2011-12-27
12月26日 友人たちとの再会
今日は葉山の友人で昔のウインドサーフィン仲間の土佐洋子がお蕎麦屋さんに来てくれて久々の再会、うれしいなあと思っていたら入れ違いに今度はこれまた昔のウインド仲間の今井雅子から電話があり、これからモエちゃんとお蕎麦屋に行くけど、というのでもう一回お蕎麦屋へ。モエちゃんはパドルボード仲間で彼女もがっちり太腕体型。今井雅子、土佐洋子、安智恵、私とそろったら、同じ学年4人がそろい、かなりの迫力だっただろうなあ。
(マコ とモエちゃん)
午後は釣具店に行き、前回の釣りで足りなかったものなどを購入、次回こそは何かを釣り上げたい。私は釣り自体を楽しいと思っているわけではなくただただ魚が食べたいだけなので、釣れないと楽しくないのだ。
夜はまたまた懐かしい人が電話をくれた、小学校の同級生赤根くん、今年震災で恩師の武田先生を心配してみんなが集まったことからまた連絡するようになったのだ。何年たっても基本はみんな変わらない、赤根君も昔から優しくってみんなを気遣う人だった。相変わらず危なっかしくて突っ走り君の私をきっと心配してくれているのだろう。お蕎麦を食べながら新しい仕事の話などいろいろ聞かせてもらった。
友人てほんとにありがたい。
12月25日 メリークリスマス
昔は本気でサンタさんを信じていて一生懸命手紙を書き、クッキーを出し、どうしても相対から眠らずにがんばっているのだが、結局気がついたら朝でサンタさんはクッキーをしっかり食べて帰った後。でもどの家でもお菓子食べてたらお腹パンパンだろうなあ、なんて子供心に不思議に思ったりもしていた。そんな子供の夢をぶち壊しにしたのはひとつ年上のいとこだったが、本当に裏切られた気持ちになったのを覚えている。
私の親友の娘である6歳のスモモはサンタさんにわかりやすいようにと窓のカーテンを少しだけ開けて、クリスマスツリーをその隙間においてよく見えるように、とかいろいろ工夫をし、お手紙を書いて待っていたらしく、願いどおりのプレゼントが届き、空に向かってサンタさんアリガトウとさけんでいたらしい、かわいいなあ。
何はともあれ、みなさんメリークリスマス、あと1週間足らずでなんと2011年も終わり、早すぎる!
12月24日 涙のクリスマスイブ
キーンと晴れ渡った冬の朝、自転車で名越の坂を越えて逗子の会場へ。
かよちゃんの告別式には今日も大勢の人が集まっていた。
来ている人の平均年齢がかなり低いのがつらい。
昨日あれだけ泣いたから(それを覚悟で私はお化粧をしていなかったけれど、大勢の仲間が目の周りを真っ黒にしていたり、ほっぺたに化粧が流れた悲惨な顔をしていて、みんなで笑い泣きしながらからかいあった)今日は落ち着いてお別れができると思ったけどやっぱり涙は出るものだ。
かよちゃんの見つめながらずっと彼女に語りかけているショーグンを見て、まだまだやりたいことがたくさんあって心残りだった出あろうかよちゃんだけど、これだけ愛されていたことは本当に幸せものだなあと思った。挨拶で
「みんなが言ってくださったとおり本当に佳代がいつも笑顔でみんなを明るくする人だった。そしてその彼女の恩恵を一番受けていたのが僕でした。佳代と知り合った19年間、結婚してからの11年間のすべてが本当にすばらしかった!最高だった!」と強く語っていたショーグンは本当に素敵だった。
心から愛することはときに傷つきやすくもなるだろうけれど絶対に人を強くする。
涙は浄化作用があるというけれど、こんな大きな悲しみはなかなか浄化されるものではないかもしれないけど、それと同時にかよちゃんがいかにみんなに愛されていたか、家族やショーグンとの絆が深かったか、感じることのできるお別れ会だった。
今年は本当に愛や生きること、死ぬことについていろいろ考えさせられた年だった。でも結局は人生がどんなに短くても長くても、他人から見て平凡でも悲惨でも、自分が一生懸命生きていればそれが一番なんじゃないかと思う。一日一日がいかに貴重で大切なものか、それをクリスマスイブに実感させてくれたかよちゃんに心から感謝。
仲間内で話していたことだが、春暖かくなったころ、ちょうど100日になるころに、今回来れなかった仲間たちにも集まってもらって、海でかよちゃんを思って花をささげられたらいいね、というアイデアが生まれた。ショーグンにも来てもらってみんなで、かよちゃんと一緒に春の海で集合しようと。
実現しますように。
12月23日 将軍の涙
96年から続いているサクラキャンプの第2回に参加してくれてからずっと今まで親しいお付き合いをさせてもらってきた仲間のかよちゃんのお通夜にいってきた。私たちにとっては本当に突然のことではあったけれど、後で聞いたところ10年間病気と戦ってきたのだそうだ。
かよちゃんは大学の学生時代に学連のウインドサーフィン部でウインドサーフィンを始め、同じ部で知り合った彼とずっとお付き合いをし、二人でウインドを楽しんできた、そしてめでたく結ばれ、元気な男の子も授かり、いつ会っても二人でニコニコ、ウインドに励んでいて、周りにいるみんなまで明るい気分にしてしまう素敵なカップルだった。
始めて御前崎のキャンプに参加したときのことも今でもはっきり覚えている。当時もおちゃんのライバルとして二人で切磋琢磨ぐんぐん伸びていたツグミちゃんの大学時代のお友達だったかよちゃん、ツグミちゃんともあったとたん懐かしそうにジョーダンをぶつけ合いながら、なれないウエイブに挑戦し、終始笑いを振りまいていた。
その後も毎年参加してくれ、いつしか同行するボーイフレンドの将軍(ニックネーム)もサクラキャンプの常連となり、キャンパーが一生懸命アドバイスを聞いているそばで耳を大きくしながら話を聞いていたりしていた。
夜は夜で女の子同士が盛り上がってるなか、毎年奥さんやガールフレンドのお供で御前崎で再会するご主人同志たちもどこかで一緒に飲んで、ウインドサーファーの相棒を持った男の愚痴をわかちあっていたらしい。ショーグンもそんな仲間ができていたようだった。
二人のホームゲレンデは三浦、そして冬は御前崎、夏は本栖湖などにも遠征し、とにかくいろんなところに二人できていた。
マウイのサクラキャンプにも二人で参加してくれ、ショーグンはサクラキャンプのマスコットボーイだね、なんていわれるほどだったのだ。
誰もがかよちゃんというと笑顔とあの明るさのことを口にする。私も彼女のがハハハという笑顔以外の顔が思い出せない。とにかく誰に対しても明るく、さっぱりしているけど周りに気を使っていつもいい雰囲気を作ってくれていた。マウイや御前崎で会ってもいつもショーグンとジョーダンを言い合いながら、ウインドを楽しんでいて、二人であそこまで一緒に夢中になれる共通のものがあるって素敵だなあと乙もほほえましくおもっていた。
そんな彼女だからこそ、病気になっても誰も気づかなかったし、明るく振舞っていたから心配もしなかったのかもしれない。数年前に体の具合があまり良くないといううわさを聞いたと気も、まさか大病だとは思わず、「そういう時期は誰でもあるだろうし、あせらずまずは体を直してそれからまたウインドしたくなったらすればいいじゃん」なんておもっていた。
今年の夏、もおちゃんのところにかよちゃんの親しい友人でもある理恵ちゃんからメールでかよちゃんの具合はちょっと悪化してきているという便りをもらったとき、私ももおちゃんも本当にびっくりした、まさかそんなことになっているとは思いもしなかったし、以前の病気もとっくに治っているとおもっていたのだから。かなりおもいということを聞いて、何かしたいという気持ちはみな一緒だったし、元気を出してもらいたい、励ましたいとおもったけれど何を言っていいのか、何ができるのか、反対にへんに行動したら傷つけたり嫌な思いをさせたり、負担になってしまうのではないかといろいろ考えた。
サクラキャンプ内でかよちゃんと親しかった仲間内でもそれぞれがいろいろな思いをもっていた。
それでも結局、ビデオレターでそれぞれのメッセージを取って編集したもの、それからそれぞれが小さな布にメッセージを書いたものを縫い合わせてブランケットにしたものを送ることにした。
ビデオメッセージも、寄せ書きブランケットの布も、本当に全国あちこちから送られてきた。みんなかよちゃんの明るさに触れて、ウインドのすばらしさをシェアしてきた仲間たちで、かよちゃんのニュースにびっくりして、何かしたいという気持ちからだった。
押し付けがましいことはしたくなかったけれど、みんながかよちゃんのことを忘れずにいること、そして一緒にいつかまたウインドをしたいと心からおもってること、またウインドからは遠ざかってしまっているけれどサクラキャンプでの思い出や仲間は一生ものだとおもってることなどをそれぞれ自分らしさいっぱいにビデオにとってくれていて、私宛のものでもないのに、私が見ても懐かしさとうれしさに感動した。
みんなが押しかけると帰って大変なのでかよちゃんと親しい仲間が届けてくれ、その後も様子を見たり、マッサージに言ってくれたりしていた。
今回日本に帰ったときにもしも彼女の具合がいいようだったらぜひ会いたいなあといっていた矢先だったのに、こんなことになってしまって本当に残念で仕方がない、でも理恵ちゃんのおかげでみんなに声をかけてかよちゃんに少しでも気持ちを伝える機会があったことを本当にうれしくおもう、私たちがかよちゃんを以下に大切な友人だとおもっているか、そして彼女の明るさにインスピレーションをもらってきたか、そして今まで病気と向き合い、がんばってきたことにどれだけ感銘を受けているか、たぶん伝わったような気がする。
お通夜で喪主の席に座っていたショーグンは来てくれた人たちにお礼を言いながらもちょっと触れたら壊れてしまいそうな表情、泣き顔から普通の顔に戻らないような、そんな顔で座っていた。必死に崩れてしまわないようにがんばっていた。
ショーグンのぐしゃぐしゃになった顔からこぼれて来る涙に胸が締め付けられる思いだった。
みんなからショーグンと呼ばれている彼だが、そのニックネームの由来を聞いたところ、笑ってしまった。
明るくて人付き合いが得意なかよちゃん、そしてどちらかというと内気そうなショーグンだが、ショップ仲間の中で話しているときに、「お前のとこは元気なかよちゃんの尻にしかれてんだろう」とか言われたときに「いや、俺は家では将軍だ!」と豪語したことからそのニックネームがついたのだとか。
かよちゃんは明るくて元気だけど、でもいつもショーグンをたてることをわすれない、優しい奥様だった。たぶんほんとに将軍様のような気持ちにもさせてもらえるくらい優しかったに違いないけど、そう強気の発言をするショーグンを手のひらで転がしているかよちゃんが目に浮かぶからおかしい。
残念ながらそんなに二人と一緒にすごす機会は多くはなかったけれど、でも楽しい思い出はたくさんある。二人は何年たっても学連時代の延長みたいな雰囲気で、周りを笑わせているかよちゃんをショーグンがいとおしそうに見ていたのを覚えている。
ショーグンがどれだけこの10年間かよちゃんと一緒にがんばってきたかは、想像もできない。
そしてお通夜の席では明るく、わざとぶっきらぼうにしているかの様子の真優、彼がいることがショーグンの救いあだなあ、とおもった。まひろがいなかったらショーグンはきっとあまりに空虚すぎて何もやる気がなくなってしまうだろう、でもまひろがいるからきっとがんばれる、誰よりもきっとさびしい思いをしているまひろが彼なりにがんばっている様子は泣いてる彼を見るよりつらかった。
ウインドの仲間も遠くは浜松や御前崎からもわざわざお別れに来ていた。かよちゃんの人柄から本当に大勢の人が儀礼でなくどうしてもお別れがしたいからとやってきている夜だった。
終わったあと中まで食事をしながら話していたときも、涙しながらもおかしなエピソードが次々と思い出されて泣き笑いだった。ほんとにいい仲間だったし、これからもかよちゃんのことはみんなが集まるたびにわだいに出ないことはないだろう、かよちゃんありがとう。そしてこんなすばらしい仲間とつなげてくれたウインドサーフィンに改めて感謝。
お通夜だけ参加させてもらおうとおもったけれど、とてもお別れしきれない、そしてここに来ることのできなかった全国のサクラキャンプの仲間たちの思いを感じてあすの告別式にも参加することにした。こうして日本にたまたま帰っていたことも何か意味があるのだろう。
なんだかいろんな思いがぐるぐる頭の中をめぐってうまく言葉にできないが、ほんとに生きるって大事なことですばらしいことで、一生懸命一日一日を過ごさなくちゃいけないなと実感した。
そしてそのすばらしい見本を見せてくれたかよちゃんにアリガトウと伝えたい。
12月22日 真鶴でSup fishing
朝からお腹がはちきれそうな朝食を頂、ぎりぎりまでお風呂であったまってから出発、のんびり海産物のお土産やさんで試食めぐりをしたあと舞鶴へ。
ヨガや東北での活動で知り合ったコスミックヨガというスタジオをやっている晶さんに電話すると、ちょうど出るところだけれどちょっとだけ会えるというのでご挨拶、そのままスタンドアップが出せそうなところを教えてもらう。舞鶴はさすがに水がきれい。岸壁には何人かの釣り人もいてなんだか魚が連れそうな雰囲気をかもし出してはいたけど、私は出たとたん根がかりでボーズ、それでも岸壁に沿って漕いで、奥にある漁師さんたちが作った基地のような場所を見つけたりしながら漕いでいたら寒さもなくなってきて気持ちよさがましてきた。
結局ボーズで終わったけどどんなときでも海は出ないよりは出たほうがいい。
それにしてもここ数日は寒いなあ。
12月21日 伊豆のヴィラ白浜
御前崎が吹いてそうな冬らしいお天気、こういう日は寒いけど空がシャキーンと気持ちいい。
スタンドアップボードと釣り道具を乗せて伊豆にくり出した。
前回行きたいと思っていながらいけなかった大好きな場所のひとつ伊豆下田にあるヴィラ白浜にお邪魔してみた。電話してから行こうとおもっていたのに気がついたらもう下田に来てしまっていたのでとりあえず細い坂道を登ってヴィラまで。
ヴィラ白浜のロケーションは限りなくマウイ、それも私の住んでいるハイクに似ていて、緑深い森のなかにあり、白浜の波が見下ろせる。
そこにオーナー家族が時間をかけていろいろ改造したり、加えたりした貸し別荘の施設があるのだが本当に居心地が良く、友人や仲間にも紹介するとみんなそろってとっても気に入ってしまいリピーターになってしまうほど。
マウイレインボウリトリートの同窓会やミニリトリート、パタゴニアの集まりなども開催させてもらっているのだ。
駐車場に車を止めると、不思議そうな顔をしたオーナーの相馬さんが作業着で出てきて、私の顔を見てびっくり。
「イヤー予約があったのに忘れてたかとおもってあせったよー」と迎えてくれた。
一緒に行った一平くんの生蕎麦をプレゼントし、しばしコーヒーおやつタイム、話し込んでいると今度は奥さんのともこさんが帰ってきた、これまたびっくりしてくれた。
来るたびにどこかしら新しく素敵な設備やスペースが出来上がっていてますます居心地が良くなっているヴィラ白浜。
家のすぐ横にある畑は生前とはしていないけれど伸び伸びと育った無農薬のお野菜でいっぱい。お野菜や手作りの麦茶などたくさんのお土産をいただいて帰ってきた。
相馬さんファミリーの生活は私の理想とするところ、仕事は大変だけれど、体をたくさん動かし、住んでる土地から取れる海産物や野菜、果物などを最大限に利用、貯蔵、楽しみ、ヨガや海で大いに遊び、手作りでいろんなものを作る。近所の仲間との付き合いや家族関係なども本当にすばらしい、自然とのバランスのよい生活はヴィラ白浜を訪れたお客さんにもすばらしいインスピレーションを与えてくれるし、少しでもそれに近づきたいと思わせるものなのだ。
今度はもっとゆっくりお邪魔したいとおもう。
その後外浦湾まで行ってみたものの、結構風も強くあまりに寒くて海に入る勇気が出ず、また北上。伊東付近にある温泉へ。
丁寧に作られたコース料理、キーンと冷える夜に3つの温泉風呂をめぐりながら久々にのんびりリゾート気分を味わえた。
12月20日 7’3ナッシュのスタンドアップボード
というわけで今回の日本滞在はこのちょっと太めで背が低めの彼がお相手、ショアブレイク、ビーチブレイクの由比ガ浜には結構いいんじゃないかな?
