2012-11-30

11月28日 Humbled on my birthday

日本時間では昨日,そしてハワイでは今日が毎バースデー。みんなからのお祝いをFacebookやらメールやら電話やら二日間たくさん頂いた。一人一人との出会いとおつきあいがあってこその今の私。だからみんなに心から感謝してる。特にいい友達がたくさんできるように,と友子と名付けてくれ,どんなに私がしょうもない娘でも愛情を注いでくれる親には本当に感謝している。何はなくても周りの人間には本当に恵まれて来たから。

(地球の反対側からはるばるやって来たカボベルデ3人組,エアルトンはこのあと3ヶ月間マウイに一人で残り,練習するらしい,嬉しい!)
さて昨日はコンディションはそれほどでもなかったが自分なりに楽しめた。今日も混まないうちにと7mを張って待っていたが,今日は打って変わってオフショアガスティー,その上弱い。ずっと風が上がるのを待っていたがなかなか上がらないのでいったん片付け,用事をすませてから勇気を出して9mを張った。でも9mなんてレインズで使ったことがないので、すごくナーバスになる。それが良くなかったのか,混雑したビーチの中でなんか気分が乗らないにも関わらず出てみた。ガスティーな風の中やっとの思いでリーフを横切り沖に出ると、なんだかカイトの操作がうまくできない。バーが長過ぎるのと、よく見たらラインが一方だけクロスしている。そんな初歩的な失敗ここ数年したことないのに。
仕方なくいったん戻って来てバーと交換,ラインを直してもう一回出直した。今度は9mが使いにくくて,波を越えようとするたびに板からはなれてしまう。走行しているうちにセットの波にまかれ,今度はリーシュが取れてしまい、とんでもないくらい板とはなれてしまった。取りにいくにもインサイドの風はめちゃくちゃガスティーで今にもカイトが落ちそう。これは大変だなと思っていたら,エアルトンが私のボードをすぐ横まで持って来てくれた。エアルトンが天使に見えた。
リーシュがないのでこのまま乗っていたらまた板をなくしてしまいそうだったから,とりあえず必死で沖までいき、一本波に乗ってビーチに戻って来た。

すべてが裏目に出て,努力すればするほど悪くなっていくときってある。今日はそんな日のような気がした。
結論から言うと9mはわたしには無理。大きすぎて操作ができない,もしかしたら頻繁に普段から乗れば使えるのかもしれないが,今回はどんなに風が弱くても7mでいこうと決めた。そうはっきりわかったことが唯一今日の収穫かな。

とにかくなんだかわからないけどこてんぱんにいろんなことでやられてしまった日だった。でもバッドラックがあるとしたら今日使い切ったからこれから良くなると思えばいいか。余りに何をやってもひどかったので笑うしかなかった。選手の一人がビーチで私の様子を見ていたらしく,『Today is not your day』と声をかけてきた。見てたら自分も出るのをやめる気になったと言われた。それほどあからさまに無様だったみたい。


夕方オータムが自家製ケーキと手作り化粧水などのプレゼントを持ってお祝いに来てくれた。マナちゃんは日に日に大きくなり,表情がはっきりして来た。犬と一緒にしたら失礼かもしれないけど,私にとってマナちゃんとウイリーはPURE LOVEの代名詞。彼女の目を見ているだけで自分まで純粋になってくる気分。ありがとうオータムとマナ。

夜は大会のレジストレーション,とはいえ私はまだ出れる訳ではなく4人のローカルのなかから勝ち上がらないと出られない。かなり厳しいけどまあ,自分ができるだけのことをするしかない,それにどの子もみんなうまいから自分以外の誰が出ることになっても納得できるし,応援したいと思う。

 明るく照らし出す満月の感謝の気持ちを込めて,今日はカーテンを思い切り開けて月あかりを浴びながら寝る。
震災以来いつも何か完全に幸せでない自分があるような気がする,でもそれは多分,自分だけが良くてもこの世界に不幸せなことやり不振なことに悩まされている人たちがいたら完全には幸せになれないということを実感できるようになったからかもしれない。
そういう人たちのことを忘れてはいけない,それでいて,それに引っ張られて落ち込んでもいけない。心のバランスって難しい。
持ち物も,気持ちも生活全般もシンプルに、期待することなく,与えられたものに感謝し、いい友人と笑い、喜びとコンパッションのあふれる人生を送れますように。

2012-11-29

11月27日 Jimi Hendrix birthday!

今日は27日、ジミーヘンドリックスの誕生日、そして日本時間ではマイバースデー。最近はFacebookというものが友人の誕生日を毎日知らせてしまうので私の誕生日がほんとにたくさんの人に知られてしまうことになる。今日は朝からいろんな人からの書き込みやメールやメッセージでお祝いが届いた。普段あまり誕生日を祝ってもらったりすることは恥ずかしいので地味な一日を過ごすことが多いのだが,(わざと移動日にしたり)こうやっていろんな人からメッセージが来るとやはり嬉しいし,送ってくれた普段音沙汰のない友達の様子が分かったり,昔の懐かしい思い出を振り返ったりすることができて嬉しい。

さて今日は風が吹きそうな天気。朝風がなく波があったのでスタンドアップもカフルイはバーなどで楽しめたようだが,私は今は肩が痛くてカイト以外は無理。
早めにレインズに向かった。

(久々にあったディラン、ローズ,そしてヨシ)
風はありそうでないオンショア気味の風、普段は日中強くなってくるのだが,なかなか上がってこない,結局7mで出たけれどオンショアのせいもあって,いまいちだったけれど,とりあえずサイズもあったし久々に乗れたので気分すっきり。それにしても私はストラップをつけて出たのだが,大会に出る女の子達はみんなストラップレス、ストラップついていたらもうほとんど勝てないそうだ。もっと前から練習しておけば良かったけど今更やったって無理なので今回はあきらめるが,みんなが来て,見せてくれたことで,大会が終わったからこれからがいやでも頑張ってストラップレス練習しよう,という気にさせてくれた。レインズにいるレディースの数は今日が絶対に最高記録のはず。みんな頑張ってるし,去年見た人たちよりずっと上手。めんずもすごい。
(カボベルデでずっと同じ部屋だったメリッサとも再会。二人とも潮だらけのすごい顔)

