2009-10-29
10月28日 長いドライブ
ハイウエイの手前あたりで車を止め、寝ていたのだが、朝早く起きると周りに牛たちが集まってジーッと窓の中をのぞいていてびっくりした。
途中の小さな町で焼きたてのコーントルテイラ、アボカド、ライム、そして果物だけ買い、延々と長い道のりを車で走る。今日は朝からものすごい風。途中町によっては砂嵐のようで景色が見えないほどのところもあルほどだった。今日のサンカルロスは風が上がるという予報だったけれど、どうだったのかな、みんな楽しめたのだろうか?それとも吹きすぎだったのかな。
残念ながら今回は南下するはずの予定をキャンセルして、南で待っていたみんなや、一緒に合流するはずだった友人たちと会うことができなかったが、まあきっと来年もみんなとここで会うことができるだろう。
いったん出発してしまうとバハへの未練より次にマウイでめぐり合うであろう波のほうに心が向いてくる。わくわくどきどき、そしてちょっと怖いような緊張感。
実際に乗るときもすばらしいけどこういう、待っている時間や、どんなコンデイションだろうか、と考えている時間とかも私は実は好きだ。
国境は思いがけなくすいていてすんなり通ることができ、ちょうど夜ご飯時にサンデイエゴに到着。ギリシャ料理のブッフェのおいしいところで思い切り食べ、久々にホテルに泊まってお風呂に入り、痛くなるほどごしごし体を洗った。3枚くらい汚れの皮がむけた気分。
バハ滞在のおかげで気分もすっかりリフレッシュ、仕事への意欲やアイデアもわいてきてやる気満々だ。
バハは本当に私にとって魔法みたいな土地。また近いうちに訪れたい。
2009-10-28
10月27日 Last Day at San Carlos
テントを片付け、まだ残る人たちが使えそうなものをそれぞれいろいろおすそ分けに行き、(キャンプを去るときは余った水や食料を残る人にあげるのがここでのエチケットともいえる、というのはハイウエイに出ればそういうものはすぐ手に入るけど、キャンプしている間は買いにはいけないからだ)荷物をまとめ、後破戒とギアだけという状態にしてからカイトをしに出て行った。
波はごく小さい、風も一瞬強くなり始めてロブが8mを張ったくらいなのに、また落ちてしまい、ロブは12mにカイトを替えた。私は大きな貝とを使うのがいやで無理やり7mで出た。とてもアンダーだったけれど海面はとてもスムーズでストラップレスのようにスタラップに入れないで乗りまくった。ジャイブの練習も決行でき、プレーニングできるのは私だけだたので結構気持ちよかった。それに最後ということもあり、海に対して感謝の気持ちでいっぱいだったから。ハードでどきどきする感じではなく、リラックス、そしてセラピーみたいな穏やかで気持ちのいいライデイングができた。
夕方みんなに挨拶をしてからぼこぼこ道を走り、ハイウエイの手前あたりで車を止めて一泊、明日は一日かけてサンデイエゴに向かう。サンカルロス一箇所に1ヶ月近くもいたのは初めてだけど、いろんな楽しい仲間とすばらしい時間を過ごし、またカイトも十分楽しめた。ソロスポーツのスタッフのみんなの明るさ、優しさにはいつも心があったまる、そしてその雰囲気が好きで毎年戻ってくるリピーターたちとの交流、そして自分の車でキャンプしながら長期滞在している常連キャンパーたち、みんなそれぞれ面白い話を聞かせてくれた。ほんとにいろいろありがとう、バハよ、また来ますからよろしくね!
10月26日 ウインドサーフィン!
サンカルロスもソロスポーツのお客さんがみんな帰り、スタッフ二人、そしてそのほかに私たち仲良し4人、ほか二人のおじさんだけになってしまった。
マウイのコンデイション書きになって、結局いろいろ調べて考えた結果、明日メインランドに戻り11月からチリに行くというクリフの車の乗っけてもらってLAまで戻り、マウイに変えることに決めた。
急な話ではあるけど、逃してしまうと思っていたうねりが、これで間に合うことになるのですごくうれしい。本当にいいコンデイションかどうかは実際にきてみないとわからないけど、良かった場合、やはり逃すとは大きいのだ。
バハはバハでとても楽しいけど波の大きさやパワーに関して言えばやはりハワイにかなうところはあまりないだろう。
さて、今日は風が弱いまま。結局ウインドサーファーたちは出て行ってウ完備ながら何とか波をつかんでは乗っていたけどそのうちウオーターも上がりにくくなってきた。見ているうちにもう2,3日海に入ってなかった私はついにウインドがやりたくなってきた。
パットの道具を借りようとウエットを来てビーチに下りていくと、すぐ感づいてくれ、大喜びで貸してくれた。ところがセールは5.3m、こんな大きなセール使ったこともない、どきどきしながら乗ったが、セールはめちゃくちゃ重くて使いにくかった。ただしボードは78リットルのものだったけれど、大きい割りに結構まわしやすく、なかなかの乗り心地。風はかなりのオフショアガステイーで微風、最初は腕がパンパンになって大変だったけど乗ってるうちに楽しくなってきた。
これだったらもっと早くから日本からのみんながいたころからちょくちょく借りてやっとけば良かったなあ、と思った。まあ、これで「今年もウインドやった、まだやめたわけじゃない。」と人に言える、かな?