2011-12-26
12月17日 アットホームな発表会
母がその準備に一生懸命だったのも良く知っているし、姪っ子、甥っ子もでる、その上なんと弟のお嫁さんが今年から母にバイオリンを習い始め、毎日地道にギーコギーコ練習し、彼女も発表会に出るのだというので、これは行かないわけには行かない。
母 のバイオリンの生徒さんと母の友人のピアノの先生の生徒さんの合同発表会だが、甥っ子、姪っ子、その伴奏をいとこがして、弟のお嫁さんも出るし、客席のほ うにはたくさんの親戚もきていた。昔から知ってる生徒さんたちも出るのでなんだか家族総出演の会のようでおかしくもあった。
小さな子達が おしゃれをして姿勢をしゃんとただし、一生懸命バイオリンを引いている様子はとってもかわいらしかった。そしてびっくりしたのはお嫁さんの幸ちゃんが、 きっと本当に練習を重ねてがんばったのだろう、夏に聴いたときよりずっと上手になっていた。大人が小さな子達よりも初歩的な曲を一生懸命弾いている様子を 知らないお客さんたちがどう見ていたかはわからないけど、私は彼女の一生懸命さと回りを気にせずがんばる様子に感動したし、さすが打ちの弟がほれ込んだお 嫁さんだけあるなあと、誇らしかった。
母もがんばって練習していたかいあり、難しい曲を何とか弾きこなし、発表会は最後にみんなが総出演で赤鼻のトナカイさんを歌って終了、なんともアットホームないい会だった。やはり生活のなかに音楽が身近にあるのって素敵だなあ。
12月16日 寒い!と 食べる!
体をあっためたいからあったかいコーヒー、それも砂糖入りが飲みたくなる。とにかく寒いから何でも食べて燃料にしたいと体が訴えるのか、それともただ日本食がうれしくて自分が食べたいだけなのかはわからないが、目に付くものなんでも食べたくなる。
お昼にウインド仲間のいいともと里ちゃん、そしてヨガの先生の暁子さんともう一人の生徒さんとおしゃべり。彼女たちはちょっと前に一緒につくった酵素ジュースの試飲会をかねての集まりだったので一人ひとりの酵素ジュースを私も飲ませてもらったけど、おもったよりずっとおいしくてびっくり、これで体にとてもいいのならぜひぜひ次回は私も作り方を教わりたいなあ。
里ちゃん、いいともとはここの所、共通の友人が病気になってしまったことで連絡をちょこちょこ取っていて、彼女たちはちょくちょくお見舞いにいったりマッサージをしてあげたりしているようで様子を教えてくれた。今回ぜひあいに行きたいと思っていたのだけれど、またちょっと具合は悪化して入院中とのこと、残念だけど早く良くなってほしいものだ。
12月15日 日本到着
迎えに来てくれた友人は会ったときからなにやらにやけていて、何かとおもったら、
「いやあ、実は今日めちゃくちゃいい波乗っちゃってさー、そんな子というとうらやましがるからかわいそうかとおもっていわないでおこうかなと思ったんだけど」といいながらずっとその楽しかった波乗りのことばかり考ええいるようでニヤニヤ、ああ、マウイを出発したときも逃した志士、こっちでも一日違いで逃したか!なんだかカボベルデに始まってずっと空回りしている感じ。あせらずその場その場の状況を楽しめという戒めかなあ。
覚悟していた寒さは何とかなりそうな感じで、久々に冬の日本滞在です。
2011-12-20
12月14日
ン網はありそうだけどここの所雨が多く風が吹いてもいまいちのコンディションだったので今のうちに帰って、また戻ってきたころにビッググラッシーウエイブになればいいなあとおもっていたけど急に天気予報が変更になり、今日は風のないいいコンディション、出発前にちょっとだけでもカナハで波乗りしたいとおもったけど急いでパッキングしたあといってみたらちょうど風が上がってきたところだった、残念。とりあえず海に飛び込んで、それからビーチでシャワーを浴びて空港へ。
最近は寄るホノルル発の羽田行きの便を利用しているが本当に楽。そのままついたらベッドに入り、翌日からはあまり時差ぼけもなく過ごせるから。
今年はクリスマスもお正月も日本で過ごす、何年ぶりかな?
2011-12-15
12月13日 やっと海に入れた!
カナハをチェックするとかがみ状態だが、ワイルクに住むランディーからアンドパイルならウインドスウエルでちょっと乗れるというので急いでいってみた。寄れててばたばたした波だけれど久しぶりに風がないので乗れる。ここしか乗れるところがないので結構込んではいたが、スタンドアップで300メートルほど先にある湾まで行くとそこは誰もいなかった。波も十分乗れるサイズ。
本当に久しぶりのスタンドアップ(一ヶ月以上ぶりじゃないか!)だったのでなんだかぐらぐら安定しない。それでも海に入って体を動かせることがうれしい。それにしても体がなまっているのが良くわかるちょっと漕ぐだけで息が切れたり。
20分ほどしたところでセットに後ろからまかれたときに勢いでリーシュが取れてしまった。波が小さいと甘く見ていたみたい。
波もそれほどなく、カレントも強くなかったのでよかったけど甘く見ていた。なまった体で久々に泳いで息が切れてしまい、大反省。やはり日ごろからギアのチェックを怠らず、また波がなくても漕いだり泳いだりしていないといざというときに大変なことになる。特に今日は一人きりで周りに誰もいなかったのでカレントが強くて流されていたら大変だった。
とはいえ海にやっと入れて気分すっきり。上がったと同時にオンショアが吹き始め、終了。
12月12日 雨足弱まるが波なくなる
カフルイは曇りで雨は少ないようだけれど何しろ波がぜんぜんなくなってしまい、カナハは鏡のよう。
キヘイやワイルクの友達に電話してもみんなあまりいい返事をくれない。
どうせなら日本に帰るのもコンディションの悪い今のうちかなという気持ちになってきた。チケットを買うお金はないのでマイレージを使うのだが、年末は大体混雑していてチケットが取れないことが多い。なのに問い合わせてみたら結構空席があり、チケットが取れそうだ。
というわけで急遽年末とお正月は日本ですごすことになった。
でも、そう決めたとたんこっちのコンディションが良くなったりして。最近被害妄想の気まで出てきたか、、、
2011-12-12
12月11日 ザーザーの大雨
この3日間で3ストライク、アウトって感じ。まあ、去年おととしが歴史に残るほどいい冬だったから、あまり良くない冬になってもおかしくはないんだけど。
12月10日 二日連続空振り
ビジターカイトサーファーが何人か同じようにビーチで様子を伺っている。クルーザーが来て風もちょっと上がってきたようなのでよし、一緒に出ようということになりセッティングをしたけれど、彼が出たとたんまた風はやんでしまった。レインズを良く知っているクルーザーは雨雲が近づいてきた時点で急いでタックして風上に上り、そこから風がやみ始めたなかを何とか下させながらもときた場所に上陸。とりあえずビーチまで戻ってまた風が上がるのをまとうということになった。
が、残念ながら風はなかなか上がらず雨は強まるばかり。
もうレインズはあきらめてカイトビーチに移動しようかと思ったけどカイトビーチから来た人がカイトビーチも無風になってしまったというので結局今日もノーカイトのまま終わり。
ツーストライクでためいきつきながらの帰宅。海に入らない日が続くと気分がめいってしまう。あったかいだけでもありがたいことなのに。自分に自己嫌悪。
2011-12-11
12月2日 大会一日目
朝8時のミーティングに間に合わせなくてはいけないのに、ホテルの朝ごはんは7時半から、そしてお昼はないので朝ごはんのビュッフェで何とか食べるものをもちだしていく。
結局波がないので今日は12時までは延期、トラックをシェアしている仲間と一緒にまず町に出て用事を済ませ、12時にもう一度行くが結局今日はキャンセル、その後みんなで他のスポットをチェック。
シークレットスポットは波のないカリフォルニアみたいなコンディション(弱いオンショアで腰くらいの波が割れているなか、選手は大勢練習していた)
これではあまりに忍びないともう一箇所さらに奥にあるポイントに行ったが、確かにこちらは頭くらいの波が割れているのだが、海に出るのがとても大変な岩場で、そこまでして乗るだけの波ではない。
乗りたいのは山々だし、カボベルデに来てから初めてまともな波を目にしたのだが、ぎざぎざの岩場ぎりぎりに割れている波とは知れるかは知れないかの強さの風、でそこまでして乗るだけの価値はないし、今ここで怪我したりフィンを待たなくしてしまっては大会に出られないので出ないことにした。
出ないでおいてよかった、出ていたメンズの一人は膝下をざくざくに切り、もう一人はうにが刺さってひどく痛そうだった。そしてみんな風がなくなりかなり下って歩いて帰ってきた。
ほんとに明日は波が上がってくれるのだろうか。ポジティブな気持ちを持っていないとだめだし、どんなコンディションでも楽しまなくてはと思うのだけれど、やはりお金をかけてここまで来たのでついついいいコンディションを期待してしまう。大きな波がきていて、グラッシーですごくいいコンディションだというマウイに早く帰りたい、という気持ちがむくむくとわきあがるのを必死に抑えて、せっかくここまで来たことを楽しもうとがんばっている。
でも毎日朝昼晩のビュッフェくらいしか楽しみがなく、そのビュッフェももう完全に飽きてきた。ふう。
2011-12-10
12月9日スコール続きの一日
ジョーズもちょっと割れていて若手ローカルサーファーたちがパドルでサーフィンしていたようだ。とはいっても12月にもなって一回もジョーズがちゃんと割れていないなんてかなり珍しい、今年はほんとに大きなうねりが来ない。
というわけで今日は絶対レインズと決めて朝からやる気満々。 雨交じりでなんとなく怪しいけどとりあえずセッティング、でも昨日も結構みんな雨で風がなくなり、遠くまで泳いだらしい。
今日もいざ出ようというときになってザーザーブリになり、待機してたら風がぴたーっとなくなってしまった。ちょっと前に出たディランは何とかママスに引っかかるように泳いで帰ってこれたが,もう一人のカートは微風やアンダーサイズの達人にもかかわらずはるか沖でカイトを振り回しながら必死に岸に戻ろうとしていたけどたぶんあの距離ではパイアにたどり着くのがせいぜいだろう。
あきらめきれずにずいぶんとかぜ町をしていたが、ちょっと風が上がってくると次に雨雲がやってきてザーッと降り、風がやむことの繰り返し、たぶん3回雨にやられてからあきらめて撤収。
明日こそは乗れますように。
12月7日 Finally Home!
