2012-06-30

6月29日 一人一人が動いて大きな力になる

昨日の夜から、東京、首相官邸周辺のデモが気になっていた。先週のデモはほとんどニュースにならず、マウイにいると必死に探してやっといくつかの記事やYOUTUBEでの映像が見れただけ、(そのYOU TUBEの映像も規制がかかったり消されたりしていたりしていたみたい)。デモフェイスブックやついったーで知る人が増え、来週は行くぞといっている人が多かったので、これはより多くの人が集まるだろうなと思っていた。
でも予想をはるかに超える、なんと20万人の人が集まったと聞いた。
知り合いのいってきた人の話ではあまりネガティブな感じはなく、みんながにこやかに新しい世界を作っていこうという気持ちで知り合いも知り合いじゃない人も握手を交わしたり笑顔で挨拶したりととてもいいエネルギーに満ちていたとのこと。そういう形でデモができるのはいいなあと思う。
様子を知りたくて調べてみたらこんな感じ、ほんとにごくごく普通の人たち、母親、OL,若者、子供、会社員、ご老人などが集まっているように見える
もともと私は何かに「反対」とか声を上げてデモをしたりするのは好きではない。でも今回は一般国民の気持ちを無視した政府の動きや態度を変えてもらうにはニュースにせざるを得ない人数が動くことが大事だと思っていた。1万人でもだめなら2万人、4万人、そして今回は20万人、さすがにどこの新聞やテレビもちょっとはやっていたみたいだった。 官邸内の人たちがどう動いているのかわからないけれど、このままこのデモを無視して1日に原発を稼動させようとしたら、たぶん大きな騒ぎになるだろう。本当に、本当に再稼動させないと世界が終わってしまうのなら、日本が終わってしまうのならそれを誠心誠意を持って国民に説明すればいいではないか?でも今のところ納得できる説明はされていない。

個人的には昔から変わらず自然と人やすべての生命がまず優先。福島の件でいまだに本当に苦しみ、ちゃんとした補助もされていない状態のまま、そして事故の処理もできていない状況で、ほかの原発は大丈夫、再稼動するとよく福島の人を前に言えるものだなあと思う。冷たい言い方かもしれないし、こんなことが起こってはいけなかったと思っているが、この機会に私たち一人一人がもっと国のことを考え、自分が生かされている地球のこと、ともに生きている自分の周り(それは近所という意味だけでなく、同じくに、同じ地球に住むということ)を考えていかなくてはならないと目を開かせてもらえたと思う。
人間間違いは誰でも起こす、でも間違いを認めてやり直すこともできる。やり直しが聞かなくなる前にやり直すことを学ばなくてはならないと思う。
だからこそ正しい情報がほしいし、いろんなデマには振り回されたくない。一人一人が自分のことだけでなく周りの人のことを思い、環境のことを思い、愛にあふれ、良心に基づいた行動を取れたらどんなにすべてが楽に動くだろう?

でもまずは自分から、一つ一つの行動や発言を、「これは自分本位ではないか、正しい行いか、敵意を持ってはいないか、」考えてから起こそう、そう言い聞かせてみる。人間間違いもあるし、失敗だってたくさんあるけど、良心を持って行動する努力をすることは忘れないようにしたいと心から思う。


6月28日 「内部被ばくを生きぬく」を見て

雨の多いハイクだけどきょうは普段より雨が多い。嫌いではないんだが、これだけ雨が多いとフキパ周辺の風が安定しないのでレインズで出ることができない。ま、仕事もたまってることだし、いっか。
 (夕食は映画の帰りにキヘイの斉田夫婦が寄ってくれた、冷蔵庫にあった少ない食材総出演でありあわせパスタ、失礼しました)

午後から近所に住んでいるゆみこさんが家で映画の上映会を開いてくださった。 見たいと思っていた鎌中ひとみさんの最新作「内部被ばくを生きる」放射能の内部被ばくが外部被ばくとはまったく違うものだということがわかりやすく伝えられていた。
実際に内部被ばくにおびえながら毎日生活することがどれほど精神的なストレスになっているか、福島で幼稚園をやっているお寺の住職さんご夫婦の様子を見て心が痛んだ。300年以上続いたお寺を投げ捨てて非難することは簡単にできることではないし、自分の都合だけでは動けないだろう、最初に奥さんと子供だけ非難させ、それから莫大なお金をかけてできる限りの除染を自分たちの手で行い、セシウムを測る機械まで購入して幼稚園で食べる食物の数値を図ることまでしている。それだけの手間や精神的ストレス、金額にはできない大変なことだとおもうけどどうやって東電や政府が保証できるというのだろう?
映画の中で住職さんが「放射能で体をやられる前にストレスで精神をやられるんじゃないか」って言ってたけどほんとにそのとおりかもしれない。そしておそらく住職さんは普通一般の人よりも精神的にも強い人であるだろうからほんとに心が折れてしまう人はたくさんいるはず。私の友人たちでもそんな中で暮らしている人がたくさんいる、みんなほんとにがんばっていると思う。
原発については国全体で意見を二分しているようだけれど、経済や国が成り立たなくなるからと原発は必要いう意見もある、私には良くわからないけど、偏った見方はしたくないが、賛成派の意見や説明で、心からそうかーっと納得できるものはまだない。
 経済より前に一人一人の国民に対する平等な安全と命のケア、そして未来につながる自然を守ることが大事なんじゃないかな。

今晩私がこっちで眠りに落ちるころ、首相官邸周辺では毎週集まるデモが始まっていることだろう。先週は45000人集まったとされているけど、今週は絶対それを越える人数が確実に集まるだろう。先週はニュースにならなかったけれど、毎週毎週増えていけばそれを無視し続けることは不可能になっていくだろう。3.11からのいろんな出来事は今まで表面に現れなかったいろんな問題が出てきて、それを日本の国民一人ひとりは考えるようになったという点ではこれからに向かっていい方向に進む第一歩なのかもしれない。少なくとも私は今までまったくかかわっていなかったし、人任せにしていたけれど、それではいけないことが良くわかった。自分で考え、自分で調べて何がいいのか考えなくちゃいけないんだ。

2012-06-28

6月27日 Busy Day

朝一番に車を修理にワイルクまで。7月に来るトモに貸してあげるのでその前に細かい部分を直したりチェックしておこうと思ったのだ。幸い恐れていたような1000ドル単位でのリペアが必要な大きなトラブルは無く、ブレーキオイルやトランスミッションオイル、そのほか壊れていたバンパーを直したりしてもらったら、結局500ドル近くの請求だった。その上タイヤもすべて交換しなくてはならない、そうなると4つで確実に500ドルはするだろう。1000ドルもこのおんぼろにかける意味があるのだろうかとため息が出るが仕方が無い。その上最近車のレジストレーションの料金が上がった用で今までは100ドルちょっとだったのに今年は220ドル。倍ではないか!

