2011-07-30

7月30日 40年2組の学級会

朝海に出たら途中大雨になってしまった。それでもなぜかほんの少し波があったので由比ガ浜のほうでちょっと遊んでみたりしてしばらく漕いだ。マウイではこんなコンディションで絶対乗らないけど鎌倉だというだけでなんかうれしくて毎日乗る気になる。
人は周りの環境に適応するのが早いなあ。

さてお昼前から続々とてつもなく懐かしい顔が集まった。なんと小学校2年生のときの同級生。このクラスは綿治たち一人ひとりにとって人生で忘れることはない特別なクラス、というのは先生が世界に独りしかいないくらいのすばらしい先生だったのだ。みんなでいろんなことを相談し、私が彼らの話し合って決めた内容やメッセージ、そして集めたお金などを持って先生に会いに行くことになった。集まればもうみんな小学校に戻ってしまい当時の呼び方で話すし、ほんとに気楽。いい先生はいいクラスメートや思い出を私たちに送ってくれたんだな、と思う、それだけではなく、私達はみんなそれぞれ大きな影響を武田先生からもらっているけれど。

また今度仙台に行くときに武田先生にお会いし、みんなの熱い思いを届けるのが楽しみだ。

7月29日 ミツバチの羽音と地球の回転


朝、スタンドアップを試したくて、ずっとうずうずしていた一平君を連れて海上散歩。初めての人は大体ボチャンボチャンひっくり返って大変な思いを する。普段あんなひどい落ち方や転び方することなど大人になってから余りないので、かなり謙虚にさせられる経験になる。一平君はいろいろ調べてイメトレも ずいぶんしていたようで、かなり出来そうなイメージを彼自身が持っていた。でも出てみたらけちょんけちょんにやられるんだろうなあと半分かわいそうに思い ながらも半分は面白がっていたのだが、結構小さめの板であったにもかかわらずスーッと立ち上がって緊張しながらもこぎ始めてしまった。あれ?なんか調子は ずれ。結局ちょっと漕いでるうちになれてきて材木座から稲村まで漕いでしまい、その上浅くなってちょっと波が割れていた稲村で波乗りにもトライ。なんでも 器用にできてしまう人もたまにはいるけど、私みたいになんでも苦労して時間かけないと出来ない人間にはちょっと悔しい。
とても楽しそうに、普段見れない景色を楽しみながら漕いでくれてこっちも楽しさ倍増だった。自分の好きなものをほかの人も楽しんでくれ、ストークをシェアできることはいつだってうれしい。午後は前から見たいと思っていた映画を見に行った。それもこれがとっても素敵な小さなカフェのような映画館Cinama Amigoで の上映。今までいそがしくて行ったことはなかったのだけれど、いい映画が頻繁に上映されているのは知っていて、興味はあったのだが、本当にいい感じ、小さ な部屋で居心地のいい椅子(よすぎて眠くなってしまいそうだが)それにドリンクがついてゆっくり映画を楽しむ感じ。これからは出来るだけ通いたい!と思え るとっても素敵な映画館&カフェだった。
みたのはミツバチの羽音と地球の回転、 原発が建てられようとしていて山口県の端っこの場所にすむ住民たちの27年間にわたる反対運動を中心に自然エネルギーについてなどの取材も入っているド キュメンタリー映画、でも何より一番強烈に印象に残っている山口の祝島に住む人たち、元気で明るいおばあちゃんたち、タフで真っ正直な漁師さんや地元に 戻ってきてがんばろうとする若者などの生活や表情。
この映画を見終わった後、一般的に言われるサクセスとか豊かな生活なんていらないから死ぬまで リアルな人間でいたい、そしてリアルにまじめに生きている人に囲まれて生活したい、と強く思った。この世を去るときに、ああ自分は一生懸命生きたなと満足 感いっぱいで去ることが出来るような人生を送りたい、と。
こんなに大変な思いをさせられている祝島の人たちだけど、かわいそうと言うよりも、そこまで強い信念を持ち、みんなで助け合って、笑いがあふれた毎日を続けようとしているその魅力と生き生きとした様子に、ある種うらやましいという気持ちのほうが強いくらいだった。

専 門家がいろんなところでいろんなことを説明したり、、環境保護の活動家が怒りをこめてメディアに訴えるのをエネルギーがいるし、大変なことだ。そしてそれ でもまだきちんと知ろうとしていない私達は申し訳ないと思うけど、この映画に出てきた実際にその土地に住む人たち、切羽詰った思いを正しいと信じることの ために、そして自分たちの一生懸命生きてきた一生が踏みにじられ生活の基盤を壊されるまいと必死に30年近く必死の思いで反対運動をしてきたその土地の人 々の思いと勇気と行動は、どんな原発反対の理由や運動よりも私の心に訴えて来た。大きなゾウを前にしてありが戦ってるようだが、と映画のなかで一人の住民 が言っていたけれど、本当にそんな気持ちなのだろうと思う。27年間反対し続けて一度も話し合おうと歩み寄ってきたことがなかった政府に対して、そして知 らないうちにどんどん話を進めたり、何が起こっているのか議会の内容を聞かせてもらえなかったりとそんな政府を誰が信用できるのだろうか?
でもこ の映画からは怒りよりも私は真の人間の良心、強さ、勇気を感じさせてもらった。祝島の漁師さんやおばあさんたちのような人は日本のあらゆるところにいて、 それぞれ一生懸命まじめに暮らしているのだと思うと、若い(?)私たちがもっともっと真剣に考え、彼らよりずっと剛健な体を動かしてまじめな生き方につい て考えなくちゃいけないなと申し訳なく思った。
映画が始まったときその映像のラフさやそれほど洗練されていないカメラアングルに。これはみるのが しんどいかな、なんて思ったりもしたが、そんな気持ち途中で吹っ飛んでしまうほどの内容だった。ぜひぜひ少しでも多くの人に見てもらいたいと思う映画だっ たし、この映画を作った監督さんのほかの映画もしっかり見て、彼女の長い間の努力や強い重いにも触れなくてはいけないなあ、と痛感。
今日このシチュエーションでこの映画を見ることができたことに感謝。この気持ちをちゃんと行動につなげたいと思う。

