2011-08-07

8月4日 忘れないであろう今日の波

昨日の夜中に逗子マリーナまで波をチェックしに行き、きれいなレフトが割れているのが月明かりでわかり大興奮で朝4時出発、大急ぎで由比ガ浜から出て行く。普段はすぐついてしまうのに今日は人が来ないうちに乗りたいという気持ちがせいて必死でこいでるけどなかなかピントにたどり着かない思いだった。ついてみるとなかなか楽しそうな波。そして人は3,4人、さすがに少ない。でもみんなうまい。
一本インサイドの端っこで残り物に乗ったら一人の人が声をかけて来てくれた。マウイでお会いした岡野さんだった、今日はレジェンドサーファーであるお父さんとわざわざ千葉からやってきたという、ああ、やっぱりここの波はそれだけの価値があるものなんだ、とあらためてどきどき。私の目にはカナハのいいコンディションのときのように見えた。そしてめちゃくちゃロングライドできる。私もピークに行ってそこから乗ってみたい気もしたが、ここで顰蹙を浴びないよう極力はじっこのインサイドで待ち、人が乗らなさそうな波がきたら乗るようにした。一番奥のピークからのってはいないのにそれでも結構えんえんと乗れる、ラインナップにいる人はみんなうまいのでパドルして乗らない人はあまりいないし誰かが乗ろうとしていたらその人がいい位置にいればほかの人はパドルさえしようとしない。
すごくマナーもしっかりしているし、品のあるラインナップ、ピリッとした緊張感はあるけど、ぴりぴりはしていない。私はこういったラインナップが好きだ。こんなところだったらスタンドアップが嫌がられるのもわかるし、それをリスペクトして端っこで乗らずに見ていてもそれでもいいと思わせるような雰囲気がある。
30分もしないうちにどんどんサーファーがパドルアウトしてきた。まだインサイドでおこぼれを乗ろうと思えば十分乗れたけれど、やはりいやな思いをさせたくはなかったし、新参者の上に立っているわけなのでその場を立ち去ることにして湾の先のさらに向こうにあるスタンドアップ場へ。
こちらはサーファーはショートが一人、あとはスタンドアップが5,6人。だからスタンドアップを気兼ねなくできるのだが、やはりなんとなく面白くない、さっき極上の波に乗ったからだけではなく、なんとなくラインナップの雰囲気に先ほどのピリッとした緊張感もないし、それぞれを見守りながらもきちんと乗るという秩序もない。まあスタンドアップのレベルはまだまだこれからなので仕方がないし、マウイでもそういう場所は結構あるのだけれど、波が来るチョみんながいっせいに乗り、それでも乗り遅れる人が多く、その上乗っちゃえば誰が優先とか、プルアウトするということもなくみんなで乗っていたりするのがなんとなく私は好きではないのだ。フレンドリーではあるけれどきちんとしたルールやリスペクトはどんなに波が小さなところでも守りたいなあと思う志、守られているところでだったらそれほど波数乗れなくても我慢する。たくさん乗れてもみんな一緒に乗ってしまうようなところよりは一本一本一人ずつ順番に乗っていくようなスタイルが好きだ。
結局最初に行ったポイントは変えるころには80人くらいにラインナップが膨れ上がっていた。一人常連らしきスタンドアップの人がリッピングしていてうらやましかったけれど、まあ誰もいないうちに何本か「これが日本の波?」というほどのいい波を乗れたのでそれだけでもうハイになっていたしそのいい気持ちを混雑や適当な波で薄めたくなかったのでいったん終了。かなりの達成感を持ってあがってきたけどまだ6時半だった。早起きすると一日が長い。(稲村をチェックしに行ったらそれはそれはすばらしい波がレフともライトも割れていた。奥田さんがスタンドアップでレフトを攻めていた、あそこで波があるときにサーファーに混じって乗れるのは奥田さんのみ)
その後朝ごはんを食べ、のんびり疲れを取るために公園へ。そこからはさっきまで乗っていた波が見渡せるのだ。だからもしもすいてきたり風向きがよくなったりすればすぐわかる。
お昼前にふと見るとオンショアになってジャンクになりかけていたのにまた北風にかわりコンディションは良く、波は反対に潮が引いて朝よりいいくらいに見えた。そしてラインナップにはサーファーがたぶん15人くらいとスタンドアップが5人ほど。これはかなりいい!あわてて降りていって海に出たけど残念ながら出たころにはオンショアの風が吹いていた。仕方がないので近くのスポットへ漕いで行った。サイズダウンしあまり割れなくなっていたけど、昔から知ってるウインドサーファーで会ともやっててスタンドアップにもはまっている幸ちゃんともそこで会うことができみんなで楽しめた。
それにしても朝4時半のあの3本の波だけで、これから当分は幸せな気分がキープできそうなくらい、最高の波だったなあ。自分のふるさと、鎌倉にあんないい波があったなんて。そして普段はとても入れないくらいの場所だけ度胸はたまたま人がいなくて本のちょっと載らせてもらえたことに心から感謝。
Life is SOOOOOO GOOD!




8月3日 東京でのイベント二つ

朝名古屋のホテルを出て東京へ。まずは青山のカナダ大使館で開かれるバンフマウンテンフィルムフェスティバルの試写会へ。
これはアドベンチャーやアウトドアスポーツの映画がたくさん集まるカナダで行われるフィルムフェスティバルの一部を日本で公開するもので、ここで公開する映画はいつもすばらしいものばかり、そのスポーツ自体はやっていなくても一生懸命それをやってる姿や大自然のなかでのちっぽけな人間を感じさせるもの、これでもか、と大自然にやられっぱなしの様子などは共鳴できるものがたくさん。それにしてもどんなスポーツにもほんとに変態的にそれに夢中になっている人、変わったことをやろうとするチャレンジャーは多く、世界中に上には上がいるものだ、とおかしくなってしまう。
ずっとあっていなかった大好きな友人ケニア君と待ち合わせをして途中まで試写会で映画を楽しんでから、今度はパタゴニアオーシャンストアへ。歩いてもたいした距離ではなさそうなので歩いていったのだが、途中すぐ近くまで行った(はず野)ところで迷子になってしまい、出てきたところは青山学院大学の前、何でこんなところに来ちゃうのだろうと自分の方向音痴ぶりにあきれたが、雨も降ってきて足は疲れるし、参った。
まずはラジオ番組をやっているハッシーさんとお話、いろんなことで意気投合し、とても楽しいインタビューをさせていただいた。スピーカーシリーズの時間が近づいてくるとだんだん顔見知り、懐かしい友人たちがお店に現れてきた。眠気覚ましにコンビにまでレッドブルを買いに行き、いざスタート。
私はこういう場で上がることは一切ないのだが、眠くなってしまうことは多い、だからレッドブルや眠眠打破を使うのだ。からだにはわるいだろうけど。

東京の話もフリースタイルで最初にある程度簡単に写真を見せてから誰の話が聞きたいかのリクエストをもらって話した。やってるスポーツなどによっても利きたい人の話はみんな違うと思うけれど、それでも実はいってることややってることのベースはみんな一緒のような気がする。
(右、昔のスノーボードの友人あり平クンファミリー、いいお父さんしていたなあ、そして息子さんあり平クンと瓜二つ!)

