2011-06-08

6月8日 入れ替わり助っ人に来る仲間たち

昨日静岡チームは帰ってしまったが、それと交代するかのように頼もしい連中が登場。オータムのご主人祐二君、廃材ライブの東君と有機農家の石森さん。
昨日来てくれたすがちゃんと今日もいる真由美ちゃんにサンドイッチされてうれしそうなこうきさん。
ロブは東京の家を引き払って長期でこっちに来る決心をした若者。バーテンダーだったらしいが地震がおきてすぐボランティアに申し込み、最初の外国人ボランティアだったそうだ。以来東京とこっちを言ったりきたりしていたらしいが、本吉に惚れ込んでこっちに移ってきてしまった。
そして右が仙台の消防士で、ウイドサーファーの菊池さん。夜勤明けのままこちらに来て解体作業を一緒に手伝ってくれた。金野さんは私たちがお世話になっているサニーデイのオーナーだが、彼も毎日頑張っている。つい長いものを見るとこうしたくなるのはロングボーダーの性?

今日は廃材探しを手伝った。屋根の素材、スレートをとる作業、それもこのあたりの地元の石を切って使ってある物を選び、全快した家でそういったものが使ってある家の所有者を突き止め、つかって言いか許可を取り、それからはがしていく。私なんてまずスレート言うものが何なのかさえ知らなかった。でも良く見ルトなんと手の込んだ屋根の作り方なのだろう。何でもそうだが、昔の人の家の作り方は本当に丁寧でしっかりしていた気の遠くなるような細かい作業だったことがわかる。
その昔からの屋根の素材、今では手楡世売ったってなかなか手にはいらないし、それで屋根を作ったら大変な値段だろう、それをあえてやろうという廃材ライブの東君の意気込みとロマンにはしびれるなあ。きっととても素敵な建物ができるだろう。

その後校庭に仮設住宅が建設されたため、運動できる場所がなくなった子供たちのためにナイキがスポンサーになってできるフットサル場候補の土地の視察、物資の配達、マーケットプレース予定地の掃除などをして一日が終わる。メンズは津波で打ちあがった巨大なケヤキの木を切り分けて運んだりしていた、この一部は町の大太鼓になるらしい。つくるのに5ねんはかかるという。そうやって少しずつだが前進している。
One step at a time.
暗くなるころ大急ぎでタコライスを作り、それを書き込んで今度は町の伝統的歌の練習を見に行った。先週が地震以来最初の練習だったそうだが、彼らは全国的にも結構知られているらしくツアーもあるらしい。夏には日本各地を回ってパフォーマンスをするらしい。練習を見せてもらったけれど本当に声がものすごく力強く、舵をたたく音も力強く、不思議なくらい涙があふれてきた。昔は大漁だと港に帰ってくるとき船を連ね、大漁旗をなびかせながら舵で甲板をたたいて拍子をとりながらこの歌を歌って帰ってくるのを女子供が迎えたのだそうだ。かっこよかっただろうなあ。というわけで2回目は中に入れと誘わてやってみたけど、しどろもどろ。

夜遅く、唐桑のサーファーシゲチャンとあきらさんが遊びに来た。
「前は何も連絡しないでもしょっちゅう海で会ってたのに、誰も海に行かないからなかなかみんなと会わないね』といっていた。海は波乗りするだけの場所ではなく、みんなが集まり交友を深めるところでもあるのだ。いつになったらその大切な海がみんなのものに戻ってくるのだろう?

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