![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgA1TmWJ_qw8p5uQ0hdmUT3PgckHmLUIX-YcrXmf0jXAwlxCe26Pp79RS_YLy4pRMcWdrwlflZnY18QeT9McpHKymGniIT3N47CNeiyhsJdWdUSE5vZpk_ex77FFVF8HQaSabZ4_6JEonVe/s320/hnolua.jpg)
昨日も早くから寝てしまい、今日も風が強いだろうとちょっと寝坊、のんびりメールを開けてみると、オアフで冬じゅうハードなパイプやワイメア、サンセットに水中で入りサーフフォトを撮っているエネルギッシュなKINさんから「何人かサーファー連れて朝一番の飛行機でホノルア行くよー」と言うメールが入っていた。あわてて電話してみると、もうホノルアに着いて撮影するところだという、なんという行動力。今日はノースは完全にクローズアウト、風もオンがかった風が強く吹く予報だったので反対に西側のエスターンなどの方が期待できるということもあり、私もいそいでホノルアに向かった。自分がホノルアでは乗れないのでここにくることはめったにないし、ほんとにいいホノルアの波も実際に見たことはなかったかも。今日は風が強くグラッシーというわけではなかったがそれでもマウイのほかの場所に比べたらかなりいいコンデイションだった。(ノースショアは30ノットくらいのオン気味の風、サウスは波なし、ウエストも強風だった)
海の中を見るとチャンネルにカメラを持っているような人がいたのであれがそうだろうと眺めていたが、風があるせいか、最初はそんなに混んでなかったし、日本人サーファーっぽく見える人が何度も波に乗ってかっこよくきめていた。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjUis3YJOtftxOXcWQ8FlfHyPu8iuO6UXEzsqWGzxsMOHzx44H4QqBycL5YDf7ZvlHakoy1SPD2CpF189wwMuKOxy43A4BF2UVMGr37_MIZtfRBREX-xWuneueFq5xRGzaZ9mxxGLwFL-1u/s320/HONOLUAhonolua.jpg)
ボデイーボーダーもたくさん入っていてかなり派手なアクションをきめていた。エリオットとエプスも着ていて、お気に入りの岸壁の下にあるポジションから撮影していた。挨拶がてら彼らのいるところに降りてみたら、すごいアングルで波の迫力が感じられた。丁度そのときサーファーがセットの波にテイクオフ。ものすごくほれてボコンとチューブに入る見えなくなり、そのままずーット見えないまま、岩で見えなくなる瞬間にでてくるのが見えた。チューブに15秒くらい入っていたんじゃないだろうか?(おおげさ?)案の定ジェイミーオブライエンだった。す、すごい。(下の写真はジェイミーが上がってきて波を見ながら休んでいるところ、ホノルアほど普通にサーフィンが良く見えるところもないだろう)
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhETfhPid9OF-tYOfvzmkj7xEQz-3Rj_yVOc7LWt_oUukBTvIueX09aiHFPXiv9YubTWaFwyy8autzjY1KDDYRjCAZWtURT_VVwjrhDFPEaDRtR7oPZqbIfF2wyT_St1E8c67KuQA0_WbGv/s320/jamie.jpg)
われらがローカルガールペイジも紅一点がんばって乗っていた。
結局風はどんどん強くなり、お昼ごろからどんどん混みだして、波とり合戦が大変になってきた。一人グリーンのラッシュを着た人がそんなに上手くはなさそうだけど(と入ってもピークから乗って掘れた大きなチューブとかに入るのだからうまいんだけどスタイリッシュではなかった)ものすごい大声で叫んだりするし、平気で人の波にドロップインしてもよけずに乗り続けたりする。そのうえ一回大きなチューブに入ったあと両手を挙げて叫び、岸壁で見ているギャラリーに向かって、もっと盛り上がれ!とでも言うように手を振り回して歓声をリクエストする始末、あの人は誰なのだろう?なんかいまいち感じが悪かったな。それ以外はみんなとってもルールを守って、上手い人ばかりだし。見ていて感動した。
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それよりもすごいのはキンサンたちのタフさ。朝一番の飛行機に乗るにはオアフノースショアを夜中の2時半ごろ出たに違いない、そしてそのまま日の出とともにホノルアでシューテイング。5時間くらい海に入りっぱなしで上がった後もすぐ今度は陸からのシューテイング。そして今晩は泊まらずに最終便で帰る予定だという。なぜなら明日からは又風が東に戻るからノースショアのサンセットが良くなるだろうから。そこを朝一でシューテイングするつもりらしい。
自分はまだまだ甘い。プロじゃないし、お金をもらっているわけではないとはいえ、自分なりに自分のレベルで真剣に海にとり組んでいるつもりだし、プロとかアマとかは関係ない、自分がほかのいろんな事を犠牲にしている分くらいは努力しないとだめだと思う。けど、こんなにハングリーな動きは真似できない。
相手にしている波も常にヘビーだし、撮るだけでなく、撮った後もそれを編集する作業もある。それが今年みたいに波がずっと大きいと毎日続き、休みがない。緊張も抜けない。たぶんキンさんは今年の冬が終わったら腑抜けみたいに気が抜けちゃうんじゃないかな。今は波があるから気を張ってがんがんいけてるけど。ものすごいエネルギーだ。こんなにハングリーに毎日撮ってくれるカメラマンがいることを日本人サーファーは幸運に思うべきだと思う。心から尊敬、刺激になった。
ホノルアはいい波になるとセットの波に乗る顔ぶれが決まり、それ以外のよそ者はなかなか取らせてもらえないと聞いている、そんな中でも何本もいい波をとっていた日本人プロサーファー達にも拍手!かっこよかったし、写真が楽しみ。でも今度来るときはせめて2,3日いてマウイの雰囲気も楽しんでほしいな。
朝一の便できて最終便で帰る彼ら、ノースに戻るのは夜中の1時ごろになるだろう。タフだ。皆さんお疲れ様でした。ちなみにKINこと木本直哉カメラマンのブログはこちら
http://www.go-naminori.com/kin/index.php?day=20100303
ホノルアの収穫ショットも一部見れます。