 (ワールドチャンピオンにもなったジェシーは現在学校に戻って勉強中,モーリシャスのチャージャーニーニャと現在ラインキングチャンピオンのヤールー)
 あまりに風が弱かったので,このまま大会だとほんとに9mとか使わなくてはならないかも,と心配になり夕方かなはにいって使ってみた。うーんやっぱり大きい。波の中で使いたくないなあ。
3人でも記念撮影。この二人は私も古いボードのはがれかかったパッドをきれいに取ってまたらしいものを張り直して新品のようにしてくれた。いつもほんとにありがとうやすしくんとかおるちゃん


2012-11-26

11月26日 久々の雨

朝くらいうちに目が覚めた,なんだか風が吹いているみたいで,お,今日破壊とできるかなと思ったら次の瞬間ザザーと雨が降って来た。
今年はあまり雨の日が多くない。だから島は水が足りなくなっていたので雨は恵みの雨。結局一日中曇ったり雨だったりの変な天気でノースではカイトできず。


夕方かなちゃんから紹介してもらった恵美さんの施術をうけ、その後明日から日本に帰るかなちゃん宅へ。
冷蔵庫の整理をするから余り物だけど食べにこないと誘ってくれたのだ。かなちゃんの料理は居酒屋斉田と呼ばれるほどで,毎日毎日ほんとにすばらし手料理の数々が並べられ,かなちゃんとhiroさんの人柄いろんな人を引きつけ,みんなが集まってくる。ほんとに週に何回宴会やってるのかなって思うほどいつも人が来ている。それでも全くいやな顔せずいろんな料理を作るかなちゃんは腕が太くて見かけはごついが中身は正真正銘の大和撫子、いい奥さんなのだ。
かおるちゃんと靖クンも余りもの片付けの助っ人に参上し,みんなでたくさんのいろんなこまごまとした料理を頂いた。


そうそう,夕焼けがあまりにきれいで途中海まで急いでいったのだが,ちょっとだけ遅すぎたようだった。キヘイにいいところは夕焼けがほんとにきれいなところ,でも今日のは格別だったみたい。たくさんの人が見にきていた。




2012-11-25

11月25日 きがつけば

気がつけばもう11月も終わりに近づいている。今年はかなり波瀾万丈の年だった。荒波にたくさん揉まれた気がするけど海と一緒で巻かれれば巻かれるほど落ち着いて対処できるようになるのかな。

肩は痛むけれど風が吹く予報だったので上手なライダーの波乗りを見に行こうかとレインズまで行ったが予報は外れて風はなかった。なんだか変な天気。朝は風もなく波もあって楽しそうだったけれど,パドルをするには肩が動かない。

という訳でこれは迷うことなく肩を休めることができるようにと神様が与えてくださったと思うことにして家に戻って原稿と工作,そして読書。今読んでいる本が面白いのでひきこまれていく。

それにしても最近日本のニュースを読んだり聞いたりしているとなんだか日本がすごく急激に右向きに傾いていきつつあるような気がする。
いろんな活動への規制。メディアのコントロール、政府への反対運動の禁止あるいは規制、日本を強く経済力をつけるためにという名目で,軍備や原発やら押し進めようとしてるようにも見える。今ちょうど戦時中の本を読んでいるんだけれど,なんだかこのままいくとそんな風になってしまうんじゃないかって気になるくらいあからさまな政策もあったりする。胃の周りが何となくむずむずするような変な感じになる。
そういうのって気がつかないうちに流されていくこともある,自分たちで何が正常で何がおかしいかいつも見つめていないとだんだん気がつかないうちに感覚が麻痺してしまう。これからは本当に一人一人が自分の考えをしっかり持って真剣にみんなが幸せになれる国のビジョンを持っていかないといけない時代なのかもしれない。

11月24日 Airton 登場!

(カボベルデ出身のエアルトン)
波はサイズアップ、朝海を見るとまたピアワンがブレイクしている。早くからいそいそと出かけて行くランディーを恨めしそうに見ながらコーヒーを飲み、望遠鏡でカナハ方面の波チェック。薄暗い中にもうたくさんの人が出ている。
肩がなかなか直らないので海にいきたいけど今日はパドルはやめておこう。

9時過ぎから風が少しずつ上がり始め、さすがの私のそわそわ、というのはそろそろみんな大会のためにマウイ入りしている友達がいるのでみんなに会いたいし,乗れるなら混雑する前に乗りたいから早めにレインズに行きたかったのだ。

10時半頃ついてみるといたのはかおるちゃんと靖クンのみ。風は思ったより吹いていない上にオンショア、つまり見た目よりもさらに弱い風。それでも靖クンは出て行き、カイトを降りながら1時間以上乗っていた。私は靖クンがアンダーなのを見て、ビーチで貝拾いしながら風待ち。アンダーでカイトを振り回して肩をさらに悪くしたくない。
走行しているうちに男の人たちが12やら13なんかを出して乗り始めた。10で走る人がいたので私も7mで出てみたら、大丈夫だった。
風が上がって来たとたん海の出てくるカイトの数もぐっと増えていつものレインズとは大違い,きっとこれから大会に向けてどんどん混雑がひどくなるんだろうなあ。

最近レインズでいつも練習しているヤールーとイネス、彼女達はかなり上手。ストラップレスでもがんがんリップに当て込んでスピーディーに乗る。ヨタヨタヨタと音がするようなのろのろのライディングの私は恥ずかしいけど、でも彼女達がいるとそれだけで楽しいし、プッシュされる。一年中いてくれたらもっと私も上手になるだろうなあ。
でも肩が良くなり、大会が終わったらもっともっとストラップレスを練習しよう、そういう気持ちにさせてくれた。
そして後半2ツのノースカイトが出て来た。誰だろうーと見てみると、一目で分かるラスタヘアーそしてライディングはさらに目を引く。そう、エアルトンがとうとうマウイにやって来たのだ!カボベルデ出身で去年のカイトワールドツアーで衝撃的なデビューを果たし、今や世界のトップに立つライダーとなったエアルトン、マウイのコンディションでどんなライディングを見せてくれるのかとっても楽しみだ。

(モーリシャスでのエアルトン)
とりあえずすでにみんなをあっと言わせるストラップレスビッグエアーしかり、まるでプロサーファーのようなオフザリップ、レインズで普段見るライディングとは全然違うアグレッシブでスタイリッシュなライディングに、かおるちゃんや靖クンも歓声を上げて嬉しそうに見ていた。
明日からさらに海が楽しくなりそうだ。混みそうでもあるけれど。

肩を悪くしないためにもたくさん見学してあまり今は乗らずにイメトレに励もう。
あー思い切り乗りたい!

