2020-08-23

8月23日 マウイのスーパーキッズたち

(Richard Hallman Photoもう5年くらい前の写真になるけれど、今でも最も好きな写真の一つ、カイレニーが育ったビーチに毎日のようにやってくる子供達、もちろんカイレニーが大好きで、それは彼らがカイを見つめるキラキラした表情だけでもすぐわかる。そして今小学校高学年や中学生になったこのキッズたちはミニカイレニーのようになってサーフィン、スケート、カイトウイングとなんでもリッピングしている)
10年くらい前にものすごい勢いでキッズが活躍し始めた。カイレニー、コナーバクスター、ゼインシュワイツアー、コーディーか〜ボックスなどセカンドジャネレーションが一つのスポーツだけでなく、いろんなことをやるウオーターマンとして目立つようになり、サップレース、サップサーフィン、ウインドサーフィン、カイトサーフィンとどんなスポーツでも名前が出てくるようになった頃だ。
彼らは自分が活躍するだけでなくキッズにもとっても優しく、よくキッズを連れて海に来ていたり、キッズイベントに応援に行ったりしていた。とっても好感が持てたが、その影響は大きく、結果は今明らかに見えて来ている。とにかく今マウイはミニカイレニーだらけなのだ。

(マーリー数年前)
マーリーフランコ、ちっちゃな頃から可愛くてなんでもトライして、何度も骨折したりしてるけど、今ではウイングでもまりこレースで上位に入ってたしサーフィンでもほのルアのチューブに入る、カイトでもスケートでもなんでも楽しむ、もちろん子供らしく水辺ではしゃいだり、自転車乗ったりも大好き。もう多分11歳か12歳くらいになったかな?
マーリーサップサーフィン
こんな小さい頃からマリコレースにも挑戦していた。
マーリーホノルアベイ。
パドルイムアではトップライダー達に混じってトップグループフィニッシュ。


マウイを代表するティーン、シンプソン兄妹、パドルイムアではクリスリンはサップレースボード、タイはウイングでトップ集団フィニッシュ(いつの間に練習してるのやら)一番小さい妹はお父さんのジェットに乗って応援。

クリスリン、メネフネメイハムコンテストでの勇姿、当時まだ彼女のことをよく知らなかったけれど、彼女のこの真剣な目とスタンスのこの写真があまりに印象に残っていて、保存してあった。あとで、あれ・あの時の小さい女の子もしかしてクリスリンだったのでは?と思って調べたらやっぱりそうだった。
今ではティーンのトップアマチュアサーファーになり、去年の冬はビッグウエイブセイフティーのトレーニングにも参加し、お兄ちゃんに追いつけ追い越せと頑張っている。
1枚目の写真よりちょっとだけ成長したクリスリン、すでにハワイアンの風格が出てるライディング。
そしてビッグウエイブもチャージ。


