2013-03-31

3月31日 東北への思い 堤防について

日本に帰る前にやっておかなくてはならないことを終わらせようとするのでなんだかここの所ばたばたしている。いい涙ったら迷うことなく海にいっているだろうからある意味コンディションがそれほどいいわけではないことに救われているかも。
震災以来東北にたくさんン友達が増えた、そして以前から友人だった人ともより連絡を取るようになった。友人達がどういう気持ちでいるか、どんな生活をしているか気になるのでできるだけ復興のニュースを見ているが、あまりにひどいニュースが多くて心が痛む、直接害のない私でもここまで憤慨、傷つくのだから等の本人達はどんな思いだろう?
原発事故に未だに振り回され続ける福島の人はもちろん、東北の海岸線すべてを巨大な待望で覆い尽くそうとしている行政側。本気でいっているとは私には思えない、かかる費用も桁違いの額(そんなお金あるならまずはみんなに住宅作ったり実際被災している人たちのリアルな復興に使ってほしい!)だし、まず海のことをよくわかってる人の考えることとは思えない。

5mの堤防でダメなら15mだ、なんてどんな堤防だって今日くらいの波が来たら破壊されてしまうだろう、そして15mの堤防に囲まれていたら波が来るのか来ないのか、海の様子さえ見えない、そんな堤防の中で育った子供達は海と接することも海からいろんなことを学ぶこともなくなり、砂浜だって、海の生態系だって完全に破壊されてしまうだろう。私たちがヤバいヤバいといってるうちに、こういうことだけは動きが速くてどんどんすすんでしまう可能性もあるのでほんとに心配だ。

東北でも住民で堤防つくることに賛成しているという人にあったことがない。なのに知らないうちにいろいろ決まってしまうみたいでみんな困っている。それでなくても忙しいのに、署名運動やら地域の集会などを何度もやってなんとか反対したりやめるよう懇願したりしているのに、対する行政側はかなり一方的。
そんな堤防が目の前にあったら牢獄で暮らす気分、海が見えなくなったらよけい津波が怖い、子供達が反対に海と共存することを学べなくなる、いろんな思いを耳にする。それに東北のリアス式海岸すべて堤防でかためるのにいったいいくらコンクリート代かけるのだろう?まあそこが狙いなんだと思うけど。地元の人たちが頑張って反対している者を無理矢理作らないでほしい、ぜったいに。

気仙沼の外れ、小さな童話に出てくるような美しい入り江の前で産まれ育った三浦さん、お姉さんもお母さんも津波で失い、3月11日以来一心不乱に復興活動を続けている三浦さん、とても穏やかで言葉の少ない三浦さんが一般の人にも知ってもらいたいと新聞記事を書いたことでもどれだけ彼が堤防に反対しているかがよくわかる。

想像してほしい、自分のふるさとの海が、あるいは自分がいつも通っている海が15メートルの堤防に囲まれてしまうことを。

2013-03-29

3月29日 雨まじりの天気

波は小さめではあるけれど風も吹いててカイトはできそう。が、出発も近づいてきて、やることがたくさん、今日はまずこの半年で結構増えてしまった自分の持ち物の整理、部屋の片付け。最近tiny houseのコンセプトが流行っているが、それは無駄遣いをせず、無駄なものを買い込まず、シンプルに生きるための手段でもある。家が大きいとスペースがあるから気がつくとけっこうものがたまっている。

もともと私は小さい家が好き、子供のことお家ごっこが大好きだったし、ミニチュアの家や家具は未だにたまらなく好き。だからキャンピングカーにも夢中になってしまうのかもしれない。お家ごっこの延長みたいなものだ。私の理想は小さな家でシンプルな暮らし、小さな畑のみのなる気がたくさん外にあれば最高。家じゃなくてもトレーラーかモーターホームの小さなのでもいいんだけどな。

雨混じりの天気のおかげでいろいろやらなくてはならないことに手が付けられるのである意味ありがたいかな。

2013-03-28

3月28日 満月

なんだかばたばたと忙しい、部屋にこもって仕事をしていたら、こーんな満月、見ているうちに呼吸が深くなっていく感じがした。

海も月も太陽も風も花も友人も、みんないつも身近にありすぎて忘れがちだけど、人ツィでもなくなったら大変だ、こういう心安らぐ一つ一つのものが身近にあることに感謝。


3月27日 REST DAY FINALLY!