11月23日 Black Friday

昨日まだパドルするのは早かったようで、ちょっと悪化したので今日はお休み、風もないので朝からきっといい感じで波乗りできるのだろうけれど、行けないとなると目覚めもいまいち。病院行ってちゃんと見てもらった方がいいのかなあ?

思ったようになおらないのでちょっと腐り気味、仕事をしようとしても何となく気分が乗らず、昼真っからごろごろ読書なんぞしてみたり。やっと風がなくなったのに、パドルに行けないのはほんとにつらい、でも月末のカイトイベントのために肩を直すのが一番大事なので我慢我慢。

今日はこっちではブラックフライデーと呼ばれる日、感謝祭の翌日は、次なるお祝いのクリスマスに向けてということなのか、大売り出し,特別セールをどこのお店もやるのだ。すごいところになる夜中にオープンし、そのセールを逃さないために夜中前に店の前に並ぶ人もいる。

そんななか、パタゴニアのウエブサイトはこんなトップページ


アウトドアウエアを売る会社なのに、これ。でもこれが会社のポリシーなのだ。こういうことをはっきり打ち出すことのできる会長イヴォンのもと、素晴らしいスタッフが集まっているパタゴニアと関われていること、私はいつも感謝しているが,今日も嬉しくなった。
以前イヴォンが書いたエッセイに『Don't buy this shirt unless you really need it」というものがあり、その文章は私の頭に常に残っている。今はありがたいことにパタゴニアから必要な製品を提供して頂くことも多いけれど、オーダーするときに、この言葉をいつも頭に置いて、本当に必要なものかどうか、ただ欲しいだけじゃないか、考える。
イヴォンは何十年前から同じサングラスを使っているとか、昔ながらのジャケットがお気に入りだとか,パーティーで記念TシャツをわたそうとしたらTシャツはもう十分持ってるからいらないと断ったとか、いろんな話を聞く、あれだけのことをしてきた人だけれど生活はごくシンプルだし、贅沢をしない。
贅沢なのやりたいことに使う時間やエネルギーかな?頑固で地球のことを考え,ダートバッグの魂を未だに持ち続けている尊敬する大先輩の一人だ。




2012-11-23

11月22日  Thanksgiving Day

今日は感謝祭、クリスマスや独立記念日、ニュイヤーと並んでこの日はアメリカの大きなホリデー。そしてこの日は波が大きくなる事が多い。お約束のように、今日はマウイもグンとサイズアップ。家から観るとアウターリーフでも小さめながら割れている。カナハはウエブキャムでチェックすると薄暗いのにもういっぱい人がいたので、アウターリーフ狙いで行くことにした。
ただし肩が完全になおっていないのでちょっと様子を見る程度に、と自分に言い聞かせ、ピアワンへ。カナハには50人以上はいっているというのにこちらは3人だけ。親子っぽい二人が一瞬出て来たけれど最初のセットでどかんと巻かれてリーシュを切り、そのまま上がってしまった。初めてここに来たらしく、あまり乗り慣れていないようだったのでここの波のパワーを知らなかったのかもしれない。

残念ながら一生懸命漕ぐと肩に痛みを感じるので、完璧なポジションで巻かれないように選びに選んで波に乗ることにした、それでも最後の不高来ができずにいい波を逃すこと数回。やはり体調が100%でないとほんとに思うように乗れない。3人だけで、波も私にちょうどいい大きすぎないサイズだし、ノースイーストっぽいスウエルなのであまり掘れていなくて私が好きなタイプの波なのだが、ほんとに残念。3本だけいいのを乗って帰ろうと決め、4本乗って上がった。それにしてもまだまだちゃんとピークでスタンバイできない、ショルダーでの安全なところから安全な波しか撮れないのは巻かれたときのダメージに耐えられない性。やはり泳力や体力、パドル力を持ってつけないとね。
そのあとビーチもチェックしてみたけどなかなか楽しそう。でも肩を直すのが第一、見るだけにして流木拾いだけして帰って来た。

今日はサンクスギビングデイ。
私はできるだけ夜寝る前に(悲しいことがあったときや落ち込んでいる日は特に)その日一日にあったいいこと、感謝すべきことを10こは思い出して感謝するように心がけている、そうすると不思議といやな気分が薄らぎ、感謝の気持ちで満たされていくから。ここ数ヶ月は結構無理矢理やっていた日もあったけれどそんなどん底の日でも感謝すべきことは本当にいくらでもあるもので。そのことを忘れないようにしたいと思う。

ノートに感謝したいことを書き始めたらどんどん脱線していってしまい手紙のようになっていってしまった。
どんなときにも無条件の愛で支えてくれていると私に感じさせてくれる家族の存在は私にとってどんなに力を与えてくれているか計り知れない。そして一緒にいて楽しいときの私だけでなく、落ち込んだり悲しんだりしているときにこそ、電話をくれたり会いに来てくれたり,連絡してくる心の友、言いたくないことでも私のためにアドバイスや忠告をくれる仲間や先輩、そして言葉を越えた次元で繋がっていて、考えるだけでどこかでエネルギーを感じ取ってくれる大切な人たちもいる。
生まれてから今まで本当にたくさんの人と関わり、多くの素晴らしい時間を共有させてもらい、いろんなことを教えてもらったことで今の私がある。傷ついたこともあるし、傷つけたこともあるだろう,それがすべて最後にはすべてちゃんとパズルがはまるところに収まるようになっているに違いない。だから無理にいろんなことをやろうとしたり、頑張りすぎたりしすぎず、今ある環境に感謝して、今まで素晴らしい思い出や経験を分かち合ってくれた多くの人たちに感謝し、そして今の私の周りの環境に感謝したい。
たまたまボブディランのBlowin in the windを久しぶりに聞いた。この曲は私が小学生のとき初めて買った洋楽のレコードだった。その時から私の人生は風に吹かれ始めたのかもしれない。
Yes, how many times can a man turn his head
Pretending he just doesn't see ?
The answer my friend is blowin' in the wind
The answer is blowin' in the wind.
答えは風の中で、はっきり聞こえないときもあるけれど、誠実に自分に正直に、そしてできるだけ人に迷惑をかけずに情熱をかけて自分の人生を楽しんでいけば、あんまり外れた答えにはならないような気がする。