修理がなかなか終わらず、整体の先生の予約に間に合わなかったので工場から先生のところまで歩いていった。歩いてける距離でよかったけどちょっと遅刻してしまった。
体をすっきりさせてもらい、車も直し、今度はパイアへ。
スタンダップパドルもやるトレーナーのスージーの家へ。この間海であったときに腰痛の話をしたら、彼女も腰が悪く苦労しているので気持ちがわかる、ト無料でいいから一度来て簡単なエクササイズをやらないと誘ってくれた。
お金はないけど無料で教えてくれるならもちろん何でも教えてもらいたい!
というわけで今日はバランスとコアを鍛えるシンプルな運動を教えてもらった。簡単そうに見えるのに、足はプルプル、ぜんぜんバランスが取れない。その上すでに筋肉痛!
今までシンプルな運動でもやろうとすると膝が痛くて肝心の鍛えたいところが痛くなる前に膝が痛くなるからなかなかモチベーションが上がらなかったけど、彼女が教えてくれたバランスボールやバランスボードなどを使ったものは腰や膝が痛くならなかったのでとてもうれしい。そして確実にお知りや足の私が必要な筋肉は使われているのがわかるので効果的。ぜひ続けてやろうと思う。
スージーありがとう!
彼女はマウイでいろんなスタンドアップのイベントをやったり、トレーニングにスタンドアップを活用したりしている。詳しくはwww.suzietrainsmaui.com


帰ってきたらなんと盲目犬(盲導犬ではなく彼自身が眼が見えない)のラッキーがお腹の調子が悪かったのか、家の中で大々的に下痢便を2箇所やっていた。
別に普段と違うものはあげてないはずだけどなぜかな?家族がみんないなくなってしまって精神的に参ってるのかなあ?

6月26日  Errands Day

まりちゃん一家が日本に行くので空港へお見送り、その後真和ちゃんの成長振りをチェックしにオータムの家に寄った。
オータムはミルクを絞っている(?)ところだった。パンパンの大きな胸に感心していると『これ?でっかい胸がセクシーだなんていう人がいるなんて私には理解できないわ、まったくセクシーな気分なんて無いわよー、こんなものいらん、邪魔なだけ!』と言っていた。まあ。真和は数日未定な買っただけどずいぶん成長していて、もごもご声を出したりにやけてみたり、おっぱいに吸い付く様子もさまになってきた。

久々にノースも波あるし、カイトに行きたかったのだが、残念ながらホキパ周辺は雨交じりで風が安定していなかったので中止。いろいろ用事だけ終わらせて帰宅。

2012-06-27

6月25日 久々のハイク

明日からまりちゃんが日本に家族でお里帰りをするのでハウスシット(お留守番)させてもらうことになり、ハイクへ
いますんでいるワイルクは雨が少ないので夏だから降っていないのかと思ったらハイクはやっぱり毎日雨らしい。いろんなものがかびるのはやだけど、この緑が深い感じがいいなあ。そしてそこらじゅうに食べられるものがなってるのも私は大好き。

行く道何回も虹が出て気分も上がる。
まりちゃんのうちは馬が何頭もいる大きな敷地。鶏も二羽自由に敷地内をクルーズしている。鶏を見ると私のカワイコちゃんたちが恋しくなる。今はアンドリューが引き取ってくれて幸せに暮らしていると思うのだが、突然離れ離れにならなくてはならなかったからつらい、みんな元気にしてるかな?鶏だからきっと私のことは忘れちゃってるだろうなあ。

というわけで久々のハイクはやっぱり同じ島でも涼しい。これからしばらくはハイク生活。

2012-06-26

6月24日 琵琶湖でのSUPイベント、レッスンのお誘い

波がやっとサイズダウンしてくれたのでここらで一気に仕事をやっつけようとテーブルに向かっていたら、腰が急激に痛くなってしまった。そういえば長時間机に向かうときはずっとバランスボールに座っていないと痛くなってしまうのだった。
おかげで午後はなんとなく動きが重く、海にもいけず、荷物運びも出来ずにおしまい。腰が痛くなるとなんとなく頭も働かない。まああまりひどくは無いのでひどくならないように大事をとって少し休んで早く直してしまおう。

7月のなかばから日本帰国決定。 まずは八重山に向かい、その後7月21,22日の週末は琵琶湖でスタンドアップのイベントの予定。午前中は初めての人、初心者対象のクリニック。午後は中級者のためのクリニックを行います、詳しいことはまた告知しまずが、早めに告知して置いてぜひ皆さんに来ていただきたいので。
会場は自然豊かなロケーションで宿泊、キャンプも出来、土曜日の夜はBBQと親睦会になりそうなので、ぜひここでいろんな仲間を増やしてスタンドアップのいろんな楽しみ方を体験しませんか?
ボードのデモもあるようですのでぜひぜひ!

くわしくはPUKAPUKAまであるいは私までお問い合わせを。特に今までやったことの無い女性は大勢の女性でやるとめちゃくちゃ楽しいし、すぐ上達するのでぜひやってみてください(自分だけ楽しんでるご主人様はぜひ奥様を送り出してください)
ロケーションがすごく良さそうなので私も普段と違うスタンドアップの楽しみ方が出来るんじゃないかととっても楽しみ。

また今回も日本滞在中鎌倉を中心にプライベートレッスンやります。興味のある方はお問い合わせください。

2012-06-24

6月23日 Short mellow session with Kana

ランディーが朝早く家を出て行ったのできっと電話で波レポートをくれるだろうとのんびりしていたがなかなか電話が来ない、おかしいなあと思ってふと考えてみたら、そういえば電話の調子が悪くてつながらないって言ってたんだった!ウエブキャムを見るとラウニポコは風がなさそうだったのでとりあえず行ってみることにした。

途中でかなちゃんから連絡があり、最近良く行ってるスポットの路肩で彼女が追いつくのを待った。そのポイントで彼女も乗ってみるというので一緒にパドルアウト。昨日までのサイズは無かったのでいまいちではあったけれど、セットはまだ乗れるし、何より混んでないので他のスポットのように混雑の中波待ちをするストレスが一切無いので久々におしゃべりをしながらのんびり波に乗った。かなちゃんはがっちりとした腕からはとても想像できないようなとっても優雅で女らしい、きれいで無駄の無いライディングをする。私はどちらかというとお尻を突き出し、膝を不恰好に曲げてなんか力が入ってるフォームなので彼女のようなスタイルをこういう波ではお手本にしたいなあ。
私も彼女も波に関しては強欲ババア(だったかな?)と呼ばれているけどその二人も、さすがにここ数日の波で疲れがたまり、「そろそろ波が落ちて仕事ができるのもいいね」と言える余裕が今日はあった。

しばらくして風もオンショアに変わったので今日は早めに終了。筋肉もお疲れモードなのでZENのサプリを飲んでから仕事,のはずが一時間くらい昼寝。

さて明日からは仕事いっぱいしなくちゃ。

2012-06-23

6月22日 再稼動反対デモのニュースがみつからない!