それにしてもあまりに思うように乗れなくて笑いっぱなし。ほんとに体が動いてくれないし、セールも問うとして風のこと考えずに持とうとして裏風で飛ばされたり、ずいぶん長い間ご無沙汰していたんだなあと実感。でも楽しい。
夕日は今日もめちゃくちゃきれい。今日も4人で持ち寄りビッグデイナーパーテイー。私はもらったりんごでアップyルクリスプ(りんごをシナモンとオーツ、バター、粉、グラノラなどと一緒にオーブンで焼いたもの)を作り大好評だった、あまり食料のチョイスがない中でいろいろ工夫しておいしいものを作るのはとっても楽しい。
10月25日 Relaxing Day
一台は普通のマウンテンバイク、後の2台はクリフが持っている一輪車と横になってこぐ平べったいもの。
クリフはオフロード用の一輪車に乗ってみんなトレイルに出かけていった。彼は一輪車のワールドチャンピオンシップスにも出たことがあるらしい。それにしても私がマウンテンバイクでもちょっと自信ないトレイルに一輪車で軽く行ってしまうのはすごいなあ。ちなみは彼はジャグリングもかなりの腕前。
メンズがみんなでご飯を作ってくれた。豆の煮たもの、ツナスパ、そしてサツマイモのとジャガイモをミルクとバターで煮たもの。どれもとってもおいしかった。男性でありあわせのものでちゃっちゃとおいしい料理を作れる人はかなりかっこいいと思う。みんなのポイントがアップした。ご馳走様。
この旅でいくつかとてもおいしいレシピーを手に入れた。これから活用するのが楽しみだ。
2009-10-25
10月24日 Rob's break through Day!
波はサイズダウン、朝は風があまりなかったが午後にはしっかり吹いてきた。今日でソロスポーツの人はほとんど帰ってしまい、オフィシャルなセッションのシーズンは終わりとなる。(今後は個人的なお客さんとかMTBのプロの撮影とかが入ってくるらしい)夕方にはほとんど人がいない中、ゲットーの仲間たち(高いお金を払うソロスポーツの客さんに対して安くキャンプしながら生活している自分たちのコミュニテイーをそう呼んでいる)だけで海を独占。ロブはカイトを変えてでたら急にライデイングが良くなった。
ケビンにいくつかウエイブライデイングの秘訣を聞いたらしく、明らかにステップアップしていたので、思わず写真をたくさん撮った。夕日の色合いはすばらしくきれいで波も結構クリーンで楽しそう、ほかのみんな夕日が落ちるまで上がってこなかった。クリフなどは最後に乗ったセットの波は見えないほど暗かったという。下の写真はセールが海にリフレクションを作っているパット、そしてロブ。
夜は私が取ってきたアサリがメインのココナッツトムヤムスープとジャスミンライスにピーナッツソースのサラダ、ここにきてからの一番上出来のメニューだった。
2009-10-24
10月23日 ノースウエストスウエル
一緒に出ていたベーントは来る波より岸ばかり見ていて、何を気にしているんだろうと思ったら、突然「あ、ブレックファストができたみたいだ。においがするから帰ろうっと」とあわてて帰っていった。こういうところが子供っぽくてかわいい。
その後彼とお父さんにインタビューをしたが、とっても面白かった。ずっと昔初めて彼を見かけたとき、私は彼の目を見て、まだ8歳くらいだったのにいっぱしのウインドサーフィンコンペテイターの目をしている、と感心したのを覚えている。そのときの印象どおり、彼はぐんぐんウインドエリートの道を進み、13歳ですでにいつかはジョーズに乗りたいと考えているほど上達したのだ。(口ばっかりではなく、18歳に達する前にきっとそれを達成するだろうと今私は確信している)
今日も風は弱い、乗ろうと思えば乗れるし、9mだったら私は十分乗れるだろうけど今日はほかの事をいろいろやってるうちに一日が終わってしまった。
ロブはホームメイドピザを準備している。これも彼の得意料理だ。写真は彼の愛猫マーテイーとロブ、Relaxing in the bus.
