2011-03-31

3月30日 日記のアップ今しばらくお待ちを!

ここ数日書きたいことはたくさんあるのに忙しくてそこまで手が回らずにいる。
でも数日中に必ずいろいろアップするのでそれまでもうしばらくお待ちください。

そのあいだ、といっては何ですが一緒にいろいろがんばってくれているマウイのアコモデーションやレンタカーの手配などを引き受けているマウイデイズのブログにちょっと乗っているのでそちらをチェックしてみてください、。でも必ず詳しいレポートを2,3日中にはアップする予定。

プロライダーたちからのメッセージなどもたくさんあるので今晩には少しでもアップしたいと思ってます。

2011-03-30

3月29日 まだ終わらない週末の

週末の片付け、書類整理、報告書などがいまだに終わらない。要領が悪いのか、こういう仕事があってないのか。どちらにしても昨日も今日も一日コンピューターに向かってやってるのにまだ終わらない。

でも気持ちは晴れやかだ。セールをやってる最中、そしてやり終わって活動に賛同してくれる人がたくさん声をかけてくれたりしていろんな広がりを見せてきた。
早くもマウイのミュージシャンたちが立ち上がりベネフィットコンサートが決定、なんとケアリイレイシェルも参加ウイリーKも!それで25ドル、早速チケットを買ってきた(その後売切れになったらしい)
クラファーマーズマーケットでもブースを無料で出させてくれるという。次なるターゲットはここ!
ローカルテレビ局が宣伝のために時間を割いてくれると申し出てくれたり、ラジオ局がかつどうを紹介してくれたり、またいろんなエリアでの日本のためのガレージセールやバザーがリンクされてきて協力体制ができつつある。かかわってくれる人たちもどんどん雪だるま状に増えている。多分みんな何かしたいと思っていたけれど何をどうしていいかわからない、という気持ちを共有していたんじゃないかな、だからできることが見つかったと惜しみない協力を差し伸べてくれるのだと思う。

と同時にこれからの課題もたくさん出てきた、大きくなればいいというものではない、やることが大きくなり、集まる金額が増えると、いろいろ意見する人も増えてくる、そしてまた集まる人が増えてくればいろんな意見が出てくるし、また最初の趣旨とずれてきたりする可能性もある。まずこれは何のためにやってることか(日本で本当に大変さ思いをしている人たちを支援するためのお金を集めるため)そして最初の軸からずれることなく、みんなの思いがひとつのままでいられる規模でつづけていくべきだと実感した。
あくまで草の根の私たちは草の根的に行動する、それが大事。そしていろんな意見が出たり批判がでたとき、まず第一にこれは私たちの自己満足で終わってはいけないということ、そして被災地の方々が本当にありがたいと思える形で支援することを第一に考えてそのたびにみんなで相談しながらフ歴史ぶりに行動することを心がけたいと思う。批判されてモチベーションが下がることが多々あるだろう、でも批判する人のためにやってるわけではない、助けたい人たちが喜んでくれるのならそれでいいんだし、思いやりを込めて続けていれば批判する人たちも必ずいつかは理解してくれると信じている、とはいえ批判する人がそんなに今いるわけではない(今までの経験上何か新しいことをすれば誰かしら批判したくなる人も出てくるということが多いので)ただただ突っ走りすぎず、私たち一人一人も日常が有り自分の仕事もあるのでそちらをあまりおろそかにしない範囲でがんばればいい、(でも被災地の人たちのがんばりを考えれば私たちはもっとがんばれると思えるはず)そう思う。このロゴも急遽ちみちゃんがネックレスの袋に入れるときに作ってくれたものがそのままいろんなところで使われるようになり、これでバナーやステッカーを作ってくれたプリント屋さん、そしてTシャツをつって寄付してくれた人たちもいる。

さあ、これから長期戦、私たちもマウイから何ができるかチャレンジ精神が試されている感じ!

3月28日 一日が36時間だったらいいのに!

Add Image昨日までの報告書や後片付け、やり残したこと、メールの返事などをしているうちにもう夕方。
今日一ヶ月滞在していたロブがメインランドに帰っていった、彼は4月から9月ごろまでアラスカのマッキンレーのクライミングガイドカンパニーのマネージャー(もちろん彼自身も人気リードガイドだが)をし、その後ユタやジャクソンでガイドしたあと秋から冬にかけては改造した巨大スクールバスを住居代わりにバハでサーフィンとカイトをしてすごす。ウエイブライディングスキルが上がったため今年はぜひマウイでビッグうえイブに挑戦したいと長期で滞在していたがすばらしいコンディションを当てたので大満足だろう。後半は私が忙しくてあまり一緒に遊べなかったが、いろいろ協力してくれたし友人も経たので来年もきっと来てくれるだろう。鶏のスモが死んでしまったのでと代わりの同じ種類のひよこを3わかってきたアンドリューは口には出さないがかわいくて仕方がない様子で私が忙しくてもまったく気にしないでひよこたちと楽しく過ごしているようだ。私が自分の部屋からトイレに行こうとしたとき、テレビを見ながらひよこを抱いてかわいがってる二人を発見。

忙しいけど東北で復旧作業や物資を集め運んでいる友人たちの様子を見るとそれどころじゃない忙しさと大変さ。彼らの熱意を見るとこっちでも頑張らなくちゃ、という気持ちにさせられる。すでに地震と津波から2週間以上たってしまった、最初のショック状態や緊張が緩んで反対にどっと落ち今だっりからだをこわしたり、悲しみにうち比しがっれるじかんができたりとこれからもつらいことが多いだろう被災者の方々が少しでもいい環境で過ごせるようになるよう祈るばかり。

3月27日 週末は大盛況、大成功!