7月28日 まったく違う時間の流れ

なぜキャンプがすきなのか
1 日常のやらなくてはいけないことから開放される。
2 何をしなくてはならないか、ではなく、何を使用かな、でその日の一日を時間やプレッシャーに終われることなくすごせる。
3 普段やりたくてもやれないちょっとくだらない生産性のない行動を楽しむことが出来る。
4 友人たちとえんえんと語り合う時間が出来る
5 シンプルな料理でも劇的においしい、おいしい料理はさらに奇跡的においしい。
6 無視の声や鳥のさえずりに耳を済ませる余裕が出来る7
7 好きなときに好きなだけ眠れる。
8 何時間も何もせずに焚き火だけを眺めてすごせる。
9 キャンプ以外ではぜんぜんおいしいと思えないものでもなくてはならない、でも絶対欠かせないそしてわくわくするマッシュルーム焼き
10 子供のころ大好きだったお家ごっこの延長。
11 貝殻やきれいな石、流木探し、
12 好きなだけ読書
13 いい文章を思いつくだけの心と時間の余裕が生まれる。
14 気が向くままにお散歩
15 寝っころがって見る雲の流れと満天の星空
16 花につんと来る夏草のにおいと針葉樹の香り
17 ギターのバックミュージック
18 寝袋に包まり横になる幸せ
19 背中に当たるごつごつの地面
20 川の水で顔を洗うキーンと冷たい心地よさ。
21 好き勝手なことをやっていてもなんとなくみんなひとつの流れのなかにくみこまれている感覚
22 自分をコールしてくる気持ちのいい場所や空間を探す楽しみ
23 携帯電話やコンピューターから完全に離れる。
24 ひぐらし蝉のサラウンドサウンド
25 髪や服や体中にしみこむ焚き火の煙におい。
26 朝のコーヒー(これ、もう最高!)

残念ながらカメラを持っていくのを忘れ、説得力ある写真は添えられないけど。

2011-07-27

7月25日 再び出発

この一ヶ月は本当にあっという間だった。毎日があわただしく、なんだかちゃんと落ち着いてご飯を食べ名あった成果栄養がしみこまなかったようでちょっとやせてしまった。普段だったら喜ぶところだが、なんだか筋肉ばかり残って恐ろしい体系に、わざわざアイスを食べて脂肪をつけようとして見たりも下が、アイスでさえ余りゆっくり食べた覚えがない。(食べなかったわけでは決してないのだが)

というわけでまたもや日本へ出発。マウイの心強い仲間たちの気持ちも抱えて日本に戻る。どれだけ東北に行ける川からないけれど、東北に行かなくても出来るいろんな活動もしていければといろんな人と連絡しあったりつながったりしているので面白くなりそう。ただし忙しさは変わらずで、ちょっと逃げ出したい気持ちになることも。

カフルイの飛行場から見えるハレアカラを見て、急にマウイを去ることがさびしくなってしまったけれど、戻ってきたときにすべて変わりなく私を迎えてくれると信じて。今は日本に心を向けようと思う。
とんち台風(家族は家をぐちゃぐちゃにしていく私をそう呼ぶ)日本に接近中。明日上陸予定

2011-07-25

7月24日 Naish International Maliko Race

(汗だくのフィニッシュ、弱い風のレースはつらい!)

(レース直前、真ん中にいるのが優勝したタリア)


さあ、マウイで一番人気のあるレースかもしれないナッシュのマリコレース。
朝早めにビーチに行ってすべての用意をしてからのんびりすごす。ここにハワイ中、いや世界中のパドルのトップクラスの選手たちが集まっている。私はパドルスポーツではかなりの新米なので知らない人も多いけれど、みんなすごいからだ、特に女性たちがすごい。リグスは唯一私より小柄で小さい選手。(でもまだ13歳)15ftのサンセットも攻めちゃうとんでもない子で私のアイドルだ。
レース中途中で簡単に追い抜かされたけれどかなり上位に食い込んでいた。小さくても侮っちゃいけない、お父さんもレジェンドサーファーで現役でがんばってるし、おじいさんもまだモロカイチャネルのカヌーレースに参加しているというすごい一家なのだ。(風よ吹いてくれ、と願をかけている私)
レース前の数週間は大忙しだったケリー、Moore water timeというシャトルサービスのおかげで時間も手間のかなり省ける。その上シャトルのドライブでは世界各地のパドラーと楽しくおしゃべりが出来る。
レースはレイダウンパドルがさいしょにスタート、次が私たち12.6ftクラス。その後3分後とに14ft案リミテッドがスタート。私と一緒のスタートにはコナーやゼインシュワイツアーが出ていた。いつもより風もなくホキパに行き着くまでに息が切れてしまったほど。コナーはそのころにははるか先にいって見えないほど、とにかく膝を使ってうまく波に乗せること、そしてフォームに気をつけることを意識して漕いだ。
板が小さい分なかなかグライドせず不利ではあるけれど、小柄な自分はその分有利なのだと言い聞かせて自分を励ましながら行った。途中から遅れてスタートしたアンリミテッドクラスの選手がどんどん抜かしていくようになった、半分くらい行ったところで、タリガがぐんぐん伸びるスピードで沖を通り過ぎるのが見え、そのすぐ後すぐに、デビンがインサイドから私を抜いていった。ほかにもハーバーの入り口近くでベッカに抜かされたし、ハーバーに入ってから2人もまた抜かされた。それも彼女たちは私とリアとにスタートしているというのに。だからクラス別ではかなり楽に優勝できたけれど、全体的に見たらまだまだ私はひよっこで彼女たちと同じレベルでは戦える気がしない。ともも大健闘、今年はいろんな人に声をかけてもらい、早いとみんながほめていたし目標のトップ10にもうちょっとの11位、クラス別では8だったかな?、日ごろの努力が実ってよかったなあと思う。永松君も靭帯が切れてる人とは思えない順位、でもとにかくこれから手術してしっかりリハビリするしかない。もえちゃんも私といつも同じあたりで競っているのでとってもいい練習相手、あたしはどちらかと言うとグライドが得意(言い方を変えればパドルがなっちゃない)、彼女はパドラーなので基本がしっかり出来ていて体力も精神力も強い。
自分よりうまい人を超えるにはその人たちの練習量の倍自分が練習しないといけないというのが私のセオリーだけれど、今年はデビンやタリアの半分も練習していない、それで追いつけるわけがないのだ。日本にいっていたので仕方ないけど来年こそはもうちょっとまじめにれんしゅうしてどこまでやれるかがんばってみたいな。