お兄ちゃんのタイシンプソンカネ、8歳の時にジョーズの波を見て、自分もいつか必ずこの波に乗ると、ビッグウエイバーたちがトレーニングしているジムに入り、トレーニングを始め、3年前に初めてトライ、14歳の時にピアヒの大会で波が大きくなりすぎてキャンセルになった時トウインで波に乗り、注目を浴びた。そして去年のピアヒチャレンジではワイルドカードで選手に選ばれ大健闘。今ではピアヒでトウインでもパドルでも十分な実力者として認められるほど、まだ多分15か16歳だけど、謙虚で努力家だから先輩たちも応援している。
まだ8歳くらいの頃のタイ、ホノルアベイ、ハワイアンの家族の長男として生まれ、サーフィンだけでなくハワイアンとしてのアロハやオハナヲ大切にすることをしっかり学びながら育ってきた。ボランティア活動なども率先して参加し、そういうイベントではいつも誰よりも動いている少年。まだ13歳くらいの時に既に体の不自由な子のためにみんなで波乗りをするイベントを企画開催したほど。
この夏サウススウエルでのライディング。
イアンウオルシュやペイジをアンクル、アンティーと呼び慕い、尊敬しているからこそ、彼らからいろんなことを学んでいる気がする。これからマウイのサーフシーンを引っ張っていってほしいt好感度ナンバーワンのサーファー。
パドルイムアでもみんなが帰ってしまった頃3時間半かけてフィニッシュしたジョッシュをずっと最後まで待っていた一人、そして彼がフィニッシュしたら、すぐ板を運んだりサポート、こういうところが将来の真のチャンピオンとしてふさわしいなと思わせる点。
まだ誰もフォイルでダウンウインドしていなかった頃からやっていたジェフリーとフィンのスペンサー兄弟。
フィンは13歳の時にサップフォイルでまりこレースに参戦、すべての種目(カヌーも含めて)よりも早くまりこレースで湾の入り口までダントツでフィニッシュして周りを仰天させた。もともと撒布でのサーフィン、レース共に頑張っていた兄弟だけれど、最近がウイングにはまっている、そしてちょうど昨日、おそらく世界で初めてウイングでバックフリップの成功した動画をアップ(これはカイレニーも練習していたので、先を越されて今頃できるまで一日中練習してるんじゃないかな?笑 と思ってチェックしたら、スピードのチャレンジという動画をアップして、30ノットというすごおいスピードを出してフォイルでカッ飛んでる映像があった、怖い!)私の予想だと1週間以内にカイレニーもバックフリップを決めるはず笑 結構みんな負けず嫌いなのだ。
(このブログを書いたその日の午後にはカイレニーが、ジェフリーのバックフリップよりかっこいい、そして動画としても出来がいい映像をしっかりアップしてたのにはさすがに予想通りとはいえ笑えたことを加筆しておきます笑1週間どころか24時間待たずにアップしてました、その上なんと、フロントフリップまで動画アップ)

 15歳でピアヒの波に挑んだ、Zことザック・スチェテウイ(苗字がよくわからない)
はウインドサーフィンでジョーズの波に乗った)

13歳のフォイルやウイング、カヌーをやっているシグなどとにかくいろんなティーンエイジャーが出てきている。

その下にはマーリーフランコとその仲間たち(ここにおそらく10人くらいのメンバーがいる)、この世代は仲良しグループでオフロードバイクからスケート、サーフィン、サップ、フォイル、ウイング、カイトとなんでもやる。それぞれ得意なもの、一番好きなものはあるのだろうけれど一つのことばかりやってると飽きちゃうらしく、とにかくなんでもやるのが特徴。

さて、その下に出てきているのが
ボボ・ギャラガー、彼は8歳の頃から知っているが、最初っから何かが違った。

まず一つには親がプロ級のウオーターアスリートでもなんでもない点。とにかく自分が海が好きでいろんなことがやりたくて、でもお金持ちなわけでもないから結構ボロボロの中古や体に合わない大きな道具を使ったりしてでも毎日海に出てきていた。でも頑張ってるとみんな気づくもので、2本も3本も板をビーチにおいて取っ替え引っ替えでてきては何時間も海に入ってるちっちゃな子供を見てれば応援したくなる、その上マストサイズの波が割れているどオンショアのマリコレース、みんなが出るのをやめるようなレースにも出たいと言って聞かず、ゼインが自分は選手としてでなく彼のサポートで出ることにして最後までフィニッシュしたり、マウイのレジェンドウオーターマン、アーチーカレパが彼が白人であるにもかかわらず、ハワイアンウオーターマンとして文化や歴史も含めて彼を育てたいと自ら師匠になることを名乗り出たり、その後もカイト、ウインド、フォイルと全てやりたがり、全て上達してきて、DUOTONEニスポンサードされるようになった。