 心から、私を愛してくれるすべての人に(限定する訳ではないけど笑)、どんなときにも癒しと教えを与えてくれる自然に、そして上から見守っている神様に感謝します。ありがとう。

2012-11-22

11月21日 風弱まり、波上がる

3日間は海にはいらない、という約束の3日目。明日は出られるだろうか?まだ痛みがなくなって訳ではないが乗れない訳でもなさそう。
午前中は家で仕事。波があがってくるし風もなくなってくる予報なので体調が良ければ海で忙しくなるだろうからやることはやっておいた方がいい。

午後はプカラニの恵美ちゃんととにーさんのお宅にお邪魔。
彼らが日本に行っている間、わんちゃんと猫ちゃんのお世話をしながらお留守番させてもらったのだが、もうすでにお礼も頂いてるのに、マッサージセラピスのトニーさんがマッサージをしてくれるというのだ。

今まで経験したことのないホットストーンマッサージで全身リラックス、その上そのまま引き続き恵美ちゃんがフェイシャルまでしてくれた。こんなに頭の先から足までしっかりといたわってもらったことがないというほど至れり尽くせりのケアで、指先や足の裏から悪いものが出て行ったような感覚まであった。
ぼーっと気持ちよくなったところに一緒に生活していたダックスフンドのカプーが近づいて来て、私の膝に乗ってあごを膝に乗せリラックス。私のこと覚えててくれたみたい。カプは頭のいい犬で私が言うこともよくわかってくれたし、自分の気持ちをつたえるのもうまかった(だいたいが何か食べたいって言う気持ちだったけど)犬ってほんとに可愛いなあ。

明日はサンクスギビングデイ、毎年私の誕生日と感謝祭は重なることが多いのだが、今年は感謝祭の方が一週間早い。そしてサンクスギビングデイは波が大きくなる事がなぜか多い。今までにも歴史に残るようなビッグウエイブの日が何回か感謝祭の日に来ている。
明日はそこまでは大きくならないだろうけど、でも波はあがりそうだ。
あとは肩がなおってれば文句なし。明日までに完璧になっていますように。

11月20日 Another day of being dry

風も弱そうで、波もない今日、でもこういう日の方が療養中の私には気が楽。それにしても海にはいれない、肩を動かせないとなると、今まで以上にどんなコンディションでもいいから乗りたくなってしまう。
気分を変えるために溜め込んでいる貝殻や拾い物の整理、ちょうどかおるちゃん達が来たのでおしゃべりがてら何か作ろうかと思ったら、二人もはまりだして結局みんなで工作タイム。
(意外にも靖クンまではまってた、彼独特の素敵なセンス,細かいの好きみたい)
でもただ作るだけなのに、なんだか癒される、何か作るっていいことだな。



                                       
お昼はパイアへ、マウイに遊びに来ている陽子ちゃんと待ち合わせしてカフェデザミへ。彼女は仙台のサーファーでヨガも教えている。震災後宮城県にたくさんの素敵な友達が増えたけど、そんな繋がりから陽子ちゃんともお友達になり、今彼女はパタゴニア仙台ストアにも勤めていて、さらに共通の友人が増えつつある。

 そして夜は友人アンドレといっしょに麻里ちゃん宅。彼はカブリナチームのメインライダーでカリブ海アンティグアの出身、とってもメローでスタイリッシュ。来年地元におしゃれな女の子のためのブティックをオープンするそうで、私以外にも彼の周りの女の子達が口を揃えて「アクセサリーならMauimari!」というものだから、これを仕入れるしかない、と思ったそうだ。
製品ラインナップを観たとたん、『これは絶対売れる、まだアンティグアにはこういう貝とかをモチーフにした感じのものはあまり出回ってないんだ』と嬉しそう。『男の俺でもこんなにどれも欲しくなって迷っちゃうんだから女の子がこんなのみたら大変だろうなあ』と言ってたけど、その通り、ここに来て散財した人を私は何人も知っているし、欲しいものが増えすぎてお金が足りなくて出直して来た人もたくさん知っている。女の子にとっては夢いっぱいの危険地帯なのだ。
日本でも各地の素敵なお店で手に入れることができるし、12月に又鎌倉で展示販売会もある予定。興味のある方はウエブサイトへどうぞ。
さて、ジュエリーにはなんとか、待った、がきいて買わずに帰ってこれた私だが、こんなものを最近購入。
expand the lungとか言う商品で、ビッグウエイブを攻めるタカさんご推薦のもの。肺活量が1200くらいしかない私はほんとに息が続かない。泳ぎも、体力も精神力も鍛えていかなくてはならないけど、『これも役に立つ』と言われて買ってしまった。
彼はこれで座った状態で息を止めるのが1分半くらいだったのが3分止められるようになったとか。とにかくテレビ観ながらでも何でもできるので暇なときにちょこちょこやるといいらしい。
まずどれくらい息が止められるやってみたけど、なんと45秒しか止められず。これじゃあ、大きな波に巻かれる恐怖がある訳だー。3日ほどやって1分いけるかいけないかまで伸びたけど、まだまだ先は長い。


2012-11-20

11月19日 宝探しのビーチウオーク

 今日から3日間は肩を直すために海にはいらないと誓ったので,今日は朝から乗らないモード。こういうときにこそ仕事、と思うのだが、コンピューターに向かってもあまりはかどらず。

お昼過ぎにマウイに来た友人ユキちゃんと一緒に普段行かないビーチへ。ここはこの間行った時にたくさんの流木があったことから、もう一度来ようと思っていたのだ。
ユキちゃんもビーチで拾いものしたり、いろんなものを作ったりするのが大好きなので一緒になって可愛い形の流木を集めて歩いた。

帰り道に彫刻刀も手に入れ、準備万端。ついでにヨーグルトまで一緒に食べてしばしガールズトーク。
ユキちゃんは日本でアシュタンガヨガの先生をしつつ、マウイマリジュエリーを日本で売っている。今回は自分のヨガの練習、そしてジュエリーの打ち合わせなどをかねてマウイに来た。でもまずはついたばかりなので深呼吸、汗っていろいろやろうとせずのんびりの一日を過ごせたはず。
私も海に入れない悶々とした気持ちを紛らわすことができてありがたかった。
昨日、今日の夕焼け雲がこんな感じで空一面に散らばっている。
自然が作り出すもようの中には最高のデザインがいっぱい。