実際の飛行時間だけでもおそらく30時間近いのではないだろうか、それにレイオーバーの時間を足すとほんとに気の遠くなるほど遠いところに旅した気持ちになる。
LAからマウイへの飛行機に乗り込んだときには、まだこれからさらに5時間条あるというのにもう家に帰ってこれたような気分にさえなった。
お昼過ぎにかおるちゃんが飛行場に車を持って迎えに来てくれた。彼らも3ヶ月滞在の予定が急遽ご家族に不幸があり明日帰国することになったらしい。一緒に遊べなかったのは残念だけど人目だけでも帰る前に会えてよかった。
コンディションはよさそうだったけど、またもや私のギアは到着せずだったので海にはいけず。夕方には時差ぼけか、ただの長旅の疲れか、ベッドに入って気絶した。
Home sweet home.こんなにマウイに帰ってこれたことがうれしいのも久しぶりかな。
12月5日 Expression Session at Kitebeach
今日も波は上がらず、このままでは新しくうねりがくるよ艇もないし、日程的に正式な大会が行われる可能性は少ないだろうという雰囲気が回りに漂っている。
今日は場所を変えてカイトビーチでのエキスプレスセッションが行われたが、わたしたちは昨日乗った場所へ。残念ながら波のサイズはかなり小さくなっていて岩場ぎりぎりのところで割れているのみなので乗れない。昨日のセッション会場であるシークレットスポットにもいってみたがさらに渋いコンディション、結局カイトビーチのエキスプレッションセッションをやってるところに戻ってきた。
ここ数日、コンディションも悪い上に大会も成立しない空気が濃くなり、選手の中でも帰りたいという人が増えてきた。一緒に車をシェアしていたチリからきていた二人組みも、予定を変更して波のあるポルトガルで1週間過ごすことにし、今晩カボベルデを出発することになった。これからもさらに1週間波のないカボベルデに滞在し、レンタカーなどでお金もかかることを考えると私もチケットの変更量を払っても波のあるマウイに帰りたい気分がどんどん強まってきた。(今回いつも一緒につるんでくれたメリッサ)
カイトビーチのかなりさびしいコンディションの中プロコンテストと認めたくないようなレディースクラスのパフォーマンス(かといって私が出ていたらさらにひどい有様だったと思うけれど)を見て、本気でチケットの変更を考えるようになり、夕方から夜にかけて調べて回った。
そうと決まれば話は早いもので、一気にもう深夜の飛行機でリスボンまで飛ぶことにした。インターネットでなかなか電話がつながらず確実に変更はできなかったものの。リスボンまでいってえしまえば何とかなるだろうと、とりあえず急いでパッキング。チリコンビと一緒に飛行場へ向かった。
それを見て自分たちもマウイに帰ろうと一生懸命横でいろいろ問い合わせていたパトリとジェシーは彼らの乗る飛行機会社は通うと金曜しか飛ばないので金曜日までカボベルデを出られず、うらやましそうだった。
特にパトリはかわいそうなことに、私がカボベルデに来るさらに1週間以上前からカボベルデに入り、ノースチームの撮影のため、ボートトリップをしていたのだ。ボートでのサーフトリップという夢のようなシチュエーションにもかかわらず結局そのあいだに波は一回も上がらず、風は吹いていたけれど乗ったのはレースボードのみというなんともかわいそうな1週間、そしてその後も波もなかったわけで1ヶ月間波のないカボベルデにいたのでほんとに今にもキレてしまいそうだった。
何とか次に来るマウイのうねりには間に合うといいのだが。今回仲良くしてくれたルームメイトのメリッサ、昔からの友達でメリッサを気に入ってかなりプッシュしていたジェレミー、そしてマウイメンバーのジェシーやパトリはいつも気楽で楽しく過ごせるいい仲間だった。
今回本当に波が来なかったのは残念だし、もうまたこれるかどうかわからないほど遠くにある島なので、このままお金だけかけて何もできないまま帰るのはとても悲しいけど、それでももういいかな、そんな気持ちだ。また来たい気持ちもないわけではないけどリスクをかけてまた自分のお金をこれだけかけてくることはないかもしれないなあ。
でもストラップレス、オンショアなど自分がやってこなかったライディングへのモチベーションも上がったし、学んだこともあった。
どんなたびでもいろんな意味や学ぶべき事がある、そこから成長していければいいなと思う。
まあ、何はともあれ、カボベルデにヤキを入れられた感じ。みなさんいろいろありがとう。
12月4日 Experession Session at Secret spot
トラックをシェアしている仲間を待って少し遅れてミーティング場所に到着すると他の選手はすでに用意を始めていた。結局メインの会場であるプンタプレタでは波は小さすぎるので、シークレットスポットへ移動することに決まったようだ。波のサイズは正式な大会をやるには小さすぎると判断し、ポイントのつかない、エクスプレッションセッションがやりたい人たちのあいだで行われることになった。
シークレットスポットに行ってみるとかなり小さい波、とはいえセットは頭くらいはある、でも別のスポットではさらに大きな波が入っていることがわかっていたので私がトラックをシェアしている仲間たちはみんなセッションには参加せず、そちらに行くことになった。
そのスポットは数日前にあまりに出る場所の岩がぎざぎざで危険だからとても出たくないと思ったところなのだが、今日の波はすごくよさそうだった。そして数キロ風上にある湾から出て行って下っていけばいいことが判明したのでちょっとっびびりながらも出艇。先に出ていたメンズはみんな大柄なのに7mで出て行ったので自分が5.5mではちょっとオーバーなのではないかと心配にはなったけれど、出てみたところ何とかなりそうだった。
セットで4ftくらいだろうか、風向きも波の感じもフキパに似ていて楽だったし楽しかった。そのうちかなりオーバーになってきたのでさらに下って大会会場までいって終了。こちらは波が小さくよりオフショア気味、セットで頭あるかないかでパワーのない波だった。これで乗るくらいだったらやっぱり私が乗っていたところで乗ってよかった!そう思えたけどせっかくだからオフィシャルではなくても女の子たちとセッションしたかったなあという気持ちもなくはなかった。
(セッションのウイナーアドリアナ、ストラップレスでもしっかりレールを入れ、オフザリップもかっこよく決めていて感動、そのうえ彼女は私よりも小柄)
エクスプレッションセッションでの優勝はメンズがエアルトン、パワフルでトリッキー、そして見ていてもほんとに派手なアクションとフローの連続、彼のライディングはすばらしい。まだ17歳の彼、これからが本当に楽しみだ。レディースはオアフから来ていたアドリアナ・ハーレム、昔からストラップレスライディングをしているブラジリアンの子だということで話は聞いていたけれど、4mで乗れるくらいの風のなかでもこのショットのようなライディングをストラップレスでできるのはすばらしい、彼女を見て、自分もマウイは風が強くてバンピーだからなんていういいわけはせずに少しずつでもストラップレスを練習して意向と決心した。コンディションには恵まれてないけどこういう刺激やインスピレーションを与えてくれる人たちをマジかで見れたことはうれしいと思う。
12月3日 2ヒート消化
風はほとんどオフショアだけれど、ここではそれが当たり前なので、文句は言えない。風もかなり弱いけど、私は小柄なので誰かが走るコンディションなら私は走るはずだ。
少なくともやったこともないレフトやオンショアのコンディションではないので文句はない。やるしかない。
(Local rippers Airton and Machu)
風が上がらないまま大会のヒートが始まってしまったのでウオームアップの練習は出来ずじまいだったが、途中で風が弱すぎてヒートがキャンセルになったので一度海に出てみた。が、あまりに大勢の人が出ていて、その上波がないのでとてもじゃないけど乗れない。特にアグレッシブでない私は大声を出して波に乗ろうとしている男性軍たちに押されてすぐにあがってしまった。波には一本も乗れなかった。その後もう一度人が少なくなったので出てみたけど、今度は波が見つからない。結局そのときは風がさらに落ちて岸に戻れなくなりそうだったのでまたもや一本も波に乗らずじまいで終了。
まあ他の女の子もおんなじ様なものだったみたいだけど、ほんとにこの旅では謙虚にさせられっぱなしだ。謙虚どころか自信を完全に喪失。
午後から波はセットでタマにいいのが入ってくるようになった。波がちゃんと割れればきれいなチューブになるし、スピードもある、かなりのオフショアなので私には難しいが、上手なメンズは上手に波に乗っている。ローカルのミツやエアルトンは岩場ぎりぎりのところでも完全に波と岩を知り尽くしている様子でメイクしていく。きっと彼らほど波が大きくいいコンディションになってくれることを願っている人たちはいないだろうな。せっかく地元で大会があるのだからみんなにいい場所であることを見せたいだろうになあ。
結局今日は2ヒート消化したのみで終了。この調子だとヒート消化できないかもしれない。
12月1日 大会前夜
明日から大会なので選手もみんな集結。
今日はほんのちょっとだけカイトビーチで乗った。9mで走るかは知らないかのオンショアコンディション、マウイでだったら絶対に乗っていないだろうなあ。
夜はホテルで大会のレジストレーションがおこなわれた。
いろいろトラブルがあってオーガナイズのほうも大変そう。KSPのヘッドをやってるクリスティンもここ数日ほとんど寝ていない毎日だった。良くがんばってると思う。
ああ、予報ではあまり波がこなさそうだけどどこかで奇跡が起こっていい波がどーんと来ますように!そうすれば勝っても負けてもみんなハッピーでいられるから。
11月30日 ホテルへ移動
移動する前に午前中レフトの波がちょっと割れるポイントをチェックしに行った。
見た目は風もなく、波も小さく見えたけど実際に出てみるとまあまあ乗れた。レフトの波は本当に乗ったことがないので足も体もカイトもばらばらで大変。私は完全に初心者レベルのライディング、昨日のオンショアといい、今日の左からの風といい、今回の旅は目的であったパーフェクトビッグうウエイブにはぜんぜんめぐり合えず、その分自分の実力のなさをあからさまに見せ付けられる謙虚にさせられるコンディションばかり。バックサイドで当て込みたいのに、波も頭くらいしかないのにぜんぜん当て込めない。いつか、どこかでレフトの波も練習したいなあと心から思う。
宿を移動してからもう一度夕方海へ向かう。どこもろくなコンディションではなく、最終的にどオンショアなせいで波がちょっとだけあるところにたどり着く、ジェシーとパトリは先にきていて乗っていた。(一緒にいったチリアンコンビのジャンパブロとゴンザロ)
7mで完全にアンダー、ビーチだと思ってインサイドに来たときにがりっという音がして降りてみると全面岩場、クアッドフィンの後ろのフィンが2枚取れていた!
予備のフィンを持ってきてはいるけど大体において後ろのフィンが取れることはないのでその部分のフィンの予備は持ってきていない。大会にこのボードが使えなくなってしまうかも。まったくこんなジャンク名コンディションでフィンをなくして大会に使えなくなってしまったら泣くに泣けない。しばらくショアブレイクのあたりでフィン探し、かなり流れが激しかったので見つからないと思ったらラッキーにも一枚は見つかった。
マウイや日本と違ってここではフィンひとつでも買える場所は一箇所しかないのでバックアップが見つかるかどうか心配。
2011-11-30
11月29日 オンショアウエイブセッション
昨日よりは風が強そうなのでみんなでタクシーに乗ってカイトビーチに向かった。
カイトビーチはオンショアコンディションで、旅行者のカイトサーファーがここで乗るのが主流、でも正直言って、特別いいコンディションでもないし、私はオンショアは苦手というか面白いとあまり思えない。でも乗らないよりはいいので、出てみた。ここ数年9mのか糸を使っていなかったので使えるかどうか不安だったこともあり、ビッグウエイブが来てからそれを使うよりこういうリスクの少ないコンディションで試せるのはありがたいと思い、ちょっとオーバーかもしれないけど9mで出てみた。
9mはさすがに動きが遅いけど何とかなりそう。途中メリッサのストラップレスボードを借りて乗ってみたけど本とにボードに踏み込めない。でもこういうつまらないコンディションの中では何かしらできないことをやることで飽きないからいいかも。
午後になってローカルキッズたち登場、いやはや彼らのテクニックにはびっくり、こんなコンディションのなかでも度肝をぬくような、マウイでは見たことがな いような技を繰り広げる。ストラップもついてないサーフボードで高いジャンプやバックループを決めるのに足が板から離れない、吸盤でもついているかのよ う、ジャンプした瞬間に板を風上に向けることで風で板が足に押しつけられるになるらしいけど本とにやってみればどれだけ難しいことか良くわかる。それにスピード感のあるライディング、ないよりほんとに楽しそう!
