2014-08-08

8月8日 台風スウエル、鎌倉でもゴーインオフ

 昨日は結局お昼を食べたあと高知を出発,翌日も波はあっただろうし,まだまだ興奮の余韻に浸りながら高知に滞在していたかったけれど,次の台風の雨が来ていて,一晩泊まったらその後何日かここにスタックする事になりそうだという事になり,疲れきった体にむち打って車を東に向けて走らせた。(走らせたのは森けんで私は座っていただけだが)
(2年前にベリンダ・バグズの友人ミワちゃんのガイドで乗らせてもらったローカルポイントを覗いてみたらここもこんな素敵な波だった。サーファーも3人だけ)

長野に家族をおいて高知まで戻ってきてしまった浩平くんももう一度家族サービスを再スタートすべく,一緒に車に乗り,東京からまた長野に向かう事になった。ありがたい事にくるときもぎりぎりのところで道路閉鎖が解除になりスムーズに高知入りで来たけど帰りも高知を通り過ぎたらその後四万十川が増量で氾濫したり道路閉鎖などが再開したようだ。行き帰り丸一日,たぶん一日の走行距離の記録をまた塗り替えただろう強行ツアーだったけれど,なんとか帰ってきたし,たぶんもりけんも乗ったビッグウエイブの余韻は当分消えずにいるだろう。頑張って(浩平くんともりけんが)徹夜で運転し,鎌倉に着いたのは6時半頃だった。こっちは波は上がるだろうとは思っていたけど風もオンショアで吹いているだろうと思っていた。少なくとも昨日まではそうだったみたい。南西うねりだからか,平塚などはほとんど波がないように見えた。なのに,鎌倉高校前まで行くと一気に凄い波が割れているのが見えた。
『ウオー,あるジャン,こっちも!その上風も吹いてない!なんで誰も乗ってないの?」
『誰もいないってことはクロースアウトのセット来るのかな?」
大波にふれていたとはいえ実際には乗っていない私は自分が乗れるサイズの波を前に大興奮。反対に厚くギラギラした太陽の下でつけてないくらいの小さなビキニのギャルがビーチを埋めるほどいると私達から聞いていて,『いやあ、いいですねえ、そういうの。だったらちょっとだけ海はいってから長野行こうかな』とおのぼりさん気分で土佐清水にはあり得ないようなチャラチャラのビーチシーンを楽しみにしていた浩平くんは残念そう。
(浩平くんともりけん@江の電由比ケ浜駅、運転おつかれさまでした、ありがとう)
波なら昨日でっかいのをたくさんやってるからこれくらいの波で,混雑しているンじゃ別にどうでも良いって言う感じなのだろう笑。しきりに曇っていて波があるからギャルがいないビーチである事を残念がり、波乗りはパスして長野に向かった。

高知では本当に色々ありがとう,家族のみなさんによろしくね。ポロシャツを着て好青年風になってるけどお風呂屋さんのタオルみたいなの頭に巻いててそれを台無しにしているところが浩平くんらしくて私は好き。この揺るキャラみたいな外見にだまされては行けない,ビッグウエイブになれば猛チャージする大波好きなのだ。

さて,私の性格を知り尽くしている森けんは,波を前にフリークアウとしている私を見ながら,『友子さんまずは少し寝てから出てくださいね,今無理して腰やらないように』とさとして帰って行った。私も同じように思っていたが,疲れはピークに達していたけどとても寝られそうにない。それに波のサイズは残っても風が悪くなる可能性大。良い時にはやっぱり乗っておかないと,と早速またフィンをボードにセットしビーチまであるいた。由比ケ浜はセットで頭オーバーのダンパーなので人は少ない。普段は波があるとサーファーが多すぎてアウトに出るのにも気を使うところだが,今日は巻かれても気にしなくていいのでスープを越えながら出て行った。夏は9時で浜に規制がはいるため(今日みたいな日はどうせ遊泳禁止なので一日中やってても良いではないかとも思うのだが)9時までしか乗れないので一番近いリーフへと向かった。ここは個人的には一番思い入れのある場所、でも他のリーフよりも割れないしかなり大きくないと本来の姿を現さない。
坂の下のインサイドに何人かのサーファーがいたのでいやな顔されないといいなと思いながら怖そうなおじさんンい『おはようございますお邪魔します』と挨拶すると『おう,友子』とウインドの大先輩酒井ユースケさんだった。坂の下のボスみたいな人だ。そしてその沖にいってみたらこれまた皆知り合いだった。サーファーの友人とその友達二人,そしてスタンドアップは二人だけ。でもセットはかなり大きい。沖についたとたん大きなセットの波に木原さんがレイトテイクオフを決めた。やっタート思ってカメラを構えたとたん『ピー』という音がして電池切れ!あーもったいない,凄く良い波なのに!
結局電池がなかったのでこの日の写真はゼロ,でも目にはたくさんの良い波を焼き付けた。
四国のあの波を前にして,鎌倉に戻ってきたらなんだかもう『どんな波でもオーケー,好きなだけ来い!』という気分だったし,板がどんなに小さくても(そこまで小さいいたではないが)どんなに巻かれてもオーケー、カモン!という感じだった。巻かれる事が楽しいくらいに思えた。波の大きさの感覚が変わってしまうほど、四国の波は大きかったのだ。

この写真はその翌日のもの(ライダー作ちゃん?)だけれど、前の日はこれよりも一回り大きな波が来ていた。
9時ギリギリに由比ケ浜に戻ろうと思ってたら間に合わず放送で言われたので仕方なく坂の下に上がり,そこから思いボードを家まで頭に乗っけて運んだ。まあ良くも徹夜明け,その前も海にはいってくたくたな中こんな板持ってあるけるものだと自分でもあきれたが,好きな事でなかったらこんな力は出て来ないだろうな。

家に帰ってやっと昼寝、夕方はありがたい事に風は吹いてくれたのに海には出ずに片付けたり、たまっていたメール仕事をしたり。そして夜は早く寝た。なんと言っても明日も十分波は残るからサーファーの人たちより先に起きて少しでも波に乗りたかった。とにかく明日は3時半起床目標。


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