11月18日 Crossfire Hurricane

波がなくなって来たので、レインズに行ってみるが、見るからにガスティーコンディション、こういう日は苦手だし、リーフを歩いて横切るときにガスティーな風に翻弄されて怪我をすることもあるから要注意。

でも他に乗る場所もないので渋々ながら7mで出る。月末の大会のために早めにマウイ入りしている去年のレディースワールドチャンプのイネスも出て行った。しばらくすると今年の現ランキング一位のヤールーも出て来て、楽しいガールズセッション。二人ともとっても上手なので一緒に乗ってると刺激にもなりしとても楽しい。長く乗ってると肩が痛んでくるので今日も先に終了。残念だなあ。いつもマウイにいてくれたら一緒に乗れて楽しいのになあ。

私はまだストラップレスをはじめたばかりなのでジャイプで失敗したり、ボードが離れてから復活するまでにものすごく時間がかかり、周りの人の邪魔をしてしまう。その上今日もまともにリップに当て込み、メイクした波はゼロ。ほんとにがっくりしてしまうけれど、まあみんな1年、2年とやって来てあそこまでうまくできるようになったのだから、私も焦らず来年までにはリップに当てられるように頑張ることにしよう。ヤールー曰くとにかくあきらめずにどんなときでもストラップレスで乗ることが大事。ま、何事もそんなんだろうな。
少なくとも小さな波でもストラップレスだと私にはチャレンジングで飽きなくなったし、やっとちょっと面白いと思えるときも出て来た。

今日はキヘイのヒーラー恵美さんのところへ。プラナというヒーリングでエネルギーワークと言えばいいのかな。
会う人と会わない人がいるのかもしれないが、私は昔からエナジーワークというものが効く。(もちろん誰のものでも効くわけではないが)初めて受けたときは半信半疑だったが、実際問題になっているものがなおってしまうので信じざるを得なくなる。今日も不思議なことにかなり楽になり、痛みが局部から薄らぐたびに、中を何かが動くかのように
お腹がぐるぐると鳴り、足の膝あたりがジーンとしてくるのを感じた。
3日間は必ず何もしないでください,と言われたので3日間だけは絶対に先生の言うことをきいて、海に出ないと誓った。

夜はローリングストーンズのドキュメンタリー『Crossfire Hurricane』を観に行った。
ちょっと前に観たボブマーリーのドキュメンタリーがあまりにも素晴らしかったので、期待値が高すぎたかな。音楽も彼らの功績も素晴らしいけど、なにかこう、ハートに訴えてくるものがマーリーの映画ほどはなかった気がする。
それにしても50年ほとんど同じメンバーで続けるってとんでもない事だ。結婚だって50年続くものはほとんどないのだから。そして改めて思ったけど素晴らしい曲を数えきれないほど世に送り出している。音楽のパワフルさ、情熱は人の心を動かすということを再認識した映画だった。そして70近くなっても贅肉一つなく、そこらの若いもんよりずーっとかっこいミック・ジャガーに限界を作るも作らないも自分次第ということを見せつけられた。

11月17日 ガスティーコンディション

ほんの少し波はサイズダウンしたものの風が相変わらずオフショア。カナハを見ると波はかなり小さくなったものの風上には雲が厚くかぶっていてフキパの方は雨が降りそうな天気。レポートを効くと今日もかなりオフショアだというので混まないうちに安全なカナハでストラップレス練習に励むことにした。7mで出て最初のうちは良かったがすぐ混んで来た。カナハの混雑ほど怖いものはない、レインズならうまい人が多いから動きが予想できるし、知り合いが多いので譲り合ったり目で合図を送ったりできる。カナハははっきり言って無法地帯、どんどんドロップインしてくるし、下手すると波の裏側からスピードつけて出て来たり変なところからジャンプして来たりする人もいる。でも波を譲ってばかりいると自分がまともに乗れなくなってくる。そんなストレスがいやなので混んで来たと同時に風下へ。こちらは波のアングルはいまいちだけれどそういう中でのストラップの練習にはなったかな?肩が痛くなるまでのって早めに上がる。

最近体重が減って腰への負担が減ったのか、腰の痛みはそんなにない、その分肩が痛くて思い切り練習できず、ヨガにも行けず,泳ぎもスタートしたいのにできず。どこも支障がない体にしたいなあ。

鎌倉も素晴らしい波だったみたい。昔からいろんなことでお世話になってる岡本さんが、45年間サーフィンしてきたなかでも5本の指にはいる素晴らしいコンディションのホームスポットだったと教えてくれた。そういう日は一生忘れられない宝物になる。なかなか波が来ない湘南だからなおさらだろう。



11月16日 Big surf and gnarly wind

今日は朝から波があがるということでそわそわ、すでに朝から風が吹いていたので、波乗りはちょっと無理そう、11時からのカイトにかけようとまずは朝仕事を終わらせる。思ったより時間がかかって11時きっかりくらいにレインズに言ってみるとすでにパーキングがいっぱい。
すでにカイトがいくつか海に出ていてほとんどがフキパの沖で乗っていた。風は見るからに悪そう。オフショア気味でガスティー。こういう風はたちが悪い。強くても弱くてもある程度同じ風が吹いていてくれれば何とかなるのだが大きなセットの波の間で風が急になくなり、カイトが落ちたりしたら大変なことになるし、波に乗っているときに急にブローがはいったり、ぴたっと風がなくなったりとほんとに自分のコントロール外のリスクが大きいのだ。波は大きいが、出たことがないほどのサイズではない、でも問題は風。好きなコンディションではないがチキンジャイブとお得意のスーパーコンサーバティブライディングでとりあえず出てみようと準備をしていたら、雨が降って来た。雨は更なるバッドニュース、というのは雨が降るとピタート風がなくなるから。だいたい普段から海にいても雨が降り始めたら(雨が降る前は一瞬風があがる)ビーチに戻ってくる方が安全なので、あー出てなくて良かったと胸を撫で下ろした。すでに何人かの人が流されたり、巻かれてカイトを破ったり、板をなくしたり、とかなり苦労していた。うまい人も出て苦労していたけど、今日はここ数日でレインズに来始めていた新しい顔ぶれが多く、そういう人たちは今日の風のハードさにあまり気づかずに出て行ったのかもしれない。

