早起きして飛行場へ、つい最近ナッシュと契約したスタンドアップパドラー、ジェニーをピックアップ、カフェに言って朝ごはんを食べながら彼女のインタビューをした。
彼女は26歳、そしてパドリングが上手な女性というとどうしてもがっちりしていて(ウインドやカイト以上に!)ツよそうというイメージがあったのだが、彼女はどちらかというとアメリカ人としては小柄で、160くらいしかないだろうし、とてもやせていてかわいらしい感じ。見た目はとても華奢でとてもすごいパドラーには見えないのだが、おととしのバトルオブザパドルで優勝、そして去年はあのモロカイクロッシングで優勝している女の子。細い体のなかにものすごいパワーを秘めているのだ。パドルレースのなかでも耐久レース、アップウインドやハードなコンデイションになればなるほど彼女は力を発揮するようで、マウイの強豪たちもとても強いけれど風の強いなかダウンウインドンばかりしているから、それ以外のハードなコンデイションになると精神的に弱いのかもしれない。話を聞いていても、ハワイ島はマウイほど環境に恵まれていないながら、それをアドバンテージに使い、いろんなコンデイションに対応できるようトレーニングし、またパドルだけでなく、そういった耐久レースに必要なスタミナ、筋力、精神力を鍛えるためフィジカルトレーナーについて週2回トレーニングをしたり、自転車に乗ったりしているらしい。
話を聞いていて、やはり耐久レースとかは体力やテクニックはもちろんだけど、それを基盤とした精神力が一番大切なんだろうなあ、と実感した。
それにしてもメンズがビビルモロカイをソロでやって優勝はすごい、そして今年の4月にはもう一人のパドラーの女の子と一緒にハワイ諸島をパドルですべて横断するプロジェクトを実行する予定、ハワイ島、マウイ、カホオラヴェ、ラナイ、モロカイ、オアフ、カウアイ、ニイハオとこぐそうだ。それだけやれば、次のモロカイまでの32マイルなんてショートデイスタンスくらいにしか感じられないだろうな。(あるいはもう漕ぐのはいやだ、となるかどちらかだろう)ぜひがんばってほしい。
やり続けていればどんなことも慣れていく、だからやりたければそれに向かって努力を続けていくしかない、それを可能にするのは確かに精神力なのかも。
まずは自分がやりたいことをはっきり理解して、そのビジョンを常にしっかり持つこと、だろうな。いろいろインスピレーションをもらえるインタビューだった。その後家に戻って旅の準備や仕事をやってるうちに夕方。アンドリューのクライミング時代の友人がマウイに引っ越してきて、カイトをはじめたということで遊びに来た。マリーはジャクソンにも住んでいたことがあり、共通の友人もたくさん。マウイに引っ越し、学校に通いながらカイトやサーフィンをやりたいと意欲満々。いろんな場所を旅してきたクライマーらしい素敵な女の子だった。
アンドリューもピートも久々のかわいい女性のお客さんで喜んでたのはいいが、浮かれてワイン飲みすぎていたような気がしないでもない。
2010-03-10
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