とうとう休息を取った。まだ波もあるし、朝は風がなくサーフィンもできただろう、その後風も吹いたようなのでカイトもできたと思うのだが、少し休まないとまた大事なときにぎっくり腰になったり、ダウンしたりするので、そうなる前に休息。少しは私も大人になったかな?

今日はコンピューターに向かったり、生地を切ったりしながらジミー・ヘンドリックスのニューアルバム「PEOPLE, HELL AND ANGELS」を聞いている。リリースされたことがない曲ばかりが入っていてどれもなかなかいい、当分は海にいく時ノリノリでこれを聞いて行くことになるだろう。ジミー・ヘンドリックスは最も好きなミュージシャンの一人、その彼のまだリリースされてなかった曲がまだあったというのだから嬉しいことだ。

パタゴニアのクリーネストラインというブログの中でイエール大学においてイヴォンシュイナードが行った講演の内容が書かれていた。そこに出ていた文章だけでもいかに彼が実践の人で、難しい言葉を使わずにシンプルにそして具体的な実例でわかりやすく理解させてくれるかがよくわかる。
本当に自然とまっこうから向かい合えば、こうやって勉強させてくれるのだなと実感するし、頭や本で学ぶより絶対身に付くんじゃないかな、と思った。
クライミングもサーフィンも、その他どんなアウトドアのスポーツもとことん追求すると、禅を学ぶのと同じ過程を通り過ぎる気がする。

ブログからの抜粋
「議長 登山家としての人生がビジネスに影響を与えたかどうかという質問です。

イヴォン:ええ、私は禅の哲学の生徒として人生の大半を過ごしてきました。私は登攀について多くのことを学びましたが、それはゴールに集中するのではなく、プロセスに集中するということでした。私が今年の収益がどうなるのかを気にしない理由は、もしプロセスが上手くいってさえいれば、採算は取れるからです。私が唯一気にすることはそれなのです。私が登攀から学んだ大きなレッスンはそれです。そしてまた、時としてリスクに見えることがリスクではない、ということも学びました。」



結果ではなくプロセスを重視する、ほんとにこれは大事なことだと思う、結果のためにプロセスをスキップしたり、ずるしたら結果には何の意味もなくなるから。
そうはいっても禅を学ぶのと一緒で難しい。人間とは弱いものですぐ楽な方にいきたがり、ちょっと褒められたり、認められたりするといい気分になって調子に乗ったりしてしまう。でもだからこそ、大自然の近くにいて、必要なときには自然のパワーにぺちゃんこにされて謙虚にさせられることが必要なんじゃないかな?

年を取ったり、偉くなったりすると社会の中ではぺちゃんこにされる機会があまりなくなる、でもどんなに年を取って賢くなっても偉くなっても大自然にかなうことは絶対にない、だからこそやはり自然と接して常に謙虚であり続けることは大事なんじゃないかな、そう思う。
イヴォンさんの言う通り結果を心配せずプロセスを大事にすることを心がけたいと思う。良ーくわかっているけどなかなか完全に実践するのは難しい。

2013-03-27

3月26日 ガールズサーフセッション

ここ2週間くらい波が良かったのでフル回転で海に入っていた疲れが昨日の夜どっと出た。今朝は起きるのがかなりしんどかった。
早朝波がなければガールフレンド達とホエールウオッチングパドルにいく予定だったが、カナハに風がなく波はまだあったので結局みんなでカナハでサーフィン。

(トレーシー、マウイで女の子のポートレートを撮らせたら彼女に勝る人はいない)
トウバとトレーシーは日本人以外でマウイで最も仲がいい友人達なのに、ここのところ3人一緒には全く会っていなかった。トウバの滞在も終わりに近づき、私も日本にそろそろ出発だという今になって3人で慌てて一緒に過ごす時間を作ろうとしている。

(トウバ、一年の半分くらいはご主人と愛娘と一緒にインドネシアのスンバワに住んでいる)