一番乗りで出てフキパで乗っていたクルーザーが顔半分血で真っ赤にして戻って来た。自分の板のフィンが頭にぶつかり、骨まで見えるほどの着ずだった、何しろボードの方もフィンボックスが壊れているほどだから、よっぽど強くぶつかったに違いない。彼は病院に行って傷を塗ってもらった。もう一人イケイケガールのラケル。彼女もビッグウエイブでも全く怖がらないチャージャーだけれど、ついこの間もセットの間でカイトを落とし、大巻かれしてカイトをリリース、そのカイトはリーフで修理不可能な状態になってしまった。今回も巻かれたときに腕を何かで強くうち、腕が折れたかもしれない、と上がって来た。ほんとに痛そうなのにまだ笑顔で周りの人と笑顔で話していた、ほんとにタフ!
それ以外にも次々と流された人たちが道具を抱えて歩いて戻ってくるし、今日みたいな日はほんとに何がおこるかわからない。無理に出るより安全を重視してカナハ に向かった方がいいと判断し、カナハへ。

こちらも風はいいとは言えない、吹いたりやんだり、沖の方だけ吹いているのでビーチから出て行くのも一苦労、それでも沖には十分なサイズの波があり、こちらならいくら巻かれてもレインズやホキパのように大けがをすることはそんなにない、ただここのところサメの出没が多いのでカイトを落として長距離泳ぐことになるとなんだか不気味なので気をつけないと。

カナハではよっぽどのことがない限りストラップで出ることにしているので、出たけど、いやはやほんとにビギナーの気分、なんにもできない。風と乗り馴れないボードに振り回され、一本もまともに波に乗れずに終わった。5.5mのカイトで出たけど7mの方が良かったみたい。風がぴたっと落ちたので急いでビーチに戻ったけどそのあと今度はぶんぶん吹き始めていた。ちょっとなおりかけていた肩がバーを振り回していたせいかまた痛みだした。

ビッグウエイブでドキドキしながらも何本か満足できる波に乗れることを期待していたのに、結局空回りの一日、でも怪我をしないですんだだけ良かったのかな。

夜はキヘイでおよばれ、おいしいバーベキューとジャグジ、そしてリラックスムードの中で楽しい会話で和めた夜。ありがとう。

2012-11-16

11月15日 新月から満月へ

昨日が新月,ほんとにほんとに細いお月様が存在を主張している。ここから次の満月に行くまでの満ちている期間は私にとっても大事な時間のような気がしている。空っぽな状態からできるだけいいエネルギーを溜め込んで、次の満月に完全に自分を満たす。そして自分の誕生日でもあるその満月の夜に完璧な状態で次の一年を迎え入れたいのだ。
なのに今日も肩を休めるために海にも行かず、というか結局家からも出ずじまい。

夕方からお友達の及ばれに行くつもりで料理を作って、道順聞こうとしたら、あれ?明日でしょ、だって。まちがえちゃった。

(友人のビッグウエイバーペイジの犬、モカ+モーニングモカ=ハピネス)
自分の中で空っぽの状態が少しずつ満たされているイメージができている。そして体の状態も良くなりつつある。先月食べれなかった分は今しっかり取り返しているし(笑)いいものを食べて中からもよりいい自分に変わりつつある気がする。

ここのところ朝晩が涼しくなって来た、雨もよく降るようになった。だんだん冬らしくなってくるマウイ。おかげで虹もたくさん見る。
明日は又波があがるそうなのでさらに肩が良くなっているイメージを浮かべて寝ることにしよう。
           
(いつもやってる当たり前のことが、この人と一緒だっていうだけで何より特別な素晴らしいことになるときだってある)



11月14日 Maui Friends

(最近サーフボードでのライディングに気合いが入ってるかおるちゃん、急成長してて、楽しそう。周りに振り回されず、自分のペースをしっかり持って目標に向かってやり続けることの大切さを再確認させられた)
肩を休めるために今日も海はお休み。無理すればできる程度の痛みなので、なおさらたちが悪い。でも今直しておかないと波があがったり、風がなくなったときに(パドルするには痛すぎてこげないので)後悔するので我慢我慢。
ということで妹分のかおちゃんの見学。ここ最近見るたびにすごく成長している。ライディングに自信がましたというか、スピードもアグレッシブさもあり、いろんなことにトライしている様子に感動した。彼女は大会に出る訳でもなく、スポーツなんでも好きなアスリート系という訳でもない。でもカイトが好きで、周りがどう動こうと自分の目標を持ち、自分のペースですこしずつすこしずつそこに近づいていく。誰かのためにやる訳でもない、ただただ自分がやりたいように、でも努力を惜しむことなく頑張っていれば、必ず目標に辿り着けるんだ、そして辿り着けたら次の目標が自ずからでてくるんだって言うのを彼女を見ているとすごく感じる。最近はとても弟子なんて言えないくらい上手になって来てしまい、私も地道な努力を続けなければそのうちかおるちゃんと立場が逆転してしまう。

 夕方からはマナちゃんのベビーシッター。といってもゆうじ君も一緒だけれど。オータムが仕事でいない間よくなくようになってしまったとのことで他人に慣れさせたいから来てくれと言われたが、最初は余裕でニコニコしていたのに、ゆうじ君がちょっと買い物にでたとたん、一気に大泣きモード。


だっこの仕方を変えてみたり、話しかけたり、部屋を移動したり、ミルクをやってみたり、音楽かけたり、おもちゃだしたりいろいろするけど、世界の終わりみたいな顔して大泣き、あまりに悲しそうになくのでこっちまで胸が痛む。ごめん、マナちゃん、何かそんなにいやなの?なかないで、マナちゃん。


ゆうじ君がかえって来たとたん、ぴたっと泣き止むマナ。人見知りってこんなに早くからあったっけ?それにしても生む苦しみを味わった気がするくらい感情移入して、出産のときも一緒にいてお母ちゃんのお尻からでてくるところまで見てたのにさー。


それにしてもゆうじ君、日本男児なのに、本当に協力的で子供の世話も何でもできる。今日はゆっくりいろいろ話す時間があったけど、いくらお金を稼げても日本に一人でいて稼いでいたって何の意味もない、大事なのは家族で家族が一緒にいること、それが幸せなんだから,お金も必要だけど一番大事なところを忘れないようにすると言っていた。二人は震災が本当にいろんなことが変わった。
偶然に偶然が重なって、私がオータムと出会い、その場で意気投合し,この先も仲良くつき合っていくだろうとその時感じたけれど、まさか彼らがマウイにすむことになるとか、こんなに深い付き合いになるとは思ってもいなかった。
オータムにヘルプしてくれと頼まれて、来たのだけれど、実はヘルプされているのは私で、オータムが気をきかせて、マナちゃんのポジティブなMANA(ハワイゴでエネルギー、スピリットをさす)に私がふれることで心を開き、元気を出せるようにしむけてくれたのかもしれないな。