何はともあれ、何十万もかけてここまで来てマウイでも出ないようなコンディションしか乗れないのはちょっと悲しすぎる。でもネガティブになってはいかん、こういう中で学べることがたくさんあるはずなのだと言い聞かせて毎日を過ごしている。
でもマウイ、波よさそうなんだよねー、と同じマウイ在住のジェシーとマウイの波情報サイトを見ながらため息ついたりもしてしまう。
波がはやく来てくれますように。
2011-11-29
11月28日 ささやかな誕生日のおいわい
今日も風は弱い、波は昨日ちょっと上がりそうだったのにまた落ちたらしい。私は人より早めに寝るので朝は早い、その時間にはインターネットの電波も結構いいことがわかったのでコンピューターに向かってメールなどやってしまう。お腹はすいているが怖くてろくなものが食べられないまま。起きて来たフロリダから来ているメリッサがヘルシーなGOBALLSというエナジーバーのような塊をくれたのでそれを恐る恐る少しずつかじってみたら、お腹はぐるぐる来なかった。
週末に空港でATMにスタックしたクレジットカードを取り戻すために今日は一人でまたもや空港へ。ローカルが利用するコミュニティーバンに乗って飛行場へ、うれしいことに今回は結構スムーズにクレジットカードが手元に戻ってきた。
帰りもヒッチハイクのようなコミュニティーバス(といってもトラックの荷台に乗り込むのだが)で帰ってきた。クレジットカードで無事現金を引き落とし、レストランでテイクアウトをし(もしも町で食べてお腹が痛くなったら怖いので家で食べようと思ったのだ)宿でのんびりしていた。
しばらくすると他のメンバーが海から帰ってきた。カイトビーチというオンショア気味のビーチで乗ってきたらしい、かなり弱く、つまらなかったみたいだけど私はもうどんな海でもいいから乗りたい!特に9mはここ数年使ったことがないから少し使ってみて大きなカイトになれておきたいのだ。夕食は私も大丈夫そうなので一緒にレストランに行った。下手したら何人かは自分の息子でもまったくおかしくない年の子達だけれどみんなまったく気にせず相手にしてくれる、それどころか結構馬鹿にされたりからかわれたり。
私と一番年齢の近いジェレミーはフランス人なのでコンスタントにからかわれる対象になっている。
それにしても彼も旅のキャリアが長いけれどフランスのアクセントがまったく抜けない、フランス人と大阪人は似ているのかも。
お誕生日のお祝いにケーキをくれようとしたけど、それでまたお腹を下しちゃったら大変だーっということで帰り道に小さなアイスクリームをご馳走になった。誕生日のことは黙っていたんだけどフェイスブックで知られてしまったのだ。ここ数日からだの具合もいまいちでしんどかったけれどみんなの親切に励まされ、今日はずいぶん良くなった気がする。みんなありがとう。
そろそろ人生も後半戦、これからの反省も前の半分と同じくらいめちゃくちゃ充実させて、そして前半ほど人には迷惑をかけずに、好きな人と過ごし、好きなことを追求できたらなあと思う。
11月27日 Surf safari
朝7時にローカルチャンピオンミツからモーニングコール。8時半に宿に迎えが来る。
彼もここのところ忙しくて前々回とができていないらしく、今日しか休めないので、やる気満々、でも波はあまりないらしい。
まずは大会が行われる予定のプンタプレタに行ってみるが、まったく波はないので次の目的地シークレットスポットへ。シークレットと呼ばれて入るがみんな知ってるところらしい。ジョッシュアングロはリトルホキパと読んでるとMituがいっていたけど確かにプンタプレタほどオフショアでないのでマウイっぽいコンディション。私には乗りやすいかもしれない。とはいえかなり弱くて難しそう、そのうえ風下に下ってしまったら帰ってこれるビーチがない。(シークレット)
まずはミツが出て行ったけれど彼は本当に上手でカボベルデでのコンディションを熟知している。だから彼が乗れたとしても私たちが乗れるとは限らないことはわかっていたし、白波一つ見えないので私はちょっと様子を見ていた。どうにも乗りたそうなオアフから来ているフィリックスとカリフォルニアのベアーは無理やり出て行ったけど結局フィリックスは風下に流されベアーはカイトを落として波に巻かれ岩場から上がった。出てみたかったし人よりは小柄なので走るだろうけど大きなカイトを使ったことがないのですごく不安。でも出なくて正解だった。
その後もいろんなところを回ってみるけれど結局どこもだめ。いったんサンタマリアまで帰ってきてランチ。ぺペロンチーノを食べてもう一度プンタプレタヘ。波はほんのちょっとだけサイズアップ、でもここは岩場で割れるのでサイズがないと割れた瞬間岩場という感じでとても危ない。先ほどのシークレットスポットよりも風がない状態だったけれどミツとジェシーはセッティングをして出て行った。はっきり言って完全なるオフショア、そしてた分5mくらいしか風はない。10mのカイトで出て行ったけどパンピングしてもプレーニングはまったくしてないしオフショアなので岸になかなか戻れない。そんななかでも無理やりセットの波(頭ちょっとはあるのだが、それでも小さすぎて岩の上で割れる感じ)にミツは何本も乗った。ジェシーは1時間半くらい苦労してやっと一本何とか乗ったけれど二人ともカイトを落としたり流されかけたりしてやっとの思いで帰ってきた。あんなに上手なワールドチャンピオンたちで大変なのだからとても私が出られる状況ではない。
今日も一日なんとなく具合が本調子でなかったのだが、お昼を食べたら昨日と同じくらいお腹が危険な状態になってきた、かといってプンタプレタニはトイレはない。ラッキーにも一見ビーチの先のほうでレストランをやってるところがあったのでそこまでなんとかこらえてトイレを貸してもらったが、このお腹の菌はいったん下しそうだと思ったときにはホールドできないほどで大変。本気でもうだめかと思った。(プンタプレタ、スタンドアップもタイミングをいてすぐプルアウトしないとそのまま岩場に乗り上げてしまう、でも乗りたいなあ)
夜はどこかにディナーに出てまたそんな状態になったら怖いので家で休んでいた。隣の宿でマウイから来ているベジタリアンのパトリがマウイから持参したビーンズとライスを料理していると聞いてジェシーが私にも分けてくれるように手配してくれたので、ちょっとだけもらいに行ったけど、食べて10分もしたらまたお腹がぐるぐる、あわてて自分の部屋のトイレに戻ってきた。
これじゃあ怖くて家から出られない。気分が悪いわけではないのでお腹はペコペコなんだけどなあ。
なんだかこれでもか、これでもかと困難が押し寄せてくる。根性つけるための旅だったんだろうか?
2011-11-28
11月26日 選手続々カボベルデ入り
電話ひとつするのにも一苦労しながらやっと荷物が飛行場に着いたことを知り、飛行場へ。
飛行場に行くにはタクシーを使うと12ユーロ、でもコミュ ニティータクシーとかを使えば1ユーロだといわれて町のはずれのいわれた場所に立っていたら、トラックがうあってきて止まるのでそこにいたもう一人のローカ ルの女の子と一緒に乗り込み、エアポートと告げた。彼らはそのまま町の奥のほうに車を走らせていく、いろんな路地をくねくねと入っていくので、「この人た ち私をどこに連れて行くのだろう」と心配になったけれど、要するにトラックがいっぱいになってから行かないと割があわないからお客を探し回っているらし い。結局2回くらい町を回ってから出発。
飛行場の近くで車が止まりボーっとしているとみんなが私を見てる。飛行場の中には入らず道沿いでオ率システムらしい。あわててありがとうとお金を渡すとみんな笑って走り去っていった。
何もわからないところでいろいろ行動するのは大変だけどそれだけでひとつのアドベンチャーだ。
飛 行場についてバゲージクレームにいくとセキュリティーのお兄さんが、あー担当の人が今いなくなってしまってというので「わたしのアンラッキーはまだつづく のかー」と悲惨な気持ちになったけど、「5分で戻ってくるはずだ」というのでほっとした。「あーよかった5時間したら戻ってくるなんて言われたらどうしよ うかと思った」といって、とりあえずは空港内になるATMを目指してお金を下ろそうとしたと。ところがカードを入れたはいいが、スクリーンがエラーになっ て動かない。
担当の人に行って何度も見てもらってやっとカードが戻ってきたけど、もう一度入れたらまたスタック、もう今度はここではやるまいと隣 のATMにトライ、するとこちらでもカードが入ったまま戻らない、その上無人ブース!セキュリティーの人に話しても同情する顔を見せるだけでどうにもなら ないよという。結局月曜日にはたぶん取り出せるからもう一度来るしかないという。
荷物がやっと戻ってきたと思ったら今度はカードがなくなってしまった。
帰りは普通車のタクシーにおじさんが無理やり荷物を積んでくれ、宿まで戻ってきた。
腰の痛みがなかなか直らないのでマッサージを頼み、宿の住人3人ともマッサージを受け、その後私はお腹の調子が悪くなったので夕食はスキップ。
困っ たことに別に何も食べていないのに、ホールドできないほどの下し方。そういえば前回ここに来たときもそうだった。お腹が痛いわけではないのだが、下痢が止 まらず、結局歯を磨くときだけ水道の水を使っていたからだということがわかり(飲んでいたわけではないのに)考えてみたら今回もやっていたのでお腹を壊し たみたいだ。
アフリカ珍道中はまだまだ続く。
2011-11-26
11月25日 祥司君に遭遇!
朝4時ごろ目がさめる。別に波があるわけでもなく、道具もないので早起きしてもいいことはないのだが、眠れないのでそのまま起きる。反対にルームメイトの二人は夜遅くまで起きていたようでお昼前まで起きてこなかった。一人で町まで出て買い物などをすませる。
町といっても15分もあるけど街が一周できるほどの大きさ。観光地ではあるのでレストランは多いけれど、まともなスーパーはない。
友人のサーフショップは5年前よりずいぶん立派になっていて、その上、街のメインストリートに写っていた、そこで友人と話をしていて、ふと入り口を見ると、なんとそこに宮崎に住む小椋祥司君が立っていた。
あまりに思いがけず、何がなんだかわからなかったけど、お互い、えーなんでこんなところにいるの?とびっくり。もうずっと会っていなかったし、20年位前にウインドの学連で知り合ったのが始まりでその後ウインドの大会などで一緒になったけれど、彼は数年前から宮崎に戻り、今では海の前にキャンプ場などを経営したりして家族ですばらしい生活を送っている。奥さんの実家がイギリスで家族で戻ってきているときに、前から来たかったカボベルデに一週間だけ一人できたのだという。
残念ながらコンディションはいまいちだったけれどイギリスからだと結構チャーター便などで安いものがあり気軽に来れるようだ。
それにしても日本の反対側のこんな小さな島、それもほんの10分ほどの違いで会わずに通り過ぎていたかもしれないのに、この偶然に感謝。(右の人の名前はジャウール、初めてカボベルデに来たのはなんとプロウインドサーファーの古矢さんとでカメラマンだったそうだ、その後ここ人住むようになったそうだ)
その後二人で桟橋まで行ってローカルの釣った魚を見たりしたけどすごかったのは潜ってスピアで取ってるか時期やマグロ、あんな巨大な魚をスピアフィッシングで取るなんてほんとにすごい、もうひとつすごかったのは魚の値段、巨大なマグロをその場でさばいてくれ、それを巨大な切り身4,5本にしたものが15ユーロくらいで売られていた。あー私も白いご飯とこれを刺身で食べたい!