マスターたちの共通点は
1 オープンな心を持ち偏見や先入観を持たない。誰に対しても同じ謙虚な態度を持つ
2どんな状況でもやってることを誰よりも楽しんでいる。
3 タフな状況でもユーモアがあリ、難しいことを簡単そうに見せる。

今日も名古屋のイベントでも反省は多々、でも自分の先輩たちのすばらしさは伝えられたような気がする。
雨だしお盆前の忙しいときにきてくださったみなさん本当にありがとう。

昨日から台風の影響で波があるので私もそわそわ、パタゴニアスタッフの森けんや近ちゃんも着てくれていたけど終わったとたんに消え去っていたのは明日早起きして波乗りしようと思っているに違いない。せっかくきてくれて(それも完全に飲む気で自転車で来ていた)3人の山の友人、ヒガイさん、ケニア君、田口君。彼らと語り合うのは私の最高の幸せだが、今日は、本当に申し訳ないけど、と断って早々電車に乗って帰ってきた。何しろ今日は波が最高だったのに乗れなかったのだ、明日がそのぶんまで乗りたいなあ。



2011-08-03

8月2日 スピーカーシリーズin 名古屋

朝5時起床でふーみんのご主人、司君に車に乗せてもらい、近くのシークレットスポットへ。まさか名古屋で波に乗れるとは思っても見なかったので車の中でもちょっと興奮気味。波がよくなくても大きくなくてもやっぱり新しい場所で乗らせてもらったり、それがめったに立たない場所だとしたらなおさらありがたみがある。
ついてみるとかなりオンショアが強く、ばたばたはしているが波は立っているのでとりあえず出艇、仲間内3人だけでそこそこ楽しい朝一セッションだった。司君はその後仕事、おいしい朝ごはんをごちそうになったあと、私はのんびり今夜の準備をし、ほかの家族はのんびり昼寝。なんだかとってもリラックスできた。(みんなそれぞれのペースで朝ヨガ)

途中昔からお世話になっているウインドサーフィンショップエアボーンに挨拶し、パタゴニア名古屋店へ。ホテルにチェックインし、さらにスピーカーシリーズの準備。
今回は自分が影響を受けた先輩方の言葉やエピソードを中心に話す内容。タイトルは「Words of wisdom」(名古屋周辺の海の仲間たち、きてくれてありがとう!)

先輩たちのすごい経験や話をしていたらほんとに1週間かかっても終わりそうにないけれど、ある程度さっさとスライドショーでみんなを紹介し、そのなかでどの人のどんな話が聞きたいかリクエストをもらいその限られた人たちについて話すシステムにしてみた。結構いろんなバラエティーにあふれた人たちの話ができたと思う。タイムリーにもうそろそろ終わろうかなというときに、ジェレミージョーンズの話を聞き他といってくださった方がいたのでジェレミーのことを話し、その後、彼が送ってくれた手紙を読んだ。この手紙というのは彼が日本に一ヶ月滞在し、白馬で撮影をしていたときにアテンドしてくれたガイド石川哲也さんほか3名について。彼らがいかにすばらしかったか、そして白馬のあふれるようなエネルギーとポジティブなバイブレーションについて書いたもの、3月11日の震災のときにたまたま山にいた3人がなだれにあってなくなってしまったことに対するお悔やみの気持ちをこめたものでもあった。たまたま石川さんの奥さん右木子さんも会場にいらしたので彼女にジェレミーの気持ちが伝われば、と思って大慌てで直前に訳しておいたものだったので稚拙な文章ではあったかもしれないけれど、彼女や白馬の山で滑っている彼らの仲間たちに伝えることができたのはうれしかった。(サイドカーのみなさん、ほか山関係のみなさんも、ほんとにありがとう)
話をし終わってみんなで記念撮影をしたあとに名古屋のスノーボードショップ、サイドカーのオーナー新実さんが右木子さんを紹介してくれた。彼女がこっちを見ながら肩を震わせているのを見て、そして彼女が最愛の人を突然失い、どんなにさびしく、悲しい思いをしているのだろうと考えたら思わず初対面なのに抱きしめてしまった。涙が押さえきれずにあふれてき手何も言葉が出せなかったけれど、たぶん初対面でも言葉がなくても気持ちは通じたと思うし、彼女の気持ちも肩を抱いた腕から伝わってきた。彼女を支えるすばらしい仲間が一緒にトマト農園も手伝ったりしているようだし、彼女が石川さんたちの情熱に惹かれ、映像を撮りためたLANDMADEというビデオも彼らのスピリットをずっとこれからもしっかりと伝えていってくれることだろう。
日本のジェレミージョーンズと呼ばれていた石川さん、生前お会いできなかったのが残念だ。奥様を会場に連れてきてくださった方々に感謝。そしてこの出会いがこれからのお付き合いにつながりますように。
(パタゴニア名古屋レディース)
スピーカーシリーズが終わった後、外でしばらく友人たちと立ち話、その後ストアスタッフと打ち上げ。レディースがかなり多く元気いっぱいの名古屋ストア。バハにも一緒に行った作ちゃんもいるし、みんなで盛り上がった。名古屋にはずっときたかったので、ほんとにうれしい。さて明日は東京渋谷での開催だ。がんばらなくちゃ。

2011-08-02

8月1日 Surf rising そして名古屋へ

明日の名古屋でのスピーカーシリーズイベントのために名古屋へ出発する予定で朝スタンドアップパドル。今日はじめてトライするミュージシャンのぶんちゃんも参加。最初のうちは声をかけても返事ができないくらい必死にやっていたけど最後のほうは結構余裕も出てきて景色を楽しんでいたようだ。たくさんの人がスタンドアップのすばらしさを知ってくれるとうれしいな。

お昼に電車に乗るつもりで海を見てみたらなんと台風の影響らしい波が上がりつつあった。湾の沖で何人かが方くらいの波に乗って楽しんでいるのを見てどうしても乗りたくなり、あわてて家に戻ってもう一度海に出た。

出ていたのは坂ノ下のハイサーフの石川さんや作ちゃん、バハを一緒に旅した仲間でもある。楽しいサイズをほんの数人で楽しめた。1時間だけと決めて出たけど、帰ってきてみたらぎりぎりの時間だった。大急ぎで電車に乗り名古屋へ。