昨日のスワップミートは大成功、その上まだ売るものはたーんと残っている。今日は場所を変えてパイアに近いスプレックスの敷地。ハナハイウエイ沿いで地元の人が通りがかりに来やすい場所なのでスワップミートとはまた違った客層が来てくれるのではないかと期待した。昨日のセールで残ったもの以外にもその日の総長に商品を持ってきてくれた人たちが本当に大勢いて、それだけで機能売れた文くらいはあり、そのうえ家具やらボードやら大物もたくさん。敷地が巨大だったので広々と商品を広げ、青空市場のよう。そしてなんと言っても昨日はなかった桜ベーカリーの出店。手作り自慢のママさんたちがこの日のためにおそろいで作ったエプロンや頭にかぶるチーフでとっても楽しそうにおいしいパンやベイクドグッズ、スパム結びなどいろいろ並べ、コーヒーと一緒に出してくれていた。
朝7時半に集合し一時間でセットアップと思っていたのだが、なれていない私たちはあまりの量の商品に圧倒され、なかなかうまく並べられない。とくに洋服の量は半端じゃなく、整理がつかないままお客さんがどんどん箱から引っ張り出してしまい収拾がつかなくなったが、それでもどんどん売れていった。説明しながら売り、売りながら整理して終わりに近くなったころやっときれいにすべてのものが並べられたというような状態、慣れてないことなので要領がわからず反省も多いけれど、そういう細かい手順などを抜きにして、ハートフルであったかい気持ちのこもったガレージセールだった気がする。(手作りシャツを着て募金集め)
子供たちが募金箱を持ってみんなのところも回るとみんないやな顔もせず小銭を入れてくれ、ひとつ2ドルくらいの商品に20ドル札を置いていってくれる人や、何か自分も貢献したいと一番高いものを買って帰ってくれた人もいる。(茅ヶ崎から来ていた江原サンはディノ・ミランダのアートもご購入、サインもしてもらった)ヨガクラスで寄付を募りクラス代も一緒に丸ごと寄付してくれたヨガの先生もいたし、マウイ在住の有名人カントリーシンガーのウイリーネルソンの奥さんも小切手を持ってきてくれた。いろんな人がいろんな形でできることをしてくれているのを感じ、また笑顔がたくさん集まり、とてもいい雰囲気。今回マウイに住んでいる多くの日本人の方とも知り合うことができ、今まで知っていた人たちともさらに親睦が深まった。(スポーツ用品部門担当のビッグウエイバータカさんとあきらくん)(家族で参加し、みんなすごく働いてくれた関西弁バリバリの日本語をしゃべるステイーブの家族)(マッサージブースは今日も大忙しの大人気)
遠い日本を思いながら、青空の下、強いトレードウインドに吹かれながら被害にあわれた皆さんが少しでも早くよりよい状況に落ち着くことができるように、助け出されますように、そして心の平和を取り戻す日が来ますようにと願いながらのセール、昨日と同様、予想以上の売り上げと寄付金。一人一人の力はほんとに微々たる物でもそれが集まるとほんとに力になることができるんだ、思ってるだけでもそれが集まれば力になることができるんだというのを心から実感できた。
被害から復活するにはこれから何年もかかることだろう。私たちも長期戦でマウイから応援できるようがんばろうね、とみんなで声を掛け合った。

2011-03-28

3月27日 「ありがとう」よりもっとありがとう伝わる言葉ないのかな

「おむすび」はね、あらゆるものを「むすぶ」のよ。
真ん中に「梅干し」のせると日の丸みたいでしょ。

人の字の由来

2011-03-27

3月26日 Aloha for Japan


朝4時半にカフルイ集合だから早く寝なく茶と思いつつやることがたくさんあって昨晩の就寝10時すぎ。いつもならどんな時間でも目覚ましなしで起きれるのだが、今回は責任ある大事な幼児なので念のためにと形態のアラームをセットして寝た。いったん暗い時間に目が覚めたがアラームもなってない島田練れるかなともう一度寝たらすぐにアラームがなった(気がした)ので電話のところに言ってみるとあら^無ではなくてちはぎチャンからの電話。エ?まさか、と電話人でつつ時間を見ると4時23分!
4時半の集合のはずなのに家からカフルイまでは30分くらいはかかる。とにかくその場で機能脱ぎ捨てたままだった服をつけ、顔も洗わず歯も磨かずに車に飛び乗った。言い訳するわけではないが、本当に朝起きるのだけは時間に遅れたことがほとんどないのに、なぜ今日に限って!といらいらしながら運転するとそういうときに限って信号も意地悪を仕掛けてくる。やっとの思いで会場につくともうすでに大勢のスタッフが来ていて荷物を運んでくれ足り、テントを設営してくれていた、ほんとに申し訳ない。
スペースは思ったより広く、しかし持ち込まれた商品も予想以上に多く、セットアップは大変。4時半生きても7時のオープンぎりぎりまでかけて品物を並べた。暗いうちから懐中電灯で照らしながらブssh区しているプロの人たちや、チャリティーなのにとんでもない割り引きをしてくれとしつこくせがむフィリピーの野おばちゃんたち。そうかと思うと、自分の売り場の商品を、これも売って寄付金にしなさいと持ってきてくれる人、差し入れとしてスナックを置いていってくれる人などいろいろ。スワップミートにはいくつの出店が出ているのか知らないが、誰に聞いてもここが一番にぎわって人気ブースだったといっていた。(自分のブース内の商品でさえ見れないほど大忙しだった)忙しく売ってるそばからたくさんのどネーションを持ち込んでくれる人たちも来る。買うものがなくても寄付金だけ置いていってくれる人もいる。そして小さな布にいろんな人からのメッセージをもらい、それをその後縫い合わせてキルトにしてマウイの人たちからの思いを込めて東北に送るのだとメッセージを集める足り、とにかくお金を集めるというだけでなく、いろんな形でのサポート、応援の形を見ることができた。

それに同じ気持ちで動いている多くの人たちの知り合うきっかけにもなった。2時に終了後片づけをして、売れなかったたくさんの荷物を明日のガレージセールに持ち込むべく分担して荷物につんだ。今日は気持ちのいい疲れ方!さて今日こそ早く寝て明日もうひと頑張りだ。




3月25日 Running around like chiken with no head

週末のスワップミートとガレージセール、そしてもろもろ日本を応援するためのプロジェクトのための用事で一日中あっちこっち運転してまわった。ここ一週間ほどいつもの半分くらいの睡眠時間、それでm何とかできるってことは今まで寝すぎだったのかな、とも思うが、普段のろのろペースで動いているせいか、今日はさすがにくったくた、でも明日が大事な本番なのでなんとかがんばらないと!
私は要領が悪いのでばたばたしているが本当にたくさんの人たちが多くのこまごまとしたことに気を配って週末が成功するように奔走している。みんな心から日本を応援したい、何か助けになりたいという気持ちが一杯なのだと思う。そんな一人一人の気持ちが一緒になると結構大きな動きになる。
要するに、遠くマウイにいて何かしたいけど何をしたらいいのかわからない、ひとりじゃ何の力にもなれそうにないって思ってる人がたくさんいて、きっかけがあったことで協力してくれ、そういう人たちが雪達磨式に増えていき、大きな力になろうとしているのだと思う。そんな温かい人の気持ちの渦の中に入ることができて本自分までいろんなものを与えてもらっているし、やってるあいだにシェアする笑顔とやさしさはPricelssだ。

週末はがんばってみんなで稼いで日本に送るぞー

2011-03-26

3月24日バタバタだけどその分うれしいことも多い。

うれしい出来事がたくさん起こっている、いろいろ書きたいけどうれしいことが増える分だけ忙しさも増していて、今週末まではそっちで手一杯なのでなかなか日記がかけないが、来週まとめていろんなことを書いておきたいと思う。
海や山の仲間からの日本へのメッセージもいただいている。ルーク・サイバー、マーク・アングロ、キース、ゴヤ、それにスノーボード界のケリースレーターのような存在であるテリエもメールでいろんなことを書いてくれた。それらも全部ちゃんとしっかり来週書くつもり。