ショージとは夕食の約束もしていたのだけれど、ちょっと遅れてしまったら会えずじまい。お互い電話もないのであえなければ仕方がないねといっていたからそのまま一人で食事。今日はマグロのカルパッチョ、これも新鮮でおいしかったけど、どちらかというとパンでよりご飯で食べたかった。
その後クリスティンとジェシーもやってきたので、食事に付き合っていたら、クリスティンがカルパッチョを頼んだら、パンがなくなってしまい、ご飯の大量に持ってきてくれたー、あーそっちのほうがよかった!と次回頼むときはそう頼もうと心に決めた。
どこにいったかわからなくなっていた私の荷物は見つかったらしく明日とりに行く予定。後は波が上がるのを待つだけだ。
2011-11-25
11月24日
朝方近くまで仕事をしていたクリスティン、私が目覚めたときはとっくに起きてまた仕事をしていた。彼女は何年もワールドチャンピオンだったカイトボーダーで今でももちろん現役だが、今回のツアーのオーガナイズもしていて、カボベルデの大会に関してはカボベルデのお国柄なのか、いろんないい加減なスポンサーや協力が急に降りたり、約束していたことがされていなかったりでほんとうに大変そう。
モーリシャス、ペルーと大会をやってきて、大会の成功はとにかくローカルオーガナイザー次第だということがわかったといっていたけどカボベルデでその訳にいたはずの人はアフリカのどこかに行ってしまったらしく連絡がつかず、選手が泊まる筈のホテルは工事が進まず電気が入ってない状態。っメインスポンサーのはずのカボベルデの投資会社は一銭もお金を出してくれないなど大変な上に、準備をするスタッフがいないので一人で全部抱えている。
それでも笑顔を絶やさず、そして寝る間も惜しんでがんばってる、ほんとにすごい、飛行機が思うように動かず自分の荷物が届かないくらいで泣いてちゃいかん、と彼女を見て反省した、とはいえ荷物がないとここに来た意味もなくなるので、ネガティブに考えずにポジティブにできるだけ早く届くことを信じてクリスティンのようににこやかにやろうと思う。
クリスティンの貸してくれたシャツとショーツとサンダルでジェシーと町まで歩く、5分くらいで町に着き、浜辺で安いツナサンドを食べて散策。
その後ジェシーは荷物をとりに空港までいき、私は食材を探し回ってから宿に戻った、結局大きなスーパーは見つからないまま帰ってきたら泊まっている建物の中に小さなお店が入っていてそこで基本的なものは買うことができた。灯台下暗しとはこのこと。
とりあえずカボベルデ第一日目は無事すぎたし、腰の調子もありがたいことによくなってきた。
波のない間に荷物や体調を取り戻してしっかり準備したいな。
11月23日 The worst travel day
ロンドンに到着するの便は遅れ、リスボン行きの飛行機に乗り遅れる。でも違う便に替えてくれ、ランチクーポンまでくれたし、リスボンでは朝の9時から夜の9時までレイオーバーだったので、まあいいか、とつかれきった体を何とか休めようとしながらインターネットをしていた。
最後のチャンスと思い大きなサラダを頼んで(カボベルデは砂漠なのでやさいがあまりしんせんではなかった)さあ,行こうと思ったら飛行機出発はあと3時間遅れるとのこと、そうなると結構ぎりぎり、その上に持つがリスボンでいったん空港から出され、ピックアップしてそれをまたチェックインしなくてはならないかもしれないといわれているので本当にぎりぎり。
出発時間からさらに送れること30分ほどやっと出発。
リスボンについてまず乗り換え窓口まで行ってみるとそこにたどり着くまで延々10分くらい歩き、やっと行くと、ものすごくつめたい対応で、ここではそれはできない菓子、乗り遅れても私たちは何もできないが、荷物を取るためにイミグレーションを通ってチェックインするしかないと融通がまったく聞かない、ここで、乗り遅れたら大変なのに、と泣きそうになりながらまたもと来た道を必死に早歩きし、イミグレーションに並び、荷物を取るだけのために入国、ところが、バゲージクレームのどこにも荷物がない、さらにまた並んで荷物のクレーム窓口で話をすると、最初はかなりつっけんどんで、タグが自社の荷物タグでないのでトラッキングができない、(飛行機が遅れたせいで最初に乗る予定だった航空会社のものでない飛行機に乗ったため)からうちでは責任は持てない、かといって最後に乗った航空会社にクレーム出すのが通常だからアメリカン航空では対応してくれないだろうとか、結局私が何もできないようなことをいわれてしまい、腰痛を押してここまで来て、道具が何もなければ何のために着たんだろうか、と本気で泣きたくなってしまった。やっぱりくるべきじゃなかったんだろうか、腰を痛めたときにさっさとくるのをあきらめたほうがよかったんだろうか、と考えてしまった。そんなやり取りをしているなかでも窓口にお兄さんはいろいろ電話をしてくれ、何とかその航空会社で荷物を探してくれることになった。
そして新たな問題が判明。よりによって明日はポルトガル中がストライキで飛行機が一本も飛ばないらしい。というわけでもしも明日荷物が見つかってもカボベルデまで届くには早くても日曜日になるという。月曜日にマウイを出たから結局1週間かかってしまうというわけだ。それでもまだ見つかればいい。見つからなかったとしたら、いや、そのときのことは考えたくない。またろくに乗ってない長年の説得でシェイプしてもらったジミーさんのカスタムボードがあたまをよぎった。
通路を隔てて隣に座ったイタリア系の好々爺がまえの席にいるたぶん18か19くらいのカボベルデ人らしい、黒人のとってもぴちぴちしたかわいい女の子に声をかけているうちにどんどん押しが強くなり後ろから髪の毛を触ったり、さりげない振りして(でもぜんぜんさりげなくない)手に触ったり方に寄りかかったり、話をするときもどんどん近づいていたりするのを眺めて、そのいやらしさに気分が悪くなるのを我慢しながら数時間必死に眠ろうとしていた。
カボベルデに到着したのは12時半ごろ、イミグレーションでは真ん中へんに並んでいたはずなのになぜがいた場所が悪かったのか、周りのイタリア人やロシア人の押しが強く出どんどん前に入られてしまってるうちに最後になってしまい、そのうえ、荷物がなくなったことの申し込みをするのにさらに並び、すべてが終わったときには夜中の3時ごろだった。
クリスティンが手配してくれていた迎えの人はずっと辛抱強く待っていてくれ、載せる荷物のないトラックで町まで。宿にたどり着くともう一人ブラジルからのカイトボーダーが入り口で途方にくれていた。誰も出てきてくれないのだという。ドライバーがいろんなところに電話をしてくれているうちにクリスティンガ入り口まで様子を見に来てくれたからよかったものの、入り口から部屋に鳴らすベルはいくらおしてもまったくなっていなかったらしい。
というわけで何とか体だけはカボベルデにつくことができた。最後の飛行機に乗れずにそのままストライキに巻き込まれて2泊もポルトガルにスタックしていたら、ほんとに泣きながら家に帰ってしまおうとしたかもしれない。
いろんな旅をしてきたし、荷物が出てこなかったことも多かったけど今回は腰痛もあってかなり限界のサバイバル移動だった。
手荷物にはニューヨークの空港内などの寒さ対策でダウンジャケットやフリースのみ、歯ブラシなどとコンピューターがあるのみ、その上、今回に限ってUGGブーツなんてはいている、常夏のカボベルデなのに!まず明日はゴムぞうりや着替えを買うことから始めるしかない、そしてギアが一日でも早く見つかりますように!
そして早く今日一日の悪夢が笑い話になりますように。
2011-11-23
11月22日 マウイーLAーニューヨークーロンドン
その後ニューヨーク行きの便に乗る。移動の半分近くクリア。腰は痛いけれど今のところひどい状態にはなっていない。それにしても気温27度から4度に一気に変わるのはかなりつらい。
11月21日 旅立ち
昨日の風は暴力的なガスティーコンディション、ニューボードが試したくって無理やりレインズで出たけど腰に悪いコンディションであったのは確か、ちょっと乗って板の感じがわかったら(結果は最高)すぐ上がってきて腰を痛めないようにしたのに、安心して夜シャワーを浴びていたと気、足を洗おうとかがんだあとに立ち上がろうとしたとき、急に腰にごきっと痛みが走った。完全なぎっくり立ったらほんとに動けないけれど、それほどではない、しかし確実に背骨の下の辺りがずれたような感覚。あーやってしまった、それも出発直前なのに。何とか動けないわけではないので明日まで安静にして寝たけどいつもそうだが良く長のほうが腰は痛くなる。
それでも動けないわけではない、が、パッキングや物を運んだりするのはとてもつらい。何とか出発を大会ぎりぎりまで延ばすことはできないか問い合わせてみたけどそれもできず、いつも行く整体の先生のところで長い時間かけて直してもらい、かなり楽になった状態にまではなった。
もって行きたかったスタンドアップはパッキングするのさえ厳しく持っていくことを断念し、会とのギアだけパッキングし、運ぶのは手伝いに来てくれたかおるちゃんと靖君に頼んで、飛行場へ。
こんな状態で出発するのは本当に不本意、そういえば去年も直前に腰を痛めて(そのときは今回よりも重症だった)グランドキャニオントリップを現地まで行っておきながら断念したのだった。これらの出来事は何か意味があることに違いない、と思いながらもとりあえず出発。向こうに行ってから1週間あるのでそれまでに何とか体を元に戻すしかない。ただマウイを21日の今晩出発して現地に到着するのは24日。その間の途方もない飛行機での時間は腰痛にはかなり大変なこと、サバイバルな移動になりそうだ。
マウイからLA→ニューヨーク→ロンドン→リスボン、そしてそこからカボベルデ。もう一度どうしても行きたいと思っていたあの場所に向かう。
2011-11-21
11月20日 Super gusty wind
昨日だらだらしてしまったので今日は朝から少し気を引き締めて行動開始。
まずパッキングをしたり道具のチェックをしたり、その後ヨガクラスにいって無理しない程度にプラクティス、とっても気持ちがいいんだけれどやはり腰にちょっと負担を感じる、そして練習していないから体が硬いし、パワーもないし。
ジミーさんから念願のボードが仕上がったという電話があったのでランチの差し入れを持って工場までピックアップに。カスタムらしい深い赤色のボードで、ぺらっぺらの薄さ、持った感じがぜんぜん違う、薄くて細いのに重さは思い、まきを強くしてもらって強度をアップ、そして少し重いほうがバンピーナマウイに海面とかではいい気がするのだ。だからトウインボードに近い仕上がりになっている。
(ボードの写真をiPhoneで撮ろうとしたら、なれてないので画面に自分の顔が出てきてびっくり、横にいたかおるちゃんまでおんなじ顔して笑ってる)
ちょっと波があがっているので風がガスティーなのはわかるのだが、やはりレインズで試し乗りをしたい。でもこのガスティーな風で、リーフで突っかかってボードに傷をつけるのもいやだ。
ありがたいことに靖君とかおるちゃんが見ていてくれたので、カイトが落ちたりしたときも手伝ってもらったりサポート体制を作ってもらえ、無事にリーフを越えて沖に出た。
出たはいいけどやっぱりものすごいオフショアガスティー。これでビッグウエイブだったら絶対出ないけどまあ波は小さいのでごまかしながら乗ってみた。ボトムターンのドライブは最高、上にぐいぐいのぼっていく感じがある。途中あまりにオーバーで、スピードを出すとフィンがおおきすぎて、引っかかる感じが何度かあった。考えてみたら大男のバッキーやディランが使ってるのと同じサイズのフィンなのだから大きすぎるに決まっている。今までの私のカイトボードも子供用のフィン戸かどっかで見つけた小さなものを大事に使っているのだ。というわけで急いでハイテックに小さめのフィンを探しに行った。けど結局なくて断念。
でも家に子供用のフィンで前の板に使っていたものがあるのでそのサイドフィンが使えるのではないかと思い出した。
カナハもみてみたけど帰るフィンもないし、このガスティーの中また出る必要はないと思って帰宅。帰り道にもう一度ハイテックに寄り、フリースタイルの防水、ストップウオッチつきの時計を購入、というかかおるちゃん、靖君からのプレゼントのギフトカードで買わせていただいた。感謝感謝。
2011-11-20
11月19日 Ended up doing NOTHING
出発の準備でカイトボードのディングリペア、そしてパッキング、それをしながら部屋を掃除したり、物置にある古いものを出してきたり。
11時ごろカリフォルニアのタホから家族で来ている友人が遊びに来てくれた。去年あったときは3人家族だったのに、今年は4人になっていた。彼は今年ちょうど震災のころにとてもつらい経験をした。彼の弟の奥さんと子供が全員私用の小型飛行機に乗っていてクラッシュし、全員なくなってしまったのだ。
当時はかける言葉も見つからなかったけれど、「人間とは強いもので、前を見て進んでいくもんなんだよね、弟もほんとに前向きにがんばってるよ」といっていた。私も人間の強さ、とても耐えられないような困難や悲しみが降りかかっても前に進んでいく人たちを東北でたくさん目にしてきたからよくわかる。
その後ボードの試乗をするかカイトビーチでタック練習をするか迷っていたが、だらだらしていたらもう3時ごろになってしまイ、一日が終了。
こんなんじゃいけない。明日は出発前日なのでがんばってフル活動して今日の挽回しなくちゃ。
2011-11-19
11月18日 ストラップレス練習
カボベルデにはカイトの大会のために行くのだが、スタンドアップを持っていくかどうかで悩んでいる。大荷物になるし、最近の飛行機会社は重量なおお荷物に本当に厳しく、ものすごいお金を請求してくる。だけど、向こうで、前回言った時のように今まで見たこともないようなグレードの高い波が万万来ていて、自分のボードで乗れないのはつらい、でもレンタルボードがないわけではないのでそれほどの波でなければレンタルで済ませたほうがずっとお得。今のところ残念ながら天気予報では私が行く直前にものすごいよさそうなうねりと風で、私がついた日から波がなくなり、その後も来る予定がない。うーむ。でもいい波に乗れることを信じていようと思う。
5年前に行ったときから必ずもう一度訪れたいと思っていたカボベルデ、極上の波とにこやかでハングリーで上手だったローカル、あれからずいぶん開発が進み、ものすごい工事だらけらしいけどそういうところが変わってないといいけどな。
さて今日は結局カイトビーチで少しだけストラップレス。靖君とかおるちゃんもがんばって練習していた、かおるちゃんはジャイプ、靖君はタックの練習をしていて、それに刺激されて私もタックしてみたけど結構難しい、でもジャイブも最初は難しかったら毎日50回くらいやってればできるようになるのかな。これからはフラットなときはこういう練習もして地道に上達を目指そう。何事も地道な練習が大事だからね、と自分に言い聞かせる。わかってるのについついおいしいところだけほしがってしまう。
11月17日 Dinner with Friends
カイトビーチまで見に入ったものの時間にも余裕がない上にまったく波がなかったのでいまいちモチベーションがあがらない。でも少しは乗って体を作ったほうがよかったかな、とちょっと反省、明日は同じコンディションでもちょっと乗ろうと思う。
夜はマウイマリオーシャンジュエリーのまりちゃんのお宅でお好み焼きディナー、といってもみんながほかにも持ち寄りでおかずを持ってきて、豪勢な夕食に。大阪の靖君、かおるちゃんが作るお好みは本当においしくて毎年マウイで作ってもらうのだけれど、完全に食べ過ぎてしまい、おなかが痛くなる直前だった。最後にはアップルパイに太いキャンドルを突き刺したバースデーケーキまで出てきた。私の誕生日はまだ先なのだけれど来週から私がいなくなるので祝ってくれたので、みんなありがとう。
エステティシャンのあっこチャンはまりちゃんが買うだけ買って使っていなかったエステの機械を使って私にフェイシャルをしてくれた。顔の半分だけまずやったら確かにやったほうだけ顔が引き締まったとみんながびっくり。ちゃんと手入れしたらあっこちゃんみたいにサーフィンしててもきれいな肌でいられるのかなあ。少しはやったほうがいいとみんなに言われてちょっと反省。
それにしても気心知れた仲間との夜はとっても心地よく苦しいおなかを抱えて帰宅、そのまま就寝、早速顔洗わずに寝てしまった。
2011-11-17
11月16日 No waves and strange wind
とうとう波もほとんどなくなり、風はかなり弱い。今日は波がなくてもカイトの練習をしたいと思っていたけど風がなさそうなのであきらめた。
アフリカ出発までもうすでに1週間をきっているのにぜんぜん準備ができてない。平気かなあ。
ジミーさんのところに行くと私のニューボードが作成途中だった。とってもいい感じ、ただいままで以上に薄くできているのでパフォーマンス的には良くても強度が大丈夫かなあと心配になったので重くなってもいいからクロスの巻きをとにかく多くして強度を上げてほしいと頼んだ。
午後は家の不必要なものの整理と鶏の世話。何年も同じところに済んでいるとどんどん物が増えていく、そのウエ貧乏性なのでついつい捨てられずにいるものが多いけどこの際今年は一気に物を減らしてしまおう、と思う。
どこかで使わないものや必要ないものを無駄に持っているとその分の隙間に新しいものやいいものが掃いてくる隙間ができないので良くないと書いてあった。どんどん隙間を作るといいチャンスや新しい世界も開けてくるかな?