名古屋では昔からのウインドの仲間ふーみんのお宅へ。御前崎から来てヨガのワークショップを朝やっていた下平も来ていて昔懐かしい3人でおしゃべりがとまらない。ふーみんの子供二人ものびのびとした子供らしい元気な子供たちでみんなでふーみんが用意してくれていた。手巻き寿司を夢中になって食べ、それからふーみんが細かい隅々まできめ細かくデザインした素敵な手作りのおうちを見せてもらった。すごい!っとおもうところはたくさんあったけれど、私が一番気に入ったのは半3階まで続く登り棒、私だってできる、とがんばったら見ているみんなが棒が折れる折れるとしんぱいしていたけど、打ちにも登り棒があったのでなんだかうれしかった。

一家団欒のリラックスした時間、私にもっとも必要なことだったかも、続き家の居心地のいい家でゆっくり眠ることができた。

明日は普段波のないこちらでも波が上がる予報らしい、朝海チェックに連れて行ってくれるらしい。








2011-08-01

7月31日 新月に打ち響いた心

(今日は湾の外のお気に入りエリアまで散歩、ここまで来ると夏でも水が透き通っている)
日本に帰ってきてまずさいしょにすべてを放り出してキャンプに行ってよかった。何もしなかったあの一日がなかったら今頃私は破裂していただろう。やることがたくさんあるのになんだか睡眠不足で脳が機能していないのか、コンピューターに向かってもぜんぜん進まないで、うたたねばかり。その上たくさんのことが頭の中をぐるぐる回ってる感じで集中できない。このままではだめだー。
お昼はヨガリトリートのお友達が鎌倉に来てくれ、みんなでランチ。いつも思うのだがリトリートやサクラキャンプなどで知り合った仲間は数日一緒に過ごしただけなのに一生の友達になってしまう、遠く離れたところにすんでいても大切なことを相談しあったり、機会があることに集まったりしている。ヨガやウインドが上達することより、その事実のほうが価値があるんじゃないかと思う。そして私もそういうイベントを通して知り合った多くの友人たちに心から感謝している。
体に染みとおるようなおいしいご飯を食べ、尽きない話に後ろ髪引かれながら仕事に戻る。今日中に原稿を書き上げ、写真の整理をしなくてはと思うのに、写真を入れたハードドライブがどこかに迷子になってしまったり、途中でいろんな電話やメールが入ったりでなかなか進まないうちにもう夜由比ガ浜に出来たグリーンルームカフェで、長い間あっていなかったともたけゆきちゃんに再会、彼女はトランスワールドスノーの編集をしていたので当時いろいろお世話になった人、今はUGGに勤めていてグリーンルームとコラボレーションしてライブなどをやっているらしい。それにしても海ですばらしいアーチストがライブするみたいで鎌倉の夏って盛り上がってるのだなあ、とびっくりさせられる毎日だ、考えてみたらもうきっと10年くらい真夏には帰っていなかったのだ。
グリーンルームのかまやちさんにも紹介していただいた。あんなにすばらしいそして巨大なイベントをやり、オアフにも素敵なギャラリーまでオープンさせたやり手なのに、あの物腰の柔らかさや空気にスーと溶けていくような自然な感じは一瞬しかお会いしてないけどその分野のマスターだな、と感じさせた。あまりに家から近いところにあるので、ちょくちょく行くことになりそう。

そして念願のラビラビライブ@梵蔵「打ち響く夜」と題して縄文トランス VS 古式蕎麦打ち Session
7時からスタートで太陽のように丸くて輝いているボーカルの女性の笑顔から迫力に満ちたきれいな歌声、そして二人のパーカッションがそれをさらに盛り上げていく、体の奥底から響いてくるようなリズムに擦り切れそうだった私の心が敏感に反応。実はやることがありすぎるから途中で帰ろうかなとも思っていたくらいだけど、空っぽになりそうだった体にまた少しずつ命の水がじわじわと染み出てきたような感じがあった。結局最後まで楽しませてもらい、彼女たちの原発や震災に対する思いに200%共感し、(というより自分が思っていることがそのまま彼女の口から出てきているような不思議な感覚、(同じ思いを共有でいているという心地よい気持ちはここ最近何回か経験しているけどまさにそれ)自分がこれからどうありたいか、考えていることに対して背中をちょっと押してもらえたようなそんなイベントだった。ラビラビは年間100本以上のライブをやっているというので、ぜひぜひどこかでまた彼らのライブが見れることを願っている。
家に戻ってからマウイのヒロさんのブログを読んだ、あまりにぐっときて涙が止まらなくなった。私が日本に帰ってくるのを入れ違いにマウイの受け入れできた被災地からの人の話。マウイのみんなは被災地から来た人、特にサーファーたちとは本当に親しく付き合っていて、もうすでにみんな昔からの仲間のよう。こんなきっかけなのはさびしいが採ってもすばらしい仲間が増えた。
ヒロさンもぐっときたから書いたののだろうと思うのだけれどこう書いてあった。
「ダイスケ君は私のおちゃらけブログに書くのは失礼なくらい壮絶な体験をしていて今日酒を酌み交わしながら聞いたリアルな話は僕の心の中にこれからもずっと 残ると思う。彼はここにきて(ハワイ)いろんなものが少しずつ吐き出せるようになってきて気持ち的にもだんだん楽になってきているという。ダイスケ君が 言った「僕たちは弱者だけど敗者じゃないので憐みの目で見ないでほしい」という一言だけはみんなに伝えておきたいと思う。」

哀れみどころか私は彼らの強さと勇気と極限状態のなかでのやさしさにこの数ヶ月ふれ続け、自分を哀れみそうになる思いだ。今まで出来ることもやろうとせず、いやだなと思う気持ちはあっても変えようとしなかったり、無関心だったりしていたことを本当に声を出してあやまりたい気持ちにさせられること(誰に対してというわけではないけどあえて言えば自然の摂理に対してとでもいえばいいのかな)が何度あったことか。
でも今はわかる、無関心は良くない、かといってただ、いやだいやだ、もよくない。被災者の人だけじゃなく、私たちだってある意味弱者かもしれない、たいした力もお金も権力もない、何か行動を起こそうたって何も変わらない気がする、でもそういう弱者が集まって強い気持ちを持つことで何かが動いたり力になったりすることが今回の震災後、良くわかった。なんとなくわかったのではなく、くっきりはっきり感じ理解できたから出来ることはしようと思う。それは自分に対しても、そして親しい友人たちに対しても、それからすべてつながっているすべての物事に関してできる限り無関心にならずできることはする、そして出来ることを考えることを怠らないようにしようと思う。