日本の仲間が寝る暇惜しんで、仲間のために動いている、そんな様子もぜひもっと多くの人に知ってもらいたい。彼らのがんばりを知ったら自分も何かやらずに入られなくなる、そんな彼らの頑張り、そして被災者の方々のがんばりや笑顔が私をも突き動かしている気がする。(左の彼は子供のころから知ってるスノーボードのプロ、西田崇、彼を含めた多くの昔からの仲間も必死になってつらい思いをしている人たちに少しでも楽になってもらおうと物資を集めて配達して回っている。そして昔からのスノーボード仲間が全国に広がるネットワークになって情報交換しながら動いている。こんなすばらしい仲間たちなんだって誇らしい)

「遠くにいても気持ちが薄れることなく応援していこうね」と回りのマウイの仲間とも長期戦を覚悟して地道に続けていこうと声を掛け合っている。自分の小さな力や思いでも大きな力に変わっていくんだ、ということを実感する毎日、ほんとに人っていうのは助けあり、寄りかかりあっているんだねー(人という漢字を見てもそうだし)と今さっき、ネックレス作りの方でもがんばってるやすべえも電話で言っていた。(こちらはマウイのネックレス内職組、みんなこれる日に数時間でも来て手伝っていくシステムが出来上がり始めた。目標1000個!寄付金合計100万円!)

明日はカフルイのスワップミート、あさってはスプレックスのガレージセール、ほんとにたくさんの人がかかわって成功させようと力を尽くしてくれている。驚くほどの高価なものやすばらしい商品が寄付されてきている。大げさでなく、自分で買いたいものもやまほどある。新品のサーフボードやギア、中古のウインドギアやウエット。高いブランドの洋服も新品のものもたくさんある、ジュエリー、アート、手作りの子心のこもったものが続々と届いている。こんなにお買い得なガレージセールはないぞって自慢できるほどの品揃えの上に、かわいこちゃんたちがマッサージをするブースまである、いやいやかわいいけどちゃんと資格を持ったすばらしいセラピストばかり。手作りのパンやお菓子を持ってきてくれる人もいる。とにかくにぎわう集まりのようになりそうだ。
マウイに住んでいる皆さんや遊びに来てる皆さんは、絶対このチャンスをお見逃しなく!ほしいものなんてないって言う人でもマクドナルドじゃないけどスマイルはただですから、ぜひみんなの笑顔を見に来て元気をもらってください。ただ日本を応援したいという気持ちを共有してくれるだけでもそれが力になることがわかったから。

いつものことだが、私は声だけ張り上げてみんなに声をかけるけどいろんなところで穴だらけ、そんな穴を一つ一つフォローしてふさいでくれる人たちがたくさんいる。自分ができないことでも誰かしらその分野が得意な人がいる。私一人で動こうとしても穴だらけの米袋を持っているのと一緒で、進んでいるうちに空っぽになっていたかもしれない。(そしてそのこぼれたお米はうちの鶏ちゃんたちががはじから食べてしまっていただろう)でもみんながその穴に気づいて教えてくれたり、カバーしてくれて、私が気づかないところまで気を配って自発的に動いてくれている。誰がどうやったってそれは大事な部分ではなく、結局どういう形であれ、お金が集まり、そのお金が日本の本当に必要とされる場所に送られさえすれば誰が送るとか、どこを通すとかは関係ない。だからガレージセールでなくても個人で寄付してくれてもいいし。ほかのチャリティーTシャツを買ってくれてもいい、どんな形であれ日本のことを思ってくれるよう、この週末はおおいにアピールしようと思う。

マウイにいるたくさんの日本人の思いも日本に住むみんなとともにある、その気持ちが届くといいな。
さあ、今週末に向けてがんばるぞ。

2011-03-23

3月23日 真の強さ、本物の勇気

(Mauimariのネックレス作りに駆けつけた皆さん、お疲れ様、私は写真に写ってるけど作るの手伝ってない、商品を取りに来ただけ)
いろんな人からメッセージやコメントを受け取っているのに忙しすぎてアップできずにいる、申し訳ない。今は今週末の寄付金作りイベントに向けて大勢の人が猛スピードで突進中だ。私もがんばっている。みんながそれぞれ自分の得意分野、専門分野を担当してくれて、ほんとにうまく話しが運んでいくのがおもしろいくらい。

昨日は久しぶりにぐっすり眠れた気がする。ここの所12時ごろ寝て5時前におきていた、地震の前は8時過ぎにはベッドに入ってるような生活だったのに、やればできるもんだな。
朝いろんなところから来るメールに返事を出し、時間ぎりぎりまでやっても終わらないのでラップトップを持って出発。まずはスワップミートの場所取り申し込みにいく。11時オープンで早い者勝ちと聞いていたので一番に並んで一番いいところをとってやろうと気合入れて10時に到着。一時間並ぶつもりでコンピューター片手に窓口まで言ったらもう窓が開いていて、誰かが仕事をしていた。さっそく申し込もうとすると、もうほとんどの場所が開いていない!早い者勝ちで毎週申し込まなければいけないというルールだけど事実上毎週ブースを出している人たちは優先的に同じ場所をキープできるよう暗黙の了解があるらしい。ということで隣同士のブースが取れなかったが二つのブースを確保、その後赤十字のオフィスに行ったり、一緒に動いているあやちゃんが共通の友人であるジョニーがDJをしていルカら宣伝してもらおうとアイデアを出してくれたのがきっかけで帰りがけにインフォメーションを渡しに行ったらそのままマイクの前に引っ張り出されて、結局10分くらい話していたんじゃないだろうか。今週末の私たちのイベントだけでなく、ラハイナガレージセールの心あったまる話、マウイマリのネックレスを売って寄付金を作っている活動(ちなみに目標千個!たくさんの人が作成に販売に協力し、がんばっている)マウイ出身のプロサーファー、ノア・シマブクロ、日系プロサーファー、カービー福永、ジュン・ジョーなどが誰よりも早く動き出してTシャツを作り打って寄付金を作ってる話、そのほかいろんな人が個人個人で字bんの作るものやアートやサービスを一定期間寄付に当てている話など話が尽きなかった。とにかく最初は衝撃的でニュースもそればっかりだけど日本と違って他人事的な感じがあり、こっちでは普通の人の注目度はすでに低くなり始めている。でも日本人の私たちには他人事ではなく、周りの日本人の仲間たちはみんな長期戦でずと寄付を続けられるようにと同じ気持ちで行動しているのがうれしい。

今日はプロライダーたちからのメッセージを訳すと同時に私が心から誇れる友人たちの話を書きたかったのが、結局メールや連絡に追われてそこまで行き着かず、このまま無理して寝不足が続くと
肝心の週末にダウン、なんてことになりかねないので泣く泣く明日にまわす。
でもタイトルどおり、真の強さ、本物の勇気というものがどんなものなのかを見せてくれる彼らは私より10歳くらい若い人たちばかりだけど、私に人生の教訓を与えてくれるヒーローたちだ。タイトルだけで明日に持ち越し!