結局全体の優勝はわれらがデイブカラマ、やはり彼が勝つとみんなうれしい、なぜだろう、やっぱり人徳かな。そして2位がリビオ、3位がスコットトウルードンと風が弱くてもいつも上位にいる面々が上にいた。すごかったのは24インチの細い14フィートに乗ってるジェレミーリグスが全体でも3位、12.6の短い板でも5位にはいってきたコナーバクスター。この辺はデイブよりもすごい快挙といえるかもしれない。レディースはアンドレアが出ていない今回こそデビンを優勝させたいと大勢が思っていたし、本人も普段はメローだけド、今日は勝つ気でがんばるといってたけど残念ながら3位、2位にはマークされていなかったニュージーランドの女の子(彼女も来週のモロカイチャネルレースに出る)そして優勝が18歳の長身美少女タリア。
先週のモロカイで友達になった子供ジョースイーとアレックスもマリコレースに参加。特別敢闘賞をもらった二人はとーっても誇らしげでかわいかった。でも私たち大人でもめげるほどのこのレース二人がフィニッシュしたのはほんとにすばらしいことだと思う。(恵子ちゃんほか応援に来てくださった方々ありがとう)
今回はずっと会いたかったパタゴニアサーフアンバサダーでもアルジェフデンホルムも来ていて大会に出ていた、ボードがなく、ぎりぎりで古いぼろのレイダウンパドルボードを借りて出たのでいろいろトラぶって思い通りにならなかったようだが、彼は事故で右手を失い義手で去年モロカイをパドルでわたった人でもある。サンタクルーズに住み、スノーボーダーのジェレミージョーンズとも親しいようで、今度一度ゆっくりインタビューさせてもらうことになった。彼らの大変さを考えれば私がスタンドアップでしんどいなんていっていられない、たくさんインスピレーションをもらえた。


速めに切り上げて家に戻り、いろいろ用事やパッキングを済ませる。がんばったという実感はアル。かっておごらず負けて腐らず、結果は結果だけど自分にとって大事なものになり過ぎないように気をつけながら今年の私のパドルレースシーズンは一区切りついた感じ。いろんな人にあえてたくさんの笑顔とパワーに触れて、あー楽しかった!

明日からはまた日本だ!

7月23日 時間がない!

明日は今シーズン私にとって最後のレース、でもその心の準備するほど余裕がないくらいやること満載の一日。
風はなんとなく弱くなってきているようでいやな予感。毎日いい感じで強い風が吹いていたのに、マリコ欄のレースはいつも当日になると弱い感じの風になってしまうのはなぜだろう?なんだかウインドサーフィンのコンテストを思い出させるねえ、なんて友達と話していた。

あさって出発だけど明日はほとんど何も出来ないだろうからパッキング開始、こちらも毎回そうだけどこれもしたい、あれもしたいと遊び道具がどんどん入っていって大荷物。結局重量オーバーぎりぎり。
前回日本から帰ってきてからのこの1ヶ月ほんとに落ち着きのない毎日だった。なんかこのまま日本に帰ってもこれが続き、なつがおわってしまいそうでこわいなあ。少ししんこきゅうしてすろーだうんしなくてはいけないかも。

以前マーシャル諸島のサーフトリップに言ったとき余りにいろいろ面白いことがありすぎて夜寝るのも惜しい感じで動き回っていたら、尊敬する大先輩の抱井さんにSlow down babyといやというほどいわれたっけ。
たまには足を止めて、深呼吸、一息ついて周りを見回すことも大事、なのはよくわかってるんだけど。

明日は風がなさそうでちょっといやだけど、自分のできる力はすべて出すことだけは心がけたいと思ってる。
勝手も負けてもいいからとにかく全力を尽くします。東北で海には入れてない海好きの仲間のことを思えばがんばれるというもの。さ、がんばろう!