今日も引き続き波は残っているようなので朝早くからサウスへ。結局ビーチでうだうだして海に出たのは7時過ぎ。
昨日ほどコンスタントに大きなセットは来なかったけど、たまに来るセットは十分オーバーヘッドあり楽しめた。
そして他のポイントはどこも混雑だけど私がいたところは終始4人のみ、波がちょっと良くなくても混んでないのが一番。そのうえみんな譲り合えるメローな人だけだったので楽しく時間が過ぎていった。上がってきたと貴重とトレーシーとサンディーが私を探しに来てくれたのでその後場所を移動してビーチで三人で久しぶりにおしゃべり。
なんだか日曜日のような気分。

サウザンピークスの風が落ちてきたように見えたので、もう1ラウンドやろうとボードを車から出したけれど、ちょっとおじさんたちとおしゃべりをしているうちに見る間に風が上がってきて終了、あらあら残念。

その後まなちゃんに会いにワイエフへ。なんだか二日ほど見ない間にずいぶん顔がはっきりしてきた。そして今日はなんとオムツも替えさせてもらった。プレゼントしたPOOP MACHINEのTシャツを着たとたん、昨日からものすごい量の便らしい。今日もオムツからあふれ出そうな量を出していた、でかしたぞ、真和!

ところで日本時間の22日に大規模なデモが首相官邸前で行われていたはずなのに、インターネットで一生懸命調べてもまったく出てこない、ひとつだけ朝日ドットコムに記事が出ていたけどそれもなんとなく賛成派と反対両方が集まって対立と書いてある。本当なんだろうか?それだけの人数(45000人)が集まったというのに完全にニュースにでてこない。これはニュースもコントロールされているからなんだろうか?

ちなみにその夜7時のNHKニュースの内容

NHKニュース7 関電計画停電→東電電気料金値上げ→中国人の運転免許不正取得→ 和歌山県内浸水→熱中症→スカイツリーからの夜景→スカイツリー周辺の商店街→ソーシャルゲーム業界の新指針→舞鶴警察捜査書類ねつ造→プロ野球→天気予 報→アシカの赤ちゃん 
再稼動反対は完全スルー、だそうだ、おわってる。
これだけの人が動いてもニュースにならないなんてことあるんだろうか?
(ちなみにあとで新聞では東京新聞が一面で、ほかに毎日新聞も記事を出していたようです、テレビでは報道ステーションがカバーしていたとのこと)

海外にいるので本当はどうだったのか知りたいし、必死になって探さないとそういう出来事があったことすら知ることは出来ない。たぶんほとんどの人は知らないだろう。
忙しいなか集まった一人一人の人たちに感謝したい、一人一人思うところは違うだろうけど、人間らしい生活に戻そう、少しくらい不便だって私はまったくかまわない。10万年も完全に処理するまでにかかるものなんて、次の世代に申し訳がつかない。
これこそ本当に国民が動いて何かが変わるべき時期だから、変わるまでは一人一人がじかにかかわって動きを無視させないように頑張れればいいなと思う。
マウイからでは何も出来ないけど心ではずっと祈って願ってポジティブで平和な世界をイメージしていくぞ。

6月21日 サウススウエル続く

今日は撮影の仕事を手伝うことになっていたので朝早くにサウスへ出発。先に行っていたランディーがすいているスポットを昨日教えてくれたのでそこからパドルアウト。アースで二強は二人先に入っている人がいる、あれ、そのウエめちゃくちゃ上手い!と思いながら近づいていったらカラマとジェイミーミッチェルだった。そりゃあ、うまいはずだわ。

セット間隔は長いけど大きなセットはクローズアウト気味、それより一回り小さ目のものが一番面白かった。何よりカラマたちが上手いので見ているだけでテンションも上がるし自分もプッシュしたい気分にさせてくれる。しばらくたつと小柄なパドラーが二人必死にこぎながらやってきた。カイレニーと弟のリッジだった。
あれ、、あとで10時に会のうちで待ち合わせて撮影するはずなのに彼らもここに来てるのか、立ったらこっちにそのままいてカメラマンに来てもらったほうが彼らも面倒でなくていいのでは、と思ってそう話したら、忙しいカイはこのあと9次からすでに一件仕事があり、ノース側に戻らなくてはいけないらしい。売れっ子は大変だ。
カイとリッジは二人で一緒の波に乗り、 リッジはパドルにつけたカメラをカイのほうに向けながら波に乗り、カイはその目の前で360を決めたり、ホップしたり、ばしばしリッピングしたりと大忙し、二人でとっても仲良く楽しそうにやっていた。

ジェリーさんの語録に
『ベストサーファーとはその中で一番楽しんでいるサーファーのことだ』というのがあるけど、確かに好きこそものの上手なれ、そして楽しいからいくらでも練習できる、だから必然的に上達するということもいえるかも。
カイはジョーズモ巨大なチョープーもやるけどこんなしょぼいサウスの波でもほんとに楽しそうに乗る。それも昨日どこかから帰って来たばかりなのに5時起きで!やっぱりすごい人は違う。
10時にスプレックスのカイの自宅でトレーシーと合流。カイとリッジのポートレートの撮影の手伝いをした。カイは撮影に慣れているのですごく協力的だったが、二人とも早起きですでにスタンドアップを何時間もやってきたので疲れていたし、眠そう。その上もう一度サウスに戻って乗りたいという気持ちが見え隠れしたのでなんだか申し訳なかったが、トレーシーもそんな状況のなか頑張ってくれたし、カイのプロ意識には頭が下がった。

3箇所移動しながらいろいろポートレートをとり、その後今度はサウスでライディングが撮ろうかということになり、移動。

結局撮影するほどのものではなかったので、解散、私は風が弱まり始めていたサウザンピークスに大急ぎで向かった。
久々にいい波のサウザンピークス、さすがにいい波だしほんとに楽しい。いつもはちょっとした海に出ないおじいちゃんたちも今日はかなり何度も出てくる。そしてみんなにっこにこ。

残念ながら二人ほど空気が読めていないスタンだアップパドラーが来て、せっかくのいい雰囲気を台無しにしたうえ、たくさんドロップインしてサーファーの間ぎりぎりをすり抜けたりしていたおじいさんにサーファーのおじさんがちょっと注意したところ、逆切れ、『もし俺がいることに問題あるならお前がここから出て行けばいいだろ』なんて言い放ったものだから、もうおわたしも悲しくなった。注意した人だっていいたくて行ったわけではないだろうし、たぶんそこにいたみんなが同じように思っていたはずだから、層だったらスタンドアップをやっている私やもう二人のスタンドアップ(この二人はまったく問題なく、必ずサーファーの邪魔にならないよう、波も譲るのでそれまでは全体的にいい感じだった)の人間が言うべきだったかもしれない、でもそういうことは誰だっていいたくは無いのだ。
その後もう一人膝漕ぎで出てきて、ピークに着いたとたん一本目の波に立てひざのままテイクオフし、それだけでなく、そのままインサイドにいたロングボーダーの女性にぶつかってしまった。
もうこれでサーファーは待っていましたとばかり、出て行けコール、私も残念だけど言われる前にそのピークからはなれた。
かなり気を使っていても、一人そういう人が入ってくるだけでスタンドアップへの反感が完全に大きくなってしまう。悲しいものだ。
しばらく隣のペナルティーボックスで波に乗ったあと人が減ってきたし顔ぶれが変わったようだったのでメインのピークに再び戻ると、やっぱりこっちの波は最高。結局くたくたにもかかわらず5時過ぎまで乗り倒してしまった。太陽が傾き日の光が優しい色になり、海全体が本当にきれいで波は最高。久々にもう動けない、というほど疲れきるまで海にいた。
幸せな一日。

最近写真が無いので防水カメラを日本で落としてしまったため。ウオーターショットを撮りたいからまたほしいんだけど今までずっとほとんどオリンパスだったけど他にもいいカメラあるんだろうか?

