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朝目覚めると波がある!、しかしすでに風があって波乗りにはよくない。午前中ソロスポーツに行くと、ケビンがこの風はかなりオフショアでチリボールのほうは反対側からのオフショアになってるからサンタアナに変わる可能性があるから気をつけろといってくれた。サンタアナというのは砂漠のほうから吹き上がるとてつもない突風で去年来た時一回経験したが熱い風でものすごく吹き上がるオフショア。それも急に上がるので岸に建てたテントがおきに流されてしまったり、ビーチに戻ってこれなくなったりといろいろ危険なのだ。
波もあるし完全にオフになりオーバーでコントロールが利かなくなったら帰ってこれなくなるかもしれないのでもう少し様子を見ることにした。
とはいえ目の前にはぶんぶん吹いてるマスト近い波。気になってしょうがないのでほかの事に気を向けようと昨日とったアサリでクラムチャウダーを作り始めた。ホワイトソースから何からいろいろ丁寧に作っていたのだが、アサリをからから向いているときに、一人小さなセールが出てきた。チビッ子リッパーベーントだ。2.5mくらいのセールで彼のマストでは余裕でマストオーバーのサイズのセットをクリアして行き、セットの一本にテイクオフ、ものすごくオフショアなのでボトムターンをするとカボベルデみたいに見絵、ちっぽけな彼が深いボトムターンを決める、そしてホレホレのところにぶち当てて高いエアボーン、ランでイン具のときにスープに飲み込まれて一瞬見えなくなったがスープから出てきてキープライデイング!その瞬間、私のところにもソロスポーツからの大きな歓声が響いてきた。もちろん私もスクールバスで料理しながら見ていたが、思わずバックドアから出てデッキに立って両手を振り回してちょうど私たちの前でジャイブした彼に歓声を送った。メッチャクチャかっこよかった。
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その後私ももうクラムチャウダーどころではなくなり、あせってからをとろうとするけど集中できず、結局からだらけのまま食べるときにとればいいや、と放棄。セッテイングに向かった。良いコンデイションじゃないと出てこないケビンもすぐ出てきた。私がもたもたしているうちにウインドサーフィンのプロ(ワイアトミラーとタイソンという若手のプロが今クリニックをしているのだ)など4,5名出てきた。ケビンも思い切り波をけりこみかっこいいライデイングを見せていた。
結局潮が変わっていくと同時に波も小さめになり、風邪も落ち着いてきた。午後遅くにはキャンパーたちもみんな果敢に挑戦しだし、誰もがこのすばらしい一日に満足げだった。
私も腰が砕けそうになるまで乗ったけど一番乗っていたのは49歳のバードウオッチャー、クリフだろう、真っ暗になるまで乗っていて、夜、うちの隣のキャンパーに、「もう料理をする元気がないから何か食わせてくれ」とやってきたとか。みんなフリークばかりでこの場所は本当に面白い。
それにしてもこれぞバハ!最高の波と夕日、そして新鮮なアサリのチャウダーのおいしいこと!おなかが痛くなるほど食べて今日も終わった。What a great day!
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