 (同じ波に乗りながらの撮影)
 キャシーは毎朝必ずいてインサイドリーフのポジションを熟知し、がつがつせずに、でも誰よりもいい波をたくさん取る。
誰の邪魔もせず、こぎ方も上手いし、スタイリッシュでとっても好感の持てる雰囲気がある。なんとオリンピックの水泳の選手だったそうだ、どうりでものすごい筋肉と体力



何人かスタンドアップでかなりアグレッシブに乗ろうとしてトウバやトレーシーの間を無理矢理通り抜けこいでるパドルが彼女達に当たりそうになってるのを見て、すごーく申し訳ない気分にさせられたが、彼女達もそんななかでやってるのがいやになったのか、そのあとすぐ上がるというので私も一緒に上がり、みんなで朝のコーヒータイム。
久々にいろんな話ができて楽しかった。
(ビーチに戻ってきたら岸辺でのんびり休んでいる亀さんに遭遇)私が近づくとめだけ動かして、こっちを見ながら、ほっといてくれ、という風だったので写真だけとって退散した。私だって昼寝中に邪魔されるのはあまり好きではない)

カイトもできそうではあったけれど、あまりに体が疲れているし、他にやらなくてはいけないこともあるので家に戻っタところでヤスベエから電話。今からかなちゃんと美和子ちゃんを連れてきてくれると言う。ありがたいのだが、ヤスベエに渡すはずの宿題ができていない。慌ててやり始めたところでみんなが到着。ヤスベエと試しに作っている水着サンプルを着てもらい意見を聞かせてもらった。とにかくいろんな人に着てもらうことがとっても役に立つ。それに水着フリークの私は生地を見たりさわったりしているだけでも楽しい。
今日は満月、疲れているのにまた寝付きが悪くなりそう。でもこのきれいな満月を、今日は世界中の人たちが見ているんだなと思うと世界中が繋がっているのを感じることができる。

日本に帰る前のこれから1週間もずっと波もありそうで何日かはカイトも良さそうで、その上やること、すませておかなければならないこと、片付けることも山ほどある。着実にひとつひとつおわらせていかなくては。

3月25日 ニュースウエル到来!

(お隣フキパでのアクション、カイカチャドリアン)
朝起きたときはまだカナハには波は入っていなかったがブイを見ると20秒のピリオドのスウエルがすでに小さいとはいえ届いている、カウアイではすでに18セカンド8フィート。これは必ず大きくなる。風もトレードが吹きそうな雰囲気。今日は道具をスイッチしてカイトをやることになりそうだ。

10時まで家で仕事をしてからレインズに向かう。ずっと風がなかったときに風が吹き出し始めるときはちょっとオン気味で安定した弱めのいい風が吹くことが多いので、わたしは実は期待していた。波は朝よりはどんどん上がってきている。セットは十分頭以上あった。すでにスタンバイしていたクルーザーとティムの3人で出て行った。真冬は1時頃まで風があってもウインドサーファーがなかなか出て来ないのだが、今はカタログ撮影のためにプロがたくさんいていて。ヘリコプターなども飛んでいる。だから朝からウインドサーファーもかなり出て来ていた。カイトサーファーは今日はフキパは無理。
うねりは西よりのものだったらしく、波が結構ダンパー気味。

ストラップ付きのボードとなしのボードで迷ったが、波が大きくなるたびにストラップをつけていたらいつまでたっても乗れないだろうと自分を励ましストラップで行くことにした。セットの波はストラップで私が行ける限界じゃないかな。
でもまあ風が弱めだしフェイスがバンピーでなさそうなので練習しようと出て行ったが、思いのほか風が悪い。安定した風だと思ったらかなりオフショアでその上、息をするいやな風。大きな波を越えるだけでも必死なのにそこにガスティーな風がプラスされ、かなり翻弄された末にやっとの思いでアウトに出た。
このままいったん戻ってストラップボードに変えようかとも思ったが、レインズはビーチを出たり入ったりすることがまずストレスなので、結局そのまま継続ライディング。

ストラップレスなのでかなり守りのライディングではあったけれど、まあこのコンディションのなかストラップで出たということでよし、とする。小さなステップではあるけれど少しずつでもプッシュしてストラップレスでも自由自在に乗れるようになりたいな。
セット間隔は長く、ウエストスウエルなのでダンパー気味ではあったけれど久々のカイトで気持ちよかった。とはいえかなり翻弄され、足を使ったので家に戻ったらぐったり、一つ一つの動きにうめき声を上げるほどだった。

友人達が来ていたにもかかわらず途中ソファーで眠りこけてしまった。今日はほんとに疲れた!