2011-03-22

3月21日 つもりごっこ

最近のマイブーム(今頃になってこの言葉を知るようになったけど、もうこんな言葉古いかな?)になってるのが「つもり貯金」、「つみたて貯金」じゃなくて「つもり」。
う ちの母が昔からやっていたことだが、どこかで何か手伝って御礼をもらったり、最近趣味として書き始めたお絵かきで知り合いにはがきやカードを作り始めたの がきっかけで展示会やバザーなどで売れたりするようになったのもこれは思わぬ収入だから、もともと「なかったつもり」で寄付したり、あるいは私が困ってる ときに自分がやろうと思っていたなにかを「やったつもり」で私にお金をくれたりもした。
数日前もどこかの合奏のお手伝いを頼まれて(バイオリンの先生をやっているので)普段はもう歳なのであまりやらないらしいけどこれは寄付をできるようにってもらえた仕事だなって思っていただいたお礼は帰りに駅で寄付してきたらしい。

カメラマンのエプスにお礼を払おうとしたら「その分寄付して」といってくれたのがきっかけで、限りなく個人的なやった「つもり」、食べた「つもり」の義援金貯金が始まった。
エ プスに払った「つもり」の50ドル、アイス食べたかったけど食べた「つもり」の1ドル、日本のチャリティーイベント行きたかったけどあまりに眠かったので 「行ったつもり」で入場料代と友人に約束していたドリンクを「おごったつもり」で5ドル。おまけに一緒に行くはずだったうちに住むアンドリューにまで結局 行かなかったけど行ってたら15ドル払ってたんだからちょうだいとせがんでみたら、
「家でもビール飲んだつもりで我慢してその分のお金ちょうだい とだけは言わないでくれ」とビール命の彼は笑いながら15ドルくれた。せこいかもしれないが、ちまちまとおつりもらわなかった「つもり」、遠くまで運転し た「つもり」、とつもりが積もって私にしては結構なお金がたまってきている。もちろん我慢しすぎて心がさびしくなってしまうのはよくないし、無理はしてい ないが今のところゲームみたいで楽しみながらできているし、気分もうきうきしてくる。

マウイからのエール第6弾 ボージュマー(今日撮影したもの)
プロウインド サーフィンの世界にお いてモロッコ出身で活躍しているのは彼一人だろう。いや、北アフリカでも一人かもしれない。だがモロッコはすばらしい波と風に恵まレた環境にあり、ボー ジュマはその波と風で育った類まれな才能を持つライダーだ。ワールドランキングこそ、ウエイブで10位とか20位かもしれないが、意表をつき、見る人を惹 きつけて離さない彼のライディングは個性的過ぎてコンテストの基準では評価しにくいのかもしれない。が、その誰にもまねできないスタイリッシュなエアー、 フォトジェニックな技がインペクトあるショット隣、雑誌のカバーやビデオの映像としてあらゆるところで見かける。上手になることは練習できるけれど個性や スタイルは生まれ持ったもので、ボジュマが生まれながらのすばらしいスタイルマスターであることはまちがいない。もうひとつ彼が生まれながらに持つものは フレンドリーでポジティブな精神、誰からも好かれ、いつでも笑顔で海でも陸でも常に楽しそうな彼はどこに行っても人気者だ。
Boujmaa Guillol, セールナンバーM6
「日本にいるすべてのみなさん、ウインドサーファー、サーファー、そしてそれ以外のすべての人たちへみ なさんに僕の深い思いと祈りを送ります。少しでも早く復旧が進み、怪我や心の傷が治っていきますように。毎日何度も日本の人たちのことが頭に浮かびます。 特に最も被害のひどかったエリアにいるご家族の人たちへ、ありったけの思いと願いを送り続けたいと思います・。そして神様がこのたとえようもないほどの困 難を乗り越えることを助けてくれますように。日本にいったときに印象に残っているのは、誰もが本当にまじめで一生懸命働くということです。それから何をす るにしても真剣にやるし、持ってるエネルギーすべ てを注ぎ込む陽に努力してとりくむ。だからこんな大変な状況になっても皆さんがほかのどの国も比べようがないほドみんなで協力し合い、予想を上回るスピー ドで復活するとも思っています。神様のご加護が皆様にありますように。
こころをこめて、ボジュマ」

2011-03-21

3月20日 いろんな嬉しい出来事

(スワップミート用の看板出来上がり!看板担当チームご苦労様!)
今日のヨガクラスには行きたかったのだがやることがぜんぜん終わらず断念、恵子ちゃんは今週のヨガクラスすべてのクラス代を赤十字に寄付することにしたのだそうだ。
マウイ在住の日本人を中心に島中でどうやったら日本を少しでも応援できるかと、いろんなことが動き始めた。ラハイナで被災地岩手県出身の女の子を中心にガレージセールをした今日一日の売り上げは2000ドル、一個の売り上げ単位が一ドル2ドルのガレージセールでこれはすごい額!売れなかったものはキヘイ支部のかなちゃんが受け取り私達が今週末今度はカフルイのスワップミートで第2弾、その後も売るものがあればどんどん続いていくだろう。
子供の水泳記録会にまりちゃんのネックレスを持っていったトモちゃんアヤちゃんたちもあわせて500ドル以上集まったとか!小さな子供までコインを募金してくれりしたそうだ。それぞれが得意分野で動いていてすごくスムーズ。みんなが同じ気持ちで動いてるのがよくわかる。うれしいな。
なんとプロサーファーのDane Reynoldsも週末までの自分のブランドとオンラインショップ(?)などの売り上げ全部を寄付、はっきり計算できてないけど100万以上集めたらしい、その上個人的にも寄付すると聞いた。(Daneのブログから)
友人フナ君のブログ(http://www.nakisurf.com/blog/naki/)を覗いてみたらプロロングボーダーのクリスチャンワックの話も出ていた。まだ若いのに優しい人だなあ。
こちらがクリスチャンのブログhttp://christianwach.blogspot.com/2011/03/100.html

さてトレーシーの家に物を取りに行く途中いつもと風景が違うことに気がついた。今までフキパビーチにつく手前にこんなグラフィックの建物があり、気に入っていたのだが、だれかが塗り替えていた。
あれ?ライジングサンの旗?日本?
よーく見たら日本のシンボルの中にシャカ!これだけでなんだか一日うれしかった。