2011-07-24

7月22日 同じ気持ちで動くすばらしい仲間たち

今日もダウンウインドパドル、なんたって今週末シーズン最後(私にとっては)のレースだから一応練習しないと、でもノース側に波が夏にしてはちょっとあったので実はカイトがしたかった!ここのところぜんぜんカイトができていない。
今日もたくさんの人がダウンウインドしていた、ダブルでやっていた人も大勢、ニュージーランド,オーストラリア,タヒチ,フランス、イスラエル、アジアっぽい人たち,など世界中のパドラーが続々と集まっている。シャトルバスの中ではみんなおしゃべりしまくりで楽しい。
今日のランは後半風が強く楽しかったけれど、最後のハーバー内は強い横風でつらかった。ラダーがないボードなので、泣きたくなるほど大変。かなり流されまくった。
ダウンが終わって用事を済ませてあわてて家に戻り、大急ぎで写真の整理、というのは今日はフォージャパンPray for Japan from Mauiの仲間たちで集まり、今後の方向を相談するミーティング兼持ち寄りパーティーでみんなに見せることになっていたのだ。山の上クラのはるか遠くにあるゆきえちゃんとランディーの家はなんか夢みたいなおうち、特別贅沢とかではないのだが家のつくりはとっても風変わりで、でも楽しい感じ、広々としていてシンプル、オープンエアーの渡り廊下のようなもので部屋がどれもつながっている感じの家。そしてその裏にあるなだらかな斜面のお庭も最高、なんだかそこらのボタニカルガーデンよりずっと素敵だし、ゆっくり見て回れるコーズみたいになってすばらしい。こんなところに住んでいたら(それも海からこれだけ遠いし)私だったらなかなか海まで降りてこないだろうな。庭仕事が本当に楽しそう。
(ここからみえるすばらしいサンセットに感動して、ビジター的行動に出ている三人、左からもえちゃん、じゅん君、だいすけ君)
さて、肝心のミーティングは、実際の被災者である福島のじゅん君と大輔君も参加してくれ、とても有意義なものに。彼らも熱くいろいろ語ってくれた。ややもすると自己満足あるいは勘違い支援になってしまう恐れがあるものなので彼らの意見や現地の人たちの要望をできるだけ直接聞けるような、そして彼らが望んでいるようなことができるようにするにはどうしたらいいか、などみんなで考えた。あれだけおいしいご飯が待ってるというのに多分1時間以上ディスカッションしてたんじゃないかな。一人一人の気持ちが3月のころから薄らいでない。そして今でもできることを一生懸命や朗とみんなが思ってるのをすごく感じたし、何かやるというプランに対しても、自主的に「じゃあ、これは私がやりますとかそれはこの人が得意だからやればいいね』とかどんどん役割分担が進んでいく。
今までやってきたことを振り返ったり、これからどんなことができるといいかなどを話し合い、今までのような形でチョコチョコガレージセールなどをやりながら秋に向けて大きなイベントをやろうと言うことになった。これも私はやりたいけど準備が大変だしやるからにはきちっとやらなくてはならないから、と少し躊躇していた。でもみんなが率先していろんなことをやってくれようとする様子を見て本当に心強く感じたし、これならいいものができる、と思うことができた。(会場を提供してくれたのはこのランディーとゆきえちゃん、ランディーはこのバーカウンターを作ってバーのマスターのようにここに陣取ってみんなの相手をしてくれた)
みんなが同じ気持ちでいて、いっしょにがんばろうとすると、小さな小川が合流して大きな力のある河になる、そんな感じでイベントのアイデアもパワーアップ。
というわけで10月にはマウイで大々的にオークション、アート、ミュージック、日本食イベントをやる予定。そしてオークションはその場にいなくてもオンラインで参加できるようなシステムを何人かが調べてセットしてくれるという。オークションにだすものはそれぞれがあらゆるコネを駆使して集め、会場には今日本がどんな幹事なのか、まだまだいろんな支援が必要であることをわかりやすく見てもらえるようなパネルを作り(これも自主的に作ってくれる人たちがいる)アーチストやプロサーファー、そしてメーカーなどに協力をお願いし、オークション以外にも抽選チケットを安く売り、その場でいろんな景品や商品が当たり抽選会も行う。ライブもはいり、それを今のところはKAIというワイレアのハイエンドな日本食レストランで開催させてもらい、そこの日本食のつまみを楽むこともできると言うイベントだ。

今からしっかりみんなで準備して、たくさんの人にかかわってもらいたいと思うし、多くの人が慶ぶようなオークションにしたいと思う。オークションで集めた寄付金の行き先はまだはっきり決めていないが、直接わたせるところということではみんなの意見が一致。金額にもよるけど、せっかく今回福島の被災したサーファーたちとこれだけ親しくなるきっかけがあったわけなので彼らにも相談に乗ってもらっていい形で彼らのかかわるコミュニティーや町の助けになるようなことにも使ってもらえたら嬉しいなと思う。そういうわけでじゅん君た大輔君には、大いに情報を提供してもらい、いろんな提案を送ってもらうという宿題が課せられた。
私もあさってから日本に戻り、また現地で頑張ってる人たちやボランティアの情報を集め、できることを少しずつでもやっていくぞ、とみんなの意欲に触れたことでさらにモチベーションが高まった。

言いたい放題言っても悪く取らないし、気にしない仲間。誰かが困っていればすぐに連絡が回ってきてみんなで何かしようとする仲間、大好きな海もものすごいネットワークで波情報が飛び交い、でも社交辞令やいやいやながら付き合うような表面的なぶぶんがいっさいない。そして何よりお金はなくても心はリッチで熱いハートをもっている。一人でだったら何もできないけど、みんなが頑張ってくれてるから自分も何かできる、という気持ちにさせてくれる。
とくに今回は私は口だけ出しておいて日本に行ってしまいマウイでの準備や仕事ができない、被災者の方々が来ていても忙しくてほとんど一緒にすごせなかったけど、みんなが昔からの仲間のようにいつも誘い合って一緒にすごしていたり、彼らの気持ちや快適さを気にしたりしていた。その上料理上手ばかり持ち寄りはいつも豪華なラインナップで食べ過ぎてしまう。
ほんとにいい仲間が沢山いるんだなあ、と感慨無量。普段面と向かってはいえないけど、
I am so proud of all of you , my dear friends! いつもほんとうにありがとう。



これでしょ、これ、愛で世界は変わる!

2011-07-22

7月21日 Super fun downwind condition!

昨日は結局仕事がはかどらず海にいけずじまい。今日は絶対行くぞと決めて、出発、途中でいろんな用事を済ませながら1時のシャトルに乗る。ここ1,2週間はケリーのやってるダウンウインド用シャトルは大盛況、今日も満員御礼だった。隣には私のヒーロー、リグス・ナポレオンが座ったのでちょっと興奮。彼は13歳で私よりもずっと小さいのに、サンセットの15フィートの波を攻めるし、モロカイチャネルもソロでフィニッシュした。お父さんはアーロンナポレオン、おじいさんはナッピーナポレオンとハワイアンとしては血統書付き。生まれながらにしてウオーターマンに生まれついている少年だ、ほんとにかわいいけどやることはすごい。(マウイモロ海のレースの写真2枚、上はまあまあ、でももっと先までリーチすべき、右のはいいとこなし、おばあちゃんが箒で落ち葉を掃いてるみたい、これでは早いスピードなんて出るわけない)
今日のパドルでは写真で見てわかった自分の悪い点を意識して漕いでみた。
トレードが25ノットくらい吹いてしょぼしょぼだけどちょっとだけ波もあった。
モロカイのレースに出る人が多いので一日マリコラン2本は当たり前、私も今日は2本やろうと思っていたけどやっぱり2本やると疲れそうなのでやめておいた。今日はマウイモロカイのレースの写真での反省点を意識して漕いでみた。すると肩は疲れるし、撃沈何度もするし大変。でも基本からしっかり身につけないといつまでたっても亀ペースで速くなれない。

