
ついてみるとかなりオンショアが強く、ばたばたはしているが波は立っているのでとりあえず出艇、仲間内3人だけでそこそこ楽しい朝一セッションだった。


途中昔からお世話になっているウインドサーフィンショップエアボーンに挨拶し、パタゴニア名古屋店へ。ホテルにチェックインし、さらにスピーカーシリーズの準備。
今回は自分が影響を受けた先輩方の言葉やエピソードを中心に話す内容。タイトルは「Words of wisdom」

先輩たちのすごい経験や話をしていたらほんとに1週間かかっても終わりそうにないけれど、ある程度さっさとスライドショーでみんなを紹介し、そのなかでどの人のどんな話が聞きたいかリクエストをもらいその限られた人たちについて話すシステムにしてみた。結構いろんなバラエティーにあふれた人たちの話ができたと思う。タイムリーにもうそろそろ終わろうかなというときに、ジェレミージョーンズの話を聞き他といってくださった方がいたのでジェレミーのことを話し、その後、彼が送ってくれた手紙を読んだ。この手紙というのは彼が日本に一ヶ月滞在し、白馬で撮影をしていたときにアテンドしてくれたガイド石川哲也さんほか3名について。彼らがいかにすばらしかったか、そして白馬のあふれるようなエネルギーとポジティブなバイブレーションについて書いたもの、3月11日の震災のときにたまたま山にいた3人がなだれにあってなくなってしまったことに対するお悔やみの気持ちをこめたものでもあった。たまたま石川さんの奥さん右木子さんも会場にいらしたので彼女にジェレミーの気持ちが伝われば、と思って大慌てで直前に訳しておいたものだったので稚拙な文章ではあったかもしれないけれど、彼女や白馬の山で滑っている彼らの仲間たちに伝えることができたのはうれしかった。

話をし終わってみんなで記念撮影をしたあとに名古屋のスノーボードショップ、サイドカーのオーナー新実さんが右木子さんを紹介してくれた。彼女がこっちを見ながら肩を震わせているのを見て、そして彼女が最愛の人を突然失い、どんなにさびしく、悲しい思いをしているのだろうと考えたら思わず初対面なのに抱きしめてしまった。涙が押さえきれずにあふれてき手何も言葉が出せなかったけれど、たぶん初対面でも言葉がなくても気持ちは通じたと思うし、彼女の気持ちも肩を抱いた腕から伝わってきた。彼女を支えるすばらしい仲間が一緒にトマト農園も手伝ったりしているようだし、彼女が石川さんたちの情熱に惹かれ、映像を撮りためたLANDMADEというビデオも彼らのスピリットをずっとこれからもしっかりと伝えていってくれることだろう。
日本のジェレミージョーンズと呼ばれていた石川さん、生前お会いできなかったのが残念だ。奥様を会場に連れてきてくださった方々に感謝。そしてこの出会いがこれからのお付き合いにつながりますように。

スピーカーシリーズが終わった後、外でしばらく友人たちと立ち話、その後ストアスタッフと打ち上げ。レディースがかなり多く元気いっぱいの名古屋ストア。バハにも一緒に行った作ちゃんもいるし、みんなで盛り上がった。名古屋にはずっときたかったので、ほんとにうれしい。さて明日は東京渋谷での開催だ。がんばらなくちゃ。
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