被災地の友人達から元気なメールが来ることは何よりうれしい。その中でとっても気になることがあった。
物資やガソリンが足りないということは聞いていたが、本当に切羽詰っている状況のようだ。

比較的被害少ない自宅から、仙台の友達のところへ物資を運んだり、家の片付け手伝ったり伸して毎日を過ごしている熱血教師のお友達「中心から50キロ離れたわが町も物資なくなり、ガソリンは開店20時間前から並んでやっと10リッター。でも、もう数日で落ち着くようです。ぜひ、普通に生活して困らない方は、よけいにストックしたり買い占めたりしないでほしいと思ってます。」と周りの応援に感謝を込めながらも切実に必要な人に回してほしいとメールをくれた。
もう一人の友人も実家に非難していて、自分のアパートに物を取りに行ったり整理して掃除したいけど、親戚で沿岸部の避難所から姉妹を連れて帰ってきたいのにガソリンがなくて行くこともできないということを聞いて運転は我慢しているという。ほかにも本当に大変な思いをして命からがら逃げ、すべてをなくした人たちが、それでもほかの人たちを心配し、助けようとしている事をたくさん知るたびに、友人達の立派な態度、人間性に感服する。もちろんこんなときに、って言ういやなニュースやくだらない中傷、揚げ足取りや批判もあるらしいけど、本当に大変な人たちにはそんなことにエネルギーを使ってる暇も余裕も全然ない。すべて恵まれて不自由ないところにいる私が声をかけるのはおこがましい気がするど、現場の人たちの声の伝達役として、ぜひどうしても必要なもの以外のものの買いだめは控えてくださいね。ひもじい思いをする必要はまったくないけど今は便利や贅沢を控える分が誰かを救ったりハッピーにできることをみんなでいつも心にとどめてがんばってください。

引き続き、遠くマウイからみんなで祈ってます。

3月19日 マウイからの思い、届きますように。

引き続きどんどん来る電話やメールでのメッセージを訳している。

第3弾!ロビー・スイフト

RobbySwift K10

ワールドカップのトップウインドサーファーロビー、彼はお父さんがウインドサーファーでロビーナッシュにちなんでロビーと名づけられたセカンドジェネレーションのプロである。イギリス人でオールラウンドにウインド力が高いライダーで、なぜかいつも絶世の美女ばかりと付き合っている。いわゆる普通の美人じゃなくスーパーモデルばかりなのだ。(失礼かもしれないが、彼のウインドよりそっちの印象が強すぎて。背もそれほど高くなく、彼自身はモデル的というわけではないが、ほんとに絶世の美女ばかりなのだ)冬の間はマウイベースにトレーニングをしているようだが、ジョーズやアウターリーフセッションでもいつも出てくる顔だ。

「日本で何が起こってるか、ニュースを見て僕もガールフレンドのハイディーも本当に大きなショックを受けた。ちょうど去年の今頃チリで大地震が起こったとき、僕たちはそこにいて生き残った、そのときの経験はいまだに心に鮮明に記憶が残っている。

テレビを見ているとチリにいたときの恐ろしい記憶が蘇ってくる。と同時に日本で起こっていることはチリのものよりずっとずっとひどい状況で悲惨だということも明らかにわかる。自分が経験したチリの地震でさえあれほど怖かった僕には今日本の皆さん、被災された人々が本当にどれだけ恐怖におののいているかそして取り乱しているか想像もつかない。

日本を訪れるたびに、僕はいつも皆さんの親切な歓迎を受け、いつもまた日本に行くことを楽しみにしていた。世界中で多くの日本人と知り合ってきたけれど誰もがみんな今まであってきた人たちの仲でももっとも親切な人ばかりだ。心から皆さん、そして皆さんの家族の方々がこのもっとも大変な時期を乗り越え、一日も早くよりよい状態になることを心から祈っています。」

第4弾 マット&ケビン・プリチャード

マットとケビンのプリチャード兄弟はウインド界でもっとも有名な兄弟だ

ろう。二人とも何度もワールドチャンピオン二なり、今でもトップレベルの活躍をしている。

(matt pritchard)マットは2年前に大怪我をして足首両方を複雑骨折、いまだに完全には直っていないようだが、そんなことは顔には出さずいつもニコニコリハビリに力を入れながらがんばっている。彼にとっても今できることは波を攻めることではなく完全に足を治すことと、そしてウインドのクリニックで多くの人にインスピレーションを与えること、彼のバハやマウイでのクリニックは私も実際に見たけれどみんなのやる気を盛り上げ、全員が目覚しいスキルアップをするのにびっくりした。あれだったらリターンキャンパーが増えるのも無理はないと思った。

(kevin pritchard)ケビンは今年正式にワールドツアーからリタイアし、ここ数年力を入れてきた写真のほうでも活躍している。とはいえ冬にあったウインドとカイト混合レースでぶっちぎりの速さで優勝し25000ドル勝ち取ったというニュースも聞いている。どちらも日本にはワールドカップやプロモーションで何度も訪れ、干物と漬物と生卵の朝ごはん以外は日本が大好き、である。http://www.pritchardwindsurfing.com/

「いつもビッグウエイブを求めて旅をし続けている僕たちだけど、今回の津波は乗るとかそういう規模とはまったく別物のものだった。今回の災害にあわれた方、大事な方をなくされた方、そしていろんなものを失われた方々のことを考えると本当に心が痛む。少しでも早い復旧、そして再スタートができることを願っています。言うはやすしだけれど、後ろを振り返らず前を見て進実、強く生きること以外できることはない。

どうか、津波のせいで人生を楽しむことをやめないでほしい。今すぐには難しいかもしれないけど、小さなことでも楽しいことを見つけ出してください。誰もが知っているとおり人生は短くはかない、そして与えられた中で精一杯毎日を楽しく有意義に過ごすことを選択できるのです。

強い風といい波を乗せ、アロハをマウイから送ります。

心を込めて、マット、ケビン・プリチャード兄弟より」


第5弾! リーバイ・サイバー

Levi Siver
ウインドサーファーなら知らない人はいないリーバイ。まだ小学校3年生のころから家族ぐるみで親しくさせてもらっているが、いつも笑顔がさわやかな好青年。私が最も好きな体をひねるトウイークが入った彼独特のエアリアルをはじめ、最もスタイリッシュなライディングスタイルを持つ。

16mmフィルムで撮影されたTheWindsurfing Movieは彼のアイデアから生まれ、第2作は彼の目から見たウインドというスタンスで去年発表された、本当にすばらしい映画でウインドサーフィンを知らない人でも見ていてひきつけられる作品だと思う。すばらしい波、高いエアー、エキゾチックな土地とそこに住む人たちとのふれあい、そして一生ものの仲間達。ウインドが与えてくれる財産を見せてつけてくれる。