10月22日 北西うねり接近
(お隣さんyogi man Pat)
以前バハに来る常連のサーファーのインタビューの中での彼のコメントで印象に残った文章がある。バハに来る道はほんとに大変だけれど、その大変さがむやみに人のこないところにする。そして混雑を好まない変わり者が集まるし、お互いのそういうところに敬意を払って仲良くすごす。
ほんとにそう思う、とにかくみんな確実にどちらかというと一人でいるのが好きな人が多い、そして長期滞在者(長期といっても2週間とか出なく何ヶ月もの滞在)思いのほかインテリだったけれど高給の仕事などをやめて(あるいは長い休暇を取って)来ている人が多かった。
どこでもいろんな面白い人たちに会うけれど今回もなかなか面白い、数学者だったのにウインドがやりたくて、そして鳥が好きだったのでバードウオッチングの仕事を短期で雇われ仕事しながら長くサンカルロスに来ているものすごくウインドが上手なクリフ、オレゴンから同じク、エンジニアの仕事をやめて今はコンドミニアムなどの管理をしながらウインドばかりしているエド。どちらも50前後。そしてITの仕事をバリバリしていたのにすっぱりやめて1年以上南米やら北米を旅し続けている陽気でみんなと親しくなるパトリス。彼の仕事していたころの顔写真を見ても同じ人物とは絶対に思えないほど変わっていた。(今のほうが私は好きだ)
ほかにもサンフランシスコからやってきてついたとたんトンテンカンとやりだしたと思ったらちょっとの間にベニアで窓付きのトレーラーを作ってしまってそこで生活しているエンジニアの人、自分で考えて簡単に組み立てられるものをデザインしたらしい。(自分ではデザインというほどでもないと謙遜していた)ここは風が強いのでキャンバス地の一般的なトレーラーではばたばたいうし、すぐ敗れてしまうだろう。
長年来続けている人はいろいろ工夫しながらの生活が上手で、それぞれのキャンプを見るととても勉強になる。パトリスはトヨタのミニバンだが、狭いスペースの中であまりものをおかずとも快適に食らえるよう、そこら辺で拾ったものでいろいろ工夫していた。特にキッチンのセットアップは感心した。板をぴったりの形に切り、それのはじに紐をつけてその紐をドアのロックのところに引っ掛けるだけで立派で暗転したキッチンテーブルができ、ドアが風除けになるのだ。
私も私なりにいろいろ考えてはいるけどまだまだ新米、無駄も多い。
テントの中は私なりにいろいろ考えて使っているがビキニを干す小さな物干しを見てみんなが大笑いしていたが、個人的にはペットボトルを利用した簡易洗面所は結構気に入っているし、大きな平石を使った石だたみを作り、そこを歩くことでぬれた足でも汚れず、そのウエでウエットを脱ぐことでウエットに砂がつかずそのまま干せば温まった石のおかげで乾きやすい。見た目にもそれにかわいらしいし。
一般的に重宝されてるのは日陰を作るオウニング、そしてドアの前、オウニングの下に広げるカーペット。これにいすがあるとかなり快適なラウンジスペースが出来上がる。
2009-10-22
10月21日 Glassy surf in the morning, good wind in the afternoon
This is so tranquil !とパットが何度もフランス語なまりのアクセントでつぶやいていた。
朝コーヒーを持ってサーフチェックがてら散歩をし、途中でトイレによって、日の出を見る。それが毎朝のルーテイーン。Life is good
お昼前干潮になり波がなくなってしまわないうちに海に出た。毎日ベーントがゴイターやタカを練習しているのに刺激され、通り過ぎるたびにお互い歓声を上げたりすることもあって、自分もただオフザリップばかりやってないでもっとプッシュしようという気持ちにさせられたので、今日は360に何度も挑戦。以前にもやったことはあるが、波の一番ホレホレのところでやらないと板が波の前に返ってこない。レイン図だと結構波にパワーがあってつい躊躇してしまうのだがここならそれほどパワーがないので怖くはないのだが、今度はパワーが足りないのでほんとにタイミングよくやらないとだめ、結局波の前に返ってこれるものは一度もなかったがかなり高いエアリアルで波の後ろにきれいに着水したのが2回あったのでちょっとうれしかった。今回はオーバーチャージが高くてもう一本のボード(ストラップレス用であり、サーフィンのショートボードとしても使える6’1)を持ってこなかったが、今になってとっても後悔、波が小さいときにはすごくいい練習になっただろうし、飽きなかっただろう。来年は絶対もってこようと思う。
10月20日 All time conditon!