やっぱり海に入っただけで気分がすっきり。相変わらず一人でスローペースでみんなどんどん見えなくなってしまうがそれでも楽しいものは楽しい。体もいい感じで疲れが残り、一日が充実する。
夜は今うちに泊まっているパドラー、もえチャンがパスタを作ってくれた。御前崎から来ているナッシュの永松君も来てみんなで夕食。彼はこの間ビッグウエイブで巻かれたとき二十時人体を切ってしまい、日本に帰ったら手術をしなくてはならない。だから今もぐらぐらひざが不安定のはずだけどそれでも毎朝早くにサウスへ行って波乗りをしてから昼間はダウンウインドをしている。彼ほど海に入ってる時間が多い人も少ない、ほんとにすきなんだなと思うから余計に今回の怪我はかわいそう。でも彼のことだからリハビリをしっかりしてさらにパワーアップして復活してくるだろう。それにしても怪我はどんなものでもいやなものだ。

2011-07-20

7月19日 一日中ばたばた

(Jason polakaw at Namotu Fiji)

朝起きて軽く家の掃除。原稿がなかなか進まないまま時間が来てしまい、出発。
1時のカフルイハーバーのシャトルに間に合うようにマリコベイを出発。防水ケースに入ったIpod shuffleで久々にリラックスパドリング。今日は雨が降ったりもして風が安定しなかった。最初はものすごい風でグライドもバンバンし続けていい感じだったが途中で風がなくなり、今度は漕ぎっぱなし。
カフルイハーバーにたどり着くまでに風が吹いたりやんだり何度も変わった。

カフルイハーバーからのシャトルはさすがにナッシュレースを目前にして、その翌週にはパドルレースで最もステイタスの高いモロカイオアフのレースがあるので満員御礼。モロカイのレースで一緒だった女の子も3人いた。

一本パドルしてから町へ出ていろんな用事をして回る。整体を受けていたときにあまりに痛くて思わず先生を足で蹴っ飛ばしてしまった。

帰りには招かざる客人たち(ねずみ)を退治するための毒を探して店をはしご。ご飯はかなり手抜き、最近ゆっくりご飯を食べていないから栄養が体にしみていかずにやせたのかなあ、なんて思ったりして。
でも波なしマウイでこんな生活しているとき、世界の各地ではビッグウエイブをせめているひとたちが!
カラさんat 南の島のアウターリーフ、ジミールイスのカスタムカイト・トウインボードでこの波行きます。男らしすぎ!
そしてジェイソンポラカウは歴史に残るフィジーのビッグウエイブを攻める、ジョーズ並みのサイズ!みんなすごい。こんな先輩たちがまわりに沢山いて、私はいつまでたっても赤ん坊のよちよち歩きから抜け出せない。


あーレースに集中したい。でもやることだらけ。自分が悪いんだけど。

2011-07-19

7月18日 酔い止め薬の副作用

(レッドブルミックスドリンク、ファイトー!一発!のノリ)
昨日の夜は極度の疲労感にバタンキューだったけれど今朝も珍しく寝起きが悪かった。
目が覚めてからも体が変にだるい。
重い体に鞭打って、ワイルクに住むトモのサポートの人のところまでボードを取りに行く。その後ワイルクのTシャツプリントのオフィスやらカフマヌショッピングセンターで用事を済ませ、午後は自宅で仕事。あと一週間で日本に帰るのだが、まったくその準備ができてないうえに今日が締め切りの原稿もある。なのに船酔い止めの薬の影響で頭がボーっとし続けている。
なんとかならないだろうか。(Andrea and Devin, 2 of the fastest women in the world, photo by Andrew Mcgarry)
さて、モロカイで車を貸してくれたクレアは大昔ウインドサーフィンのワールドカップなどで一緒にでていたこともあったイギリス人だが、今はかわいらしい子供3人とモロカイに住んでいる。彼女はモロカイの子供たちのために海のスポーツ全般を楽しめるようなYouth in Motionというビーチクラブ的活動を熱心にしている。彼女の一番下の息子は9歳、今週末のナッシュレースに出る予定。大男でもちょっとびびったりする風とうねりの中での10マイルのレース。すでにこの間予行演習をやったらしい。まだ私の半分くらいの背丈しかない小さな子だけれど、目の輝きは半端なかった。ぜひ頑張って欲しいなあと思う。

今日もマウイ特有の強風が吹き荒れていた、ダウンウインドやりたかったけど、とにかくやらなくてはいけないことが山積みなので今日はまずそっちを片付けなくちゃ。(photos by Andrew Mcgarry)

レース中にアンドリューが撮ってくれた写真を見て唖然。自分では気づいてなかったけれどここまでフォームができてないとは!もっと早く誰かに写真家ビデオを取ってもらえばよかった。以前にデイブカラマに教えてもらったことなどもぜんぜんできてないし、もっともっと大げさにやってもまだ足りないくらいだということがはっきりわかった。(まるでおばあちゃんが漕いでるみたい photo by Andrew McGarry)どうりでいくら頑張っても早い人たちについていけない、基本がまったくできていないのだから。落ち込まざるを得ないような格好で漕いでいる自分の膨大な数の写真、これはすばらしい反省材料、これのおかげで次の課題が山とできそうだ。まだちゃんと見ていないけどしっかり研究してこれからは基本のフォームを位置から学びなおそうと思う。