2013-03-25

3月24日 嵐の前の静けさ?

風は弱く、曇り空。金曜日の夜から友人宅で犬の世話を頼まれてハイクにいるので朝湿っぽい感じだったり寒かったりするが、私はこの落ち着いた感じが好きだ。ワンコの名前はローズバッド、セレブっぽいオーナーのリサは昔のウインド仲間であり、人気水着ブランドのオーナーでありデザイナー、今年のスポーツイラストレイテッドのスイムスーツ特集号の表紙も飾り、最近出たばかりのサーファーマガジンのビキニ特集号のカバーも飾っている。ローズバッドの犬だけど結構セレブというかいつも誰かが一緒にいないと寂しがり、繊細らしい。寝るときは私の真上にどすんと乗って寝てるので私は寝返りを打つたびに蹴っ飛ばしそうになる。

今日は琵琶湖のダル君がダウンウインドをやりたいというので行くことになった。まだ風はトレードになりきっていないのだが、明日の午後からまたビッグウエイブが来る予定なので波が上がってしまうと危険なのでできない。だから今日が行ける唯一のチャンスなのでちょっとしんどいのを覚悟で出発することにした。

フキパを通り過ぎるときに見るとスタンドアップパドラーが何人かサーフィンしている。今日はダウンウインドって言うよりサーフィンだよなー、体力使いそうだなーなどと思いながらも出てみると、それほどしんどくはなく、結構グライドできた。
残念ながら私がカメラを忘れたので海上での写真がないのが悔やまれる。
ダル君はダウンウインドははじめてだけれどスタンドアップはかなり上手なのだろう、パドルのフォームもきれいだし、4月からは消防士なので体力もばっちり、その上学連でウインドのレースをやっていたそうで、大きなボードでパンピングして波に載せるのと全く同じ感覚だと言って、けっこう最初からグライドができてしまった。

1時間ちょっとダウンウインドしている間にもどんどんどんどんコツを掴んで、風も弱いのにかなりグライドして楽しそうだった。私もこんな日に誘われなければ絶対でなかったが、出ればでたで楽しかったし気持ちいいのでよかったよかった。

夕食はダル君がごちそうしてくれ、ハイテックのジョンが教えてくれたローカルスポットへ。あまりのローカルスポットぶりにちょっと引いたけど、二人でハンバーガープレートを食べ、いろんな話に盛り上がった。
彼は何度も東北にもボランティアにいったらしく、そんな話もとっても興味深かった。海にいく時間がたくさん欲しいなら消防士になるべきだといつも行くお店のオーナーに勧められたらしいけど(私も100%同意、友人達の中でも一番海に入ってるのは消防士達だから)、彼のような元気で正義感の強い若者が消防士だと心強いな。
あと残り数日のマウイ滞在できっとウインドも楽しめることだろう、それもいい波で!
明日の午後からまた大きなうねりがやってくる予報で、今度は風も戻ってきそうなのだ。さ、また気を引き締めて頑張らなくちゃ。