なんだかほんのちょっとジムに行っただけなのに太った気がするのは気のせいだろうか?足が太くなった気がするし、夏にはいていたズボンがきつくなっていた。
2011-11-16
11月15日 Fun waves at Sand Piles
昨日よりはサイズダウンらしいけど十分楽しそうだしとってもクリーン。メインピークはサーファーが多かったのでらんディーに聞いていた300mほど右手にいったところにある小さな湾までパドル。そこにはらんディーとジュニアの二人だけ、波はセットで頭くらいしかないけれどクリーンだし、とても楽しい感じの波、途中でオリンピックの水泳選手だったというキャシー、そしてスタイルマスターのケントも加わり、ほんとにいい雰囲気で波をシェアできた。こういうメンツで毎日やれたら最高なのになあ。
この場所は前から聞いてはいたのだが今度はもうちょっとサイズがあるときに来てみたいなあ。
まだ病み上がりなので体力がなく2時間も漕いだらもうくたくた。ビーチに上がろうとしたそのときにこけて浅瀬の岩等に出足を切ってしまったので午後のカイトはやめて、ジムでストレッチ。横でストレッチしていたヤワそうなお兄さんが前屈の体制のまま腕だけで体を持ち上げその体制からハンドスタンドにもって行き、その後両足を開いてバランスをとりながらゆっくりワンハンドスタンドをしているのに仰天。あんなの見たのははじめてかも。見かけによらないものだなあと感心した。それに比べてごつごつ筋肉質で強そうなのに怪我したり風邪ばかり引いてる私も見かけによらないかも。
11月14日 Glassy morning
でもここ数日朝風が弱いのでサンドパイルがいいとのレポートを受けて出発。フキパを通りかかるとこっちもまだ吹いてないし波もそうないので人が少ない。クアウやレインズにはほとんどサーファーがいないのでサンドパイルまで30分かけて車を走らせるより今すぐこっちでのったほうがいいかなと思い、ここで乗ることにした。
波自体はそんなに良くなかったけどこれだけサイズが小さくなると(そのウエイーストスウエルなので)普段はダンパーなレインズでもたまにライトの波が割れる。ただし沖に出るときにカレントはほとんどないので波が大きいとダメ。今日は楽しく乗れた。そのうえレインズからノリエガズ間での広いエリアにスタンドアップは二人だけだったのでやりたい放題、やっぱりすいているのは楽しい。
昼間はちょっと仕事をして、夕方整体に。何とかして腰をすっきりさせたいという気持ちでお金はかかるけどいくしかない。治療を受けたあとはすごくすっきりして血の巡りがいい感じで腰の針も少なくなって炊けど、夜中にまた痛くなって目が覚めてしまった。
何をするのが一番腰のためにいいのかな?精神的なものからくることが多いらしいから気にしないのが一番なのかな?
2011-11-14
11月13日 再びレインズ
8時半から9時過ぎまでジムで時間をつぶし、ストレッチー、その後ジミーさん宅へ。ジミーさんはベトナムから帰ってきたばかりで、カボベルデに間に合うようにカイトをボードを作ってもらうために細かいところの相談。すでに大まかなシェイプはできていて、かなり小さくて薄い感じらしい、いいぞいいぞ。
とにかく重くてもいいからクロス巻きを多めにして強くしてほしいと頼んでおいた。
10時半ごろレインズにつくともうすでに何人かがスタンバイ。波はちょっとサイズダウン、風も弱め、でもすぐあがってきそうだったので7mをセッティング。9mをはって出たTimがアンダーながらも乗っていたので私も出て行った。風邪のアップダウンはあったけれど波のサイズが昨日ほどないのでプレッシャーもなく、ずいぶんの間Timエリオット、そして私の3人で貸しきり状態、乗りたい放題だった。風もオフショアなんだけどうねりも東うねりなのでこのマッチングだとサイドショアのように乗れて結構楽しい。久しぶりに思い切り乗れて波も突っ込めるサイズだったのでいい練習になった。
けれど後半は顔見知りじゃない人がたくさん出てきて、慣れてないようなようすで乗っていたのでちょっとこわかった。カナハでもそうだけどレインズでは特に誰かが波に乗っていたら必ずその人のことを見て、アウトに出て行く人が避けないと。
2011-11-13
11月12日 Fun Kanaha session
レインズに行くと昨日よりもちょっとだけサイズアップ。でも風も昨日よりちょっとだけガスティー度が増していた。波の間でふわふわっとカイトがおちかけてるのを何度も見て、リスクをかけて緊張しながら乗る気になれずカナハに向かう。予想通りめちゃくちゃ混んでいたけど、風はレインズとは比べ物にならないほどいいし、何よりリーフもなく、いざとなっても長距離泳いで岩場に上陸、という心配がないのが気楽。
でも出てみるとほんとに見ていない人が多くてその上混雑しているので波より人がめちゃくちゃ怖かった。
これくらいの小さな波でも人さえいなければストラップレスの練習になっていいんだけどなあ。
途中かおるちゃんが乗っているのにも遭遇。トウサイドでずっと乗っていても安定していていい感じ。
2時間ほど乗ったあとパイアでトレーシーと待ち合わせ、お互いの近況などいろいろ語り合い、また撮影の相談などをしながらコーヒーを飲んだ。
先週彼女はAthelets for Cancerというキャンプの撮影を頼まれて仕事をしていたのだが、すごくよかったと話をしてくれた。そのキャンプに参加している人はどの人も、十度のがんを乗り越えた人、あるいは治療中の人ばかりで、参加者同士はまったく初対面,10代のティーンエイジャーから40代の人までと年齢もバックグラウンドもいろいろだけれど、がんで本当に大変な経験をしているというのが共通点。だからこそ会ったとたんに心が通じる友人になれる。
みんな本当に心からマウイで海や自然の中で暮らす時間を喜んでいて、毎晩キャンプファイアーをして夜空を見ながらビーチで寝ながら語り合っていたそうだ。
ある少年はお母さんに電話したところ「あなたがそんなにハッピーなの聞いたことがないからそこにずっといるといいかもね」って言われたよ、といって喜んでいたらしい。
生や死に直面したとき、私たちは本当に大事なことや必要なもの、真の幸せについて真剣に考えるのかもしれない。そして一瞬一瞬を大切にすること、そして小さなことに感謝する気持ちが生まれるんだろうな。
本当は死に直面しなくてもそうあるべきだけど。そういられるようまめに自分を振り返る努力は忘れないように使用ね、とトレーシーと言い合って帰ってきた。
それだけのことだけどなんだかとってもいい夕暮れ。
2011-11-12
11月11日 11.11.11
その後レインズをチェック、波はサイズアップ、イーストスウエルでダブルくらいはある。風は昨日同様雨と雲のせいでアップダウンが激しそう、でも完全になくなってしまわないなら今日はちょっと無理してでも出たい。
すでに出ていた人が結構波はいいというので7mをセッティングしてアウトへ。ちょっとオンショア気味で風が弱いためウインドサーファーにはアウトに出にくいコンディション、そしてサーファーにはぐちゃぐちゃ過ぎる、こんな日は珍しいのだがこういう日は朝フキパでカイトができることもある。一人カイトがすでにフキパで出ていたので私も迷わずフキパヘ。
ウインドで出ていたのはグラハムとリーバイだけ、その上二人ともあまりは知っていなかったので邪魔にはならないだろうと思って結構何本も乗らせてもらった。
イーストスウエルはクリーンではないがウエストスウエルのようにクローズアウトしない。特にレインズではこの向きからのうねりが一番いいのだ、それにパワーもあまりなくてほれすぎないのでサイズが合ってもそれほどプレッシャーにならないから私向け。でもここのところずっと波に乗っていなかったのでなかなか攻められない。
そんな感じで乗っていたらペルーのワールドカップから帰ってきたジェシーが出てきた。ストラップレスなのにがんがん大きなセットのリップでスナップを決めている。かっこいい、ああいうライディングを目の前に見せてもらえるとモチベーションもあがる。
1時間半ほど乗ったところでスープに膝をぶつけてちょっと痛くなったので、ひどいことにならないうちにとあがったら、その直後に風がやんでしまい、みんなあわてて上がってきた。
雨交じりの天気の日はどうしても風が安定しない。その後カナハに行って練習、と思ったけどパイアで用事をしていたら終わらせなくてはいけない仕事のことを思い出したので帰宅。
1時間半くらいの短いカイトセッションだったけど久しぶりに水に入って波に乗ると、こんなにもハッピーになれるんだなあ、と改めて海が身近にある生活に感謝。海がなかったら私はきっとグレていたはず(?)だ。
2011-11-11
11月10日 ヤーマン写真集とイベント、ヒロさんの写真展
あーあ、今日も乗れなかったよー、あと出発までに2週間しかないのにとなんとなく落ち込みながら家に戻る道、暗い空の向こうにくっきり鮮やかな虹、まあマウイでは虹が出るのは日常茶飯事ではあるけれど、それでも何度見てもいいものだ。
ついつい車を止めて見入ってしまった。たかがカイトのコンディションがいまいちなだけで(乗れないわけではないのだから贅沢言わずに乗ればいいだけの話だし)こんなに暖かい海できれいな虹も出て、ストレスもなく、お金がなくても庭の果物やアボカド、卵で生活できちゃうんだから感謝しなくちゃなあ、と気分がすっかり明るくなった。
何事も見る角度を変えてみればいいだけの話。今日もいい一日でした。
日本の今日はすでに2011年11月11日。友人ヤーマンのアイパッド用写真集Peak Momentsも今日発売されているはず、見たいなあ。12日にはRelaxで、そしてほかにも長岡造形大学、そして銀座のマックストアでもイベントがあるらしい。そしてマウイ、コーブローカルのカメラマンヒロさんも日本に帰り、宮崎と神奈川(秋谷)で写真展を開催。こちらもお勧め。
タイトルMaui No Kaoriにはちょっとしたエピソードがあり元サーフィン誌の編集長だった某氏が、Maui No Kaoi(ハワイ語でマウイ最高という意味)を聞き間違えてマウイの香りといってるのだと勘違いしていたところから来ている。佐野さん元気かな?