2012-06-21

6月20日 引き続きいいコンディションのサウスショア

今日も朝から波がいいらしい。昨日仕事で乗れなかったランディーは朝6時過ぎに家を出て行った。私も朝から行きたかったのだが、体がしんどい、早く行こう行こうと思うのに、そういうときは不思議とうだうだしたり、モチベーションがあがらない。

それでも8時ごろには出発。今日は昨日より風も弱め、サウザンピークスでも乗れそうだったがかなりの人数が入っていたので却下、ラウニポコもウッディーズもさすがに人が多い。

ランディーが普段は割れないミステリーズト言うスポットで結構いいし人が誰もいないとレポートをくれたので、とりあえずそこに行ってみることにした。
ラウニポコの左側に位置するポイントで、完全なオーバーヘッドサイズのセットが来るとになるとクローズアウトしてしまうが (でもサウスはだいたいどこもそれくらいのサイズが来るとクローズしてしまう)ちょうどいい波がくるとけっこういい感じ、ただちょっとたるくてショルダーが張らない波もあり、満潮のときのカナハを思わせる波だった。とはいえメローな仲間内4人だけで乗っていたので十分楽しかったし、メローな波だけに、膝を思い切り曲げてターンをするという私の大きな課題のための練習をたくさん出来たのでよかったかな。

風はまったく上がる気配がなく、このまま一日中乗っていたかったけれど、まだ体が本調子でないのでお昼で上がった。

帰ってきたらくたくたで昼寝。でも昼寝から寝覚めたら体のだるさや節々の痛みがなくなっていた。菌が体から出て行ったかな?

6月19日 Southshore Goin' off

波はサイズアップ、サウスサイドはどこもいい波が割れているらしいと聞いたのだが、なんだか体の調子がいまいち。たぶん赤ちゃん誕生のときに病院にいったのが原因じゃないかと自分では見ている。病院にいくといろんな菌がたくさんあるのでいくつか拾ってきちゃうことがあるのだが、今回もそうなのではないか?とはいえ熱があるわけでもなく、寝込むほどではない。
体の節々が痛いのとなんとなくモチベーションがでないし腰も重い感じ。
だいたい私が波があるっていうのに朝早くから起きてわくわく眠れなくならない、起きてもなんだかのそのそしてるときはだいたいからだが何か訴えている証拠なのだ。

それでも波があるのに乗らないのはもったいないと貧乏性の私はサウスに向かった。確かにどのポイントも今年一番のサイズ。サウザンピークスはオーバーヘッドのいい波が割れてたし、まくれがーも久々にきれいにラインナップした波、でも風が入っているので無理。オロワルより先は風がないと聞いたのでウッディーズへ。それほど混んではいなかったけれど入っている人がみな ちゃんとセットをピークからとる人ばかりなので、セットの最後のほうに波があまったらもラオ王と思っていた私にはなかなか回ってこない、かといってサーファーのど真ん中で構えてピークから乗らせてもらうほどの度胸もないので隣のピークに移動。

こちらはウッディーズほどのパワーはないが、人は少ないのでまあ好きなだけ乗れた。
ただ具合があまり良くなかったので普段ほどには楽しめず早めに終了。せっかくこれだけの波があって、風もそう吹いてないのにもったいないなあと思いながらもしんどいので家に帰って寝た。

明日も波は残りそう、体を復活させなくちゃ。

6月18日 波上がるも風強すぎ。

今日も風はかなり強い。サウススウエルは上がってきているらしいがどこもものすごい風で良くないと聞いたので一日仕事に専念、といいたいところだが、なんだか少し体調が良くない。風邪でダウンというほどではなく、なんとなくだるくて節々が痛いだけ。
いまいち仕事もはかどらずすっきりしない一日だった。

こんなことならちょっとカイトでもしに行って塩水で菌を流してしまったほうが良かったかな?

ところで今日本では福井の原発再稼動 で国全体の意見が二分されているようだ。ネガティブなことを言うのは嫌だがでも今は自分の意見をはっきり持つべきだと思うし、そのためにはいろんな情報が飛び交う中で偏ったものだけでなくいろんな事実を知り、その上で自分の意見を持つことが大事だと思う。

まだまだ私には学ぶべきことが多いし、いろんな仕組みを知りもしないでといわれるかもしれないが、私の意見は、やはり、絶対に再稼動反対。経済が成り立たない、とかこの夏の電力が足りなくなる、確かにそうかもしれない、でも、まず自分たちの手に終えない危険を持つものが生活の基盤に。ったことからして間違っていたのだと思う、だからそれがなくなったときに大変な思いをしてでも、一から間違っていた基盤を作り直していくべきときだと思う。
それに原発がすべて止まっている現在、電力は何の不足もしていない。そしてまだまだ私達は節電できるところがあると思う。そしてこの一年で以下に電力会社と政府がいろんなことをカクしてきたか、隠そうとしてきたかがわかってしまった今、なかなか彼らの言うことをそのまま信じる気になれないのも本音だ。
でも信頼関係がなかったらいい関係は絶対作れない、だからこれからでもいいから国民に対して誠実な態度で物事を進めてほしいなと思う。

原発再稼動を反対する人たちの中には、そうなった場合に金銭面で得する人はゼロだろう、でも再稼動させようとしている人の理由には実際福島で大変な思いをしている人たち、そして万が一事故がまた起こったときの危険に対しての誠実な気持ちが感じられない、そして再稼動したら得をする人たちばかりのような気がする。確かに雇用の問題、経済援助されて潤っていた自治体が苦しくなったりもあるだろうし、当事者たちは地元で反対したくても友達を失ったりご近所づきあいが出来なくなることを心配したりもするだろう。単純な話でないことはわかるしそれぞれも気持ちもわかる、でも一番根本の何かあったら大変なのにそれを安全に処理するのに何万年もかかるようなものはやはり使うべきではない。
震災の津波で海岸線はすべてのものがなくなった。でもそれでも人間て強いもので 何とか立ち直っていく。そして復活する。でも福島はその前進からある意味取り残されてしまっている。自分が住んでいたところに近づくことも出来ず、見えない放射能におびえながら、食べるものにも天気にも覚えて家の中にこもりがちの生活させられている人の前で、まあ、私が責任をもつと堂々と行言ってしまえる首相はまあ、ずいぶんとすごい人だと思う。たぶんあまり苦労している人の身になって考えていないからなんだろうな。デモ福島の人、と人事のように思っていてはいけないんだと思う、たまたま福島で起こっただけで、どこででも起こりうること、そしてほんとに東日本全体が住めない場所になった可能性があり、そうだったとしたら、私たちも自分のすんでいる場所を捨てて、どこかまったく知らないところに逃げなくてはいけなくなったり、今まで築いてきたと思っていた生活をすべてゼロに戻さなくてはならなくなることもありえるのだから。