そんなことと梵蔵でのラビラビライブが打ち響きあった新月の夜。
新月の夜厚い雲と雨に星空は隠されていたけれど、自分の心のなかの不純物は外に出て行こうとしていた気がする。まだまだ不純物だらけだけど。

2011-07-30

7月30日 40年2組の学級会

朝海に出たら途中大雨になってしまった。それでもなぜかほんの少し波があったので由比ガ浜のほうでちょっと遊んでみたりしてしばらく漕いだ。マウイではこんなコンディションで絶対乗らないけど鎌倉だというだけでなんかうれしくて毎日乗る気になる。
人は周りの環境に適応するのが早いなあ。

さてお昼前から続々とてつもなく懐かしい顔が集まった。なんと小学校2年生のときの同級生。このクラスは綿治たち一人ひとりにとって人生で忘れることはない特別なクラス、というのは先生が世界に独りしかいないくらいのすばらしい先生だったのだ。みんなでいろんなことを相談し、私が彼らの話し合って決めた内容やメッセージ、そして集めたお金などを持って先生に会いに行くことになった。集まればもうみんな小学校に戻ってしまい当時の呼び方で話すし、ほんとに気楽。いい先生はいいクラスメートや思い出を私たちに送ってくれたんだな、と思う、それだけではなく、私達はみんなそれぞれ大きな影響を武田先生からもらっているけれど。

また今度仙台に行くときに武田先生にお会いし、みんなの熱い思いを届けるのが楽しみだ。

7月29日 ミツバチの羽音と地球の回転


朝、スタンドアップを試したくて、ずっとうずうずしていた一平君を連れて海上散歩。初めての人は大体ボチャンボチャンひっくり返って大変な思いを する。普段あんなひどい落ち方や転び方することなど大人になってから余りないので、かなり謙虚にさせられる経験になる。一平君はいろいろ調べてイメトレも ずいぶんしていたようで、かなり出来そうなイメージを彼自身が持っていた。でも出てみたらけちょんけちょんにやられるんだろうなあと半分かわいそうに思い ながらも半分は面白がっていたのだが、結構小さめの板であったにもかかわらずスーッと立ち上がって緊張しながらもこぎ始めてしまった。あれ?なんか調子は ずれ。結局ちょっと漕いでるうちになれてきて材木座から稲村まで漕いでしまい、その上浅くなってちょっと波が割れていた稲村で波乗りにもトライ。なんでも 器用にできてしまう人もたまにはいるけど、私みたいになんでも苦労して時間かけないと出来ない人間にはちょっと悔しい。
とても楽しそうに、普段見れない景色を楽しみながら漕いでくれてこっちも楽しさ倍増だった。自分の好きなものをほかの人も楽しんでくれ、ストークをシェアできることはいつだってうれしい。午後は前から見たいと思っていた映画を見に行った。それもこれがとっても素敵な小さなカフェのような映画館Cinama Amigoで の上映。今までいそがしくて行ったことはなかったのだけれど、いい映画が頻繁に上映されているのは知っていて、興味はあったのだが、本当にいい感じ、小さ な部屋で居心地のいい椅子(よすぎて眠くなってしまいそうだが)それにドリンクがついてゆっくり映画を楽しむ感じ。これからは出来るだけ通いたい!と思え るとっても素敵な映画館&カフェだった。
みたのはミツバチの羽音と地球の回転、 原発が建てられようとしていて山口県の端っこの場所にすむ住民たちの27年間にわたる反対運動を中心に自然エネルギーについてなどの取材も入っているド キュメンタリー映画、でも何より一番強烈に印象に残っている山口の祝島に住む人たち、元気で明るいおばあちゃんたち、タフで真っ正直な漁師さんや地元に 戻ってきてがんばろうとする若者などの生活や表情。
この映画を見終わった後、一般的に言われるサクセスとか豊かな生活なんていらないから死ぬまで リアルな人間でいたい、そしてリアルにまじめに生きている人に囲まれて生活したい、と強く思った。この世を去るときに、ああ自分は一生懸命生きたなと満足 感いっぱいで去ることが出来るような人生を送りたい、と。
こんなに大変な思いをさせられている祝島の人たちだけど、かわいそうと言うよりも、そこまで強い信念を持ち、みんなで助け合って、笑いがあふれた毎日を続けようとしているその魅力と生き生きとした様子に、ある種うらやましいという気持ちのほうが強いくらいだった。

専 門家がいろんなところでいろんなことを説明したり、、環境保護の活動家が怒りをこめてメディアに訴えるのをエネルギーがいるし、大変なことだ。そしてそれ でもまだきちんと知ろうとしていない私達は申し訳ないと思うけど、この映画に出てきた実際にその土地に住む人たち、切羽詰った思いを正しいと信じることの ために、そして自分たちの一生懸命生きてきた一生が踏みにじられ生活の基盤を壊されるまいと必死に30年近く必死の思いで反対運動をしてきたその土地の人 々の思いと勇気と行動は、どんな原発反対の理由や運動よりも私の心に訴えて来た。大きなゾウを前にしてありが戦ってるようだが、と映画のなかで一人の住民 が言っていたけれど、本当にそんな気持ちなのだろうと思う。27年間反対し続けて一度も話し合おうと歩み寄ってきたことがなかった政府に対して、そして知 らないうちにどんどん話を進めたり、何が起こっているのか議会の内容を聞かせてもらえなかったりとそんな政府を誰が信用できるのだろうか?
でもこ の映画からは怒りよりも私は真の人間の良心、強さ、勇気を感じさせてもらった。祝島の漁師さんやおばあさんたちのような人は日本のあらゆるところにいて、 それぞれ一生懸命まじめに暮らしているのだと思うと、若い(?)私たちがもっともっと真剣に考え、彼らよりずっと剛健な体を動かしてまじめな生き方につい て考えなくちゃいけないなと申し訳なく思った。
映画が始まったときその映像のラフさやそれほど洗練されていないカメラアングルに。これはみるのが しんどいかな、なんて思ったりもしたが、そんな気持ち途中で吹っ飛んでしまうほどの内容だった。ぜひぜひ少しでも多くの人に見てもらいたいと思う映画だっ たし、この映画を作った監督さんのほかの映画もしっかり見て、彼女の長い間の努力や強い重いにも触れなくてはいけないなあ、と痛感。
今日このシチュエーションでこの映画を見ることができたことに感謝。この気持ちをちゃんと行動につなげたいと思う。