朝目覚めると波がある!、しかしすでに風があって波乗りにはよくない。午前中ソロスポーツに行くと、ケビンがこの風はかなりオフショアでチリボールのほうは反対側からのオフショアになってるからサンタアナに変わる可能性があるから気をつけろといってくれた。サンタアナというのは砂漠のほうから吹き上がるとてつもない突風で去年来た時一回経験したが熱い風でものすごく吹き上がるオフショア。それも急に上がるので岸に建てたテントがおきに流されてしまったり、ビーチに戻ってこれなくなったりといろいろ危険なのだ。
波もあるし完全にオフになりオーバーでコントロールが利かなくなったら帰ってこれなくなるかもしれないのでもう少し様子を見ることにした。
とはいえ目の前にはぶんぶん吹いてるマスト近い波。気になってしょうがないのでほかの事に気を向けようと昨日とったアサリでクラムチャウダーを作り始めた。ホワイトソースから何からいろいろ丁寧に作っていたのだが、アサリをからから向いているときに、一人小さなセールが出てきた。チビッ子リッパーベーントだ。2.5mくらいのセールで彼のマストでは余裕でマストオーバーのサイズのセットをクリアして行き、セットの一本にテイクオフ、ものすごくオフショアなのでボトムターンをするとカボベルデみたいに見絵、ちっぽけな彼が深いボトムターンを決める、そしてホレホレのところにぶち当てて高いエアボーン、ランでイン具のときにスープに飲み込まれて一瞬見えなくなったがスープから出てきてキープライデイング!その瞬間、私のところにもソロスポーツからの大きな歓声が響いてきた。もちろん私もスクールバスで料理しながら見ていたが、思わずバックドアから出てデッキに立って両手を振り回してちょうど私たちの前でジャイブした彼に歓声を送った。メッチャクチャかっこよかった。
これはベーントのゴイター、 fully committed!
その後私ももうクラムチャウダーどころではなくなり、あせってからをとろうとするけど集中できず、結局からだらけのまま食べるときにとればいいや、と放棄。セッテイングに向かった。良いコンデイションじゃないと出てこないケビンもすぐ出てきた。私がもたもたしているうちにウインドサーフィンのプロ(ワイアトミラーとタイソンという若手のプロが今クリニックをしているのだ)など4,5名出てきた。ケビンも思い切り波をけりこみかっこいいライデイングを見せていた。
結局潮が変わっていくと同時に波も小さめになり、風邪も落ち着いてきた。午後遅くにはキャンパーたちもみんな果敢に挑戦しだし、誰もがこのすばらしい一日に満足げだった。
私も腰が砕けそうになるまで乗ったけど一番乗っていたのは49歳のバードウオッチャー、クリフだろう、真っ暗になるまで乗っていて、夜、うちの隣のキャンパーに、「もう料理をする元気がないから何か食わせてくれ」とやってきたとか。みんなフリークばかりでこの場所は本当に面白い。
それにしてもこれぞバハ!最高の波と夕日、そして新鮮なアサリのチャウダーのおいしいこと!おなかが痛くなるほど食べて今日も終わった。What a great day!
2009-10-20
10月18日 巨大なアサリ大漁!
腰は痛いけれど波があるので少し乗った。9mでちょっときついくらい。9mにも少しずつ慣れてきた。
今日はポイントの波を独り占め、サイズが小さかったけどかなり楽しめた。途中からロブも来て安全にしっかり乗っていた。私は思い切り突っ込みすぎて板を離れ、また岩場にボードが入り込み、Walk of shameをするはめに。2回目はリーシュをつけて出て行った。
今日は夜ケビンがソロスポーツのデイナーに招待してくれた。ロブと二人で行くとちょうどターキーデイナーの日だった、もりもりサラダとマッシュポテト、ターキー、そのほかいろんなものを大皿に山盛りに食べさせてもらい、感謝祭(11月の第3木曜日で家族が集まってターキーを中心に食べきれないほど食べるお祝い)が早く来たみたいだった。
昨日から来ているマウンテンバイクのプロ二人は26歳と23歳の兄弟、見た目はもっと若そうに見えるが、夕方くらいから飲み始め、私たちがついたときにはかなりへべれけ、かなり笑わせてくれた。バハフォグ(誰もがこれにやられるが、飲みすぎて翌日ウインドができなかったお客さんを私は何人も知っている)をばんばん飲み続けていて、なんと10本目までいったらしい。これで翌朝朝起きてきたら私は尊敬する、と絶対起きれないだろうという確信を持っていっていたが、翌朝朝からサーフィンをしていて、結構なサイズの波にぼろ巻かれしながら楽しんでいた。それもウエットなしで裸にウエットブーツだけ履いて!さすがトッププロのアスリートだけあるわ(?)
10月17日 Enchaladas Night!