7月17日 The Friendly Isle, Molokai

昨日の夜はサポートボートを出してくれたマイクの家に泊まらせてもらった。私はまったく知らなかったのだが彼は実は海峡横断のものすごいエキスパート。若いころモロカイクロッシングの6マンカヌーの嗅ぎ取りをやっていて、偉大なるジョージダウニングのコーチの元ステートチャンピオンになっていたほどの人だった。そのうえサーフィンもフィシングもすごい、あのころのサーファーというのはただサーフィンをするだけではなく、泳ぎも船も他のオーシャンスポーツもなんにでも長けていて、かなり無謀tも思えるようなことをバンバンやってのけていたし、やってみようというスピリットにあふれていた。あれだけ疲れていたのに夜遅くまで彼の昔の話、レジェンドたちのむちゃくちゃな冒険や笑い話を沢山聞かせてくれた。本rf彼らについて書いてある本は多くなってきたとはいえ、実際にその場にいた本人たちから聞く話は本当にぞくぞくするほど面白い。彼の話してくれた数々のエピソードは今まで読んできたサーフィンの歴史の本の隅々の空白部分を埋めてくれるようなすばらしいものばかりだった。そして彼の謙虚な様子、いまだに少年のようなきらきらした目をして冒険話を話して聞かせてくれる様子に、自分もああいう老人(失礼?)になりたいなあと心から思った。
朝早く起きてマイクの入れてくれたコーヒーを飲んでからサーフチェック、昨日はかなり波があったので今日は載れるカナと期待していたが、残念ながらサイズダウン、そして風はすでにかなり吹いていた。仕方ないので観光をしようということになったが、私は珍しい貝が拾えるというビーチに行きたくて、アンドリューはそことはまったく反対方向の東側に行って写真を撮りたいという。まあ写真を撮りたいならしょうがないから、と東の外れまで延々とドライブしたが、そのドライブに疲れたのか、ついたとたん彼は昼寝、。結局写真はほとんど撮らず。それだったら貝殻拾いにいけたのになあ、トモ思ったけど私は勝手に海岸線をお散歩。岩場に行くとマウイでは絶対見つけられないような大きさの(マウイではお起きのは全部すぐ見つけてとられてしまうから)オピヒというおいしい貝がたくさんみつかった。その場でジャックナイフで取って刺身にして食べた。(というかただ原始人のように貝から身を引き剥がして食べただけだけど)モロカイ最高。東の端は童話で平和的な村を描くとこうなるんじゃないかというような素敵な場所。、山のおくには大きな滝、湾の真ん中に川が流れ、両側には切り立った山、とっても素敵な場所だ。

その部落の緑深いところにある教会。週末だったのでローカルの人も結構来ていてのんびりしていた。
そしてお昼はマイクといっしょに。街中で開いていたのはここホテルモロカイのレストランだけだった。誰もが誰もを知っているモロカイ島、ショッピングも娯楽も何もないかもしれないけど、。私はこれくらいののんびりペースのほうがマウイよりも好きなくらい。
風は昨日異常に強く、帰りのフェリーのゆれが前日からすでに心配の種、考えるだけで気持ち悪くなりそうだったけど、宵止めを通常の1,5倍の量飲んで腹をくくって船に乗った。ゆれは予想以上だったけれど、酔いはしなかった。よかったー。途中イルカが遊びに来て飛び跳ねてくれたり、ダウンウインドをしているカヌーを3艇見かけたりもした。何よりこのフェリーが走ってているこの荒れ狂った大海原を昨日全工程パドルしたんだと思うと結構感慨深いものがあった。

ラハイナが近づいてきてやっと風も収まってきた。懐かしい見慣れた風景ガ夕方の黄金色の光に写されてきれい。
さあ、のこりは今週末のNAISHレース。頑張って終わらせて、その翌日は日本だ!

7月16日 Maui-Molokai Race

今日はマウイからモロカイまでのクロッシングレース。距離にして約43キロ。私にとって最も長距離がマリコランなのでそれの3倍。大丈夫かなあという気持ちもあったけれど長距離パドルレースのなかではこのコースが一番楽しく、やりがいのあるものだとみんなから聞いていたので、出ることに決めた。残念ながら日本から戻ってきてからもすごく忙しくて思うようにトレーニングする時間が取れなかったけれど、まあ、こういうものは精神的な要素が大きいと思うので気持ちだけはへこたれないようにしようと決めた。(photo by Andrew Mcgarry)
サポートボートを出してくれたのはモロカイに住むマイク、。今回前線優勝しグランドチャンピオンになったコナー・バクスターの父親キースの昔からの友人だそうで紹介してくれたのだが、その彼が実はものすごい人だった。ジェリーさんやジョイ・カベルなどの世代の人で昔からハワイで育ち、昔からサーフィン、カヌーフィッシングなど海にかかわるものなんでもやっていた。そのうえモロカイチャネルのクロッシングでは当時のステーチャンピオンチームのステアズマン(舵取り、一番大事な役目)をやっていて、そのチームのコーチはあのジョージ・ダウニングだったという。
このレースの先週同様かなりハードなので参加人数はそう沢山はいなかった、しかしマウイやオアフ、ビッグアイランドの精鋭たちがそろい、2週間後に迫ったモロカイクロッシングのために来たフランスやタヒチ、オースストラリアやニュージーランドからの面子も大勢いた。

みんな去年も最後までバトルを繰り返したコナーとデイブが優勝候補だと見ていたが、今年も最初から最後まで二人の戦いだったようだ。(私は5分もしないうちに彼らのことは見えなくなるくらい引き離された)最後の最後でコナーが勝ったらしい。私は完全に自分との戦いだったけど、あの距離を常にバトルで緊張しながら漕ぐのは大変だろうなあ、と同時に、ものすごく大きなうねりと風が吹いてたので彼らのスキルを持ってすればものすごくグライドが楽しめただろうなあと思った。私はグライドを逃すたびに、「ああ、これをかラマたちは乗りつないでさらに先へと行ってるんだろうなあ」と頭に浮かんだ。私がフィニッシュしたのは4時20分くらい、コナーがフィニッシュしたのは3時間とちょっとだと聞いている、ため息。

どちらにしてもすばらしいコースで私には十分挑戦しがいのある、タフな距離それでいてグライドは最高に楽しく、大海原に一人ぼっち、という気分もしっかり味わえた。(といってもサポート船いたんだけど)

