(Girls meet chics)
ジャングルハウスで気持ちよい目覚め、自家製卵とスムージーで朝ごはんを食べてもらってフキパへ。もっと朝早く出発すればよかったのだが、ちょっとのんびりしすぎたために早朝のグラッシーな時間を逃してしまったけれど、それでもまだまだ乗れるコンディション、オータムとメグチャンをフキパで下ろし、私はもうちょっと先のタバルスからスタンドアップでアウトに出た。
久々に波がサイズダウンしたので、私にとってはちょうどいいサイズ、これくらいだとどきどきせずにこの辺の波でも乗れるけど、これ以上大きくなると巻かれたときのダメージや板がぶつかってきたらどうしようなどの不安でビビッてしまう。クアウレギュラーのオーウエン・ウイルソン、ほか数人がいたけど私と入れ違いにすぐ上がってしまい、一人きりだったので波は乗り放題、頭くらいの波がおきに出ようとするとすぐやってくるのですぐ10本くらい乗れ、風も上がってきたので終了。
フキパに戻ってニコニコ顔の二人をピックアップし、いったん家に戻ってランチ。落っこちてきた熟れてないパパイヤでグリーンパパイヤサラダ、それとオーガニック野菜とそうめんをテーブルに並べて手巻き春巻き、皆気持ちいいほどたくさん食べた。
ランチ後はすぐまた出発、レインズで私をドロップしてもらったあと彼女たちはパイアショッピング、マナフーズ、オノジェラートとお約束のスポットをめぐり、3時に迎えに来てもらって空港へ。
パイプラインでボディーボードンの大会があるのでメグチャンは短い滞在を終えてオアフに戻るのだ。
ほんの二日間だったけどすごく有意義で楽しいガールズタイムを味わえた。これからオータムはマウイをホームとして生活がスタートする。仲良しのメグチャンとしてはそんな様子をちょっと見て帰れたことで、安心できたんじゃないかな?そしてきっとまたすぐ遊びに来てくれるだろうと思う。オータムのベイビーにも会いにこなくちゃならないから。
メグチャンは震災後ずっといろんなアングルからいろんな人たちの支援を続け、支援市に来た人や何かしたい人のサポートや人と人をつなげたりと本当にがんばって動き続けている。いろんな人のつらい経験談を聞いてあげ、悲しみや寂しさを癒し、また足りないものや必要なものを考え供給し、海や子供のためにいろんなアイデアを形にしてきている、でもそれだけのことをするには本当にたくさんのエネルギーが必要で、それをこの一年続けてきているかのジョンイは本当に頭が下がる、そしてそれは一年で終わることではなく、きっとこれからもいろいろ続けていかなくてはならない、というか彼女は続けていくのだろうから。あの細い体のどこにそれだけの力があるのだろう?本当の強さというのはそういうものだ、と心から尊敬する。
一年間ほとんど海に入らなかったこの一年、プロボディボーダーとしていつもと同じようにオアフにはきたけれど、おそらくいつもとは違う感情や気持ちもいっぱいだろう。
皆がいつもと同じようにチャージしているなか、自分は無理せず自分のペースをしっかり作って行くのも難しいだろうし、あせる気持ちもぬぐえないかもしれない。人に惑わされずに行動することは、特にそれが冬のノースショアでプロだったらすごく難しいことだと思う。
でも私はパイプに出ないと決めた彼女、無理にビッグウエイブに飛び込まない彼女の決断のほうが評価すべきで、(乗りたい、出たいと思う気持ちは山々だろうから)正しいと思うし、一年乗れなかったことが今後のハングリーさや上達に絶対つながると思っている。海への感謝の気持ち、海に入れる環境にいることの幸せをたぶん人より感じられるだろうから、それが彼女をさらに強くしていくはず。
そして自分が乗れる、挑戦できるパイプをずっと狙って待機しながら一本でいいからいい波に乗って帰りたいんだという彼女を心から素敵だと思った。
あのとんでもない波とり合戦のなか、いくら小さいときでも波をとるのは大変だろうし、すごくエネルギーが要るだろうけど、彼女が、次の一年またやるぞーって思える元気を与えてくれる波がきっと彼女の目の前にやってきて、「いいのに乗れたー!」って日本に帰っていけるような気がする、
She definitely deserves that wave!
2012-02-16
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