風は強く波はない、腰とひざもいまいち。というわけで『満月だからキャンプしながら撮影したい』というカメラマンアンドリューのリクエストにすぐ乗って、夕方から出かけた。
島の反対側まで向かうドライブもハレアカラの中腹から見渡せる北と南両側の海がすばらしいし、森が少しずつ砂漠になり、家もまったくなくなっていく感じがとても気持ちがいい。
途中海にまっすぐ落ちる虹が鮮やかだった。
キャンプ地にぎりぎり暗くなる前に到着、風がものすごいのに、それでもここは結構釣りにいいのでローカルらしい人達の車がぽつぽつ止まっている。ある程度周りと距離を置いたところを探し、まずはテントを設置。それにしてもすごい風、考えてみたら普段キャンプに行くのは風がなくてウインドやカイトができないひだからそれほど吹いていないのだ。
しばらく散歩をしてからご飯を作っていると山の向こうから巨大なつきが現れた。一気に周りが月明かりで明るくなる。それにしてもあまりの風で月をバックにキャンプというアンドリューの期待していた絵は取れそうになかった。ただこの場所は木がたくさん生えていて風をしっかりブロックしてくれるので十分快適。もって来たご飯を温めてまずは夕食、そして焚き火を炊いてマシュマロ焼き。焚き火とくればこれはつきもの、マシュマロを焼き旅にこれが大好きなもおちゃんを思い出す、なんと言っても一度一緒にキャンプしたときアノ甘いマシュマロを一袋一人でほとんど焼いて食べてしまったのだ。そんなことを考えながらちろちろ焼いては私もいくつも食べてしまったが。ご飯を食べて話をしているときふとアンドリューのほうを見ると足の付け根辺りを何か小さな蛇みたいなものが這っていた。私は蛇が大の苦手なので叫び声を上げたかったが、びっくりさせてはいけないと何とか自分を制止、よくみると、なんと巨大なムカデだった。これは刺されたら大変なことになる。「アンドリューなんかついてる、」と必死で払いのけようとした。立ってもらってジーンズのすそのほうに移動したムカデを払い落とし、踏みつぶして何とか事は収まったけれど、あの大きさのムカデに指されたら大変だっただろう、さらにアンドリューは蜂などにひどいアレルギー反応を示す体質らしいのでさらに大事だったかも。『まったく毎日危険な出来事が一回はあってビビらされる!」とアンドリュー。
アンドリューから話を聞いて山やアラスカの知り合いたちが続々とマウイに来たがっているらしい。アンドリュー、スコットに引き続き、ハオレオーシャンブートキャンプは続きそう。タフな山男対象に海でびしびししごいてあげるビジネスに出来そうなくらいだ。
2009-09-06
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