7月28日 まったく違う時間の流れ

なぜキャンプがすきなのか
1 日常のやらなくてはいけないことから開放される。
2 何をしなくてはならないか、ではなく、何を使用かな、でその日の一日を時間やプレッシャーに終われることなくすごせる。
3 普段やりたくてもやれないちょっとくだらない生産性のない行動を楽しむことが出来る。
4 友人たちとえんえんと語り合う時間が出来る
5 シンプルな料理でも劇的においしい、おいしい料理はさらに奇跡的においしい。
6 無視の声や鳥のさえずりに耳を済ませる余裕が出来る7
7 好きなときに好きなだけ眠れる。
8 何時間も何もせずに焚き火だけを眺めてすごせる。
9 キャンプ以外ではぜんぜんおいしいと思えないものでもなくてはならない、でも絶対欠かせないそしてわくわくするマッシュルーム焼き
10 子供のころ大好きだったお家ごっこの延長。
11 貝殻やきれいな石、流木探し、
12 好きなだけ読書
13 いい文章を思いつくだけの心と時間の余裕が生まれる。
14 気が向くままにお散歩
15 寝っころがって見る雲の流れと満天の星空
16 花につんと来る夏草のにおいと針葉樹の香り
17 ギターのバックミュージック
18 寝袋に包まり横になる幸せ
19 背中に当たるごつごつの地面
20 川の水で顔を洗うキーンと冷たい心地よさ。
21 好き勝手なことをやっていてもなんとなくみんなひとつの流れのなかにくみこまれている感覚
22 自分をコールしてくる気持ちのいい場所や空間を探す楽しみ
23 携帯電話やコンピューターから完全に離れる。
24 ひぐらし蝉のサラウンドサウンド
25 髪や服や体中にしみこむ焚き火の煙におい。
26 朝のコーヒー(これ、もう最高!)

残念ながらカメラを持っていくのを忘れ、説得力ある写真は添えられないけど。

2011-07-27

7月25日 再び出発

この一ヶ月は本当にあっという間だった。毎日があわただしく、なんだかちゃんと落ち着いてご飯を食べ名あった成果栄養がしみこまなかったようでちょっとやせてしまった。普段だったら喜ぶところだが、なんだか筋肉ばかり残って恐ろしい体系に、わざわざアイスを食べて脂肪をつけようとして見たりも下が、アイスでさえ余りゆっくり食べた覚えがない。(食べなかったわけでは決してないのだが)

というわけでまたもや日本へ出発。マウイの心強い仲間たちの気持ちも抱えて日本に戻る。どれだけ東北に行ける川からないけれど、東北に行かなくても出来るいろんな活動もしていければといろんな人と連絡しあったりつながったりしているので面白くなりそう。ただし忙しさは変わらずで、ちょっと逃げ出したい気持ちになることも。

カフルイの飛行場から見えるハレアカラを見て、急にマウイを去ることがさびしくなってしまったけれど、戻ってきたときにすべて変わりなく私を迎えてくれると信じて。今は日本に心を向けようと思う。
とんち台風(家族は家をぐちゃぐちゃにしていく私をそう呼ぶ)日本に接近中。明日上陸予定

2011-07-25

7月24日 Naish International Maliko Race

(汗だくのフィニッシュ、弱い風のレースはつらい!)

(レース直前、真ん中にいるのが優勝したタリア)


さあ、マウイで一番人気のあるレースかもしれないナッシュのマリコレース。
朝早めにビーチに行ってすべての用意をしてからのんびりすごす。ここにハワイ中、いや世界中のパドルのトップクラスの選手たちが集まっている。私はパドルスポーツではかなりの新米なので知らない人も多いけれど、みんなすごいからだ、特に女性たちがすごい。リグスは唯一私より小柄で小さい選手。(でもまだ13歳)15ftのサンセットも攻めちゃうとんでもない子で私のアイドルだ。
レース中途中で簡単に追い抜かされたけれどかなり上位に食い込んでいた。小さくても侮っちゃいけない、お父さんもレジェンドサーファーで現役でがんばってるし、おじいさんもまだモロカイチャネルのカヌーレースに参加しているというすごい一家なのだ。(風よ吹いてくれ、と願をかけている私)
レース前の数週間は大忙しだったケリー、Moore water timeというシャトルサービスのおかげで時間も手間のかなり省ける。その上シャトルのドライブでは世界各地のパドラーと楽しくおしゃべりが出来る。
レースはレイダウンパドルがさいしょにスタート、次が私たち12.6ftクラス。その後3分後とに14ft案リミテッドがスタート。私と一緒のスタートにはコナーやゼインシュワイツアーが出ていた。いつもより風もなくホキパに行き着くまでに息が切れてしまったほど。コナーはそのころにははるか先にいって見えないほど、とにかく膝を使ってうまく波に乗せること、そしてフォームに気をつけることを意識して漕いだ。
板が小さい分なかなかグライドせず不利ではあるけれど、小柄な自分はその分有利なのだと言い聞かせて自分を励ましながら行った。途中から遅れてスタートしたアンリミテッドクラスの選手がどんどん抜かしていくようになった、半分くらい行ったところで、タリガがぐんぐん伸びるスピードで沖を通り過ぎるのが見え、そのすぐ後すぐに、デビンがインサイドから私を抜いていった。ほかにもハーバーの入り口近くでベッカに抜かされたし、ハーバーに入ってから2人もまた抜かされた。それも彼女たちは私とリアとにスタートしているというのに。だからクラス別ではかなり楽に優勝できたけれど、全体的に見たらまだまだ私はひよっこで彼女たちと同じレベルでは戦える気がしない。ともも大健闘、今年はいろんな人に声をかけてもらい、早いとみんながほめていたし目標のトップ10にもうちょっとの11位、クラス別では8だったかな?、日ごろの努力が実ってよかったなあと思う。永松君も靭帯が切れてる人とは思えない順位、でもとにかくこれから手術してしっかりリハビリするしかない。もえちゃんも私といつも同じあたりで競っているのでとってもいい練習相手、あたしはどちらかと言うとグライドが得意(言い方を変えればパドルがなっちゃない)、彼女はパドラーなので基本がしっかり出来ていて体力も精神力も強い。
自分よりうまい人を超えるにはその人たちの練習量の倍自分が練習しないといけないというのが私のセオリーだけれど、今年はデビンやタリアの半分も練習していない、それで追いつけるわけがないのだ。日本にいっていたので仕方ないけど来年こそはもうちょっとまじめにれんしゅうしてどこまでやれるかがんばってみたいな。

