2010-06-24

6月23日 Everybody wins!

ここ数日風が強くマリコのスタンドアップのダウンウインドレースやモロカイクロッシングまで1ッ花月をきったこともあり、ダウンウインドがかなり盛り上がっている。
いつ行っても必ずいるメンバーが20人くらいいるが、その中でもカラマはやはりすごい。この間もラウニポコにOC-1でひょこっと出没したらしく、どこから来たのか聞いたら、マリコだという。つまり44マイルの距離、ウエストサイドを回りこんでサウスまで来たというのだ。おそろしや、そんな人にとってはカフルイハーバーまでのパドルなんて、寝室からちょっとトイレまで行くくらいの気分なのだろう。
そしてラダーなしの小さなボードでも異常なスピードを見せるジェレミーも常に注目を浴びている。レデイースでは常勝のアンドレアにF16を手に入れたデビンがどれだけ迫るかも期待されている。
あまりに早いスピード記録がばんばん出てものすごいグライドが楽しめるのでみんな、毎日すごくいい顔をしている。
カラマのブログに早朝まず人が混んでくるまでラウニポコで波乗りし、その後ダウンウインドで1時間を切った。最高の気分でゴールに到着し、ビールを飲んだときの気分、I win! と書いてあった。これは自分がほかの人より早かったから、WINというだけの意味ではなく、今日は最高の一日でウイナーの気分だという意味も含まれている気がする。

数日前、波はいまいち風も強い中スタンドアップをしていた、うちに滞在中の太朗さん、初めて4歳の息子天満君と一緒に波に乗ったらしい。5本トライして一本はワイプアウト、でもまた出て行って最後に乗った波は結構なサイズがありフェイスをずーっと横にに走ってビーチ近くまで乗りつなぐことができたそうだ。どうだった?と天満に聞いたらしっかり目をつぶっていたらしく、何も見えなかったらしいけど、うれしそうだった。そしてお父さんは本当にうれしそうだった。ウインドのプロ、釜口君はオーバーヘッドの波をお嬢さんと一緒にタンデムで攻めるし、そしてもおちゃんも子供と一緒に波に乗ることの幸せを昔しみじみと話してくれたことがあったけど、太朗さんもその喜びをその夜ずっとかみしめていた気がする。一日遅かったけど父の日のすばらしいプレゼントだ。

大会でビリッケツでも自分の最高のパフォーマンスができればそれはそれで自分の中では「勝利」なのだ。ほかの人と比べるのでなく、自分の基準、そして小さいこともありがたく感謝する気持ちさえあれば、誰もが毎日ウイナーになることができる。言うは易し、で私もウイナーどころか、ほとんど毎日ルーザー気分で落ち込むが、それでもどこか一部だけピックすればどんな日でも何かしらのWINはある。それで一日気分よく過ごすことができれば、それこそ、I win!かもしれないな。
今日はなかなかスピードが出ずに一緒に乗ってくれた人を待たせてしまったけど、それでもカフルイハーバーのあのいやな横風の中、めげてもうココで漕ぐのをやめたいという気持ちに何とか打ち勝ってフィニッシュできた。これだけでも自分の弱さには「勝った」ことになる。レベルの低い勝ちだけど。

2 comments:

  1. んー、カッコよすぎるな、カラマ先生は!

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  2. ほんと、カラマみたいな人たちがいつも目の前で見本を見せてくれていることがいかにラッキーなことか、昨日もみんなではなしていたところ。自分を卑下するでもなく、かといって自信過剰でももちろんない、とっても人間的な、手の届く、というか神様ではなく、人間の域での身近なすばらしい先生って感じ。モエちゃんもあの時教えてもらえてよかったね。

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