本気で困った時、つらいときにすっとそばにいてくれる。私が聞きたいことを言ってくれたりするのではなく、本気で私のためになることを考えて行動してくれる、時には叱りつけたり、ハッパかけたりもする。そんな真の友達が私にはたくさんいて、いろんなところで手を差し伸べてくれている。ここに今日あげた二人だけでなく、ほんとにたくさん!それが私の何よりの財産で宝物だなあと改めて感謝。

2012-11-14

11月13日 繋がるべきところはちゃんと繋がる

ここ数日日本では私のジャクソン時代の親しい友人達、ジェレミージョーンズやJPが、ジェレミーの新しい映画「FURTHER」の上映会で走り回っている。最初はまず白馬、ここで2年前に撮影したのがこの映画のスタート、そしてそのときに知り合った素晴らしいローカルライダーであり、白馬のジェレミージョーンズと呼ばれていた石川君、そして二人の仲間がその直後3月11日の震災のときに雪崩になって亡くなってしまった。だからさらに思い入れが深いセグメントにもなっている。
翌日逗子のシネマアミーゴでの上映会のときは鎌倉の私の家に泊まってくれた。

以前にもジャクソンのTGRの撮影のときにそれこそ10人くらいでうちに雑魚寝でとまったことがあった。母はあえて日本の珍しい食べ物をテーブルいっぱいに並べ、たくさんの料理で迎えてくれた。みんなが必死に塩辛やらたらこやら、もっと良くわからないものにトライしていたっけ。布団が足りずに敷床いっぱいに敷き詰めてみんなで修学旅行のようにして寝たが、その時一番(というかいつでもだけれど)礼儀正しく、もの静かだったジェレミーはその後、旅で一番良かったのは母の料理だとどこかで書いてくれ、母がすごく喜んでいたのを覚えている。私がいないときでも大事な友人ならいつでもウエルカムで迎えてくれる家族には本当に感謝、でもそのおかげで素晴らしい、面白い人たちに母もあえていい刺激になるだろう。(ちなみに写真は母ではなく、義妹の幸チャン、念のため)

上映会の翌朝は珍しく鎌倉でもいい波があったようでサーフィンも楽しみその後東京の上映界も前売り券が完売の大盛況。そしていろんなところでものすごい反響だったようだ。スノーボードを良く知ってるはずのライダーやメディアの人たちが、スノーボードに対する意識が変わったとか、ショックを受けたと印象を書いている。ジェレミーってほんとにすごいなあ。私はその場にいられなくてとって残念だったけれど、でもはなしや様子を聞いているだけで嬉しかった。

今回嬉しかったことはたくさんある。まずは、上映会に集まった人たちの顔ぶれが同窓会のようだったらしいこと。プロはもちろん、10年以上会ってなかったような仲間達が再会し、懐かしい話に盛り上がったりしていたようだ。
そしてヒガイさんのスライドショー。ヒガイさんがこの白馬の撮影に参加したことも偶然のような必然だった。ジェレミーがマウイのうちに2週間くらい滞在していたとき、私の家にあったヨハンのポスターに気がついた。ヒガイさんの撮ったオーデンズラダーのショットだ。「未だにあのライディングを越えるものは誰も滑っていない、俺もふくめて、あんなコンディションに当たるのは本当に難しい。素晴らしいショットだね』とじっと見つめていた。そして「今度の映画は日本に撮影に行こうと思うんだけどヒガイはカメラマンしてくれるかなあ』というので、絶対喜ぶから聞いてみるといい、とすぐさまその場でヒガイさんにメールしたのを覚えている。その後日本でDEEPERの上映会でジェレミーとヒガイさんは再会、実質的な話ができ、その結果白馬に同行、スライドショーで見せられるようなストーリがみんな聞けたというわけだ。
(my favorite snowboarder and favorite musician!)
そしてKAZZさんが上映会に来て演奏してくれたこともこれまた嬉しい。マウイにいたとき、「日本のセグメントには日本のミュージックを使いたい、インストロメンタルが主体の音楽で誰かいい人知らないか」と聞かれ、すぐさま部屋からKAZZのCD持って来てわたしたのを覚えている。
もう2年以上前のことだったのですっかり忘れていたが、その時から彼の音楽を使おうと思ってくれていたのか、それとも他から進められて決まったのかわからないが、私はまだ実際にはムービーを見ていないのでKAZZさんの音楽が映画に使われていることは全然知らなかった。だから、そんなところでもジェレミーと素晴らしい人が又繋がったことが嬉しかったのだ。

もうひとつ、震災直後から、ジェレミーは私にどういう形で援助したらいいだろうか、寄付するならどこにすればいいだろうか、と何度も相談してくれた。私もいろんな団体を知ってはいたが、スノーボーダーということで、スノボード関係で頑張っている人でぴったりなプロジェクトに関わっている人がいるんじゃないかなと思った。そして震災直後から頑張って活動していた、信頼できる西田崇くんに相談したところ、すぐに返事がかえって来た。福島の子供達が思い切り遊べるインドアパークを作るプロジェクトに関わり、また除染活動に力を入れているという平さんを紹介してくれた。(photo by Daisuke Nogami)
ほとんど前日に連絡がついたというぎりぎり、ばたばたの状態なのに、平さんは忙しい中東京まで出て来てくれた。そしてジェレミーは集めた寄付を彼にわたすことができた。もしも会えなかったら送るしかないとはいっていたものの、実際お互いに顔を合わせられることは大事だし、何より崇が推薦してくれた平さんは私がこういうことにこそお金を送ってほしいと思うような人であり、福島の横乗り業界の兄貴的存在だということがわかった。
結局会うべき人には会い、繋がるべき人はどんどん繋がっていく,素晴らしい輪が広がっていくのだなあ、と遠く海の向こうから様子を聞いて一日嬉しい気持ちでいっぱいだった。
ジェレミーは世界中の人に影響を持つ存在だ、そんな彼が少しでも福島の状態を世界につたえてくれたら、もしかしたら結構平さんのプロジェクトに援助しようと言う人がたくさんでてくるかもしれない、まあもしでてこなくてもジェレミーの気持ちが嬉しいし、素晴らしい人たちが出会えばそこからもっと素晴らしいものが生まれるのは確実だ。私も平さんの存在を知ることができて嬉しかったしこれからも応援していきたい。
冬のシーズンを前にしてFURTHERを見て一気に盛り上がった人も多いのではないかな?
ちなみにジェレミーは彼の山へのアプローチなどからナショナルジオグラフィーマガジンのアドベンチャーオブザイヤーにノミネートされている。これはこのサイトに行って一日一回投票ができるのだが、良かったらジェレミーのところをクリックするだけ(その上一日一回毎日クリックすることができる)なので映画を見て感激してくれたら、そちらもお願いしたいと思う。