結局全体の優勝はわれらがデイブカラマ、やはり彼が勝つとみんなうれしい、なぜだろう、やっぱり人徳かな。そして2位がリビオ、3位がスコットトウルードンと風が弱くてもいつも上位にいる面々が上にいた。すごかったのは24インチの細い14フィートに乗ってるジェレミーリグスが全体でも3位、12.6の短い板でも5位にはいってきたコナーバクスター。この辺はデイブよりもすごい快挙といえるかもしれない。レディースはアンドレアが出ていない今回こそデビンを優勝させたいと大勢が思っていたし、本人も普段はメローだけド、今日は勝つ気でがんばるといってたけど残念ながら3位、2位にはマークされていなかったニュージーランドの女の子(彼女も来週のモロカイチャネルレースに出る)そして優勝が18歳の長身美少女タリア。
先週のモロカイで友達になった子供ジョースイーとアレックスもマリコレースに参加。特別敢闘賞をもらった二人はとーっても誇らしげでかわいかった。でも私たち大人でもめげるほどのこのレース二人がフィニッシュしたのはほんとにすばらしいことだと思う。(恵子ちゃんほか応援に来てくださった方々ありがとう)
今回はずっと会いたかったパタゴニアサーフアンバサダーでもアルジェフデンホルムも来ていて大会に出ていた、ボードがなく、ぎりぎりで古いぼろのレイダウンパドルボードを借りて出たのでいろいろトラぶって思い通りにならなかったようだが、彼は事故で右手を失い義手で去年モロカイをパドルでわたった人でもある。サンタクルーズに住み、スノーボーダーのジェレミージョーンズとも親しいようで、今度一度ゆっくりインタビューさせてもらうことになった。彼らの大変さを考えれば私がスタンドアップでしんどいなんていっていられない、たくさんインスピレーションをもらえた。


速めに切り上げて家に戻り、いろいろ用事やパッキングを済ませる。がんばったという実感はアル。かっておごらず負けて腐らず、結果は結果だけど自分にとって大事なものになり過ぎないように気をつけながら今年の私のパドルレースシーズンは一区切りついた感じ。いろんな人にあえてたくさんの笑顔とパワーに触れて、あー楽しかった!

明日からはまた日本だ!

7月23日 時間がない!

明日は今シーズン私にとって最後のレース、でもその心の準備するほど余裕がないくらいやること満載の一日。
風はなんとなく弱くなってきているようでいやな予感。毎日いい感じで強い風が吹いていたのに、マリコ欄のレースはいつも当日になると弱い感じの風になってしまうのはなぜだろう?なんだかウインドサーフィンのコンテストを思い出させるねえ、なんて友達と話していた。

あさって出発だけど明日はほとんど何も出来ないだろうからパッキング開始、こちらも毎回そうだけどこれもしたい、あれもしたいと遊び道具がどんどん入っていって大荷物。結局重量オーバーぎりぎり。
前回日本から帰ってきてからのこの1ヶ月ほんとに落ち着きのない毎日だった。なんかこのまま日本に帰ってもこれが続き、なつがおわってしまいそうでこわいなあ。少ししんこきゅうしてすろーだうんしなくてはいけないかも。

以前マーシャル諸島のサーフトリップに言ったとき余りにいろいろ面白いことがありすぎて夜寝るのも惜しい感じで動き回っていたら、尊敬する大先輩の抱井さんにSlow down babyといやというほどいわれたっけ。
たまには足を止めて、深呼吸、一息ついて周りを見回すことも大事、なのはよくわかってるんだけど。

明日は風がなさそうでちょっといやだけど、自分のできる力はすべて出すことだけは心がけたいと思ってる。
勝手も負けてもいいからとにかく全力を尽くします。東北で海には入れてない海好きの仲間のことを思えばがんばれるというもの。さ、がんばろう!

2011-07-24

7月22日 同じ気持ちで動くすばらしい仲間たち

今日もダウンウインドパドル、なんたって今週末シーズン最後(私にとっては)のレースだから一応練習しないと、でもノース側に波が夏にしてはちょっとあったので実はカイトがしたかった!ここのところぜんぜんカイトができていない。
今日もたくさんの人がダウンウインドしていた、ダブルでやっていた人も大勢、ニュージーランド,オーストラリア,タヒチ,フランス、イスラエル、アジアっぽい人たち,など世界中のパドラーが続々と集まっている。シャトルバスの中ではみんなおしゃべりしまくりで楽しい。
今日のランは後半風が強く楽しかったけれど、最後のハーバー内は強い横風でつらかった。ラダーがないボードなので、泣きたくなるほど大変。かなり流されまくった。
ダウンが終わって用事を済ませてあわてて家に戻り、大急ぎで写真の整理、というのは今日はフォージャパンPray for Japan from Mauiの仲間たちで集まり、今後の方向を相談するミーティング兼持ち寄りパーティーでみんなに見せることになっていたのだ。山の上クラのはるか遠くにあるゆきえちゃんとランディーの家はなんか夢みたいなおうち、特別贅沢とかではないのだが家のつくりはとっても風変わりで、でも楽しい感じ、広々としていてシンプル、オープンエアーの渡り廊下のようなもので部屋がどれもつながっている感じの家。そしてその裏にあるなだらかな斜面のお庭も最高、なんだかそこらのボタニカルガーデンよりずっと素敵だし、ゆっくり見て回れるコーズみたいになってすばらしい。こんなところに住んでいたら(それも海からこれだけ遠いし)私だったらなかなか海まで降りてこないだろうな。庭仕事が本当に楽しそう。
(ここからみえるすばらしいサンセットに感動して、ビジター的行動に出ている三人、左からもえちゃん、じゅん君、だいすけ君)
さて、肝心のミーティングは、実際の被災者である福島のじゅん君と大輔君も参加してくれ、とても有意義なものに。彼らも熱くいろいろ語ってくれた。ややもすると自己満足あるいは勘違い支援になってしまう恐れがあるものなので彼らの意見や現地の人たちの要望をできるだけ直接聞けるような、そして彼らが望んでいるようなことができるようにするにはどうしたらいいか、などみんなで考えた。あれだけおいしいご飯が待ってるというのに多分1時間以上ディスカッションしてたんじゃないかな。一人一人の気持ちが3月のころから薄らいでない。そして今でもできることを一生懸命や朗とみんなが思ってるのをすごく感じたし、何かやるというプランに対しても、自主的に「じゃあ、これは私がやりますとかそれはこの人が得意だからやればいいね』とかどんどん役割分担が進んでいく。
今までやってきたことを振り返ったり、これからどんなことができるといいかなどを話し合い、今までのような形でチョコチョコガレージセールなどをやりながら秋に向けて大きなイベントをやろうと言うことになった。これも私はやりたいけど準備が大変だしやるからにはきちっとやらなくてはならないから、と少し躊躇していた。でもみんなが率先していろんなことをやってくれようとする様子を見て本当に心強く感じたし、これならいいものができる、と思うことができた。(会場を提供してくれたのはこのランディーとゆきえちゃん、ランディーはこのバーカウンターを作ってバーのマスターのようにここに陣取ってみんなの相手をしてくれた)
みんなが同じ気持ちでいて、いっしょにがんばろうとすると、小さな小川が合流して大きな力のある河になる、そんな感じでイベントのアイデアもパワーアップ。
というわけで10月にはマウイで大々的にオークション、アート、ミュージック、日本食イベントをやる予定。そしてオークションはその場にいなくてもオンラインで参加できるようなシステムを何人かが調べてセットしてくれるという。オークションにだすものはそれぞれがあらゆるコネを駆使して集め、会場には今日本がどんな幹事なのか、まだまだいろんな支援が必要であることをわかりやすく見てもらえるようなパネルを作り(これも自主的に作ってくれる人たちがいる)アーチストやプロサーファー、そしてメーカーなどに協力をお願いし、オークション以外にも抽選チケットを安く売り、その場でいろんな景品や商品が当たり抽選会も行う。ライブもはいり、それを今のところはKAIというワイレアのハイエンドな日本食レストランで開催させてもらい、そこの日本食のつまみを楽むこともできると言うイベントだ。