ありがたいことにこのメーカーはカイト、フォオイル、ウイングと全ての道具を作っている上に、テストやデザインしているチームがマウイ在住なので彼はギアにも困らなくなり、Unstoppableの状態、パドルイムアでは非公式ではあるけれど30分を切るタイムで2位にフィニッシュ。
先週は、ハワイ島からマウイ島までも50マイル近い距離をウイングで横断。動画を見たけどジャンプしたりものすごいスピードでうねりをリッピングしたり楽しみながら3時間かけて横断、疲れただろうによく実にはすでにサップボードでダウンウインドしに来ていた。まだ11歳の小学生だが、目つきが違う。みんな彼とカイレニーとの違いは金銭面だというけれど、私は金銭面など気力、やる気、やりたいことに向かう精神力に比べたら金銭面などそれほど問題ではないと思う、このまま行けば彼もカイレニーのような素晴らしいウオーターマンになると思うし、実際彼はすでにジョーズに目を据えているのを私はよ〜く知っている、なぜなら何にも関係ないのにピアヒチャレンジのための儀式(大会でもない時に無事にできるようハワイ式に祈る儀式)の時にも見に来ていたし、その時にいた選手を見る目はただの憧れではなく、必ず自分もいつかという強い視線で見つめていたから。
いつかはピアヒで乗りたいねと声をかけたら恥ずかしそうにではあったけれど、しっかり強くうなづいてた。
ピアヒに出るのは一人ではできることではないし、サポートしてくれる人がいないとできないが、私の予想では誰かが誘ってくれたらこの冬にでも行ってしまうような気がする。

ちょっと前にウイング始めたと思ったらどんどんジャンプし始めてるキッズがたくさん、その中の一人がケイデンプリチャード。多分7歳くらい? これは昨日のライディング、この間ヨチヨチ歩きなのにスケートパークにきてコーチング受けてると思ったら、目の前でこんなジャンプ見せつけられた。

 もう一人、まだまだ技術的には全然なのだがこの子は上手くなるんじゃないかという子がいる。名前はコア、ファビオ、スペイン人のお母さんとイタリア人のお父さんはヨーロッパから来た人らしく、彼らが海に入ってるのを見たことはないけれど、コアは毎日のように(今学校が休みなので)海に来ている。結構な強い風の中一人で頑張ってやっている様子は見ていて、本当にインスピレーションをもらう。
彼の素晴らしいのは親に言われてやっているわけでもなく、自分でやりたいことを決め、そして自分で風のコンディションを見て、どこでやるか考え、道具も親の助けを借りずに全て自分で運んだり、セッティングしている点。
何から何まで自分でやってる、私の半分くらいしか身長がないのに。サーフィンも結構真うまいらしい。
そして夏のカナハはかなりの強風なおで四苦八苦しながら朝早く弱い時に頑張って、そのあとハーバーに移動して練習したりしている。ずっとウインドサーフィンを練習していたが、数日前気がついたらウイングに変わっていた。
そして何回かやっただけで乗れるようになってしまってからはウイングに夢中になっている。道具が軽いし、スピードもあるから楽しいのだろう。
誰にも手伝ってもらわずに一人で黙々と練習している様子は大人よりすごい。そして彼の目の輝きは小さい頃(今でも変わらないけど)のカイレニーやボボ、アニーライカートに通じるものがある。
彼も将来このまま行けば素晴らしい選手になるんじゃないかな?

カイ、コナー、他にもプロサーファーのアルビー・レイヤー、マット・メオラ、みんな生まれたときから知っててそれぞれの成長を見てきてるけど、こうやって小さい子が成長し、立派に育ち、またその下の子供たちに影響をあたえ、応援したり、挑戦をサポートしたりしている様子を見るのは、年をとってみんなのAntieTomokoになるのも悪くないなと思う。海でのパフォーマンスだけでなく謙虚で、目上の人へのリスペクトを忘れず、下の子たちのサポートを欠かさない、素晴らしい新しい世代を本当に誇らしく思っている。他にも書き始めたらきりがないほどたくさんのキッズ、ティーンエイジャーがすごい勢いで伸びてきている。本当に楽しみ!


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