それにしても友人たちが素晴らしい仕事をしている、そしてそれぞれがちょっとしたきっかけで出会ったり、再会したり、ともに仕事をするようになっていくのを見るのはほんとに素晴らしいことだ。いつも刺激を与えてくれ、インスピレーションをくれ、より良い人間でありたい、私も頑張るぞーという気持ちにさせてくれる友人達。彼らの存在のおかげでどれだけたくさんのことを教えてもらってきたことか。改めて感謝している。

自分は肩が痛くて海にも出られずだったけど、それでも、ああ、いい一日だったと思えるのは素敵な仲間達のおかげ。

2012-11-12

11月12日 サクラキャンプ練習会のお知らせ

波はサイズダウン、肩が痛いので休んだ方がいいのだが、カイトなら乗れないわけでもなく,ヤールーと一緒に乗りたい気持ちが強くついレインズへ。

波は小さい、でもだからこそ、私のストラップ練習にはばっちりのコンディション。早々と靖君も出ている。

かおるチャンが撮ってくれていた写真、ださださだけど、とても勉強になる、まずもっともっと低い姿勢でボトムターンにはいっていいということがわかったのと、ものすごく後傾になっていること。ストラップがあればごまかせるけど、なかったらすぐぼろが出る。
他の写真はあまりにださくてみせられないほど、でもすごく勉強になったので撮ってくれてありがたい。思い切り練習したい!
それにしても最近知らない人だらけでレインズが混んでいる。混むだけならいいのだが、ドロップインとか訳わからな動きをする人は勘弁してほしいなあ。こっちが波に乗ろうとしているときにツインチップでがんがんアウトに出ようとして波に乗れなくなってしまうのは気をつけてほしいな。でもきっと与太ついてる私にイライラしている人も多いだろうから、文句は言えないか。
もう今年の大会までにストラップレスをマスターするのは無理だけれど、大会を意識せず、できる限りストラップレスで出て、慣れていきたいと思う、確かに難しいし波が大きかったりパンピーだと大変だけど、それでも回数をやっていくうちに少しずつ慣れて来たし、波が小さい今日みたいな日は飽きなくていい。
いい課題が与えられてモチベーションがアップしている。

さて、サクラキャンプからのお知らせ。
今年も練習会および親睦会を行います。もおちゃん、美奈チャン達が中心になってオーガナイズしてくれている。大きなものでなくても一年に一回でも2回でもいいからそうやってみんなが集まって近況を語り合ったり、一緒に海にはいり機会を作ってくれるのは本当に嬉しいこと。是非皆さんウインドをもうあまりやっていない人でもどんどん参加してください、夜のお食事おしゃべり会だけ参加でももちろんオーケーです。
私もみんなに会いたいな。

詳しくはこちら

11月11日 カイトガールズ

(現在KSPツアーランキング一位のヤールーとカイトビーチでいつも乗ってるヴェーダ)
もう少し肩は休めた方がいいのだが、ヤールーがマウイ入りしてきていて一緒に乗りたくて仕方がない。レインズをチェックしにいってみたら、やっぱり彼女もきていて。私を見て駆け寄って来てくれた。彼女はまだ20代前半、でも17歳くらいの頃から知っていてとてもさっぱりしている明るい女の子。カイトボーダーの中にはちょっとライバル意識が強すぎてやりにくい子もいる、でもトウバとかヤールーは全くそういうところがなく、いつも楽しく乗れるし、お互いにプッシュしたり、快くアドバイスをくれたりする。彼女は春にあったときはストラップレスとストラップをつけてと半々くらいだったが最近はほとんどいつもストラップレスらしい。
私がストラップレスで四苦八苦してることを言うと、いろいろコツを教えてくれた。まずは自分が思っているよりずっとずっとスタンスを低くして膝を曲げること。うーんこれはいい、確かに突っ立って乗ってるし、サーフィンを見ればよくわかる通り、波乗りしている時、しっかり腰を低くして膝を曲げて乗っているもの。

それを聞いたらすぐにでも乗りたくなり、ちょっとだけでることにした。
海にでてしまえばそれほど肩に負担はないのだが、出て行くときにボードを抱えたり、波声するときにボードを押したりするときにずきずきするのがいやな感じ。はやくなおってくれないかなあ。

今日は典型的レインズコンディション、風がガスティーで難しかった。ストラップレスでトップに当てようとするたびに撃沈していたが、それでも楽しかった。とにかく新しいことに挑戦するのは楽しい。ただいまの私はそれを思い切りやれないので、やれるように早く肩を直してしまわないと。

今日は今まで見た中で最もレインズで女の子がたくさんいたのではないだろうか。いつも来るサラと私、その他の去年もきていたというイタリア人の女の子、そしてヤール、去年のKSPチャんピオンポルトガルのイネスもマウイ入りして頑張って練習していた。ビーチにはさらに何人書いたしこれから大会が近づくにつれてさらに増えるのだろう、嬉しいな。

今年も大会には私のストラップレスライディングは到底間に合わない。時代はストラップレスなので、よっぽどサバイバルくらいに波が大きくなるか風が強風になるかでないとストラップレスの相手には勝てないよ、とジャッジをするブラッドにいわれてしまった。とほほ、でも仕方がない、今年は無理。でも今から頑張って来年までにはストラップレスでちゃんと乗れるように練習しようと思う。そうはいってもねえ、レインズのストラップレス、結構しんどい。。。

短い時間だったけれど久々に水にはいれて気分がよかった。Water therapyが私には一番効くみたい。