今からしっかりみんなで準備して、たくさんの人にかかわってもらいたいと思うし、多くの人が慶ぶようなオークションにしたいと思う。オークションで集めた寄付金の行き先はまだはっきり決めていないが、直接わたせるところということではみんなの意見が一致。金額にもよるけど、せっかく今回福島の被災したサーファーたちとこれだけ親しくなるきっかけがあったわけなので彼らにも相談に乗ってもらっていい形で彼らのかかわるコミュニティーや町の助けになるようなことにも使ってもらえたら嬉しいなと思う。そういうわけでじゅん君た大輔君には、大いに情報を提供してもらい、いろんな提案を送ってもらうという宿題が課せられた。
私もあさってから日本に戻り、また現地で頑張ってる人たちやボランティアの情報を集め、できることを少しずつでもやっていくぞ、とみんなの意欲に触れたことでさらにモチベーションが高まった。

言いたい放題言っても悪く取らないし、気にしない仲間。誰かが困っていればすぐに連絡が回ってきてみんなで何かしようとする仲間、大好きな海もものすごいネットワークで波情報が飛び交い、でも社交辞令やいやいやながら付き合うような表面的なぶぶんがいっさいない。そして何よりお金はなくても心はリッチで熱いハートをもっている。一人でだったら何もできないけど、みんなが頑張ってくれてるから自分も何かできる、という気持ちにさせてくれる。
とくに今回は私は口だけ出しておいて日本に行ってしまいマウイでの準備や仕事ができない、被災者の方々が来ていても忙しくてほとんど一緒にすごせなかったけど、みんなが昔からの仲間のようにいつも誘い合って一緒にすごしていたり、彼らの気持ちや快適さを気にしたりしていた。その上料理上手ばかり持ち寄りはいつも豪華なラインナップで食べ過ぎてしまう。
ほんとにいい仲間が沢山いるんだなあ、と感慨無量。普段面と向かってはいえないけど、
I am so proud of all of you , my dear friends! いつもほんとうにありがとう。



これでしょ、これ、愛で世界は変わる!

2011-07-22

7月21日 Super fun downwind condition!

昨日は結局仕事がはかどらず海にいけずじまい。今日は絶対行くぞと決めて、出発、途中でいろんな用事を済ませながら1時のシャトルに乗る。ここ1,2週間はケリーのやってるダウンウインド用シャトルは大盛況、今日も満員御礼だった。隣には私のヒーロー、リグス・ナポレオンが座ったのでちょっと興奮。彼は13歳で私よりもずっと小さいのに、サンセットの15フィートの波を攻めるし、モロカイチャネルもソロでフィニッシュした。お父さんはアーロンナポレオン、おじいさんはナッピーナポレオンとハワイアンとしては血統書付き。生まれながらにしてウオーターマンに生まれついている少年だ、ほんとにかわいいけどやることはすごい。(マウイモロ海のレースの写真2枚、上はまあまあ、でももっと先までリーチすべき、右のはいいとこなし、おばあちゃんが箒で落ち葉を掃いてるみたい、これでは早いスピードなんて出るわけない)
今日のパドルでは写真で見てわかった自分の悪い点を意識して漕いでみた。
トレードが25ノットくらい吹いてしょぼしょぼだけどちょっとだけ波もあった。
モロカイのレースに出る人が多いので一日マリコラン2本は当たり前、私も今日は2本やろうと思っていたけどやっぱり2本やると疲れそうなのでやめておいた。今日はマウイモロカイのレースの写真での反省点を意識して漕いでみた。すると肩は疲れるし、撃沈何度もするし大変。でも基本からしっかり身につけないといつまでたっても亀ペースで速くなれない。

やっぱり海に入っただけで気分がすっきり。相変わらず一人でスローペースでみんなどんどん見えなくなってしまうがそれでも楽しいものは楽しい。体もいい感じで疲れが残り、一日が充実する。
夜は今うちに泊まっているパドラー、もえチャンがパスタを作ってくれた。御前崎から来ているナッシュの永松君も来てみんなで夕食。彼はこの間ビッグウエイブで巻かれたとき二十時人体を切ってしまい、日本に帰ったら手術をしなくてはならない。だから今もぐらぐらひざが不安定のはずだけどそれでも毎朝早くにサウスへ行って波乗りをしてから昼間はダウンウインドをしている。彼ほど海に入ってる時間が多い人も少ない、ほんとにすきなんだなと思うから余計に今回の怪我はかわいそう。でも彼のことだからリハビリをしっかりしてさらにパワーアップして復活してくるだろう。それにしても怪我はどんなものでもいやなものだ。

2011-07-20

7月19日 一日中ばたばた

(Jason polakaw at Namotu Fiji)

朝起きて軽く家の掃除。原稿がなかなか進まないまま時間が来てしまい、出発。
1時のカフルイハーバーのシャトルに間に合うようにマリコベイを出発。防水ケースに入ったIpod shuffleで久々にリラックスパドリング。今日は雨が降ったりもして風が安定しなかった。最初はものすごい風でグライドもバンバンし続けていい感じだったが途中で風がなくなり、今度は漕ぎっぱなし。
カフルイハーバーにたどり着くまでに風が吹いたりやんだり何度も変わった。

カフルイハーバーからのシャトルはさすがにナッシュレースを目前にして、その翌週にはパドルレースで最もステイタスの高いモロカイオアフのレースがあるので満員御礼。モロカイのレースで一緒だった女の子も3人いた。

一本パドルしてから町へ出ていろんな用事をして回る。整体を受けていたときにあまりに痛くて思わず先生を足で蹴っ飛ばしてしまった。

帰りには招かざる客人たち(ねずみ)を退治するための毒を探して店をはしご。ご飯はかなり手抜き、最近ゆっくりご飯を食べていないから栄養が体にしみていかずにやせたのかなあ、なんて思ったりして。
でも波なしマウイでこんな生活しているとき、世界の各地ではビッグウエイブをせめているひとたちが!
カラさんat 南の島のアウターリーフ、ジミールイスのカスタムカイト・トウインボードでこの波行きます。男らしすぎ!
そしてジェイソンポラカウは歴史に残るフィジーのビッグウエイブを攻める、ジョーズ並みのサイズ!みんなすごい。こんな先輩たちがまわりに沢山いて、私はいつまでたっても赤ん坊のよちよち歩きから抜け出せない。