3月23日 March in March to evict Monsanto

 朝起きるとオンショア、実はちょっとほっとしたりする。何しろここ1週間ずっと波が良くてからだが疲れきっていたし、ほかのことがすべておざなりになっていたから。そして今日はお昼からモンサントへの抗議のマーチがあるのだ。波が良くないから心置きなくそっちに行けるではないか!やった!
というわけで朝からサイン作り。デモ行進なんてほとんどやったこともないし、反対反対と叫んだり、敵意丸出しにするのはあまり好きじゃないから、以前はデモとか好きじゃなかった。そんな私だが、震災後首相官邸までにも一人で行ってみたし、鎌倉でもさよなら原発ウオークに何度か参加している。何かせずにはいられない状況を感じるのかもしれない。黙っているとそのままもっと悪い方に進んでいってしまうような。
モンサントの問題は知れば知るほど恐ろしいことで、ここで説明するにはスペースが足りないけれど、(最後に参考になる映画やリンクをつけておきます)私もモンサントを知ったのは5.6年くらい前、そんなに昔ではない。そして、マウイにこっそりヘッドクオーターがあることを知ったのはその数年後。キヘイの入り口あたりにあると聞いてびっくり、そんな大きな会社だけれどかなりこっそりやっていたし、その頃はゲートにサインすらなく、緑の塀で囲まれていて中が全く見えないので昼間はそこに何かがあるなんてわからないのだが、夜なぜかそこにこうこうとあかりが照らされていて、あれなんなんだろう?と不思議に思ったのだ。政治家はかなり買収されているはずだし(政治家でデモに参加した人は多分一人もいなかった、でもきっと今あのデモの規模を見て、慌てていると思う)  

ある程度集まったところでダウティンがご挨拶。敵意を持たずに今日のマーチはラブで行こう、love for the children, love the Aina, love for the future generationsと言った彼の言葉に心から共鳴できた。

その後ハワイアンの司祭がチャントを唱え、その後みんなで手をつないで祈った。
全く知らない人と手をつないでいるのにびりびりっとエネルギーが伝達して行くのがわかる。
どんどん集まってくる人が増えてくる様子は素晴らしかった、それこそ見るからにオーガニックファーマーといった感じの人から年配の人、車いすの人も大勢、ハワイアンとして自分の土地を守るという意識できている人も多かった。ヒッピーっぽい人、家族連れ、何より若者が多かったこと、そしてサーファーの数にびっくり。
私でも顔を良く知っているイアンウオルシュ、ニコロとフランシスコのポルチェラ兄弟、カイバーガー、カイヘンリーをはじめとにかく大勢が来ていた。
ファームエイドをやっているレジェンドミュージシャンウイリーネルソンの息子ルーカルもしっかり参加。
サーファーのユウキちゃん、レオちゃん、トリスタンも発見!

かなちゃん、コージ君、hiroさんとも合流。
この作って持ってきたた看板だが、できるだけ敵意ではなく愛情を込めたサインにしたくて貝殻を使って、出ていけーではなく、子供達の未来への希望と土地への愛情、地球への感謝を思いながら愛情を込めて歩いたつもり、そしてサインもそういう気持ちを混めて作ったつもりだが、歩いていたら何人もの人にそのサイン可愛くて優しくていいわーとか、今日見た中で一番のサインだわ、とか褒められて嬉しかった、派手ではないが心がこもっていたのが伝わったかな?

 マーチをしている間に通る車のほとんどがクラクションを鳴らして応援してくれる、中にはパブリックバスのドライバーのおばちゃんもぶおーぶおーと大きな音をならし、みんなやっぱりモンサント嫌なんだよな、と嬉しくなった。警察官だって見守ってるけどでもを敵意を見せてはいない。ただ安全に歩けるようにしているだけ(でもモンサントのあるキヘイで更新する予定だったのが警察にモンサントがお金を払いそこでマーチができないようにしたという噂もある)

ついこの間もGMOの使われている商品にはそれがわかるようにラベルをつけるという条例設定の提案に対しハワイの上院議員ロザリンベイカーが反対し却下された。安全なら堂々とラベルを貼って売ったっていいだろうに!
それにしてもマウイはこういうことに関心を持つ人が多いから結構集まるとは思っていたけどここまでたくさん来るとは思わなかった。
特にプロサーファー達、顔が知られている若手プロはほとんどいたような気がする。HGA(hawaii gromet association)というマウイブランドはみんなでやってきてこのムーブメントの代表であり、みんなを引っ張っているダスティンバーカのサポートをしていたし、子供連れ、犬を連れた人たちも大勢来ていた。大雨が降る中びちゃびちゃになりながら歩く行列はスタート地点から2キロ先くらいまで繋がっていた気がする。私は真ん中位を歩いていたが先頭も最後尾も全く見えないくらい繋がっていた。そしてみんな笑顔でアロハをふりまいていたのが良かったな。


ダスティン・バーカはサーフィンンップロツアーをまわっていたカウアイ出身のプロ、クオリファイを外れて今年はまわっていないけど、ツアーをまわることよりも今回の活動はずっと多くのサーファーや若者達にインパクトを与えいろんな意味で大きな影響を与えてくれたのではないかと思う。
今回サーファーや若者達が本当に多かったのも彼のおかげもあるような気がするし。ハワイの将来を担う彼らがこういうことを考え行動してくれていることを頼もしく思えた。

それにしてもザーザー降りで寒い中みんな明るい笑顔で熱かったなー。

2013-03-24

3月22日 Still Epic !