福井で2200人ほど集まったデモ、首相官邸での1万2千人のデモもニュースにはほとんど出ていないと聞いた。本当に不思議な国だ。でもたぶんこれからはどんどん変わっていくはずだ。ニュースは新聞やテレビだけで見るものではなくなってきている、実際私もインターネットや友人たちのメールや書き込み、フェイスブックでこういうことを知るわけで、いくらいろんなブログをブロックしようとしても限りがあるし、いろんな人がいろんな意見を発表しているし、それにアクセスできる時代なのだ。1万2千人でもニュースにならないんなら3万人が動けばいい、それでもだめなら5万人だ、と反対にみんなさらに動こうというモチベーションをあげている気もする。なんだかいい流れが生まれているような気がする。

自分の意見をしっかりもち、そして一人一人が責任を持ってこれからの日本の方向性にかかわっていく時代なのだろう。そうでなくてはいけないのかもしれない。
政治なんてやだやだって思ってたけどそうやってかかわってこなかった自分自身のツケが今ある状況なのだ。
なんでもまじめに受け取りわからないなりにわかろうとすることが大事だと思う。そして自分のことだけでなく、人のこと、周りのこと、世界中のことが実は自分にかかわってくるのだということを理論的にでなく実感をして感じながら生きていくこと。それがないと、人事でいろんなことが終わってしまうのだと思う。
津波で町ごと流された地域は悲惨でも復興への望みがある。が、原発事故で放射性物質を浴びた地域にはその望みもない。その気持ちをわかっているのだろうか?そういう人たちがいることを知りつつ国の人たちのためには再稼動しなくては、となぜいえるのだろう、同じ日本に住む人たちなのに。私にはどう考えても再稼動することが正しいようには思えない。


私の友人のスノーボーダーたちもどうしても何かやらずにはいられない、と福井のデモに参加したらしい、そのときの感想を読んで、私は心から共鳴できた。たぶんわたしが参加しても同じ気持ちになったんじゃないかと思う。
その中で

一昔前とは色々状況が違うし、新しい未来への地図も出来そうな今、もうその理論、選択は古い。要らないよ。日本人は原発の悲惨さをもう十分知ってるし、それを世界に伝える立場だよ。
生活を楽にするために電気をコントロールするはずが、電気の為に生活をコントロールされるのはおかしいよ。」



うん、おかしい。
だから、ただ反対反対、じゃなくて、自分にできることを小さいことでもやりつつ、自分の意見をしっかり持てるよう何が起こってるか勉強し、おかしいと思う世界にいるのではなくおかしいと思わずにすむ世界を作る側の小さな力でありたいと思う。長くなってしまったけど、いつもいつも何かというと気になって頭から離れない、福島の人たちがいったいどんな思いで一連のニュースを聴いているのだろうかと思うと申し訳ない気持ちになる。



2012-06-19

6月17日 父の日

( family portrait)
今日は父の日、前日一応日本にいる父には短いメールを出したが、あまりに世話をかけすぎていて御礼を言うのも恥ずかしいくらい、その上普段から優しい言葉などかけないので照れくさい。
でも親孝行っていうのはやろうというときにはいなかったりすることが多いんだよと最近回りの友人から良く聞くので先延ばしにしてはいけないなあとも思う。何が出来るってわけじゃないけど、せめて心配をかけないくらいにはなりたいものだ。最近日本に帰ることが増えたけどそれもそろそろ親と時間を過ごして世話をするべきだという流れなのかもしれないなと思う。何より二人とも元気でいてくれるので,実感がないけど、もう父も80に手が届く歳になった。元気でいてくれてほんとにありがたい。

朝病院にいるオータムたちから電話、無事今日退院できることになったというので引越しのお手伝いに行く。
彼女たちはとってもオープンで心配もあるんだろうけれど嫌な顔をせずに私に真和ちゃんを抱っこさせてくれる。そうそう、赤ちゃんの名前が決まったのだ。Mana Rae Tairaと名づけられた。
MANAという名前で真の和と書く。いろいろ悩んでいたようだったけれど、いったんまなと決まると、すごく呼びやすいし、しっくり来る。そして漢字も今の時代、そしてオータムとゆうじ君にふさわしいTrue peace,そして真の日本の心を持つという意味にも取れる。そしてハワイ語ではこの世界のあらゆるものに存在する力という意味でもある。
それにしても平真和なんてなんてピースフルな名前!

午後はここ数日まったく手についてなかった仕事にとりかかる。私の場合ぎりぎりになって精神的なプレッシャーを感じるようになると追っかけられたり、追い詰められたり、あるいは後ろ向きで落っこちたりする夢を見る。
「そんな夢をまだ見てないからまだ平気かな」なんて夕食時に言っていたら、しっかり夜夢を見たのでやっぱり急いで終わらせなくちゃ。

ちなみに今日はものすごい風、ダウンウインドをやって帰ってきた仲間たちはみんなハイになっていた。常にサーフスタンスグライドし続け、ブローは50ノットはゆうにあっただろうとのこと、インターネットで見ても街中のブローですら45ノットあったから確かにそれくらい海では会ったんだろうな、明日はトップ集団はマリコからホノルア決行だそうだ。

2012-06-18

6月16日 筋肉痛??

昨日は家に戻ったとたんどっと疲れが出て夕方からずっと昼寝。あれだけねたから夜は眠くならないかと思ったら夕食食べたらまた眠くなった。思ったより緊張していたのかな?

朝起きたら体中が筋肉痛。ここ数日海にも入ってないし何にもしていないのだが、オータムに陣痛が来るたびに、自分まで体をキュート固くしたりしていたからか、あるいは一緒にヒッヒッヒ、フーと思わず彼女と一緒に何時間も呼吸を一緒に合わせて プッシュして宝なのか、本当に全身筋肉痛。私がこんなんなのだから、ゆうじ君とオータムたちはほんとに大変な疲労だろう。
 (大あくびもかわいい)
赤ちゃん誕生の翌日は二人ともけっこう寝ることが出来たようでリフレッシュ。顔をのぞきにいったけど少し余裕があった。赤ちゃんはあまりぐずらないし昨日は7時間も寝続けてくれたらしい。ほんとにかわいい。いくら眺めていても飽きない。

この調子で回復すれば明日は退院できるとのこと。いよいよ家族3人の生活がスタートだ。

ここ数日やるべき仕事があってもついついカワイコちゃん優先で病院に入り浸り、新生児の持つポジティブエネルギーはすごいって効いてたけど本当にそうだ。周りのすべてをにこやかにしてしまう!
夜はワイルクコーヒーカンパニーでマウイのレジェンドサーファーでありカメラマンでもあるニールのリスのビデオとスライドショーパーティーがあった。彼はショートボードレボリューションが起こっている真っ只中、16歳でカメラでそれらの歴史的瞬間を写真に撮っていた。マリブやウインドアンドシーの写真を撮っていたのは13歳の若さだったという、その後ハワイに渡り、マウイやオアフでビッグウエイブに乗り、今や彼の息子たちもすばらしいサーファーに成長し、幸せそうだ。
昔このヴァレーアイルのロゴを良く見かけたけど彼のシェイプした板だったとは知らなかった。 このロゴとマナボードのロゴはアンダーグラウンドブランドとして私が始めてマウイに来たころ良く目にしたものだった。



皆に祝福され昔の映像に説明を眼を輝かせながらしているニールさんはたぶん60歳をゆうに超えているはずだけど子供のような笑顔で素敵だった。私たちに道を切り開いてくれてきた マウイの大先輩たちに乾杯!