風は弱く、波は肩くらい。私は腰のためにカイトもスタンドアップもせずにアクセサリーを作ったり原稿書いたり散歩したりしてすごした。
日本から来ていたみんながいなくなってしまってさびしいが、こうやって一人でのんびり時間を過ごすバハ生活も同じくらい大好き。マウイにいるときはいろんなことに終われる気持ちでとてもアクセサリー作りなどしようという気になれない、気分が乗ったら散歩したり本を読んだり、いろんなアイデアやプランもわいてくる。だからここでもこういう時間はとても私にとっては大切なものでもある。
昼間に大きなロブがしし唐のようなものをローストしていた。これは彼が彼特性のエンチャラダを作る前触れだと私は知っていたので大喜び、彼のエンチャラダス、トルテーヤの中にいろんなものが詰め込まれていてそれにソースやチーズをたっぷりかけてオーブンで焼いたもの)はどのレストランよりもおいしいのだ。
今回は私も手伝わせてもらい、作り方を覚えた。ぎゅうぎゅうに詰め込まれたエンチャラダスは優に5人分くらいはあったはずだけど、おいしさのあまりみんな食べすぎでほとんどあまらなかった。
毎年そうだけどロブのスクールバスでのバハライフは食生活がめちゃくちゃ充実している。
2009-10-18
10月16日 大潮
風も少しだけ強そうだ。キャンプ最終日だけ会っておじさんたちも午後から出てきて普段以上にアグレッシブに乗っていた。アグレッシブすぎて3人で同じ波に乗ったりして怒鳴りあったりする様子も見えてちょっと残念だったけど、まあ一生懸命だからなのかもしれない。
今日も大潮、わたしは今日は湾の反対側に行って蛤を探したが、見つからず、結局貝や丸くてきれいな石を拾った。午前中時間があるのでクリスマスプレゼント用のアクセサリーを作ったりするので貝はそれに使う。昼はクリフのヴァンパンケーキをご馳走になった。ナッツやココナッツ、バナナ、りんご、オーツ、フィッグ、などもりもり入っているパンケーキにアップルソースとアーモンドバターをつけて食べるのだが、最高においしかった、彼らは冷蔵庫もなく一度も町に出ていないにもかかわらずすでに5週間くらいここで栄かつしてる、それでいて結構しゃれた食べ物を工夫して作ってるから面白いし勉強になる。
夜はもらったカニ缶とキムチ、それにアボカドなどを使って巻き寿司をつくり、ソロスポーツのお客でないゲットー組のキャンパーを招待。数学者でバードウオッチャーのクリフ、エンジニアで40代になってからウインドをはじめたエド、そしてITの仕事をしていたけどここ1年以上南北アメリカを旅し続けているイケメンのパット、みんなすごく気のいい、そして変わり者で面白い人生を送っている人ばかり。年もバックグラウンドもぜんぜん違うけれど私もロブもすっかり彼らとの近所づきあいを楽しんでいる。
10月15日 波上がる。
風が少しずつ上がってきてみんな出て行った。私も結局悩んだ末に午後少し出た。9mのノマドでちょっと足りないくらい。ほかのカイトボーダーたちはみなストラップレスに9mや10mを使っていた。ロブは12mでちょっと足りないくらい、なかなかアップできないともらしていた。
ウインドサーファーたちもみんな浮かびながらも波に乗り、彼らの上達振りは目を見張るものがある。マットとケビンのキャンプはほんとに3日くらいでキャンプ参加者のおじさんたちも別の人のようにしてしまった。タックの動きもアグレッシブだし、フロントにフルタイミングも待つようになり、見違えた。そうほめたら自分たちも実感しているらしくうれしそうに興奮した声で「そうなんだよ、ほんとに乗れるようになった!」と喜んでいた。教えるほうもうれしいだろうな。
大潮なので引き潮のタイミングでたくさんムール貝と巨大なオピヒをとった。ロブは気持ち悪がってひとつしか食べなかったが、フランス系のパットは大喜びで食べてくれ、次に行くときは一緒に連れて行って場所を教えてくれと頼んできた。ムール貝のアペタイザーの後の夕食は野菜炒めとサラダ、そしてごはん、星を見ながら8時過ぎには寝袋に収まった。
2009-10-17
10月14日 北西のうねり届き始める
今日は確実に風が上がりそうな雰囲気で朝から風が強い。
マットたちウインドキャンプの人たち張り切っている。
私はここ二日ほどパドルをしたことと重い荷物を持ったり、石をはこんだりしたせいか、腰の調子がちょっとよくないのでちょっと心配。
風が上がってきたので7mで出たが、かなりオフショアで強かった、ポイントでのって小さい波なのでかなり突っ込んでいたが巻かれてボードを放してしまいボードは岩場のほうに入り込んでしまった。仕方ないのでボデイードラッグでチリボールのビーチにランデイングし、そこから歩いてキャンプに戻った。ポイントにキャンプしていた親切なおじさんが板を持ってきてくれ、その上ゴムぞうりを貸してくれた。シャープな砂利のトレイルははだしで長い間歩くのがかなりきついから。
午後は腰が痛かったので出るのをやめた。今日は今までで一番風が強かったのではないだろうか、メンズが4.2mのセールでがんがん乗っていた。そんな中昨日ついたゴージの若手会とボーダーたちはストラップレスで乗っていた。すごいなあ、(でも彼らも板を話したらしく午後はリーシュをつけて乗っていた)
波はすごしずつ上がってきてオーバーヘッドくらいのセットが来る。今度の波はノースウエストからのうねりで以前の波とはまったく質が違って割れ方も割れるところも違う。
10月13日 白いスクールバス現れる!