昨日よりサイズダウン。カナハは激混みになるだろうと予想し、どこに行こうか考えているところに、タカさんからサーフレポートが入った。ジョーズ用ボードを折ってしまった彼にはこの冬はもうジョーズに入れないが、ケンジさんがジョーズをチェックしたところ、昨晩からはかなりサイズダウンして割れていないらしい、スプレックスは華麗枠かなり小さくセットで4ft.メローな感じだと言う。彼はちょっと考えた末仕事に向かい、私はメローで小さすぎるくらいのスプレックスの方がありがたいのでそっちにいってみることにした。春か沖に見えるブレイクがどれくらいの大きさか観察するが、確かに昔出て怖すぎて楽しくないと思ったときよりはずっと小さい、これならチャンネルもある程度あるし大丈夫かな、と出て行くことにした。
ちょうど仕事前に乗っていたジュニア達、パドルを折ってしまって上がってきたチャックが帰って来たところ、彼らがいなくなるとさらに波がとりやすくなる。コナーバクスターのお姉ちゃん、アシュリーもチャックに言われてやってきたが、私が出るのを見て出る気になったようだった。しばらくしてからアウトに出てきた。
モデルの仕事もしている彼女、とっても健康的な美しさ。ウインドサーフィンもやっているし子供の頃から家族で海ばかりなので都会的なきれいさ張るけど中身はとっても自然児。カリフォルニアにしばらく住んでいたが、マウイに戻ってきてこれからはできるだけ毎日海に入るんだって決めたの!と言っていた。
不動産の仕事をしているマイク。この写真を送ったら大喜びしてくれた。
今日一番はやはりロック、彼はこの冬ものすごく大きな(この冬にしては)うねりの日に40フィート近く(多分20ハワイアン)の波をこの場所で乗り、スタンドアップで乗った波では今まで見た中で一番大きかったと目撃者達が言っていた。ダレルが撮った写真がどこかの雑誌でそのうち載るだろう。
久々に会ったナッシュのミッキーも上手。この二人はいいセットを掴んでチューブ狙い。一番できセットはとてもテイクオフする気になれない私は巻かれないように、そして邪魔にならないように脇に逃げてから写真撮影。
途中SICのマークもやってきた。上手な彼だけど今日乗っていたボードはプロトタイプなのだろうか、この波にはちょっとロッカーがなかったんじゃないだろうか、テイクオフでノーズが引っかかったり波の上でもちょっと手こずっているようだった。

 おっとっと
で、こんなかんじ。
ロックはがんがんチューブ狙い。
今日はめちゃくちゃ上手いメンツ以外にも何人か来ていてかなり巻かれていた。
アシュリーのゴープロショット。

彼女は私の近くにいるワーと言って近くにいるのだが、逃げ足の速い私はセットが来るとさっさと逃げるが、後ろを見るといつもアシュリーがいなくなっていた。かなりヘビーな巻かれ方をしているのも見たし、リーシュも撮れてしまったインサイドまで運んでもらっていたが、それでも切れたわけではなかったのでまた出てきた。私だったら怖くなって上がっていただろうなあ。恐怖心はなかったように見えた。私はほとんど巻かれていない、少しは巻かれてもいいから突っ込まないとと思うのだが、性格はそう簡単には変わらないものだ。
それにしてもグラッシーでいい波だったなあ。2時間も乗ったら十分満足だった。

2013-03-21

3月21日 Epic condition all day!

またもや大きなうねりが入ってきた。その上完全なるノーウインド。
(これは夕方の写真なのでちょっとオフショアがはいているがいい波!)