6月15日 天使が降りてきた!


ベッドに入って数時間たったころ電話がなった。いつでも起きれるようにしていたのでぱっと眼がさめた。まだ急ぐ必要はないけどそろそろ出てくるんじゃないかというゆうじくんからの電話だった。
病院にいってみるとオータムは落ち着いたもの、麻酔がだんだんうすれてきていたみがでてき多用だが、それでも昨日とは大違い、ちゃんと普通に話が出来る。
 陣痛も早まってもうちょっとで生まれそうだったけれど、オータムは骨盤が狭かったらしい、かなり苦労してほんとに最後まで頑張ったが最終的に帝王切開。彼女としては理想的な形ではなかったかもしれないが、すんなり、無事に赤ちゃん誕生。ゆうじ君が立ち会って、へその緒を切った。ブルーのウエアを着て緊張した顔で入っていったゆうじ君だけど,出てきたときに赤ちゃんを抱いて出ていたときのその顔はもう父親の顔だった。そしてオータムそっくりの赤ちゃん!

オータムが出てくるまでにはしばらく時間がかかったけどその間ゆうじ君はずっとずっと赤ちゃんを見つめたり、話しかけたり、手を握ったり、体を触りまくったり、赤ちゃんの上に覆いかぶさるように見つめ続けていたため赤ちゃんをあっためるはずのランプが赤ちゃんに当たらない、と看護婦さんに注意されて笑えた。
長い長い二日間、いた彼女たちにとっては三日間かな?でもすべての苦労も痛みもこのちいさな天使が降りてきてくれたことでずべてすっかり消えていってしまったことだろう。
愛の結晶とは誰がはじめて呼んだのか知らないけど、よく言ったものだなあと思う。

本当におめでとう!そしてこのすばらしい瞬間をシェアさせてくれてありがとう。自分の中にも自分の周りにも愛があふれている感覚で最高だ!

2012-06-17

6月14日 思いがけない長い一日

朝方ベッドの上でコーヒーを飲みながら仕事をしていると電話が鳴った。オータムの番号だった。今朝もサーフィン行きたいという電話かなと思ったら、なんと昨日の夜からもうお腹が痛くなってるのだという。予定日まではまた1週間、早く出てきてくれというオータムの願いを聞いてくれたのかな?
とはいえ、破水もしていないというし、私は半信半疑、でもゆうじ君一人だと心細いだろうからと、すぐ準備をして頼まれたものを買い物してからオータムたちの家へ。いってっみると思ったより自体は緊迫していてオータムは痛みに身もだえしていた。波のように来ては弾くらしく、一瞬苦しみが治まると、またやってきて、身もだえ、オータムはタフな女の子であることは私はここ一年彼女と付き合ってきてヨーク知っている、その彼女がもうだめだ、というかのように苦しんでいるのを見るのはほんとにつらい、その飢え私もゆうじ君も手を握ったり、 腰をさすることくらいしか出来ない。助産婦さんもお昼前には来てくれた。彼女が着てくれたことでずいぶん精神的には安心できた。が、痛みは治まらない。

お使いをしていったん家に戻って何か皆で食べれるものを作ろうと思っていたら、また電話が鳴り、急遽病院にいくことになったとのこと。どうにも痛みが我慢できず、オータムが病院に行く決心をしたらしい。急いで戻り、一緒に車に乗って病院へ。病院に着いたはい行けどオータムは痛みで頭が朦朧としているし、私たちも何がなんだか良くわからない、車椅子を持ってきてくれた人がいたけど私が動かそうとしたら動かし方はわからず動かない、あたおたしているうちに周りの見知らぬ人たちがくるまいすのなかでいたみにもだえているところにきて、「おめでとう、良かったね」とかもうすぐ終わるから大丈夫だよ、とか励ましたり祝福してくれたりしによってくる。
わけわからないうちに病室に入り、そこからがまた長かった。とりあえず痛み止めをうち、下半身をある程度麻痺させると痛みが落ち着いたようでふつうにはなしができるようになった。陣痛は先ほどと同じように着ているとモニターには出ているのに、ぜんぜん痛くないようで普通に話している、ほんとに薬ってすごいというかその効果は恐ろしいくらいだ。そして昔の人はこの痛み止めがないなか子供を生んでいたのだと思うとそれがすごい。

赤ちゃんを産んだ女性はみんなもう死ぬかと本気で思ったというし、オータムもそう思ったりしたみたい、でもそんなな糧を握ってもらえるだけで気持ちが少しは落ち着くらしい。お産のことを英語でレイバーLaborと言うけど僕はスレイバーSlaver(奴隷と韻を踏んでいる)とジョーダンで言ってたけど、ゆうじ君のかいがいしいサポートも感動した。二人が力を合わせて大切な命を産み落とす、その過程をマジかで見ることが出来、そのすばらしい時間を共有させてくれたことに心から感謝。

結局あっという間に一日が終わり、気がついたら夜9時半ごろ。オータムはある程度落ち着き、1時間でも眠れれば体力が取り戻せるだろうからと休んでいた。すぐには生まれそうじゃないということで、私はいったん家に帰り、電話をもらうことになった。
それにしても以前のようにハイクの山奥にすんでたらこういうわけには行かない、今いる家はなんとオータムの家から10分以内、病院からは5分もかからない(走ってでも行ける距離!)なのだから、ほんとうによかった。

さあ、明日こそいよいよ本番かな?