あーレースに集中したい。でもやることだらけ。自分が悪いんだけど。

2011-07-19

7月18日 酔い止め薬の副作用

(レッドブルミックスドリンク、ファイトー!一発!のノリ)
昨日の夜は極度の疲労感にバタンキューだったけれど今朝も珍しく寝起きが悪かった。
目が覚めてからも体が変にだるい。
重い体に鞭打って、ワイルクに住むトモのサポートの人のところまでボードを取りに行く。その後ワイルクのTシャツプリントのオフィスやらカフマヌショッピングセンターで用事を済ませ、午後は自宅で仕事。あと一週間で日本に帰るのだが、まったくその準備ができてないうえに今日が締め切りの原稿もある。なのに船酔い止めの薬の影響で頭がボーっとし続けている。
なんとかならないだろうか。(Andrea and Devin, 2 of the fastest women in the world, photo by Andrew Mcgarry)
さて、モロカイで車を貸してくれたクレアは大昔ウインドサーフィンのワールドカップなどで一緒にでていたこともあったイギリス人だが、今はかわいらしい子供3人とモロカイに住んでいる。彼女はモロカイの子供たちのために海のスポーツ全般を楽しめるようなYouth in Motionというビーチクラブ的活動を熱心にしている。彼女の一番下の息子は9歳、今週末のナッシュレースに出る予定。大男でもちょっとびびったりする風とうねりの中での10マイルのレース。すでにこの間予行演習をやったらしい。まだ私の半分くらいの背丈しかない小さな子だけれど、目の輝きは半端なかった。ぜひ頑張って欲しいなあと思う。

今日もマウイ特有の強風が吹き荒れていた、ダウンウインドやりたかったけど、とにかくやらなくてはいけないことが山積みなので今日はまずそっちを片付けなくちゃ。(photos by Andrew Mcgarry)

レース中にアンドリューが撮ってくれた写真を見て唖然。自分では気づいてなかったけれどここまでフォームができてないとは!もっと早く誰かに写真家ビデオを取ってもらえばよかった。以前にデイブカラマに教えてもらったことなどもぜんぜんできてないし、もっともっと大げさにやってもまだ足りないくらいだということがはっきりわかった。(まるでおばあちゃんが漕いでるみたい photo by Andrew McGarry)どうりでいくら頑張っても早い人たちについていけない、基本がまったくできていないのだから。落ち込まざるを得ないような格好で漕いでいる自分の膨大な数の写真、これはすばらしい反省材料、これのおかげで次の課題が山とできそうだ。まだちゃんと見ていないけどしっかり研究してこれからは基本のフォームを位置から学びなおそうと思う。

7月17日 The Friendly Isle, Molokai

昨日の夜はサポートボートを出してくれたマイクの家に泊まらせてもらった。私はまったく知らなかったのだが彼は実は海峡横断のものすごいエキスパート。若いころモロカイクロッシングの6マンカヌーの嗅ぎ取りをやっていて、偉大なるジョージダウニングのコーチの元ステートチャンピオンになっていたほどの人だった。そのうえサーフィンもフィシングもすごい、あのころのサーファーというのはただサーフィンをするだけではなく、泳ぎも船も他のオーシャンスポーツもなんにでも長けていて、かなり無謀tも思えるようなことをバンバンやってのけていたし、やってみようというスピリットにあふれていた。あれだけ疲れていたのに夜遅くまで彼の昔の話、レジェンドたちのむちゃくちゃな冒険や笑い話を沢山聞かせてくれた。本rf彼らについて書いてある本は多くなってきたとはいえ、実際にその場にいた本人たちから聞く話は本当にぞくぞくするほど面白い。彼の話してくれた数々のエピソードは今まで読んできたサーフィンの歴史の本の隅々の空白部分を埋めてくれるようなすばらしいものばかりだった。そして彼の謙虚な様子、いまだに少年のようなきらきらした目をして冒険話を話して聞かせてくれる様子に、自分もああいう老人(失礼?)になりたいなあと心から思った。
朝早く起きてマイクの入れてくれたコーヒーを飲んでからサーフチェック、昨日はかなり波があったので今日は載れるカナと期待していたが、残念ながらサイズダウン、そして風はすでにかなり吹いていた。仕方ないので観光をしようということになったが、私は珍しい貝が拾えるというビーチに行きたくて、アンドリューはそことはまったく反対方向の東側に行って写真を撮りたいという。まあ写真を撮りたいならしょうがないから、と東の外れまで延々とドライブしたが、そのドライブに疲れたのか、ついたとたん彼は昼寝、。結局写真はほとんど撮らず。それだったら貝殻拾いにいけたのになあ、トモ思ったけど私は勝手に海岸線をお散歩。岩場に行くとマウイでは絶対見つけられないような大きさの(マウイではお起きのは全部すぐ見つけてとられてしまうから)オピヒというおいしい貝がたくさんみつかった。その場でジャックナイフで取って刺身にして食べた。(というかただ原始人のように貝から身を引き剥がして食べただけだけど)モロカイ最高。東の端は童話で平和的な村を描くとこうなるんじゃないかというような素敵な場所。、山のおくには大きな滝、湾の真ん中に川が流れ、両側には切り立った山、とっても素敵な場所だ。

その部落の緑深いところにある教会。週末だったのでローカルの人も結構来ていてのんびりしていた。
そしてお昼はマイクといっしょに。街中で開いていたのはここホテルモロカイのレストランだけだった。誰もが誰もを知っているモロカイ島、ショッピングも娯楽も何もないかもしれないけど、。私はこれくらいののんびりペースのほうがマウイよりも好きなくらい。
風は昨日異常に強く、帰りのフェリーのゆれが前日からすでに心配の種、考えるだけで気持ち悪くなりそうだったけど、宵止めを通常の1,5倍の量飲んで腹をくくって船に乗った。ゆれは予想以上だったけれど、酔いはしなかった。よかったー。途中イルカが遊びに来て飛び跳ねてくれたり、ダウンウインドをしているカヌーを3艇見かけたりもした。何よりこのフェリーが走ってているこの荒れ狂った大海原を昨日全工程パドルしたんだと思うと結構感慨深いものがあった。

ラハイナが近づいてきてやっと風も収まってきた。懐かしい見慣れた風景ガ夕方の黄金色の光に写されてきれい。
さあ、のこりは今週末のNAISHレース。頑張って終わらせて、その翌日は日本だ!