10月12日 Still light wind
Matt Prichardのキャンプはスタートして3日目、波は上がってきたけれど風がなかなか上がらない。それでも毎日午前中は陸上でシュミレーションを使ってみんな熱心に練習している。
3.40台のが対のいいおじさんたちが一生懸命スピーデイーなタックのためにぴょンぴょんと美ながら陸でイメトレしたり、セールのついていないブームを持ちながらオフザリップのイメトレしたりしているのなんだかとってもほほえましい。でもみんな結構真剣だ。
マットたちはものすごく厚い教本を作って渡してあり、その中にはいろんな細かいアドバイスが入っていてとても興味深かった。普段あまり習わない波の取り方、ルールやマナーなどにもとてもしっかり書かれていて、みんなに波の背からスピードを出して乗ることやドロップイン、ずるずるクン(波を逃してその後ろの波に誰かがすでに乗っていても乗ろうとすること)は絶対にしてはいけないことと強調していた、ありがたいことだ。みんながそれを守れたら海でのいざこざも減るはず。
あれだけ陸でいろいろ話されると海で試したい気持ちでいっぱいになるのはサクラキャンプの女の子たちと一緒で、早速風がない中6mや5.8mのセールに110Lのボードなどで無理やり出て見る人もたくさんいた。
私は朝混雑のない海でスタンドアップを楽しみ、その後はのんびり。スタンドアップをやりすぎると腰に負担が来るのでちょっと困るがたのしいのでなかなかやめられない。
10月11日 ムチョスグラッシアス ベイベ!
里ちゃん、まきちゃんは昨日でかなりスタンドアップにはまり、今日も朝からずっとスタンドアップで波乗り、ほかのメンバーもみんな出発までの時間をサーフィンやスタンドアップにのって海に浸かった。
ほんとに今回はこれだけの大人数にもかかわらずとってもいいチームワークで最高に楽しい旅だった。
旅したメンバー、そしてスロスポーツの親切でフレンドリーでハードワーカーのスタッフたち一人一人に心からお礼を伝えたい気持ちでいっぱいだ。
ソロスポーツのいいところはお客さん一人一人に、自分もこのファミリーの一員だという気持ちにさせてくれるところ。また絶対戻ってきてみんなに会いたいという気持ちにさせる温かみがあるのだ。
スタッフのみんなもこの1週間は今までの中でも最も楽しいメンバーたちだったとすごく楽しんでくれた。大阪三人娘の盛り上がりから、ウインドレデイースたちの熱心さとレベルの高さ、そしてメンズの上手さとマナーの良さ、何度も向こうからも感謝され、私もとっても誇らしかった。まあ日本人はもともと行儀がいいのは確かだが、今回のメンバーは盛り上げ方も半端なかったし海でもハードコアで朝から晩までフル回転だった。
ほんとに一人一人からいろんな意味で学ばされたり刺激を受けたり、インスピレーションをもらった、ありがとう!
午後みんなが帰ってしまったらシーンとしてしまった。今日からマットプリチャードのキャンプが始まったが年齢層も高く男性ばかりなのでキャッキャ笑う声もない。
夕食時、ヘイーベイベ!とどこからともなく聞こえてくる笑い声がなくてジョーイもとってもさびしそうだった。
私は引っ越し先のスクールバスがまた来ないのでいまだにソロスポーツにお世話になっている、。明日にはロブもここに着くかな?