6月13日 おじいちゃんズ大集合

今日も朝からサウスサイド、サイズは落ちたけれど風はなく、グラッシーで混んでいない。メインのピークでも5人くらいしかいないし、みんな仲良しの人ばかり、中でもいつも出てくるゲイルと雅子さんの日系人女性サーファーはいつもにこやかで海に一緒にいるだけで和んでくる素敵な女性たち。交互に乗りながら声を掛け合って楽しかった。

(ジミーさんとビルおじさん、彼がいつも身につけている自作のネックレスはめっちゃくちゃカッコいい!)
(左からジミールイス、知る人ぞ知るローカルブランド、マナサーフボードおシェイパージョン、そしてRO、ジミーさんが新しくもらった、トップレスというUVカットするサーフボードカバーのよさを二人に説明しているところ、トップレスって名前がいいねえとかおじさんたちが笑っていると、ジミーさんは「俺はボトムレスのほうがいいけどねえ」だって、はっきりしてます)
ここはもともとおじいちゃんが多いポイントだけれど、今日はいつも以上にみんな集合していた気がする。私の板を作ってくれるマスターシェイパージミーさんもここのところ連日来ていてかっこいいノーズライドを見せてくれている。新しいボードの調子もとってもいいらしくて楽しそう。

6月12日 Fun surf all day long

ここのところ毎日サウスに波が入っている。冬のノースの波とは比べ物にならないが、それでも波に乗れるだけで気分がすっきり。
今日は朝からゆうじ君をピックアップしてサウザンピークスに向かい、それほど混んでいないなか、楽しむことが出来た。
ショートボードではちょっと厳しい波質だけど それでもちょっとインサイド気味で波に乗れていたみたい。もともとは仙台でサーフィンばっかりしていた彼だが、震災後一年以上まともにサーフィンしていなかった彼にとっては海に入ってパドルするのもリハビリ運動のひとつだといっていた。

波はラハイナ方面のほうが大きかったらしいけれど、人が少ない分サウザンピークスでも十分、午前中はメインピークから外れて4人だけで左のピークで楽しみ、午後はすいてきたのでメインピークで。
ここの特徴は昔からいつもここでしか乗らないおじいちゃんサーファーたちが多いこと、みんな上手いから波がいいときはちゃんと乗るし、ドロップインなんかしたらめちゃくちゃ起こられるから結構ルールはしっかりしている。 きっちり乗るのでセットが少ないとおじいちゃんたちが順番に乗るだけで波がなくなり、自分のほうに回ってこない、でもいいところはみんなけっこうなお年なのでそんなに長く海に入っていないこと。だから彼らがたくさんいるときはいったん上がって様子を見ていると1時間もしないうちにみんなあがってくるのでそこではいれば結構波が取れるのだ。(と教えてくれたのは誰もまだスタンドアップをやってないころからやってたパイアエディー、彼はもともと昔からサウザンピークスでロングボードをしていた人)

今サウスサイドに20分で行ける場所に住んでいるのですごく気楽に来ることができるのがありがたい、以前だったらハイクの山奥から一時間以上かけてきていたから、ガス代も馬鹿にならなかったもの。

小さめのボードを日本においてきたのでちょっと長めでヘビーな板(といっても9ftだが)に乗るしかなくて最初は回しにくかったが、それはそれで板を回しこむいい練習になる、すぐ忘れちゃうけど膝をぐっと曲げてバックサイドにいくターンをもっと練習しなくちゃ。あー楽しい!

2012-06-13

6月11日 一年前の今日


( 浜人祭in 石巻 2011年6月11日)
一年前の今日、私は石巻にいた。導かれたようにたどりついた気仙沼でいろんな作業を一緒にしていた仲間と一緒に、鎌倉の有志が地元の人たちと相談して開いたお祭りに行ったのだった。3月11日から一日も休むことのなかったその仲間たちはかなり精神的にも肉体的にも疲れを見せていた。お祭りに行って元気をもらうと同時に、リフレッシュしようじゃないか、そして本吉代表としてブースもやっちゃおう、ということになったのだ。
このお祭りはいろんなブースが出ていたけど、基本全部無料、炊き出しや物品提供をお祭りの景色でやるシステム、そしてそれだけでなくお祭りならではのライブや落語、ダンス、カポエイラ、ワークショップ、アクセサリー作りやお絵かき、マッサージ、ヘアカット、 そのほか本当にたくさんのありとあらゆる楽しいアイデアいっぱいで趣向を凝らしたブースがあった。そしてなんと地元の飲み屋さんの復興支援で、ふうちゃん(飲み屋の名前)のブースもあり、そこもなんと飲み放題、好きなものを頼めば飲めてしまうというすごさ。
でも儲けを考えずにすべて与えるって言うことがこんなに気持ちのいいことなのかって言うことを知ることが出来た。食べ物やのブース同士でも競争はなく、譲り合い、お客さんもわたすほうもありがとうという気持ちだけがある。そこにいる人たちすべての善意だけが合って、それがひとつになって大きな、ほんとに大きなエネルギーになって行くのを感じた。そしてそういう力があればいろんなことが動くということを確信できた日でもあった。
震災以来私の中でいろんなことが変わった。特に実際東北に行っていた毎日は本当に毎日毎日がワークショップみたいで感情も体もスポンジみたいにいろんなことを吸収し、考え、かみ締めていた気がする。そしてその結果自分の中でいろんな変化があった。
誰かが震災マジックという言葉を使っていた。信じられないようなことが起こったり、想像もつかないほど人が変わったりすることに対しての言葉なのだが、私も確かに震災マジックにあった一人だといえる。
去年の今日、石巻で一緒にフラフープコンテストのブースをやったオータムとは本当に偶然に偶然が重なって出会い、すぐに同志として仲良くなったけれど、まさかその彼女が一年後大きなお腹を抱えてマウイに移住してくるとは彼女も私も夢にも思わなかった。


 私の中での変化なんて彼女や夫のゆうじくん,そして数え切れないほどの被災者の人たちが通ってきた変化に比べたらほんの小さな変化かもしれない、でもその変化をしっかり受け止めて少しでも自分が寄りよい人間になれるよう、そして私たちのすむ世界によりよい形で貢献していけるよう努力したいと思う。 
善意が集まると大きな力になる、と同時に悪意や敵意、私欲も集まれば本当に恐ろしいほどのパワーになることをこの一年で思い知った。

私は善意の周りに自分のみをおきたいし、どんな人に対しても出来るだけ正直に、まっすぐに向かい合い、善意で接していきたいと思う。幸運なことに私の周りには本当に善意の塊のような人たち、そして正直にまっすぐに生きている人ばかりがいる。だから自分もそうあろうという気持ちにさせてくれる。大好きな人,親切な隣人,愉快でいつも仲間の気遣ってくれる友人たち,どんなときにも自分の見方である家族、そんな人たちが私の中に善意を生み出し、育ててくれる。そんな環境を心から幸せだと思う。

浜人祭は善意の塊のようなお祭りだった。善意が集まることで大きな力になるのならその本のひとかけらとしてでもいいからその大きな力の一部でありたいな、そんなことを一日考えていた。