リーバイもすぐにメールをくれた一人でとにかく早くいい方向に向かってほしいと言っていた。

「とにかく僕のありったけの愛情と気持ちをこの間起きた津波の犠牲になった方々におくりたい。

日本に行って皆さんと時間を過ごすたびに、いつもアロハの精神、そしてホスピタリティーにふれる。日本は世界の中でも最も訪れたい国のひとつになってきている。僕の友人達にもいかに日本の人たちが特別ですばらしい価値感や精神を持ち、どれだけ優れた人たちで世界に貢献しているかいつも話しているんだ。

どうか忘れないでください。あなたは一人ではありません、あなた方の命にはとっても大事な意味があり、あなたのすることや感じることを共有したい、一緒に過ごしたいと思ってる人たち(僕もその一人です)がいます。僕は気持ちを込めてマウイから祈ります。

そしていつか、また日本で一緒にセッションし、僕や何百万という同じ考えの人たちにとってなぜ日本がこんなに特別すばらしいのか、いっしょに語りあえることを願ってます。

Aloha my friends and stay strong.
Levi Siver


2011-03-20

3月19日 マウイからのエール

昨日書いたように、いろんなひとからいろんなメールが来たり、日本について聞かれたりしていたのだが、そういう人たちが日本を思っていたり、皆が無事でありますように、状況がよくなりますようにと祈ってるのを直接知ってもらったり言葉を伝えたいと思って、声をかけたところ多くの人が忙しい中メールや電話をくれた。

というわけでここで次々にいろんなウインドサーファーやサーファー、スノーボーダーからのメッセージを載せていきたいと思う。
もしも自分のウエブサイトやブログでシェアしたい方があれば悪意のある使い方でない限り、どんどんコピーでもリンクでも自由にしてください。
個人的には東北の寒い海にいる熱血ウインドサーファー、カイトサーファー、お世話になった波乗りの人たちにささげます。そしてたくさんのスノーボードの友達にも!
今まできっと何度も落ち込んだときに助けてくれてきただろう海、水につかるだけで気分がすっきりしたはずの海、入らないと自分じゃなくなっちゃうくらい体の一部だった海があんな牙を向いたことはつらかったと思います。またいつか一緒に海に入れるくらいすべてが落ち着きますようにと、心から願ってます。

海に入るべきか入らないべきかとかが論争になっているようだけれど、私にはそんナことで討論するのは今はエネルギーの無駄だと思っている。私は安全である限り、そして本人の気持ちが純粋でまじめである限りそれぞれの判断を尊重したい。人それぞれ気持ちの折り合いのつけ方は違うし、海に入ることで救われる人は多いはず、反対に入ることを自粛することで気が楽になる人もいるかもしれない。変な我慢や世間体を気にすることは必要ないと思う。そういうことこそ無駄だということが今回多くの人が感じたはず。それよりできない人の分まで楽しみ、譲り合う精神を忘れないようにみんなで楽しく波に乗ってほしいです。今精神的に、あるいは物質的に乗れない人がたくさんいるんだということを忘れないで感謝の気持ちを忘れないようにしたいです。私も今はいろんな準備や書くこと、何らかの援助になるんじゃないかと思う行動を優先するけど時間ができれば海に入りたいと思っている。

こちらからのメッセージまずは第一弾!Dave Kalama

海のスポーツをやってる人ならきっと誰もが知っているデイブカラマ、個人的にも、ウオーターマンとしてだけでなく、人間的にも最も尊敬する人の一人でもある。ウインドのチャンピオン、そしてロングボード、トウイン、ワンマンカヌー、スタンドアップのビッグウエイブ、ロングディスタンスレースとトップウオータ-マンを代表する一人。

カラマというハワイネームにもかかわらず少年時代はカリフォルニアに住み、高校まで浜益マウンテンでスキーレースをしていた彼、レーサーへの道を断念し、湖でやっていた大好きなウインドサーフィンをやるためにマウイに引っ越してきた彼だがサーフィンを真剣にやりだしたのはそれからだ、彼は努力の人。ウインドもサーフィンも、誰よりもナが海にいて練習していたし、筋力や精神力などすべてにおいてのトレーニングについて真剣に考えている、と同時に大きな体とシャイな表情の陰に隠されたユーモアセンスはうならされるほどウイットに富んでいる。

決してすべて楽に進んできたとはいえない。彼が、今でも多くのスポーツで第一線に立っているのは何より彼の努力と献身、そして多くの人から信頼される人格によるものだ。20年以上彼を間近で見続けてきた私は自信をもってそう言える。そんな彼だからこそ、誰もが彼の言うことに耳を向け、彼のトレーニングや考え方触れようとカラマキャンプに集まってくるのだ。私もほんの一時間ほどレッスンを受けたことがあるが、それだけで一気にパドルが変わり、それ以上にモチベーションが変わった。

「僕はレアード・ハミルトンと一緒に日本を訪れたことがある。そのとき雑誌の撮影で浅草を訪れたのを覚えている。ガタイのでかいレアードと僕が歩いているだけでも目立つというのに、スーツ姿の小柄な日本人が足早に大勢いる中をトランクスに派手なTシャツを着た僕らが12ftのロングボードをそれぞれ持って浅草の大きな鐘の前で写真を撮影。あまりに浮きすぎてほんとに恥ずかしかったのをおぼえているよ。その後千葉の海に行き、レアードはそこでエイに刺されて、夜じゅううなっていたっけ。

日本人の友人は多くいて、みんな本当にいい人ばかりだ。礼儀正しく、わがままでなく、回りに気を使うのは日本のお国柄なのだろう。今回の悲劇に関しては言葉もない。実際に津波にあった方、家族をなくされた方にはどんなお悔やみの言葉もむなしいかもしれない。壮絶な状況を乗り越えようとしている人たちに心からの敬意を送る。

うまく言葉になるかわからないけど、もし、あなたがあの災害を生き延びたとしたら、それは生きる意味があってそうなったのだ。そうでなければ今もう命がないはずだから。どうか、一日一日生かされている事をかみ締めて今を乗り越えてください。きっと必ず生き延びた意味がわかる日が来ると思います。そう信じて祈ります。

そして災害にあってない、直接の被害がなかった私たちも彼ら以上に何事にもがんばってプッシュするべきだ。生きている分不自由でない分できることがたくさんあるから、不運に見舞われた人以上に生きる意味をかみ締めて有意義な生き方をしてください。

デイブカラマ( wwdavidkalama.com)


第2弾!カイ・レニー

(kai on standup at Jaws march 11,2011)

