(ローカルキッズのカイトビーチでのトリックはすごい、スピードも高さもある上にストラップレスでのバックループやカイトループとランジッションなど、なぜ足が板についたままのか理解できないような技を見せつけ他の選手と完全にレベルが違うところにいた、Rider Airton)
今日も波は上がらず、このままでは新しくうねりがくるよ艇もないし、日程的に正式な大会が行われる可能性は少ないだろうという雰囲気が回りに漂っている。
今日は場所を変えてカイトビーチでのエキスプレスセッションが行われたが、わたしたちは昨日乗った場所へ。残念ながら波のサイズはかなり小さくなっていて岩場ぎりぎりのところで割れているのみなので乗れない。昨日のセッション会場であるシークレットスポットにもいってみたがさらに渋いコンディション、結局カイトビーチのエキスプレッションセッションをやってるところに戻ってきた。
ここ数日、コンディションも悪い上に大会も成立しない空気が濃くなり、選手の中でも帰りたいという人が増えてきた。一緒に車をシェアしていたチリからきていた二人組みも、予定を変更して波のあるポルトガルで1週間過ごすことにし、今晩カボベルデを出発することになった。これからもさらに1週間波のないカボベルデに滞在し、レンタカーなどでお金もかかることを考えると私もチケットの変更量を払っても波のあるマウイに帰りたい気分がどんどん強まってきた。(今回いつも一緒につるんでくれたメリッサ)
カイトビーチのかなりさびしいコンディションの中プロコンテストと認めたくないようなレディースクラスのパフォーマンス(かといって私が出ていたらさらにひどい有様だったと思うけれど)を見て、本気でチケットの変更を考えるようになり、夕方から夜にかけて調べて回った。
そうと決まれば話は早いもので、一気にもう深夜の飛行機でリスボンまで飛ぶことにした。インターネットでなかなか電話がつながらず確実に変更はできなかったものの。リスボンまでいってえしまえば何とかなるだろうと、とりあえず急いでパッキング。チリコンビと一緒に飛行場へ向かった。
それを見て自分たちもマウイに帰ろうと一生懸命横でいろいろ問い合わせていたパトリとジェシーは彼らの乗る飛行機会社は通うと金曜しか飛ばないので金曜日までカボベルデを出られず、うらやましそうだった。
特にパトリはかわいそうなことに、私がカボベルデに来るさらに1週間以上前からカボベルデに入り、ノースチームの撮影のため、ボートトリップをしていたのだ。ボートでのサーフトリップという夢のようなシチュエーションにもかかわらず結局そのあいだに波は一回も上がらず、風は吹いていたけれど乗ったのはレースボードのみというなんともかわいそうな1週間、そしてその後も波もなかったわけで1ヶ月間波のないカボベルデにいたのでほんとに今にもキレてしまいそうだった。
何とか次に来るマウイのうねりには間に合うといいのだが。今回仲良くしてくれたルームメイトのメリッサ、昔からの友達でメリッサを気に入ってかなりプッシュしていたジェレミー、そしてマウイメンバーのジェシーやパトリはいつも気楽で楽しく過ごせるいい仲間だった。
今回本当に波が来なかったのは残念だし、もうまたこれるかどうかわからないほど遠くにある島なので、このままお金だけかけて何もできないまま帰るのはとても悲しいけど、それでももういいかな、そんな気持ちだ。また来たい気持ちもないわけではないけどリスクをかけてまた自分のお金をこれだけかけてくることはないかもしれないなあ。
でもストラップレス、オンショアなど自分がやってこなかったライディングへのモチベーションも上がったし、学んだこともあった。
どんなたびでもいろんな意味や学ぶべき事がある、そこから成長していければいいなと思う。
まあ、何はともあれ、カボベルデにヤキを入れられた感じ。みなさんいろいろありがとう。
2011-12-10
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