カイトしなかった分書かなくてはならない原稿が少し進んだ。よしよし。
11月9日 ジム仕事とジムエクササイズ
それにしても海にいると1時間2時間なんてあっという間になってしまうのに、ジムだと1時間の長いこと長いこと。夜7時からのヨガクラスの前にちょっとだけ運動してからクラスに出ようと思って出たのに、7時までの時間が永遠のように思えた。
ここ数年アシュタンガヨガばかりやっていたけれど、ハードだからなのか、サボってるくせに旧にがんばったりするせいか練習中に語きっと腰を痛めることが大方ためちょっと怖くなっていた。なまった体にはとにかくメローで呼吸メインのものをやろうと、ジムメンバーならただでいけるキャンドルヨガ(名前からしてメローな感じ)に出てみた。いつもやってるヨガとは違う感じだけど、これはこれでストレッチと考えればいいなあと思った。ジムに入っている間はいろんなクラスがただで受けられるのでいろいろ受けてみようと思う、特にKIGONGとか、ベリーダンスなんていうのもある、恥ずかしいけどちょっと興味はある。プロアスリートたちがこぞって参加しているFUSIONFITというサーキットトレーニングもあるけどものすごいハードだそうで、怖くて近づけずにいる。ランニングマシーンでさえ5分で根を上げてるのだから。
とりあえず体を戻すために毎日太陽礼拝だけは家で必ずやることにした。
2011-11-09
11月8日 Another tiny step
朝太陽礼拝だけ一人でやってから用事を済ませて海へ。こまごまとしたことをやってから行ったらお昼過ぎになってしまった。レインズはガスティーな風なのにカナハは安定した良い風、この風だと本当に楽しい。今年はほんとにカイトがなかなかできずにいるので自分のコンディションを早く元に戻したい。でも無理するとまた腰を痛めるので今日はストラップレスで軽く短時間やることに決める。
が、新しいバーのチェックをしてみたら、リリースはできたものの、元に戻し方がわからず、四苦八苦。結局ビーチで1時間くらいバーを相手に格闘し、もうだんだんいやになってきて今日は海に出ずに終わるのか!なんて思ったころやっと近くにいたおにいちゃんが一緒になって直してくれた。
新しいバーはいろんな点が改良されているようだが、ちゃんとショップで詳しい使い方を聞いておこう。
ストラップが主流になりつつある昨今のカイトサーフィンだが、レインズではなかなかストラップレスは厳しい、とにかく風がガスティーで強い上に波のフェイスが荒れていて、で、結構パワフル。その上板を流したりしても出たり入ったりするのを億劫にさせる危険なリーフがある。
でもやらないといつまでたってもうまくならないのでそろそろ今年はやらないと。
というわけで気持ちよく1時間ほど乗って終了、もっと乗りたい気持ちもあるけど今日はまだ初日なのでやりすぎは禁物。
かおるちゃんと靖君もやっとマウイのペースになれてきたようで2ラウンドガッツリ乗っていた。夜はハイクのちはぎちゃん宅でパーティー、ちはぎちゃんのサプライズのバースデーパーティー。彼女とジョンの人望の深さがうかがえるたくさんの人の集まり方!そしておいしいものいっぱいの素敵な夜だった。(テーブルに並ぶボトルの中身がなくなっていくにつれてみんなのノリは良くなっていく)
私は途中で咳がまた始まったのでみんなにうつさないうちに退散。明日の海は入れるかな!ちょっとだけでも入れるようになったからうれしい。
11月7日 再びジムへ
まずはレインズを見に行ったけれどあまり逃がすティーで病み上がりの私が出るべきコンディションではないように感じたのでもう一日待つことにしてジムへ。
ジムでは2年前に腰をひどく痛めたときに教えてもらったリハビリ運動を一通りやり、その後苦手な有酸素運動。といっても有酸素運動とは5分以上やらないとまったく意味がなく、みんな30分から40分くらいやるらしいのだが(ランニングマシーンとかノルディックマシーンとかで)私は本当に苦手でとりあえずがんばって8分やった。8分なんて情けないけどほんとすぐ飽きちゃう。これがカイトやスタンドアップなら何時間でも飽きないのになあ。
とはいえ、家から出たり、体を動かそうという気持ちに慣れるようになっただけでも進歩、ここは無理せず小さな一歩を進めることに集中しよう。
2011-11-07
11月6日 Tiny step at a time
朝スタンドアップパドルのお誘いがあったけれどさすがにしょっぱなからスタンドアップは厳しいので今日はヨガクラスに行ってみることにした。
ただしここ2年ほどぎっくり腰のきっかけになったのがヨガだったことが多いのでちょっと怖い。ちょっとでも痛くなりかけたら呼吸だけ合わせていればいいではないか、と決めてでかけた。
ずっとヨガをやってなかったので体もひどいものだけど、それより何よりヨガをすることで気持ちをすっきりさせることができるのではないか、という藁にもすがる思いで行ったのだ。
いつもの常連メンバー、そしてチェコからマウイに移住してきたという3人、そして靖かおるコンビと私。まず太陽礼拝で前屈したとたんからだがあまりにも硬いことにぎょっとした、足を曲げないと痛いくらい、信じられない。ヨガほど地道にやることが大事なものはない。と同時に地道なプラクティスを続けないとすぐに体も元に戻る。私はゼロからやり直しというよりマイナスからスタート。
でもそれでもどこかでスタートしなければどんどんマイナスが大きくなってきてしまう。そして急に元に戻そうとがんばってもまた体を壊すのでとにかく小さなステップを少しずつ少しずつ踏んで元に戻れるよう地道にがんばっていかなくちゃ。
体はひどいものだったけれど、深い呼吸を続けたこととでシャバサナの時にはとても穏やかですがすがしい気持ちになれた。胸がキューと縮こまっていたのか、普段より恵子先生のオープンチェストのプッシュが強く感じられ、それが本当に気持ちよかった。
無理せず少しずつ地道に回復に迎えるようにがんばって行こう、今日はスタートのちっちゃな第一歩だ。
11月5日 Slow recovery
休んでいるうちによくなるだろうと思っていてもここまで長いとだんだんあせりも出てくる。そんなこんなで今日は原稿書きと読書。
明日も良くならなかったらまた整体の先生に見てもらおうと決めた。
私は精神的に弱いのか、体が弱くなると一気に気分も落ちてしまう。もう少し強くなれないものだろうか、と自分でも情けなくなる。
海に入れるとすぐに変わるんだけどなあ。
2011-11-05
11月4日 少しだけ上り調子?
思ったより運転も腰に負担を感じなかったし、大丈夫そう。
そう思ったら精神的に楽になって痛みまで減ったような気がする。
無理するつもりはないけどなんとなくよくなってきた気がする。このままどんどん上り調子になって海に入れるようになりたい。
今日は今豊作の使い切れないたくさんのオーガニックレモンを砂糖漬けにした。腐らせてしまうよりはこうやっておいて、あとでレモネードとかホットレモン、あるいは料理にも使えるので便利かも。
このレモンシロップに下ろししょうがとちょっとだけ鷹のつめいれてお湯で割ったら風邪がふっとんでいきそう。
あさってくらいから波があがる予報、これには私も参加できるかな?
2011-11-04
11月3日 サクラキャンプ練習会&鍋親睦会のお知らせ
下手したら10年以上もあってない仲間なのに、一声かけただけでこれだけの結束。サクラキャンプの仲間に感激した。最初にサクラキャンプのウエブサイトと掲示板を作ってくれ、以来テク担当だったごんちゃんがまとめてくれたDVDはマウイの私のところにまでコピーが届いた。そのなかで懐かしい顔ぶれが本当にたくさん、それぞれの近況を伝え、変わらぬ笑顔、あるいは増えた家族などと一緒になってメッセージを送っていた。私のためのDVDではないのに、なんだかみんなの近況を知ることができてうれしくてうるうるしそうだった。
そう思ったのは私だけではなかったようで、御前崎でもやっぱりこんな素敵な仲間をたくさん生んできたサクラキャンプを少しでも続けていこうよ、という話になり、もおちゃんや美奈ちゃんが中心になって小規模ではあるけれどサクラキャンプ練習会を開くことになったらしい。詳細はこのとおり。サクラキャンプ経験者でなくてももちろんオーケー、ウインドの仲間、。特に女の子と友達になりたい人には絶好の機会、そして御前崎になれていない、ちょっと心配という人もこれを機会にみんなで行けばいいのではないかな?夜のお鍋での親睦会も第一回サクラキャンプを思い出させる、このとき参加してくれたゆきちゃん、深雪ちゃん、ふーみん、ほか多くの人が今でも親しくお付き合いしている大事な仲間。ほんとにありがたいこと。というわけで、ぜひ皆さんお誘いあわせのうえ参加してください。
「Sakura練習会&親睦鍋Partyのお知らせ」
がんばるレディースウインドサーファーのための練習会を企画しました。前半はビデオ撮影、写真撮影を中心としたクリニック、後半はみんなでファンセッションを予定しています。 夜は、親睦鍋パーティーを企画中!
見学参加も大歓迎!
風がなければSUP体験レッスンや交流会を開催予定。
日程:12月10日(土)
参加費: 2,000円(パーティー費込み)
申し込み締め切り:11月30日。
お問い合わせ・申し込みはmotokoj0@yahoo.co.jpまで。
(メール受信後、申し込み用紙を返信いたします。)
ホント、サクラキャンプの友情は一生者、みんなに心から感謝しています。
2011-11-03
11月2日 BBQ at Keiko and Skip's
早く腰よ、直ってくれと思いながらもあせる気持ちが回復を遅らせているんではないか、と思ってしまう。
昨日よりは今日のほうがいいんだから後ちょっとだと思いながらも体力も筋力も海でのスキルもすべて落ちていってしまう自分に対して落ち込む。
そんな私を知っているのか、お昼ごろ近くに住むヨガの先生恵子ちゃんから連絡があった。今数日間一緒に住んでいる弟の靖君と奥さんのかおるちゃん、そしてスキップの仲良しであるテディーとデブリだけでごく小規模なディナーをするからこないかとのお誘い。
ずっと誰にもあっていなかったし、家で一人で腐っても仕方ないので、喜んで行かせてもらうことにした。
お言葉に甘えて何も自分では作らず、ただ遊びに行き、スキップの焼いたおいしい肉と恵子ちゃんのおいしいサラダとご飯をいただき、最後にはアイスクリームまで大盛りで!おなかはすいてないのでとりあえず顔だけ見に行くねーなんていってたのに食べまくって胃が破裂しそうなくらい食べて帰ってきた。
スキップやテディーと一緒のご飯でいいところはみんなが早寝な点、その上近所だから8時ごろにはお開き、そしてその5分後には家に帰れる。2時間くらい座っていたけど何とか我慢できたから明日はもっと動けるようになるかな。
靖君もせっかく一生懸命日本で働いてやっとマウイにこれたのに足首を怪我して海に入れずにいる、お互い海に入れないつらさを早く乗り越えたいものだ。
2011-11-02
11月1日 PEAKMOMENTS リリース
構想からはきっと一年近くかけていたのではないだろうか、私のもっとも好きなカメラマンの一人であるヤーマンがとうとう写真集を発表する。
ヤーマンが今まで写真集を出したいと強く思っていなかったわけではない、反対に、すごくその気持ちは強かっただろうし、作るとしたらどんなものにしたいかとかいろいろ想像(妄想)を膨らましたりしていたこともよく知っている。でも完ぺき主義者のヤーマンであるうえに彼にとって一番大事な写真の発表ともなるとなかなか簡単にはできないのだろう。多くのカメラマンが写真集を出している中彼の写真集だけはなかなか出てこなかった。
今回はiPad用の電子書籍という形で11月11日にリリースされ、リリース記念イベントが11月27日に銀座のマックストアで開かれるらしい。きっと写真集に入っているすばらしい写真のスライドショートか展示があるのだろうな、行きたいなあ。(大好きなウイリーネルソンと2ショットのヤーマン byTomo)
仕事でもプライベートでも一緒に旅することがとても多く、また大自然やぎりぎりの精神状態の中での時間を共有することが多かったヤーマン、なぜか一緒に旅している間はお互いのペースの違いや、やり方の違いにいらいらしたりすることも多いのだが、離れたとたんに親友に戻るという変な関係でもあるのだが、それはたぶん兄弟に近い親密さゆえのものなんじゃないかな、と勝手に思っている。
何はともあれ、彼のアーティスティックな感性も自分のこれだという作品やスタイルを追求するしつこさも私はホントにすごいと思っているし、多分ヤーマンの写真の一番のファンなのではないかと自負している。写真集に寄せさせてもらった原稿も、「なんだかラブレターになっちゃったよー」と苦笑しながら送ったほど、本当にヤーマンの作品も彼のスタイルも大好きなのだ。
というわけでぜひiPadを持ってる人は彼の写真集をダウンロードしてほしいし、27日の銀座のイベントにもぜひ行ってみてほしいと思っている。
iPadを持っていない私、これだけのためにiPadがほしくなってしまうほどだ。
ヤーマンのPeak Momentsをシェアさせてもらいながら 、自分のPeak Moments を振り返ってみるいいきっかけになりそう。
さて体調は相変わらず、波があるのに家から出ることすらままならない、こんな状態だと精神的にも弱気になってネガティブエネルギーが体に入り込みやすくなる、気をつけなくちゃ。今はPeak Momentsどころじゃなくて、とにかくこの泥沼から抜け出したい。
10月31日 (Not so) Happy Haloween
抗生物質のおかげで咳のほうは少しずつよくなっている気もするが昨日ぎっくり腰のようになった腰がひどく痛んで寝ていられない。家から出てもいないし海にももちろん入れない日が続いて精神的にも参ってきている。我慢できないので今日も無理に時間を作ってもらって整体に行き、見てもらったところ、やはり咳をしたせいで背骨の下のほうと一番下のアバラがずれているという。
ふう、どうりで痛かったわけだ。
先生は「元に治しておいたよ」といってくれたのだが、整体から返ってきても痛みはなくならない。
帰り道みても仕方がないとわかってはいるのについついカナハをチェック、波はサイズアップしていてオーバーヘッドくらい、そしてフキパはクローズアウトのセットも来ていたようだ。
ウインドの大会も終盤戦、レディースは日本の名越順子、なごじゅんが堂々の優勝だったらしい、何でもきれいなバックループを決めたとか、みたかったなあ、私は絶対実力ではなごじゅんが優勝すると確信していたけど、でも大会というのは何が起こるかわからないものだから、そんなプレッシャーの中でも堂々と勝てたことを心からうれしいと思う、彼女の練習熱心なことは彼女を見ている人は誰もが知っている、ホントにまじめに取り組み、一生懸命に練習する、そしてそれが勝つためというより、ただただ好きでウインドが上手になりたいがためのものでもある。ワールドカップを回ることをやめたいまでも練習振りが以前とまったく変わらないところでもそれがわかる。だからそんな一生懸命やってるなごじゅんがホームスポットのマウイで優勝できたことを本当に心から祝福したい気持ちでいっぱいだ。
2011-10-31
10月30日 咳からぎっくり腰!?
なのに!午前中コンピューターの前で座りながら電話をしていたときに咳のセットに襲われごほごほと咳き込んでいたら、なんだか変な痛みが腰の下のほうに走った。いままでの痛みは筋肉だったのだが、これは完全に背骨の間の部分、やばい、っと腰に手を当てて、大丈夫かな、動けなくなってないかなとチェックするがそのときはなんとなく違和感があるだけで大丈夫だった。けれど時間がたつにつれてそこに鈍痛が感じられるようになり、そのうち動くのがしんどくなってベッドに寝る羽目に。トイレに行くにも必死に脂汗かくほどの状態ではないけどぎっくり腰に近い状態、ゆっくりしか歩けないし、腰を曲げたり座ったりするのが大変。
ああ。ほんとにあとちょっとでカイトや波乗りにいけると思ったのに。
体が思うように行かないとき自分の精神の弱さが身にしみる、へこたれて落ち込んでしまうのだ。カイトができない分普段やるべきでできてないことをやればいいのに、気分が落ちてなかなかそうは行かない、とはいえそんなこと言い訳にもならないので、もう数日安静にしながらできることをやる努力をしようと思う。ため息は深くなるばかりなり。
10月29日 回復の兆し?