華奢であどけない少年からここ2,3年で一気にベテランのたくましいつわものの中に入っても輝くパフォーマンスで一躍脚光を浴びているカイ。18歳の若さで初代スタンドアップワールドチャンピオン、ウインドでもトップクラス、トウインでもウインドでもジョーズを攻め、カイトでもビッグレインズに真っ先に出て行く。子供のころから第2のレアードになるだろうといわれていたけれどその期待やプレッシャーにつぶされることなく、また頭でっかちになることなく。素直で礼儀正しく、そして誰よりも海に入っていることに夢中なカイ。どうやったらこんなにいい子が育つのか、ご両親に聞きたいくらいだ。今回も彼は私からのメールを読むなり「すごく忙しくて普段はなかなかいろんな返事ができないんだけどこのメールだけは今すぐにでも返事したいと思って!」と電話してきてくれた。

数日前ジョーズが割れた日一人だけスタンドアップが入っていた。ものすごい風が吹いていてサーフィンでも大変な波の中彼はめらめらしているリップからドロップを決め、ぼこぼこのフェイスであの大きな板を押さえ込みながらものすごい波をメイクしていた。この先どこまで限界をプッシュしていくのだろう?今のところ彼にとってSky is the limitといった感じで楽しみながらそういうことをやっている感がある。

「はじめて日本にいった時のことは何から何まではっきり覚えているよ、だってすごくうれしくて興奮していたから。何もかもがエキサイティングだったんだ。まず空港に降りて今までのどの空港よりもきれいだった。どこに行っても人が親切で、礼儀正しい。ホテルのチェックインとかお店でもとっても丁寧な対応で笑顔にあふれている。東京のような大都会でもホームレスの人が物乞いの人は目にしなかったし危険な雰囲気はまったくなかった。ほんとの意味で豊かな国なんだなって思ったのを覚えている。

たぶん御前崎の近くだったと思うんだけどウインドをしにいったんだ。そのときそこにいたウインドサーファーたちのストークにびっくりした。みんなほんとに夢中で楽しそうで真剣でこころからういんどをたのしんでいるのが伝わってきた。コンディションはいいとはいえないオンショアでジャンクな波だったけど、それでも本当にみんなうれしそうだった。そのストークが伝染して僕まで余計にウインドが楽しくなったよ。それに自分のローカルビーチに誇りを持ってるようで僕を心から歓迎してくれた。日本はほんとに美しい文化と心を持っていると感じた。

今回のことは本当に心が痛む、あんなにすばらしい国がどうしてこんな思いをしなくちゃいけないのかって思うけど、みなさんどうか困難を乗り越えてください。

そしてウインドがなぜ好きなのか、忘れないで。被災地ではもちろん今は無理でしょうけれど、ウインドがいかに僕らを癒し、ハッピーにしてくれてきたか、そして海に入るだけで気持ちが落ち着いたりすることを思い出して、ウインドができる環境にいる人はできない人の分まで楽しんでください

Don’t forget why you windsurf.

僕もこれからもすべての面で全力を尽くし、思い切り楽しみ、がんばってる姿を見てもらうことで応援し、元気を送りたいと思う。」

2011-03-19

3月18日 今やれることをどんどんやる!

(改めてプロモ用にトレーシーがとってくれたネックレスの写真、12ドルのうち10ドルが日本赤十字に寄付される、購入したい方はwww.mauimarioceanjewelry.comまで)

マウイにいても何か日本の助けになれないかという思いをみんなが抱えている。そんな思いがいろいろなところで集まり行動を起こしつつある。
まり ちゃんのジュエリー、スワップミート、ガレージセールの売り上げ寄付作戦、チャリティーライブ。そしてハワイ州をあげての援助をする団体、ALOHA FOR JAPANができ、早速明日ワイキキで大きいイベントがあるようだ。バンクオブハワイが1千万をまず寄付、そして多くの日系人、要人たちが役員になり立ち 上げたとたんにいろんなことが起こっている。みんなが同じ思いで動くとこんなにも物事スムーズに進むんだというすばらしい例だと思う。
私はここ数日海に行く暇もないくらいコンピューターに向かいながらの毎日。
今 まで原稿の仕事とかをやってるときはだらだらと能率が悪かったのに、お金にならないにもかかわらず何でこんなにがんばれるんだろうと自分でも感心するほど 夜遅くまで机に向かっているが、健康で、あったかいところにいて、何も失ってなくて、家族も元気な私が動かないでどうする?と思っている。幸か不幸かちょ うど原稿の仕事もないし、スケジュールに縛られない私に今できることは結構ある。

多くの人にいろんな援助の方法を紹介したり、(フェイス ブックなどで)プロのウインドサーファーやサーファーたちから来たメッセージ(もともと心配してくれてメールをくれた人たちなどを中心に)を訳したりして いる。食べるものや着るものも不足しているところにはこんなメッセージ何の意味もないかもしれない。でも何とか安全なところや電気があるところで非難、あ るいは新たにスタートを切ろうとしている方々、海が大好きなのに落ち込んでいて海に対して、あるいは人生に対して疑問を持たずにいられない方などに多くの 人が心を痛めできるだけ早くこの困難を乗り越えられる日が来ることを祈っていることを伝えることができるのではないかと思ったのだ。
こんな大変な 思いをしているのに人の気も知らないでと思われる人もいるかもしれない。誤解を招くメッセージ、あるいは私の訳し方が悪くて気を悪くされる方がいるかもし れないけど、根本のところで私もメッセージを送ってくれた人たちも心から状況がよくなることを願っていて、少しでも何かできればと思っていることだけは確 か。

お金もない私にできることといえば書くことくらい。たいした助けになれないことを悔やむより小さなことでもできることをやろうと思 う。世界からの思いを伝え、また日本での勇敢な行動やメッセージを英語にして世界に伝えることでそれが将来世界中の人と人の距離をちょっとでも縮める役に 立てれば、(まあ、そんな大げさなことは実際には考えてないんだけど、)と今は書き続けている。

いろんなことが次々に起こっているのでいくら書いてもいくら訳してもどんどんメールが来る。でもなぜかそんなにしんどくない。書かれてる内容がすべて元気をくれるようなメッセージだから。

2011-03-18

3月17日 人を思う気持ちが力に変わる感覚

(ヨガリトリートの仲間、川原朋子ちゃんの絵)
波はすこし落ち着き、サイズダウン、風は相変わらずの強風だが、予報でびびらせるような強風とでていたわりには、夏の強い風の日レベル、ただかなりオフがきつくカイトにはしんどいコンディションではあるだろう。日中何人かの人と相談がしたくてフキパまでいってみたが、頭ちょっと位のサイズで風がブローがきつそうだった。ここのところジョーズが割れたりビッグウエイブ、エピックコンディションが続いたため今日はお休みのプロが多かったような気がする。レインズでは3人くらい出ていた。

