2011-07-19

7月17日 The Friendly Isle, Molokai

昨日の夜はサポートボートを出してくれたマイクの家に泊まらせてもらった。私はまったく知らなかったのだが彼は実は海峡横断のものすごいエキスパート。若いころモロカイクロッシングの6マンカヌーの嗅ぎ取りをやっていて、偉大なるジョージダウニングのコーチの元ステートチャンピオンになっていたほどの人だった。そのうえサーフィンもフィシングもすごい、あのころのサーファーというのはただサーフィンをするだけではなく、泳ぎも船も他のオーシャンスポーツもなんにでも長けていて、かなり無謀tも思えるようなことをバンバンやってのけていたし、やってみようというスピリットにあふれていた。あれだけ疲れていたのに夜遅くまで彼の昔の話、レジェンドたちのむちゃくちゃな冒険や笑い話を沢山聞かせてくれた。本rf彼らについて書いてある本は多くなってきたとはいえ、実際にその場にいた本人たちから聞く話は本当にぞくぞくするほど面白い。彼の話してくれた数々のエピソードは今まで読んできたサーフィンの歴史の本の隅々の空白部分を埋めてくれるようなすばらしいものばかりだった。そして彼の謙虚な様子、いまだに少年のようなきらきらした目をして冒険話を話して聞かせてくれる様子に、自分もああいう老人(失礼?)になりたいなあと心から思った。
朝早く起きてマイクの入れてくれたコーヒーを飲んでからサーフチェック、昨日はかなり波があったので今日は載れるカナと期待していたが、残念ながらサイズダウン、そして風はすでにかなり吹いていた。仕方ないので観光をしようということになったが、私は珍しい貝が拾えるというビーチに行きたくて、アンドリューはそことはまったく反対方向の東側に行って写真を撮りたいという。まあ写真を撮りたいならしょうがないから、と東の外れまで延々とドライブしたが、そのドライブに疲れたのか、ついたとたん彼は昼寝、。結局写真はほとんど撮らず。それだったら貝殻拾いにいけたのになあ、トモ思ったけど私は勝手に海岸線をお散歩。岩場に行くとマウイでは絶対見つけられないような大きさの(マウイではお起きのは全部すぐ見つけてとられてしまうから)オピヒというおいしい貝がたくさんみつかった。その場でジャックナイフで取って刺身にして食べた。(というかただ原始人のように貝から身を引き剥がして食べただけだけど)モロカイ最高。東の端は童話で平和的な村を描くとこうなるんじゃないかというような素敵な場所。、山のおくには大きな滝、湾の真ん中に川が流れ、両側には切り立った山、とっても素敵な場所だ。

その部落の緑深いところにある教会。週末だったのでローカルの人も結構来ていてのんびりしていた。
そしてお昼はマイクといっしょに。街中で開いていたのはここホテルモロカイのレストランだけだった。誰もが誰もを知っているモロカイ島、ショッピングも娯楽も何もないかもしれないけど、。私はこれくらいののんびりペースのほうがマウイよりも好きなくらい。
風は昨日異常に強く、帰りのフェリーのゆれが前日からすでに心配の種、考えるだけで気持ち悪くなりそうだったけど、宵止めを通常の1,5倍の量飲んで腹をくくって船に乗った。ゆれは予想以上だったけれど、酔いはしなかった。よかったー。途中イルカが遊びに来て飛び跳ねてくれたり、ダウンウインドをしているカヌーを3艇見かけたりもした。何よりこのフェリーが走ってているこの荒れ狂った大海原を昨日全工程パドルしたんだと思うと結構感慨深いものがあった。

ラハイナが近づいてきてやっと風も収まってきた。懐かしい見慣れた風景ガ夕方の黄金色の光に写されてきれい。
さあ、のこりは今週末のNAISHレース。頑張って終わらせて、その翌日は日本だ!

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