2013-10-23

10月23日 アロハクラシック前夜祭

all photos by Jimmie Hepp
(カウリ・シーディー)
ここの所ずっと風がなかったのでこの調子だとウインドの大会中もずっと風がなさそうだねと言う噂だったのだが、なんと今朝はちょっとトレードっぽい風が吹き始めるのは早かった。強い風ではないがなんとかウインドが出来る風が吹き、多くの選手がウオームアップしていたに違いない。

(ミスタートウイークエアリアルのリーバイ・サイバー)
アロハクラシックはとても歴史の古い大会で何年か開催されていなかった時期もあるが実は私がマウイに来る前からあった大会、つまり25年くらい前からあったのだ。日本がバブルの頃で日本のスポンサー、サーフエンジニアリングや三菱自動車、テルツオなどがスポンサーになり、当時は秋の大会シーズンにマウイに来ないトップウエイブライダーはいないくらい日本人も多かったと思う、私はまだ高校生で、そんな皆が頑張ってる様子を雑誌で見てはドキドキしていた。

自分が選手だった頃も思い出深い大会で毎年秋には出ていたが、90年くらいだったと思うけど(あまりにも昔で覚えてない)この大会で3位になってその年の年間ランキングが2位に決まったこともあった。ランキングを意識したことなどそれまで全くなかったので人に言われてびっくりしたのを覚えている。

ずいぶん後になってまたアロハクラシックが再開したときはどちらかと言うとローカル大会的な雰囲気もあり、それまで何年もウインドの聖地であるホキパで大会がなかったのでみんなすごく喜んでいた。キッズクラスもあり、当時ウインドを始めたばかりのゼインシュワイツアーが初めてフキパで出て頭くらいの波で巻かれて足をぶつけ泣きながら帰って来たり、コナーが巻かれてロックしたりしていた。(その時の優勝はカイレニー)みんながあまりに可愛くて集合写真を撮った覚えがあるけどあの写真どこに言ったかなあ。初めて波のあるホキパにドキドキしながら出てこてんぱんにやられた後、悔しかったようで皆ホキパに通い続けるようになり、翌年の大会ではものすごい成長ぶりでエアリアルなど、攻めたライディングをしていた。そして今では生命のしようがないくらいワールドクラすのウオーターマンとして知られている。
 (このシークエンスは完璧、知らない間にエアータカは皆がやるトリックになっているのだろうか!?フォームにも無理がなくて素晴らしいなあ)


 


さて前置きが長くなったら明日からアロハクラシックが始まる。ここ数年盛り上がってるアメリカンウエイブツアーの最終戦、そしてPWAの大会もかねているもので、両方の選手が集まり、その上マスターズクラスやキッズクラスもある。
世界最高峰のライディング、そして将来のスーパースター、またマスターズの頑張り、どれもとても楽しみだ。日本からは私が知る限りでは本橋プロ、野口プロ、そしてマスターズにマウイ在住のオガちゃんこと小笠原さんと私の師匠でもある羽隅さんが出る予定。多分レディースではだんとつ優勝候補(去年一昨年と優勝したはず)のなごじゅんも出るはず。みなさんがんばって!
ライブの中継もあるので要チェック!

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