フィニッシュラインぎりぎりのところで左から近づいてきた選手がいた。ここで抜かされるのは悲しいなあとも思ったけど人より何より自分との戦いだと言い聞かせ、疲れてきた腰に変な痛みを感じるようになってきたので注意深く漕いでいった。彼もかなりへとへとそうに見えたけど結局2秒の差で負けてしまった。サポート船からのマイクのアドバイスや励ましは本当に的確でうねりやグライドしやすい波をよく理解していて最高の助っ人だった。(左が一緒に頑張ったトモ、右が船から写真を撮ってくれていたアンドリュー)
フィニッシュした後、回りの選手がみんな祝福してくれた。とくに私をよく知っている友人たちはこれが私には彼らが感じている以上に大きな挑戦(なんせレベルが違うのだ)だということを知っているのでタイムとか関係なく、ほんとにおめでとう、おめでとう、楽しかっただろ?と声をかけてくれた。
大変だったけど本当にやってよかった。海から上がるともう足もバキバキで、思うように動かなかった。
ある程度片付けてパーティー会場へ、レース終了後すぐフェリーに乗ってマウイに戻った選手も多かったので集まった人数は少なかったけれど、それでもモロカイのローカルたちのフレンドリーな笑顔ともてなしのなかみんなでとてもいい時間を過ごせた。
優勝は3つのレースすべてにおいてメンズエリートはコナー、レディースはアンドレア、私は今回はオープンクラスで2位。一位のベッカはマリコレースでもこのレースでもエリートクラスをいれても4位に入っているすばらしい選手なので彼女に続いての2位なら上出来だろう、そして日本から来たもえちゃんも3位に入賞。クラス抜きでレディース全体では6位。まあ実力相応の成績だろう。
トモも全体で13位、エリートクラスで9位と大健闘、メンズエリートクラスは本当に強豪ぞろいなので、よく頑張ったと思う。頑張りすぎ出疲れで気持ち悪くてパーティー中食事がのどを通らないといっていたほどだ、その横で私は大山盛りの食事を平らげてしまっていて、「まだ頑張りが足りないかな』とちょっと恥ずかしくなった。
来年も出るかどうかはわからないけど、腰と相談して(今の段階ではこの距離がぎりぎりできるところだろう)来年もこのすばらしいコースを経験したいと今は思っている。

2011-07-15

7月15日 Maui News

先日ラウニポコパークで開かれたビーチパーティーで福島出身のサーファー3人をインタビューした記事が今日のマウイの新聞に掲載された。のでご紹介。
撮影のカメラマンもサーフィンぜんぜんわからない女性で、みんななんだか緊張気味でヤラセっぽいポーズさせられて苦笑いしながら戸惑ってたけどそれもなかなかかわいらしくできてきた。この新聞はマウイの多くの人が読んでいるので沢山の人が彼らのような被災した人たちの状況を知ったり何かやりたいという気持ちになってくれればありがたいなあ。

みんなだんだんこっちの生活にも慣れてきていろいろ動いているようだ。嬉しいね。さてこちらの写真は今うちに滞在しているトモが撮ってくれたうちの庭。巨木が沢山立っていた家の前は昼でも薄暗かったが、この木が折れて家に当たったら家が破壊されてしまうという心配から大家さんがバンバン木を切り倒している。明るくなって言い感じではあるがあのうっそうとした感じが高いくないわけでもない。ただし、巨木の中に住んでいたらしいねずみ君たちが私の家に非難してきているみたいで夜がさごそ、チューチューと音がする、かなりの家族が非難してるもよう。電気のわなをかけててなんぴきも捕まえたけどそれでもまだいるみたいで困ったものだ。殺すのはこっちも嫌なのでどこか別のところに非難して欲しいなあ。

7月14日 パタゴニアストアイベントのお知らせ

(最も尊敬している人の一人であるジェリーさんの本、「Surf is where you find it」これを翻訳させてもらえたのことでとても大変な仕事だったけド大いに勉強させていただいた。)

今日は体を(特に腰、長距離レース中にぎっくり腰をしては大変なので)を休める日。用事をしたり整体に行ってメインテナンス。
そして締め切り近い原稿も終わらせなくちゃ。
今週末来週末とビッグレースが続くが、それが終わったらすぐにまた日本に帰る予定。そして東北へ行くために、(できれば多くの仲間を募って)いろいろ準備を始めている。
と同時にパタゴニアの各地のストアでスライドショーをやらせていただくことになった。今回の内容は下記の詳細にあるとおり、自分の経験というより自分の尊敬す
る人たち、先輩たちについての話なのでとっても話しやすいと思うし、(なんたって彼らから教わったことは沢山、そしてあまりにもすごい人たちなのでぜひいろんなことを伝えたい)こういう時期でもあるので多くの人といろんなことを感じたり話したりする機会がもてることをとても嬉しいと思っている。なかなかいけない名古屋や北海道でも開催予定なので久々に会える人も多いのではと大いに期待しているし当日初対面でもぜひどんどん気軽に声をかけてください。(尊敬する人たち3人一緒に登場、レアード、ジェレミー、カラマのアラスカセッションでのはなしなどもしようかなと思います)

仙台でも開催するので反対にいろんな人に来ていただいて、どういう形の支援が今必要とされているのか、私たちにもできることは何か、現場の声を聞かせていただきたいと思っている。また以前にジェリーロペス先生の「Surf is where you find it」と買ってくださったのに被災して津波にもっていかれたという方がいたらぜひ事前に、あるいはイベントのときに連絡してください、できる限り、新しいものをお送りしたいと思っています。ジェリーさんのスタンスや言葉は心に響くと思うので。


Words of wisdom
~海や山のマスターたちからの教え~

スピーカー: 岡崎 友子 (パタゴニア・アンバサダー、オーシャンアスリート、ライター)

8月2日(火) 19:30~ 名古屋ストア (要予約:定員50名)
8月3日(水) 19:30~ サーフ東京ストア (要予約:定員60名)
8月8日(月) 19:00~ 仙台ストア (要予約:定員40名)
ちなみに北海道は今のところ札幌北ストア9月7日に予定ですがまだ確定ではありません。