朝本当に久しぶりにヨガクラスへ。体が固いし、ここの所海に入る時間も多く、そのうえ寝不足も多かったのでゴキッといかないように用心しながらプラクティス。きてよかったと心から思える爽快感をお土産にもらった、でも明日は筋肉痛だろうな。
その後ハイクでランチをしながら仲間とミーティング。マウイ在住の日本人はみんな、日本のサポートを少しでもできれば、と言う気持ちでいっぱい。でも皆不況でお金もないし、たいした寄付も出来ず、他に何が出来るんだろう、と途方にくれてしまう気持ちを共有している。でもそんな中でないならないなりに体を使ったりできることをいろいろ考えてみようとことで、皆でいろんなものを持ち寄ってスワップミートに出展しようということになった、そのアイデアを何人かに伝えたところあっという間にものすごい反応があり、何かせずにはいられないんだけど何したらいいのか、あるいはひとりで動こうにも何の力にもなれないと思っていたけどぜひ協力したいと申し出てくれた。一人じゃなかなかアイデアも浮かばないけど何人も同じ思いでいる仲間が集まレ場いろんないいアイデアも生まれる。そんな中で忙しくはなったけどその分インターネットのつらいニュースに読んで悲しくなる暇もなくなったし、みんなのエネルギーが一緒になってむくむくと力がみなぎってくるような感覚をもらえる。

ミーティング自体も皆が率先して動こうとしてくれるのですべてがスムーズに決まり、何か問題や失敗があればまたやり直したりもう一回やろうと、皆がポジティブに考えてくれていい感じ。
やることや、集めた金額が微々たるものだったとしてもやらないよりはいい、それに自己満足かもしれないけど、何かしらやっていることで自分の気持ちは救われる。

昨日の日記に書いたマリちゃんのジュエリーのほうも同じような効果が起こってきていて、いろんなところでいろんな人の親切、協力をいただいている。学校のプログラムの一環として、子供たちにこの状況をより身近なものとして感じてもらうために、生徒にネックレスの作り方を伝授しながら作成に協力してもらったりとか町のお店の中にも多くのところがマージンゼロでネックレスの売り上げだけは別のところに入レ、そのまま寄付してくれると言う協力的なところがいっぱい。派閥とかポリティクスとかまったくなしに皆が同じ思いでいろんなことに協力し合い応援しあって日本への寄付金を増やそうとしているのを実感する。
人の親切心や愛情に触れることがこんなにも私たちにエネルギーを与えてくれるのだから、私たちの思いも何らかの形で遠い日本にエネルギーを届けてくれるような気がしてきた。

落ち込んだり途方にくれてるより被害も受けてないし体も元気で寒くもなく、食べ物も豊富にある私たちこそ動けばいい、そして遠くても地球がすべてつながってることを感じてすべて満ちたりてる今から倹約、節約をさらに心がけていかなくちゃ!

3月16日 ガレージセール寄付金集めプラン

(Lanes , photo by Epes Sargent)
数日前レインズに入って水中撮影をしていたエプスがCDをくれた。
普通の水中撮影も大変だがレインズはどこよりも難しい。流れも強いし波がどこで割れるかアンリ予想がつかずカメラマンも決まった位置にスタンバイすることができない。レインズで泳ぎながらまともに撮影している人なんてエプス以外見たことがない。だからそんな努力をしてまでとろうとしている彼に感謝の気持ちを込めて、オンラインで写真をちゃんと買うのとは別にちょっとした感謝のつもりで20ドルのチップをビーチで渡したのだ。別に私の写真というだけでなく、レインズのカイトを撮ってくれるという気持ちに感謝してみんなを代表しての行為のつもりだったのだ。なのに、オンラインで5枚オーダーしようとしていたのに先に撮ったすべての写真をCDに入れてプレゼントされてしまった。
前にも彼のことを紹介したときにマウイでのんびり育ったサーファーなので商売っ気がなくせっかくすごいカメラマンなのになかなかお金にできないと書いたと思うが、今回もそうだ。そういうことならじゃあもともと払うつもりでいた50ドルのうち30ドル払うから残りの20ドルは地震の義援金にさせてもらうといったら、立ったら全部そっちに送ってくれ、マジで僕もそのほうがうれしい。といって引き下がらない。
お金があるわけでもないのに、日本人でもないのに、ほんとにやさしいハートに頭が下がった。本当にありがとう、と心から感謝すると
「I wish I had millions...(何億も持っていたらたくさんあげられるのにな)」とつぶやいてた。ありがとうエプス。やさしい人はいろんなところにいてそういう人の親切に触れるとこっちまで優しくなれる気がする。
彼のウエブサイトはhttp://maui-sargent-photography.com/surf_photography.php
そして www.buyyourshot.com
マウイのシークレットスポットのすごいサーフショットもたくさんある。

さて、なけなしのお金のなかから寄付する以外にどうやって寄付を増やすか考えていたのだが、そんな私でも使わないものは家に結構ある、でも面倒でガレージセールとかやらずにいるが、これを機会に仲間みんなでスワップミートにもって行き、そこで集まったお金をすべて寄付するというのはどうかと提案したところ、みんなすぐに乗ってくれた。みんなも同じように、何かしたいけど一人では何もできないという感じだったようで、そこからどんどん話がとんとん拍子に進んでいき、本当に多くの仲間が集まった。その上ラハイナエリアでも今週ガレージセールをして同じように寄付金を作ろうという動きが出ていることもわかり、なんだかマウイに住んでいても日本人みんながそれぞれできることを模索しながら動いているという一体感を感じて嬉しくなった。みんなが同じ気持ちでがんばればいろんなことができそうな気がする。

波は昨日に比べてかなりサイズダウン、といってもレインズはまだかなり大きく、その上風がオフショアで強い。ストーミーな感じでほとんど出ていなかった。私はカナハで混む前に乗り、予報どおり風がどんどん強くなっていたので危険になる前に上がった。
ロブはカイトのブライダルが切れて波の間からセルフレスキュー。大変だったかもしれないけど、今日でよかった。もし昨日アッパーカナハで乗っていたとき切れていたとしたら、あるいはもっと波が大きい日だったら完全にアウトだった。
彼も海に泳いでいる最中ずっと、同じことを考えていたらしい。

夜は小笠原さんちにカラさんとお邪魔しBBQをご馳走になった。そこに滞在中の阿出川潤君、そして潤君のお父様でレジェンドサーファーであるTEDさんともお話できて、やることがたくさんあるのでご挨拶だけして早めに帰るつもりだったのに長居してしまった。なぜかいる間中停電していたのだが、月の明かりが出てきて薄暗い中、私たちも節電している日本と同じ気分になれるね、といいながらおいしいチキンとステーキ、それに自家製野菜のサラダなどたくさんいただいた。
日本のパイオニアサーファーであるテッドさんの話はどれも本当に面白く興味深いものだった。レジェンドたちの話はもっともっといろいろ聞いて記録したり映像に残したりしておくべきだと実感。