2009-10-11
10月10日 バン組とのお別れ
パタゴニアガールズはサンデイエゴから今度は3人だけで車を借りてサーフィンしながらベンチュラ間で北上する。そしてパタゴニアの本社に大阪旋風を撒き散らす予定だ。きっとベンチュらでもみんなを巻き込んで楽しく過ごすことだろう。
今日も波はほとんどない。ちょっと寒くなってきた。セスナ組は明日までの滞在。私は来るはずの友人がなかなか到着しないが、まあ待っていればいつかはくるだろう、とのんきに構えている。
10月9日 夜は更けても、、、
バン移動組みにとっては今日が最終日。波はかなり小さくなってしまったけれどみんなで海に入った。波が小さくてもみんなではいれば結構楽しい。波にテイクオフして立てるようになることが目標だった、という澄子さんは誰よりも早くから海に入り、がんばっていた。今日はかなり横に乗れるようになってきて、周りの私たちまでうれしくなってしまう。アザラシもずっと澄子さんの近くを離れずに応援しているかのよう。1週間も一緒にすごすと本当にそれぞれの性格もわかってくるし、親しくなれる。仕事を3年間一緒にするよりもこの1週間一緒にいるほうが親しく慣れるのではないだろうか、それはきっとこのソロスポーツのオープンな雰囲気だったり、雄大な自然が私たちを素直にさせてくれるのだったり、あるいは海と自分たちしかないから、いろんな話をするからだったりするのだろうが、きっとここで過ごした仲間とはまたいろんなところで集まったり、どこかに旅したりできる気がする、この旅が終わっても、私たちの付き合いは始まったばかり、そんな気持ちになる。ここのスタッフは春から秋までほとんど休みない生活なのにいつも元気でみんなを盛り上げている。疲れを知らないタフで陽気なメンバーばかり。この雰囲気が好きで、そして必ず風が吹くこの場所の魅力に聞かれて毎年やってくる常連さんがお客の7割か8割だろう。日本人同士だけでなく、アメリカ人、ヨーロッパからの人たちとも仲良くなって海でも波を譲り合ったり、何かあるとサポートしてくれたり。
どこの海もこんな雰囲気だったら最高なのに、と思う。夜は夜で暗くなってからもかなり盛り上がっていたようだった。キャンプ前半は日本人、外国人と別れていたけどもう後半はみんな一緒、海が好きだと言う共通点でみんながつながっていく。
午後飛行機でマット・プリチャードがやってきた。マットとケビンが来ると聞いていたのでてっきり弟のケビンだと思っていて、みんなにもそう言っていたし、サングラスをかけたケビンらしい人に。思い切り親しげに「Hey Kevin!」なんて声をかけていた。
その後みんなが「なんかケビン異常に老けたなあ」とか、「顔があまりに変わってるけど、病気でもしたのかなあ」
とかいってても「うん、老けた老けた、白人は老けるのが早いからねー」なんていってたが、後でサングラスをとった顔を見たらぜんぜん違うケビンだったことに気がついた。勝手な勘違いに大笑い。彼らは明日からスタートするウインドサーフィンのクリニックのために来たのだ。赤ちゃんが生まれたばかりのケビン、本当にうれしそうに「最近ぜんぜん寝てないんだよー」と言っていた。
2009-10-10
10月8日 ノンストップアクションの毎日
波はさらに小さくなったけれど潮の状態で朝はまだチリボールでサーフィンができた。私も今日はロングボード。ソロスポーツ以外でここにいるキャンパーは何人かしかいない、昔は岸壁に沿ってズラーと車が並んでいたときもあったのだが。でも来てている人は長く滞在している人が多く、みんな女の子が増えて雰囲気が明るくなったことを喜んでいる様子で、今日も普段だったら出ないけどみんなが楽しそうにキャッキャ言ってるから楽しそうで出てきた」とサーファーのお兄ちゃんもにこやかに言ってくれた。よかったよかった、ど-っと大勢でやってきて気を悪くしてるんじゃないか、とちょっと心配していたのだ。
お昼ごろにはお約束のように風が吹いてきた。波はかなり小さくなってしまったけれど残り少ない日数なのでみんな元気に海に出ている。まあ、それにしても女性軍のタフさには周りの男性軍は舌を巻いている。スタッフの何人かが風邪を引き始め、私も体の節々が痛く、咳が出る、こういう場所ではすぐみんなが移るので気をつけなくちゃ。
毎日サンライズとサンセットがすばらしい、こればっかりは何度見ても飽きないし感動するなあ。マキちゃんも思い切り楽しんでるって顔してる。
10月7日 Having too much fun!