パタゴニア・アンバサダーの岡崎友子が 海や山で、あるいは旅先で印象に残った先輩たちの言葉や行動の数々や、ジェリー・ロペス、レアード・ハミルトン、ジェレミー・ジョーンズ、ドクター・パス コヴィッツ、ジャック・ジョンソンなどをはじめ多くの尊敬する人たちを紹介。それらが彼女にどう影響を与えたかについてスライドを見せながら語ります。ま た、いままでインタビューしてきたなかで記事にできなかった興味深いエピソードなども紹介。それらの言葉を通していま一度私たちに大切なこと、やるべきこ とは何かを一緒に考えます。

プロフィール
鎌倉で生まれ育ち、ウインドサーフィンのプロとして世界を回る。その後スノーボード、カ イト、ススタンドアップと道具がかわってもいい波や風を追いかけ、旅を続けるライフスタイルは変わらない。海や雪山関係の人脈は日本一と言われ、ライター としても活躍。ウインドサーフィンやカイトのキャンプ、ヨガリトリートも主催しているが2011年は東北に心を向けるために休止中。鎌倉とどけ隊などの活 動にも参加している。
お問い合わせ/ご予約 各ストアにて (上記、日程横のストア名をクリックしてください)

2011-07-14

7月13日 無風男トモとダブルマリコラン


今日は水曜日、土曜日はいよいよ43キロのモロカイ島までのレースなので、今日はマリコランを2回やろうということに。マリコランは11マイルなので2回やってもまだモロカイレースの27マイルには足りないのだが、やらないよりはいいだろう。と思っていたのにトモが来たとたんまたもや風が弱くなってしまった。毎回毎回彼が来ると風が弱まるのだが、今回だけは特にこの週末だけはどんなことがあっても風にしっかり吹いてもらって後押ししてくれないとたどり着けないと思うので、吹かなかったらトモに罰金を科すぞ、と脅かしている。そして来年の大会にはこさせなくするぞ、とも。

それでも明日明後日は体を休めたいので今日やるしかない。海に行くときにすぐ後ろにもおちゃんたちの車があって、私たちの車を運転して終点のハーバーに届けてくれるというのでとってもラッキー。11時ごろマリコを出発し、ダウンウインド、でも風がないからなかなか進まない。1ランだけで疲れてしまった。もうこれで終わりでもいいやといいたくなるほどだったけど、たまたまパドルのトップクラスの面々が大勢シャトルを待っていたのでトモも張り切った。私もここでやっておけばある程度の目安がつけられるので嫌々ながらシャトルに乗り込む。
(デイブカラマとジェイミー、パドルレース界ではそれぞれ敵なしの近い二人)
スタートだけは一緒だったけれど早い面々は5分も立たないうちに点となり、すぐ見えなくなってしまった。5分ほど遅れて出てきたカラマは屋のように私を抜かしていったけれど、その時点で私からは見えないほど前を走っていたトモやジュニアにも追いつき、ススーッと追い越し異常な早さだった、とトモが感動、そしてがっくりしていた。
そういうトモも去年よりはかなり早くなっている気がする。去年も追いつけなかったけど今年はパドルの勢いが違う。
私は完全に練習不足だが、まあ今年はぎっくり腰をしなかったというだけでも去年よりはいいし、モロカイへのレースにフィニッシュできればそれで目標は達成、私の場合人との戦いではなく完全に自分との戦いだから。

2ラン目のほうが風はあったけれど後半は完全に疲れていてぐらい度をとるためにパワーパドルができず、よたよた、そのウエ何度もボードから落っこちる始末。まだまだスタミナ不足。明日の、あるいはあさっての筋肉痛が怖い。

7月12日 Beach Party!


朝トモに貸すためのヴァンを飛行場にドロップに行こうとしたら、なんだか調子が悪くブレーキが甘い。仕方がないので自分のヴァンをおいて、ピックアップしてくれたやすべえの車に乗り込む。途中Pray for japanのTシャツ追加オーダー分のシャツをプリントやサンに落とし、ラウニポコパークへ。もうすでに多くの人が集まっていてピクニックテーブルの上はいろんなもちより料理で一杯。そしてBBQもスタートしていた。お年寄りから赤ちゃんまで、アロハイニシアチブのプログラムでいらした福島の人たちだけでなく、彼らが滞在しているホストファミリーたち、そしてボランティアの人たち、そして海やビーチのBBQならおてのもの、といったかんじの海仲間たち。みんな率先して動き回り、セットアップしてくれている。なんかすごい人数!

そして自然な雰囲気でみんな思い思いに食べたいものを食べ、子供たちはボディーボードや浮き袋を持ってタイドプールへ連れ立って向かう。波は残念ながら完全なオンショアでいまいちだったけれど、反対にサーファーたちは波がよかったらBBQとか会話どころではなくなってしまうのでよかったのかもしれない。
マウイニュースの取材で滞在している人たちの中のサーファーたち3人をインタビューするためにキムとカメラマンも来てくれていた。キムはハイテックサーフショップのオーナーでもあり、このあいだもコンテストで集まった寄付金1200ドルを仙台の海の学校に寄付してくれたばかり。今日も3人のハードコアサーファーたちに詳しいインタビューをしてくれた。(おかげで多分3時間近くパーティーを留守にしてしまったが)通訳している私も彼らの淡々とした語りの中で以下に大変な状況を潜り抜けてきたのか、そして今なお、大変で、先のことが見えない状況におかれているかを実感した。何も助けられない非力な自分、労力やお金ではどうにもならない問題を抱えた福島の状況に心か痛んで仕方がない、私なんて住んでいるわけでもなく、者を失ったわけでもない、それでもこんなにつらいのだから当事者たちはどんな思いでいるのか、想像もできない、それでも笑顔を見せてくれ、つかの間でもビーチでのんびりしてくれれば嬉しいのだが、そのくらいのことしか私たちにはできないけれど、でも何もしないよりは自己まんぞくかもしれないけどいいんじゃないか、とおもう。でも誰かが何か福島の人たちに大して私たちでもできることなど提案してくれればぜひかかわりたいと思う。

大勢の人たちが来ていろんな話しをしたかったけれどあっという間に夕方。なんだか最近時間がふっとんでいく。
家に帰ってご飯を作ったらそのままソファーで気絶してしまい、8時過ぎごろもうベッド。
今週末に向けて体調をしっかり完璧にしておかなくちゃ。