咳でつらい思いを最近していた友達も多いらしく同情と励ましのメールが何通も届き、心があったまる。
けれどはっきり行ってこんな状態では体力も筋力も落ちるばかり、この間ジムの会員になったばかりだというのに!
でも少しだけ良くなっていて、席が減ればこの体の痛みも自然と楽になるだろうと少し期待している。
2011-10-30
10月28日 Health is wealth
たとえば動機で一緒にウインドをしていて若くしてなくなってしまったなッちゃんこと飯島夏樹、彼なんてもあと3ヶ月しかないですと宣告されてから1年近く、戦い続け、熱もあって具合も悪いにもかかわらず3冊分の本を書き続けたのだ。自分の力というより神様が書かせて下さったってどこかで読んだ気もするけど、私なんてちょっとかぜひいただけでとても文章を書くことなんてできなくなる。気力ってすごいなあと思うし、体の強さだけでなく、精神の強さを手に入れたいと心から思う。
そう入っても体と心って密接に関係していてからだの状態がいいときは心も元気だったりして、心が落ち込むと体に影響が出たりするので、やっぱり常日ごろから健康に気をつけることが大事、そして年をとって無理の聞かない体になったらバランスということがとても大事なのだと実感する。
生涯現役サーファーである、ドクターパスコヴィッツの教え。
健康とはただ病気でないということではなく心身ともにいい状態であることである、そういう状態であるための条件としての5か条
1 正しい食生活
2 充分な睡眠
3 適度な運動
4 リクリエーション (re-creationという意味で、自分を再生するためにも必要)
5 ポジティブな姿勢、考え方
これをしっかり実践していきたいと思う、、、、、んだけどねえ、結構気がつくと無理してたりする。反省。
2011-10-28
10月27日 我慢できずに病院へ
抗生物質が聞いて明日から咳が止まりますように。。こんなことで時間が無駄に過ぎているうちにもうすぐ10月も終わり、ハロウイーンが来て、サンクスギヴィングがきたら、もうクリスマス。また一年が終わってしまう。少しラストスパートかけてがんばらないと。
2011-10-27
10月26日 Up country fitness
というわけで11月後半にアフリカに行くまでに付け焼刃で体力をつけるためにも今日からジムへ行くことにした。
したのはいいけど咳が止まらず集中できないし、咳き込むのがひどすぎて背中の筋をおかしくしてしまったようで腰の辺りの筋がいたい。そのウエここ数日の咳き込みで腹筋まで痛い。結局あまりしっかりトレーニングもできないまま帰ってきて腰がいたので寝ながら仕事。
明日からは5年ぶりにフキパでウインドのコンテスト。やはりウインドの聖地でコンテストがないのはおかしい。みんな結構気合入れて練習しているし、日本人も何人か参加予定。皆さんがんばってください。
個人的にはレディースなごじゅんとメンズはマークアングロを応援している。いい波が来ますように、今日は風もなくてなみもほとんどなかったからなあ。少しでもコンディションが回復しますように!
10月25日 抜けない咳
波がサイズダウンしたので今日は体調を戻そうと家で休みつつ、掃除をしたり、ミーティングにいったり。
夕方からのミーティングは思いのほか長引いてしまい、結局家に戻ってきたのは9時過ぎ。疲れからか咳はさらにひどくなってきて、咳き込んではきそうになったり息が苦しくなったり。
熱もないし、具合もよくないので動けるのだが、ここまで咳が止まらないといらいらしてくるし、喉が炎症を起こして声ががらがらに鳴ってきた。病院いたほうがいいのかなあ。
2011-10-25
10月24日 My official first day of the winter!
カナハはきれいに波が割れていて私もチェックもろくろくせずにパドルアウト。すでに20人以上いただろうか、それでもピークがあちこちにあるので自分にあったところを選んで乗れば結構いい波に乗れる。
今日はラッキーにもピークからちょっとインサイド、左によったところで波待ちしていたけど、セットの波でピークにいる連中が取り逃がしたものなど結構一人きりでいい波に乗ることがたくさんできた。
クアッドの調子もいいし久々のカナハ、メローでスローな割れ方にも馴染み、久しぶりにカナハ本来のいい波を味わうことができ、みんなニコニコ。ここの波が好きな人は本当に多いし、いろんなタイプのライディングが楽しめる。去年の冬以来顔を見ていなかったカナハ常連ともたくさん再会できた。
まだまだ乗っていたいという時間に風が上がってきてしまい終了。今日はこのままレインズでカイトか!とぎーぎー音を立てそうな使い込まれた体に鞭打って車でレインズへ。
ところが、風は昨日よりさらに暴力的なオフショア。はっきり言って危険なくらい。これからカナハに戻ってもいいのだが、その時間になってしまうとロウアーズは激混みだろう。もう一度戻ってだめだったらちょっとがっかりしてしまう。
昨日は夕方風が落ちてカナハのサーフィンがすごくよかったというので今日もそれを狙って昼間家で用事を済ませながら待機、4時に家を出てカナハに向かった。
残念ながら風は落ちてきたものの、波乗りするほどまでには落ちてくれなかった。
怪我から復帰した野口君と元気いっぱいの子供たち3人、ちょもちゃんとヒーラーのゆりさん、マヌーバーの龍太郎君もいた。結局カイトも夕方の波乗りもできずちょっと不完全燃焼、でも朝のカナハは久々に大満足のコンディションで楽しめたから、いいとするか。
2011-10-24
10月23日 レインズらしいレインズ
さすがに波のサイズが小さいし、今日は風が強くなる予報なので、私はゆっくりかまえて昼からのレインズに書けることにした。
とはいえやっぱろそわそわする。
KSPワールドツアーというカイトのウエイブライディングの大会がペルーで行われていて、ライブをネットでやっていたのでそちらを見ていると、知り合いがたくさん出ていた。
マウイからはジェシーとパトリ、それからサンタクルーズに住んでいる仲良しケリーもかなりいいライディングをしていた。
波はそれほど大きくはないけど(とはいえ第一線のモーリシャスが大きすぎてこれが小さく見えるだけで十分オーバーヘッドはある)ホントにきれいに割れるし延々と乗れる波。レフトの波は苦手、というかやったことがないけど、こういうところでじっくり練習してみたいなあ。
ライブを見てさらに気分が盛り上がった状態でレインズに行くとまだ誰もいなかった。風は予想通り見るからにオフショア、波は少しずつ上がってきている、が、ちょっとクローズ気味。
まあ、ある意味いつものレインズコンディションといえる。ここ数週間風がとてもステディーで乗りやすく、こういう風を忘れてしまいそうなくらいだった。
風邪気味なこともあり、なんとなく自分を励ましながらカイトサイズを悩んだり、結構時間かけて出て行ったけど、案の定、小さなカイトで出たので風の入っていないインサイドではまり、何度もランチングをしなおした。レインズから出て行くときリーフを歩いてわたらなくてはならずそこがオフショアのときは本当に怖い。
今日は3度目の正直でやっと何とか出ることができた。
でも出てからも突っかかったり、うまく波に乗れなかったり、ちょうど昨日カボベルデの大会に出ることを決めたばかりなの、「何でそんな決心したんだろう、こんなに下手くそで出てもみんなにあきれられちゃうだけだ、今から飛行機キャンセルできるかな」なんて考えてしまったほど。
午後には波のサイズもさらにあがってきてセットはマスト近くあったかな?(でもレインズはクローズ気味の波ばかりで難しかった)今日はみんな結構悪戦苦闘していたらしいけど、わたしにとってもかなりけちょんけちょんにやられ、ちょっとでもあった自信は粉々に砕け、海の神様すみませんでした、もっと謙虚に地道な努力をしますと反省させられた。
明日も波は残りそう。明日は早朝サーフィンもできそうだ。
2011-10-23
10月22日 カブリナカイトDemo Day
今日はカイトビーチでカブリナカイトのデモがあった。具合はいまいちだったけれど普段からあまりお役に立ててないのでちょっとだけでも顔を出そうといってみた。アンドレもカリブ海から来ていたし、ジェイソン・ストーン、そのほか大勢のローカルライダーたちも来てサポート、また二ールプライドのスタッフやカブリナのスタッフもみんな勢ぞろい。テント内ではハンバーガー、ホットドッグにドリンクが振舞われてる。ボスのピーター・カブリナもしっかり乗りながら周りのお客さんたちと談笑。ピーターのそういう親しみやすさや人当たりのよさは本当にすばらしい、世界中どこに言ってもみんなを彼のファンにしてしまうのだ。
ウインドサーファーのタティアナやファブリスもカイトをしに来ていた。今日はフキパも波がないので気晴らしにきたのかな?
数日前にマウイ入りしたかおる、靖くんもすでにいて、カイトとをいろいろ試乗中。今年私が使うカイトはドリフター、かなりのお気に入りだけれど、外のモデルもみんな評判はよかった。いつも思うんだけど、いろんなカイトが出ているけどカブリナが一番乗りやすいし、丈夫でしっかりできている。もらえるから使っているのではなく、本当に一番のカイトだと思うから使わせてもらってるのだ。ちなみに某メーカーのライダーの方も来て試乗してたけどそのあとで、こんなにいいカイトだとは知らなかった、カイトなんてまあどれも一緒だと思っていたのに、とショックを受けていた。
とはいえどのメーカーも昔のカイトのことを考えたらすばらしい性能、安全だしガスティーでも怖くない、子供でもこのスポーツをトライできる、ありがたいことだ。R&Dをし続けいるスタッフたちに感謝!
さて明日はいよいよ波があがる予定、とにかく私はこの咳と微熱を吹き飛ばさなくては!
10月21日 咳、喉のイガイガ、微熱
波がないのが救いだけれど、今のうちにどんどん仕事やら体力作りやらをして冬のスウエルに備えたいのに。
まあ大体大きなイベントとか旅のあとはいつもこんな漢字、わかっているのだから事前に注意するべきなのだがなかなかコントロールできない。
というわけで今日は一日ほとんどベッドで過ごし、ずっと忙しくて読めていなかった本や雑誌を読んだりしていた。
前から読みたいと思っていた本「腰痛は怒りである」を同じ腰痛持ちのヒロさんが貸してくれたのでじっくり読むことにする。私も自分の腰痛は精神的なもの、そしてプレッシャーや疲れなどが大きく影響しているとここ数年感じている、その痛みをいかに取り除けるかが書いてあればうれしいな。
5年ぶりにフキパでウインドの大会が開かれる。そのせいでフキパは毎日盛況。リストを見ると結構日本人も出場するみたいなので楽しみ。レイン図で乗っていないときは応援に行こうと思う。個人的にはリストを見たところなごじゅんが優勝候補ナンバーワンだと思うのだが。彼女の努力をずっと知ってるのでぜひ彼女にはありったけの力を出して堂々と優勝してもらいたいなあというのが私の気持ち。最近のよくわからない新しい動きなどもたくさん見れると思うので勉強しなくっちゃ。
2011-10-21
10月20日 風邪っぴき
今日は家で療養しつ寄付してくれた方々へのサンキューレターやスタッフへの連絡事項のメール、そしてやっと少しだけ掃除に手がつけられたけど、やっぱり具合が悪いといまいち動きが鈍い。
葛根湯を飲み、ビタミンCをたくさんとって、明日にはしっかり復活したいところ。
朝靖君とかおるちゃんが大阪でカイトショップをやっている小西さんの手作りラッキョウをおすそ分けしてくれた。カレーを作ったときのために大事にとっておこうと思ったけど味見したらあまりに自分好みの味だったので半分くらい食べてしまった。ラッキョウってほんとにおいしい!
10月19日 メローなクリーンサウススウエル
夏には毎日のように顔を見るサウザンピークスローカル、彼らは冬でも夏でも波があってもなくてm、おここでしか乗らない人が多い。久しぶりだったのでみんながどうしていたのかたずねてくれた。
サイズはたまにくるセットが頭くらいで後はほとんど腰くらいのスモールウエイブ、私がついた時間にはすでにサーファーも多く入っていたので私はカメラ撮影メインにみんながのらないような小さめのサイズの波をインサイドでとっては乗っていた。だから小さい波しか乗ってないけどみんなの笑顔、そして楽しそうにライディングする様子に自分が乗れていなくてもなんだかハッピーだった。(メインのピークには普段あまりびぎなーはこないのが暗黙の了解、この彼女は何度もこういう子t0尾をしていたので外の人が言うより私がやんわり言ったほうがいいだろうと、ドロップインのルールは知ってる?と声をかけたが、見えなかったんですもん、とか、急に来たからわからなかったとか何度もいってるのでその周りの人まで注意し始め結局ビーチに戻ってしまった。でもこの写真のあとぎりぎりでボードがぶつかりそうになってたから危ない。
メローな波、天気もよくあったかい、Everything is gonna be alrightって気分にさせてもらえる雰囲気の中リラックスしながら小波を楽しんで終了。
夕方は友人カップルのお宅にお呼ばれ。彼らは生まれたばかりの赤ちゃんを連れてフランスのシャモニーからバケーションに来ている。お父さんはすでに60歳を過ぎていて奥さんのほうはまだ20代後半くらい。でも二人ともとってもうれしそうにいい感じで赤ちゃんをあやしている。
私もいる間ずっと抱っこさせてもらったが、あれくらい小さな赤ちゃんはほんとに頼りなくてはかない漢字、でもぷにょぷにょしたほっぺを私の肩にもたれかけさせている様子と抱っこしているとき腕で支える小さなお尻はたまらない。
オートバイのエンジンから組み立てて作るオートバイフリークの人のお宅らしいけど個人博物館みたいで面白い家だった。
なんだか喉の感じがいがいがしていやな感じ、風邪ひきませんように。