初めて朝目覚めたときにテントが風でばたばたしていなかった。これは風が無いぞ、といつもより早めに準備して、目が上る前にスタンドアップで海に出た。キャンプからポイントに行く道朝日に向かって漕いで行くときの気持ちはなんとも言えずすがすがしい。向こうまで行くとすでにカナダから来ているパトリスがいて、さくちゃん(女)がパドルアウトしていた。程なく大勢やってきてみんなで仲良く楽しくサーフィン、サイズは小さかったけれど風がなくクリーンでみんなが譲り合ってとても雰囲気がよかった。私はスタンドアップで出ていたので邪魔にならないよう、脇で写真撮影をメインにうろうろ。レンズがついているわけではないのであまりいい写真は無いんだけどそれでもとってるだけで自分が楽しいから自己満足に近いが、サーファーが多いスポットとかにいるときはカメラを持ってることで波をとることから気持ちがそれてちょうどいいのだ。珍しくお昼ごろまで風は上がらず少しのんびり。そんな横で朝の7時過ぎからまったく海から上がってこないのは深雪ちゃん。結局朝ごはんも昼ごはんも逃して、8時間もスタンドアップパドルし続けていた。ソロスポーツのスタッフなどが心配していたけど、サクラキャンプでこういうことは日常茶飯事、みんなハングリーで一生懸命で夢中になっちゃうメンバーが多いのだ。昨日まではマキちゃんと里ちゃんも取り付かれたように休みなく乗っていたし、さくちゃん(女)も風が吹き上がらなかったら一日中波乗りしているに違いない。みんなタフでハングリーで普通の社会では「変な人」カテゴリーに入るだろう。この面子だから似たもの同士でわかりやすいけど。それにしても毎日朝日と夕日にやられてしまう。思わず手を広げて神様ありがとう!と叫んでいる人もいたけど、気持ちがよくわかる。
10月6日
こんなに波がよかった事は今まで8回来てるけどはじめてだ、とクラッシュこと堀口さんも言っていた。今日も風は強く、絶対4mのカイトだな、と思っていたら途中でかぜが落ち着いた。ウインドサーファーはあまりプレーニングて田舎たけれど波に乗ってしまえば十分はしるし、その分波のフェイスがきれいだった気がする。潮が引いたときにチリボールをチェックしにいったら思いのほか楽しく、ちょっと風上のポイントにいた石川さんに沖で、ポイントいいよと合図をした。その後見ていたら石川さんはかなりいい波でリッピングしてインサイドまでロングライドを決めていたので、やったーと私までうれしくなった。その後ずーっと戻ってこないのでもしかしてそっちがいいのだろうか、とさくちゃん(男)や真さんもやってきた。私はビーチに上がって陸からみんなを見学に行ったけど、風はかなり弱くなっていたけれどそれでもまったくやめる気配はなく、楽しくてしょうがないといった様子で順番に波をリッピングしていた。
夕食時、いい波に乗って完全にハイになった石川さんたちは「あれこそ僕のイメージしていたバハだよー」と満足そうだった。こういう日はビールもさらにおいしいはず。
毎日を一緒にをすごすうちにどんどん親しくなりスタッフとキャンパーのギターセッションやら、大阪娘たちのギャグで夜は更けていった。
写真はウイスコンシンカから来ている常連のデイブト私、カニの前に陣取って食べまくっているところ。
10月5日 Still good surf
心持ちサイズダウンしたものの、今日も波は十分残っている。通常朝はグラッシーなのに、今日も風は結構朝から吹いている。
あれだけ飲んで大騒ぎしたから絶対起きてこないだろうと思っていたのに、大阪チームはしっかり朝も元気に起きてきた。朝早くから気合入れてサーフィンに出かけた作ちゃんを見にチリボールまで行ってみると。ちょうどついたときオーバーヘッドのオフショアの波にピークからテイクオフし、ロングライドを決める彼女の姿が見えた。逆光でめちゃくちゃかっこよかったのに、カメラを出す時間が無かったが、その後も何本もいい波に乗りソロセッションを楽しんでいた。朝日の中一人きりで波に乗リ、波待ちの間両手を上に広げて空に見たりしている様子でこのバハの広い海にいる自分を満喫している様子がこっちにまで伝わってきた。
(桜井さくちゃんのサーフィン)風はさらに強くなり、満潮になって波が割れにくくなったのでキャンプへ戻るとすでに待ちきれずにウインドしているメンバーは何人か。マキちゃん、作ちゃん(今回はメンバーの中に作ちゃんが二人、大阪の作ちゃんと坂ノ下の桜井さくちゃんがいた)がいい波を次々つかんでリッピング。
上の写真ははたぶんハイサーフの店長石川さん。風はその後もどんどん強くなりそうだったのだが、少したつと弱くなった。それでも波に乗れば十分。私は7mのカイトでジャスト。今日は深雪ちゃんもカイトでずいぶん長い間出ていた。彼女はスタンドアップにウインドにカイトに大忙し。
いつも以上に朝早くから風が上がるのでサーファーチームにはちょっとかわいそうだが、それでも腐ることなくみんないろいろ楽しんでいるようだ。干潮時にムール貝やおぴひが取れる岩場に連れて行ったらみんなかなり真剣にかいとりを楽しんでくれて夜の食卓に並んだムール貝はみんなに大評判だった。大阪パタゴニアガールズのテンションは私たちだけでなく、ソロスポーツ全体が目を丸くするほどの勢いでみんなを彼女たちのペースに巻き込み、笑いをまき散らかしている。