2012-06-12

6月10日 ゆっくり片付け

昨日はまりちゃんちにお泊りで、朝ものんびり。
まりちゃんのうちは鶏が2羽、犬、そして馬がかなりの数いて、ハイクらしい雰囲気たっぷり。ベッドでコーヒーを飲みながら仕事をしていたら、あっという間に3時間くらいたってしまった。
昨日の晩はみんなかなり飲んでいたらしく(最後私はこっそり下にリタイアしたので)まりちゃんのテーブルにはウコンの錠剤があったけど、あまり効かないらしく、いつもより動きがスロー。長女の花ちゃんに『だから昨日二日酔いになるわよって言ったじゃない』と怒られていた。ハナちゃんは13歳、反抗期だそうでいつも二人で大喧嘩をしているらしいけど足の長いところもきれいなところもお母さんそっくり。乗馬ではマウイでもかなりの腕だそうでポロのアメリカ全国大会に出たり、今度はヨーロッパにも行くかもしれないとか。
一生懸命やってることがあれば、心配は要らないと思うし、素敵な女の子。考えてみれば私だって13歳のころはお父さんにもお母さんにもかなりひどい罵声を浴びせていた気がする。
それにしてもまりちゃんはお母さん業、家事、ジュエリーの仕事にと大忙し。彼女のジュエリー、Mauimari Ocean Jewelryはハワイでも日本でも大人気だ。

午後からは気が乗らないもののやらなくてはいけないすんでいた家の片付け。片づけをするのは嫌ではないんだが、そこを私からのっとるように住み込んだ女性にあうのがいやなのだ。自分に日がないとわかっていても、彼女のやり口や言葉に振れるだけでこっちまで嫌な気分になってしまうし、いろいろ嫌なことや理不尽なことを言われても、そういうのに慣れていないので言い返せないし、言うなりになってしまう。

今日も結局、彼女が必要なものだけ、彼女の言い値で『これとこれは5ドルで買うわ』という感じで言い渡され、『あなたにあげるくらいならただで誰かに上げてやるー』と意地悪な気分にはなったけど、そういうことはできずに『むっとした顔だけして『OK]といって終わった。
おいてあったものを使うだけならいいのだが、私の部屋から使いたいものだけとって自分の部屋に飾り、いらないものは私の部屋に放り投げてあったり、私の部屋にあった私の大事な貝殻コレクションを勝手に別のところにあった流木にセメダインでくっつけて飾りにしていたり、彼女にとって大事でなくても私には大事なものだったりしたものがビニールに入って他のごみと一緒に入れられて部屋にぽんと投げ込んであったり、とお金ではない部分で傷つくことが多々あり、2時間ほどそこにいただけでぐったり。

でも仕事もしていないようだし、大家さんもすでになんとなくいろんなことで不信感を持ち始めているらしく、話すことがそのたびに違うので良くわからないし、あまりまじめに聞かないようにしているが、まあ、彼女がいろいろ言ったことによる大家さんとの誤解もすべて近いうちに解けるだろうと、庭師のおじさんが言ってくれた。 彼が私が留守にした瞬間から彼女がこの家にずっと住むつもりで動いていたとこっそり教えてくれ、彼が庭の手入れをするために近づいただけでひどい扱いを受けたらしく最初から信用してなかったのだそうだ。
 頑張って家を取り返せといわれたけど、このネガティブエネルギーと戦うよりは完全に離れたいと思う気持ちのほうが強く、ありがたいことに友人たちが泊まるところを提供してくれたおかげで困ってないし、後を振り替えずに前を向いて進もうと思っている。
起こったときはショックでボー全としたけど怒ってしまえば津波ですべてを失ったわけでもないし、大切な人に裏切られたわけでもない。大事なものは失っていないので、たいしたことではないと心から思えるし、大事なもの(自分の健康、友人、家族、価値観など)はまだちゃんとあることに感謝が出来る自分がうれしい。

今日はものすごい量の本を整理して箱につめたところで終了、後2回くらい行けば何とか終わるかなあ。

2012-06-11

6月9日 Weekend surf and Baby Shower

今日も波がありそうなので朝からサウスサイドへ。
サウザンピークスはちょっと風が入っているので昨日乗ったウッディーズへ。こちらは今日も風が弱い。さすがに週末なので昨日よりは人が多いけど、それでも十分波が回ってくる。いろんなところで波があるから人がばらけているのかもしれない。
ウッディース周辺でしばらく乗り、もう十分乗ったという気分での帰り道、サウザンピークスによって見るとなんと風がまったく吹いていないではないか?なのに海には友人のジェレミーとサーファーが一人だけ!後で聞いたところによるとずっと風があったので人が入ってこなかったのにちょうど風が落ちたところだったらしい。
このまま帰るわけにも行かず、もう一ラウンド。入っていたロングボーダーのおじさんもとても上手でメローな人、ジェレミーは知る人ぞ知るアンダーグランドナンバーワンのライダー。ダウンウインドもウエイブもめちゃくちゃ上手いナイスガイ。でも目立とうとしない。
いいバイブレーションのなか、譲り合いながらも次々と波が来るので3人では間に合わないくらい。乗っては急いでアウトに出てまたすぐ乗るという繰り返しだった。最後はもうさすがに疲れて波にテイクオフするときに力がはいらなくなってきた。少しずついろんな人がラインナップに来始めたので私は終了。

夕方からはハイクのまりちゃん宅でベイビーシャワーのパーティー。
ベイビーシャワーとは赤ちゃんがもうすぐ生まれる友人のために仲間が皆で集まって、いろんなものをプレゼントするパーティー。子供が生まれると何かといろいろ必要なものが増えたり、お金がかかったりするのでそのために皆で助けあるという目的。
普通のベビーシャワーはかなり、やりすぎというかベタな感じなものが多いけどオータムはそういうのは嫌だと言っていたし、普段から皆で集まってわいわいやることは多いので、そんな感じでやろうということになった。

(かなちゃんが作ってきてくれたダイパーケーキ、 今日はかなちゃんのお誕生日でもあったのだ)

皆がそれぞれ考えてプレゼントを持ってくるのも楽しいのだが、やはり必要なものを送るほうがいい、ということになり、皆でカンパしてまず生まれたらすぐ必要でずっと使うことになるカーシートを送ることにした。


代表で私が買いに行ったけどどれがいいんだかさっぱりわからない。オータムにも聞いてみたが、オータムからは私以上に??ッて感じの返事が返ってきた。(お腹の子供の似顔絵を書かれたオータム、かわいいけどちょっと眉毛は濃いめ?)

やっぱりこういうことは経験豊かなままサンたちのアドバイスが必要かも。
予想以上に大勢の人が集まってくれ、とても楽しい夜になった。ママさんたちから譲られたやまのような布オムツや洋服、赤ちゃんグッズ、そして皆でお金を集めて買った、カーシートにもなる乳母車。他にもサンフランシスコや仙台の仲間たちからのメッセージなど。わいわいがたがたオータムらしいベイビーシャワーになったんじゃないかな。

(かなちゃんにはオータムからバースデーケーキが)

出産日を当てるゲームもやり、私は6月23日の朝6時からお昼12時までの間(夜に呼び出されるのは眠いので)と予想。オータム自身はとにかく早く出てきてほしいからと予定日よりはるかに早い16日とかいていたのには笑えた。何はともあれ、楽しい夕べでありました、会場を提供してくれたまりちゃん、いつもほんとにありがとう。

 いつでもいいから、とにかく母子ともども元気ですべてスムーズに行きますように。