトに向かっていた、あの根性には脱帽、必死にアウトには出てものの、その努力に見合うご褒美波がない。ここまでせっかく頑張って出たんだからクローズアウトのスープで帰っちゃうのはイヤだ、一回半分くらいの距離乗れたけどもう一度アウトまで出て、乗れそうな波に乗ろうと頑張ってみた。やっとちょっとだけぼこぼこではあるけどフェイスのある波を捕まえ、ちょっとターンもどきをしながら乗りつなぎ、ショアブレイク付近まで戻ってきた、ショアブレイクで何度もまかれながらビーチに打ちあがり終了。
いやはや、昨日までがあまりに言い波だったので、〆られたってかんじ。いい思いばっかりしてるんじゃないよ、厳しいのもやっていきなさい、といわれた感じだった。ま、何はともあれ、海に出て、出なきゃ良かった、とは絶対に思わないし、とりあえずアウトに出れたで十分満足。
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そうこうしているうちに少し風が落ちてきたので来た道を戻ってみると、漁港のところで割れていた場所が結構よさそうに見えたのでそこで出た。ここは私も昔から知っている中山さんというウインドサーファーが開拓したらしい。
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それまで風がおんしょあだったので波は寄れていてフェイスはクリーンではなかったけど立て続けに波が来るわけではなく選べたし、結構ロングライドもできた。ここのところの雨で流木が沢山浮かんでいてテイクオフしようとするとがつんがつんと当たって障害物競走のようだったけれど、かなり楽しめた。大久保さんはここでもリッピング、道産子パワーを見せてくれた。岸ではおじいさんやおばあさんたちがなにやら拾いものをしている。打ちあがった昆布を拾っているらしい。北海道の利尻昆布は日本一とされているらしいが、この岸はその利尻と同じ海、もう岸に足っただけでだしのにおいがしてくるほどいいにおいがぷーんとしてくるのだ。
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その後ター君は最初に出たスポットで3ラウンド目、私はコンピューターを出して仕事、のつもりが居眠り。風は落ちたので少しコンディションもよくなっていたが、ああいった海で冬も出ているのかと思うと北海道の人たちはすごいなと思う。
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そのスポットには近くに気持ちのいい公園がありキャンプもできる。温泉でリラックスし、汚れを落とし、テントを張り、ご飯を食べていると、札幌のウインドサーファーの佐々木さんからお電話、遅い時間だけどた0クンと飲むためにこれからきてくれることになった。私はほとんど寝ぼけていて覚えていないが、そんな感じで夜が更けていった。今日も沢山体を使って気持ちよい一日と親切な仲間に感謝!
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