カナハにはクローズアウトのセットも入ってきているようだったが、きれいな波がたくさん入っているのでとにかく混まないうちに出ようと、夜明けとともに出る。最初の1時間はまあまあ乗れたけれどそのうちピークあたりが混みすぎて昔からここで乗っているサーファーおじさん達を気にせずその周りでがつがつ乗る新入りスタンド
アッパーの人が増えてきてちょっとかわいそうになってきたので脇によけてずれたところで波に乗っていた。でもそれでも十分いい波が来る。朝は沖のセットはクローズアウトしていまいちだし、小さめのパワー不足、結局インサイドがきれいに割れるし壁がピキピきっと立って素晴らしい波だったので良かった気がする。でもついつい気がつくと沖にいってしまっているんだよなあ。こんなに混んでいるときこそカメラを持っていると自分が波に乗ることだけでなく人の写真を撮ることに気持ちがいっていいのだが、忘れてしまったので写真がない。でも最近しらない人でもいい写真をあげることで友達になったり、仲良くなれたりすることが多く、そういう人たちも自分のサーフィンの写真は今まで一枚も持っていなかった、という人が多く、とっても喜んでくれるので撮っていても楽しい。
もう体が疲れきってそろそろ上がらないとと思った頃に少しオンショアが吹いてきたので終了。いったん家に戻ってやるべきだった宿題を慌ててやっているとヤスベエが登場。毎週一回(都合が良い限り)二人でクリエイティブミーティングをしているのだ。彼女はもともと塗ったり作ったりするのが得意。私は昔ハンドペイントの水着やシャツを作ったり貝で小物を作ったりしていたので、そんなことをまたやろうではないか,と言う話になり、絶対やらなくてはならないことではないのでひとりでやろうとするとついついやらなくなってしまうから日を決めて一緒にやればその時間はそのことに集中できるね、ということから始まった。忙しくてもやり始めると楽しいのでできる限り続けたいと思う。今日は途中からかなちゃんも野次馬参加。女性が集まるとこんな私たちでもやっぱり可愛いものやオシャレなものに盛り上がる。

1時間半ほど話していると風がまたなくなってきた。カナハがまたいいに違いないという話になり、3人でまたカナハにいくことになった。
ヤスベエは新しいサーフノードを買ったばかりでもある。
さあセットが来たけど乗れるかな?

出て行く時今注目のサーファーアルビーレイヤーのお母さん、コニーに会った。彼女は今でも毎日のようにショートボードに乗っている。昔はウインドで良く一緒に海に入ったがビッグウエイブでのイケイケぶりは今でも覚えているが、今日はスタンドアップ2回めだといっていたけどあのサイズのカナハを見て、わくわく嬉しそうに出て行くところを見て、彼女も相変わらず変わってないなと、笑ってしまった。あルビーもどこかのインタビューで今の僕があるのは母親がサーフィンにしか連れて行ってくれなかったおかげだ、とかなんとかいっていた気がする。そのアルビーは今日の夕方クリーンなスモールサイズ(10−15ft)のジョーズを6人くらいでリピングしていたそうだ。

最近知り合いになったローカルのお兄さん、カラマボードが調子良さそう。


 いい波たくさん乗ってたかなちゃん、でもセットが来ると自分も乗ってしまうのでなかなか写真が撮れなかった。

ヤスベエのサーフショット撮れた!
終始笑顔は忘れずに。巻かれもしてたけど常にいい位置をキープしていたし、楽しそうに乗っていた。
夕方はオフショアになり、波のクオリティーがめちゃくちゃ良くなった。いいセットは完璧なブレイクをして延々と乗れて、その場にいた人たちはみんな大喜び。特に風がちょとあった試すタンドアップパドラーが少なかったし、テイクオフに苦労していたのでサーファー達は喜んでいただろう。
この人もここに来るまでにすでに200mくらい乗り続けている。いいとこにあててるなあとおもったら、
ここで失敗、この先も延々と波が続いていた。

さすがに今日は乗りすぎた。夕食を食べたあとしばらく椅子に座っていたために体がかちかちに動かなくなっていたくらい筋肉に疲れがあり、何をするにもうめき声が上がってしまうほど、明日体動くかなあ。こういう日はZENのサプリに頼るしかない(というかここ数日毎日飲んでいるけど)